JP4409855B2 - 締まりばめを用いたx線管用回転陽極 - Google Patents
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Description
【発明の背景】
本発明は、X線管を回転させることに関し、特に、ベアリング軸を用いた締まりばめを有する回転陰極アセンブリを使用したX線管を回転させることに関する。
【0002】
X線は、真空状態で電子が放出され加速されて急激に停止した時に生成する。これは、X線管内で発生する。X線管内のフィラメントは、電流をフィラメントに流すことによって加熱されて高温発光(白熱)し、電子をフィラメントから放出する。電子は、陽極(プラス)と陰極(マイナス)の間に高電圧(1万〜数十万ボルト)が印加されることによって加速され、陽極に衝突して、急激に速度が落ちる。電子が衝突するターゲットを備える陽極は、電子ビームが常にターゲット周辺の異なる地点に衝突するように回転円盤型であることが多い。X線管自体には、固定された金属製もしくはガラス製のフレームが含まれる。陰極がこのフレームに取付けられ、陽極アセンブリには、回転盤ターゲットと、ターゲットを回転させるモータアセンブリの一部であるロータが備えられている。ステータは、X線管の外側であってロータ近辺に設けられ、ロータ長さの約2/3の部分とオーバラップしている。X線管は、発生したX線を管から放出するウィンドーを備える保護ケーシングに包含される。ケーシングには、X線発生工程で生じる熱を吸収するオイルが充填されている一部のX線管のケーシングには、フイゴ(bellows)などの膨張器を備えるものもある。X線管を動作させるために高電圧が変圧器から供給される。交流は、整流管(即ち、バルブ)、場合によっては、障壁層整流器によって整流される。
【0003】
ターゲットとベアリングとロータを含む陽極アセンブリのバランスがX線管の性能に影響を与えることがある。特に、X線管の製造時には、陽極アセンブリのバランスを保ち、また、製造サイクルの終了時とX線管の動作時にもバランスを保つことが重要である。X線管のターゲットのサイズが大きくなるにつれ、このバランスを維持することが困難になるので、製造歩留りが低下し、動作寿命が短くなることが証明されている。故障したX線管のフィールド検査によれば、陽極アセンブリの不均衡が、ロータとベアリング間の取付け部分で生じることが多い。
【0004】
最先端のX線管では、大きなカンチレバーがマウントされて10,000rpmで高速回転するターゲットが利用される。X線管の動作中に生じる、室温から2500度の高温に至る非常に大幅な温度変化は、ターゲットトラックのタングステンレニウム層での電子の減速によって生じる。
【0005】
温度管理とベアリング等の部品を保護するために、低熱伝導性の材料が加熱経路に使用される。一般的に、そのような材料の熱膨張率は、X線管で使用されるその他の材料よりもずっと高い。しかし、このような構成部品を何らかの方法(即ち、溶接、ろう付け、ボルト締め等)でその他の部品と接合する必要がある。そのような接合では、高拡張率が原因で、低拡張率の構成部品が曲がる可能性がある。
【0006】
高温、高速回転時にバランスを維持することは非常に難しい。一般的に、高温動作時にベアリングの中心線からターゲットとロータをずらすことによって、バランスが維持される。ターゲットとロータが大型化し重量が増すにつれ、不均衡の基準を上回るずれが少なくなる。非常に僅かなずれでも問題になることがある。熱膨張率の異なる材料を使用したことと、大幅な温度変化に起因して、そのような僅かなずれが容易に生じることがある。一般的に、このようなずれを引き起こす複数の部品の相対運動は、部品間の接合部で起こる。
【0007】
そのため、回転するX線管の陽極のバランスを非常に良好に維持しながら、特に、高温でのアプリケーションで、X線管の2つ以上の部材の接合を改善することが望ましい。さらに、機械式留め具を不要にすることによって製造作業を単純化し、設計空間を縮小し、応力集中に関する機械的接合をなくし、機械式取付機構に伴う高コストの機械加工作業をなくすことが望ましい。
【特許文献1】
米国特許第6553097号
【0008】
【発明の概要】
上述した欠点と不完全さとその他の問題は、高温のアプリケーションでは、同様の熱膨張率のX線管の構成部品を2つ以上接合する方法によって解決もしくは軽減される。この方法では、その他の機械的取付具を用いることなく、バランスを維持し機械的安定性が得られる締りばねを使う。さらに、本方法によって、接合される構成部品からの延長部や突起部が不要となるコンパクトな設計が得られる。
