JPS63253522A - 薄膜磁気記録媒体 - Google Patents

薄膜磁気記録媒体

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JPS63253522A
JPS63253522A JP8582887A JP8582887A JPS63253522A JP S63253522 A JPS63253522 A JP S63253522A JP 8582887 A JP8582887 A JP 8582887A JP 8582887 A JP8582887 A JP 8582887A JP S63253522 A JPS63253522 A JP S63253522A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
magnetic
linear expansion
thin film
recording medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP8582887A
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English (en)
Inventor
Hideo Kobayashi
英夫 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63253522A publication Critical patent/JPS63253522A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、情報の磁気的な記録に使用される薄膜磁気記
録媒体に関する。
「従来の技術」 今日、情報の記録媒体として磁気的な記録を行う磁気デ
ィスク装置は、きわめて広範な分野において、その補助
記憶装置として多用されるようになっている。
このような磁気ディスク装置のうち、ハードディスク用
の基板(以下ハードディスク基板と呼ぶ)上に磁性体層
を形成したものは、情報を高密度に記録でき、小型で大
容量化が図れることと、アクセスタイムが速いこと等の
利点があることから、その実用化と特性の改善に多くの
努力が払われている(日本応用磁気学会誌Vol、IQ
No、1 1986中の「ハードディスク用薄膜媒体」
佐藤p6−11.rハードディスク用金属薄膜媒体」後
藤 田中他 p12−16等)。
このような薄膜磁気記録媒体の小型大容量化には、媒体
の磁性体層をより薄くすることが要求される。ハードデ
ィスク基板上に磁性体層を形成する方法としては、塗布
あるいは蒸着によるものが考えられる。ところが、従来
の塗布技術では、ハ−ドディスク基板上に約011μm
m以下の磁性体層を均ニな磁気特性で形成することはき
わめて困難とされている。
そこで、従来、蒸着あるいは、スパッタリング等の薄膜
形成技術により、ハードディスク基板上に直接磁性体層
を形成する方法が試みられている。
ハードディスク基板の材料としては、具体的には、アル
ミニウム(A I!”)合金等が使用される。
また、磁性体層の材料としては、γ−Fe2O3(カン
マ・酸化鉄) 、Co−N i (コバルト・ニッケル
合金) 、Co −Cr (コバルト・クロム合金)等
が適当と考えられている。スパッタリング法によれば、
0.1μmm以下の磁性体層であってもその膜厚制御が
可能で、充分均一な磁気特性のものを得ることができる
。特に、Co−Crは、垂直磁化記録が可能なことから
、より高密度の記録が可能なものとしてその実用化が期
待されている。
「発明が解決しようとする問題点」 一方、ハードディスク基板上に磁性体層を形成する際、
従来法のような問題点があった。
スパッタリング法により磁性体層を形成する場合、ハー
ドディスク基板面には、高い運動エネルギをもった原子
やクラスターが衝突する。これにより、その面は、高温
に温度上昇する。この状態で磁性体層が形成された後、
ハードディスク基板が常温にまで冷却されると、磁性体
層とハードディスク基板との線膨張係数が相違するため
に、両者の界面に歪や応力が残留してしまう。
例えば、プラスチック基板を使用したいわゆるフレキシ
ブルディスクについてみれば、その素材は、ポリイミド
やポリエチレンテレフタレートというように、容易に塑
性変形するもののため、上記残留応力は速やかに緩和さ
れる。
ところが、ハードディスク基板を使用すると、その残留
応力が磁性体層に加わることによって、最悪の場合には
、磁性体層の応力腐食等を招き磁気特性が損なわれてし
まう。
例えば、Co、。−Cr2G(数字は合金の組成をアト
ミックパーセントで表わしたもの)の場合、その線膨張
係数は、14 x 10−’/d eg程度、Fe2O
3系の場合、12X10″″’/deg程度になる。ま
た、N1−P系の場合、Niが18X10−”/deg
、Pが 127X10−’/degであるから、N1よりやや大
きい線膨張係数を示す。
従って、このような材料を使用した場合、磁性体層の線
