JPS6325854B2 - - Google Patents
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- JPS6325854B2 JPS6325854B2 JP57007699A JP769982A JPS6325854B2 JP S6325854 B2 JPS6325854 B2 JP S6325854B2 JP 57007699 A JP57007699 A JP 57007699A JP 769982 A JP769982 A JP 769982A JP S6325854 B2 JPS6325854 B2 JP S6325854B2
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- forming
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D51/00—Making hollow objects
- B21D51/16—Making hollow objects characterised by the use of the objects
- B21D51/26—Making hollow objects characterised by the use of the objects cans or tins; Closing same in a permanent manner
- B21D51/2615—Edge treatment of cans or tins
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は筒体の開放端部に加工部を形成する方
法に関し、さらに詳しくは、低剛性の材料よりな
る直筒状の筒体の開放端部に、フランジ部、カー
ル部、ネツクイン部、2重巻締部、ヒートシール
部等の加工部を軸荷重下に形成する方法に関す
る。
法に関し、さらに詳しくは、低剛性の材料よりな
る直筒状の筒体の開放端部に、フランジ部、カー
ル部、ネツクイン部、2重巻締部、ヒートシール
部等の加工部を軸荷重下に形成する方法に関す
る。
缶胴体のような筒体の開放端部にネツクイン部
を形成したり、あるいは蓋部を2重巻締して2重
巻締部を形成したりする場合に、比較的大きな軸
荷重が筒体に加わり(例えばネツクイン部形成の
場合約200〜400Kg、2重巻締部形成の場合、約
120〜200Kg)、そのため筒体が低剛性の材料より
なる場合は、従来の通常の方法でこれらの形成を
行なうと、筒体が座屈を起し易いという問題があ
つた。従つて低剛性の材料は、一般に薄肉、軽量
で低コストであるという利点を有するにも拘ら
ず、筒体、例えば容器等の胴体に対して適用が困
難な場合が多かつた。
を形成したり、あるいは蓋部を2重巻締して2重
巻締部を形成したりする場合に、比較的大きな軸
荷重が筒体に加わり(例えばネツクイン部形成の
場合約200〜400Kg、2重巻締部形成の場合、約
120〜200Kg)、そのため筒体が低剛性の材料より
なる場合は、従来の通常の方法でこれらの形成を
行なうと、筒体が座屈を起し易いという問題があ
つた。従つて低剛性の材料は、一般に薄肉、軽量
で低コストであるという利点を有するにも拘ら
ず、筒体、例えば容器等の胴体に対して適用が困
難な場合が多かつた。
本発明は以上に述べた従来技術の問題点の解決
を図ることを目的とする。
を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は低剛性の材
料より直筒状の筒体の開放端部に、フランジ部、
カール部、ネツクイン部、2重巻締部、ヒートシ
ール部等の加工部を軸荷重下に形成する方法であ
つて、上記形成を、該筒体を外部から真空吸引し
て、該筒体の該加工部形成中の部分以外の非加工
部分を、直筒状に保持した状態において、または
弾性変形の範囲内で太鼓状に脹ませた状態におい
て、もしくは該非加工部分の1部を直筒状に保持
し、残りの他部を弾性変形の範囲内で太鼓状に脹
ませた状態において行なうことを特徴とする筒体
の開放端部に加工部を形成する方法を提供するも
のである。
料より直筒状の筒体の開放端部に、フランジ部、
カール部、ネツクイン部、2重巻締部、ヒートシ
ール部等の加工部を軸荷重下に形成する方法であ
つて、上記形成を、該筒体を外部から真空吸引し
て、該筒体の該加工部形成中の部分以外の非加工
部分を、直筒状に保持した状態において、または
弾性変形の範囲内で太鼓状に脹ませた状態におい
