JPS63259801A - 情報信号記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、特許請求の範囲第１項の前段に記載の情報信
号記録装置に関する。

（従来の技術） 板状の記録媒体の表面にカッターによってアナログ情報
信号を刻み込むことは知られている。初期のラッカー膜
への刻み込みは、最近において金属記録媒体への刻み込
みに、ますます置き換えられている。したがって、刻み
込まれた溝の型くずれがほとんど無くなり、レコードを
製造する数種の中間工程が無くなった。

それに加えて、複雑な光学的および化学的な処理によっ
て、情報をレーザ光線を使用して記録媒体に記録しレー
ザ光線によフて読み出すディジタルの録音およびデータ
記録の重要性が、漸次増加している。確かに、この形式
の記録は、特に良好な音響特性、および完成された記録
媒体の良好な取扱性を特徴とする。そのようないわゆる
ＣＤプレート（コンパクトディスク）の製造は、カッタ
ーによるアナログ記録に比べて著しく多額の経費を必要
とする。

西ドイツ特許第３５２７６０６号明細書には、ディジタ
ル情報信号、特にオーディオ信号をＣＤ形式に記録する
方法が記載されている。それによれば、信号は、記録媒
体と垂直に駆動される刻みカッターによって、記録しよ
うとする信号の連続する２つのくぼみの間では、記録媒
体の変形されていない表面の」−にあり、くぼみの中で
は下にある。

情報内容が、記録媒体上のくぼみの長さ、および２つの
隣り合うくぼみの間隔によって決定される純粋なディジ
タル信号の記録が、上記の公知の方法によって原理的に
可能である。

光学走査装置により表面構造の回折像を評価することが
知られている。また、コンパクトディスク用として標準
化されたレーザ走査装置は、断面が非矩形状に作られた
表面構造からも信号を検出することが判った。

（発明が解決しようとする問題点） したがって、本発明の目的は、レーザによって走査可能
な記録媒体プレートの前段として使用される記録媒体に
、ペネトレータを使用して、そのような信号トラックの
形成を可能にする記録媒体に個々の連続するくほみの形
態で記録される情報信号を記録する装置を提供すること
である。本発明の他の目的は、レーザ光線による走査時
に信号を乱す結果となる記録のゆがみを、刻み込み動作
において生じない構造のペネトレータを提供することで
ある。

（問題点を解決するための手段） これらの目的は、特許請求の範囲第１項に記載の本発明
によって達成される。本発明の好適な実施態様は、特許
請求の範囲の従属項に記載されている。

（作用および効果） 刻みカッターとして使用される本発明によるペネトレー
タは、実施態様において斜角のピラミッドとして形成さ
れ、その１つの側面は、記録媒体の送り方向と直角、ま
たはカッターの励起方向と平行に向いている。その場合
、この面の側部の稜が、記録された信号くほみ列の側部
のフランク角を決定する。刻みカッターとしてペネトレ
ータを使用する場合、削り屑は全く生じない。したがっ
て、刻み込まれた記録媒体は、製造後に直接レーザを使
用した走査によって検査することかできる。

本発明による装置におけるカッターの稜を好適な角度に
することによって、情報媒体の読出しの際に信号を歪曲
させる相互変調、時間変位、入口・出口のゆがみを生じ
ないようにすることができる。

本発明によるペネトレータは、簡単に製造することがで
きる。情報信号の記録にはレーザ光線を必要とせず、レ
コード工業の一般の条件のもとて記録を行なうことかで
きる。すなわち、レーザ記録の際に要求されるような超
清浄室の条件の必要がない。

（実施例） 次に、本発明を実施例によって詳細に説明する。

第１図にアクチュエータ１が示されている。このアクチ
ュエータ１には、その下側にペネトレータ２が取り付け
られている。このアクチュエータ１は、ペネトレータ２
が固定された例えば圧電発振器である。このような装置
の構造は、例えば西ドイツ特許第３５２７６０６号明細
書により知られている。

