JPS63257647A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、縦に並べた複数のインク吐出口をキャリッジ
に装着し、該キャリッジを駆動して主走査しながら各イ
ンク吐出口から選択的にインク滴を噴射させて記録して
いくインクジェット記録装置の改良に関する。

〔従来技術〕

インクジェット記録装置は、印字信号に応じて記録ヘッ
ドのインク吐出口から飛翔的インク滴を形成するととも
に、記録ヘッドと被記録材（用紙などの記録シート）と
の相対移動を制御しながら、該被記録材の表面にインク
滴のドツトパターンを形成して記録するものである。

このインクジェット記録装置の印字動作（印字方式）は
、通常、ラインプリント方式とシリアルプリント方式に
分けることができ、本発明はシリアルプリント式の改良
に関する。

このシリアルプリント式のインクジェット記録装置は、
縦（行幅方向）に並べた（縦１列の他複数列の場合も含
む）複数のインク吐出口を有する記録ヘッドを被記録材
に対して横方向に移動させながら、選択的に各インク吐
出口からインク滴を噴射させることにより文字や図形な
どの記録するよう構成されている。

以上のようなインクジェット記録装置にあっては、イン
ク吐出口への気泡の引込みおよびインクの凝固などに基
づくインク切れの現象が生じるので、このインク切れを
防止するよう所定時間経過ごとに印字動作範囲外の所定
位置で各インク吐出口からインクを噴射させるよう構成
したインク切れ防止噴射装置付きの記録装置が使用され
ている。

しかし、従来の前記シリアル式記録装置のインク切れ防
止噴射装置では、印字開始時のみならず印字中において
も、印字パターンによっては継続して噴射されないイン
ク吐出口が出てくるので、このようなインク吐出口が噴
射する時にインク切れが生じることがあり、確実性に欠
けるという問題があった。

一方、ラインプリント式など横方向に１列にインク吐出
口を配列したインクジェット記録装置においては、印字
不動作状態がタイマー設定時間を超えた後に印字指令が
あった場合にインク切れ防止噴射を行ってから印字動作
に入るようにした記録装置、印字不動作状態が続く場合
タイマーの設定時間ごとにインク切れ防止噴射を行う記
録装置、並びに、タイマー設定時間ごとの所定短時間イ
ンク切れ防止噴射を行うようにした記録装置などが知ら
れている。

すなわち、横方向に１列にインク吐出口を配列したイン
クジェット記録装置におけるインク切れ噴射方法は、い
ずれも、印字制御装置に印字情報が入っていない印字不
動作状態でしかインク噴射を行わない方法であるため、
この方法を前述のシリアル式（縦に複数のインク吐出口
を有する型式）のインクジェット記録装置に通用しよう
とすると、印字開始時におけるインク切れ防止噴射は別
として、印字中に継続して噴射されないインク吐出口の
インク切れを防止するためにはインク吐出口ごとに噴射
状況をチェックせねばならず、このため、装置が複雑に
なるばかりでなく、記録ヘッドに縦配列された各インク
吐出口ごとに選択的にインク切れ防止噴射を行わせるの
で制御がきわめて困難になるという問題が生じる。

〔目的〕

本発明の目的は、上記従来技術の問題を解決でき、縦に
複数のインク吐出口を有するシリアル式インクジェット
記録装置においても、比較的簡単な装置により印字開始
時および印字中のインク切れ発生を確実に解消させうる
インク切れ防止噴射装置を提供することである。

〔目的達成のための手段〕

本発明は、複数のインク吐出口ごとの噴射状況をチェッ
クする必要がなく、一定時間ごとに、記録ヘッドをイン
ク切れ防止噴射装置として機能させて複数のインク吐出
口のそれぞれにインク切れ防止噴射を実施させることに
より、上記目的を達成しうるインクジェット記録装置を
提供するものである。

