JPS63256507A - フツ素アパタイトの製造方法 - Google Patents

フツ素アパタイトの製造方法

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JPS63256507A
JPS63256507A JP9093687A JP9093687A JPS63256507A JP S63256507 A JPS63256507 A JP S63256507A JP 9093687 A JP9093687 A JP 9093687A JP 9093687 A JP9093687 A JP 9093687A JP S63256507 A JPS63256507 A JP S63256507A
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Japan
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fap
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calcium
humidity
mixture
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Noboru Ichinose
昇 一ノ瀬
Sukefumi Tanaka
祐文 田中
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Nichia Chemical Industries Ltd
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Nichia Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はフッ素アパタイトの製造方法に係り、特には
、湿式法によるフッ素アパタイトの製造方法に関する。
[従来の技術および問題点] 7−/素アパタイト(ca、。cpo、)6F、 、以
下FApという)は、リン鉱の主要構成鉱物であり、蛍
光体材料としても用いられている。
FApの合成方法としては、大別して、乾式法と湿式法
とがある。乾式法は、FApの原料(リン酸カルシウム
とフッ化カルシウム、ビロリン酸カルシウムとフッ化カ
ルシウム等)を数百℃もの高温で焼成する工程を含むた
め、フッ素が揮散しやすく、均一な組成を有するFAp
粉末を得ることが困難である。
湿式法としては、リン酸−水素カルシウムの懸濁液にフ
ッ化カルシウムを加えて両者を反応させる方法、モノフ
ルオロリン酸カルシウム二水塩を加水分解する方法等が
知られている。しかしながら、これらの方法は副生物を
伴なうことが多く、純粋なFApが得られない、また、
湿式法により水酸アパタイトを製造する際にフッ素イオ
ンを共存させてFApを合成することも知られているが
、得られたFApは非晶質である。
したがって、この発明は、均一な組成のFApを副生物
を実質的に伴なうことなく製造する方法を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] この発明では、FAPの原料として、リン酸−水素カル
シウム(CaHPO4) 、炭酸カルシウム(CaCO
)およびフッ化カルシウム(CaF乙) ヲ用いる、こ
れら原料を所定の割合(すなわち、モル比6:3:1)
で配合し、まずメカノケミカル作用に供する。しかる後
、これら原料を水中で反応(固体−水系反応)させる。
メカノケミカル作用とは、固体物質が摩砕、摩擦、すべ
り、切削、遠心、衝撃などの手段により加えられた機械
的エネルギーの一部を固体内部に保有することにより、
その物理化学的性状に変化をおこす作用を意味する(「
工業化学雑誌J71巻、9号(198B) 1301頁
)、このような作用は、上記原料をボールミルで混合粉
砕することによって容易に付与することができる。ボー
ルミルによる処理は、原料混合物に水を加え、常温でお
こなえばよい、粉砕時間は1通常、5時間ないし48時
間である。
ついで、水中で上記原料を固体−水系反応させる。固体
−水系反応は、原料系と生成系との水中溶解度の差を用
いた反応であり、この発明においては、上記原料の溶解
度が生成物FApの溶解度よりも大きいため、一旦生成
したFApはそのまま沈降し、反応の平衡は常に生成物
の方向に傾き、FApの生成反応が進行する。この反応
時の温度は、100℃以下、好ましくは80℃ないし1
00℃である。この発明の方法によれば、このように低
い温度で反応がおこなえるので、従来の乾式法のように
反応中にフッ素が揮散することによる組成の不均一性は
生じない0反応時間は、通常、8時間ないし12時間で
ある。この固体−水系反応は定量的であり、副生物はほ
とんど生じない。
反応終了後は、ろ過等の手段によりFApを回収し、乾
燥する。こうして得たFApは、粒径0.1ないし0.
.4pmの微細な粉末の形態にあり、結晶性も良好であ
る。
この発明の方法によって製造された得たFAp粉末を焼
結して感湿抵抗体とし、電極を形成することによって特
性の優れた感湿素子を作製することができる。FApを
感湿抵抗体に適用することを考えた場合、FAp粉末を
焼結する必要があるが、一般に、焼結温度が高温であれ
ばある程。
FApは、フッ素の揮発性によって大気中の水分と反応
してフッ素−水酸基固溶アパタイトに変換することが知
られている。感湿抵抗体としてみた場合、以後述べる実
施例からもわかるように。
