JPS6326217A

JPS6326217A - 金属押出型材の複式押出成形方法及び同成形用ダイス

Info

Publication number: JPS6326217A
Application number: JP17049386A
Authority: JP
Inventors: Tsugio Kitayama; 北山　二夫; Kunio Okubo; 大久保　国男; Mitsuhiro Kitano; 北野　光宏
Original assignee: Showa Aluminum Corp
Current assignee: Altemira Co Ltd
Priority date: 1986-07-18
Filing date: 1986-07-18
Publication date: 1988-02-03
Also published as: JPH024370B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、構造材として使用されるようなチャンネル
状等のアルミニウムまたは他の金属製押出型材を、複数
個同時に押出成形する方法およびその押出工具として使
用されるダイスの構造に関する。

従来の技術と問題点チャンネル状押出型材を製造する場合、製造能率を上げ
るためそれを単一のダイスから同時に複数本ずつ押出成
形することは実際上しばしば行われていることである。

ところが、この場合、特に押出型材が断面において左右
非対称であるような異形型材の場合には殊更、押出時に
おける断面の各部分間でのメタルフロー速度の不均一に
原因して、整直度が悪いものとなり易いという問題点が
あった。またダイス自体の製作も、精緻なダイス孔の開
穿加工に多くの手間がかかり、コスト高につくというよ
うな難点があった。

而して、この発明は、複数個のソリッドタイプのチャン
ネル状等の型材を同時に押出し成形する方法であって、
押出し整直度を向上すると共に、ダイスの製作も簡易に
行いうるちのとすることを目的とする。

問題点を解決する為の手段この発明は、複数個のチャンネル状等の型材を、ポート
ホールダイスを用いて同時に押出成形するものであって
、特にダイスの構造に改変を加えることによって所期目
的を達成し得たものである。

即ち、この発明の１つは、ポートホールダイス雌型と雄
型とのベアリング部間に形成される環状の成形間隙を、
上記雌雄両型間にまたがって配置された複数個の着脱自
在なブリッジ片により２個所以上で分断せしめた状態の
もとで金属材料の押出しを行うことにより、上記ブリッ
ジ片間の各成形間隙において複数個の押出型材、を分離
状態に同時成形することを特徴とする金属押出型材の複
式押出成形方法を要旨とする。

そして他のもう１つの発明は、上記方法の実施に用いる
ダイスの構造に関して、ポートホールダイス雌型と、同
雄型と、該雌雄両型のベアリング部間に形成される環状
の成形間隙を複数個所で分断せしめる態様で雌雄両型間
にまたがって配置された複数個のブリッジ片とからなり
、該ブリッジ片は両端の取付部が前記雌雄両型に対向状
に刻設形成された取付溝に嵌め込まれることにより着脱
自在に組付けられていることを特徴とする金属押出型材
の複式押出成形用ダイスを要旨とする。

実施例以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。

第１図ないし第３図に示すダイス（Ａ）は、第４図に示
すように左右非対称な異形チャンネル型材（Ｘ）　　（
Ｘ’　）を２個以上同時に押出成形する場合のものであ
る。

上記ダイス（Ａ）は、第１図に示すように、ポートホー
ル雌型（１）と雄型（２）と２個のブリッジ片（３）（
３）との４つの部品で構成されている。

雌型（１）は、接合面（４）の周縁に位置決め用突出縁
部（５）を有し、上記接合面（４）の中央部に成形材料
を流入する凹部（６）が形成されると共に、該凹部（６
）の中央に貫通状に成形開孔部（７）が穿設されている
。

一方、雄型（２）は、上記成形開孔部（７）内に臨んで
ベアリング部間に環状の成形間隙（８）を形成する成形
凸部（９）を有し、かつその凸部（９）のまわりの位置
において成形材料を導入するための複数個の導入孔（１
０）が押出方向に貫通状に穿設されたもので、第２図に
示すように、接合面（１１）の周縁に設けられた位置決
め用段部（１２）を前記縁部（５）に嵌合させることに
よって、前記雌型（１）と組合わされている。

前記ブリッジ片（３）（３）は、第１図に示すように、
横断面矩形状の板状片からなるものであって、第３図に
示すように雌雄両型（１）（２）間の環状成形間隙（８
）を２個所で分断する形に配置されている。即ち、これ
らのブリッジ片（３）（３）は第１図及び第２図に示す
ようにそれぞれ一端の取付部（３ａ）が前記成形凸部（
９）の先端部両側面に切込み凹部（１３）を形成するこ
とにより作出された側方突出縁部（９ａ）の側端部に形
成された有底取付溝（９ｂ）に嵌込まれ、他端の取付部
（３ｂ）が前記雌型（１）の対向位置に形成された有底
取付溝（１ｂ）に嵌込まれることにより、前記雌型（１
）と前記雄型（２）とにまたがるようにして着脱自在に
取付けられ、その中間部が前記成形間隙（８）を横断し
てその一部を閉塞したものとなされている。

而して、押出型材（Ｘ）　　（Ｘ’　）の分離部（ａ）
の寸法は、上記ブリッジ片（３）の厚さＤに応じて定ま
るものである。また、上記ブリッジ片（３）の長さＬお
よび幅Ｗは、強度保持のためにそれぞれ厚さＤの２倍程
度以上とすることが望ましい。材料としては、上記両型
（１）（２）と同一素材からなるものが好適に用いられ
るが、それらよりも強度的に優れた、例えば高速度鋼、
セラミックあるいは超硬合金等を使用しても良い。

