JPS63256697A - 作動用流体 - Google Patents

作動用流体

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JPS63256697A
JPS63256697A JP62090601A JP9060187A JPS63256697A JP S63256697 A JPS63256697 A JP S63256697A JP 62090601 A JP62090601 A JP 62090601A JP 9060187 A JP9060187 A JP 9060187A JP S63256697 A JPS63256697 A JP S63256697A
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polyorganosiloxane oil
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吉幸 佐藤
Nobutsugu Kida
木田 信嗣
Hiroshi Kimura
博 木村
Masaaki Otsuki
大槻 雅章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は粘性継手として用いられる作動用流体に関し、
さらに詳しくはポリオルガノシロキサンオイルとポリメ
チルシルセスキオキサン粉末から成る高温、高ぜん断力
に耐える作動用流体に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、粘性継手などに用いられるトルク伝達用の作動用
流体として、適度な粘性を有し、引火点が高く、高温に
おいて酸化や熱分解に対して安定であり、さらに粘度の
温度による変化が小さいことから、一般にポリジメチル
シロキサンオイルが用いられている。
しかしながら、高いせん断力を伴うトルク伝達の際に、
継手部材間に生ずる激しいせん断力、  によって作動
用流体自体が摩擦して発熱するとともに、部材の摩耗に
よる局所的発熱を伴う。
そのため、ポリジメチルシロキサンを長時間使用してい
ると、条件により粘度が上昇または減少し、甚だしい場
合はゲル化が起こり、トルク伝達の機能を失うという欠
点があることが認められている。
そこで、せん断安定性および耐熱性を向上させる試みが
なされている。たとえばポリオルガノシロキサンオイル
に、ジルコニウム原子およびセリウム原子をそれぞれ含
有するオルガノシロキサン化合物を添加する方法(特開
昭61−185597号公報)や、低粘度および高粘度
のポリオルガノシロキサンを混合して用いる方法(特公
昭55−16197号公報)が試みられている。
しかし、これらの方法によって、せん断力の比較的低い
領域における安定性は向上するものの、高いせん断力と
高温の条件で十分な耐久性を示す作動用流体を得ること
は困難である。たとえば5 X10’S−’のせん断速
度と200℃の温度条件下で用いた場合、従来のポリオ
ルガノシロキサン系の作動用流体は100〜200時間
で粘度の著しい変化やゲル化を生ずるに至る。そのため
、劣化した作動用流体の交換ないし粘性継手装置の交換
が必要となる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、せん断抵抗性と耐熱性に優れ、粘性継
手などに使用されるポリオルガノシロキサン系の作動用
流体を得ることにある。
〔発明の構成〕
本発明者らは、この目的に適合する作動用流体を得るべ
く研究を行った結果、ポリジメチルシロキサンやポリメ
チルフェニルシロキサンのような耐熱性に優れたポリオ
ルガノシロキサンオイルに、ポリメチルシルセスキオキ
サン粉末を配合して得た作動用流体がこの目的に適する
ことを見出して、本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、 (A) 200℃における粘度が500cSt以上で、
ケイ素原子に結合した有機基がメチル基かフェニル基で
あるポリオルガノシロキサンオイル100重量部と (B)平均粒子径0.05〜50μmのポリメチルシル
セスキオキサン粉末 0.01〜20重量部から成るこ
とを特徴とする作動用流体に関する。
本発明に用いられる(A)成分のポリオルガノシロキサ
ンオイルは、ケイ素原子に結合した有機基がメチル基ま
たはフェニル基のもので、25℃における粘度が500
cSt以上のオイル状であるポリジメチルシロキサンと
ポリメチルフェニルシロキサンが例示される。
分子骨格をなすシロキサン結合は直鎮状でも分岐状でも
よいが、優れた耐熱性が得られることから、実質的に直
鎖状のポリジオルガノシロキサンであることが好ましい
。また分子末端は、優れた耐せん断耐久性と耐熱性を与
えることから、トリメチルシロキシ基のようなトリオル
ガノシロキシ基で閉塞されていることが好ましい。
このようなポリオルガノシロキサンオイルは、粘度が2