【0009】
本開示の一態様では、電子を放出する陰極と、ロータと陽極の回転を促進するベアリングアセンブリを備える回転X線管を組み立てる方法を開示する。本方法には、ベアリングアセンブリとロータの間に締りばねアセンブリを使用して、バランスの維持ができる接合を行うことが含まれる。さらに、締りばねアセンブリには、ロータとベアリングの熱膨張特性が一致するロータハブ用材料を選択することが含まれる。前記ロータハブの主軸と開口は、締りばねの許容誤差に合うように構成されて接合されるので、バランスを維持する接合が得られる。
【0010】
また、本開示の別の一態様では、ベアリングアセンブリから延びる軸とロータハブの締りばね接合について開示している。尚、その接合は、行われるであろう拡散接合ではなく、機械式留め具や治金的接合なしで行われるが、接合した取付具を適切に機能させることを要求するものではない。
【0011】
上述した本発明の特徴と利点と、その他の特徴と利点は、当業者であれば、以下の詳細な説明と図面から正しく理解することができる。
【0012】
模範的な図面を参照すると、幾つかの図面で、同じ構成要素には同じ番号が付けられている。
【0013】
【発明の実施の形態】
一般的なX線管アセンブリの中の、例えば、ターゲットとロータアセンブリとベアリングアセンブリは、ボルト締結やろう付け接合や溶接継手を利用して組立てられる。本開示により、X線管の接合部材間の嵌合が大幅に改善される。これは、特に、同様の熱膨張率のベアリング軸アセンブリとロータアセンブリを利用した場合はそうである。さらに、本発明の目的は、X線管の耐用期間でのバランスの維持を向上させることである。
【0014】
本開示の実施形態で利用される代表的なX線システムを図1、図2、図3で示す。図に示されているように、システム20は、オイルポンプ22と、陽極端24と、陰極端26と、陽極端と陰極端の間に位置しておりX線管30を収容する中央部28を備える。オイルを冷却するラジエータ32は、中央部の一方の側に位置しており、また、ラジエータ全体を高温オイルが循環する際にラジエータに冷却用空気を送るために、ラジエータ32に機能上接続されたファン34、36を備えている。オイルポンプ22は、システム20とラジエータ32などの全体に高温オイルを循環させるために設けられる。図2に示されるように、陽極レセプタクル42と陰極レセプタクル44は電気的に接続されている。
【0015】
図3に示すように、X線システム20は、アルミニウム製であって鉛で裏打ちされていることが好ましいケーシング52と、陰極板54と、回転ターゲット56と、ガラス製か金属製容器60に包含されたロータ58を備える。ロータ58を基準にすると、ステータ43は、ガラス容器60の外側であって、鉛張りのケーシング52の内側に配置されている。ケーシング52には、上述したように冷却と高圧絶縁を目的として、オイルが充填される。X線システム20から発生したX線を放出できるように、X線放射ウィンドー64は、ケーシング52内であって、ターゲット56から相対的位置で動作可能となるように形成される。
【0016】
図4を参照すると、陰極54が、ガラス製か金属製の容器60の内側に位置するように示されている。周知のことであるが、ガラス製か金属製の容器の内側は、約10-5トール〜約10-9トールの真空状態である。陰極フィラメント68で電子が生成されて、ターゲット56に衝突する。一般的に、ターゲットは、一方の端部で皿ねじ63によって回転軸61に接合される。フロントベアリング66とリアベアリング67は、主軸61上に機能的に配置されて、従来の方法で適切な位置に固定される。一般的に、ベアリング66、67はソリッドフィルムで潤滑されているため、動作温度範囲が限定される。
【0017】
予圧ばね70は、陽極アセンブリが膨張/収縮してもベアリングの負荷を維持するために、ベアリング66と67の間の主軸61の回りに配置される。ターゲットスタッド72は、ターゲット56をベアリング軸61とロータハブ74に接続するために使用される。ロータハブ74は、ターゲット56とロータ58を連結するものである。ロータ58は、陽極アセンブリを回転させる。ベアリング、即ち、フロントベアリング66とリアベアリング67は、ベアリング保持具78、80によって適切な位置に固定される。
【0018】