膨張係数は、アルミニウム合金製のハードディスク基板
の線膨張係数に比べて著しく大きいものとなる。
従って、両者の線膨張係数の差により生じる残留応力は
、とても無視できる程度のものではない。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、ハードデ
ィスク基板と磁性体層との線膨張係数の差を、両者の間
に適当な中間層を設けることにより吸収し、残留能力に
よる影響を緩和するようにした薄膜磁気記録媒体を提供
することを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段J 本発明の薄膜磁気記録媒体は、ハードディスク用の基板
と、その上面に順に形成された中間層と、磁性体層とを
有し、上記中間層の線膨張係数が上記磁性体層の線膨張
係数の2分の1以上であって、2倍以下の範囲に選定さ
れていることを特徴とするものである。
なお、上記磁性体層をCo−Cr合金としたとき、上記
中間層を、Ag5Al、Au、Be。
B15CaSCu、Mg5Pd、5bSSn。
Ti、Ta、Zn、Pt、Rh5Cr、Teのうち少な
くとも1種の材料もしくは2種以上の材料から成る合金
から形成することが好ましい。
以上の構成の薄膜磁気記録媒体は、ハードディスク基板
と磁性体層との間に形成された中間層が両者の間に作用
する応力を緩和吸収し、磁性体層の歪や応力腐食の発生
を防止する。
「実施例」 第1図は本発明の薄膜磁気記録媒体の実施例を示す主要
部の断面図である。
この薄膜磁気記録媒体は、ハードディスク基板1上に下
地処理層2と、中間層3と、磁性体層4および保護層5
が設けられている。
下地処理層2は、ハードディスク基板1を補強するため
の層である。中間層3は、ハードディスク基板1と磁性
体層4との間にあって、両者の線膨張係数の相違により
生じた応力を、磁性体層4に及ぼさないようにするため
に設けられている。
この中間層3の線膨張係数はできるだけ磁性体層4に近
いことが望ましく、その厚みは、ハードディスク基板1
と下地処理層2の間あるいは下地処理層2と中間層3の
間に生じた応力歪が磁性体層4まで及ばない程度に選定
される。
ここで、磁性体層4をCo−Crとした場合に、中間層
30線膨張係数を変化させると、磁性体層4の磁気特性
は第2図に示すように変化する。
なお、Hcは保磁力であって、第3図aに示したように
、磁性体層4のB−H磁気ヒステリシスループ6の磁化
By=0となった時の磁界Hの値である。この値は、磁
性体層4の残留磁化の安定度を示しおり、また、これは
記録に必要な磁化を得るための磁界の値でもある。この
ときの磁界の方向と磁化の方向は共に磁性体面に垂直な
方向である。
一方、第3図すに示すように、磁性対面に平行な方向に
磁界Hをかけたときのヒステリシスループ6′は、偏平
で傾斜している。このようにヒステリシスループ6′が
傾斜していると、磁界Hを取り去ったときの残留磁化が
小さく面内方向に磁化し難い。この磁化し難さの程度を
図のようにHkの大きさで表わす。すなわちこのHkの
値が大きい程、垂直異方性が高いといえる。
高密度記録を達成するために磁性体層4に求められる磁
気特性は、高い保磁力と高い垂直異方性である。
再び第2図にもどって、磁性体層の保磁力Hcは、中間
層3の線膨張係数が大きくなるほど減少する傾向にある
。これと反対に、Hkは、中間層3の線膨張係数が大き
くなるほど増加する傾向にある。例えば、記録密度Ds
o (磁気ヘッドによる読み取り出力電圧が低密度記録
時の出力の50%となるときの記録密度)が、10kB
PI Clインチ(2,54Cm)あたり10キロビツ
ト〕となるHcとHkを下限値とすると、第2図に示す
ように、使用可能領域と使用不可能領域とにわけること
ができる。
すなわち、図の使用不可能領域においては、薄膜磁気記
録媒体の情報記録および再生特性が低下し、充分な高密
度記録を行うことができない。
一方、使用可能領域において、情報記録および再生特性
が最も優れている点は、磁性体層4の線膨張係数と中間
層3の線膨張係数とが等しい点Pであるが、図のように
、中間層が 7xlO−’/deg<β<28xlO−6/degの
範囲であれば、はぼ良好な特性のものを得ることができ
る。
このデータ作成のために用いられたCo−Cr0線膨張
係数は14xlO−’/degであるから、このときの
中間層3の線膨張係数は、磁性体層4の線膨張係数をβ
とおくと、0.5β≦β≦2βという範囲にあればよい
といえる。この間係は、磁性体層4に他の材料を使用し
た場合にも同様に成豆する。
なお、以上の条件を考慮すると、磁性体層をCo−Cr
合金としたとき、中間層には、Ag1Af、Au5Be
、B i、Ca、Cu、Mg。
Pd、Sb、Sn、Ti5Ta、ZnSPt。
Rh5Cr、Teのうち少なくとも1種の材料もしくは
2種以上の材料から成る合金から形成することが適当で
ある。
次に、本発明をより具体化した例を用いて説明する。
第4図は、本発明の薄膜磁気記録媒体の他の実施例を示
す主要部の断面図である。