5℃において500cSt以上であることが必要であり
、好ましくは1.000〜500.000cStの範囲
である。500cSt未満では必要なトルク伝達力が得
られず、また配合された(B)成分のポリメチルシルセ
スキオキサンが沈降する。粘度が高いほうがトルク伝達
効率からは望ましいが、500、0OOcStを越える
と作業性が悪くなり、作動用流体としての用途には制約
を受ける。
(B)成分のポリメチルシルセスキオキサン粉末は、本
発明の特徴であるせん断安定性と耐熱性を著しく向上さ
せるもので、実質的にメチルシルセスキオキサン単位か
ら成り、ケイ素原子に結合したメチル基を有するので、
粉砕石英や珪藻土のようなシリカ系の粉末に比べて比重
が小さいうえに(^)成分のポリオルガノシロキサンオ
イルとの親和性があり、沈降や凝集を起こしにくく、ま
た配合による系の粘度上昇も少なくて流動性に富む。
ポリメチルシルセスキオキサンとしては、メチルトリア
ルコキシシランおよび/またはその加水分解縮合物をア
ンモニア又はアミン類の水溶液中で加水分解縮合させて
得られたものが、塩素原子、アルカリ土類金属、アルカ
リ金属などの不純物がほとんどなく、また球状で自由流
動性に優れており、粒子径の均一性も優れているので好
ましい。ポリメチルシルセスキオキサンの平均粒子径は
0.05〜50μm1好ましくは0゜1〜20μmであ
る。0.05μm未満のものは製造しにくいという欠点
があり、50μmを越えると沈降を生ずるので、作動用
流体としての系の安定性が悪い。
(B)成分の配合量は(A)成分100重量部あたり0
.01〜20重量部、好ましくは0.05〜10重量部
、さらに好ましくは0.1重量部以上、5重量部未満で
ある。0.01重量部未満では(B)成分を配合する効
果がなく、20重量部を越えて配合しても、その配合量
の増加に見合う効果が得られないからである。
本発明の作動用流体には、必要に応じて、鉄、セリウム
、ジルコニウムなどの金属の有機酸塩−フェノール系酸
化防止剤、アミン化合物のような耐熱性向上剤や、脂肪
酸変性ポリシロキサンのような油性向上剤などを配合す
ることができる。
〔発明の効果〕
本発明の作動用流体は、耐せん断性、耐熱性に優れ、特
に高いせん断力のもとて部材摩耗を伴う高温の使用条件
下においても粘度の増加や減少がほとんど見られない。
また、粉末の沈降などの系の経時変化もない。その為、
本発明の作動用流体は、粘性継手部材の内部に充填して
トルクを伝達する装置、たとえば自動車エンジンの冷却
用のファンカップリング装置や、自動車駆動の制限差動
装置として用いられる粘性継手装置などに用いても、十
分な耐久寿命を示す。
本発明の作動用流体において、ポリメチルシルセスキオ
キサン粉末を配合したことによる安定性向上効果の機構
については明らかでないが、高いせん断力がかかったと
きの継手部材間の局部的な摩擦による発熱を抑制し、ひ
いてはポリオルガノシロキサンオイルの局部的な劣化を
防ぐために、作動用流体全体を安定化するものと考えら
れる。いずれにせよ、本発明の作動用流体を用いること
により、粘性継手の寿命を従来の作動用流体に比べて大
幅に向上させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を比較例および実施例によって説明する。
これらの例において、部は重量部を示す。
耐久寿命測定法 作動用流体100 rrtf!を差動回転可能な粘性継
手装置に充填し、差動回転数1100rp、せん断速度
3.50O8−’で粘性継手装置の連続運転を行った。
この時、装置内部の作動用流体の温度を200部5℃に
なるように温度制御を行った。初期伝達トルク値と上記
の条件で300時間経過したのちの伝達トルク値を測定
してその比を求めた。また、300時間経過する前に粘
度変化、ゲル化などによってトルク伝達機能を失った場
合には、それに至る運転時間を記録した。
実施例1 25℃における粘度が10.000cStの直鎖状ポリ
ジメチルシロキサン(末端基ニトリメチルシロキシ基)
100部と、平均粒径2.5μmのポリメチルシルセス
キオキサン粉末3部を自動乳鉢により約10分間撹拌し
て均一に分散させ、25℃における粘度が10.500
cStの作動用流体を調製した。この流体を、上記の耐
久寿命測定法によって300時間経過後の伝達トルク値
の初期値に対する比を求めたところ、1.02であった
。また、耐久寿命測定後、作動用流体を継手装置より取
出して25℃における粘度を測定したところ、11、5
00cStであり、粘度の上昇はきわめて僅かであった
比較例1 実施例1で用いたのと同じポリジメチルシロキサンを単
独で粘性継手に充填し、実施例1と同様に耐久寿命試験
を行ったところ、130時間後にゲル化した。
実施例2 25℃における粘度が300.000cStの直鎖状ポ
リジメチルシロキサン(末端基ニトリメチルシロキシ基
)を用いるほかは実施例1と同様にして、粘度315.
