JPS63260685A

JPS63260685A - 中空真空断熱軸の製作方法

Info

Publication number: JPS63260685A
Application number: JP62093283A
Authority: JP
Inventors: Shuko Saji; 佐治　脩好; Toshiichi Murayama; 村山　敏一; Daisaku Kato; 大策加藤; Hiroshi Asakura; 啓朝倉
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 1987-04-17
Filing date: 1987-04-17
Publication date: 1988-10-27
Anticipated expiration: 2011-10-02
Also published as: JP2538914B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は１回転駆動機の主軸の製作方法に関し。

特に、圧縮機等の中空真空断熱軸に関する。

［従来の技術］従来、低温圧縮機等に使用される回転駆動機の主軸は、
中実でおるので、主軸の固体熱伝導により熱が高温側か
ら低温側へ侵入し、圧縮機等の効率の低下が生じている
。

［発明が解決しにつとする問題点］しかし、主軸が中実であるため、熱はこの主軸より固体
伝導を生じ、この固体伝導は主軸の断面積に比例して増
加するので、常温側に設けられた回転駆動軸の効率が低
下するという問題があり。

主軸を中空にし、主軸を真空にすることによって解決し
ようとしたがその真空を得る方法にっていは容易でなか
った。

［発明の目的］本発明は、従来の回転駆動機の主軸の製作方法における
問題点を有効に解決すべく創案されたものであり、その
目的は、溶接をしながら真空の中空部が得られ、熱伝導
や熱伝達が少なく、断熱性に優れ、しかも容易に製作す
る方法を提供することを目的とする。

［発明の′Ｒ要］上記目的を達成するために１本発明は、軸の長さ方向に
柱状の四部を設けた二つの軸片と、該二つの軸片の該凹
部を対向して配設し突合せ部を形成するとともに、該突
合じ部を所要の真空下で溶接にて接合して一体の軸とし
、前記四部にて形成される中空部を真空にし、断熱性に
優れるとともに、容易に中空真空軸を製作する方法のｂ
のでおる。

［実施例］以下に本発明の好適一実施例を添付図に基づいて詳述す
る。

第１図は一実施例を示し、電子ビーム溶接による中空真
空断熱軸の製作例を示す。

同図において、軸片１ａに柱状の四部を形成し。

軸片１ｂに柱状の四部を形成し、凹部２ａと凹部２ｂと
を対向して配設し、突合せ部３を形成するようにして溶
接真空室４に設けたポジショナ−１４に軸片１ａの凹部
を形成しない側の一端を把持し、さらに、１ＴＩｌｌＩ
片１ｂを回転ローラ１６に接δ２けるようにして、突合
ぜ部３がポジショナ−１４と一体回転するさいに、良好
な溶接線となるように配設されている。

もちろん、突合せ部３は仮止め溶接にて軸片１ａと軸片
１ｂが分離しないように仮止めし、溶接真空室４に載置
される。

ぞして、溶接真空室壁５に外部から電子銃６を装着し、
この電子銃６には溶接真空室４を真空に保つために図示
はしないが真空ポンプが接続されている。

また、真空ポンプは真空溶接室４の真空部を。

所要の真空度に調節できるように構成されていることは
いうまでもない。

そして、この電子銃６から発側される電子を電子銃ロア
を通して突合せ部３に衝突させるようにして必る。

さらに、軸片１ａ、１ｂは突合せ部３の溶接が進行する
に従ってポジショナ−１４とともに回動するように構成
されている。１５はポジショナ−の支持体、１７は回転
ローラの支持軸受である。

また、第２図は軸片１ａの中空部２に平板状の軸片１ｂ
を設けて構成した他の実施例である。

なお、この電子銃６は、内部にフィラメン１−８゜グリ
ッド９．コラムバルブ１０．アノード１１゜収束レンズ
１２．偏向コイル１３２等より構成され、フィラメント
８に通電し熱電子を放射ざＶ。

これを高電圧のアノード１１によって加速し、収束レン
ズ１２によって、突合せ部３の上に収束させ、高速電子
の持つ運動エネルギを熱エネルギに変えて、溶接箇所で
ある突合せ部３を加熱溶融して溶接を行なうように構成
されている。

本発明は、中空真空断熱軸を製作するに当り。

まず、軸片１ａおよび軸片１ｂの軸の長さ方向に柱状の
凹部２ａおよび凹部２ｂを形成しておき。

この軸片１ａ、１ｂの凹部２ａと凹部２ｂを対向するよ
うに配設して突合せ部３を形成し、仮止め溶接のうえ、
溶接真空室４に設けたポジショナ−１４に把持され回転
ローラ１６に載置される。

そして、電子銃６を溶接真空室壁５の外部より菰首し２
図示はしないが真空ポンプを駆動させて溶接真２室４を
所要の真空度にする。この際、凹部２ａ、　　２ｂは同
時に真空となる。

通常、真空度は１０−２〜１０−６ｔｏｒｒに保持され
る。

この後、電子銃Ｇのフィラメント８に通電して放射され
た熱電子を高電圧のアノード１０によって加速し、収束
レンズ１２によって突合１部３の上に収束させて溶接を
行なう。この溶接の進行にともない１回転日−ラ１５を
回動させ、突合せ部３を全長に渡り溶接することにより
、確実に中空真空部２を有する一体の軸１を製作するこ
とができる。

真空ポンプを停止し、溶接真空室４を大気圧にもどし、
一体の軸１の突合せ部３にできた溶接余盛などを削整し
て正規の軸１として整形する。

以上の作業手順にて、中空真空断熱軸を製作することが
できる。

上記実施例は、電子ビーム溶接によって詳述したが、電
子ビーム溶接以外にレーザビーム溶接等の溶接を用いて
もよい。

なお２本発明は、前述の実施例のみに限定されるもので
はなく１本発明の要旨を逸脱しない範囲において２種々
の変更を加え（７ることはもちろんである。

［発明の効果］以上述べた如く２本発明の中空真空断熱軸の製作方法に
よれば、下記の如く種々の優れた効果を発揮する。

旬中空の真空部を有する軸を製作するに当り。

四部を有する軸片を対抗して配設して突合せ部を形成し
、真空下で行なう電子ビーム溶接によって一体の軸とす
ることにより、真空な中空部が得られ、確実に中空真空
部を有する軸が製作できる。

２）上記により製作工数が少なく、コスト低減が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例、第２図（ユ他の実施例を示
す。図中、１・・・軸、１ａ、１ｂ・・・軸片、２・・・中
空部。２ａ、２ｂ・・・凹部、３・・・突合し部、４・・・溶
接真空下、５・・・溶接真空室壁、６・・・電子銃、７
・・・電子銃口、８・・・フィラメント、９・・・グリ
ッド、１０・・・コラムバルブ、１１・・・アノード、
１２・・・収束レンズ。１３・・・偏向コイル、１４・・・ポジショナ−２１５
・・・支持体、１６・・・回転ローラ、１７・・・支持
軸受、である。

Claims

【特許請求の範囲】

軸の長さ方向に柱状の凹部を設けた二つの軸片と、該二
つの軸片の該凹部を対向して配設し突合せ部を形成する
とともに、該突合せ部を所要の真空下で溶接にて接合し
て一体の軸とし、前記凹部にて形成される中空部を真空
にすることを特徴とする中空真空断熱軸の製作方法。