JPS63259172A - 斜板型液圧回転機 - Google Patents

斜板型液圧回転機

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JPS63259172A
JPS63259172A JP62091743A JP9174387A JPS63259172A JP S63259172 A JPS63259172 A JP S63259172A JP 62091743 A JP62091743 A JP 62091743A JP 9174387 A JP9174387 A JP 9174387A JP S63259172 A JPS63259172 A JP S63259172A
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JP
Japan
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swash plate
cylinder block
cylinder
supply
casing
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Pending
Application number
JP62091743A
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English (en)
Inventor
Haruo Kokubu
国分 晴雄
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば斜板型の油圧ポンプや油圧モータ等と
して使用される斜板型液圧回転機に関し、特に、弁板と
シリンダブロックとの間で焼付きやキャビテーション等
が発生するのを防止てき、吐出流量や回転出力を増大で
きるようにした斜板型液圧回転機に関する。
〔従来技術〕
一般に、ケーシングと、該ケーシングにそれぞれ固着し
て、該ケーシング内に設けられた弁板および斜板と、該
斜板と弁板との間に回転可能に設けられ、該弁板に摺接
するシリンダブロックと、該シリンダブロックの軸方向
に穿設され、前記弁板の各給排ポートと連通ずる複数の
シリンダと、該各シリンタ内を斜板に案内されて往復動
する複数のピストンとからなる斜板型液圧回転機は知ら
れている。
この種の液圧回転機は、例えば油圧ポンプとして用いる
場合、シリンダブロックを外部の原動機等によって回転
駆動して、各シリンダ内で各ピストンを往復動させ、弁
板の各給排ポートのうち一方から該各シリンダ内に油液
な吸込ませて加圧し、他方の給排ポートから該シリンダ
内の圧油を外部に向けて吐出させるようになっている。
そして、吐出流量を増大させる場合には、高速の原動機
等を用いてシリンダブロックの回転数を増加させ、各シ
リンダ内のピストンを高速で往復動させることにより、
給排ポートから吐出される圧油の流量を増大させるよう
にしている。
(発明か解決しようとする問題点) 然るに、上述した従来技術ては、シリンダブロックの回
転数を増加させた場合に、該シリンダブロックは弁板に
対して高速でWJ動するようになるから、該シリンダフ
ロックと弁板との摺動画に焼付き等か生し易いという欠
点かある。また、ゴ「板の給排ポートからシリンダブロ
ックの各シリンダ内に吸込まれる油液は、該シリンダブ
ロックの高速回転により周方向に大きく加速されるから
、各シリンダ内に円滑に流入し難くなり、流出(吐出)
時にも同様の問題か起き、キャビテーションか発生し易
いという欠点がある。これは油圧モータとして用いた場
合ても同様である。
本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので
、本発明はシリンダフロックを低速で回転させても、吐
出流量や回転出力等を増大化でき、焼付きやキャビテー
ションの発生を確実に防止てきるようにした斜板型液圧
回転機を提供するものである。
(問題点を解決するための丁段) 上述した問題点を解決するために本発明は、ケーシン、
グと、該ケーシング内に位置して、該ケーシングの一端
側に固着された弁板と、前記ケーシング内に回転可能に
aQけられた斜板と、該斜板と弁板との間に回転可能に
設けられ、一端側端面か該弁板に摺接するシリンダブロ
ックと、該シリンダブロックに所定の角度間隔をもって
