JPS62263428A - 位相変化測定装置 - Google Patents

位相変化測定装置

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JPS62263428A
JPS62263428A JP10644086A JP10644086A JPS62263428A JP S62263428 A JPS62263428 A JP S62263428A JP 10644086 A JP10644086 A JP 10644086A JP 10644086 A JP10644086 A JP 10644086A JP S62263428 A JPS62263428 A JP S62263428A
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JP
Japan
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light wave
light
measured
wave
phase change
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JP10644086A
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English (en)
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Minoru Yoshii
実 吉井
Tetsushi Nose
哲志 野瀬
Yukichi Niwa
丹羽 雄吉
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は位相変化測定装置に関し、特に光ヘテロゲイン
技術を用いた光波干渉方式を利用し、被測定物の屈折率
分布等を検出するのに好適な位相変化測定装置に関する
〔従来技術〕
従来、被測定物の面精度、厚み、均質性等を検知する方
法として、マツハツエンダ−タイプ、フイソータイプ、
トワイマン・クリーンタイプ等の干渉計を用いた方法が
あった。この種の干渉計は全て被測定物を介して得られ
る位相差が生じた波面を検出して被測定物の物理情報を
知るものであり、単に干渉縞を観察又は光強度分布に変
換して処理したり、位相干渉計の如く干渉縞の各位置に
於る時間的な位相変化を検出したりして測定を行なう。
この種の干渉計を用いて例えば被測定物の屈折率分布を
測定する場合、一般に屈折率分布を存する試料に平面波
を透過させ、この平面波の位相変化を干渉縞の強度分布
に変換し測定する。試料の厚さをd1平面波の位相変化
をΔφ、屈折率差をΔnとすると、屈折率差Δnは以下
の式で求めることが出来る。
Δn=Δφ/d この方式で測定精度を決定づけるパラメータは、言うま
でもな(位相差Δφであり、干渉縞を観察したり、直接
光強度分布に変換して処理する方式では位相差Δφを高
精度に検出することは出来ない。又、位相干渉計はある
程度精度良くΔφを検出出来るが、ミラー等を高精度に
微小振動させる必要があり、装置構成が複雑で駆動部を
要するという欠点がある。
一方、光ヘテロダイン技術を用いた干渉方式は、ミラー
等を可動にする必要がなく、且つ非常に高精度で位相変
化を検出することが可能であり、優れた位相変化測定装
置を得ることが出来る。しかしながら、従来の光ヘテロ
ダイン技術を利用した装置は、検出する信号が異なる周
波数の2つの光波の重ね合せによるビート信号である為
、測定に際し被測定物の面精度等の大略の物理情報を予
め知ることが出来なかった。従って、被測定物を装置に
セットする場合など被検箇所を定めるのに手間がかかり
、被測定物の特性に応じて予め装置の調整をすることも
出来なかった。
〔発明の概要〕
本発明の目的は、上記従来の欠点に鑑み、光へテロダイ
ンを用いた干渉方式を利用し、高精度に位相変化を検出
出来ると共に被測定物の面精度等の大略の特性を容易に
知ることが可能な位相変化測定装置を提供することにあ
る。
上記目的を達成する為に、本発明に係る位相変化測定装
置は、周波数が異なる第1の光波と第2の光波を発生さ
せる手段と、前記第1の光波と第2の光波の一方を被測
定物に指向し透過或いは反射せしめた後、第1の光波と
第2の光波とを合波せしめる光学手段と、前記光学手段
で得られる光波を受光し、第1の光波と第2の光波との
差周波数のビート信号の位相変化をもとに被測定物を透
過或いは反射した光波の位相変化を検出する検出手段と
、所定周波数の第3の光波で被測定物を照射し、被測定
物により位相変化が生じた第3の光波から干渉縞を形成
する干渉縞形成手段と、前記干渉縞をモニターする観察
手段とを有することを特徴としている。
尚、本発明の更なる特徴は以下に示す実施例に記載され