フィラメント68の周囲温度は、約2500度にも上昇することがある。また、1分間に約10,000回転する回転ターゲット56の中心付近の温度は、約1100度になる。ターゲット56の焦点の温度は約2500度になり、回転ターゲット56の外端の温度は約1300度となることがある。ロータハブ74領域の温度は、約700度になり、フロントベアリング領域の温度は、最高で約450度にまで上昇することがある。ターゲット56からロータ58へ移るにつれ、温度が低下することは明らかである。
【0019】
直径の大きなターゲットを備えるX線システムを動作させる際には、厳しいプロトコルの利用者は、可能な限り短期間に最高パワーで、可能な限りスキャンを多く行うことによってシステムを最大限に活用する。そのような連続動作のX線システムを使用する際の問題の1つは、発生する熱量であって、これによって、ベアリング66、67、特に、フロントベアリング66が破壊する可能性がある。
【0020】
X線管ターゲット56とロータ58がスキャン時に10,000rpmで連続回転可能な場合には、ベアリングは早期に摩耗してX線管は故障してしまう。従って、X線システム動作制御システムソフトウェアは、スキャン中に特定の時間より長い遅延が生じ出した場合は、急激に零(0)rpmまで完全に減速することによってロータを制動するようにプログラムされている。しかしながら、スキャンの開始時には、制御システムソフトウェアは、ターゲットとロータを可能な限り早く10,000rpmに戻すようにプログラムされている。その他の理由から零(0)rpmから10、000rpmに加速したり、10、000rpmから0rpmに制動する際には回避する必要のある多くの共振振動数が存在するため、このような急激な加速と制動が利用される。1回のスキャンや一連のスキャンの直前と、1回のスキャンや一連のスキャンの直後で、こうした共振振動数領域を可能な限り速く通過させるために、X線システムでは、可能な限り短時間最大パワーをかけて、ターゲットもしくは陽極アセンブリを10、000rpmに加速させたり0rpmに制動させる。
【0021】
尚、X線管のターゲットとロータを完全停止状態から10、000rpmまで約12〜15秒加速したり、同じ比率で減速させることができる。制動をかけなくてもX線管がスピンして回転が停止可能な場合には、共振振動数での振動は問題である。また、X線管の陽極のバランスの保持が悪い場合にも、この振動は問題である。
【0022】
このような10,000rpmへの急激な加速と、10,000rpmから0rpmへの急激な制動中に発生する機械的応力と熱応力によって、ロータ58とターゲットとベアリングの接合部に衝撃が加わることが判明している。これらの応力によって、最近のX線管の故障の主な原因と思われる陽極アセンブリの不均衡が発生する可能性がある。このような不均衡の問題は、ターゲット72とロータ58がベアリング軸に取り付けられた領域で生じる変化によって、発生し易いことが確認されている。
【0023】
ここで、図5を参照すると、参照番号100で一般的に示された、好適な形態で本開示を具現するためのロータ/ベアリング軸接合部を備える陽極アセンブリが示されている。陽極アセンブリ100は、モリブデン合金TZM製であることが好ましいターゲット102と、タングステンレニウム合金製であることが好ましい焦点トラック104を備えるが、この焦点トラックは、(図3に示されるように)X線がウィンドー64を通過するようにX線を特定の位置で発生させる従来の治金的手段によってターゲット102に機能上接続されている。ターゲットアセンブリは、粉末製造、ダイプレス、焼結、鍛造、アニールリング、コーティング、グラファイトバックに対するろう付けを含むターゲット製造のために使用される全プロセスに適合することが好ましい粉末治金合金である。ターゲットは、断熱層201によってベアリング軸に取り付けられる。ターゲットは、一般的に202のボルト継手の近傍領域で断熱層201に固定される。断熱層201は、溶接203によってベアリング軸に固定される。
【0024】
ターゲット/断熱層/ベアリング軸アセンブリのロータ本体アセンブリへの取付けに関して、主軸61は、管状ステム108に配設されたベアリング66から突き出ている。主軸61は、ロータハブ128を介してロータ58に取り付けられて、陽極アセンブリを形成する。
【0025】