上記ダイス（Ａ）において、押出機のコンテナ内で加熱
されたアルミニウム・ビレット等の金属成形材料は、雄
型（２）の導入孔（１０）に流れ込む。そして導入孔（
ｌＯ）に流れ込んだ成形材料は、雌型（１）の凹部（６
）を経由してここでいったん合流し雄型（２）の成形凸
部（９）の周囲の成形間隙（８）から押出されるが、こ
の間隙（８）は、２個のブリッジ片（３）（３）により
２個所で分断されているので、該ブリッジ片（３）（３
）間の各独立した成形間隙において第４図に示すように
２つのチャンネル状型材（Ｘ）　　（Ｘ’　）が互いに
独立した状態のもとで同時に押出成形される。

上記の実施例は、成形間隙（８）を矩形のものとした場
合を示したが、他の多角形のものに構成しても良いし、
円形その他の形状のものに構成しても良い。また、ブリ
ッジ片（３）（３）は２つだけでなく、３個以上設けて
、環状成形間隙（８）を３個所以上で分断状態にし、３
個以上の型材を同時押出し成形するものとしても　−良
い。更にまた、その場合、同時に押出成形する各型材の
断面形状を相互に異なるものとすることも可能である。

また押出型材（Ｘ）（Ｘ’　）の分離部（ａ）の間隔は
、可及的狭いものとする方が、各型材のメタルフローの
安定化、均一化の上から好ましいが、この間隔を定める
ブリッジ片（３）の厚さくＤ）は、これを最小１ｍ１１
程度に形成することも可能である。

また、第５図に示すようにブリッジ片（３″）は、その
−側面または両側面に、成形間隙（８）に密に嵌まり込
む所要長さの突出部（３Ｃ）（３ｄ）を有するものとす
ることも許容される。

このような突出部（３ｃ　）　　（３ｄ　）付きのブリ
ッジ片（３°）の使用により、例えば第１図ないし第３
図に示したダイス（Ａ）の雌型（１）及び雄型（２）を
そのまま用いて、左右に対象な２個のチャンネル状押出
型材を同時成形することも可能となる。従って、雌型及
び雄型を共通のものとしながら、ブリッジ片（３）（３
’　）の取り替えにより、各種断面形状の異なった押出
型材を製造することが可能となる。

発明の効果この発明は上述のように、ボートホールダイス雌型と雄
型のベアリング部間に形成される環状の成形間隙を、上
記雌雄両型間にまたがって配置された複数個の着脱自在
なブリッジ片により２個所以上で分断せしめた状態のも
とで金属材料の押出しを行うことにより、上記ブリッジ
片間の各成形間隙において複数個の押出型材を分離状態
に同時押出成形するものであるから、型材の製造能率が
良いのはもとより、複数個の型材をブリッジ片をはさん
で対向的な配置関係において同時に押出すので、ダイス
からのメタルフロー速度が全体にうまくバランスし、各
型材の整直性を向上できる。したがって、曲がりや歪み
のない寸法精度の優れた型材を得ることができる。

また、上述のように上記ブリッジ片は、雌雄両型とは別
体に構成され、これらに対し着脱自在に嵌込まれたもの
となされているから、これを容易に交換することができ
、もって使用回数に応じてブリッジ片のみを適宜交換す
ることによって、ダイス全体としての寿命の増大を図り
得ると共に、雌雄両型の組み合わせによるポートホール
ダイスを基礎としてこれにブリッジ片を組付けたダイス
を用いるものであるから、単一のダイス部材に型材形状
に対応した精緻なダイス孔の開穿加工を行う場合に較べ
、ダイスの製作も容易化できその製作コストの低減をは
かりうる。更には、上記ブリッジ片の厚さを適宜設定し
、これを取替えることによって、雌雄型を共通に使用し
なから押出型材の形状変更にもある程度対応できる利点
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の適用によるダイスの構成部材を分離
して示す一部切欠き斜視図、第２図は同ダイスの要部の
縦断面図、第３図は第２図■−■線の断面図、第４図は
上記第１図ないし第３図のダイスによって製造される押
出型材の断面図、第５図はブリッジ片の変形例を示す第
３図対応のダイスの断面図である。（１）・・・雌型、（ｌｂ）・・・取付溝、（２）・・
・雄型、（３）・・・ブリッジ片、（３ａ）　　（３ｂ
）・・・取付部、（８）・・・成形間隙、（９ｂ）・・
・取付溝。以上ｂ】琴又イ４−Ａ第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ポートホールダイス雌型と雄型とのベアリング部
間に形成される環状の成形間隙を、上記雌雄両型間にま
たがって配置された複数個の着脱自在なブリッジ片によ
り２個所以上で分断せしめた状態のもとで金属材料の押
出しを行うことにより、上記ブリッジ片間の各成形間隙
において複数個の押出型材を分離状態に同時押出成形す
ることを特徴とする金属押出型材の複式押出成形方法。
（２）ポートホールダイス雌型と、同雄型と、該雌雄両
型のベアリング部間に形成される環状の成形間隙を複数
個所で分断せしめる状態に雌雄両型間にまたがって配置
された複数個のブリッジ片とからなり、該ブリッジ片は
両端の取付部が前記雌雄両型に対向状に刻設形成された
取付溝に嵌め込まれることにより着脱自在に組付けられ
ていることを特徴とする金属押出型材の複式押出成形用
ダイス。
（３）ブリッジ片は、横断面矩形の板状片からなり、そ
の幅方向を雌雄両型の軸線方向と平行にして配置されて
いる特許請求の範囲第２項記載の金属押出型材の複式押
出成形用ダイス。