軸方向に穿設されたZp個のシリンダと、該各シリンダ
内を前記斜板に案内されて往復動するZp個のピストン
と、前記斜板をシリンダブロックに対してZ、Xk (
kは整数)倍の回転数比で回転伝達する回転伝達機構と
、前記各シリンダと連通すべく、前記弁板にそれぞれ(
Zp×kthi)4B−J’つ交互に配設された給排ポ
ートとからなる構成を採用している。
ここで、前記各給排ポートは斜板とシリンダブロックと
か互いに逆方向に回転する場合、弁板にそれぞれ(Zp
Xk+1)個ずつ設けられ、同方向に回転する場合、そ
れぞれ(Z、×k−1)個ずつ設けられる。
(作用) 斜板をシリンダフロックに対してZ、Xk倍の回転数比
で回転させるから、シリンダブロックを低速回転させて
も、斜板はZpXk倍の高速で回転し、吐出tltt量
や回転出力等を確実に増大させることができる。そして
、弁板にはそれぞれ(ZpXk±1)個の給排ポートを
交互に配設したから、該各給排ポートのうち一方か吸込
(fi人)ポート、他方が吐出(流出)ポートとなって
、シリンダブロックの各シリンダ内に油液な円滑に給排
することかできる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第7図に基づいて
説明する。
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示してい
る。
図において、lは斜板型液圧回転機のケーシングな示し
、該ケーシングlは中心軸O−0を中心として段付円筒
状に形成されたケーシング本体2と、該ケーシング本体
2の一端側を施蓋しているカバー3とからなり、該カバ
ー3には油液の流入口4および流出口5か径方向に離間
して設けられている。そして、該流入口4および流出口
5はカバー3内にリング状に形成された連通路4A、5
Aと呪数の分岐路4B、4B、・・・、5B、5B、・
・・とを介して後述の各給排ポート6A、6Bと連通し
ている。
6はカバー3の内面に密着して、該カバー3に固着され
た弁板を示し、該弁板6には周方向に所定の角度間隔を
もってそれぞれ複数個の給排ポート6A、6A、・・・
、6B、6B、・・・か交互に配設され、該各給排ポー
ト6A、6Bは前記各分岐路4B、5Bと常時連通して
いる(第2図、第3図参照)。そして、該各給排ポート
6A、6Bおよび各分岐路4B、5Bは後述の理由によ
ってそれぞれ(Zp×k+1)個ずつ設けられ、該各給
排ポート6A、6Bは後述する各シリンダ12のシリン
ダポート13と連通可能となっている。
また、7はケーシング本体2の他端側に位置して、中心
軸0−0と同軸に設けられた入出力軸を示し、該入出力
軸7の一端側はケーシング本体2の段部2A側を覆うよ
うに有底筒状に形成され、その先端側は段部2Aの外周
に回転可能に設けられたリンク体8に一体的に固着され
ている。
そして、該入出力軸7の筒部内周側には山数Zlの内歯
7Aか形成され、該内歯7Aは後述のm2tj k車1
8と1−合するようになっている。9は入出力軸7の底
部とカバー3との間に中心軸O−0と同軸に設けられた
回転軸で、該回転軸9の一端はカバー3に回転可能に支
持され、その他端は入出力軸7にスプライン9A等を介
してスプライン結合されている。
10は該回転軸9とケーシング本体2との間に回転可能
に設けられた。14板を示し、該斜板10の一端面には
中心軸O−0と垂直な面に対して所定角度傾斜し、後述
の各シュー15が摺動する摺接面10Aか形成されてい
る。そして、該斜板lOの他端側には筒部10Bか一体
的にJジけられ、該筒部10Bは後述の太陽歯車17に
スプライン9AC等を介してスプライン結合されている
。11は該斜板lOと弁板6との間に回転可能に設けら
れたシリンダブロックを示し、該シリンダブロック11
は回転@119の周囲に位置して筒状に形成され、該回
転軸9とスプライン98に9を介してスプライン結合さ
れている。そして、該シリンダブロック11の一端側端
面ば弁板6側へと常時押圧され、該弁板6の表面に摺接
するようになっている。
12はシリンダブロックitに所定の角度間隔をもって
軸方向に穿設された複数のシリンダを示し、該各シリン
ダ12はシリンダブロック11にZI−個、例えば5個
形成され、中心軸0−0から一定の離間寸法をもって配
設されている。そして、該各シリンダ12の一端側には
