JPS63262269A - 印字装置のフイ−ドロ−ラ支持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 五豊光災 この発明は、プリンタ・プロッタ・タイプライタなどの
印字装置に適用し得る。詳しくは、そのような印字装置
おいて、プラテンに押し当ててその間で用紙を挟んで搬
送するフィードローラの支持機構に関する。

丈釆投地 従来、この種のフィードローラ支持機構は、たとえば第
４図に示すように、ゴム製のフィードローラ（１）を圧
入または焼入れ接着等で複数固着してなる１本のローラ
軸（２）を左右対向する一対の支持アーム（３）の両端
間にそれぞれ掛は渡し、それら一対の支持アーム（３）
の互いの中央を貫通して１本の支持軸（４）を掛は渡し
、全体で１組のフィードローラユニット（５）を構成し
ていた。そして、そのフィードローラユニット（５）を
プラテン（６）に沿って２組左右に並べて配し、それら
各フィードローラユニット（５）の前記支持軸（４）の
両端を左右対向する一対のアングル部材（７）でそれぞ
れ回動自在に支持していた０図中符号（８）はディフレ
クタであり、（９）はアングル部材（７）を一方向に付
勢する付勢ばねである。

ところが、このような従来のフィードローラ支持機構は
、用紙の搬送にはなんら問題ないが、ゴム製のフィード
ローラ（１）を圧入または焼入れ接着等で複数固着した
ローラ軸（２）を２本使用するから１個々のフィードロ
ーラユニット（５）の製作コストが高くなり、さらにそ
れをたとえば第４図に示すように２組左右に並べて使用
するから、かなり高価となる問題点があった。

目　　　　　的 そこで、この発明の目的は、上述した印字装置において
、そのような問題点を解消し、安価なフィードローラ支
持機構を提供することにある。

構　　　成 そのため、この発明による印字装置のフィードローラ支
持機構は、たとえば以下の図示実施例に示すとおり、支
持アーム（２８）の−側に２本のローラ軸（２９）を立
ててそれら各ローラ軸（２９）に各々そのローラ軸（２
９）を中心として回転自在にプラスチック製のフィード
ローラ（３０）を取り付け片持ち支持するとともに、他
方該支持アーム（２８）の他側に１本の支持軸（２６）
を立てて全体で１組のフィードローラユニット（２５）
を構成し、そのフィードローラユニット（２５）を複数
組プラテン（３３）に沿って配し、たとえば解除レバー
（１２）のような外部操作部材を用いてともに回動して
前記フィードローラ（３０）を前記プラテン（３３）に
押し当てまたはその押し当てを解除する複数のアングル
部材（２１）に、それぞれ前記支持軸（２６）を回動自
在に取り付けて支持することを特徴とする。

以下、図面を参照しつつ、この発明の一実施例につき説
明する。

第１図は、この発明によるフィードローラ支持機構を備
えるプリンタで、その内部機構の分解図を示す。図中符
号（１０）・（１１）は左右の側板であり。

左側板（１０）の外側には解除レバー（１２）や付勢ば
ね（１３）で一方向に付勢するペイルレバー（１４）等
を設け、また右側板（１１）の外側には付勢ばね（１５
）で一方向に付勢するペイルアーム（１６）等を設ける
。そして、それらの左右側板（１０）・（１１）間には
メインステー（１７）とともにリアスチー（１８）を掛
は渡し、両側板（ｌＯ）・（１１）間にねじれ等を生じ
ないようにそれらを堅固に固定する。

メインステー（１７）には、中央部左右と両端にそれぞ
れ解除プレート（２０）・アングル部材（２１）・引張
ばね（２２）の取付部（イ）・（ロ）・（ハ）・（ニ）
を形成する。そして、それらの各取付部には、それぞれ
プレート嵌合穴（１７ａ）、　　アングル部材挿通穴（
１７ｂ）・（１７ｃ）、ばね掛止穴（１７ｄ）を設ける
。また、メインステー（１７）の中央にも、別途ばね掛
止穴（１７ｅ）をあけてなる、しかして、プレート嵌合
穴（１７ａ）にそれぞれ嵌合部（２０ａ）を嵌合してそ
のうち両端のプレート嵌合穴（１７ａ）にその嵌合部（
２０ａ）に形成するフック部（２０ｂ）を掛は止め、ま
たばね掛止穴（１７ｅ）に一端を掛ける吊下げね（２３
）の他端をばね掛止穴（２０ｃ）に掛け、メインステー
（１７）の裏側に解除プレート（２０）を吊り下げる。

ところで、その解除プレート（２０）手前の図中左端に
はレバー係合部（２０ｄ）を設け、その係合部（２０ｄ
）を左側板（１０）を貫通してその外側に突出し。

前述した解除レバー（１２）の基端と係合する。そして
、その解除レバー（１２）を操作することにより、フッ
ク部（２０ｂ）を基準として該解除プレート（２０）を
揺動自在とする。このような解除プレート（２０）の手
前端にはまた複数のアングル部材係合部（２０ｅ）をそ
れぞれ下向きに設け、それら各係合部（２０ｅ）にそれ
ぞれアングル部材（２１）下端のプレート係合部（２１
ａ）を係合する。