図5に示されるように、一実施形態では、Incoloy(IN)909合金製であることが好ましいハブ128は、ロータ58内で溶接されたEBであることが好ましい。ロータ58は、鋼製キャリア上に鋳造される銅製棒材から形成されることが好ましい。一般的に、この構造の熱膨張(CTE)率は、ベアリング軸61の熱膨張率をはるかに上回る。ロータハブ128は、ロータ58とハブ128の合成熱膨張(CTE)率が主軸61の熱膨張率とほぼ一致するように主軸61を受け入れるように構成されることが好ましい。また、主軸61は、CTX Rex20などの材料やその他の適切な硬鋼から形成されていてもよい。
【0026】
引き続き図5と図6を参照すると、本開示では、X線管陽極アセンブリで締まりばめアセンブリを使って、ベアリング軸61に対するロータ58のずれを無くし、また、例えば、溝付け、キー締め、溶接、ろう付け、ピン止め、ボルト継手等のねじ込みトルクを支えるために必要なその他の機械的取付け手段を不要にすることが提案されている。陽極アセンブリ100には、3つの主要部材、即ち、ターゲット102、ベアリングアセンブリ130、ロータアセンブリ132が含まれる。さらに、陽極アセンブリ100には、134の位置にあるベアリング軸−ロータ接合等の主接合部が含まれる。本開示に基づいて、134の位置のベアリング軸−ロータ接合に締まりばめアセンブリを適用することによって主要接合のずれをなくすることによって、X線管の耐用期間にバランスを維持することができる。次に、本発明の好適な一実施形態では、ベアリングアセンブリ130の主軸61の接合端と、ロータアセンブリ132のハブ128を非常に小さな許容誤差で機械加工することによって、対応面間の直径方向の締めしろにおける制御を高レベルに行うことができる。次に、締まりばめ部品は、高周波(RF)加熱などの適切な手段で組み立てることが可能である。
【0027】
単なる一例にすぎず、また、本発明の範囲を限定しないと考えられる陽極構造の締まりばめアセンブリを説明する。引き続き図5と図6を参照すると、134の位置の接合部は、RF加熱工程などの組立工程の処理が施される。これによって、ベアリングアセンブリ130から延びる主軸61の接合端135が、ハブ128の受用開口136に入ることができる。ベアリングアセンブリ130が配置される時には、加熱を止めて、134の位置の接合部を冷却する。これによって、陽極アセンブリ100では、ベアリング軸−ロータ接合のわずかなずれさえもなくなるので、X線管の耐用期間中のバランスを維持することが可能になる。
【0028】
例えば、ロータハブ128と主軸61の軸方向の突起の間にある収縮嵌込接合は、従来技術で周知のプロセスによって実施することができる。陽極アセンブリ100などのための材料と寸法を選択する際には、例えば、ロータハブ128を約400度に加熱して、その中に、室内温度が都合がよい主軸の接合端部135を滑らせるように入れる。その結果得られたアセンブリは、室温にまで冷却される。陽極アセンブリ100の動作時にX線管に組み込まれたこのアセンブリを次に加熱する際には、陽極ターゲット7から加熱される。これは、軸方向のベアリング軸61に熱が流れ、主軸61からロータハブ128を通ってロータアセンブリ132へ熱が流れるからである。このように、収縮嵌込作業が実施され、加熱方法を考慮した収縮嵌込によって永続的でしっかりした接合が得られる。
【0029】
また、一変形形態としての収縮嵌込では、最初に主軸61の軸方向の突起を大きく冷却して、次に、(室温の)ロータハブ128の開口に挿入する。次に室温にまで加熱する間に主軸61の突起が膨張した結果、望みどうりに固定される。効果的に冷却するために、液体空気や液体窒素などの液体ガスを利用することができる。この方法は、特に好適であって単純であることが証明されている。何故ならば、ロータアセンブリ132全体を液体ガスに単に浸して、次に挿入することができるからである。また、両方のプロセス(ロータハブ128の加熱と主軸61の突起の冷却)を組み合わせることによって、本発明を単純化し、使用材料に適応させることが可能となる。
【0030】
関連する技術分野の技術者であれば、模範的な一実施形態が、ロータやベアリング軸のCTEよりかなり低いCTEのロータ機構のハブによって、非常に低いCTEのベアリング軸機構に接合された高合成CTEのロータ機構を開示するものであることを理解することができる。これによって、ロータの有効な合成CTEは、ベアリング軸のCTEと一致する。その結果得られた接合を使うことによって、その他の機械的取付け手段(即ち、ボルト、ろう付け、溶接、溝付け、キー締め等)を必要とすることなく、ターゲットを回転させるために生成されるロータのトルクを伝達することができる。さらに、選択した構成材料に基づいて、一般的に、本来の圧力や温度で起こる収縮嵌込時に、接触部品間を溶接するための圧力が得られるこれによって、主軸の軸方向の突起とロータハブがしっかりと接続されるので、次の加熱時にそれらが離れることはない。例えば、ハブ材料としてIncoloyを、また、軸材料として工具鋼などを使用すると、このような確固な接合が実現する。