各給排ポート6A、6Bと連通ずるシリンダポート13
か形成され、該各シリンダポート13は各シリンダ12
内に各給排ポート6A、6Bからの油液な流出入させる
ようになっている。なお、第2図、i3図中では、該各
シリンダポート13を説明の都合上、シリンダポート1
3A、13B。
13c、13D、13Eとして特定して示すものとする
14は各シリンダ12内に摺動可能に挿嵌されたピスト
ン、15は該各ピストン14の先端側に捏動可能に設け
られたシューを示し、該各シュー15は押え板16によ
って斜板loの摺接面10Aに押付けられ、該摺接面1
0Aに沿って摺動するようになっている。そして、各ピ
ストン14は該各シュー15を介して斜板10の摺接面
10Aに案内されつつ、各シリンダ12内を往復動する
ようになっている。なお、第1図中ては各シリンダ12
、各ピストン14および各シュー15を1個のみ例示し
ているか、これらは第2図、第3図に示すシリンダポー
トL3A〜13Eと同様にZp個、例えば5個設けられ
、シリンダブロック11と共に中心軸O−0の周囲を回
転するようになっている。
17は回転軸9と斜板lOの筒部10Bとの間に位置し
て、該筒部1OBにスプライン9Ac等を介してスプラ
イン結合された1az2の太陽歯・1(、さらに、18
は該太陽歯車17と入出力軸7の内IJI57 Aとの
間に設けられた遊星歯車を示し、該遊星1&tip−1
8はケーシング本体2の段部2Aにビン19を介して回
転可能に支持され、太陽歯車17と内歯7Aとに噛合す
ることによって、前記斜板10とシリンダブロック11
との間の回転伝達機構を構成している。
ここて、該シリンダブロック11の回転数をN、とし、
斜板lOの回転数をN2とすると、該斜板10は遊星歯
車18を介して内歯7A(歯数Z、)と噛合する太陽歯
車17(歯aZ2)と一体回転し、シリンダブロック1
1は回転軸9を介して入出力軸7と一体回転するから、
両者の回転数N+、N2は内歯7Aと太陽歯車17との
歯数比(Zl/Z2)により、 N、 = (Z、/22) XN、−(1)として示さ
れる。そして、この歯数比(L/Zz)を各シリンダ1
2の個数Zpの整数倍、(2+/L)=kXZ、(kは
整数)となるように歯数Zl、Z2を決定しておけば、
前記(1)式により、 N2 = k X Zp X N + ・−”(2)が
得られ、斜板lOはシリンダブロック11に対してkX
Zp倍の回転数N2をもって、該シリンダブロック11
と逆方向に回転するようになる。
未実施例による斜板型液圧回転機はト述の如き構成を有
するもので、次に、その作動について油圧ポンプとして
用いた場合を例に挙げて説明する。
まず、入出力軸7を原動4!!(図示せず)により矢示
R1方向に回転駆動すれば、シリンダブロックllは入
出力軸7と同方向に一体回転し、斜板lOは遊星山車1
B、太陽歯車17”pを介してシリンダブロック11と
は逆方向(第2図中の矢示R2方向)にkxZ、倍の回
転数をもって回転する。そして、各ピストン14は該シ
リンダブロック11と斜板lOとの相対回転により各シ
リンダ12内を往復動し、流入口4から連通路4A、各
分岐路4B、各給排ポート6Aおよび各シリンダポート
13(13A〜13E)を介して各シリンダ12内に油
液を吸込み、これを該各シリンダ12内て加圧しつつ、
各シリンダポート13から各給排ポート6B、各分岐路
5B、連通路5Aを介して流出口5へと吐出させる。\ ここて、第2図中に示す如く、直線AO上に位置するシ
リンダポート13Aが給排ポート6A。
6Bの中間にあり、該シリンダポート13Aに対応する
シリンダ12内のピストン14がとすると、斜板10は
前記(2)式から、k=1(Zp=5ニジリンダ12の
個数)として、角速度Zp・ω(2F・ω=2πZ、−
N、=2πN2)をもって回転する。そして、ピストン
エ4のストローク長をSとして、上死点にある場合をx
=S/2とし、下死点にある場合なx = −S/2と
すれば、第2図の位置から時間を経過したとき、シリン
ダブロック11は角度ωtだけ矢示R1方向に回転し、
斜板10は角度Zp ・ωtたけ矢示R2方向に回転す
るから、前記ピストン14のストローク変位Xは。
x=(S/2)cos[(Zp+ 1) ωt] ・”
(3)として、近似的に示すことかできる。
そして、第2図に示す状態から時間tたけ経過したとき
