JPS6326055B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラベル材の如き帯状材料をラベルを容
器に添付するためのラベル添付装置の如き他の機
構に対して連続的に供給するための機構に関し、
特にラベル添付装置に内蔵された印刷装置により
予め印刷されたかロールから離れた後印刷される
１巻のラベル材が提供されるラベル添付装置用の
衝撃吸収装置（シヨツク・アブソーバ）に関す
る。このような装置の通常の運転中、前記ラベル
材はロールから引張られて個々のラベルに截断さ
れ、この截断されたラベルは容器給送機に送ら
れ、各ラベルは容器に添付される。

このような性質の機械装置においては機械を屡
屡停止、再始動することが必要となる。例えば、
容器の給送に途絶が生じる場合、あるいは容器が
脱落した場合、あるいはラベル添付装置と平行し
て運転される充填機（フイラー）の如き機械が作
用を停止する時、ラベルの給送を停止した後前記
故障を解消して運転を再開すると同時にラベル給
送を再び開始することが必要である。このこと
は、機械の運転期間が長く、停止および始動が頻
繁でない印刷機の如き装置とは対照的である。予
め截断されたラベルを必要とする装置を使用する
よりも連続状のラベル材を使用してこれを連続的
な給送過程の一部として別個のラベルに截断する
装置を使用することが有利である。例えば、連続
的なラベル材を使用する装置は更に早い速度で運
転することができる。又、連続的なラベル材は比
較的安価であり、截断ラベルより取扱いが容易で
ある。

然し、連続状ラベル材（マガジンから供給され
る予め截断されたラベルではなく）を使用するラ
ベル機械を停止する度毎に、特にこのような機械
を再始動する度毎に、ラベル材に急激な引張作用
が生じる。このためラベル材の滑りを生じ、従つ
てラベルを截断する截断ナイフに対するラベル材
の整合関係のずれを生じる。更に、ラベル材が突
然の停止から生ずる帯材の弛みによつてラベルの
給送が急激に停止される時に故障が生じる。

本発明の目的は、連続的なラベル材の如き連続
帯材に対する衝撃が回避されるかこの衝撃が大巾
に減少される装置の提供にある。

本発明の特定の目的は、ラベルの給送が停止し
あるいは開始する時常に作用してラベル材に対す
る衝撃を緩和し急激な停止によつて生じる帯材の
弛みを吸収する連続ラベル材を使用するラベル添
付装置のためのシヨツク・アブソーバの提供にあ
る。

本発明の前記および他の目的については以下の
記述および頭書の特許請求の範囲から明らかにな
ろう。

本発明の一実施例を添付図面により事例として
示す。

添付図面、特に第１図において、本装置は照合
番号１０により全体的に示され、ラベル材１２の
ロール１１を有する。ロール１１は、帯材にある
張力を維持する固定シヤフトと円板すなわちフラ
ンジ（図示せず）上に支持されている。ラベル材
は通常ラベルに予め印刷されるが、必要に応じて
印刷装置（図示せず）はラベル材がロール１１か
ら離れた後ラベル材上にラベルを印刷するように
装置に内蔵することもできる。

ラベル材１２はガイド・ローラ１４から衝撃吸
収機構に送られるが、この衝撃吸収機構は照合番
号１５により全体的に示され第２図，第３図およ
び第４図に関して以下に詳細に示される。次に、
ラベル材はガイドローラ１６からガイドローラ１
７および駆動ローラ１８の周囲へ、次いでピン
チ・ローラ１９および駆動ローラ１８間に送られ
る。駆動ローラ１８は装置の残部に関して調時関
係に駆動され、このローラはロール１１から帯材
１２を引張る力を与え、帯材を１対の截断手段２
６と２７を含むラベル截断機構２５に送る。この
ラベル截断機構は、ロータリ・カツタおよび往復
運動アンビルを使用する1974年６月17日出願の米
国特許出願第480044号に示された型式のものでよ
く、あるいは1978年１月23日出願の米国特許出願
第871554号および1978年２月７日出願の米国特許
出願第875891号に記載の型式のダイ・カツタでも
よい。どんな手段を用いても、ラベル材は回転真
空ドラム２９に対して供給される個々のラベル２
８に截断される。ラベルは真空ドラム２９により
照合番号３０により全体的に示される容器給送部
に供給され、容器は照合番号３１により示され
る。容器はロータリ・ターレツト３３のポケツト
３２に送られるように示される。ラベルが容器に
添付される地点から下流側において各ラベルは容
器の周囲に添付される。第１図において省略され
ているのは、当技術において周知のラベルおよび
容器に糊を塗布するための塗布装置の如き周知の
補助装置である。

