JPS63259246A - ベルト式無段変速機の駆動ベルト - Google Patents

ベルト式無段変速機の駆動ベルト

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Publication number
JPS63259246A
JPS63259246A JP9391087A JP9391087A JPS63259246A JP S63259246 A JPS63259246 A JP S63259246A JP 9391087 A JP9391087 A JP 9391087A JP 9391087 A JP9391087 A JP 9391087A JP S63259246 A JPS63259246 A JP S63259246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
layer
belt
shaped base
base metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9391087A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuteru Sugano
菅野 光輝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP9391087A priority Critical patent/JPS63259246A/ja
Publication of JPS63259246A publication Critical patent/JPS63259246A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、自動車のベルト式無段変速機の駆動ベルトに
関し、詳しくは金属帯の耐摩耗性向上に関する。
【従来の技術】
一般に、ベルト式無段変速機は第4図および第5図に示
すように、無端状の金属?!)1と、上記金属帯1の周
方向に隙間なく多数配列されたエレメント2により構成
された駆動ベルト3が、図示しない各一対の円錐形円板
の溝間隔を相対的に制御可能にした駆動側ブーりと、従
動側ブーりとの間に掛は廻してトルクを伝達するように
なっている。 ここで、上記金属帯1は無端状リングを数枚重ね合わせ
て構成され、多数のエレメント2の左右でイヤ一部2a
とショルダ部2bとの間に配設されており、上記金属帯
1を構成するリング1枚の断面は、例えば特開昭59−
197642号公報に示すように、厚さ0.18〜0.
2111の18N iマルエージング銅帯の両端を溶接
し、リング状に成形した母材1aの表面に浸硫層を形成
してなるもの、あるいは第6図に示すように、リング1
枚の断面を有する18N iマルエージング鋼からなる
母11taをN((3ガスとN2ガスの混合ガス雰囲気
中にさらすことにより、20〜40t1m程度の窒化w
A1bを形成して耐摩耗性を向上さヒてなるものなどが
提案されている。
【発明が解決しようど°りる問題点] しかしながら、上述した従来例では、靭性などのなじみ
は良好であるが、1枚1枚のリングを成形するロンド毎
に熱処理温度が異なるとともに、窒化層を形成する均一
な混合ガスを得ることが難しいため、窒化層の厚さにバ
ラツキが生じ、表面硬度の制御が困難であるとともに、
エレメントと接触する部分に極端な摩耗が発生して耐久
性を低下さUているなどの問題がある。 また、金属帯の長寿命化に要求されるリングの靭性およ
び耐摩耗性は、お互いに相反づる特性であるために、母
材の窒化処理により窒化層を深く形成すると、靭性が低
下することになり、特に金属帯を構成する複数枚のリン
グの最、F面および最下面では、その傾向が顕著である
。 本発明は上述した事情に鑑みてなされたちのであり、ベ
ルト式無段変速機の駆動ベルトにおいて、上記金属帯を
構成するリングの靭性を低下させることなく、イオン化
した金属原子を電磁場内で加速衝突さけてリング状母材
の表面にイオンを注入して表面を硬化させ、表面ムラの
ない窒化層を形成するとともにに4摩耗性を向上させる
ことを目的としてなるベルト式無段変速機の駆動ベルト
を提供するものである。 【問題点を解決するための手段】 、ヒ記lコ的を3v成するために、本発明によれば、リ
ング状母材を複数枚重ね合わ氾てなる無端状金属帯と、
上記金属帯の周方向に隙間なく多数配列されたエレメン
トとからなる駆動ベルトにおいて、上記金属帯を構成す
るリング状母材の表面に、イオン化した所定の金属原子
を電磁場内で加速衝突させてイオン注入層を生成するこ
とにより表面硬化層を形成してなる構成としたものであ
る。 (作  用1 上記構成に基づいて、本発明による駆動ベルトでは、リ
ング状母材の表面に、ガス処理等の窒化処理法によらず
、イオン化した金Ji1m1京子を電磁場内で加速衝突
させて注入し、粒界や他の欠陥のない硬化膿を連続形成
してなるものであり、窒化層のj2さをエネルギーによ
り制御できるため、製作ロッド角にバラツキが生じる等
の従来方法と異4Lす、靭性を低下させることなく、耐
摩耗性を向上させるための表面硬度を制御することが容
易である。
【実 施 例] 以下、本発明による実施例を添付した図面に基づいてル
TIRに説明ツる。 第1図は本発明によるリング母材に窒化層を形成する実
施例を示す概略構成図であり、所定幅を有し、厚さ0.
18〜0.2mmに成形された18Nivル工−リング
鋼帯の両端を溶接してリング状に形成した母材1aの表
面に、イオン化した金属原子が電磁場4内で加速された
後、均一に注入されて第2図に示すように窒化層などか
らなる硬化11cが形成される。 上記電磁場4では、陰極のカソード5aから放出された
金属イオンが陽極のアノード5bを通り、スリット6a
により方向性を保持して抽出されるとともに、湾曲した
磁石部1で分離され、再びスリット6bで方向性が保持
されてmia内で加速される。 上記ta場8内で加速された金属イオン粒子は、それぞ
れ平行に配設された静電偏向板9.10により方向性が
制御されてリング状母材1aの表面に衝突させて注入さ
れる。 なお、上記金属イオンは、N(窒素)、B(ボロン)、
CO(コバルl”)、Mo(モリブデン)などが選定さ
れ、18N iマルエージング鋼帯の表面のみに連続し
て注入することにより引張り強度を2050M P a
  (メガパスカル)から例えば27SOMpa級に改
質することができる。 また、本発明によるイオン注入法によれば、粒界や空孔
、ボイド等の欠陥を生ずることなくリング状母材1aの
表面に連続的に窒化層の形成が可能であり、例えばFe
より原子半径の大きい金属原子(Mo、W)をイオン注
入することにより、リング状母材1の表面に引張りに強
い圧縮残留応力を発生させることが可能である。 したがって、上記イオン注入法によれば、第3図に示す
ように、従来のガス窒化処理法に比して、表面硬度が高
く、所定深さ以上(to)では硬度が低く靭性が保持さ
れているなど表面からの硬化層の深さを制御することが
可能であり、硬化層を所定の深さに制御することにより
靭性を確保することができるとともに十分な耐摩耗性の
向上を図ることができる。 【発明の効5$!】 以上詳細に説明したように、本発明によるベルト式無段
変速機の駆動ベルトは、ベルト式無段変速機の駆動ベル
トを構成する金属帯のリング状母材の表面に、イオン化
した所定の金属原子を電磁場内で加速衝突させて注入す
ることにより表面硬化層を形成してなるものであり、粒
界やその他の欠陥を生ずることなく、リング状母材の表
面にムラなく連続的に窒化層からなる硬化層を形成する
ことlト可能である。 また、イオン化された金属原子の加速度を制御すること
により、窒化層からなる硬化層の厚さを連続的に一定に
保持することができるので、製作ロンド毎のバラツキも
なく、表面硬度を適正に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるリング状母材に窒化層を形成する
実施例を示す概略構成図、′?A2図は本発明による金
属帯の1枚リングを示す断面図、第3図はリング状母材
の表面からの距離と硬度どの関係を示す説明図、第4図
は駆動ベルトの構成を足す正面図、第5図は第4図の一
部破断した側面図、第6図は従来の実施例を示す1枚リ
ングの断面図である。 1・・・金属帯、1a・・・リング状母材、1c・・・
硬化層、3・・・駆動ベルト、4・・・電磁場。 特許出願人    富士重工業株式会社代理人 弁理士
  小 橿 信 浮 量  弁理士  村 井   進 第1図 第2図 第3図 ル0 表りb力゛らの3E突4Lμm 第4図     第5図 第6図 ::=ヨIC