、該ピストン14、即ちシリンダポート13Aは第3図
中に示す如く直線BO上に位置するものとすれば、この
ときの角度0は0=ωtとなるから、前記(3)式は、 x=(S/2)cos[(Zp+ 1) 0] ・−・
(’l)として示すことかできる。このとき、斜板10
は直線AOの位置から直Vjcoの位置まで角度Zp・
ωtだけ回転しているから、直線COの位置が上死点位
装置となる。
次に、シリンダポート13Aから角度 2π/Zp  (Zp =5)たけ遅れた位置にあるシ
リンダポート13Eを例に挙げると、該シリンダポート
13Eに対応するシリンダ12内のピストン14は前記
(3)式で示したピストン14に比較し・て、斜板10
の摺接面10Aの傾斜角に基づき実質的に角度2π/Z
Fだけ位相が遅れているから、このピストン14のスト
ローク変位Xは前記(3)式により、 x = (S、/2)CO5[(Zp++)ωt −2
π/ Zp]−(5)として示すことかできる。
そして、このシリンダポート13Eかシリンダブロック
11の回転により、直線BOの位とまで回転するときに
は、シリンタフロック11は第2図中に示す位置から角
度、 ωt=0+2π/ z p・−(6) たけ回転することになるから、この(6)式を(5)式
に代入して、 x=(S/2)cos[(2p+1)((+ + 2π
/Zp)−2π/Z、]m=(S/2)cos[(Zp
+1) 0 + 2 πm= (S/2)cos[(Z
p+1)θ]−(7)となり、シリンダポート13Eに
対応するピストン14は前記(4)式で示したシリンダ
ポート13Aに対応するピストン14と、直線AOを大
便とした角度0の位ごて同一のストローク位置をとるこ
とになる。
これはシリンダポート13Aから角度 m = (2π/ Z p )、(但し、m=2.3゜
4・・・)たけ遅れた位置にあるシリンダポート13D
、13C,13Bの場合でも、これらに対応する各ピス
トン14のストローク変位は(5)式と同様に、 x = (S/ 2)cos[(Zp+1)ωt−m 
x (2π/l、月−(8)となり、前記(6)式とほ
ぼ同様にωt=O十m×(2π/zp )を代入するこ
とにより、x = (S/2)cos[(Zp+1)(
θ+2w m/Z、)−2πm/Zpl= (S/2)
cos[(2p+1) 0 + 2 πm ]m=(S
/2)cos[(7p+1)  0コ−(9)として示
される。従って、各ピストン14はシリンダブロック1
1か弁板6に対して一回転(0=2π)する間に、前記
(4)式、(7)式および(9)式にも示す通り、(Z
、+1)回のサイクル、即ち吸込行程と吐出行程をそれ
ぞれ(Zp+1 )回ずつ繰返すことになる。
そこて、弁板6には各給排ポート6A、6Bをそれぞれ
所定角2π/ (zp + 1 )たけ離間させて(Z
p+1)個、Zp=5の場合は6個ずつ交互に配設すれ
ば、各給排ポート6Aか吸込ポート、各給排ポート6B
か吐出ポートとなって、シリンダブロック11か弁板6
に対して一回転する間、各ピストン14はそれぞれ対応
するシリンダポート13A〜13Eを介して各給排ポー
ト6A側から各シリシタ12内に油液を吸込んて順次加
圧しつつ、矢示R1方向で前側の各給排ボー)−6B側
に圧油を吐出し、吸込行程と吐出行程とをそれぞれ(Z
、+1)回ずつ繰返して、効率的にポンプ作用を行い、
吐出流量を大幅に増大させることかてきる。
即ち、第2図中の直線AO上に位置するシリンダポート
13Aは対応するピストン14か上死点にあるから、ま
ず角度π/(Zp+1)たけ矢示R1方向に回転すると
き、該ピストン14が下死点まで往動して吸込行程とな
り、さらに角度π/(Zp+1)だけ回転するとき、該
ピストン14が再び上死点まで復動して吐出行程となり
、この吸込行程と吐出行程を該ピストン14は角度2π
/(Zp+1)の回転毎に繰返す。
次に、前述の説明ては(2)式のうちに=1の場合を例
に挙げたか、kは正の整数であればいずれでもよく、こ
の場合はシリンタフロック11か角速度ωて回転すると
き、斜板10は前記(2)式に基づいて、角速度k ”
 Z p  ・ωで回転するから、前記(3)式は一般
式として、 x=(S/2) cos[(k−Zp  + 1 ) 
 ω七コ−(10)で示され、この(10)式はω1=
oのとき。
x=(S/2) cos[(k−Z、 + 1 ) 0
 ] m=11)として示される。そして、この(11
