JPS6325336B2 - - Google Patents
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- JPS6325336B2 JPS6325336B2 JP52043340A JP4334077A JPS6325336B2 JP S6325336 B2 JPS6325336 B2 JP S6325336B2 JP 52043340 A JP52043340 A JP 52043340A JP 4334077 A JP4334077 A JP 4334077A JP S6325336 B2 JPS6325336 B2 JP S6325336B2
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- styrene
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Description
本発明は電子写真法或いは静電印刷法などに於
て、電気的潜像を現像するのに用いられる電気的
潜像用トナーに関する。 従来、電子写真法としては米国特許第2297691
号明細書、特公昭42−23910号公報及び特公昭43
−24748号公報等、多数の方法が知られているが、
一般には光導電性物質を利用し、種々の手段によ
り感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像
をトナーを用いて現像し、必要に応じて紙等の転
写材にトナー画像を転写した後、加熱、圧力或い
は溶剤蒸気などにより定着し複写物を得るもので
ある。 電気的潜像をトナーを用いて可視化する方法
は、例えば米国特許第2874063号明細書に記載さ
れている磁気ブラシ法、同2618552号明細書に記
載されているカスケード現像法及び同2221776号
明細書に記載されている粉末雲法等が知られてい
る。これらの現像法などに用いられるトナーとし
ては、従来天然或いは合成樹脂中に染料・顔料を
分散させた微粉末が使用されている。例えば、ポ
リスチレンなどの結着樹脂中に着色剤(カーボン
ブラツクなどの染顔料)を分散させたものを1〜
30μ程度に微粉砕した粒子がトナーとして用いら
れている。かかるトナーは通常ガラスビーズ、鉄
粉、フアーなどのキヤリアー物質と混合され、電
気的潜像の現像に用いられている。これらのトナ
ーは種々の物理的及び化学的特性を要求される
が、既知のトナーの多くは下記に示すようないく
つかの欠陥を有している。すなわち、加熱によつ
て容易に熔融するトナーの多くは貯蔵中もしくは
複写機内においてケークするか凝集しやすい。多
くのトナーは環境の温度変化によつて、その摩擦
電気的特性及び流動特性が不良になる。また多く
のトナーでは、連続使用による繰り返しの現像に
よるトナー粒子とキヤリアー粒子の衝突及びそれ
らと感光板表面との接触によるトナー、キヤリア
ー粒子及び感光板の相互劣化によつて、得られる
画像の濃度が変化し、或いは背景濃度が増大し、
複写物の品質を低下させる。さらに多くのトナー
では、潜像を有する感光板表面へのトナーの付着
量を増して、複写画像の濃度を増大させようとす
ると、通常背景濃度が増し、いわゆるカブリ現象
を生じる。 既知のトナーの多くが、以上の如き欠陥を一つ
又はそれ以上有しているため、特に複写機のメイ
ンテナンスフリーの立場からトナーの改良に対す
る要望が絶えない現状である。 それゆえ、本発明の目的は前述したトナーの欠
陥を克服した、秀れた物理的及び化学的特性を有
するトナーを提供することにある。 本発明の第1の目的は、繰り返し行なわれる複
写に対して複写画像の品質が低下しないトナーを
提供することにある。 本発明の第2の目的は、環境の温度変化に対し
て摩擦電気的特性及び流動特性の安定したトナー
を提供することにある。 本発明の第3の目的は高速複写に適した長寿命
のトナーを提供することにある。 すなわち、本発明は結着樹脂を含有するトナー
粒子中にフツ素樹脂の微粒子が含有されているこ
と特徴とする電気的潜像用トナーにある。 本発明に用いられるフツ素樹脂は従来より種々
のものが知られているが、例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体、ポリクロロトリ
フルオロエチレン、ポリフツ化ビニリデン、ポリ
フツ化ビニル、エチレンテトラフルオロエチレン
共重合体、パーフルオロアルコキシレジンなどが
使用できる。 また、トナーの結着樹脂としては従来より使用
されているものでよいが、例えばポリスチレン、
ポリP−タロルスチレン、ポリビニルトルエンな
どのスチレン及びその置換体の単重合体、スチレ
ン−P−クロルスチレン共重合体、スチレン−プ
ロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共
重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、
スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン
−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オク