ている。
〔実施例〕
第1図は本発明に係る位相変化測定装置の構成例を示す
図である。図中、1は被測定物で、内部に屈折率分布を
有する透明な試料、2はレーザ等の可干渉光源、3はλ
/2板で、可干渉光源2から出射する光束の偏光面を紙
面法線に対して45°傾ける。
4は偏光ビームスプリッタ−(以下、PBSと記す。)
で、λ/2板3を通過した光束を偏光面のP方位とS方
位に分け、大略等強度の互いに偏光面が直交する2つの
光波を生成する。5及び6は夫々PBS4で生成した2
つの光波を回折する音響光学変調素子(以下、A10素
子と記載する。)、7及び8はA10素子で回折された
光波を反射し光路を変える平面反射鏡、9は2つの光波
を同一方向へ指向する為のPBS。
10t’!A10素子5.6で生じた回折光から所定次
数の光波のみを選択的に取り出すアパーチャー、11は
ビーム径を拡大させる為のビームエキスパンダー光学系
、12は光波を再度分離するP B S−113及び1
4はPB312で分離された2つの光波を反射し光路を
変える平面反射鏡、15は平面反射鏡14で反射された
光波と平面反射鏡13で反射され被測定物1を透過した
光波とを重ね合わせ合波するPBS、16はPBS15
を介して得られる光波を後述する検出器19.20に導
(結像光学系で、被測定物lを検出器19.20のセン
サ面上に結像する様に構成されている。17は合波され
たP方位とS方位の光波を夫々円偏光に変換するλ/4
板、18はλ/4板15を通過し円偏光となった光波を
分割して検出器19.21に導< PBSS19は微小
開口センサーから成る検出器、20は2次元走査が可能
な検出器、50は回転可能な可動ミラー、51はTVカ
メラ、52は偏光板、53はλ/4板或はλ/2板を示
す。尚、偏光板52とλ/4板(λ/2板)53は一体
に支持され、不図示の機構により図中矢印の如(光路内
に出して入れ可能である。
第2図はA10素子の原理説明図である。図中、21は
テルライトガラスやTeO2,PbMoO3等の結晶か
らなる基板、22は基板21に超音波を発生せしめる駆
動部、23は基板上の超音波から成る進行波を示す。
基板21にその端部から超音波を励起すると、超音波に
よる進行波が発生して波長に応じた屈折率の粗密が形成
される。この屈折率の粗密は進行型の所謂位相回折格子
としての機能を有する為、進行波に光束を入射させるに
際しレーザ光等の光波の周波数をドツプラーシフトさせ
る。このシフト量は超音波(進行波)の周波数に等しく
なり、超音波の進行方向側に回折される光波は、即ち図
示する+1次の光波はプラス側に、進行方向と逆側に回
折される光波、即ち図示する・・・1次の光波はマイナ
ス側に周波数がシフトする。従って、第1図に於て、例
えばA/○素子5及び6を夫々80MHz、81MHz
の超音波で駆動したとすると、夫々のA10素子5及び
6に入射する光波の±1次回折光は±80 M Hz 
±81 M Hzの周波数シフトを受けることになる。
ここで、測定に使用する2つの光波として互いに+1次
回折光を用いるとすれば、A10素子5及び6を介して
得られる測定用の第1の光波と第2の光波との周波数差
はI M Hzとなる。
以下、第1図に戻って、本位相変化測定装置に関し詳述
する。
第1に、被測定物lの測定すべき位置を定める際は、偏
光板52とλ/2板(λ/4板)53、及び可動ミラー
50を図の破線位置へ退避させてる。そして、レーザ等
の可干渉光源2のスイッチをOFF状態にし、TV左カ
メラ2で被測定物1をモニターしながら、結像光学系1
6に対し被測定物1とTV左カメラ1の受光面、及び検
出器19.20のセンサ面とが共役になる様にピント合
わせを行なう。このピント合わせは、被測定物1或いは
結像光学系16を光軸に沿って移動させて行なうのが好
ましい。ピント合わせの終了後偏光板52とλ/2板(
λ/4板)53を光路中に挿入し、可干渉光源2のスイ
ッチをONとすることにより以下述べる干渉縞の観察が
実行される。尚、ここでは偏光板53の偏光方位は紙面
に平行な方向(P方位)にしておく。
上述の状態で、可干渉光源2から出射した光束はλ/2
板3を介しPB、S4によって2光束に分割される。P
BS4を反射した光束はA/○素子6により回折を受け
、PBS4を透過した光束はA/’O素子5により回折
を受けて夫々平面反射鏡8及び7を介してPBS9へ指
向され、PH10によって重ね合わされた後、アパーチ
ャー10により特定次数の回折光のみが選択されて偏光
板52に入射する。ここでPBS4を反射した光束はS
偏光の光波から成り、PBS4を透過した光束はP偏光
の光波から成る為、偏光板52によりPH10を反射し
た光波は遮断され、P偏光の光波のみが通過する。続い
てこのP偏光の光波はλ/2板(λ/4板)53によっ
