JPS63255693A

JPS63255693A - 燃料集合体の輸送容器

Info

Publication number: JPS63255693A
Application number: JP62089072A
Authority: JP
Inventors: 勝紀大内; 後藤　博康; 小口　昌夫; 綿引　和夫
Original assignee: Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
Priority date: 1987-04-11
Filing date: 1987-04-11
Publication date: 1988-10-21
Also published as: JPH0511919B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、原子炉用燃料集合体の輸送容器（こ関するも
のである。

［従来の技術］従来、この種の輸送容器は容器本体内（こ、複数の緩衝
部材を介してマウントフレームを懸架し、このマウント
フレームに取り付けられた支柱に燃料集合体を固定する
構成となっている。

［発明が解決しようとする問題点］ところが、上記従来の燃料集合体の輸送容器においては
、燃料集合体を保持する支柱を載置するような大きなマ
ウントフレームを用い、このマウントフレームを複数の
緩衝部材を介して懸架しているので、懸架する部分が大
形になり、輸送容器全体も大きくなるという欠点がある
。このため、トラック１台当たりに積載される燃料集合
体の数が制限され、経済的輸送が阻害されるという問題
があった。

［問題点を解決するための手段］本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
って、筒状の容器本体と、容器本体に挿入される支柱と
、この支柱に対して燃料集合体を固定する固定部材と、
燃料集合体を固定した支柱の長手方向複数箇所に嵌装さ
れる環状体と、この環状体の外周と前記容器本体の内面
との間の間隙に配され、膨張変形させることにより前期
間隙を埋めろクッツンヨン＋」とを備えてなろことを特
徴としている。

［作用　］本発明において、燃料集合体を容器水内に挿入して輸送
するには、ま１゛支柱に燃料集合体を固定部材て固定オ
ろとともに、支柱の長手方向数箇所に環状体を１茨装す
る。次ぎに、環状体の外周と容器本体の内面との間の間
隙に膨張変形１）ＩＪのクラン２＋ノ祠を配するととも
に、支柱を容器本体内の所定位置まで挿入する。そして
、り・ソンヨン祠を膨張変形さＵて前記間隙をクッショ
ン制で埋める。

以上により、容器本体の周方向のとの方向からの衝撃に
対しても、衝撃力をクツシヨン材で吸収して、燃料集合
体に衝撃力が伝イつらないようにすることができろ。

［実施例）以下、第１図ないし第３図を参照して本発明の一実施例
を説明する。

第１図において、符号Ｉは、容器本体である。

、この容器本体ｌは、円筒状に形成されたものであり、
内面全体には耐熱材１ｅがライ−ンクされ、また両開口
端面には、フランジ１ａが形成されている。また、外周
面に（ｊ後述するチコーブ９の押接−４゛ろ位置に、補
強板１ｂが巻かれ、左右の端部近傍に配された補強板１
ｈには、容器本体を水平に保（・チずろ台ＩＣが設（」
られでいる。また、上記補強板１［）には、容器本体１
を積み一ヒげるための支拮具１ｄが設（Ｊられでいる。

そして、この容器本体１には、支柱２に保持されろカー
ドホードでカバーされノニ燃籾集合体Ｆが固定されろよ
うにな１・ている。

支柱２は、第２図に示すように、垂直部２ａと。

水平部２ｂとからなり、その断面か逆１゛字状に形成さ
れたものである。この支柱２１Ｊ、垂直部２ａの両脇部
すなわち水平部２　ｂの上部に燃料集合体Ｆを載置して
、燃料集合体Ｆを真っ直ぐに保持するようになっている
。支柱２の長手方向には燃料集合体Ｆの支持格子の存す
る位置に環状体３および固定部＋４４が交互に配されて
いる。この場合、環状体３は燃ネー１集合体Ｆの両端部
近傍の支持路ｒの部分に、位置するように固定部材４と
交互に配されている。