チル共重合体、スチレン−メタアクリル酸メチル
共重合体、スチレン−メタアクリル酸エチル共重
合体、スチレン−メタアクリル酸ブチル共重合
体、スチレン−αクロルメタアクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、
スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチ
レン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン
−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重
合体などのスチレン系共重合体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミ
ド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ロジ
ン、変性ロジン、テルペン樹脂、フエノール樹
脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石
油樹脂、塩素化パラフイン、パラフインワツクス
などが単独或いは混合して使用できる。 又、本発明に使用する着色物質としては公知の
ものがすべて使用可能であるが、例えばカーボン
ブラツク、鉄黒、グラフアイト、ニグロシン、モ
ノアゾ染料の金属錯体(特公昭41−20153号公報、
同43−17955号公報、同43−27596号公報、同44−
6397号公報、同45−26478号公報記載のもの)、群
青、フタロシアニンブルー、ハンザイエロー、ベ
ンジジンイエロー、キナクリドン各種レーキ顔料
なの染顔料が使用できる。 本発明を実施する場合には、前述のフツ素樹脂
を粒径5μ以下好ましくは2μ以下の微粒子として
トナーの結着樹脂中に含有させればよいが、フツ
素樹脂としては特にポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリフツ化ビニリデンが好ましかつた。更に
スチレン系樹脂を結着樹脂として用いた場合が特
に好結果が得られた。 本発明を実施するに際し、トナー粒子の製法
は、本質的な影響をもつものではなく、最も、一
般的に実施されている方法、即ち結着樹脂、着色
剤及びフツ素樹脂の微粉末、また必要に応じて他
の添加剤を予備混合し、これを熔融混練したもの
を冷却後粗粉砕し、これを微粉砕し所望の粒度に
分級する方法を利用することができる。この方法
によつてトナーを製造する場合特に注意すべきこ
とは、本発明で用いるフツ素樹脂は、多くの結着
樹脂によつて濡らされにくい特性を有するため
に、十分な予備混合と熔融混練を行つても、微粉
砕の際にフツ素樹脂単独の微粒子が生成すること
である。これらの遊離したフツ素樹脂の微粒子を
含むトナーとキヤリヤーとを混合してなる現像剤
は実際に複写機に適用すると、初期においては、
良好な画像を与える場合も耐久性が不充分で繰返
し複写を行なつていると不鮮明な画像となつてく
る。その原因の全ては、なお明らかではないが、
本発明者らは次のように考察している。 フツ素樹脂の微粒子は鉄粉キヤリヤーに対し、
負の荷電を帯びる傾向がある。ネガトナーの場合
にもトナーの粒度よりも小さいこれらの遊離した
微粒子は、電気的にキヤリヤーに付着した場合、
トナーよりも選択的にキヤリヤーに皮膜を形成し
易いと考えられる。その結果、トナーとキヤリヤ
ーのトリボ電位を変化させたり、キヤリヤーの電
極効果を減じ貧弱な画像濃度の低い不鮮明な画像
を与えることになる。 また、トナーがポジトナーの場合は、キヤリヤ
ーによつて負に帯電させられた遊離のフツ素樹脂
の微粒子は、トナーの電荷を減少させるように作
用し、かぶり発生の原因となる。 いづれにせよ、本発明を実施し、その効果を十
分に発揮せしめるためには、トナー中に混合して
いる遊離のフツ素樹脂の微粒子を注意深く除く必
要がある。その手段としては種々の乾式分級機等
を用いることができる。 本発明者らは、繰り返し行なわれる複写に際し
て、現像剤が現像器中において遭隅する撹拌操作
による機械的衝撃をモデル化することにより、機
械的撹拌に対して抵抗性のある現像剤の選定がき
わめて容易に行ないうることを見い出した。その
方法の具体的実施形態は次のとうりである。 内容積2程度のボールミルポツトに現像剤を
入れ、毎分50回転程度のスピードでポツトを回転
させる。時間を追つて、トリボ電荷量、V−D特
性を測定し、現像剤の耐久性を試験する。トリボ
電荷量並びにV−D特性が安定していれば、試験
した現像剤は機械的撹拌に対して抵抗性のある秀
れた現像剤とみることができる。 より具体的な実施形態については実施例におい
て述べるが、本発明者らは上述の方法を用いて、
試作した多数の現像剤を試験したところ、ポリテ
トラフルオロエチレン又はポリフツ化ビニリデン
などのフツ素樹脂を含有するトナーを使用した場
合、きわめて秀れた現像剤が得られることを見い
出した。さらに本発明のトナーは複写物を用いた
連続複写においても秀れた耐久性を有することが
確認された。前述した結着樹脂のいずれにフツ素
樹脂を含有せしめても得られるトナーの耐久性は