て円偏光の光波に変換され、ビームエキスパンダー光学
系11で光束径を拡大された後、PH312,15及び
平面反射鏡13.14から成るマツハツエンダ−タイプ
の干渉計部のPBS12を介して入射する。この光波(
以下、第3の光波と記す。)はPH312で再びP偏光
とS偏光の等強度の光波に分割され、平面反射鏡13を
介して被測定物1を透過した光波と平面反射鏡14で反
射された光波とがPBS15により同一光路に指向され
、λ/4板17で互いに逆回りの円偏光となって干渉可
能な様に重ね合わされると共に結像光学系16によって
TV左カメラ1の受光面上に結像され干渉縞を形成する
。従って、TV左カメラ1を介して干渉縞パターンを観
察することにより、被測定物lの屈折率分布に対応した
透過波面の形状を認知出来る為、干渉縞パターンを観察
しながら被測定物1の所望の測定位置を設定することが
可能となる。尚、干渉縞形成に用いた第3の光波の周波
数はA10素子6によりドツプラシフトを受けたもので
あり、後述する光へテロダインによる位相変化検出の際
の第1の光波に相当する光波である。
以上説明した様に、干渉縞をTV左カメラ1でモニター
することで被測定物lの位置を所望の位置に定めた後、
偏光板52及びλ/2板(λ/4板)53を光路から退
避させ、且つ可動ミラー50を光路中、即ち図中の実線
の位置まで移動(回転)させる。
この状態に於て、可干渉光源2から出射した光束はλ/
2板3を介してPBS4によって透過光、反射光に分割
される。ここで、前述の如く反射光はS方位の偏光面(
以下、S偏光と記す。)を有する光波であり、紙面に垂
直な方向に直線偏光している。この光波はA10素子6
により回折を受ける。ここで、A10素子6に発生させ
る超音波の周波数を81 M Hzとし、+1次回折光
を測定に用いるとすれば、+1次回折光である光波(以
下、第1の光波と記す。)は+81 M Hzの周波数
シフトを受けて、平面反射鏡8、PBS9、アパーチャ
10、ビームエキスパンダー光学系11、PBS12、
平面反射鏡14の順に光路を経てPBS15に指向され
る。
一方、PBS4を透過した透過光はP方位の偏光面(以
下、P偏光と記す。)を有する光波であり、紙面に平行
な方向に直線偏光しており、この光波はA10素子5に
より回折を受ける。ここで、A10素子5に発生させる
超音波の周波数を80 M Hzとし、+1次回折光を
測定に用いるとすれば、+1次回折光である光波(以下
、第2の光波と記す。)は+ 80 M Hzの周波数
シフトを受けて、平面反射鏡7、PBS9、アパーチャ
10、ビームエキスパンダー光学系11. PB312
、平面反射鏡13、被測定物1の順に光路を経てPBS
15に指向される。従って、第2の光波の位相は被測定
物lの屈折率分布に応じた位相変化を受けており、この
第2の光波と第1の光波とはPBS15により合波され
、結像光学系16を介し、λ/4板17を通過して互い
に逆回りの円偏光とすることによって干渉縞を形成する
今、被測定物lを通過した第2の光波とI M Hzだ
け周波数が異なる平面波の第1の光波とを合波した際の
光強度分布i(x、y、t)は、被測定物lの位置x、
yに於る第2の光波の位相変化をΔφ(x、y)とすれ
ば、 i(x、y、t) =a (x、y) +b (x、y
)cos (2yr X10’t+にΔφ(x、y)]
・・・・・・・・・(1) で表わすことが出来る。尚、ここでKは波数でありに=
2π/λ(λは波長)で示される。
従って、上記(1)に示す様に、第2の光波の位相変化
Δφ(x、y)はビート信号I M Hz即ち、2πX
IO’の位相変化として求まる。
前述の如くλ/4板17により互いに逆回りの円偏光と
なった第1の光波と第2の光波とは、PB518によっ
て分割され、一方は位相固定の微小開口の検出器19の
セシサ面へ、他方は2次元走査可能な検出器20へ結像
され、夫々の検出器でI M Hzのビート信号が検出
される。ここで、検出器19に結像される光波は、被測
定物lの任意の位置(xo、Yo)を通過した第2の光
波と第1の光波とから成り、この2つの光波の干渉によ
るI M Hzのビート信号が検出器19で検出され測
定に於る参照信号となる。
第3図は検出器19から出力される参照信号であるビー
ト信号Rと、検出器20から出力される位相情報(Δφ
)を有するビート信号Sとを時間を軸上で示したもので
ある。検出器20の光波の検出位置を1次元或いは2次
元走査することにより、第3図に示す如き信号を得て各
位置(x、y)に於る参照信号Rからの信号Sの位相差
Δφ(x、y)を電気的に検出することにより、第2の
光波の相対的な位相差Δφ(x、y)、即ち被測定物l
の屈折率分布を測定出来る。
第4図はビート信号R,Sから屈折率分布を得るまでの