環状体３は、周面が内側にへこんだ断面Ｕ字状に形成さ
ねたちのである。この環状体３は第３図に示すようにＵ
字状の周面凹部中央で左右に２分割されろとともに、−
上下に２分割された４つの円弧状体から構成されている
。そして、左側に分割された円弧状体、すなわち左下円
弧状体３ａおよび左下円弧状体３ｂには、その内周面に
コ字状部祠５とアーム６とが一体に形成されている。さ
らに、コ字状部十Ａ５には環状体３を支柱２に固定する
ためのフランツ５ａが形成され、アーム６には左右の円
弧状体を連結ずろボルトの通し用の孔６ａか形成さイ１
ている。また、右側に分割された円弧状体、オな９つし
右上円弧状体３Ｃおよび右下円弧状体３ｄに（Ｊ内周面
に〈１ト板７が一体に形成されており、その平板７には
アーム６の孔６ａと同一位置にｆ−７ａが形成されてい
る。そして、左右の円弧状体はそれぞれのアーＬ、　６
および平板７の孔６ａお」−ひ７ａに通されたボルトで
−・体に結合されている。また、上下の円弧状体は、そ
れぞれの＝１字状部祠５て上から燃料集合体Ｆをはさむ
ようにして、また下から支柱２の水平部２ｂ側縁をはさ
むようにして設（Ｊられ、それぞれのフランジ５ａが第
２図に示す支柱２の水平部２１）の側縁のフランジ２ｃ
にボルトで連結固定されている。以−１−のように１−
で、環状体３は、支柱２おＪ：び燃料集合体Ｆの回りに
配されている。また、環状体３のコ字状部（イ５には、
第２図に示すような燃料集合体Ｆを支柱２に抑圧固定す
る押圧機構８が備えられている１、押圧機構８は、ねじ
棒８ａと、その先端に回転自在に設（Ｊられた押金８ｂ
と、ねし棒８ａをコ字状部月５に固定するためのロック
ナツト８ｃとからなるものである。

固定部材４は、Ｌ字状の固定枠４ａと、押圧機構８とか
ら構成されている。固定枠４ａは、第１図に示すように
支柱２の水平部２ｂの左右両側縁部のそれぞれに、一端
が回転自在に取り付けられ、他端が垂直部２ａの側方で
ボルトにより連結されて、燃料集合体Ｆを囲むように設
置Ｊられている。

この固定枠４ａには、第２図に示ずようにコ字状部材５
に取り伺けられたものと同様の押圧機構８が備えられて
おり、燃料集合体Ｆを支柱２に押圧固定するようになっ
ている。

前記環状体３の外周には、第１図、第３図に示すように
、チューブ９（クッション＋Ａ）が嵌合されている。デ
ユープ９は、ゴム等の可撓性を有する筒状の部材を環状
に形成したものである。このチュブ９は、環状体３を周
面中央から左右に分割することにっよて簡単に嵌合する
ことができる。また、支柱２の長手方向の両端面には、
同じくゴム等の可撓性を有する材料て中空円板状に形成
されたパッドｌＯが設けられている。これらのチューブ
９およびパッドＩＯは、配管、ホース（いずれも図示せ
ず）等により連結されており、パッドＩＯの端面に設（
プられたノズルＩＯａを通して空気が供給され、膨張変
形するようになっている。

また、支柱２の長手方向両端部には、その左右に固定軸
２ｄが設けられ、これらの固定軸２ｄにはそれぞれに車
輪２ｅが回転自在に設けられている。

第１図において、符号１１．１２は、容器本体ｌの両開
口端部を閉塞する右型および左型である。

これら右・左型１１．＋２には、それぞれの周縁に容器
本体１のフランジ１ａと合致する形状のフランジ１１ａ
、１２ａが形成されている。また、左型Ｉ２には支柱２
を容器本体１内に収容し、容器本体ｌの両開口端部を閉
塞した際に、パッド１０のノズル］Ｏａが外部に通じる
ように、孔１２ｂが形成されている。