良好になるのであるが、特に結着樹脂としてスチ
レン系樹脂(スチレン単重合体及びスチレン共重
合体)を含有するトナーが良好であつた。添加せ
しめるフツ素樹脂の量としては、好ましくは結着
樹脂100重量部に対し、1〜15重量部特に好まし
くは2〜10重量部が良好である。 本発明のトナーはキヤリアーと混合されて現像
剤を形成するが、キヤリアーとしては公知のもの
がすべて使用可能であり、例えば鉄粉、ニツケル
粉、コバルト粉、ガラスビーズ及びこれらの表面
を樹脂で処理したもの、フアーブラシなどがあ
る。 以下実施例を以つて本発明を詳細に説明する。 実施例 1 スチレン−ブタジエン共重合体(重量比スチレ
ン/ブタジエン=85/15)100重量部、ポリテト
ラフルオロエチレン(商品名、ルブロンL−2、
ダイキン工業社製)6重量部、カーボンブラツク
9重量部、含金染料(商品名、Zapon Fast
Black−B、BASF製)2重量部をボールミルに
て混合し次いでロールミルにて熔融混練し冷却後
ハンマーミルにて粗粉砕し、超音速ジエツト粉砕
機で微粉砕し、さらに分級して5〜25μ程度の粒
径を有する粉体を集めてトナーとした。このトナ
ー15重量部とキヤリアー鉄粉(商品名、EFV250
〜400、日本鉄粉社製)85重量部とを混合し現像
剤とした。 この現像剤1.5Kgを2のボールミルポツトに
入れ、毎分50回転のスピードで現像剤を撹拌し
た。別表に示すように、トリボ電荷量及び画像濃
度の変化は殆んど観測されなかつた。また、変化
する湿度条件下でも摩擦電気特性、流動特性は殆
んど変化しなかつた。さらに乾式普通紙電子真写
複写機(商品名、NP5000、キヤノン〓製)を用
いて10万枚の連続複写を行なつたところ、複写物
の品質低下は認められなかつた。 即ち、複写初期の画像濃度は、1.41であり、10
万枚複写後でも1.30を維持していた。なお、本実
施例において、ポリテトラフルオロエチレンを含
まないことを除いては同様にしてトナーを製造し
た。このトナーにポリテトラフルオロエチレン
(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業製)6
重量パーセントを添加し、さらにキヤリヤーと混
合して、現像剤とし、同様の条件で連続複写を行
つたところ、複写初期の画像濃度は、1.41であつ
が、2万枚複写後は、0.82に低下した。 実施例 2〜17 下記の処方のトナーを用いること以外は実施例
1と同様に行なつた。別表に示すように、ボール
ミルポツトを用いたモデル実験で、機械的撹拌に
対する安定性が秀れていることがわかつた。(但
し、数値は重量部である。)
て、電気的潜像を現像するのに用いられる電気的
潜像用トナーに関する。 従来、電子写真法としては米国特許第2297691
号明細書、特公昭42−23910号公報及び特公昭43
−24748号公報等、多数の方法が知られているが、
一般には光導電性物質を利用し、種々の手段によ
り感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像
をトナーを用いて現像し、必要に応じて紙等の転
写材にトナー画像を転写した後、加熱、圧力或い
は溶剤蒸気などにより定着し複写物を得るもので
ある。 電気的潜像をトナーを用いて可視化する方法
は、例えば米国特許第2874063号明細書に記載さ
れている磁気ブラシ法、同2618552号明細書に記
載されているカスケード現像法及び同2221776号
明細書に記載されている粉末雲法等が知られてい
る。これらの現像法などに用いられるトナーとし
ては、従来天然或いは合成樹脂中に染料・顔料を
分散させた微粉末が使用されている。例えば、ポ
リスチレンなどの結着樹脂中に着色剤(カーボン
ブラツクなどの染顔料)を分散させたものを1〜
30μ程度に微粉砕した粒子がトナーとして用いら
れている。かかるトナーは通常ガラスビーズ、鉄
粉、フアーなどのキヤリアー物質と混合され、電
気的潜像の現像に用いられている。これらのトナ
ーは種々の物理的及び化学的特性を要求される
が、既知のトナーの多くは下記に示すようないく
つかの欠陥を有している。すなわち、加熱によつ
て容易に熔融するトナーの多くは貯蔵中もしくは
複写機内においてケークするか凝集しやすい。多
くのトナーは環境の温度変化によつて、その摩擦
電気的特性及び流動特性が不良になる。また多く
のトナーでは、連続使用による繰り返しの現像に
よるトナー粒子とキヤリアー粒子の衝突及びそれ
らと感光板表面との接触によるトナー、キヤリア
ー粒子及び感光板の相互劣化によつて、得られる
画像の濃度が変化し、或いは背景濃度が増大し、
複写物の品質を低下させる。さらに多くのトナー
では、潜像を有する感光板表面へのトナーの付着
量を増して、複写画像の濃度を増大させようとす
ると、通常背景濃度が増し、いわゆるカブリ現象
を生じる。 既知のトナーの多くが、以上の如き欠陥を一つ
又はそれ以上有しているため、特に複写機のメイ
ンテナンスフリーの立場からトナーの改良に対す
る要望が絶えない現状である。 それゆえ、本発明の目的は前述したトナーの欠
陥を克服した、秀れた物理的及び化学的特性を有
するトナーを提供することにある。 本発明の第1の目的は、繰り返し行なわれる複