て、もしくは該非加工部分の1部を直筒状に保持
し、残りの他部を弾性変形の範囲内で太鼓状に脹
ませた状態において行なうことを特徴とする筒体
の開放端部に加工部を形成する方法を提供するも
のである。
さらに本発明は、低剛性の材料よりなる直筒状
の筒体の開放端部に、フランジ部、カール部、ネ
ツクイン部、2重巻締部、ヒートシール部等の加
工部を軸荷重下に形成する方法であつて、上記形
成を、該筒体外面を、貫通した多数の小孔を有す
る支持体を介して真空吸引して、該支持体の内面
に密着させ、該筒体の該加工部形成中の部分以外
の非加工部分を、直筒状に保持した状態におい
て、または弾性変形の範囲内で太鼓状に脹ませた
状態において、もしくは該非加工部分の1部を直
筒状に保持し、残りの他部を弾性変形の範囲内で
太鼓状に脹ませた状態において行なうことを特徴
とする筒体の開放端部に加工部を形成する方法を
提供するものである。
の筒体の開放端部に、フランジ部、カール部、ネ
ツクイン部、2重巻締部、ヒートシール部等の加
工部を軸荷重下に形成する方法であつて、上記形
成を、該筒体外面を、貫通した多数の小孔を有す
る支持体を介して真空吸引して、該支持体の内面
に密着させ、該筒体の該加工部形成中の部分以外
の非加工部分を、直筒状に保持した状態におい
て、または弾性変形の範囲内で太鼓状に脹ませた
状態において、もしくは該非加工部分の1部を直
筒状に保持し、残りの他部を弾性変形の範囲内で
太鼓状に脹ませた状態において行なうことを特徴
とする筒体の開放端部に加工部を形成する方法を
提供するものである。
以下図面を参照しながら本発明について説明す
る。
る。
本発明において、筒体とは、第1図に示すよう
な、対向する1対の開放端部2および側面接合部
3(半田付、溶接、接着等により形成された)を
有する筒体1、もしくは図示されないが筒体1の
一方の開放端部にフランジ部、カール部等を形成
後、底部を2重巻締法、ヒートシール法等によつ
て接合して形成された2ピース容器における筒体
1、または第2図に示すように、金属板の絞り加
工、もしくは絞り―しごき加工によつて形成され
た1個の開放端部5と底部6を有する、有底の1
ピース容器4における胴部7を指称する。そして
直筒状とは、直円筒形、もしくは隅丸直角筒形等
を指称し、横断面の形状は問わない。
な、対向する1対の開放端部2および側面接合部
3(半田付、溶接、接着等により形成された)を
有する筒体1、もしくは図示されないが筒体1の
一方の開放端部にフランジ部、カール部等を形成
後、底部を2重巻締法、ヒートシール法等によつ
て接合して形成された2ピース容器における筒体
1、または第2図に示すように、金属板の絞り加
工、もしくは絞り―しごき加工によつて形成され
た1個の開放端部5と底部6を有する、有底の1
ピース容器4における胴部7を指称する。そして
直筒状とは、直円筒形、もしくは隅丸直角筒形等
を指称し、横断面の形状は問わない。
また低剛性の材料とは、直筒状の筒体1、また
は胴部7の開放端部2または5にフランジ部、カ
ール部、ネツクイン部、2重巻締部、ヒートシー
ル部等の加工部を軸荷重下に形成するさい、従来
の通常の形成法によつては、座屈を発生し易い程
度の低い剛性を有する材料を指称し、金属又は合
金単体(表面に塗膜、または印刷膜を形成された
場合を含む、例えば錫めつき鋼板、テインフリー
スチール、アルミニウム合金等)、プラスチツク
単体、又はプラスチツクス同士の積層体、もしく
はプラスチツクス、紙、金属、箔、セラミツクス
等の各種の組合せよりなる積層体等を含む。
は胴部7の開放端部2または5にフランジ部、カ
ール部、ネツクイン部、2重巻締部、ヒートシー
ル部等の加工部を軸荷重下に形成するさい、従来
の通常の形成法によつては、座屈を発生し易い程
度の低い剛性を有する材料を指称し、金属又は合
金単体(表面に塗膜、または印刷膜を形成された
場合を含む、例えば錫めつき鋼板、テインフリー
スチール、アルミニウム合金等)、プラスチツク
単体、又はプラスチツクス同士の積層体、もしく
はプラスチツクス、紙、金属、箔、セラミツクス
等の各種の組合せよりなる積層体等を含む。
第3図、第4図は、胴部7が低剛性の材料(例
えば胴部7が厚さ0.09mmの錫めつき鋼板よりな
る)よりなる直円筒形の胴部7を有する1ピース
容器4の開放端部5にネツクイン部8を形成する
場合の例を示したものである。10は支持体であ
つて、1対の半割体10a,10bよりなり、半
割体10a,10bを閉じた状態において、第4
図に示すように、円筒状になるように構成されて
いる。支持体10の内面11は横断面は円形であ