すなわち、本発明は、縦に並べた複数のインク吐出口を
有する記録ヘッドを被記録材に対して横方向に移動させ
ながら、選択的に各インク吐出口からインク滴を噴射さ
せることにより文字や図形などを記録するインクジェッ
ト記録装置において、記録ヘッドが記録範囲から外れた
位置でインク切れ防止噴射を行うインク切れ防止手段と
、所定時間ごとに時限信号を発するタイマー装置と、印
字信号を受けて記録ヘッドの移動および各インク吐出口
の選択的噴射を制御し、前記タイマー装置から時限信号
を受けると印字中の情報群の印字を終了した後に記録ヘ
ッドをインク切れ防止噴射位置へ移動させ、記録ヘッド
がインク切れ防止噴射位置へ達したことを検知して各イ
ンク吐出口からインク切れ防止噴射を行い、しかる後記
録ヘッドをホームポジションへ復帰させて印字を再開さ
せる制御装置とを備えたインクジェット記録装置を提供
するものである。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例によるインクジェット記録装
置の構成を示すブロック図であり、第２図は第１図の記
録装置の印字制御装置と複数のインク吐出口との関係を
示す部分ブロック図である。

第１図において、プラテン１０に密着した被記録材（用
紙やプラスチック薄板などの記録シート）１１に対し記
録ヘッド（インクジェットヘッド）１２によってトンド
パターンから成る文字や図形が記録される。

記録へフド１２の前面には第２図中に１２１．１２２．
１２３・−−−−−−−−−−１２Ｘで示す如く複数（
Ｘ個）のインク吐出口が縦に並べて設けられている。

キャリッジ１３に搭載されている記録ヘッド１２は、パ
ルスモータ１４により、移送ベルト（タイミングベルト
）１５を介してＡｌ−Ａ２間で移動させられる０番号１
６Ａはドライブプーリを示し、番号１６Ｂはテンション
プーリを示す。

記録ヘッド１２が移行させられる区域Ａｔ−Ａ２の範囲
内には、記録ヘッド１２が被記録材１１に対して記録を
行いうる区間すなわち記録範囲Ｂ１−Ｂ２が設定されて
いる。

前記記録範囲Ｂ１−８２の外側でかつ前記記録ヘッド移
行範囲Ａｌ−Ａ２の内側、すなわちＡｌ−Ｂ１間または
Ａ２−８２間（図示の例ではＡ１−Ｂ１間）に、記録ヘ
ッド１２がインク切れ防止噴射を行う位置Ｃが設定され
、このインク切れ防止噴射位置Ｃには各インク吐出口１
２１Ｓ１２２−・−・−・−・・１２Ｘより噴射される
インクを受けるインク溜め１７が設けられている。

また、図示の例では、前記インク切れ防止噴射位置Ｃに
は、記録ヘッド１２が該位置Ｃにあることを検知する位
置検出器１８が設置されている。

この位置検出器１８としては、マイクロスインチ、光電
検出装置あるいは磁気検出装置等を使用することができ
る。また、この位置検出器１８として、印字制御装置２
０によりパルスモータ１４を駆動するパルス数をカウン
トするとともに、予めインク切れ防止噴射位置Ｃまでの
パルスカウント値を記憶させておき、この値と駆動パル
ス数とが一致したことから記録ヘッドが噴射位置Ｃにあ
ることを検知する手段を用いることもできる。

位置検出器１８よりの検出信号は、増幅器１９によって
増幅されて印字制御装置２０にインプットされ、かつ、
タイマー装置２３よりのパルス時限信号とともにアンド
回路２１にインプットされる。

したがって、記録ヘッド１２がインク切れ防止噴射位置
Ｃにあることを検出する装置は、図示の例では位置検出
器１８と増幅器１９とで構成されている。

電源スィッチの投入によって所定の短時間Ｔ２の間時限
信号を発生し、次いで所定の時間Ｔ１を計時した後自主
的に初期位置に戻って再び同様の時限信号を繰返すタイ
マー２３が設けられている。

そこで、本発明のインクジェット記録装置では、電源ス
ィッチの投入によって、記録ヘッド１２は、まず、イン
ク切れ防止噴射位置Ｃにおいてインク切れ防止噴射を行
い、その後一定時間（ＴＩ＋７２）ごとに同様のインク
切れ防止噴射を繰返し行う。