写に対して複写画像の品質が低下しないトナーを
提供することにある。 本発明の第2の目的は、環境の温度変化に対し
て摩擦電気的特性及び流動特性の安定したトナー
を提供することにある。 本発明の第3の目的は高速複写に適した長寿命
のトナーを提供することにある。 すなわち、本発明は結着樹脂を含有するトナー
粒子中にフツ素樹脂の微粒子が含有されているこ
と特徴とする電気的潜像用トナーにある。 本発明に用いられるフツ素樹脂は従来より種々
のものが知られているが、例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体、ポリクロロトリ
フルオロエチレン、ポリフツ化ビニリデン、ポリ
フツ化ビニル、エチレンテトラフルオロエチレン
共重合体、パーフルオロアルコキシレジンなどが
使用できる。 また、トナーの結着樹脂としては従来より使用
されているものでよいが、例えばポリスチレン、
ポリP−タロルスチレン、ポリビニルトルエンな
どのスチレン及びその置換体の単重合体、スチレ
ン−P−クロルスチレン共重合体、スチレン−プ
ロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共
重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、
スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン
−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オク
チル共重合体、スチレン−メタアクリル酸メチル
共重合体、スチレン−メタアクリル酸エチル共重
合体、スチレン−メタアクリル酸ブチル共重合
体、スチレン−αクロルメタアクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、
スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチ
レン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン
−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタ
ジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重
合体などのスチレン系共重合体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミ
ド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ロジ
ン、変性ロジン、テルペン樹脂、フエノール樹
脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石
油樹脂、塩素化パラフイン、パラフインワツクス
などが単独或いは混合して使用できる。 又、本発明に使用する着色物質としては公知の
ものがすべて使用可能であるが、例えばカーボン
ブラツク、鉄黒、グラフアイト、ニグロシン、モ
ノアゾ染料の金属錯体(特公昭41−20153号公報、
同43−17955号公報、同43−27596号公報、同44−
6397号公報、同45−26478号公報記載のもの)、群
青、フタロシアニンブルー、ハンザイエロー、ベ
ンジジンイエロー、キナクリドン各種レーキ顔料
なの染顔料が使用できる。 本発明を実施する場合には、前述のフツ素樹脂
を粒径5μ以下好ましくは2μ以下の微粒子として
トナーの結着樹脂中に含有させればよいが、フツ
素樹脂としては特にポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリフツ化ビニリデンが好ましかつた。更に
スチレン系樹脂を結着樹脂として用いた場合が特
に好結果が得られた。 本発明を実施するに際し、トナー粒子の製法
は、本質的な影響をもつものではなく、最も、一
般的に実施されている方法、即ち結着樹脂、着色
剤及びフツ素樹脂の微粉末、また必要に応じて他
の添加剤を予備混合し、これを熔融混練したもの
を冷却後粗粉砕し、これを微粉砕し所望の粒度に
分級する方法を利用することができる。この方法
によつてトナーを製造する場合特に注意すべきこ
とは、本発明で用いるフツ素樹脂は、多くの結着
樹脂によつて濡らされにくい特性を有するため
に、十分な予備混合と熔融混練を行つても、微粉
砕の際にフツ素樹脂単独の微粒子が生成すること
である。これらの遊離したフツ素樹脂の微粒子を
含むトナーとキヤリヤーとを混合してなる現像剤
は実際に複写機に適用すると、初期においては、
良好な画像を与える場合も耐久性が不充分で繰返
し複写を行なつていると不鮮明な画像となつてく
る。その原因の全ては、なお明らかではないが、
本発明者らは次のように考察している。 フツ素樹脂の微粒子は鉄粉キヤリヤーに対し、
負の荷電を帯びる傾向がある。ネガトナーの場合
にもトナーの粒度よりも小さいこれらの遊離した
微粒子は、電気的にキヤリヤーに付着した場合、
トナーよりも選択的にキヤリヤーに皮膜を形成し
易いと考えられる。その結果、トナーとキヤリヤ