アングル部材（２１）は、上端にプレート係合部（２ｔ
ｂ）とばね掛止部（２１ｅ）とを有し、メインステー（
１７）のアングル部材挿通穴（１７ｂ）・（１７ｃ）内
に挿通してそのメインステー（【７）上に配する。そし
て、そのプレート係合部（２１ｂ）をアングル部材挿通
穴（１７ｂ）・（１７ｃ）に係合してそれを基準として
回動自在とするが、そのばね掛止部（２１ｃ）とメイン
ステー　（１７）のばね掛止穴（１７ｄ）間に掛ける引
張ばね（２２）で常時は図中時計方向の回動習性を与え
てなる。

さて、そのようなアングル部材（２１）には、第２図に
示すように、フィードローラユニット（２５）を取り付
ける。すなわち、アングル部材（２１）の中央穴（２１
ｄ）にフィードローラユニット（２５）の支持軸（２６
）を挿入し、その支持軸（２６）のリング！１４（２６
ａ）にリング（２７）を嵌め込んで抜は止めする。そし
て、該アングル部材（２１）にフィードローラユニット
（２５）の支持軸（２６）を回動自在に取り付けて支持
する。

各フィードローラユニット（２５）は、第３図に示すご
とく、板金製支持アーム（２８）の両端軸穴（２８ａ）
に各々ローラ軸（２９）の基端を嵌め込んでカシメ、該
支持アーム（２８）の−側にそれらローラ軸（２９）を
立てる。そして、それらの各ローラ軸（２９）にそれぞ
れプラスチック製のフィードローラ（３０）を取り付け
、それぞれ各ローラ軸（２９）のリング溝（２９ａ）に
リング（３１）を嵌め込んで抜は止めし、各々そのロー
ラ軸（２９）を中心として回転自在とする。他方。

支持アーム（２８）の中実軸穴（２８ｂ）には基端を嵌
め込んでカシメ、該支持アーム（２８）の他側には前述
した１本の支持軸（２６）を立てる。しかして、全体で
１組のフィードローラユニット（２５）を構成する。

そして、図示実施例では、このようなフィードローラユ
ニット（２５）を４組プラテン（３３）に沿って配し、
前体じた解除レバー（１２）を操作することにより、解
除プレート（２０）を揺動し、各アングル部材（２１）
をともに回動し、ディフレクタ（３４）のローラ窓（３
４ａ）を通して各フィードローラユニット（２５）のフ
ィードローラ（３０）をプラテン（３３）に押し当てま
たはその押し当てを解除可能とする。４組のフィードロ
ーラユニット（２５）のうち外側の２組のフィードロー
ラユニット（２５）の支持軸（２６）には、第２図およ
び第３図に示すとおり、その基端寄りに円周溝（２６ｂ
）を設け、そこにはディフレクタ（３４）の両端折曲げ
部（３４ｂ）先端を係合してそのディフレクタ（３４）
を位置決めする。

なお、図中符号（３６）で示すものは、軸上にペイルロ
ーラ（３７）を有するペイルシャフトであって、両端を
前述したペイルレバー（１４）とペイルアーム（１６）
とで支持する。

さて、この発明によるフィードローラ支持機構では、上
述したとおりフィードローラ（３０）を片持ち支持する
。よって、プラテン（３３）に対する押し当てを解除し
たとき、第４図に示す従来の両端支持ゴムフィードロー
ラ（１）に比較するとガタつきが大きい。しかし、解除
レバー（１２）を操作−してプラテン（３３）に押し当
てると、引張ばね（２２）の付勢力ですべてのフィード
ローラ（３０）をプラテン表面にならって位置決めする
ことができる。そして、プラテン（３３）とともにフィ
ードローラ（３０）のみが回転し、従来のフィードロー
ラ（１）とほぼ同等の紙送り性能を発揮する。

ところで、上述したようなプリンタでは、たとえば左右
の側板（１０）・（１１）間に掛は渡すシャフトを、第
５図および第６図に示すような構造で保持していた。第
５図および第６図には右側の側板（１１）に取り付ける
場合のみを示すが、左側の側板（１０）にも各々同様に
取り付ける。すなわち、側板（１０）・（１１）にはシ
ャフト穴（ａ）をあけ、そのシャフト穴（ａ）内にはシ
ャフト（４０）の両端を挿入する。

そのシャフト（４０）の両端には円周溝（４０ａ）を設
け、その円周溝（４０ａ）に各々クランプ部材（４１）
・（４２）の先端を嵌め込む。クランプ部材（４１）・
（４２）は、湾曲しており、中央部を浮かせ、その中央
部を貫通するねじ（４３）で側板（１０）・（１１）に
取り付ける。

