JPS63252641A - 金型の中子引抜装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は引抜中子を備える金型の中子引抜装置に関する
ものである。

（従来の技術） シリンダヘッド鋳造時にシリンダヘッドに設けられるプ
ラグ孔及び吸・排気弁を支持するパルプステム孔を設け
る必要があり、かかる孔は成形用中子である鋳抜ピンで
成形される。

ところで上記プラグ孔及びパルプステム孔は角度が異な
り、且つ数も多く、これら孔成形用の鋳抜ビンはピン個
々にシリンダ等で引き抜く必要かある。

（発明が解決しようとする問題点） 以上の従来技術ではシリンダがプラグ孔鋳抜ピン、バル
ブステム孔鋳抜ピンと少なくとも二種類が必要となり、
且つ左右合わせると数が多くなり、型にこれら多数のシ
リンダを組み付ける必要があって型構造も複雑化し、又
シリンダの制御装置も必要となり、引抜装置が複雑化す
る。

一方、実開昭５９１１８０８３号の如くラック、ビニオ
ン等を用いた引抜機構も開示されるが、上記プラグ孔、
バルブステム孔の如く角度が異なる鋳抜ピンの引抜装置
として適用する構造が徒らに？ｌ雑化し、且つ装置も大
型化する。

本発明は以上の如き問題点を解決すべくなされたもので
、その目的とする処は、一方の駆動源で角度の異なる彷
徨ビンの如き中子を確実に引き抜くことができるように
し、構造の簡単化、機器部品の減り、コンパクト化を企
図するようにしたことにある。

（問題点を解決するための手段） 以上の問題点を解決するための手段は、固定金型と可動
金型との間に形成される製品キャビティ内に出没自在な
引抜中子を設けた金型において、前記引抜中子は取付角
度が異なる少なくともＺ　ｆｆｆｌ類のものを備え、一
方の引抜中子に連結した取付板をシリンダで中子の軸方
向に進退自在に構成するとともに、他方の引抜中子に連
結した取付板を前記取付板にリンク機構で連結するよう
にしたことである。

（上記手段による作用） 上記手段によれば、一方の引抜中子取付板を引抜動させ
ねばこの例の中子は引き抜かれ、こむの引抜勤でリンク
機構で連結された他方の引抜中子取付板は協働して１、
引抜勤せしめられ、夫々の取付板の引抜方向の角度が異
なってもリンク機構の揺動で吸収され、二種類の引抜中
子はその角度に従フて引き抜かれる。

（実施例） 次に本発明の好適する一実施例を添付した図面を参照し
つつ詳述する。

第１図は金型１の説明的平面図を、第２図は第１図２−
２線断面図を示す。

金型１は固定の下型２、左右の摺動型３，４、前後の摺
動型５，６、昇降自在な上型７からなり、これら型間に
製品キャビティ８、実施例では内燃機関のシリンダヘッ
ド鋳造用のキャビティが形成され、図中９は摺動型３．
４の開閉用シリンダ、１０は摺動型５．６の開閉用シリ
ンダである。

以上の上型７には引抜中子であるプラグ孔成形用鋳抜ビ
ン１１とバルブステム孔成形用鋳抜ビン１２とが夫々角
度を異ならせてガイド孔７ａ。

７ｂを介して動方向可動に配設されている。鋳抜ビン１
１は実施例は四気筒エンジンなので左右の片側に二個づ
つ、鋳抜ビン１２は吸・排気弁各１個のものでは左右の
片側に四個づつ、各２個のものでは左右の片側に八個づ
つ設けられる。

各鋳抜ビン１１．１２は第２図の如く型閉状態ではその
下部１１ａ、１２ａがキャビティ８内に臨み、上部ｆｌ
ｂ、１２ｂは上型７の上面７Ｃの片側に偏寄した部分か
ら上方に突出している。鋳抜ビンは一方１１の上方への
突出量を多くし、前後のビン上端部間に取付板１３を横
架連結し、取付板１３は前後に長く延出し、延出部端１
３ａ。

