JPS6325597Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カセツトテープの収容ケース内に装
填される上記カセツトテープに関する表題や曲
目、歌詞等を表記した表示カードに関するもので
ある。

最近、各種音楽を録音したカセツトテープの普
及が目覚ましく、例えば、曲だけを録音してそれ
に合わせて自分で歌えるようにしたいわゆる「カ
ラオケテープ」と呼ばれるものも広く普及してい
る。そして、これらの音楽入りカセツトテープに
は、通常、歌詞や楽譜等を表記した歌詞シートが
つけられている。

しかしながら、従来の上記歌詞シートは、広い
面積のものを幾つかに折畳んでカセツトテープと
共にケース内に装填するようにしていたため、そ
の取扱いが面倒で機械による自動装填が困難であ
るばかりでなく、それが折目に沿つて破損し易
く、しかも、シートが独立しているため非常に紛
失し易いという欠点があつた。

叙上に鑑み、本考案は、上記歌詞シートの機械
によるケースへの自動装填を可能にすると共に、
その紛失や破損等の発生を防止することを目的と
してなされたもので、カセツトテープに関する表
題、曲目等の表示部を備え、ケース内に外部から
透視可能に装填されるカバーシートと、歌詞、楽
譜等を表記した歌詞シートとを、小冊子状に綴着
したことを特徴とするものである。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明するに、第１図及び第２図において、１は音
楽が録音されたカセツトテープを収容するための
ケース、２は該ケース１内に装填される表示カー
ドであつて、上記ケース１は、平板状の底壁５の
一端に立壁６を連設し、該立壁６の上端に庇壁７
を連設してなる本体３と、該本体３に開閉自在に
枢着した蓋体４とからなり、上記本体３内にカセ
ツトテープを収容した状態で蓋体４を閉合するよ
うに構成している。

また、表示カード２は、第３図からも明らかな
ように、外面にカセツトテープに関する表題や曲
目等の表示部を設けたカバーシート８と、歌詞や
楽譜等を一曲毎に表記した複数の歌詞シート９と
を小冊子状に綴着したもので、上記カバーシート
８には、ケース１における本体３の底壁５、立壁
６及び庇壁７の内面に添接する底片１０、立片１
１及び庇片１２と、歌詞シート９を覆う折返片１
３とを折曲形成し、これによつて、表示カード２
を、第２図に示すように、透明の本体３内に外部
から透視可能な状態に装填できるように構成して
いる。

上記歌詞シート９は、底片１０と折返片１３と
の間の折目１４の位置でカバーシート８に綴着し
ているが、底片１０と立片１１との間の折目１５
の位置で綴着してもよく、あるいは、底片１０の
左右いずれかの側縁においてカバーシートに綴着
してもよい。この場合、折返片１３を同じ位置に
連結することもできる。

上記構成を有する本考案によれば、次に列挙す
るような効果を期待することができる。

ａ カバーシートと歌詞シートとを小冊子状に綴
着したので、機械による自動製本及びケースへ
の自動装填が可能である。

ｂ 歌詞シートのみが分離して紛失するようなこ
とがない。

ｃ 従来のように広いシートを折畳む必要がない
ので、その取扱いが簡単であると共に、シート
が折目に沿つて破損するようなことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す表示カードの
中間取出し状態での斜視図、第２図はその表示カ
ード装填状態での断面図、第３図は表示カードの
斜視図である。 １……ケース、２……表示カード、８……カバ
ーシート、９……歌詞シート。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 音楽入りカセツトテープに関する表題、曲目等
   の表記部を備え、上記カセツトテープの収容ケー
   ス内に外部から透視可能に装填されるカバーシー
   トと、上記カセツトテープに録音されている音楽
   の歌詞、楽譜等を表記した歌詞シートとからな
   り、これらのカバーシートと歌詞シートとを小冊
   子状に綴着したことを特徴とするカセツトテープ
   用表示カード。