【0031】
また、図6に示されているように、ハブ128の開口136は開口エッジ150で面取りされているため、主軸61を軸方向に実装することが容易になる。さらにさらに、面取り後に、開口136は、ハブ128の開口136を画定する第2の円筒内壁154まで延びる第1の円筒内壁152によって画定される。第1の円筒内壁152の直径は第2の円筒内壁154より小さい。第1の内壁152が主軸61の回りで収縮嵌込すると、主軸61に対してロータアセンブリ132が軸方向と円周方向に動かないように第1の円筒内壁152が働く。つまり、ハブ128構成によって、ベアリング軸アセンブリ130とロータ本体アセンブリ132の間の一体構成嵌込が実現するので、上述の厳密なプロトコルを使うことに起因する応力発生時の構造変化に対する耐性が上がる。陽極アセンブリ100の不均衡の問題は、ロータとベアリング軸アセンブリの領域で生じる変化に起因することが多いことが確認されているので、図示された構造は、少なくとも、ステムとロータ間の位置の変化を減らし、それによって、陽極アセンブリの不均衡による故障が大幅に減ると考えられている。
【0032】
本発明を陽極構造の締まりばめアセンブリに関して説明したが、当業者にとって、本発明の概念をX線管アセンブリの全ての態様に適用できることは明らかである。さらに、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、X線管環境に締まりばめアセンブリを適用して、管の耐用期間中での管の構成部品のずれを防ぐことができる本発明の様々な修正形態や変形形態が可能であることも明らかである。例えば、接合部の構成部品の加熱と、機械的組立て工程は、本発明の範囲から逸脱することなく、実際の組立順の変更を含む様々な適切な方法で実施することができる。
【0033】
ロータアセンブリの合成熱膨張率をベアリング軸の熱膨張率に厳密に一致させることができる一致熱膨張率のロータハブを使用することによって、機械式留め具やその他の接合技術(例えば、溶接、はんだ付け、ろう付け等)を使う必要がなく、ベアリング軸アセンブリとロータアセンブリを収縮嵌込で実装することが可能になる。前述の方法では、従来技術と同様に筒状の取付具や延長部が不要であって、熱膨張率に適合するよう選択された材料で接合が行われるので、ロータとベアリング軸アセンブリの間に機械的接合や治金接合といった手段を適用することなく、収縮嵌込取付具によって動作負荷を支えることができる。このように、機械的な応力集中と、機械的な取付具に関する高コストの機械加工作業を不要にする一方で、バランスの維持を改善し、設計空間を狭くした。
【0034】
本発明を好適な実施形態に関して説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更を加えたり、本発明の要素の代わりにそれと等価なものに置換できることを理解することができる。さらに、本発明の基本的な範囲から逸脱することなく、本発明の教示に特定の状況や材料を適合させるために多くの修正を加えることも可能である。従って、本発明は、本発明を実施するために考えられたベストモードとして開示された特定の実施形態に限定されることはなく、添付の特許請求の範囲に含まれる実施形態の全てを包含するものである。さらに、第1や第2などの用語を使用しているが、これらは、何らかの順位や重要性を表わしているわけではなく、ある要素を別の要素と区別するために使用しているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、代表的なX線システムの平面図である。
【図2】図2は、図1のX線システムの一部分を除いた断面図である。
【図3】図3は、X線管が配置された代表的なX線システムを示す概略図である。
【図4】図4は、一部が除かれ、一部が断面を示し、一部が剥がされた、代表的なX線管の部分的斜視図である。
【図5】図5は、本開示のX線管のロータハブ/軸を接合する模範的な一実施形態の部分的断面図である。
【図6】図6は、図5のロータハブの拡大断面図である。