この薄膜磁気記録媒体は、ハードディスク基板1上に2
層構造の下地処理層2と、中間層3と磁性体層4と、2
層構造の保護層5とが設けられた構成のものである。
ここで、ハードディスク基板1には、アルミニウム合金
板(材料規格AA5086)を使用した。
また、下地処理層2は2層構造とされ、ハードディスク
基板1に直V接している第1の層2aは、N1−Pによ
るメッキ層である。この層は、ハードディスク基板1の
強度を上げるためのものである。第2の層2bは、Cr
薄膜で、その薄膜は100〜5000人とし、これは、
スパッタリング法により形成され、第1の層2aと第2
の層2bとの間の密着性を高めている。
下地処理層2の上に形成された中間層3は、Beからな
り、その線膨張係数は、 14xlO−6/degであってCo−Crの線膨張係
数とほぼ等しいものを選択した。その厚膜は、1μmm
である。なお、この中間層3は、金属系のものでも、非
金属系のものでもさしつかえない。
中間層3と磁性体層4との密着性に着目したとき、もし
、磁性体層4がCo−Crのような金属系のものである
場合には、中間層3も金属系であることが好ましく、磁
性体層4がγ−FezOaのような酸化物系のものであ
る場合には、中間層3も金属酸化物系であることが好ま
しい。この中間層3の線膨張係数はできるだけ磁性体層
4に近いことが望ましく、その厚みは、ハードディスク
基板1と下地処理層2および中間層3の間に生じた応力
歪が、磁性体層4まで及ばない程度に選定される。
中間層3の上には、Coo。−Cr、。の磁性体層4が
1μmmの厚さで形成されている。その薄膜の形成には
スパッタリング法を採用した。
保護層5も2層構造をしており、最外層5aには、カー
ボン層を使用し、その膜厚は500人とした。これもス
バ・ツタリング法により形成した。
また、カーボン層5 a (!:、c Oeo  Cr
2oの磁性体層4との密着性を高めるために、両者の間
にCr膜5bが厚膜100A程度の厚さで形成されてい
る。なお、このCr膜5bとカーボン膜5aとは、磁気
記録あるいは再生時に、図示しない磁気ヘッドと磁性体
層4との間に介在するスペーシングとなるため、保護機
能を保持する範囲内で膜厚をできるだけ薄くすることが
望ましい。
以上の構成の薄膜磁気記録媒体について、その情報記録
再生特性を測定したところ、きわめて良好な結果を得た
なお、本発明の薄膜磁気記録媒体は以上の実施例に限定
されない。
垂直磁気記録を行わず、いわゆる面内磁気記録を行う場
合においても、磁性体層の線膨張係数は中間層の線膨張
係数とほぼ一致することが、磁気特性の安定性からみて
好ましい。このことから本発明は、このような薄膜磁気
記録媒体についても適用することができる。なお、面内
磁気記録を行う場合、磁気ヘッドの書き込み能力に制限
があるが、高保磁力の磁性体層が望まれており、第2図
の特性図からみて、応力歪の生じる領域を積極的に利用
することも考えられるが、この応力歪が磁性体層に加わ
って歪や応力腐食が発生してしまい、経時的安定性が得
られない。従って、やはり本発明の構成が有効といえる
「発明の効果」 以上説明した本発明の薄膜磁気記録媒体によれば、ハー
ドディスク基板と磁性体層との間に設けた中間層が、磁
性体層に線膨張係数の差からくる応力の伝わるのを防止
するので、磁性体層の磁気特性を安定化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の薄膜磁気記録媒体の実施例を示す主要
部の断面図、第2図はその中間層の線膨張係数と磁性体
層の磁気特性との関係を示すグラフ、第3図はB−8曲
線の説明図、第4図は本発明の他の実施例を示す主要部
の断面図である。 1・・・・・・ハードディスク基板、 2・・・・・・下地処理層、3・・・・・・中間層、4
・・・・・・磁性体層、5・・・・・・保護層。 出  願  人 富士ゼロックス株式会社 代  理  人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハードディスク用の基板と、その上面に順に形成さ
    れた中間層と、磁性体層とを有し、前記中間層の線膨張
    係数が前記磁性体層の線膨張係数の2分の1以上であっ
    て、2倍以下の範囲に選定されていることを特徴とする
    薄膜磁気記録媒体。 2、前記磁性体層をCo−Cr合金としたとき、前記中
    間層を、Ag、Al、Au、Be、Bi、Ca、Cu、
    Mg、Pd、Sb、Sn、Ti、Ta、Zn、Pt、R
    h、Cr、Teのうち少なくとも1種の材料もしくは2
    種以上の材料から成る合金から形成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の薄膜磁気記録媒体。
JP8582887A 1987-04-09 1987-04-09 薄膜磁気記録媒体 Pending JPS63253522A (ja)

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