JPS63263278A - 圧縮機用摺動部材 - Google Patents
圧縮機用摺動部材Info
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- JPS63263278A JPS63263278A JP9557187A JP9557187A JPS63263278A JP S63263278 A JPS63263278 A JP S63263278A JP 9557187 A JP9557187 A JP 9557187A JP 9557187 A JP9557187 A JP 9557187A JP S63263278 A JPS63263278 A JP S63263278A
- Authority
- JP
- Japan
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- coating material
- sliding
- rotating shaft
- ceramic fibers
- compressor
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Landscapes
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
この発明は回転軸やピストン等の摺動部材を用いた圧縮
機に関する。
機に関する。
°(ロ) 従来の技術
従来の圧縮機用摺動部材は例えば特公昭58−3619
7号公報に示されているように構成されている。ここで
、この公報を参考に従来例を説明する。第4図及び第5
図において、50は鋳鉄の鋳造により形成された回転軸
で、この回転軸は切削加工等によりtW定寸法に加工さ
れる。そして、回転軸50には加工時のよごれや油分を
除去する脱脂、後述するコーテイング材51の密着性を
高めるリン酸塩処理、パフ研磨等の一連の作業が施され
ている。この後、回転軸50の摺動面には耐摩耗性を増
すために二硫化モリブデンを含有したエポキシ樹脂がス
プレーコーティングされている。
7号公報に示されているように構成されている。ここで
、この公報を参考に従来例を説明する。第4図及び第5
図において、50は鋳鉄の鋳造により形成された回転軸
で、この回転軸は切削加工等によりtW定寸法に加工さ
れる。そして、回転軸50には加工時のよごれや油分を
除去する脱脂、後述するコーテイング材51の密着性を
高めるリン酸塩処理、パフ研磨等の一連の作業が施され
ている。この後、回転軸50の摺動面には耐摩耗性を増
すために二硫化モリブデンを含有したエポキシ樹脂がス
プレーコーティングされている。
最後に回転軸50は乾燥炉に入れ150〜180Cで3
0分程度加熱されてコーテイング材51が焼付けられる
ようにしてい−る。
0分程度加熱されてコーテイング材51が焼付けられる
ようにしてい−る。
この構造の摺動部材では回転軸50の摺動面に二硫化モ
リブデンを含有したエポキシ樹脂で形成されたコーテイ
ング材51をコーティングし、一時的な高荷重に対して
摺動面が焼き付かないようにしている。
リブデンを含有したエポキシ樹脂で形成されたコーテイ
ング材51をコーティングし、一時的な高荷重に対して
摺動面が焼き付かないようにしている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点しかしながら、
二硫化モリブデンを含有したエポキシ樹脂のコーテイン
グ材51は二硫化モリブデンが長期に亘る運転に対して
他の固形潤滑材に比べて耐摩耗性が劣っており、また、
エポキシ樹脂が摺動面の摩擦及び発熱により破壊されや
すいので、摺動面の摩耗を長期に亘って低減させられず
、インバータ等で電動機の回転周波数を高くする圧縮機
で特に耐摩耗性が悪くなる等の問題があった。
二硫化モリブデンを含有したエポキシ樹脂のコーテイン
グ材51は二硫化モリブデンが長期に亘る運転に対して
他の固形潤滑材に比べて耐摩耗性が劣っており、また、
エポキシ樹脂が摺動面の摩擦及び発熱により破壊されや
すいので、摺動面の摩耗を長期に亘って低減させられず
、インバータ等で電動機の回転周波数を高くする圧縮機
で特に耐摩耗性が悪くなる等の問題があった。
この発明は上記の問題を解決するために、摺動部材の摺
動向にカーボン粒とセラミック繊維とを含有するポリア
ミドイミド樹脂をコーティングし、摺動向の耐摩耗性を
向上させることを目的としたものである。
動向にカーボン粒とセラミック繊維とを含有するポリア
ミドイミド樹脂をコーティングし、摺動向の耐摩耗性を
向上させることを目的としたものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段
この発明は摺動部材の摺動面にカーボン粒とセラミック
繊維とを含有するポリアミドイミド等の耐熱性樹脂をコ
ーティングして被膜を形成したものである。
繊維とを含有するポリアミドイミド等の耐熱性樹脂をコ
ーティングして被膜を形成したものである。
(ホ) 作用
この発明は上記のように構成したことにより、耐熱性に
優れたポリアミドイミド樹脂中に、自己潤滑性及び長期
に亘る耐摩耗性の優れたカーボン粒と、硬さを増して耐
摩耗性を向上させるセラミック繊維とを含ませ、このカ
ーボン粒とセラミック繊維とを樹脂中でからみ合わせる
ようにし、カーボン粒の脱落を防止して摺動面の耐摩耗
性が向上するようにしたものである。