Claims (11)
- X線管(30)を組み立てる方法であって、前記X線管(30)は、電子を放出する陰極(68)と、ロータ(58)と、軸(61)を有し、陽極の回転を促進するベアリングアセンブリ(130)を備え、本方法は、
前記ベアリングアセンブリ(130)と前記ロータ(58)の間にロータハブ(128)を使用する工程を備え、
前記ロータハブ(128)を使用する工程は、
前記ロータハブ(128)を前記ロータ(58)に固定する工程と、
前記ロータ(58)の回転が前記ロータハブ(128)を介して前記軸(61)に伝達するように前記軸(61)を前記ロータハブ(128)の開口に挿入して接合する工程をさらに備え、
前記ロータ(58)の熱膨張率が前記軸(61)の熱膨張率よりも高く、
前記ロータハブ(128)の熱膨張率が前記軸(61)の熱膨張率よりも低く、
前記ロータハブ(128)の熱膨張と前記ロータ(58)の熱膨張とは合成されて前記軸(61)に作用し、
前記ロータハブ(128)の材料は、前記ロータハブ(128)と前記ロータ(58)の合成された熱膨張による前記軸(61)に対する作用が前記軸(61)の熱膨張による前記ロータハブ(128)に対する作用に一致するように選択される、方法。 - 前記軸(61)を前記ロータハブ(128)に接合する前記工程は、前記ロータハブ(128)を加熱する工程と、前記軸(61)を冷却する工程を含む、請求項1の方法。
- 前記軸(61)を前記ロータハブ(128)に接合する前記工程は、収縮嵌込を用いて完了され、機械式留め具や治金留め具を必要とせずに、前記軸(61)と前記ロータハブ(128)との接合部が動作負荷を支えるように構成される、請求項1の方法。
- X線管(30)のための陽極アセンブリ(100)であって、
ロータ(58)とステータ(43)を含むロータ本体アセンブリ(132)と、
軸(61)を有するベアリングアセンブリ(130)と、
前記ベアリングアセンブリ(130)に接合されるターゲット(102)と、
前記ロータ(58)内に配置され、前記軸(61)と同軸に整合され、前記ロータ(58)の回転を前記軸(61)に伝達し、前記軸の挿入を受ける開口を有するロータハブ(128)を含み、
前記ロータ(58)の熱膨張率が前記軸(61)の熱膨張率よりも高く、
前記ロータハブ(128)の熱膨張率が前記軸(61)の熱膨張率よりも低く、
前記ロータハブ(128)の熱膨張と前記ロータ(58)の熱膨張とは合成されて前記軸(61)に作用し、
前記ロータハブ(128)の材料は、前記ロータハブ(128)と前記ロータ(58)の合成された熱膨張による前記軸(61)に対する作用が前記軸(61)の熱膨張による前記ロータハブ(128)に対する作用に一致するように選択される、
陽極アセンブリ(100)。 - 前記軸(61)と前記ロータハブ(128)は、機械式留め具や治金接合を用いずに固定されている、請求項4の陽極アセンブリ(100)。
- 筒状ステム(108)が、2つのベアリング(66、67)間で前記軸(61)を支持し、前記ベアリング(66、67)は、前記筒状ステム(108)の両端部に配設される、請求項4の陽極アセンブリ(100)。
- 前記ロータハブ(128)はIncoloy909(登録商標)を備える、請求項4乃至6のいずれかに記載の陽極アセンブリ(100)。
- 前記軸と前記ターゲット(102)とを接合する断熱層(201)備える、請求項4乃至7のいずれかに記載の陽極アセンブリ(100)。
- 前記ハブ(128)の開口は、室温で、第1の円筒内壁(152)に延び、さらに第2の円筒内壁(154)に延びる入口面取り部によって画定され、前記第1の円筒内壁(152)の直径は第2の円筒内壁(154)より小さい、請求項4乃至8のいずれかに記載の陽極アセンブリ(100)。
- 容器(60)と、
前記容器(60)内に配置された陰極アセンブリと、
請求項4乃至9のいずれかに記載の陽極アセンブリ(100)を備える、X線管(30)。 - 筐体と、
前記筐体に接続され、前記システムを冷却する少なくとも1つの冷却手段と、
前記筐体の内部に配置されて、ターゲットにX線を衝突させるX線管(30)を備え、
前記X線管は、
容器(60)と、
前記容器(60)に配置された陰極と、
請求項4乃至9のいずれかに記載の陽極アセンブリ(100)を備る、X線システム。
Applications Claiming Priority (1)
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