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 リング状母材を複数枚重ね合わせてなる無端状金属帯と
    、上記金属帯の周方向に隙間なく多数配列されたエレメ
    ントとからなる駆動ベルトにおいて、 上記金属帯を構成するリング状母材の表面に、イオン化
    した所定の金属原子を電磁場内で加速衝突させてイオン
    注入層を生成することにより表面硬化層を形成してなる
    ことを特徴とするベルト式無段変速機の駆動ベルト。
JP9391087A 1987-04-15 1987-04-15 ベルト式無段変速機の駆動ベルト Pending JPS63259246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9391087A JPS63259246A (ja) 1987-04-15 1987-04-15 ベルト式無段変速機の駆動ベルト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9391087A JPS63259246A (ja) 1987-04-15 1987-04-15 ベルト式無段変速機の駆動ベルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63259246A true JPS63259246A (ja) 1988-10-26

Family

ID=14095632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9391087A Pending JPS63259246A (ja) 1987-04-15 1987-04-15 ベルト式無段変速機の駆動ベルト

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JP (1) JPS63259246A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6562153B1 (en) * 1999-10-04 2003-05-13 Hitachi Metals, Ltd. Strain-induced type martensitic steel having high hardness and having high fatigue strength

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6562153B1 (en) * 1999-10-04 2003-05-13 Hitachi Metals, Ltd. Strain-induced type martensitic steel having high hardness and having high fatigue strength

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