優れたポリアミドイミド樹脂中に、自己潤滑性及び長期
に亘る耐摩耗性の優れたカーボン粒と、硬さを増して耐
摩耗性を向上させるセラミック繊維とを含ませ、このカ
ーボン粒とセラミック繊維とを樹脂中でからみ合わせる
ようにし、カーボン粒の脱落を防止して摺動面の耐摩耗
性が向上するようにしたものである。
(へ) 実施例
以下この発明を第1図乃至第3図に示す実施例に基いて
説明する。
説明する。
1は圧縮機に使用される回転軸で、この回転軸は鋳鉄の
鋳造により形成された後、第3図に示す各工程の処理が
施されている。まず、回転軸1は切削加工により所定の
寸法に加工される。次に、回転軸1は加工時のよごれや
油分を除去する脱脂、後述するコーテイング材2の密着
性を高めるリン酸塩処理、180〜2301Z’で30
〜60分の熱処理、パフ研磨等の一連の作業を施されて
いる。
鋳造により形成された後、第3図に示す各工程の処理が
施されている。まず、回転軸1は切削加工により所定の
寸法に加工される。次に、回転軸1は加工時のよごれや
油分を除去する脱脂、後述するコーテイング材2の密着
性を高めるリン酸塩処理、180〜2301Z’で30
〜60分の熱処理、パフ研磨等の一連の作業を施されて
いる。
そして、回転軸1の摺動面にはカーボン粒3とセラミッ
ク繊維4とをポリアミドイミド樹脂5に含ませたコーテ
イング材2がコーティングされる。
ク繊維4とをポリアミドイミド樹脂5に含ませたコーテ
イング材2がコーティングされる。
コーテイング材2は自己潤滑性及び長期に亘る耐摩耗性
の優れた粒径10μ以下のカーボン粒3と、硬さを増し
て耐摩耗性を向上させるセラミック繊維4とをポリアミ
ドイミド樹脂5に含浸させて溶剤で希釈して形成してい
る。すなわち、コーテイング材2は重量比でカーボン粒
3を30〜50%、アルミナ繊維、炭化ケイ素ウィスカ
及び炭素繊維等のいずれかのセラミック繊維4を5〜3
0%、及びポリアミドイミド樹脂5を20〜65%含ん
で形成されている。そして、回転軸1の摺動面にはスプ
レーコーティングでコーテイング材2が30〜50μ程
度塗布される。その後、コーテイング材2は乾燥炉によ
り230〜260Cで60分加熱されて回転軸1に焼付
けられる。最後に、コーテイング材2は研磨されて5〜
10μの被膜を残して形成される。
の優れた粒径10μ以下のカーボン粒3と、硬さを増し
て耐摩耗性を向上させるセラミック繊維4とをポリアミ
ドイミド樹脂5に含浸させて溶剤で希釈して形成してい
る。すなわち、コーテイング材2は重量比でカーボン粒
3を30〜50%、アルミナ繊維、炭化ケイ素ウィスカ
及び炭素繊維等のいずれかのセラミック繊維4を5〜3
0%、及びポリアミドイミド樹脂5を20〜65%含ん
で形成されている。そして、回転軸1の摺動面にはスプ
レーコーティングでコーテイング材2が30〜50μ程
度塗布される。その後、コーテイング材2は乾燥炉によ
り230〜260Cで60分加熱されて回転軸1に焼付
けられる。最後に、コーテイング材2は研磨されて5〜
10μの被膜を残して形成される。
このように構成された圧縮機用摺動部材において、回転
軸1はその摺動面に自己潤滑性があるだけでなく長期に
亘る耐摩耗性の優れたカーボン粒3と、硬度を増してカ
ーボン粒3の脱落を防止するセラミック繊維4と、摩擦
及び発熱により破壊されにくいポリアミドイミド樹脂5
とからなるコーテイング材2をコーティングすることに
より、摺動向の耐摩耗性を向上している。しかも、自己
潤滑性の高いカーボン粒3はポリアミドイミド樹脂5中
でセラミック繊維4にからみ合わせて、脱落しにくくさ
せることにより、油膜切れ時に耐摩耗性を向上させられ
るようにしている。また、コーテイング材2には硬度を
増すセラミック繊維4が含まれているので、相手側部材
との凝着を防止し、摺動面の耐摩耗性を向上するように
している〇この発明はカーボン粒3とセラミック繊維4
とをポリアミドイミド樹脂5に含浸させたコーテイング
材2で回転軸1の摺動面をコーティングすることにより
、この回転軸の摺動向の耐摩耗性を向上し、長期に亘っ
て摩耗が生じに<<シたものである。
軸1はその摺動面に自己潤滑性があるだけでなく長期に
亘る耐摩耗性の優れたカーボン粒3と、硬度を増してカ
ーボン粒3の脱落を防止するセラミック繊維4と、摩擦
及び発熱により破壊されにくいポリアミドイミド樹脂5
とからなるコーテイング材2をコーティングすることに
より、摺動向の耐摩耗性を向上している。しかも、自己
潤滑性の高いカーボン粒3はポリアミドイミド樹脂5中
でセラミック繊維4にからみ合わせて、脱落しにくくさ
せることにより、油膜切れ時に耐摩耗性を向上させられ
るようにしている。また、コーテイング材2には硬度を
増すセラミック繊維4が含まれているので、相手側部材
との凝着を防止し、摺動面の耐摩耗性を向上するように
している〇この発明はカーボン粒3とセラミック繊維4
とをポリアミドイミド樹脂5に含浸させたコーテイング
材2で回転軸1の摺動面をコーティングすることにより
、この回転軸の摺動向の耐摩耗性を向上し、長期に亘っ
て摩耗が生じに<<シたものである。
尚、この発明においては、回転軸1の摺動向にコーテイ
ング材2をコーティングしたものについて説明したが、
軸受、ピストン、ローラ及びベーン等の圧縮機に使用さ
れる他の摺動部材の摺動向にコーテイング材をコーティ
ングしても同様な効果を有することは言うまでもない。
ング材2をコーティングしたものについて説明したが、
軸受、ピストン、ローラ及びベーン等の圧縮機に使用さ
