JPS63258336A - 紙葉類処理装置の繰出し機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の分野 この発明は、例えば、銀行業務において用いられる自動
預金支払機のように、入出金紙幣を処理する紙葉類処理
装置に内蔵される繰出し機構に関する。

（ロ）発明の背明 上述例の自動預金支払機には、入金処理と出金処理とを
一台の装置で機能するために、入金された紙幣をそのま
ま回収するのではなく平積み用集積部にストアし、出金
指令があった場合には、このストアされている紙幣を出
金用として放出する所謂リサイクルタイプのものが存す
る。

このリサイクルタイプのものは上記ストア部たる平積み
用集積部では入金紙幣の集積動作と出金紙幣の繰出し動
作がなされるが、この場合、紙幣の繰出しは第３図（こ
れはこの発明の実施例図面であるが、ここでは従来動作
の説明を明瞭化するために引用する）を用いて説明する
ならば、繰出しローラ７と挟持ローラ２７との間を通し
て行なわれる。

ところが、適数の紙幣の繰出しが終了した時点では最後
の繰出し紙幣に引きずられた後続紙幣が繰出しローラ７
と挟持ローラ２７との接点まで進んだ半繰出し状態ぐ出
金処理が停止されることが多く、故に次に集積処理がな
される場合、該集積の邪魔になる半繰出し状態の上記紙
幣を集積部に戻す必要が生じる。

そのような戻しの従来方法はゲートレバー１１を上′動
させて紙葉類繰出し部１５を開放させている状態から繰
出しローラ７を逆転させるようにしている。

しかしながら半繰出し状態の紙幣が繰出しローラ７と挟
持ローラ２７の接点まで進んでいない時、いいかえれば
繰出しローラ７の逆転による戻し力が及ばない半繰出し
紙幣に対しては集積部内部に戻しきれず、従って次の集
積動作が阻害される問題がある。

（ハ）発明の目的 この発明は、繰出しローラと挟持ローラの接点まで進ん
でいない半繰出し紙葉類をも確実に集積部に戻しきって
次の集積動作を安定に可能とさせる繰出し機構の提供を
目的とする。

（ニ）発明の構成 この発明は、紙葉類の平積み用集積部の開口上部に、繰
出しローラと挟持ローラを含む紙葉類繰出し部を常時閉
止するゲートレバーと、繰出し用送りローラとを配置す
ると共に、ゲートレバーを押上げ台の上昇接当にて上動
さＵて紙葉類繰出し部を開口させるべく構成して紙葉類
繰出し完了後に上記送りローラを紙葉類を集積している
押上げ台の上昇と連動して繰出し方向とは逆方向に回転
させるようにしだ紙葉類処理装置の繰出し機構であるこ
とを特徴とする。

（ホ）発明の作用 この発明によれば、紙葉類の繰出し完了後に半繰出し状
態の紙葉類が紙葉類繰出し部に進んでその状態が維持さ
れる時、押上げ台を上部させてゲートレバーを上動させ
紙葉類繰出し部を開口させている状態で、この押上げ台
あるいはその上の集積紙葉類とゲートレバーとの間に上
記半繰出し紙葉類を挟みつけることにより送りローラの
逆回転による戻し力を確実に半繰出し紙葉類に及ぼすこ
とができる。

（へ）発明の効果 従って半繰出し紙葉類が繰出しローラと挟持ローラの交
点まで進んでいず、繰出しローラの逆回転による戻し力
が作用しないものであっても、確実に集積部内部へ戻す
ことができるから、次の集積動′作が半繰出し紙葉類に
妨げられることなく安定に遂行できる。

（ト）発明の実施例 以下、この発明の一実施例を図面を用いて説明する。

図面は自動預金支払機にこの発明を適用した実施例を示
し、第１図および第２図において、紙幣ストア部１のカ
ートリッジ（集積部）２は上端開口部が紙幣の出入口と
され、内部に押上げ台３が装備される。

この押上げ台３上には出入口に搬入された紙幣Ａが水平
横姿勢で落下して平積みされ、その集積聞に応じ押上げ
台３は昇降して、出入口の直下に後続して搬入される紙
幣Ａの妨げとならない一定の落下空間４を形成する。