この本発明のインクジェット記録装置の具体的構成およ
び動作を以下に説明する。

電源スィッチが投入されてタイマー２３が作動し、前述
のごとく時限信号を発すると、この時限信号はラッチ２
４でセットされパルス時限信号として印字制御装置２０
にインプットされる。したがって、第１図の構成におい
ては、時限信号を発するタイマー装置はタイマー２３と
ラッチ２４とで構成されている。

印字制御装置２０は、外部より与えられる印字信号２５
に従ってモータ駆動回路２６及びパルスモータ１４を制
御することによって記録ヘンド１２（キャリッジ１３）
の印字のための横方向往復移動を制御するとともに、ア
ンド回路２９およびヘッド駆動回路３０を介してインク
吐出口１２１．１２２・・・・・−・−・１２Ｘ（第２
図）の選択噴射を制御する。これらの制御によって、記
録ヘッド１２による被記録材１１への印字が実行される
。

この印字動作中にタイマー２３よりの時限信号が印字制
御装置２０に入力されると、該印字制御装置は、現在印
字中の情報群（例えば１行分）の印字情報が記憶されて
いるプリントバッファ２２の内容を全て印字してしまう
まで、アンドゲート２９へ印字情報を１ドツト・コラム
単位で出力する。この出力タイミングと同期して、印字
制御装置２０からＯＲ回路２７へ印字指令信号が出力さ
れる。

このＯＲ回路２７の出力は、ワンショット回路２８を経
てＡＮＤ回路２９の一方の端子へ入力さ　。

れる。

而して、ＡＮＤ回路２９はヘッド駆動回路３０を介して
記録ヘッド１２を駆動し、この記録ヘッドの駆動はプリ
ントバッファ２２の内容が全て印字されるまで続行され
る。こうして現在印字中の情報群（例えば１行分）の内
容が全て印字されると、印字制御装置２０は、モータ駆
動回路２６を介してパルスモータ１４を駆動し、記録ヘ
ッド１２をインク切れ防止噴射位置Ｃへ移行させる。

記録ヘッド１２が噴射位置へ達すると、位置検出器１８
からの検出信号がアンド回路２１および印字制御装置２
０ヘインプツトされる。

この場合、アンド回路２１にはタイマー装置のラッチ２
４からのパルス信号もインプットされているので、アン
ド回路２１から出力が発せられ、該出力は印字制御装置
２０よりの印字指令信号２５とともにオア回路２７に加
えられる。

オア回路２７からの出力はワンショット回路２８を経て
アンド回路２９の一方の端子にインプットされる。この
アンド回路２９の他方の端子には、検出器１８よりの検
出信号を受けて印字制御装置２０が発する全インク吐出
口の文字指令信号がインプットされる。

こうして双方の端子にインプットされた時アンド回路２
９から出力が発せられ、この出力はヘッド駆動回路３０
を介して記録ヘッド１２へ加えられ、該記録ヘッド１２
の全インク吐出口１２１．１２２−−−−−−−−−−
１２　Ｘからインク滴がインク溜り１７へ噴射される。

アンド回路２９およびヘッド駆動回路は、記録ヘッド１
２と同様、第２図に示すごとく、各インク吐出口１２１
．１２２−・・−・−４２Ｘに対応するアンド回路２９
１．２９２−・・・−・−・−・２９Ｘおよびヘッド駆
動回路３０１．３０２・−・・・−・・−３０Ｘ等より
構成されている。

以上の動作において、印字制御装置２０がタイマー装置
から時限信号を受けた時点から、記録ヘッド１２をイン
ク切れ防止噴射位置Ｃへ移行させ、前述のインク切れ防
止噴射を終了する時点までの時間がＴ２である。

第１図の記録装置では、この時間Ｔ２はタイマー２３に
設定され、１２時間が経過するとタイマー２３によって
ラッチ２４は初期状態に戻される。

印字制御装置２０がタイマー２３よりの時限信号を受け
てから１２時間が経過すると、タイマー２３は、時限信
号の発信を停止し、次の時限信号を発するまでの間の時
間Ｔｌを計時することになる。