なお、Ｓは燃料集合体Ｆと支柱２および押金８ｂとの間
に挿入されて燃料集合体Ｆの表面を保護する合成樹脂等
の材料で形成された敷板である。

上記のように構成された輸送容器に燃料集合体Ｆを収納
するには、第４図に示すように支柱２を車輪２ｅ用の固
定軸２ｄを利用してクレーンで垂直に立てた状態で、ま
ず支柱２に２つの燃料集合体Ｆを固定部材４で仮に押さ
える。押さえたら水平に倒し、環状体３のコ字状部５に
より燃料集合体Ｆを支柱２に固定する。次いで、環状体
３の周面にチューブ９を嵌合する。このとき、環状体３
は周面の凹部中央て左右に２分割されるので、チューブ
９を簡単に嵌合することができる。そして、支柱２の長
手方向の両端面にパッドＩＯを取り付け、それぞれのパ
ットｌＯおよびチューブ９に配管等を連結する。次ぎに
、上記支柱２を、はぼ水平に置かれた容器本体１内に挿
入する。挿入するときはデユープ９に空気が入っていな
いのでスムーズに挿入できる。また、支柱２は車輪２ｅ
によって容器本体ｌ内を滑らかに走行して、所定の位置
に設置される。設置したら４箇所の車輪２ｅは取り外ず
。次いて、容器本体１の開口端部を右ｒ＋１、左型１２
で閉塞する。このとき、左型１２の孔１２ａからバンド
ＩＯのノズルＩＯａが突き出した状態になる。このノズ
ルｌＯａがら空気を供給し、チューブ９およびパッド１
０を膨張変形させる。これにより、支柱２は、容器本体
１内でチューブ９およびパッドＩＯにより保持された状
態になる。このため、容器本体Ｉのどの方向から加わる
衝撃に対しても、衝撃力をチューブ９およパラド１０で
吸収して、燃料集合体Ｆに衝撃力が伝わらないようにす
ることができる。

上記のように構成された輸送容器においては、環状体３
とチューブ９および支柱２の端面に設けられたパッド１
０によって、燃料集合体Ｆを、衝撃が伝わらないように
保持することがてきるのて、従来のように燃料集合体Ｆ
を保持する支柱を載置するような大きなマウントフレー
ムを複数の緩衝部材を介して懸架する場合に比して、衝
撃を吸収する部分がきイつめて小形軽量になる。また、
これに伴って容器本体１も小形軽量になり、したがって
輸送容器の製造コストの低減を図ることができる。また
、輸送容器が小形軽量化されるので、トラック１台当た
りに積載される燃料集合体Ｆの数を増やすことができ、
燃料集合体Ｆの輸送コストの低減を図ることができる。

さらに、容器本体１のどの方向からの衝撃に対しても、
衝撃力を十分吸収することができるので、燃料集合体Ｆ
を安全に輸送することができる。さらにまた、支柱２に
車輪２ｅを備えているので、容器本体ｌ内に支柱２を簡
単に挿入ずろことができる。また、環状体３が、その周
面中央で左右に分割することができるので、デユープ９
を環状体３の周面に簡単に嵌合することができる。

なお、上記実施例においては、クッション材は、空気に
よって膨張変形するチューブ９により構成されているが
、このクッション材は環状体３と容器本体１との間隙に
発泡樹脂等の材料を充填するような構成であってもよい
。

［発明の効果］以−ヒ説明したように、本発明によれば、環状体と容器
本体との間隙に配されたクッション材により、燃料集合
体Ｆを、衝撃が伝わらないように保持することができる
から、従来のように燃料集合体を保持する支柱を載置す
るような大きなマウントフレームを用い、このマウント
フレームヲ複数の緩衝部材を介して懸架する場合に比し
て、衝撃を吸収する部分かきわめて小形軽量になる。ま
た、これに伴って容器本体も小形軽量になり、したがっ
て輸送容器の製造コストの低減を図ることができる。ま
た、輸送容器全体が小形軽量化されるのでトラック１台
当たりに積載される燃料集合体Ｆの数を増やすことがで
き、燃料集合体Ｆの輸送コストを低減することができる
。

ざらに、容器本体の周方向のどの方向からの衝撃に対し
ても、衝撃力を十分吸収することができるので、燃料集
合体Ｆを安全に輸送することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第１図は燃料集合体の輸送容器の斜視図、第２図は
環状体の取り付は部の一部破断斜視図、第３図（Ｊ環状
体の分解斜視図、第４図は支柱に燃料集合体を取り付け
る方法を示す図である。Ｉ・・・・・容器本体、２・・・・支柱、３・・・・・
・環状体、４　・・・・固定部材、９・・・デユープ（
クッション材）、Ｆ・・・燃料集合体。

Claims

【特許請求の範囲】

　筒状の容器本体と、容器本体に挿入される支柱と、こ
の支柱に対して燃料集合体を固定する固定部材と、燃料
集合体を固定した支柱の長手方向複数箇所に嵌装される
環状体と、この環状体の外周と前記容器本体の内面との
間の間隙に配され、膨張変形させることにより前記間隙
を埋めるクッツション材とを備えてなることを特徴とす
る燃料集合体の輸送容器。