)式は前記(7)式および(9)式と同様に全ての各ピ
ストン14か基憎線AOから角度θの位置にあるときの
ストローク位lを示している。
従って、該各ピストン14はシリンタフロック11が弁
板6に対して一回転(o=2π)する間に、前記(11
)式により、(k−Zp+1)回のサイクルをもって吸
込行程と吐出行程とをそれぞれ祿返すから、弁板6には
各給排ポート6A、6Bをそれぞれ(k−Zp+1)個
ずつ交互に配設すればよく、該各給排ポート6Aを介し
て各シリン、ダニ2内に流入口4から油液な吸込み、各
給排ポート6Bを介して流出[15から大流L″Lの圧
油を吐出させることかできる。
一方、当該液圧回転機を油圧モータとして用いる場合に
は、流入口4から各給排ポート6A等を介して各シリン
ダ12内に圧油を供給して、各ピストン14を往復動さ
せることにより、シリンダブロックllと斜板lOとは
l対kXZpの回転数比をもって互いに逆方向に回転し
、入出力軸7から大きな回転トルクをもった回転出力を
1fjl出すことができる。
なお、当該液圧回転機の組立時には、任意のピストン1
4が上死点または下死点にあるときに、対応するシリン
ダポート13(13A〜l 3E)を給排ポート6A、
6Bの中間位辺に配置しておく必要かあるが、これは第
2図中に例示した如く、シリンダポート13Aを給排ポ
ート6A、6Bの中間に配置して、該シリンダポート1
3Aに対応するピストン14を上死点におくように、斜
板10とシリンダブロック11との位置を調整すればよ
く、この位fi!gJ3!は比較的簡単に実行可能であ
る。
而して、本実施例によれば、入出力軸7に形成した内#
7Aと太陽南軍17と遊星歯車18とによって回転伝達
機構を構成し、斜板lOをシリンダブロック11に対し
てkXZp倍の回転数比で逆方向に回転させるから、シ
リンダフロック11を弁板6に対して低速で回転させて
も、斜板lOはkXZp倍の回転数比て高速回転し、吐
出流量や回転出力を大幅に増大できる。また、シリンダ
ブロック11の低速回転により、該シリンダブロック1
1と弁板6との摺動面に焼付き等が生じるのを防止でき
る上に、各給排ポート6A、6Bを介して各シリンダ1
2内に油液を円滑に流出入させることかてき、キャビテ
ーションの発生も確実に抑えることがてきる。
次に、fJS4図ないし第6図は本発明の第2の実施例
を示し、本実施例の特徴は、斜板なシリンダブロックに
対してkXZp倍の回転数比をもって同一方向に回転す
るようにしたことにある。
図中、21はケーシングを示し、該ケーシング21は右
底筒状のケーシング本体22と、該ケーシング本体22
の開口端を施許したカバー23とからなり、該カバー2
3の中央部には後述の入出力軸28か中心軸0−0と同
軸に回転可能に支持されている。そして、ケーシング本
体22の底部には油液の流入口24、流出口25かそれ
ぞれ穿設され、該流入口24、流出口25には前記第1
の実施例で述べた流入口4、流出口5とほぼ同様に連通
路24A、25Aおよび各分岐路24B、25Bか設け
られている。また、該ケーシング本体22の開口端側内
周には歯数Z3の内歯22Aか形成され、該内歯22A
には後述の遊星歯車37が噛合している。
26はケーシング本体22の底部内面に密着して固設さ
れた弁板を示し、該弁板26にも第1の実施例のものと
同様に給排ポート26A。
26A、・・・、26B、26B、−・・がそれぞれ交
互に配設されているものの、該各給排ポート26A、2
6Bは後述する理由によってそれぞれ(kXZp−1)
個ずつ設けられている。前記各分岐路24B、25Bの
個数についても同様である。、27はケーシング21内
に回転可能に設けられた斜板を示し、該剥板27には第
1の実施例のものとほぼ同様に摺接面27Aか形成され
接 ているものの、該摺〜面27Aの周囲には中心軸0−0
と同軸の筒状部27Bが一体的に突設され、該筒状部2
7Bは後述するシリンダブロック29の筒部29A内に
回転可能に配設されている。そして、該斜板27には入
出力軸28か一体的に設けられ、該入出力軸28の先端
側はカバー23を介して外部に突出している。
29は斜板27と弁板26との間に回転可能に配設され
たシリンタプロ・ンクを示し、該シリンダブロック29
の一端側端面ば弁板26に摺接し、他端側には段付筒状
の筒部29Aが中心軸0−0と同軸に突設されている。