ベネトレータ２は、特にダイヤモンドからなり、アクチ
ュエータ１に固定される三角形の底面を有している。ペ
ネトレータ２のピラミッド形態は、記録媒体への２つの
稜１９および２０の投影が、記録媒体の速度ベクトル■
１と直角になるような斜角で形成されている。稜１つお
よび２０によって形成された側面は、励起方向と平行で
あり、記録方向と直角に設けられている。２つの稜１９
および２０は、記録された信号トラックの側面のフラン
ク角を決定する。

コンパクトディスク用として標準化され本発明によって
製造された信号構造からなるレーザ走査装置は、以前に
必要と認められたλ／４条件を満たす構造のものと同じ
変調の深さを有する信号を、検出することか明らかとな
った。したがって、稜１つおよび２０は、ペネトレータ
２の静止状態において情報媒体の表面−にに載せられて
いる尖端部９に集まっている。動作時に、ペネトレータ
２は、記録媒体の表面に一様な深さの個々のくぼみを形
成する。このくぼみの深さは約０．　２μであることが
好ましい。ペネトレータ２の尖端部９は、２つのくぼみ
の間において、記録媒体のちょうと表面に尖端部９があ
るように突出している。

第２図において、脚間５が速度ベクトル■　の方向、す
なわち情報媒体１１の進行方向に対して、直角であるこ
とが示されている。ペネトレータ２の他の２つの側面７
および８は、ペネトレータ２の滑走部を形成する稜６に
集まっている。この滑走部は、記録する場合に記録媒体
に対して角度α（４）をなしている。この角度αは１３
５°より大きいことが必要である。これは、この条件の
もとて初めて切り屑の出ない変形が得られるためである
。しかしながら、充分なレベルにするには、１５０°な
いし１５５°より大きくしてはならない。したがって、
可能な角度の変化幅は、わずか約２０°である。

刻み動作において、記録媒体は、ペネトレータ２のそば
を速度ベクトル２２の方向に通過する。

記録媒体の表面に垂直にペネトレータ２を励起した場合
、滑走部６が記録媒体に入り込み、面５の稜１９および
２０に沿って、記録しようとするくぼみの側部クランク
を形成する。

ペネトレータ２が記録媒体から出る際に、滑走部６か信
号を歪曲させないようにするため、若干の逃げ角度か必
要である。したがって、下記の条件 を満たす必要がある。この場合、ＩＶ　　ｌは記録媒体
と垂直な尖端部９の速度成分を表わし、ＩＶ　　ｌは記
録の場所における記録媒体の速度ベクトルを表わす。

脚間５したがって稜１９および２０が使い古された場合
、ベネトレータ２をアクチュエータ１から取り外さずに
、容易に再研磨することができるようにするため、母線
２１は膨面５の面内にある。

これによって、アクチュエータ１に固定された状態でペ
ネトレータ２を研会することが可能になる。

第３図に示されているように、ペネトレータ２は、ほぼ
三角形状の底面を有している。稜］９および２０の投影
は、記録場所の記録媒体表面における速度ベクトルＶ１
に対して直角である。ペネトレータ２の２つの断面７お
よび８は、ペネトレータ２の底面から尖端部９に延び記
録媒体の表面への投影が稜１９および２０の投影と直角
をなす滑走部６に、集まっている。

第４図は、本発明による装置によって作られた信号トラ
ックを示している。数個のくぼみ］４゜１５および１６
が図示されている。これらのくぼみの形状は、数個のく
ぼみに沿って、ほぼ同様な形状を保持している。くぼみ
からのペネトレータ２の引出しは、ペネトレータ２の尖
端部９の動作経路の頂点が表面に達し、したがって、２
つのくぼみの間において信号情報が刻み込まれない程度
に行われる。くぼみ１５は、アクチュエータ１の限界周
波数による記録を示し、したがって正弦波状である。一
層低い繰返し周波数のパルスは、限界周波数条件によっ
て、沈下領域および浮上領域（Ｅｉｎ−ｕｎｄ　Ａｕ５
ｔａｕｃｈｂｅｒｅｉｃｈ）において記録される。