り、その上端部11aおよび下端部11bにおけ
る内径は、胴部7の外径と実質的に等しい。そし
て第3図に示されるように、内面11の軸線方向
断面は、弓なりに外側に向つて僅かに凹んでい
る。この凹みの程度は、後述のように真空吸引に
よつて、胴部7が太鼓状に脹らんで、胴部7の外
面が支持体10の内面11と密着した状態におい
て、胴部7の脹らみが弾性変形の範囲内にあるこ
とが必要である。これは真空吸引を解除した後、
胴部7がネツクイン部8を除いて直円筒形に復帰
するようにするためである。半割体10a,10
bには、内面11から外面12に貫通する多数の
小孔13(真空吸引によつて胴部7が局部的に小
孔13内に陥入しない程度に直径の小さい)が、
全高にわたり形成されている。このような小孔1
3を有する半割体10a,10bは、例えば特殊
粉末焼結法によつて製造することができる。
えば胴部7が厚さ0.09mmの錫めつき鋼板よりな
る)よりなる直円筒形の胴部7を有する1ピース
容器4の開放端部5にネツクイン部8を形成する
場合の例を示したものである。10は支持体であ
つて、1対の半割体10a,10bよりなり、半
割体10a,10bを閉じた状態において、第4
図に示すように、円筒状になるように構成されて
いる。支持体10の内面11は横断面は円形であ
り、その上端部11aおよび下端部11bにおけ
る内径は、胴部7の外径と実質的に等しい。そし
て第3図に示されるように、内面11の軸線方向
断面は、弓なりに外側に向つて僅かに凹んでい
る。この凹みの程度は、後述のように真空吸引に
よつて、胴部7が太鼓状に脹らんで、胴部7の外
面が支持体10の内面11と密着した状態におい
て、胴部7の脹らみが弾性変形の範囲内にあるこ
とが必要である。これは真空吸引を解除した後、
胴部7がネツクイン部8を除いて直円筒形に復帰
するようにするためである。半割体10a,10
bには、内面11から外面12に貫通する多数の
小孔13(真空吸引によつて胴部7が局部的に小
孔13内に陥入しない程度に直径の小さい)が、
全高にわたり形成されている。このような小孔1
3を有する半割体10a,10bは、例えば特殊
粉末焼結法によつて製造することができる。
各半割体10aおよび10bは、夫々外筒14
aおよび14bと協同して、チヤンバー15aお
よび15bを形成している。チヤンバー15aお
よび15bは、夫々導管16aおよび16bを介
して、図示されない真空装置に連通する。なお1
7はOリングである。外筒14aおよび14bの
上端部内端14a1および14b1は、ネツクイン部
8の下端8aにできるたけ接近して設けられるこ
とが、座屈防止の点から望ましい。同様にして外
筒14aおよび14bの下端部内端14a2および
14b2も、胴部7の下端7aにできるたけ接近し
て設けられることが望ましい。18は支持盤、1
9はネツキングダイ、20はコアである。
aおよび14bと協同して、チヤンバー15aお
よび15bを形成している。チヤンバー15aお
よび15bは、夫々導管16aおよび16bを介
して、図示されない真空装置に連通する。なお1
7はOリングである。外筒14aおよび14bの
上端部内端14a1および14b1は、ネツクイン部
8の下端8aにできるたけ接近して設けられるこ
とが、座屈防止の点から望ましい。同様にして外
筒14aおよび14bの下端部内端14a2および
14b2も、胴部7の下端7aにできるたけ接近し
て設けられることが望ましい。18は支持盤、1
9はネツキングダイ、20はコアである。
以上の装置によつて、ネツキング加工は次のよ
うにして行なわれる。先づ1ピース容器4を支持
盤18上に載置した後、図示されない押圧装置に
より外筒14a,14bを介して、支持体10
a,10bを、第4図に示すように、1ピース容
器4の外側から閉じる。次いで、ネツキングダイ
19およびコア20が上昇位置にある状態におい
て、図示されない3方弁を開くと、導管16a,
16b、チヤンバー15a,15b、および小孔
13を介して、胴部7は真空吸引され、その外面
は支持体10の内面11に密着し、弾性変形の範
囲内で太鼓状に膨らむ。この状態で公知の手段に
従い、ネツキングダイ19およびコア20を下降
させて、ネツクイン部8を形成する。次いでネツ
キングダイ19およびコアを上昇させ、同時に上
記3方弁を回して、該弁の真空装置側は閉じ、同
時にチヤンバー15a,15bが大気に連通する
ようにする。従つて胴部7は、ネツクイン部8を
除いて、元の直円筒形に弾性復帰する。その後支
持体10を開いて、ネツクイン部8の形成された