そして、該筒部29Aは剥板27の筒状部27Bを取囲
み、ケーシング本体22に回転可能に支持されている。
30はシリンダブロック29にZp個、例えば5個穿設
されたシリンダ、31は該各シリンダ29のシリンダポ
ートを示し、該各シリンダボー)−31は第5図、第6
図中に示すように各給排ポート26A、26Bと連通可
能となっている。
32はピストン、33はシュー、34は押え板をそれぞ
れ示し、該各ピストン32、各シュー33および各シリ
シタ30等については第1の実施例のものと同様である
から、その説明は省略する。
35はシリンダブロック29の筒部29A先端側にスプ
ライン35A等を介してスプライン結合されたキャリア
を示し、該キャリア35は段付筒状に形成され、後述の
遊星歯車37を回転自在に支持している。そして、該キ
アリア35はカバー23と剥板27との間に回転回旋に
配設され、シリンダブロック29と一体回転するように
なっている。36は入出力軸28にスプライン28A等
を介してスプライン結合された歯数24の太陽歯車、3
7は該太陽歯車36とケーシング本体22の内歯22A
との間に設けられた遊星歯車を示し、該遊星歯車37は
キャリア35にピン38を介して回転自在に支持され、
一方で太陽歯車36と他方で内歯22Aと噛合するよう
になっている。そして、1核遊星歯1F37は太陽歯車
36、内歯22Aと共に回転伝達機構を構成し、該遊星
歯・1(37は太陽歯車36の周囲を自転しつつ公転し
て、この公転連動をキャリア35を介してシリンダフロ
ック29へと伝えるようになっている。
ここで、前記シリンダブロック29の回転数をN、とし
、斜板27の回転数をN4とすると、該斜板27は入出
力軸28、太陽歯車36と一体回転するのに対し、シリ
ンダブロック29は遊星歯車37の公転によりキャリア
37と共に回転するから、太陽歯車36(@数z4)と
内歯22Al数Z3)との減速比に基づき、N :l 
= (Z ) / Z 4 + l ) X N 、+
・・・(12)となり、このときの減速比(Z :+ 
/ Z 4 + 1 )を各シリンダ30の個数Zpの
整数倍、(Z、/Z、+1) =kXZp  (kは整
数)として、歯数23.ZJを決定しておけば、前記(
12)式から Nユ=kxZpxN、+・・・(13)となり、斜板2
7はシリンダブロック29に対してkXZp倍の回転数
をもって回転する。そして、遊星歯車37は自転しつつ
公転するから、斜板27とシリンダブロック29とは互
いに同方向に回転する。
かくして、このように構成される本実施例では、第5図
中に示す直MAO上のシリンダポートωて回転すると、
斜板27は該シリンダブロック29と同方向に、例えば
矢示R1方向に、前記(13)式に基づいて角速度k 
” Z p ・ωで回転するから、このピストン32の
ストローク変位は前記(lO)式とほぼ同様に、 x=(S/2) cos[(k−Z、 −1) ωt]
−(14)として一般式て示すことがてき、このピスト
ン32か第6図中に示す直線BOの位置まて変位したと
きには、ωt=0となって、 x=(S/2) cos[(k −Zp −1) 0 
] −−−(15)として示すことができる。そして、
この(15)式は前記第1の実施例で述べた(8)弐〜
(+1)式と同様に、全ての各ピストン32か基準線A
Oから角度0の位置にあるときのストローク位とを示し
ている。
従って、本実施例では、前記(15)式により各ピスト
ン32はシリンダブロック29が弁板26に対して一回
転(θ冨2π)する間に、(k−Zp−1)回のサイク
ルをもって吸込5吐出行程をそれぞれ繰返すから、弁板
26には各給排ポート26A、26Bをそれぞれ所定角
2π/(k−Zp−1)たけ離間させて(k−Z、−1
)個、例えば4個(k=l。
Z、=5)ずつ交互に配設すれば、前記第1の実施例と
ほぼ同様の作用効果を得ることができる。
この場合、当該液圧回転機を油圧ポンプとして用いると
きには、入出力軸28を高速の原動機で回転駆動すれば
よい。また、油圧モータとして用いるときには、入出力
軸28から高速の回転出力を取出すことかてきる。
次に、第7図は本発明の第3の実施例を示し、本実施例
の特徴は、回転伝達機構をケーシングの外部に設け、シ
リンダツロ・ンクと斜板とを同方向に回転させるように
したことにある。
図中、41はケーシングな示し、該ケージジグ41は段