れる他の摺動部材の摺動向にコーテイング材をコーティ
ングしても同様な効果を有することは言うまでもない。
(ト) 発明の効果
この発明の圧縮機用摺動部材は摺動部材の摺動面にカー
ボン粒とセラミック繊維とを含有するポリアミドイミド
等の耐熱性樹脂をコーディングして被膜を形成したこと
により、カーボン粒をセラミック繊維でからみ合わせて
、このカーボン粒が脱落しないようにし、カーボン粒と
ポリアミドイミド樹脂との自己潤滑性を十分に発揮して
摺動面の耐摩耗性を向上できるようにしている。しかも
、ポリアミドイミド樹脂はセラミック繊維を含浸させて
硬度を高めているので、コーテイング材と相手側部材と
の凝着を防止でき、摺動面の耐摩耗性を向上できるよう
にしたものである。
ボン粒とセラミック繊維とを含有するポリアミドイミド
等の耐熱性樹脂をコーディングして被膜を形成したこと
により、カーボン粒をセラミック繊維でからみ合わせて
、このカーボン粒が脱落しないようにし、カーボン粒と
ポリアミドイミド樹脂との自己潤滑性を十分に発揮して
摺動面の耐摩耗性を向上できるようにしている。しかも
、ポリアミドイミド樹脂はセラミック繊維を含浸させて
硬度を高めているので、コーテイング材と相手側部材と
の凝着を防止でき、摺動面の耐摩耗性を向上できるよう
にしたものである。
第1図乃至第3図はこの発明を示し、第1図は回転軸の
縦断面図、第2図は回転軸にコーテイング材を塗布した
状態を示す要部拡大断面図、第3図は回転軸の処理工程
を示すブロック図、第4図及び第5図は従来例を示し、
第4図は回転軸の要部断面図、第5図は回転軸の処理工
程を示すブロック図である。 1・・・回転軸、 2・・・コーテイング材、 3・・
・カーボン粒、 4・・・セラミック繊維、 5・・
・ポリアミドイミド樹脂。
縦断面図、第2図は回転軸にコーテイング材を塗布した
状態を示す要部拡大断面図、第3図は回転軸の処理工程
を示すブロック図、第4図及び第5図は従来例を示し、
第4図は回転軸の要部断面図、第5図は回転軸の処理工
程を示すブロック図である。 1・・・回転軸、 2・・・コーテイング材、 3・・
・カーボン粒、 4・・・セラミック繊維、 5・・
・ポリアミドイミド樹脂。
Claims (1)
- 1. 回転軸やピストン等の摺動部材を用いた圧縮機に
おいて、前記摺動部材はその摺動面にカーボン粒とセラ
ミック繊維とを含有するポリアミドイミド等の耐熱性樹
脂をコーティングして被膜を形成したことを特徴とする
圧縮機用摺動部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9557187A JPS63263278A (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | 圧縮機用摺動部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9557187A JPS63263278A (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | 圧縮機用摺動部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63263278A true JPS63263278A (ja) | 1988-10-31 |
Family
ID=14141279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9557187A Pending JPS63263278A (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | 圧縮機用摺動部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63263278A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016529438A (ja) * | 2013-08-23 | 2016-09-23 | イートン コーポレーションEaton Corporation | コーティングを含んだ流体装置の出力軸 |
WO2018146764A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 三菱電機株式会社 | ロータリ型圧縮機 |
-
1987
- 1987-04-17 JP JP9557187A patent/JPS63263278A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016529438A (ja) * | 2013-08-23 | 2016-09-23 | イートン コーポレーションEaton Corporation | コーティングを含んだ流体装置の出力軸 |
WO2018146764A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 三菱電機株式会社 | ロータリ型圧縮機 |
JPWO2018146764A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2019-11-07 | 三菱電機株式会社 | ロータリ型圧縮機 |
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