容器4を次工程に送出する。
うにして行なわれる。先づ1ピース容器4を支持
盤18上に載置した後、図示されない押圧装置に
より外筒14a,14bを介して、支持体10
a,10bを、第4図に示すように、1ピース容
器4の外側から閉じる。次いで、ネツキングダイ
19およびコア20が上昇位置にある状態におい
て、図示されない3方弁を開くと、導管16a,
16b、チヤンバー15a,15b、および小孔
13を介して、胴部7は真空吸引され、その外面
は支持体10の内面11に密着し、弾性変形の範
囲内で太鼓状に膨らむ。この状態で公知の手段に
従い、ネツキングダイ19およびコア20を下降
させて、ネツクイン部8を形成する。次いでネツ
キングダイ19およびコアを上昇させ、同時に上
記3方弁を回して、該弁の真空装置側は閉じ、同
時にチヤンバー15a,15bが大気に連通する
ようにする。従つて胴部7は、ネツクイン部8を
除いて、元の直円筒形に弾性復帰する。その後支
持体10を開いて、ネツクイン部8の形成された
容器4を次工程に送出する。
以上のネツキング加工のさい、胴部7には比較
的大きな軸荷重が作用するが、胴部7は支持体1
0に密接して、太鼓状に脹んでいるので、低剛性
の材料よりなる場合であつても、極端な低剛性の
場合を除いて、座屈を生じない。胴部7を太鼓状
に脹ます他の方法として、容器4の内部に、例え
ばコア20に貫通孔を設け、該貫通孔を通して加
圧流体(例えばエア)を送る方法が考えられる。
しかしこの場合は内圧によりネツキングダイ19
と加工中の開放端部5間の摩擦係数が増大し、そ
のため軸荷重が増えるという好ましくない現象が
発生するが、本発明の場合は以上のような現象は
発生しない。
的大きな軸荷重が作用するが、胴部7は支持体1
0に密接して、太鼓状に脹んでいるので、低剛性
の材料よりなる場合であつても、極端な低剛性の
場合を除いて、座屈を生じない。胴部7を太鼓状
に脹ます他の方法として、容器4の内部に、例え
ばコア20に貫通孔を設け、該貫通孔を通して加
圧流体(例えばエア)を送る方法が考えられる。
しかしこの場合は内圧によりネツキングダイ19
と加工中の開放端部5間の摩擦係数が増大し、そ
のため軸荷重が増えるという好ましくない現象が
発生するが、本発明の場合は以上のような現象は
発生しない。
第5図は筒体1の両開放端部2に同時にフラン
ジ部21をフランジングダイ22を用いて、形成
する例を示したものである。この場合は、支持体
10を設けることなく、1対の枠体23a,23
b(第3図の外筒14a,14bに対応する)を
閉じて、筒体1と枠体23a,23bの間に形成
されるチヤンバー24a,24bを、夫々導管2
6a,26bを介して真空にして、筒体1を弾性
変形の範囲内で太鼓状に脹ませた後、フランジン
グダイ22を開放端部2に押当てて、フランジ部
21を形成する。なお25はチヤンバー24a,
24bの気密性を確保するためのOリングであ
る。
ジ部21をフランジングダイ22を用いて、形成
する例を示したものである。この場合は、支持体
10を設けることなく、1対の枠体23a,23
b(第3図の外筒14a,14bに対応する)を
閉じて、筒体1と枠体23a,23bの間に形成
されるチヤンバー24a,24bを、夫々導管2
6a,26bを介して真空にして、筒体1を弾性
変形の範囲内で太鼓状に脹ませた後、フランジン
グダイ22を開放端部2に押当てて、フランジ部
21を形成する。なお25はチヤンバー24a,
24bの気密性を確保するためのOリングであ
る。
第6図はフランンジ部の形成された1ピース容
器4に蓋部27を2重巻締して、2重巻締部28
を形成する例を示したものである。この場合は支
持体10′の内面11′が直円筒形である点を除い
ては、真空吸引装置の構造は、第3図、第4図の
夫と同様である。29はチヤツク、30は第2巻
締ロールである。支持体10′を閉じて、真空吸
引により胴部7の外面を、支持体10′の内面1
1′に密着させた後、蓋部27を胴部7のフラン
ジ部(図示されない)上に載置し、先づチヤツク
29と第1巻締ロール(図示されない)により仮
巻締部(図示されない)を形成し、次いで第2巻
締ロール30を用いて2重巻締部28を形成す
る。この場合通常容器4をチヤツク29により、
支持盤18と共に自転させる。その場合は、導管
16a,16bを図示されない回転シールを介し
て真空装置(図示されない)に接続することが好
ましい。
器4に蓋部27を2重巻締して、2重巻締部28
を形成する例を示したものである。この場合は支
持体10′の内面11′が直円筒形である点を除い