付筒状のケーシング本体42と、該ケーシング本体42
の両端を施蓋したカバー43.44とからなり、カバー
43には流入口45と流出口46とか設けられている。
そして、該流入口45、流出口46には前記第2の実施
例と同様に連通路45A、46Aおよび各分岐路45B
、46Bがそれぞれ形成されている。
47はカバー43に密着して固設された弁板を示し、該
弁板47も第2の実施例のものと同様に形成され、各給
排ポート47A、47Bがそれぞれ(k−Zp−1)個
ずつ交互に配設されている。
48はケーシング本体42内に回転可能に配設された斜
板を示し、該斜板48の一端面には所定角度をもって傾
斜した摺接面48Aか形成され、その中央部には中心軸
0−0と同軸に有底穴48Bか形成されている。そして
、該斜板48の他端側には中心軸0−oと同軸に入出力
軸49が一体的に設けられ、該人出カ袖49か一体的に
設けられ、該入出力軸49はカバー44を介して外部に
突出している。5oは該斜板48の有底穴48Bとカバ
ー43との間で回転可能に支持された他の入出力軸を示
し、該入出力軸5oは中心軸0−0と同軸に配設され、
その一端側はカバー43を介して外部に突出している。
51は入出力軸50の周囲に位置して、斜板48と弁板
47との間に回転可能に配設されたシリンタフロックを
示し、該シリンタフロック51は入出力軸50にスプラ
イン50Aiを介してスプライン結合され、該入出力軸
5oと一体回転するようになっている。52は該シリン
タフロック51にZp個穿設されたシリンダ、53は該
各シリンタ52のシリンダポートな示し、該各シリンダ
52.各シリンダポート53は前記各実施例のものと同
様に形成されている。そして、該各シリンダ52内には
各ピストン54か往復動し、該各ピストン54は各シュ
ー55を介して押え板56により前記摺接面48Aを摺
動しつつ、案内されるようになっている。
57は入出力軸50の突出端側に固石された歯数Z、、
の大径歯車、58は入出力軸49の突出端側に固着され
た歯数26の小径歯車を示し、該小径歯車58と大径歯
車57とはケーシング41の外部で小径の中間歯車59
、回転軸60および大径の中間歯車61を介して連結さ
れ、これらは入出力軸49.50間の回転伝達機構を構
成している。ここで、シリンダブロック51の回転数を
N、とし、斜板48の回転数をN6とすると、これらは
それぞれ入出力軸50.49と一体回転するから、大径
歯車57(歯数Zlと小径歯車58(@数ZG)の歯車
比に基づき、 N6 = (Z、/Zr、)xN、・・・(16)とな
り、このときの歯数比(L/Z6)を各シリンダ52の
個数Zp(7)整数倍、Z5/ Z6= 7.pX k
 (kは整数)として、歯数25.2.を決定しておけ
ば、前記(16)式により、 ’   N6 = k X Zp X N5 ・”(1
7)となり、剥板48をシリンタフロック51に対して
kXZp倍回転数回転数向に回転させることがてきる。
かくして、このように構成される本実施例ても、前記第
2の実施例で述べた(15)式と同様に各ピストン54
のストローク変位を求めることかてき、弁板47に各給
排ポート47A、47Bをそれぞれ(k−Zp−1)個
ずつ交互に設けることにより、第2の実施例とほぼ同様
の作用効果を得ることかできる。そして、当該液圧回転
機を油圧ポンプとして用いる場合には、入出力軸5oを
原動機62で回転駆動すればよく、場合によっては入出
力軸49側にも他の原動機(図示せず)を設け、所望の
回転トルクを原動機62と共に入出力rib 49 F
 50に確実に与えうるようにしてもよい。
なお、前記各実施例では、回転伝達機構を内歯7A (
22A)、太陽歯車17(36)、遊星歯巾18(37
)(たは大径歯11Z57、小径歯車58等によって構
成するものとしたか、本発明はこれに限定されず、他の
回転伝達機構を用いて、斜板10 (27,48)をシ
リンダブロック11 (29,51)に対してkxZp
倍の回転数で回転させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明によれば、シリンタフロック
に対して斜板をkxZp倍の回転数をもって回転させ、
弁板には各給排ポートをそれぞれ(kxZp±1)個ず
つ交互に設けるようにしたから、シリンダブロックを低
速回転させても斜板か高速回転し、吐出流量や回転出力
