JPS63256256A - 成形用金型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は複数個のキャビティを備え、複数の成形品を製
造する金型装置に関するものである。

（従来の技術） 一つの金型に二個の製品キャビティを備え、二個の鋳造
品を同時に鋳造する所謂二個取り等の複数個成形金型が
実用に供されている。

ところで鋳造品の形状が複雑なものは上型、下型が開閉
する外キャビティを囲む前後左右の型が摺動する式のも
のが用いられ、これら四方の摺動型を開離して製品を取
り出す、かかる二個取りの金型において、キャビティを
前後、或は左右に並設した場合には夫々の摺動型の各一
つずつが背中合せとなるように配設せざるを得ず、背中
合せの摺動型は夫々固有の油圧シリンダやラック、ピニ
オン機構で開閉しているのが現状である。

（発明が解決しようとする問題点） 以上の従来技術は、シリンダやラック、ピニオン機構に
よる型開閉機構なので背中合せの摺動型の開閉のための
ストロークが大きくなり、背中合せの摺動型間のスペー
スが大となり、金型が大μ（化する。

そこで４．′ｆ開昭６０−９５６７号では背中合せの金
型部分を共通の中子で構成したものが提案されるが、こ
れによると鋳造の都度中子を除去する心安があり、離型
に要する時間が長くかかる等の問題がある。

本発明は以上の如き問題点を解決すべくなされたもので
、前記した背中合せの摺動型の開閉を一つの駆動源を共
用して行い得るようにし、且つ各摺動型間のスペースを
最小に設定し得て金型のコンパクト化を企図し得るよう
にしたことにある。

（問題点を解決するための手段） 以上の問題点を解決するための手段は、可動の上型と固
定の下型と、これらの上下型に対し水平方向に進退され
る摺動型とを備える成形用金型装置において、前記成形
用金型装置を複数個並設して設け、該金型の背中合せの
摺動型間に開閉シリンダを縦設し、該シリンダの上下動
するロッドと゛　背中合せの摺動型とをリンク機構を介
して連結するとともに、前記ロッドの軸線方向動の保障
機構を設けるようにしたことである。

（上記手段による作用） 上記手段によれば、シリンダの駆動でロッドが上下動し
、リンク機構は拡開、或は縮閉されて背中合せの摺動型
が開閉動される。

（実施例） 次に本発明の好適する一実施例を添付図面を参照しつつ
詳述する。

第・１図は成形用金型装置の縦断側面図を、第２図は第
１図２−２線断面図で並設せる二個のキャビティを含む
図を、第３図はｍ２図要部の拡大図を示す。

金型ｌは固定の下型２と、昇降動可能な可動の上型３と
、上型３．下型２間にあって水平方向に摺動する前後の
摺動型４，５．左右の摺動型６゜７とからなり、かかる
型２〜７間に型閉状態で製品キャビティ８を形成する０
以上のキャビティを形成する型は左右に備え、第２図の
平面図では摺動型１０４，１０５，１０６，１０７．キ
ャビティ１０８が示され、第１図のキャビティ８を囲む
型は左右対称に設けられ、第１図はその左半が示ごれて
おり、右側に上型１０３の一部及び下型１０２の一部が
示されている。

以上の各型の内、左右の外側の摺動型６゜１０７は各外
側に設けたシリンダ９，１０９で水平方向の左右方向に
進退し、又前後の摺動型４゜５．１０４，１０５は各外
側に設けたシリンダ１０．１１，１１０，１１１で前後
方向に進退する如く構成され、これらシリンダ９，１０
９゜１０．１１．１１０．１１１１７）駆動で型開閉動
を行う。

並設されたキャビティ８，１０８を構成する摺動型の内
の摺動型７，１０６．は背中合せに配設され、かかる型
７，１０６間に空間１２を設け、かかる空間１２は上型
３，１０３を保持する上枠１３の中間部に形成される。

上梓１３の中間部には上方に膨出するボス部１４を設け
、これの中央部に縦孔１５を形成し、ボス部１４上に型
７゜１０６の一個の開閉用シリンダ２ｏを倒立状態で固
着し、ロッド２１を縦孔１５から空間１２内に垂下し、
空間１２は上部で孔１５に連続するも上から下へ拡大す
る如き形状とした。