000cStの作動用流体を調製した。これを用いて耐
久寿命試験を行ったところ、伝達トルク値の初期値に対
する比は1,05であった。また、取出した作動用流体
の粘度は370.0OOcStであった。
比較例2 実施例2で用いたのと同じポリジメチルシロキサンを単
独で粘性継手に充填し、実施例2と同様に耐久寿命試験
を行ったところ、50時間後にゲル化した。
実施例3 2′5℃における粘度が100.000cStの直鎖状
ポリメチルフェニルシロキサン(フェニル基含有量:2
0モル%、末端基ニトリメチルシロキシ基)を用いるほ
かは実施例1と同様にして、粘度 103.000cS
tの作動用流体を調製した。これを用いて耐久寿命試験
を行ったところ、伝達トルク値の初期値に対する比は1
.00であった。また、取出し作動用流体の粘度は10
6,000 cStであり、粘度上昇はきわめて僅かで
あった。
比較例3 実施例3で用いたのと同じポリメチルフェニルシロキサ
ンを単独で粘性継手に充填し、実施例3と同様に耐久寿
命試験を行ったところ、300時間後の伝達トルク値は
初期値の1.6倍に上昇した。また、作動用流体の粘度
は550.000cStで、著しく上昇していた。
実施例4〜7 実施例1よりポリメチルシルセスキオキサン粉末の配合
量を第1表のように変えたほかは実施例1と同様にして
実施例4〜6を、またその平均粒子径が165μmのも
のを用いたほかは実施例1と同様にして実施例7を行っ
た。その結果は第1表のとおりであり、いずれも作動用
流体として良好な特性を示した。
第1表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)200℃における粘度が500cSt以上で
    、ケイ素原子に結合した有機基がメチル基かフ ェニル基であるポリオルガノシロキサンオ イル100重量部と (B)平均粒子径0.05〜50μmのポリメチルシル
    セスキオキサン粉末0.01〜20重量部から成ること
    を特徴とする作動用流体。 2、(A)成分のポリオルガノシロキサンオイルが直鎖
    状ポリジオルガノシロキサンである特許請求の範囲第1
    項記載の潤滑用組成物。 3、(A)成分のポリオルガノシロキサンオイルの25
    ℃における粘度が1,000〜500,000cStで
    ある特許請求の範囲第1項記載の潤滑用組成物。 4、(B)成分の平均粒子径が0.1〜20μmである
    特許請求の範囲第1項記載の潤滑用組成物。 5、(B)成分の配合量が0.1重量部以上、5重量部
    未満である特許請求の範囲第1項記載の潤滑用組成物。
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EP88303070A EP0290137B1 (en) 1987-04-13 1988-04-06 Lubricating composition and hydraulic fluid
KR1019880004131A KR900005105B1 (ko) 1987-04-13 1988-04-12 윤활용 조성물과 작동용 유체(流體)
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020997A (ja) * 1983-07-13 1985-02-02 Toshiba Silicone Co Ltd トルクグリ−ス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6020997A (ja) * 1983-07-13 1985-02-02 Toshiba Silicone Co Ltd トルクグリ−ス

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