を大幅に増大てきる上に、シリンダブロックと弁板との
摺動面における周速を小さくすることかてき、この摺動
面での焼付き等を防止できる。また、シリンダブロック
の各シリンダと各給排ポートとの油液の流出入を円滑に
行うことかでき、キャビテーションの発生を抑えること
かできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は液圧回転機の縦断面図、tS2図は第1図中のI
I −II矢示方向断面で示す説明図、第3図は第2図
の位置から斜板とシリンダブロックとか所定角回転した
状態を示す第2図と同様の説明図、第4図ないし第6図
は第2の実施例を示し、第4図は液圧回転機の縦断面図
、第5図は第4図中のV−V矢示方向説明図、第6図は
第5図の位置から斜板とシリンダブロックとか所定角回
転した状態を示す第2図と同様の説明図、第7図は第3
の実施例を示す液圧回転機の縦断面図である。 1.21.41・・・ケーシング、4,24゜45・・
・流入口、5,25.46・・・流出口、6゜26.4
7・・・弁板、6A、6B、26A。 26B、47A、47B・・・給排ポート、7゜28.
49.50・・・入出力軸、10,27゜48・・・斜
板、11.29.51・・・シリンダブロック、12,
30.52−・・シリンダ、13,31゜53・・・シ
リンダポート、14,32.54・・・ピストン、17
.36・・・太陽歯車、18.37・・・遊星歯車、5
7・・・大径歯車、58・・・小径山車。 第2図 R2R+ □   −NN− 第3図 R2R+ 第4図 第5図 第6図 R1 Δ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシングと、該ケーシング内に位置して、該ケ
    ーシングの一端側に固着された弁板と、前記ケーシング
    内に回転可能に設けられた斜板と、該斜板と弁板との間
    に回転可能に設けられ、一端側端面が該弁板に摺接する
    シリンダブロックと、該シリンダブロックに所定の角度
    間隔をもって軸方向に穿設されたZ_p個のシリンダと
    、該各シリンダ内を前記斜板に案内されて往復動するZ
    _p個のピストンと、前記斜板をシリンダブロックに対
    してZ_p×k(kは整数)倍の回転数比で回転伝達す
    る回転伝達機構と、前記各シリンダと連通すべく、前記
    弁板にそれぞれ(Z_p×k±1)個ずつ交互に配設さ
    れた給排ポートとから構成してなる斜板型液圧回転機。
  2. (2)前記斜板とシリンダブロックとは互いに逆方向に
    回転し、前記弁板にはそれぞれ (Z_p×k+1)個の給排ポートを設けてなる特許請
    求の範囲(1)項記載の斜板型液圧回転機。
  3. (3)前記斜板とシリンダブロックとは互いに同方向に
    回転し、前記弁板にはそれぞれ (Z_p×k−1)個の給排ポートを設けてなる特許請
    求の範囲(1)項記載の斜板型液圧回転機。
JP62091743A 1987-04-14 1987-04-14 斜板型液圧回転機 Pending JPS63259172A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013146802A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 三菱重工業株式会社 流体圧ポンプ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013146802A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 三菱重工業株式会社 流体圧ポンプ
US20150078930A1 (en) * 2012-03-30 2015-03-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Fluid pressure pump
US10788024B2 (en) 2012-03-30 2020-09-29 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Fluid pressure pump

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