ては、真空吸引装置の構造は、第3図、第4図の
夫と同様である。29はチヤツク、30は第2巻
締ロールである。支持体10′を閉じて、真空吸
引により胴部7の外面を、支持体10′の内面1
1′に密着させた後、蓋部27を胴部7のフラン
ジ部(図示されない)上に載置し、先づチヤツク
29と第1巻締ロール(図示されない)により仮
巻締部(図示されない)を形成し、次いで第2巻
締ロール30を用いて2重巻締部28を形成す
る。この場合通常容器4をチヤツク29により、
支持盤18と共に自転させる。その場合は、導管
16a,16bを図示されない回転シールを介し
て真空装置(図示されない)に接続することが好
ましい。
2重巻締作業のさい、最も大きな軸荷重が加わ
るのは、仮巻締作業時である。仮巻締部は空隙が
大きいので、加工流体を容器内部に送入しても胴
部7に内圧を加えることは極めて困難である。従
つてこの方法によつて仮巻締作業時の座屈発生も
防止することは殆んど不可能である。しかし本発
明の場合は仮巻締部の空隙の影響は全くない。そ
して座屈は、一般に胴部7が鼓状に内側に凹んだ
状態において発生し易いが、第6図の場合は、胴
部7が真空吸引により直筒形に保持され、上記内
側に凹んだ状態にはならないので、極端に低剛性
の材料よりなる場合を除いて、座屈を起さない。
るのは、仮巻締作業時である。仮巻締部は空隙が
大きいので、加工流体を容器内部に送入しても胴
部7に内圧を加えることは極めて困難である。従
つてこの方法によつて仮巻締作業時の座屈発生も
防止することは殆んど不可能である。しかし本発
明の場合は仮巻締部の空隙の影響は全くない。そ
して座屈は、一般に胴部7が鼓状に内側に凹んだ
状態において発生し易いが、第6図の場合は、胴
部7が真空吸引により直筒形に保持され、上記内
側に凹んだ状態にはならないので、極端に低剛性
の材料よりなる場合を除いて、座屈を起さない。
第7図、第8図は、筒体1の開放端部2にカー
ル部31を形成する例を示したものである。支持
体10′および外筒14a,14b等を含む真空
吸引装置は、第6図の夫と同様のものが用いられ
る。32はカーラーであつて、本体33および下
部ダイ34を備えている。下部ダイ34は複数個
(図では4個)設けられ、ロツド36の上下動に
よりピン35の周りに遥動可能に構成されてい
る。筒体1を真空吸引により支持体1′に密着さ
せた状態において、かつ下部ダイ34を第7図の
状態にセツトした状態において、カーラー32を
下降と同時に回転させて、カール部31を(両開
放端部2に同時に)形成する。次いでカーラ32
の回転を停止し、チヤンバー15a,15bの真
空を解除した後、支持体10′を開く。その後ロ
ツド36を上昇させて、下部ダイ34をカール部
31から引離した後、カーラ32を上昇させる。
両開放端部2に同時にカール部31を形成する場
合は、図示されない下部カーラを下降させる。
ル部31を形成する例を示したものである。支持
体10′および外筒14a,14b等を含む真空
吸引装置は、第6図の夫と同様のものが用いられ
る。32はカーラーであつて、本体33および下
部ダイ34を備えている。下部ダイ34は複数個
(図では4個)設けられ、ロツド36の上下動に
よりピン35の周りに遥動可能に構成されてい
る。筒体1を真空吸引により支持体1′に密着さ
せた状態において、かつ下部ダイ34を第7図の
状態にセツトした状態において、カーラー32を
下降と同時に回転させて、カール部31を(両開
放端部2に同時に)形成する。次いでカーラ32
の回転を停止し、チヤンバー15a,15bの真
空を解除した後、支持体10′を開く。その後ロ
ツド36を上昇させて、下部ダイ34をカール部
31から引離した後、カーラ32を上昇させる。
両開放端部2に同時にカール部31を形成する場
合は、図示されない下部カーラを下降させる。
第9図はカール部31に蓋部37のカール部3
7aをヒートシールしてヒートシール部40を形
成する例を示したものである。この場合、図示さ
れないが、少なくともカール部31とカール部3
7aの対接する層は、熱融着性プラスチツクスよ
りなつている。またこの例ではダイ38に内蔵さ
れた高周波誘導加熱コイル39によつてカール部
を加熱するので、少なくともカール部31とカー
ル部37aの何れかが、金属層(図示されない)
を含む必要がある。この場合も筒体1を真空吸引
により支持体10′に密着させた後、ダイ38に
よりカール31に対してカール部37aを押圧し
ながら、コイル39を通電してヒートシールを行
なう。なおヒートシールに対しては、熱板法又は