概略ブロック図を示しており、30は位相検出器、31
はマイクロプロセッサ、32はCRT、プリンタ等の出
力装置を示す。検出器19及び20から得られたビート
信号R及びSは位相検出器30で処理され、位相差Δφ
(x、y)が算出されるが、この際、マイクロプロセッ
サ31によって検出器20の走査位置(x、y)を指定
し、順次その走査位置(x、y)に於るビート信号R,
Sを位相検出器30に取り込み処理する。尚、ビート信
号Rは実質的に一定である。位相検出器30で検出され
た位相差Δφ(x、y)の信号はA/D変換されてマイ
クロプロセッサ31に入力される。マイクロプロセッサ
31では所定の換算手順に従って位相差Δφ(X、y)
から屈折率分布n(x、y)を求め、出力装置32へn
(x、y)に関する信号を出力する。そして、出力装置
32は被測定物の屈折率分布に関する情報を数値或いは
画像の形式で表示する。
第5図(A)〜(D)はマイクロプロセッサ内で行なわ
れる屈折率分布への換算手順を示す図面の簡単な説明を
行なう為に1次元(X)データを処理する場合を示しで
あるが、原理的には2次元(x、y)データを処理する
場合でも処理方法に変わりはない。第5図(A)は位相
差Δφの直接データを示し、このデータは第2の光波の
波面の位相が±π/2の範囲内で折り返された形で測定
される。次に、この折り返されたデータから干渉縞の次
数の回復を行ない、第5図(B)に示す如きデータを得
る。更に、第5図(B)のデータには干渉計のティルト
と被測定物の厚さの不均一性等のノイズデータが含まれ
ている為、この種のノイズデータをコンピュータ上で補
正し、第5図(C)に示す如き位相差Δφの分布を得る
。最後に、被測定物の既知の厚さdと、Δn=Δφ/d
なる関係を用いて、第5図(D)に示す相対的な屈折率
分布Δnを得る。
本実施例に於る微小開口の検出器19としては、APD
 (アバランシェ・フォト・ダイオード)、ピンホール
とPINフォトダイオードやフォトマル等を組み合わせ
たセンサを用いることが出来る。又、走査可能な検出器
20としては、微小開口を走査するイメージディテクタ
ー、コンピュータによって位置制御可能なステーシュ・
に設置したAPD又はピンホールとPINフォトダイオ
ードやフォトマル等のセンサとの組み合わせを用いるこ
とが出来る。
更に、本実施例では異なる周波数の光波を得るのにA1
0素子を用いているが、この他ブラッグセル等の素子を
用いても光波にドツプラシフトを与えることが出来る。
又、可干渉光源としてゼーマンレーザを用いれ°ば、同
一光源から異周波数の光束を出射せしめることが出来、
構成が簡便となる。
又、本実施例でλ/2板3を用いるのは、PH10で光
束を等強度に分割して干渉縞の明暗比を向上させる為で
あり、λ/2板3の代わりに可干渉光源2を光軸回りに
回転させ、可干渉光源から出射する光束の偏光方向がP
H10の直交偏波面に対して45°になるよう配置して
も良い。又、検出器19及び20に合波した光波を指向
するPBS18はハーフミラ−で置き換えることも出来
る。
第6図は第1図で示した実施例の変形例を示す図である
。ここでは、A10素子5,6を有する系、換言すれば
異周波数の光波の発生部の拡大図を示しており、図中、
第1図と同部材には同符番が符してあり、54は遮光板
を示す。
第1図の実施例では、A10素子5.6により異なるド
ツプラーシフトを受けた2つの光波、第1の光波と第2
の光波とから一方の光波のみを取り出し、第3の光波と
する為に偏光板とλ/2板又はλ/4板を用いている。
しかしながら本実施例では偏光板の代わりに遮光板54
を一方の光波の光路中、ここではS偏光した第1の光波
の光路(平面反射鏡8とPBS9との間)に出し入れ可
能な様に配置し、干渉槁観察時は光路中に挿入して第1
の光波を遮蔽し、PBS9を通過したP偏光した第2の
光波をアパーチャ10を介しλ/2板(λ/4板)53
により円偏光として第3の光波を得ている。
第7図は本発明に係る位相変化測定装置の他の構成例を
示す図である。図中、第1図と同部材には同符番を符し
てあり、100及び101はピンホールを示す。
本実施例に係る装置は被測定物1が可干渉光源2から出
射される光束の光束径程度の大きさを持つ場合に好適な
構成を備えている。即ち、第1図の装置がビームエキス
パンダー系を有していたのに対し、本実施例ではビーム
エキスパンダー系は不要であり、A10素子5及び6を
直接マツハツエンダ−タイプの干渉計部に配している。
従って、装置構成が簡便となり、光学素子の数も減少す
る為組立てに際し調整に係る時間も短縮される。
第8図は本発明に係る位相変化測定装置の更なる構成例
を示す図である。図中、第7図と同部材には同符番が符
してあり、110及び111はビームエキスパンダー光
学系を示す。