そこで、タイマーの時限信号がな（なると、印字制御装
置２０は、モータ駆動信号をモータ駆動回路２６へ発し
てパルスモータ１４を駆動し、記録ヘッド１２をホーム
ポジションＢ１の位置へ復帰せしめ、紙送りを実行して
先に記録完了した情報群（例えば行）の次の情報群（例
えば行）の印字を再開する。こうして、パルスモータ１
４および記録ヘッド１２等により印字動作が継続される
。

時間が経過しタイマー２３が初期状態から（Ｔ１＋Ｔ２
）時間を計時して再び初期状態に自動的に戻ると、タイ
マー２３が再び時限信号を発生し、前述のごとき記録ヘ
ッド１２のインク切れ防止噴射が再び実行される。

こうして印字動作中においても設定時間ごとにインク切
れ防止噴射が繰返し実行される。

以上述べたような制御動作を行う印字制御装置２０は、
マイク、ロコンピュータあるいはＣＰＵを用いることに
より容易に構成することができる。

〔効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、記録
ヘッドが記録範囲から外れた位置でインク切れ防止噴射
を行うインク切れ防止手段と、所定時間ごとに時限信号
を発するタイマー装置と、印字信号を受けて記録ヘッド
の移動および各インク吐出口の選択的噴射を制御し、前
記タイマー装置から時限信号を受けると印字中の情報群
の印字を終了した後に記録ヘッドをインク切れ防止噴射
位置へ移動させ、記録ヘッドがインク切れ防止噴射位置
へ達したことを検知して各インク吐出口からインク切れ
防止噴射を行い、しかる後記録ヘッドをホームポジショ
ンへ復帰させて印字を再開させる制御装置とを具備する
インクジェット記録装置を構成したので、比較的簡単な
構成によって、印字のパターンに関係な（全てのインク
吐出口のインク切れ発生を防止することができ、しかも
、印字途中で印字を停止してインク切れ防止噴射位置へ
戻ることがないので、印字再開時の行の途中での印字乱
れ等による印字品位低下を生じることのないインクジェ
ット記録装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるインクジェット記録装
置の構成を示すブロック図、第２図は第１図の記録装置
の印字制御装置と複数インク吐出口との関係を示す部分
ブロック図である。 １１・−・・−・−・・被記録材、１２−−−−−−−
−−−−一記録ヘッド、１２１．１２２・・１２Ｘ・・
−・・−・・−インク吐出口、１３・−・−・・−キャ
リッジ、１８−−−−−−一・−・位置検出手段、２０
−・−・・−−一−−印字制御装置、２３−・−・・・
−−−−一タイマー、２５・−−−−−−一−−−印字
信号、２６−・−・・−・・・・モータ駆動回路、３０
・・−・・・・−ヘッド駆動回路、Ｂ　１−　Ｂ　２−
−−−−−−−−−一記録範囲、Ｃ・−−−−−−・−
インク切れ防止噴射位置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）縦に並べた複数のインク吐出口を有する記録ヘッ
   ドを被記録材に対して横方向に移動させながら、選択的
   に各インク吐出口からインク滴を噴射させることにより
   文字や図形などを記録するインクジェット記録装置にお
   いて、記録ヘッドが記録範囲から外れた位置でインク切
   れ防止噴射を行うインク切れ防止手段と、所定時間ごと
   に時限信号を発するタイマー装置と、印字信号を受けて
   記録ヘッドの移動および各インク吐出口の選択的噴射を
   制御し、前記タイマー装置から時限信号を受けると印字
   中の情報群の印字を終了した後に記録ヘッドをインク切
   れ防止噴射位置へ移動させ、記録ヘッドがインク切れ防
   止噴射位置へ達したことを検知して各インク吐出口から
   インク切れ防止噴射を行い、しかる後記録ヘッドをホー
   ムポジションへ復帰させて印字を再開させる制御装置と
   を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置
   。