そして、第５図に示す従来例では、フランチ部材（４１
）の基端を側板（１０）・（１１）に形成した半抜き部
（ｂ）に当て、ねじ（４３）を締め付けることによりの
ばしてそのクランプ部材（４１）の先端でシャフト（４
０）を押さえ付け、該シャフト（４０）のラジアルおよ
びスラスト方向の動きを規制していた。他方、第６図に
示す例では、クランプ部材（４２）の基端を側板（１０
）・（１１）にあけた長穴部（ｃ）に入れ、同じくねじ
（４３）を締め付けることによりのばしてそのクランプ
部材（４２）先端の弾性部（４２ａ）・（４２ｂ）でシ
ャフト（４０）を押さえ付け、同様に該シャフト（４０
）のラジアルおよびスラスト方向の動きを規制していた
。

しかし、このような従来のシャフト保持構造では、シャ
フト（４０）の両端に円周溝（４０ａ）を設け、それら
の円周溝（４０ａ）間の寸法を正確につくらなければな
らないから、コスト高となる問題点があった。また、第
５図に示す従来例では、クランプ部材（４１）の取付状
態が不安定で組立て性が悪い問題点があり、第６図に示
す従来例では、輸送時の落下等で弾性部（４２ａ）・（
４２ｂ）に弾性限度以上の力が加わり、そのクランプ部
材（４２）が破損してしまう問題点があった。

そこで、上述した実施例では、第７図に示すように、ク
ランプ部材（４５）の先端に逆Ｕ字型のラジアル方向押
え部（４５ａ）とその押え部（４５ａ）を囲むリング状
のスラスト方向押え部（４５ｂ）とを設け。

また基端に折曲げ部（４５ｃ）を設ける。そして、同じ
く両側板（１０）・（１１）にあけたシャフト穴（ａ）
にシャフト（４０）の両端を挿入し、他方それら両側板
（１０）・（１１）にあけた長穴部（ｃ）に折曲げ部（
４５ｃ）を挿入してねじ（４３）でそのクランプ部材（
４５）を各々それら両側板（１０）・（１１）に取り付
け、ラジアル方向押え部（４５ａ）をシャフト（４５）
の外周に押し当てるとともに、スラスト方向押え部（４
５ｂ）を図示するごとくたわませてシャフト（４５）の
端面に押し当て、その左右の押え部（４５ｂ）で押し合
わせる。

これにより、シャフト（４０）のラジアルおよびスラス
ト方向の動きを確実に押さえることができる。

よって、図示実施例では、シャフト（４０）として押出
材や引抜材をそのまま用い、円周溝加工を不要としたか
ら、コストダウンを図ることができる。

しかも、円周溝を探してそれに係合する必要がなく、ま
たクランプ部材（４５）の取付状態が安定しているから
、組付けやすいとともに、クランプ部材（４５）の一方
を取り外せばシャフト（４５）の取り出しが可能となる
から１組立て性およびサービス性を向丘することができ
る。さらに、シャフト（４０）をラジアル方向押え部（
４５ａ）で弾性的ではなく固定的に押さえるから、たと
えば輸送中落下しても、その押え部（４５ａ）が容易に
塑性変形するようなことがなく、信頼性を向上すること
ができる。

効　　　果 したがって、この発明によれば、冷間塑性加工でつくっ
た安価なロープ軸の使用を可能とし、そのローラ軸にゴ
ムフィードローラに代えて安価なプラスチック製のフィ
ードローラを取り付け、しかもそのロープを両持ち支持
でなく片持ち支持するから、従来とほとんど同等の紙送
り性能を満足した上で、大幅なコストダウンを図ること
ができることとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図にはこの発明によるフィードローラ
支持機構を備えるプリンタを示し、第１図はその内部機
構の分解斜視図、第２図はそのアングル部材へのフィー
ドローラユニットの取付けを説明する斜視図、第３図は
そのフィードローラユニットの分解斜視図である。第４
図は、従来のフィードローラ支持機構を説明する分解斜
視図である。第５図および第６図は、各々シャフト保持
機構の従来例を示す断面図および側面図である。 第７図は、第１図ないし第３図の実施例で使用するシャ
フト保持機構を示す断面図および側面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持アームの一側に２本のローラ軸を立ててそれら各ロ
   ーラ軸に各々そのローラ軸を中心として回転自在にプラ
   スチック製のフィードローラを取り付け片持ち支持する
   とともに、他方該支持アームの他側に１本の支持軸を立
   てて全体で１組のフィードローラユニットを構成し、そ
   のフィードローラユニットを複数組プラテンに沿って配
   し、外部操作部材を用いてともに回動して前記フィード
   ローラを前記プラテンに押し当てまたはその押し当てを
   解除する複数のアングル部材に、それぞれ前記支持軸を
   回動自在に取り付けて支持してなる、印字装置のフィー
   ドローラ支持機構。