本実施例に係る装置は第7図に示す装置と基本構成は同
一で、且つ、第1図の装置同様にある程度の大きさを有
する被測定物lの測定を可能にするものである。即ち、
本実施例ではビームエキスパンダー光学系110,11
1を干渉計部の2つの光波の光路中に配し、夫々の光波
の光束径を拡大している。従って、小型且つ汎用性の高
い測定装置を提供出来る。尚、第1図及び第7図に示す
如きビームエキスパンダー光学系11,110,111
は収差が測定誤差範囲内に納まる程小さい必要があるこ
とは言うまでもない。
尚、第7図及び第8図に示す各実施例に於て、被測定物
lの測定位置を予め定める際は以下の様にして行なう。
即ち、A10素子5及び6の駆動部22(第2図参照)
と所定の制御装置(コントローラー)とを結び、入力装
置を介して制御装置に対してA10素子5及び6のON
、OFFの指令を与える様に装置を構成してお(。干渉
縞をTVカメラ51でモニターする際は、制御装置にO
FF信号を入力し、これによってA10素子5及び6の
駆動部22を停止させ素子の回折機能を止めることによ
り、可干渉光源2から出射する光束自体が直接的に干渉
縞形成用の第3の光波となって働くことになる。
尚、干渉縞のモニタ一方法及び光ヘテロゲインによる位
相変化測定の手順は第1図の実施例と同様である為、こ
こでは説明を省略する。
以上説明した各実施例では、PBS12.15及び平面
反射鏡13.14で光路を定められた干渉計部は所謂マ
ツハツエンダ−タイプの干渉計で構成されており、第2
の光波が被測定物を一度しか通過しない為に本位相変化
測定装置に用いる干渉計としては最も好ましい。しかし
ながら、光学調整は若干面倒であるが、例えばフィゾー
タイプやトワイマングリーンタイプの干渉計を適用する
ことも可能である。この種の干渉計で被測定物の屈折率
分布を測定する際は、反射鏡を介して光波が被測定物を
往復する(2度通過する)為、光波が被測定物の同一位
置を通過する様に補償してやる必要がある。
従って、測定精度を向上させる為には、一般に被測定物
の後方に配置される反射鏡と被測定物とを近接されるか
、好ましくは密着させて測定するのが良い。
本発明によれば、検出器の感度や精度によっては位相変
化の検出精度を数十分のλの値まで得ることが期待出来
、例えば、被測定物の厚さを0.1mm、Δn二0.1
程度の場合には10−6程度の繰り返し精度で屈折率分
布を求めることが可能である。更に前述の様にマイクロ
プロセッサ等の処理装置を用い、検出器の走査と位相検
出とをプログラム化することにより自動的に屈折率分布
を測定出来、且つ高速測定も可能である。
〔発明の効果〕
以上、本発明に係る位相変化測定装置は、光へテロダイ
ン方式を用いて高精度に位相変化を検出出来るだけでな
く、被測定物の特性を干渉縞をモニターして観察するこ
とが可能な為に、測定に際し被測定物の測定位置を容易
且つ速やかに行なうことが出来る測定装置である。又、
とりわけ被測定物の屈折率分布を測定するのに好適であ
り、所望の被測定箇所を高速、高精度に測定出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る位相変化測定装置の構成例を示す
図。 第2図は音響光学(A10)素子の機能説明図。 第、3図は参照ビート信号Rと位相情報を有するビート
信号Sとを示す図。 第4図は屈折率分布測定の際の概略ブロック図。 第5図(A)〜(D)はマイクロプロセッサ内に於る位
相差データ・から屈折率分布を得るまでの換算手順を示
す図。 第6図は第1図に示す実施例の変形例を示す図。 第7図及び第8図は本発明に係る位相変化測定装置の他
の構成例を示す図。 l ・・・・・・・・・・・・被測定物、2 ・・・・
・・・・・・・・可干渉光源、3・・・・・・・・・・
・・ λ/2板、4.9,12,15.18  ・・・
・・・・・・偏光ビームスプリッタ−(PBS)、 5.6・・・・・・・・・・・・ 音響光学(A10)
素子、7.8,13.14  ・・・・・・・・・・・
・平面反射鏡、10.100,101  ・・・・・・
・・・・・・ アパーチャ、11.110,111  
・・・・・・・・・・・・ ビームエキスパンダー光学
系、 16  ・・・・・・・・・・・・結像光学系17 ・
・・・・・・・・・・・ λ/4板19  ・・・・・
・・・・・・・ 微小開口センサを有する検出器、20
  ・・・・・・・・・・・・ 2次元走査可能な検出
器、21 ・・・・・・・・・・・・基板、22  ・
・・・・・・・・・・・駆動部、23 ・・・・・・・
・・・・・進行波、30 ・・・・・・・・・・・・位
相検出器、31 ・・・・・・・・・・・・ マイクロ
プロセッサ、32 ・・・・・・・・・・・・ 出力装
置、50 ・・・・・・・・・・・・可動ミラー、51
  ・・・・・・・・・・・・ TV左カメラ52 ・