フッ素アパタイトに比較して、水酸アパタイトは抵抗値
が対数で1桁高くなるので、このような水酸基の導入は
、特に低湿度における湿度の測定に不利となる。したが
って、できるだけ低温で焼結できるFApが望まれてい
るが、従来の方法で得られたFApは、その点において
満足できるものではない、これに対し、この発明の方法
によって製造されたFApは焼結性も良好で、700℃
な°いし800℃という低い温度で焼結をおこなうこと
ができる。
[実施例] 以下、実施例によりこの発明をより具体的に説明する。
実施例 リン酸一水素カルシウム、炭酸カルシウムおよびフッ化
カルシウムをモル比6:3: 1でFApの合成量が5
0グラムとなるように秤量し、ボールミル中で水200
ミリリットルとともに8゜rpmで24時間混合・粉砕
した。この原料混合物を水中において100℃で10時
間反応させ、FApを得た。得られたFApは、平均粒
径0.2pmの微細な粉末であった。このFApのxm
回折図を第1図に示す。
実験例 上記実施例で得たFAp粉末にポリビニルアルコールを
加え造粒した後、圧粉密度が1.5g/cm”  とな
るように、直径18.15mm、厚さ1.0mmの大き
さにプレス成形し、780℃で2時間焼結させたところ
良好な焼結体を得た。この焼結体の両面にスクリーン印
刷により銀ペーストを塗布し、530℃で焼付けて電極
を形成して湿度素子を得た。この湿度素子の感湿特性(
抵抗値(R)の対数値と相対湿度(RH)との関係)を
第2図に示す(曲線a)、測定条件は25℃、IKHz
、IVであった。なお、上記FA p(7)代りに水酸
アパタイトを用いて同条件で作製した湿度素子の感湿特
性を第2図中曲線すで示す、第2図に示す結果から、こ
の発明の方法によって得たFApは、水酸アパタイトと
比較して、感湿抵抗体としての抵抗値が非常に低いこと
がわかる。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明によれば、均一な組成のF
APを副生物を実質的に伴なうことなく製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の方法によって得たFApのX線回
折図、第2図は、この発明の方法によって得たFAPを
用いて作製した湿度素子の感湿特性を比較例とともに示
すグラフ図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. リン酸一水素カルシウム、炭酸カルシウムおよびフッ化
    カルシウムを所定の割合で配合し、メカノケミカル作用
    に供した後、水中で反応させることを特徴とするフッ素
    アパタイトの製造方法。
JP9093687A 1987-04-15 1987-04-15 フツ素アパタイトの製造方法 Granted JPS63256507A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9093687A JPS63256507A (ja) 1987-04-15 1987-04-15 フツ素アパタイトの製造方法
US07/180,812 US4855118A (en) 1987-04-15 1988-04-12 Method of producing fluorapatite
US07/336,911 US4971739A (en) 1987-04-15 1989-04-12 Method of producing fluorapatite and a moisture sensitive resistor using fluorapatite obtained by the same

Applications Claiming Priority (1)

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JP9093687A JPS63256507A (ja) 1987-04-15 1987-04-15 フツ素アパタイトの製造方法

Publications (2)

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JPS63256507A true JPS63256507A (ja) 1988-10-24
JPH0524856B2 JPH0524856B2 (ja) 1993-04-09

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ID=14012333

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529399A (ja) * 2004-03-15 2007-10-25 アイトゲネシッシェ テヒニッシェ ホーホシューレ チューリッヒ 金属塩ナノ粒子、特にナノ粒子を有するカルシウムとホスフェートのフレーム合成

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63252913A (ja) * 1987-04-10 1988-10-20 Mitsui Toatsu Chem Inc 硬化性材料

Patent Citations (1)

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JPH0524856B2 (ja) 1993-04-09

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