JPS6325268Y2 - - Google Patents

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JPS6325268Y2
JPS6325268Y2 JP1978180016U JP18001678U JPS6325268Y2 JP S6325268 Y2 JPS6325268 Y2 JP S6325268Y2 JP 1978180016 U JP1978180016 U JP 1978180016U JP 18001678 U JP18001678 U JP 18001678U JP S6325268 Y2 JPS6325268 Y2 JP S6325268Y2
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JP
Japan
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rack shaft
rack
shaft
pinion
teeth
Prior art date
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JP1978180016U
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JPS5595967U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はラツクアンドピニオン形舵取装置に関
するもので、その目的とするところは、ラツク軸
に作用する回転モーメントに拘らず、ラツク歯と
ピニオン歯との噛合いを常に適正に得られるよう
にするとともに、ラツク軸の確実な軸承作用を行
わしめることである。
一般にラツクアンドピニオン形の舵取装置にお
いては、ラツク歯をはすば状に形成すると、ラツ
ク軸に作用するスラスト荷重によりラツク軸に回
転モーメントが作用し、ラツク歯とピニオン歯と
の正常な噛合いを阻害する。かかる回転モーメン
トはまた舵取系のリンクアライメントによつても
働き、この場合にはラツク軸のストロークエンド
において顕著となる。
このため従来、ラツク軸の外周面に接合するラ
ツク軸承体に平担部を設け、この平担部をラツク
軸に形成した扁平面に接合してラツク軸の回り止
めを行うようにしたものがあるが、このような構
成ではラツク軸の回り止めを十分に規制できず、
かつまたラツク軸の回転時にラツク軸の支持作用
が損われる問題がある。
本考案は上述した従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、以下その実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図および第2図において、10はラツクア
ンドピニオン形舵取装置の本体をなすステアリン
グハウジングを示し、このステアリングハウジン
グ10にはラツク歯11を形成したラツク軸12
が摺動可能に嵌挿され、このラツク軸12の両端
は所要のリンク機構を介して操向車輪に連結され
る。またステアリングハウジング10にはラツク
軸12の軸線と所定角度交差して操向ハンドルに
連結される操舵軸13とピニオン軸14とが同一
の軸線上に回転可能に軸承され、このピニオン軸
14に前記ラツク歯11に噛合するピニオン歯1
5が形成されている。操舵軸13とピニオン軸1
4は図略のトーシヨンバーを介して可撓的に連結
され、これら操舵軸13とピニオン軸14との相
対回転位相差によりサーボ弁装置16が作動され
て前記ラツク軸12に連結された図略のパワーシ
リンダが制御されるようになつている。
前記ステアリングハウジング10には、ラツク
軸12のラツク歯11と反対の背面側に対応して
ラツク軸12およびピニオン軸14の各軸線に直
交する孔17が形成され、この孔17にラツク軸
12の外周面に接合する円弧凹部を形成したラツ
ク軸承体18が摺動可能に嵌装されている。ラツ
ク軸承体18の軸方向中心部には回り止め部材1
9が摺動可能に嵌合され、この回り止め部材19
の先端に前記ラツク軸12の背面に形成した扁平
面20に接合するる平担面21が形成されてい
る。孔17の開口端にはキヤツプ22が位置調整
可能に螺着され、このキヤツプ22とラツク軸承
体18との間にはスプリング23が介挿され、こ
のスプリング23の発力によりラツク軸承体18
を介してラツク軸12をピニオン軸14に向けて
押圧するようになつている。ここで前記キヤツプ
22は回り止め部材19の変位量を微少量lに制
限する位置に位置決めされ、これによつてラツク
軸12の回転を規制するようになつている。
本考案装置は上述したように構成されているの
で、通常ラツク軸12はスプリング23によつて
付勢されたラツク軸承体18により支持されてお
り、しかしてラツク軸12に作用する回転モーメ
ントによるラツク軸12の回転は変位量を制限さ
れた回り止め部材19によつて最小限度に抑制さ
れ、これによつてラツク歯11とピニオン歯15
との噛合いが常に適正に保持される。
しかもラツク軸承体18と回り止め部材19と
は別体に構成されているので、ラツク軸12は常
にラツク軸承体18により有効に軸承され、これ
によつてラツク軸12の支持性能も向上できるよ
うになる。
次に本考案の他の実施例を第3図および第4図
に基いて説明するが、前実施例と同一部品につい
ては同一番号を符して説明する。
前記ステアリングハウジング10には、ラツク
軸12のラツク歯11と反対の背面側に対応して
ラツク軸12およびピニオン軸14の各軸線に直
交する孔17が形成され、この孔17にラツク軸
12の外周面に接合するラツク軸承体118が摺
動可能に嵌装されている。ラツク軸承体118の
軸方向中心部には回り止め部材119が摺動可能
に嵌合され、この回り止め部材119の先端に前
記ラツク軸12の背面に形成した扁平面20に接
合する平担面121が形成されている。孔17の
開口端にはキヤツプ122が位置調整可能に螺着
され、このキヤツプ122とラツク軸承体118
および回り止め部材119との各間にスプリング
123,124が介挿され、これらスプリング1