・・・・・・・・・・・偏光板、53 ・・・・・・・
・・・・・ λ/2板或いはλ/4板、54 ・・・・
・・・・・・・・遮光子弟2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周波数が異なる第1の光波と第2の光波を発生さ
    せる手段と、前記第1の光波と第2の光波の一方を被測
    定物に指向し透過或いは反射せしめた後、第1の光波と
    第2の光波とを合波せしめる光学手段と、前記光学手段
    で得られる光波を受光し、第1の光波と第2の光波との
    差周波数のビート信号の位相変化をもとに被測定物を透
    過或いは反射した光波の位相変化を検出する検出手段と
    、所定周波数の第3の光波で被測定物を照射し、被測定
    物により位相変化が生じた第3の光波から干渉縞を形成
    する干渉縞形成手段と、前記干渉縞をモニターする観察
    手段とを有する位相変化測定装置。
JP10644086A 1986-05-09 1986-05-09 位相変化測定装置 Pending JPS62263428A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10644086A JPS62263428A (ja) 1986-05-09 1986-05-09 位相変化測定装置
US07/047,258 US4842408A (en) 1986-05-09 1987-05-08 Phase shift measuring apparatus utilizing optical meterodyne techniques

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JP10644086A JPS62263428A (ja) 1986-05-09 1986-05-09 位相変化測定装置

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JPS62263428A true JPS62263428A (ja) 1987-11-16

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ID=14433696

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JP10644086A Pending JPS62263428A (ja) 1986-05-09 1986-05-09 位相変化測定装置

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JP (1) JPS62263428A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02234048A (ja) * 1989-02-06 1990-09-17 Britton Chance 位相変調分光
US5303033A (en) * 1991-11-19 1994-04-12 Olympus Optical Co., Ltd. Gradient index measuring apparatus
RU2601729C1 (ru) * 2015-09-18 2016-11-10 Александр Сергеевич Мачихин Метод и устройство для регистрации спектральных цифровых голографических изображений оптически прозрачных микрообъектов

Cited By (3)

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JPH02234048A (ja) * 1989-02-06 1990-09-17 Britton Chance 位相変調分光
US5303033A (en) * 1991-11-19 1994-04-12 Olympus Optical Co., Ltd. Gradient index measuring apparatus
RU2601729C1 (ru) * 2015-09-18 2016-11-10 Александр Сергеевич Мачихин Метод и устройство для регистрации спектральных цифровых голографических изображений оптически прозрачных микрообъектов

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