ーのトリボ電位を変化させたり、キヤリヤーの電
極効果を減じ貧弱な画像濃度の低い不鮮明な画像
を与えることになる。 また、トナーがポジトナーの場合は、キヤリヤ
ーによつて負に帯電させられた遊離のフツ素樹脂
の微粒子は、トナーの電荷を減少させるように作
用し、かぶり発生の原因となる。 いづれにせよ、本発明を実施し、その効果を十
分に発揮せしめるためには、トナー中に混合して
いる遊離のフツ素樹脂の微粒子を注意深く除く必
要がある。その手段としては種々の乾式分級機等
を用いることができる。 本発明者らは、繰り返し行なわれる複写に際し
て、現像剤が現像器中において遭隅する撹拌操作
による機械的衝撃をモデル化することにより、機
械的撹拌に対して抵抗性のある現像剤の選定がき
わめて容易に行ないうることを見い出した。その
方法の具体的実施形態は次のとうりである。 内容積2程度のボールミルポツトに現像剤を
入れ、毎分50回転程度のスピードでポツトを回転
させる。時間を追つて、トリボ電荷量、V−D特
性を測定し、現像剤の耐久性を試験する。トリボ
電荷量並びにV−D特性が安定していれば、試験
した現像剤は機械的撹拌に対して抵抗性のある秀
れた現像剤とみることができる。 より具体的な実施形態については実施例におい
て述べるが、本発明者らは上述の方法を用いて、
試作した多数の現像剤を試験したところ、ポリテ
トラフルオロエチレン又はポリフツ化ビニリデン
などのフツ素樹脂を含有するトナーを使用した場
合、きわめて秀れた現像剤が得られることを見い
出した。さらに本発明のトナーは複写物を用いた
連続複写においても秀れた耐久性を有することが
確認された。前述した結着樹脂のいずれにフツ素
樹脂を含有せしめても得られるトナーの耐久性は
良好になるのであるが、特に結着樹脂としてスチ
レン系樹脂(スチレン単重合体及びスチレン共重
合体)を含有するトナーが良好であつた。添加せ
しめるフツ素樹脂の量としては、好ましくは結着
樹脂100重量部に対し、1〜15重量部特に好まし
くは2〜10重量部が良好である。 本発明のトナーはキヤリアーと混合されて現像
剤を形成するが、キヤリアーとしては公知のもの
がすべて使用可能であり、例えば鉄粉、ニツケル
粉、コバルト粉、ガラスビーズ及びこれらの表面
を樹脂で処理したもの、フアーブラシなどがあ
る。 以下実施例を以つて本発明を詳細に説明する。 実施例 1 スチレン−ブタジエン共重合体(重量比スチレ
ン/ブタジエン=85/15)100重量部、ポリテト
ラフルオロエチレン(商品名、ルブロンL−2、
ダイキン工業社製)6重量部、カーボンブラツク
9重量部、含金染料(商品名、Zapon Fast
Black−B、BASF製)2重量部をボールミルに
て混合し次いでロールミルにて熔融混練し冷却後
ハンマーミルにて粗粉砕し、超音速ジエツト粉砕
機で微粉砕し、さらに分級して5〜25μ程度の粒
径を有する粉体を集めてトナーとした。このトナ
ー15重量部とキヤリアー鉄粉(商品名、EFV250
〜400、日本鉄粉社製)85重量部とを混合し現像
剤とした。 この現像剤1.5Kgを2のボールミルポツトに
入れ、毎分50回転のスピードで現像剤を撹拌し
た。別表に示すように、トリボ電荷量及び画像濃
度の変化は殆んど観測されなかつた。また、変化
する湿度条件下でも摩擦電気特性、流動特性は殆
んど変化しなかつた。さらに乾式普通紙電子真写
複写機(商品名、NP5000、キヤノン〓製)を用
いて10万枚の連続複写を行なつたところ、複写物
の品質低下は認められなかつた。 即ち、複写初期の画像濃度は、1.41であり、10
万枚複写後でも1.30を維持していた。なお、本実
施例において、ポリテトラフルオロエチレンを含
まないことを除いては同様にしてトナーを製造し
た。このトナーにポリテトラフルオロエチレン
(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業製)6
重量パーセントを添加し、さらにキヤリヤーと混
合して、現像剤とし、同様の条件で連続複写を行
つたところ、複写初期の画像濃度は、1.41であつ
が、2万枚複写後は、0.82に低下した。 実施例 2〜17 下記の処方のトナーを用いること以外は実施例
1と同様に行なつた。別表に示すように、ボール
ミルポツトを用いたモデル実験で、機械的撹拌に
対する安定性が秀れていることがわかつた。(但
し、数値は重量部である。)
【表】
但し、
PTFE:ポリテトラフルオロエチレン、
ETFE:エチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体、 FEP:テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレレン共重合体、PVDF:ポリフツ
化ビニリデン。 参考例 1 実施例1の処方でテフロンを除いたトナーを作
成し、実施例1と同様に行なつたところ、機械的
撹拌に対して不安定なトナーが得られていること
がわかつた。 参考例 2 実施例14の処方でポリフツ化ビニリデンを除い
たトナーを作成し、実施例1と同様に行なつたと
ころ、機械的撹拌に対して不安定なトナーが得ら
れていることがわかつた。 トルボ電荷量(μc/g) ○