出入口の上部には一端に送込みロー５５が、他端に繰出
しローラ７が振分けて軸装され、それぞれ紙幣Ａの送込
み、繰出し時に所定の方向へ回転駆動される。

また、送込みローラ５を支承する回転軸８に、第４図に
示す可動板９と、これに一体である可動ドラム１０とが
装備され、この可動ドラム１０に出入口の開口上部を覆
ってほぼ水平なゲートレバー１１が片持ち支持され、こ
の送込みローラ５側のゲートレバー１１とカートリッジ
２との間に紙幣送込み部１２が開口形成され、この紙幣
送込み部１２に対しガイド板１３ａ、１３ｂからなる外
部紙幣送込み路１３が連通形成される。

ざらに、上述の送込み部１２の外部に羽根車１４が装備
され、該送込み部１２を通しカートリッジ２内に搬入さ
れた紙幣Ａの後端を羽根板１４ａが上方から叩くように
構成される。

−〇　− 一方、繰出しローラ７側においてはゲートレバー１１と
カートリッジ２との間に、紙幣繰出し部１５が開口形成
されると共に、該紙幣繰出し部１５に対しガイド板１６
ａ、１６ｂからなる外部紙幣繰出し路１６が連通形成さ
れる。

ゲー］・レバー１１は次に述べるように、前述の回転軸
８に枢着されＣ１これを中心として上下回動可能で、下
動状態では第１図の実線に示すように、′紙幣繰出し部
１５を閉じ、上動状態では逆に開放する。

これに対しゲートレバー１１の回動中心側の前述の紙幣
送込み部１２は紙幣送込み路１３に対し常時開口される
。

また、紙幣繰出し部１５には繰出しローラ７に対し、第
１図に示り−ように、皿状に弯曲する弾性ストッパー板
１７が下方から当接され、出入口に送込まれてぎた紙幣
Ａの先端が該ストッパー板１７に衝突すべくなされてお
り、該ストッパー板１７はモの下端をカートリッジ側の
フレーム１８に固定される。

ゲートレバー１１の上面部には、第２図に示すように、
フック金具１９が立設され、これに対応してゲートレバ
ー直十にある固定フレーム２０から掛止板２１から下垂
され、ゲートレバー上動時（即ら紙幣繰出し時）に掛止
板２１にフック金具１９が係合される。この係合はソレ
ノイド２２により掛止板２１を吸引した際に脱せられる
。

ざらに固定フレーム２０と前述の第４図に示す可動板９
との間に、ゲートレバー１１を不動姿勢に位置せしめる
付勢バネ２３が張着される３゜送込みローラ５．６側の
回転軸８から繰出しローラ７との中間位置に向けて、第
１図に示す片持ちアーム（ローラ支持アーム）２４が導
出され、その先端に送り［］−ラ２５が支承され、該送
り［］−ラ２５の一部がゲートレバー１１よりも下方へ
若干突出し、機部に到来または位置する紙幣へに走行力
を付与すべくなされている。

前記繰出しローラ７にはこれに対接して挟持ローラ２７
が軸支される。

紙幣への集積のためには、押上げ台３に適量下降させ、
この押上げ台上に一定の落手空間４を形成した状態から
、紙幣送込み路１３を通し、送込みローラ５，６の回転
力で紙幣Ａを紙幣送込み部１２からカートリッジ２の出
入口に送込む。

この紙幣Ａは、はぼ水平なゲートレバー１１の下面１１
ａに沿い、つまりガイドされて同じくほぼ水平な横姿勢
で出入口に送込まれ、その先端がストッパー板１７に衝
突することにより走行を停止され、この紙幣Ａの後端部
を回転する羽根車１４が叩く。

故に紙幣Ａは走行力を失うことによる重力落下に加え、
特に後続紙幣の送込みに邪魔となる後端部を下げた状態
で落下空間４を落下し、押上げ台３上面に集積される。

このような動作が紙幣Ａの搬入毎に繰返えされ、押上げ
台３上の集積量に応じ漸次該押子げ台３は下降し、カー
トリッジ出入口に一定の落下空間４を保持し続し−Ｊる
。

出金指令があると、押上げ台３が上行−シ、イのト面に
集積された紙幣でもって片持ちアーム２７１、次にはゲ
ートレバー１１を押上げて紙幣繰出し部１５を聞き、一
方ゲートレバー１１のフック金具１９に掛止板２１が係
合して該ゲートレバー１１を上動位置にロックする。ま
た送りローラ２５と繰出しローラ７が起動され、その回
転力で紙幣Ａが一枚ずつ開かれた紙幣繰出し部１５を通
し紙幣繰出し路１６に放出される。

そして適数の紙幣Ａが繰出されると上記両目−ラ２５，
７は回転停止し、押上げ台３は下降し、かつソレノイド
２２によりゲートレバー１１のロック解除されて処理が
完了する。

