JPH0452140Y2 - - Google Patents

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JPH0452140Y2
JPH0452140Y2 JP1984120193U JP12019384U JPH0452140Y2 JP H0452140 Y2 JPH0452140 Y2 JP H0452140Y2 JP 1984120193 U JP1984120193 U JP 1984120193U JP 12019384 U JP12019384 U JP 12019384U JP H0452140 Y2 JPH0452140 Y2 JP H0452140Y2
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JP
Japan
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ball nut
face
spring member
housing
worm shaft
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JP1984120193U
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JPS6135083U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等の車両に使用されるパワー
ステアリング装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、ハウジング内にばね部材を使用している
技術として、例えば実公昭47−15142号が挙げら
れる。これは、スプール弁の両端面とハウジング
との間にスプリングを介装することにより、スプ
ール弁及びスクリユーシヤフトとを中立位置に保
つようにするものである。つまり、運転者が操舵
を中止したときに、スプリングの復元力を利用し
てスプール弁を中立位置に戻し、しかも車輪側か
らセクタギアを介してスクリユーシヤフト側へと
伝えられてくる復元力によりスクリユーシヤフト
を回転させてピストン体を元の方向へ押し進め、
それに伴い車輪の復元動作を行わせるものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術では、単にスプリ
ングの復元力によるスプール弁の中立保持と、車
輪側から伝わる復元力によるピストン体の戻り動
作とで車輪の復元動作をさせるだけのものであ
り、ハンドルを大きく操舵したときに、ハンドル
の戻りを促進させるものではないため、ハンドル
を大きく操舵した場合、ハンドルの戻り不良等の
問題が発生する虞れがあつた。
そこで、本考案は、ハンドルを大きく操舵した
ときに、ボールナツトに積極的にばね部材の反力
を働かせ、ハンドルの戻りを促進させてハンドル
の戻り不良等の問題を解消することができるパワ
ーステアリング装置を提供することを目的として
いる。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために創案され
たもので、セクタギアにウオーム噛合いするボー
ルナツト、同ボールナツトに回動可能に貫通され
たウオーム軸、同ウオーム軸を軸設し且つ上記ボ
ールナツトの摺動変位を許容するハウジング及び
上記ボールナツトと上記ウオーム軸との間に介装
したボール部材を具備するものにおいて、上記ボ
ールナツトの摺動端面に対向する上記ハウジング
内部の端面に、通常時は上記ボールナツト端面か
ら離間するばね部材を設け、操舵作動に伴う上記
ボールナツトの変位により上記ボールナツト端面
が上記ばね部材を押圧したとき上記ばね部材のば
ね反力を上記ボールナツトに上記押圧方向とは反
対方向に作用させるように構成したことを特徴と
するパワーステアリング装置である。
(作用) 本考案によれば、ハンドルを大きく操舵した場
合、ハンドルの回転力がウオーム軸に入力され、
ボール部材を介してボールナツトがハウジング内
ウオーム軸の軸線方向に沿つて大きく摺動する。
そして、ボールナツトの端面がハウジング内部の
端面に接近してハウジング内部の端面に設けられ
たばね部材に衝合すると、ばね部材はボールナツ
トに対してボールナツトの押圧方向とは反対方向
の反力が作用することで、ハンドルの戻りが促進
されるものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づき詳細
に説明する。
符号1はセクタギア2にウオーム噛合いするボ
ールナツト、3はボールナツト1に回動可能に貫
通されたウオーム軸、4は同ウオーム軸端部に形
成したヨーク部で図示されないステアリング軸と
ピン結合される。5はウオーム軸3を軸設し且つ
ボールナツト1の回動と摺動変位とを許容するハ
ウジング、6はウオーム軸3に形成した螺線状の
ボール溝7とボールナツト1内周との間に介装し
たボールである。また、8は通常時はボールナツ
ト1の端面から離間して、ボールナツト1の摺動
端面9に対向するハウジング5内部の端面10に
縮設した皿ばねで、端面10に刻設したリング状
の凹部11に皿ばね8下端周縁を係合させ、通常
使用状態において、皿ばね8がハウジング5内を
移動しないようにしている。
本実施例は上記構成を有するため、操舵時図示
されないステアリング軸からヨーク部4を介して
ウオーム軸3に操舵トルクが入力されると、ボー
ル6を介してボールナツト1がハウジング5内で
矢印A又はB方向に摺動するため、セクタギア2
はボールナツト1によつてセクタ軸2′の回りに
回動し、操舵作動を行う。そして、ステアリング
ホイールを大きく切つたような操舵を行つてウオ
ーム軸3に大きな操舵トルクが作用し、ボールナ
ツト1が仮に矢印A方向に摺動して皿ばね8に衝
合した場合、皿ばね8のばね反力によつてボール
ナツト1に矢印B方向へ戻す反力が作用するた
め、ハンドル戻りが促進される。
上記実施例では皿ばねを設けた場合について説
明したが、この代わりにコイルばねを用いても良
い。何れにせよ、この他、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲で種々の変形実施が可能であることは言
うでもない。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、大
型車両に採用する後二輪車のハンドルを大きく切
つた場合でも、ばね部材のばね反力によつてボー
ルナツトにハンドルの戻りを促進させる力が作用
するため、ハンドル戻りの不良を解消でき、すぐ
れた操舵性を得られる作用効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における断面図、第
2図は皿ばねの平面図である。 1……ボールナツト、2……セクタギア、3…
…ウオーム軸、5……ハウジング、8……皿ば
ね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セクタギアにウオーム噛合いするボールナツ
    ト、同ボールナツトに回動可能に貫通されたウオ
    ーム軸、同ウオーム軸を軸設し且つ上記ボールナ
    ツトの摺動変位を許容するハウジング及び上記ボ
    ールナツトと上記ウオーム軸との間に介装したボ
    ール部材を具備するものにおいて、上記ボールナ
    ツトの摺動端面に対向する上記ハウジング内部の
    端面に、通常時は上記ボールナツト端面から離間
    するばね部材を設け、操舵作動に伴う上記ボール
    ナツトの変位により上記ボールナツト端面が上記
    ばね部材を押圧したとき上記ばね部材のばね反力
    を上記ボールナツトに上記押圧方向とは反対方向
    に作用させるように構成したことを特徴とするパ
    ワーステアリング装置。
JP12019384U 1984-08-03 1984-08-03 パワ−ステアリング装置 Granted JPS6135083U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12019384U JPS6135083U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 パワ−ステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12019384U JPS6135083U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 パワ−ステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6135083U JPS6135083U (ja) 1986-03-04
JPH0452140Y2 true JPH0452140Y2 (ja) 1992-12-08

Family

ID=30679027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12019384U Granted JPS6135083U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 パワ−ステアリング装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS6135083U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58196267U (ja) * 1982-06-24 1983-12-27 豊田工機株式会社 舵取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6135083U (ja) 1986-03-04

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