23,124の発力によりラツク軸承体118お
よび回り止め部材119を介してラツク軸12を
ピニオン軸14に向けて押圧するようになつてい
る。ここで前記キヤツプ122は回り止め部材1
19と微少隙間lを存する位置に位置決めされ、
これによつて回り止め部材119の後退量すなわ
ちラツク軸12の回転角を規制するようになつて
いる。
従つてかかる実施例によれば、ラツク軸12に
作用する回転モーメントは、スプリング124に
よつて付勢された回り止め部材119により受承
され、ラツク軸12の回転が抑止される。またラ
ツク軸12の回転モーメントがスプリング124
の発力に打勝つても、回り止め部材119とキヤ
ツプ122との隙間管理により回り止め部材11
9の後退量が微少に制限されているため、ラツク
軸12の回転が最小限度に抑制され、これによつ
てラツク歯11とピニオン歯15との噛合いが常
に適正に保持される。
しかもラツク軸承体118と回り止め部材11
9とが別体に構成されているので、ラツク軸12
の回転による回り止め部材119の後退に拘ら
ず、ラツク軸12は常にラツク軸承体118によ
り軸承されることになり、これによつてラツク軸
12の支持性能も向上できるようになる。
本考案は上述したように、ラツク軸の外周面に
接合するラツク軸承体とラツク軸の扁平面に接合
する回り止め部材とを別体に構成し、このラツク
軸承体とキヤツプとの間に介挿したスプリングの
発力によつてラツク軸をピニオン軸に押付ける方
向に押圧するとともに、前記回り止め部材の変位
量をキヤツプにより微少に制限した構成であるの
で、回り止め部材によりラツク軸に作用する回転
モーメントが受承されてラツク軸の回転が抑制さ
れ、これによつてラツク歯とピニオン歯との噛合
いを常に適正に得ることができる特徴がある。
しかも本考案によれば、回り止め部材の変位に
拘らず、ラツク軸承体によつてラツク軸の軸承作
用が常時保持されるため、ラツク軸の支持性能も
向上でき、かつ車輪側から伝えられる振動も抑制
できる効果も併せて奏せられるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すラツクアンド
ピニオン形舵取装置の断面図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は本考案の他の実施例を
示すラツクアンドピニオン形舵取装置の断面図、
第4図は第3図の−線断面図である。 10……ステアリングハウジング、11……ラ
ツク歯、12……ラツク軸、13……舵取軸、1
4……ピニオン軸、15……ピニオン歯、17…
…孔、18,118……ラツク軸承体、19,1
19……回り止め部材、20……扁平面、22,
122……キヤツプ、23,123,124……
スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングハウジングに互いに噛合するラツ
    ク歯とピニオン歯を形成したラツク軸とピニオン
    軸を所定角度交差して設け、前記ステアリングハ
    ウジングに前記ラツク軸の背面側に対応してラツ
    ク軸およびピニオン軸の各軸線に直交する孔を形
    成し、この孔に前記ラツク軸の外周面に接合する
    円弧凹部を形成したラツク軸承体を摺動可能に嵌
    装し、このラツク軸承体に前記ラツク軸の背面に
    形成した扁平面に接合する回り止め部材を摺動可
    能に嵌合し、前記孔の開口端に前記回り止め部材
    の変位量を微少に制限すべく回り止め部材と微少
    隙間を存した位置にキヤツプを位置決め固定し、
    このキヤツプと前記ラツク軸承体との間にこのラ
    ツク軸承体をしてラツク軸をピニオン軸に向けて
    押付けるスプリングを介挿してなるラツクアンド
    ピニオン形舵取装置。
JP1978180016U 1978-12-27 1978-12-27 Expired JPS6325268Y2 (ja)

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JP1978180016U JPS6325268Y2 (ja) 1978-12-27 1978-12-27

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JP1978180016U JPS6325268Y2 (ja) 1978-12-27 1978-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS5595967U JPS5595967U (ja) 1980-07-03
JPS6325268Y2 true JPS6325268Y2 (ja) 1988-07-11

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ID=29191689

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JP1978180016U Expired JPS6325268Y2 (ja) 1978-12-27 1978-12-27

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JP7228997B2 (ja) * 2018-11-27 2023-02-27 日立Astemo株式会社 ステアリング装置

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JPS4828180U (ja) * 1971-08-05 1973-04-05

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JPS4828180U (ja) * 1971-08-05 1973-04-05

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JPS5595967U (ja) 1980-07-03

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