しかし紙幣繰出し完了が第３図のように後続紙幣ａが半
繰出し状態で行なわれる時は次のＪ、うな動作がなされ
る。これを第５図のフ］］〜ヂｐ　−ｌ−を参照しつつ
説明づ゛る。

ステップｎ１で後続紙幣ａの半繰出し状態が検知される
と、ステップｎ２では繰出し完了に伴い第３図の如く一
旦下降した押上げ台３を再上４させ、この押上げ台３お
よびその上の集積紙幣群によりゲートレバー１１をステ
ップｎ３′ｃ押上げて＝　１０− 紙幣繰出し部１５を開口する状態にロックする。

次にステップｎ４で押上げ台３を再下降させ、押上げ台
３上に一定の落下空間を作り、ステップｎ５で繰出しロ
ーラ７を逆回転させる。

従って、後続紙幣ａが繰出しローラ７と挟持ローラ２７
との接点まで進んでいれば、該紙幣は繰出しローラ７の
逆回転による戻し力を受はカートリッジ２内へ後退し、
押上げ台３上に落Ｆ集積される゛。このためステップｎ
６では半繰出し状態の検知がなくなるので、これで、処
理動作が終了する。

しかし、冒頭に述べたように後続紙幣ａが繰出しローラ
７と挟持ローラ２７の接点まで進んだ状態でない場合は
、繰出しローラ７による戻し力が作用しない。

この場合ステップｎ７において押上げ台３が上昇し、第
４図のように押上げ台上の集積紙幣Ａと送りローラ２５
との間に半繰出し状態にある後続紙幣ａを挟みつ【プる
。

次にステップｎ８において送りローラ２５、送込みロー
ラ５を一定量逆回転させる。後続紙幣ａは上記のように
挟みつけられているから送りローラ２５の逆回転による
戻し力を受け、紙幣繰出し部１５から引抜かれる。つま
り半繰出し状態が解消され、反対に送込みローラ５の逆
回転によって紙幣送込み部１２に一部取込まれる。

ステップｎ９で押上げ台３を下降させてその上方に一定
量の空間を形成したのち、ステップｎ１０でソレノイド
２２によりゲートレバー１１のロックを解除して紙幣繰
出し部１５を閉止し、ステップｎ１１で送込みローラ５
を正回転させ、紙幣送込み部１２で取込んでいる紙幣ａ
をカートリッジ２に送込んで押上げ台３上に落下組積さ
せる。

このように動作せることによって、繰出しローラ７と挟
持ローラ２７の接点に到達していない紙幣ａであっても
カートリッジ２内に戻して押上げ台３上に再集積できる
ので、次に行なわれる入金紙幣の集積動作が半繰出し紙
幣によって阻害されることがない。

この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明の紙葉類は、実施例の紙幣Ａ、ａに対応し、 以下同様に、 集積部は、カートリッジ２に対応し、 紙葉類繰出し部は、紙幣繰出し部１５に対応するも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。

また紙幣Ａ、ａは他の紙葉類であってもよいことは勿論
である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は自動預金支払機の繰出し機椛の要部断面図、 第２図は紙幣集積時の動作説明図、 第３図は紙幣繰出し動作完了後の動作説明図、第４図は
半繰出し紙幣発生時の動作説明図、第５図は半繰出し紙
幣戻し動作のフローチャート図である。 ２・・・カートリッジ　　　３・・・押上げ台５・・・
送込みローラ　　　７・・・繰出しローラ１１・・・ゲ
ートレバー　　１５・・・紙幣繰出し部２５・・・送り
ローラ　　　２７・・・挟持ローラＡ、ａ・・・紙　幣

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、紙葉類の平積み用集積部の内部に昇降可能な押上げ
   台を設けて該押上げ台上に紙葉類 を落下集積すると共に、上記集積部の開口 上部一側に繰出しローラと挟持ローラを含 む紙葉類繰出し部を設けた装置であつて、 上記集積部の開口上部に、上記紙葉類繰出 し部を常時閉止するゲートレバーと、繰出 し用送りローラとを配置すると共に、 ゲートレバーを上記押上げ台の上昇接当に て上動させて紙葉類繰出し部を開口させる べく構成して、紙葉類繰出し完了後に上記 送りローラを上記押上げ台の上昇と連動し て繰出し方向とは逆方向に回転させるよう にした 紙葉類処理装置の繰出し機構。