超音波法その他の任意の方法を採用することがで
きる。筒体1の座屈を防止しようとして、その内
部に加圧流体を送入する場合は、ヒートシール部
40に内外を貫通するピンホールが発生して、密
封性が損なわれるおそれがあるが、本発明の場合
はこのようなおそれがない。
7aをヒートシールしてヒートシール部40を形
成する例を示したものである。この場合、図示さ
れないが、少なくともカール部31とカール部3
7aの対接する層は、熱融着性プラスチツクスよ
りなつている。またこの例ではダイ38に内蔵さ
れた高周波誘導加熱コイル39によつてカール部
を加熱するので、少なくともカール部31とカー
ル部37aの何れかが、金属層(図示されない)
を含む必要がある。この場合も筒体1を真空吸引
により支持体10′に密着させた後、ダイ38に
よりカール31に対してカール部37aを押圧し
ながら、コイル39を通電してヒートシールを行
なう。なおヒートシールに対しては、熱板法又は
超音波法その他の任意の方法を採用することがで
きる。筒体1の座屈を防止しようとして、その内
部に加圧流体を送入する場合は、ヒートシール部
40に内外を貫通するピンホールが発生して、密
封性が損なわれるおそれがあるが、本発明の場合
はこのようなおそれがない。
本発明は以上の実施例によつて限定されるもの
ではなく、例えば真空吸引により、筒体1の上半
部が直筒状に保持され、下半部が弾性変形の範囲
内で太鼓状に脹らんだ状態で、加工部の形成を行
なつてもよい。また加工部の形成中に、加工部に
隣接する外筒14a,14bの上端部内端14
a1,14b1(および/または下端部内端14a2,
14b2(第3図参照))が、従つて支持体10の上
端部が、開放端部5′の端面から胴部7の中央方
向に移動可能のように(真空吸引性を損なわない
ようにして)、外筒および支持体を構成すれば、
加工部形成中の未加工部も真空吸引装置に当接し
ながら成形が行なわれるので(この場合の当該未
加工部の高さはごく小さいので座屈のおそれは一
般に小さいのであるが)、当該未加工部における
座屈のおそれを防止することができる。
ではなく、例えば真空吸引により、筒体1の上半
部が直筒状に保持され、下半部が弾性変形の範囲
内で太鼓状に脹らんだ状態で、加工部の形成を行
なつてもよい。また加工部の形成中に、加工部に
隣接する外筒14a,14bの上端部内端14
a1,14b1(および/または下端部内端14a2,
14b2(第3図参照))が、従つて支持体10の上
端部が、開放端部5′の端面から胴部7の中央方
向に移動可能のように(真空吸引性を損なわない
ようにして)、外筒および支持体を構成すれば、
加工部形成中の未加工部も真空吸引装置に当接し
ながら成形が行なわれるので(この場合の当該未
加工部の高さはごく小さいので座屈のおそれは一
般に小さいのであるが)、当該未加工部における
座屈のおそれを防止することができる。
本発明によれば直筒状の筒体を外部から真空吸
引して、筒体が鼓状に内側に凹まないようにし
て、筒体の開放端部に加工部を形成するので、筒
体が低剛性の材料よりなる場合であつても、上記
形成のさい軸荷重により座屈を生ずるおそれがな
いという効果を有する。
引して、筒体が鼓状に内側に凹まないようにし
て、筒体の開放端部に加工部を形成するので、筒
体が低剛性の材料よりなる場合であつても、上記
形成のさい軸荷重により座屈を生ずるおそれがな
いという効果を有する。
第1図および第2図は、夫々本発明の適用され
る筒体の第1の例および第2の例を示す一部切断
正面図、第3図は本発明の方法によりネツクイン
部が形成された状態の例を示す縦断面図、第4図
は第3図の―線に沿う横断面図、第5図は本
発明の方法によりフランジ部が形成された状態の
例を示す縦断面図、第6図は本発明の方法により
2重巻締部が形成された状態の例を示す縦断面
図、第7図は本発明の方法によりカール部が形成
された状態の例を示す要部縦断面図、第8図は第
7図の―線に沿う横断面図、第9図は本発明
の方法によりヒートシール部が形成された状態の
例を示す要部縦断面図である。 1:筒体、2:開放端部、5:開放端部、7:
胴部(筒体)、8:ネツクイン部、10:支持体、
11:内面、13:小孔、21:フランジ部、2
8:2重巻締部、31:カール部、40:ヒート
シール部。
る筒体の第1の例および第2の例を示す一部切断
正面図、第3図は本発明の方法によりネツクイン
部が形成された状態の例を示す縦断面図、第4図
は第3図の―線に沿う横断面図、第5図は本
発明の方法によりフランジ部が形成された状態の