次に第２図，第３図、および第４図において、
固定シヤフト４０は装置の枠部４１にボルト止め
され、４２において小径部を有する。シヤフト４
０上でスリーブ４５を回転自在に支持するベアリ
ング４４が示される。シヤフト４０の端部４３に
取付けられるキヤツプ４６が設けられる。このキ
ヤツプ４６はセツトねじ４９を受けるよう４８に
ねじが立てられている。このため前記キヤツプは
シヤフト４０に対して回転してセツトねじにより
調整される位置に固定することができる。スリー
ブ４５は、５７で２本の離間されたアーム５５に
ピン止めされたシヤフト５６を支持する前記アー
ムと一体である。ローラ５８はシヤフト５６上で
回転可能である。第４図に示す如く、スリーブ４
５はその一端部でシヤフト４０と一体の円板すな
わちフランジ６２に形成された切欠き６１に入る
突起６０が形成されている。これにより、シヤフ
ト４０に対するスリーブ４５の回転運動は約90゜
に制約されている。第３図および第４図におい
て、シヤフト４０の周囲に巻かれ、一端部をキヤ
ツプ４６の切欠き６６に位置させ他端部をスリー
ブ４５の切欠き６７においたコイルスプリング６
５が設けられる。セツトねじ４９を弛めてキヤツ
プを第２図における反時計方向に回転することに
より前記コイルスプリングが張力を与えられてロ
ーラ５８を第２図に示された位置付近に保持し、
ローラ５８の反時計方向（第２図における）の運
動に抗する（阻止するのではない）。装置の始動
と同時に、駆動ローラ１８は帯材即ちラベル材１
２に急激な引張力を及ぼす。この引張力はコイル
スプリング６５の抵抗を受ける。即ち、第１図で
判るように駆動ローラ１８はラベル材を左方に引
張つてローラ５８を反時計方向に回転させようと
するが、この引張力から生じる衝撃は反対方向に
作用するスプリング６５の作用力によつて減衰さ
れる。この反作用力は固定力ではなく駆動ローラ
１８によつて及ぼされた力に比例している。この
反作用力は、有害な衝撃を除去するようにキヤツ
プ４６をある方向に回転することにより調節が可
能であるが、駆動ローラの所期の作用に干渉する
ものではない。明らかなように適当な調整が行わ
れた時キヤツプはセツトねじ４９により所定位置
に固定される。更に、スプリング６５は駆動ロー
ラ１８の急激な停止によつて生じる弛みを吸収す
る。

第１図の装置は、ロール１１と種々のローラと
真空ドラム２９と送りターレツト３３が水平軸上
にあるかの如く示されているが、ロール１１と各
ローラとドラム２９等が垂直方向である「水平
型」機械として周知のものであることが望まし
い。しかし、本装置は水平軸心を有する「垂直
型」の機械でもよい。望ましい「水平型」（垂直
軸心）の形態においては、ロール１１は通常、そ
の回転作用にある抑制を与える水平フランジ（図
示せず）に対して重力により静置する。

以上の如く、ラベル添付機械等のための斬新か
つ有効な衝撃吸収装置が提供されることが明らか
であろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシヨツク・アブソーバを実施
した１巻のラベル材とロールからラベル材を引張
る装置とラベル截断装置と真空ドラムと容器給送
装置部とを示すラベル添付装置の全体図、第２図
は第１図に示された衝撃吸収機構の平面図、第３
図は第２図に示した衝撃吸収機構の立面図、およ
び第４図はシヨツクアブソーバの構成要素を更に
詳細に示す第２図および第３図のシヨツク・アブ
ソーバの分解図である。 １０……ラベル添付装置、１１……ロール、１
２……ラベル材、１４……ガイド・ローラ、１５
……衝撃吸収機構、１６，１７……ガイド・ロー
ラ、１８……駆動ローラ、１９……ピンチ・ロー
ラ、２５……ラベル截断機構、４０……固定シヤ
フト、４５……スリーブ、４６……キヤツプ、４
９……セツトねじ、５５……アーム、５６……シ
ヤフト、５８……ローラ、６２……フランジ、６
５……コイルスプリング、６６，６７……切欠
き。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 連続状のラベル材の回転自在なロールと、前
   記ラベル材を前記ロールから引張るよう作用する
   被駆動ローラと、前記被駆動ローラから下流側で
   ラベル材を個々のラベルに截断するよう作用する
   ラベル・カツタと、截断された各ラベルを拾い上
   げてこれをラベル添付ステーシヨンに転送するラ
   ベル転送装置と、容器を順次前記ステーシヨンに
   対して供給し、前記ラベル転送装置と関連して各
   ラベルを容器に添付するよう作用する容器給送装
   置とを有するラベル添付装置において、ラベル材
   の給送ロールと被駆動ローラとの間に配置された
   ラベル材の衝撃吸収兼張力付与機構を有し、前記
   機構は、 (a) 固定シヤフトと、 (b) 前記固定シヤフト上に回転自在に取付けられ
   たスリーブと、 (c) 前記スリーブに固定され、かつスリーブから
   外方に伸び出す一対のアームと、 (d) 前記一対のアームの外端部でアームにより回
   転自在に支持されるローラ装置で、前記ローラ
   装置はその周囲に囲繞されるラベル材を支持す
   るようになつているローラ装置と、 (e) 前記固定シヤフトに固定された円板と、 (f) 前記スリーブは前記円板上にささえられる一
   端部を有し、 (g) 前記円板は切欠き構造体を有し、さらに前記
   スリーブは突起構造体を有し、このため前記ス
   リーブが前記固定シヤフト上で制約された角度
   まで回転できるようになつており、 (h) 前記円板から遠く離れ、前記固定シヤフトの
   一端部に固着されたキヤツプと、 (i) 前記キヤツプを前記固定シヤフトに固着する
   装置で、前記固着する装置は前記固定シヤフト
   上任意位置に前記キヤツプを回転させることが
   でき、さらに前記キヤツプを所望位置に固着さ
   せることができるようになつている固着装置
   と、 (j) 前記キヤツプが固着される固定シヤフトの端
   部を取り巻き、一端部を前記スリーブに固着さ
   れ他端部を前記キヤツプに固着されたコイルス
   プリングで、これにより前記コイルスプリング
   の張力は、前記固定シヤフト上でキヤツプを回
   転させた後コイルスプリングを所望張力に置く
   ために所望位置にキヤツプを固着することによ
   つて調整できるようになつているコイルスプリ
   ング、を含むことを特徴とする衝撃吸収装置。