合体、 FEP:テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレレン共重合体、PVDF:ポリフツ
化ビニリデン。 参考例 1 実施例1の処方でテフロンを除いたトナーを作
成し、実施例1と同様に行なつたところ、機械的
撹拌に対して不安定なトナーが得られていること
がわかつた。 参考例 2 実施例14の処方でポリフツ化ビニリデンを除い
たトナーを作成し、実施例1と同様に行なつたと
ころ、機械的撹拌に対して不安定なトナーが得ら
れていることがわかつた。 トルボ電荷量(μc/g) ○
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 結着樹脂を含有するトナー粒子中にフツ素樹
脂の微粒子が含有されていることを特徴とする電
気的潜像用トナー。 2 結着樹脂100重量部に対して、フツ素樹脂の
微粒子を1〜15重量部含有する特許請求の範囲第
1項記載の電気的潜像用トナー。 3 フツ素樹脂の微粒子の粒径が5μ以下である
特許請求の範囲第1項又は第2項記載の電気的潜
像用トナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4334077A JPS53128339A (en) | 1977-04-15 | 1977-04-15 | Toner for electric latent image |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4334077A JPS53128339A (en) | 1977-04-15 | 1977-04-15 | Toner for electric latent image |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53128339A JPS53128339A (en) | 1978-11-09 |
| JPS6325336B2 true JPS6325336B2 (ja) | 1988-05-25 |
Family
ID=12661105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4334077A Granted JPS53128339A (en) | 1977-04-15 | 1977-04-15 | Toner for electric latent image |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS53128339A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002107995A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-04-10 | Toshiba Tec Corp | 現像剤、これを用いた画像形成装置、及び画像形成方法 |
| JP2012220883A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Casio Electronics Co Ltd | 負帯電性消色型電子写真トナーおよびその製造方法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA971026A (en) * | 1969-03-24 | 1975-07-15 | Walter Crooks | Electrophotographic developer |
| JPS5812580B2 (ja) * | 1973-12-21 | 1983-03-09 | コニカ株式会社 | 静電荷像現像用トナ− |
| US3900588A (en) * | 1974-02-25 | 1975-08-19 | Xerox Corp | Non-filming dual additive developer |
| JPS5419343B2 (ja) * | 1975-03-05 | 1979-07-14 | ||
| US3977871A (en) * | 1975-08-15 | 1976-08-31 | International Business Machines Corporation | Electrophotographic developer with fibers of polytetrafluoroethylene |
| JPS5230437A (en) * | 1975-09-03 | 1977-03-08 | Ricoh Co Ltd | Electrophotographic negatively charged toner powder |
-
1977
- 1977-04-15 JP JP4334077A patent/JPS53128339A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53128339A (en) | 1978-11-09 |
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