１３ａに上型上の前後に固設せるシリンダ１４゜１４の
ロッド１４ａを連結する。

一方、突出量の少ない鋳抜ビン１２の上端部間には取付
板１５を連結し、取付板１５は既述の取付板１３の下方
に位置し、かかる取付片１５の両端寄り部と既述の上位
の取付板１３の両端寄り部との間にリンク１６．１６を
介装し、リンク１６の一端１６ａをビン１７で上位の取
付板１３に枢着し、他端１６ｂをビン１８で下位の取付
板１５に枢着し、これにより取付板１３．１５は前後に
ユ間した一対のリンク１６．１６で連結されることとな
る。これを第３図で示した。

実施例では片側を詳細に開示したが他側も同様であり、
又鋳抜ビン１２は第１図では図面の複雑化を避けるため
二木示したが実際には四本以上である。

ところで以上の取付板１３．１５は夫々鋳抜ビン１１．
１２の軸線に沿って８勤する必要があり、そこで第５図
に示す如く型７上に前記鋳抜ビン１１．１２と軸線と傾
斜を同じくするガイドビン１９．２０を植設し、具体的
にはガイドビン１９．２０をボルト１９ａ、２０ａで金
型７上に固着し、取付板１３をガイドビン１９にブツシ
ュ２１を介して摺動自在に嵌合し、取付板１５をブツシ
ュ２２を介してガイドビン２０に摺動自在に嵌合し、取
付板１３のガイドビン２０と干渉する部分には干渉を避
けるべく欠部１３ｂを設け、以上により取付板１３．１
５はガイドビン１９゜２０で鋳抜ビン１１．１２の軸線
に沿フて引抜上動を保障され、ガイドビンｉｔ、１２へ
の引き抜き時の負荷を防止する。

以上において、第１図は型閉鋳造状態を示し、鋳造後シ
リンダ１４を駆動させ、ロッド１４ａを進出させ、これ
により取付板１３は上昇する。取付板１３に連結された
鋳抜ピン１１は一体的に上昇し、製品から引き抜かれ、
一方、リンク１６で連結された下位の引抜ビン１５もリ
ンク１６の上昇で引張されて上昇し、取付板１５に連結
された鋳抜ピン１２を一体的に上昇せしめ、製品から引
き抜く。引抜角度がピン１１．１２で異なるも取付板１
３．１５の角度の異なる上昇動はリンク１６のピン１７
．１８を支点とした揺動で吸収され、従って各鋳抜ピン
１１．１２は夫々固有の角度に従って軸方向に動き引ぎ
抜かれることとなる。モして鋳抜ピン１１．１２の軸線
に沿った引抜勤は上記の如くガイドピン１９．２０と取
付板１３．１５の嵌合による案内摺動で保障される。

引抜後型３，４，５，６．７を型開し、製品を取り出す
。

（発明の効果） 以上で明らかな如く本発明によれば、角度の異なる引抜
中子の取付板を上下に配し、これをリンクで連結したの
で、一方の駆動源（シリンダ）の駆動で角度の異なる中
子の取付板を角度を吸収して引ぎ抜くことができ、引抜
駆動源の共用化による機器の削減が図れること、上下の
取付板とリンクの描造なのでコンパクト化が図れ、金型
の狭い空間に容易に設置することがでとること、４３造
も簡単であること、リンクで角度差を吸収して中子を取
付板を介して引き抜くので引抜作動が確実であること等
の利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は金型の
説明的平面図、第２図は第１図２−２線断面図、第３図
は第１図３−３線要部の断面図、第４図は第１図は４−
４線要部の断面図、第５図は取付板のガイド機構の縦断
面図である。 尚図面中、１は金型、２〜７は型、８はキャビティ、１
１．１２は中子、１３．１５は取付板、１４はシリンダ
、１６はリンクである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定金型と可動金型との間に形成される製品キャビティ
   内に出没自在な引抜中子を設けた金型において、前記引
   抜中子は取付角度が異なる少なくとも２種類のものを備
   え、一方の引抜中子に連結した取付板をシリンダで中子
   の軸方向に進退自在に構成するとともに、他方の引抜中
   子に連結した取付板を前記取付板にリンク機構で連結す
   るようにしたことを特徴とする金型の中子引抜装置。