JPS63255089A - 鋏 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、理髪鋏、裁鋏等の鋏一般に関する。

（従来の技術） 本発明は鋏の２つの鋏身を支承軸で回動可能に結合し、
且つその支承軸は一方の鋏身に固定的に取り付けられた
ものであり、このような形式の鋏は従来からも存在して
いた。しかし従来品は本発明における支承軸のボルトと
ナツトの関係が反対であり、張り出しｗｉ部を有する方
がボルトであり、締め付け操作をする方がナツトであっ
た。したがって、従来品はナツトが鋏身の表面に出てい
なければ締め付け作用をすることができず、本発明の実
施例のようにナツトを鋏身の内部に埋め込んだ形式にし
たときは締め付けをすることができなかった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は支承軸を鋏身の内部に埋め込んだ場合であって
も支承軸の締め付けをすることができる鋏を提供するこ
とを目的とする。

（問題を解決するための手段） 本発明の構成を実施例として示す図面に従って説明する
。

実施例は理髪鋏に関するものであり、２つの鋏身１，２
が支承軸を中心として回動可能に結合されている。支承
軸は一方の鋏身のみに設けられるものであってボルト３
とナツト４と１バネ５，５とから成っている。一方の鋏
身１の表面にはボルトの頭部ＩＯを埋め込むための円形
の凹部６が穿設され、更に当該凹部６の内径よりも小さ
い正方形の軸孔７が穿設されている。ナツト４はその一
方の端部には支承軸から張り出した張り出し頭部８が形
成され、他方の端部には前記軸孔７に嵌合する正方形の
保合部９が形成されている。支承軸の装着方法は、一方
の鋏身ｌの裏からナツト４を当てがってその係合部９を
鋏身の軸孔７に嵌入する。次に皿バネ５．５を凹部６内
に納め、ボルト３を前記ナツト４と結合する。ボルトを
締める作業は、ボルト頭部１０に設けられたドライバー
用のｆｉｌｌにドライバーを当てがって行う。この作業
によってボルト３の上面は四ｆｌ１６内に埋め込まれ、
この結果、ボルトの上面は鋏身１の表面よりも沈むこと
となる。なお、ボルト頭部１０の直径は、凹部６の内径
よりもい（分小さめに形成しであるので、ボルト頭部１
０と凹部６の内周面との間には間隙が生じる。当該間隙
及び、ボルト頭部１０が凹部６内に埋め込まれたときに
その上方に生じる空間を利用して、凹部６内にキャップ
１２が嵌入される。このキャップ１２は円筒形をなして
おり、凹部６に対して固定的に嵌合されるように凹部６
の内径よりも微量大きくなっている。

他方の鋏身２は、一方の鋏身ｌと同様に円形の凹部１３
が穿設され、それから更に裏面にかけて前記張り出し頭
部８の形状に合わせてそれが通過できる掛孔１４が穿設
されている。なお、張り出し頭部８が通過できるのは鋏
身１，２がほぼ直交したときにのみ限られるように、掛
孔１４の形状が決定される。鋏身１．２が直交していな
いときに両方の鋏身１，２が離説しないように、張り出
し頭部８が掛止めされながら回動するための擦合い部１
５が掛孔１４の周囲に設けられている。鋏身１，２が支
承軸により結合されたときに、ナツト４の端部も鋏身２
の表面よりも引っ込んだ位置になるように支承軸の長さ
は決定される。したがって、ナツト４が引っ込んだ分だ
け鋏身２の凹部１３に空間が生じるから、その部分に円
板１６が嵌合される。

以上の如く形成された実施例の鋏は、支承軸部分の表面
を研磨することにより、鋏身面とキャップ１２及び円板
１６の境界を消すことができるから、従来品にはなかっ
た斬新な鋏を提供できる。

（作用、効果） 本発明は以上の如き構成であって、一方の鋏身ｌの裏面
にはナフト４が鋏身に対し回動不能に当てがわれ、鋏身
１の表側から挿入されるボルト３が弾性部材を介してナ
ツト４と結合され、ボルトの頭部１０にはドライバー用
締め付けｆｉｌｌが設けられている。この結果、支承軸
の締め付けをボルト３の上面からドライバーにより行う
ことができるから、ボルトの頭部１０が薄く形成されて
いる場合、あるいは実施例のようにボルト頭部１０が鋏
身に埋め込まれる構造の場合でも締め付けを行うことが
できる。従来品はナンドによる締め付けであったので、
その作業を指で行わなければならず、ナツトが薄い場合
や鋏身に埋め込まれる場合は締め付けが不可能であった
。本発明ではそのような状態で締め付けを行うことがで
きるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって第１図は鋏の
締め付け部分の断面図、第２図は鋏の正面図、第３図は
締め付け部分の分解斜視図、第４図は２つの鋏身を結合
させる前の状態を示す斜視図である。 １．２．、、鋏身　３００．ボルト ４２０．ナツト　６００．凹部　７０．８軸孔８９０．
張り出し頭部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２つの鋏身が支承軸を中心として回動可能に結合された
   鋏であって、支承軸は一方の鋏身のみに設けられ、当該
   鋏身は支承軸を通すための孔部が穿設されており、支承
   軸はボルトとナット及び弾性部材とから成り、前記一方
   の鋏身の裏面にはナットが当該鋏身に対し回動不能に当
   てがわれ、当該鋏身の表側から挿入されるボルトが当該
   鋏身の一部及び前記弾性部材を介して前記ナットと結合
   され且つボルトの頭部にはドライバー用締め付け溝が設
   けられ、ナットの端部には支承軸から張り出た張り出し
   頭部が形成されており、２つの鋏身をほぼ直交させたと
   きにのみ前記頭部が通過できる形状の掛孔が他方の鋏身
   に穿設されていることを特徴とする鋏。