ロッド２１の下端部には連結ブロック２２を固設し、ブ
ロック２２は第３図の如く前後に長く形成し、これに長
尺のピン２３を装架し、一方、背中合せの摺動型６．１
０７の前後の両端部には夫夫リンク３１，３２，３３．
３４の一端３１ａ。

３２ａ、３３ａ、３４ａをピン３５・・・で枢着する。

リンク３１〜３４の他端３１ｂ〜３４ｂは既述のピン２
３の両端寄り部に枢着し、リンク３１．３２の端部３１
ｂ、３２ｂはフラットし、他方のリンク３３．３４の端
部３３ｂ、３４ｂを二股状として相互に係入し、ピン２
３と共通の支点となるように枢着した。

背中合せの摺動型７，１０６と上枠、１３との間にはこ
れらの摺動隙間１６．１７を設け、この部分にキーガイ
ドブロック１８．１８を夫々設け、−刃型７，１０６側
にはキー１９．１９を設けて型の水平直線進退動を保障
した。

ところで空間１２の前後の部分にはガイドボスト２４．
２４を対向する如く起設し、該ポスト２４．２４には縦
方向のガイド溝２５．２５を設は該ガイド溝２５．２５
には既述のピン２３の両端２３ａ、２３ａをカラー２６
．２６を介して係合し、溝２５．２５との係合でピン２
３．連結ブロック２２、ロッド２１の垂直昇降動、即ち
ロッド２１の軸線方向動を保障する。

以上、おいて、図は何れも型閉状態を示し、第１図中２
７は射出スリーブを示し、スリーブ２７中に貯溜された
溶湯をキャビティ８，１０８内に充填し鋳造を行う。

朽造後の製品の取り出しは、上枠１３を上昇させ、これ
により摺動型４，５，６，７，１０４゜１０５．１０６
，１０７及び上型３，１０３が一体的に上昇し、次にシ
リンダ９，１０９，１０゜１１．１１０，１１１を駆動
させて摺動型４゜５．６，７，１０４，１０５，１０７
を型開する。

これと同時に既述のシリンダ２０を駆動し、ロッド２１
を上動させる。これにより水平状態に保持され、ピン３
５．２３間がデッドポイントを構成して型７．１０６を
鋳造圧力に抗して水平状７ｆ、に保持されていたリンク
３１．３２と３３゜３４とはラップした端部の共通ピン
２３が上Ｈすることにより屈曲し１次第に角度を尖角と
する如く縮閉され、この結果型７，１０６は夫々相寄る
方向に摺動することとなり、一つのシリンダ２０の駆動
でリンク３１〜３４により型開動を行うこととなる。

以上実施例は鋳造品二個取りの例を示したが数は任意で
あり又合成樹脂成形用金型にも実施できる。

（発明の効果） 以上で明らかな如く本発明によれば、複数個取りの金型
において、背中合せの摺動型を上下動するシリンダのロ
ッドにリンク機構で連結するようにしたので、一つの駆
動源で背中合せの二つの摺動型を開閉させることができ
、金型構造の節素化、型開閉機構の簡素化が図れるとと
もに、背中合せの摺動型間に縦向の一つのシリンダ、リ
ンク機構を介設する構造なので型間の空間が小さくでき
、従って並設されたキャビティを可及的に接近でき、金
型全体の小型化が図れる他、ガイド機構により型開閉動
が確実になし得る等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は金型の
縦断面図、第２図は第１図の２−２線断面図、第３図は
第２要部部の拡大図である。 尚１図面中、ｌは金型、２，３，１０２゜１０３は上下
型４，５，６，１０４，１０５゜１０７は摺動型、７，
１０６は背中合せの摺動型、２０はシリンダ、２１はロ
ッド、３１〜３４はリンク機構、２４．２５は保障機構
である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、可動の上型と固定の下型と、これらの上下型に対し
   水平方向に進退される摺動型とを備える成形用金型装置
   において、前記成形用金型装置を複数個並設して設け、
   該金型の背中合せの摺動型間に開閉シリンダを縦設し、
   該シリンダの上下動するロッドと背中合せの摺動型とを
   リンク機構を介して連結するとともに、前記ロッドの軸
   線方向動の保障機構を設けるようにしたことを特徴とす
   る成形用金型装置。 ２、前記ロッドの軸方向保障機構はロッドと前記リンク
   機構を連結するピン両端の係合部と金型側に縦設された
   ガイド部との係合で構成した前記特許請求の範囲第１項
   の成形用金型装置。