例を示す縦断面図、第6図は本発明の方法により
2重巻締部が形成された状態の例を示す縦断面
図、第7図は本発明の方法によりカール部が形成
された状態の例を示す要部縦断面図、第8図は第
7図の―線に沿う横断面図、第9図は本発明
の方法によりヒートシール部が形成された状態の
例を示す要部縦断面図である。 1:筒体、2:開放端部、5:開放端部、7:
胴部(筒体)、8:ネツクイン部、10:支持体、
11:内面、13:小孔、21:フランジ部、2
8:2重巻締部、31:カール部、40:ヒート
シール部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 低剛性の材料よりなる直筒状の筒体の開放端
部に、フランジ部、カール部、ネツクイン部、2
重巻締部、ヒートシール部等の加工部を軸荷重下
に形成する方法であつて、上記形成を、該筒体を
外部から真空吸引して、該筒体の該加工部形成中
の部分以外の非加工部分を、直筒状に保持した状
態において、または弾性変形の範囲内で太鼓状に
脹ませた状態において、もしくは該非加工部分の
1部を直筒状に保持し、残りの他部を弾性変形の
範囲内で太鼓状に脹ませた状態において、行なう
ことを特徴とする筒体の開放端部に加工部を形成
する方法。 2 低剛性の材料よりなる直筒状の筒体の開放端
部に、フランジ部、カール部、ネツクイン部、2
重巻締部、ヒートシール部等の加工部を軸荷重下
に形成する方法であつて、上記形成を、該筒体外
面を、貫通した多数の小孔を有する支持体を介し
て真空吸引して、該支持体の内面に密着させ、該
筒体の該加工部形成中の部分以外の非加工部分
を、直筒状に保持した状態において、または弾性
変形の範囲内で太鼓状に脹ませた状態において、
もしくは該非加工部分の1部を直筒状に保持し、
残りの他部を弾性変形の範囲内で太鼓状に脹ませ
た状態において、行なうことを特徴とする筒体の
開放端部に加工部を形成する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57007699A JPS58125323A (ja) | 1982-01-22 | 1982-01-22 | 筒体の開放端部に加工部を形成する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57007699A JPS58125323A (ja) | 1982-01-22 | 1982-01-22 | 筒体の開放端部に加工部を形成する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58125323A JPS58125323A (ja) | 1983-07-26 |
JPS6325854B2 true JPS6325854B2 (ja) | 1988-05-27 |
Family
ID=11673008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57007699A Granted JPS58125323A (ja) | 1982-01-22 | 1982-01-22 | 筒体の開放端部に加工部を形成する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58125323A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63132734A (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-04 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 缶の加圧巻締方法 |
JPH0639126B2 (ja) * | 1990-07-19 | 1994-05-25 | 東洋製罐株式会社 | 熱可塑性樹脂罐胴のフランジ成形装置 |
EP4059631A1 (de) * | 2021-03-17 | 2022-09-21 | HINTERKOPF GmbH | Greifeinrichtung |
-
1982
- 1982-01-22 JP JP57007699A patent/JPS58125323A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58125323A (ja) | 1983-07-26 |
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