JPS6325695B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6325695B2
JPS6325695B2 JP10714482A JP10714482A JPS6325695B2 JP S6325695 B2 JPS6325695 B2 JP S6325695B2 JP 10714482 A JP10714482 A JP 10714482A JP 10714482 A JP10714482 A JP 10714482A JP S6325695 B2 JPS6325695 B2 JP S6325695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
present
electrolytic
electrolytic solution
examples
conventional example
Prior art date
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Expired
Application number
JP10714482A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58223308A (ja
Inventor
Hideo Shimizu
Hiroshi Hotsuta
Naoto Iwano
Nobuyuki Kora
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Elna Co Ltd filed Critical Elna Co Ltd
Priority to JP10714482A priority Critical patent/JPS58223308A/ja
Publication of JPS58223308A publication Critical patent/JPS58223308A/ja
Publication of JPS6325695B2 publication Critical patent/JPS6325695B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は電解コンデンサ駆動用電解液に関し、
特に電解コンデンサの電蝕防止を改善した電解液
を提供するものである。 従来、電解コンデンサ駆動用電解液としては、
エチレングリコールを主溶媒とし、それに溶質と
して有機カルボン酸類またはそのアンモニウム塩
を溶解した電解液が用いられていたが、電解液中
に含まれたハロゲンイオンにより電解コンデンサ
中のアルミニウム電極箔およびリードが電蝕して
しまう。ところで、ハロゲンイオンは電解コンデ
ンサの原材料中から完全に除去することは非常に
難しく、またその製造工程中において塵埃などか
ら這入込んでしまうのである。 そこで、本発明は、電解液中にハロゲンイオン
が存在したとしても電蝕が発生しないようにする
ために、エチレングリコールを主溶媒とし、それ
に溶質として有機カルボン酸類あるいはそのアン
モニウム塩を溶解した電解液中にさらにトラガカ
ントゴムを溶解した電解コンデンサ駆動用電解液
を提供するものである。トラガカントゴムの電解
液中の添加量は重量比で0.01〜4wt%が好ましい。
なお、トラガカントゴムの添加量が重量比で4wt
%を越えると電解液の粘度が増大し、実用に供さ
なくなる。有機カルボン酸類あるいはそのアンモ
ニウム塩としては、コハク酸、アジピン酸、セバ
シン酸、またはデカンジカルボン酸などのジカル
ボン酸類あるいはそのアンモニウム塩、安息香
酸、サリチル酸またはフタル酸などの芳香族ジカ
ルボン酸類あるいはそのアンモニウム塩などであ
る。 ここで、本発明に係る電解コンデンサ駆動用電
解液の組成を具体的に例示し、従来例と比較した
結果を第1表、第2表、第3表に示す。 第1表は、従来例11,12および本発明実施例
11,12,13と電解液耐電圧Vとの関係を示す。従
来例11,12はエチレングリコール100g中に1・
10―デカンジカルボン酸2アンモニウム
[H4NOOC(CH210 COONH4]3gを溶解した
もので、本発明実施例11,12,13はそれぞれさら
にトラガカントゴム0.05wt%、0.5wt%、4wt%
を溶解したものである。そして、従来例11におい
てはハロゲンイオンとしての塩素イオンを添加せ
ずに、また従来例12および本発明実施例11,12,
13においては塩素イオン100ppMを添加したもの
であり、このような電解液を用いて、+,−,一組
のアルミニウム電極箔に液温50℃において
1mA/cm2の一定電流を印加した条件下において
電解液耐電圧を測定した。
【表】 第1表から判るように、従来例11の基本電解液
による耐電圧は485Vであるが従来例12に示すよ
うに塩素イオンを添加すると耐電圧は220Vまで
低下してしまう。しかし、トラガカントゴムを溶
解した本発明実施例11,12,13によると、塩素イ
オンが添加されているのにもかかわらず、耐電圧
を350V,480V,480Vと上昇させることができ
る。 第2表は、従来例21,22,23,24および本発明
実施例21,22,23,24とアルミニウム電極箔にお
ける電蝕発生の関係を示す。従来例21はエチレン
グリコール100gにアジピン酸アンモニウム5g
を溶解したもので、本発明実施例21はさらにトラ
ガカントゴム0.7wt%を溶解したものである。従
来例22はエチレングリコール100gにセバシン酸
アンモニウム5gを溶解したもので、本発明実施
例22はさらにトラガカントゴム0.7wt%を溶解し
たものである。従来例23はエチレングリコール
100gに1・10―デカンジカルボン酸2アンモニ
ウム5gを溶解したもので、本発明実施例23はさ
らにトラガカントゴム0.7wt%を溶解したもので
ある。従来例24はエチレングリコール100gに安
息香酸アンモニウム5gを溶解したもので、本発
明実施例24はさらにトラガカントゴム0.7wt%を
溶解したものである。このような電解液中に塩素
イオン0.02wt%を添加し、アルミニウム電極箔に
おける電蝕発生の有無について、液温85℃、印加
電圧250Vの条件下において測定した。
【表】
【表】 第2表から判るように、従来例21,22,23,24
においては電蝕が発生するのに対し、本発明実施
例においては電蝕の発生を防止することができ
る。 第3表は、従来例31と本発明実施例31,32,
33,34における電解コンデンサの低温特性とリツ
プル負荷試験における電蝕発生の関係を示す。従
来例31はエチレングリコール100gに1・10―デ
カンジカルボン酸2アンモニウム3gを溶解した
もので、本発明実施例31,32,33,34はそれぞれ
さらにトラガカントゴム0.05wt%,0.4wt%,
1.0wt%,4.0wt%を溶解したものである。測定の
ために使用した試料の電解コンデンサの定格は電
圧400V.容量2201μFである。低温特性Z-25℃/
Z20℃は印加周波数120Hzにおいて雰囲気温度−
25℃と20℃における試料電解コンデンサのインピ
ーダンスを測定し、その比を算出したものであ
る。また、リツプル負荷試験は、雰囲気温度85
℃、リツプル周波数50Hz,リツプル電流1.6A,
印加時間500時間における電蝕の発生の有無につ
いて測定したものである。
【表】 第3表から判るように、本発明実施例31,32,
33,34によると低温特性を損うことなく、電蝕発
生を防止することができる。 上述したように、本発明に係る電解コンデンサ
駆動用電解液はハロゲンイオンの高濃度の存在下
においても、アルミニウム電極箔などの電蝕防止
を図ることができ、電解コンデンサとしての信頼
性を向上することができるものである。 なお、トラガカントゴムの加水分解物およびト
ラガカントゴムの酸分解物についてもトラガカン
トゴム同様の効果があると考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレングリコールを主溶媒とし、これに溶
    質として有機カルボン酸またはそのアンモニウム
    塩を溶解した電解液において、さらにトラガカン
    トゴムを溶解したことを特徴とする電解コンデン
    サ駆動用電解液。 2 特許請求の範囲1において、該トラガカント
    ゴムは重量比で0.01〜4wt%であることを特徴と
    した電解コンデンサ駆動用電解液。
JP10714482A 1982-06-22 1982-06-22 電解コンデンサ駆動用電解液 Granted JPS58223308A (ja)

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JPS58223308A JPS58223308A (ja) 1983-12-24
JPS6325695B2 true JPS6325695B2 (ja) 1988-05-26

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JPH07114177B2 (ja) * 1989-04-14 1995-12-06 エルナー株式会社 タンタル固体電解コンデンサ

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JPS58223308A (ja) 1983-12-24

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