第５図は、くぼみの断面を示している。このようなくほ
みか、ペネトレータ２によって形成され、その結果、く
ほみの側面に２つの隆起部１７および１８か生じるよう
になる。しかしながら、このいわゆる「耳」は、記録媒
体および再生体をトランスファー成形によって再処理し
た場合には形成されず、したかって完成された記録媒体
は、この「耳」を有しないため、障害にはならない。同
様に、この耳は、読出す信号振幅にしか影響しないため
、レーザ光線によって記録媒体を直接読出す場合も、障
害にはならない。たったいま切られた記録媒体−にのま
だ存在しない被覆層を通して、他のレーザ周波数を使用
する必要かあるため、充分に高い振幅が得られるように
直ちに適合させることができる。くほみの側方のフラン
ク間のフランク角３は、約６０°ないし８０°である。

これは、レーザ光線による読出しを可能にする適当な回
折作用を起こさせるのに充分なものである。この角−１
１一 度３は、ペネトレータ２の脚間５の稜１９および２０の
間の角度βと等しい。

完成された記録媒体の場合、読出し光線が記録媒体の表
面に垂直に投射されるため、脚間５の垂直方向から偏位
したフランク角が、記録媒体に対して周波数相互変調を
生じる。確かに、これは理論電子工学的には調整可能で
あるが、脚間が、記録媒体に対する読出し信号の光線と
同じ方向に、記録媒体に対して設けられている場合には
、このような電子的な時間修正措置を省くことができる
。

本発明による装置は、金属記録媒体に刻み込むことによ
って、ディジタル記録をＨ１能にし、この金属記録媒体
から直接複製することが可能である。

したがって、感光層にレーザによってディジタル信号を
記録する場合には必要な現像、銀めっきなどのすべての
工程が省かれる。

ペネトレータを適当に研磨することによって、記録され
たくぼみのフランク角を極めて正確に保持することかで
きる。このため、レーザ記録の場　　　−合に必要な広
範囲な修正をすべて省くことができ＝　１２− る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す背面図、第２図は第１
図に示す装置の側面図、第３図は第２図の平面図、第４
図は第１図に示す装置によって記録された一連の信号の
平面概念図、第５図は第１図に示す装置によって刻み込
まれた情報トラ・ツクの断面図である。 １・・・アクチュエータ、２・・・ペネトレータ、３・
・・角度β、４・・・角度α、５・・・脚間、６・・・
滑走部、９・・・尖端部、１１・・記録媒体、１．４．
　１５．　１．６・・・信号トラック、１．９．２０・
・・稜、２２・・・速度ベクトル■１゜ 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 手続性１ｊ正書（方式） 昭和６２年１り月／２日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、情報信号が、ダイヤモンドの形状のペネトレータ（
   ２）によって個々のくぼみ（１４、１５、１６）の列と
   して情報媒体（１１）、特に板状の金属記録媒体に刻み
   込まれる形式の情報信号記録装置において、 ペネトレータ（２）が少なくとも３つの稜（６、１９、
   ２０）を有するピラミッド形状を備え、これらの稜（６
   、１９、２０）が、刻み込みの場合に記録媒体の表面に
   入り込む尖端部（９）に集まり、記録面における投影が
   記録媒体の速度ベクトル■＿ｔの方向にある稜（６）が
   、速度ベクトル■＿ｔと角度α（４）を形成し、その角
   度αが、記録媒体（１１）と垂直な尖端部（９）の速度
   成分を■＿ａとして、下記条件、 １８０゜−ａｒｃｔａｎ｜■＿ａ｜／｜■＿ｔ｜＞α＞
   １３５゜を満たし、記録面における他の２つの稜（１９
   、２０）の投影が、速度ベクトル■＿ｔの方向と垂直で
   あることを特徴とする情報信号記録装置。 ２、他の稜（１９、２０）の間の角度（３）が、６０゜
   ないし８０゜であることを特徴とする、特許請求の範囲
   第１項記載の情報信号記録装置。 ３、ペネトレータ（２）がアクチュエータ （１）に固定され、ほぼ円形のアクチュエータ（１）の
   １つの母線が、ペネトレータ（２）の他の稜（１９、２
   ０）によって定まる平面（５）内にあることを特徴とす
   る、特許請求の範囲第１項または第２項記載の情報信号
   記録装置。