JPS6325210A - ジシランの精製方法 - Google Patents

ジシランの精製方法

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JPS6325210A
JPS6325210A JP5132886A JP5132886A JPS6325210A JP S6325210 A JPS6325210 A JP S6325210A JP 5132886 A JP5132886 A JP 5132886A JP 5132886 A JP5132886 A JP 5132886A JP S6325210 A JPS6325210 A JP S6325210A
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disilane
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adsorption
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JP5132886A
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Masayoshi Ito
正義 伊藤
Hiroji Miyagawa
博治 宮川
Toshihiro Abe
智弘 安部
Kaoru Inoue
薫 井上
Keiichi Ikeda
圭一 池田
Masami Murakami
雅美 村上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ジシラン(5j2H6)中に微量台まれるホ
スフィン(PH3)を除去し、ジシランをMMする方法
に関する。
背景技術 近年エレクトロニクス工業の発展に伴い、多結晶シリコ
ンあるいはアモルファスシリコン等の半導体用シリコン
の需要が急激に増大している。
Si2H6は、モノシラン(SiH,)とともにかかる
半導体用シリコンの新しい製造用原料として最近特に脚
光を浴びており、今後の需要増加が期待されている。
Si2H6の製造方法としては、以下に例示するように
いくつかの方法が知られているが、いずれの方法を採用
するにせよ通常合成されたジシランガス中には微量のP
H,が含まれる。特に■、■による方法で製造した水素
化ケイ素中には 2Mg(’12 + 1/n S+nH21+2 + 
(1) H24NH3+1/n5inH21+2+(1
’)H2■ 5i2CA’a+3/2LiAlH,7凰
nether 3/2 Licl!+ 3/2 AlCl5 + S 
i□H6潰度百ppm前後のPH,が含有される。半導
体ガスとして使用される水素化ケイ素中における不純物
としてのPH3の影響は大きく、通常その含有量を10
−9以下(ppb以下)にする必要がある。
従来技術 Si2H6(bp−15°C)中におけるPH3(bp
 −88℃)の蒸留分離には限界があり、蒸留によりP
H。
の含有量を10−9以下にすることは実質的に不可能で
ある。
従来吸着剤を用いて水素化ケイ素中のPH1を除去する
方法としては、SiH,については数多く知られている
が、Si2H6については殆ど報告例がない。
すなわちSiH4については、例えばSiH4を殆ど吸
着しない均一細孔径を有するゼオライト中の交換可能な
陽イオンを2価の陽イオンに交換したもの(特公昭48
−41437.48−41439 )、合成ゼオライト
4A中のナトリウムイオンを2価の陽イオン、あるいは
銀イオンに交換したもの(特開昭48−75475、特
開昭59−30711 )、活性炭および合成ゼオライ
ト−4Aを併用するもの(特開昭58−69715.5
8−172220 )、水素吸蔵用金属材料または金属
水素化物を使用するもの(特開昭58−120511 
)などの方法が報告されている。
一方、5i2Haについては、特開昭58−17222
0で活性炭および合成ゼオライトで処理する方法が記載
されているが、この方法によれば副生ハロゲン化ケイ素
化合物や低7ノ点脂肪族炭化水素が除去されるだけであ
る。Si2H6とPH,の混合ガスの分離を吸着法によ
り行なおうとする場合、この両者間では、被吸着物質と
なるべきPH3の方がSi2H6より低沸点であるため
、温度的にはSi2H6の吸着が優先され、原理的に吸
着剤によるSi2H6中のPH5の除去はSiH,の場
合に比べるとかなり困難と予想される。すなわちSiH
,、Si2H6、PH3の沸点はそれぞれ一112°G
、−14,5℃、−87℃であり、SiH4中のPH3
は、PH1がより高沸点成分であるため吸着除去が比較
的容易であるが、Si2H6中のPH,の場合には、こ
の温度関係が逆となり、PH,よりSi2H6の吸着が
優先する。従ってPH8の選択的吸着は困難であると考
えられていた。また更にこれらの分子の分子径がほぼ同
じであるためPH3の吸着分離を困難とされていた。
本発明者らは、これらの従来の予想に反しSi2H6中
のPH,を選択的に除去できる新規な吸着剤の開発に長
い間鋭意努力した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、Si2H6が殆ど極性を有しないの
にPH3がごくわずかに極性(塩基性)を有することに
着目し、極性(酸性)の強い吸着剤を用いることにより
PH3の吸着エネルギーを大きくし、Si2H6中のP
H3を選択的に吸着しようとしたものである。
発明の要旨 すなわち、本発明は、ホスフィンを含有するジシランを
、3A型合成ゼオライトの交換可能な陽イオンの一部又
は全部を2価の陽イオンで交換したもの吸着剤で処理す
ることを特徴とするジシランの精製方法に存する。
発明の詳細な開示 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において用いられる吸着剤とは、3A型合成ゼオ
ライトの交換可能な陽イオンの一部又は全部を2価の陽
イオンで交換したものである。該3A型合成ゼオライト
は、初め米国Linde社から「リンデモレキュラーシ
ープス」の商品名として市販されたものであり、組成式
がNa+2((’A!02)+2(Si02)+□〕・
27H20で表わされる4A型ゼオライトのナトリウム
イオンの約1/3以上をカリウムイオンで交換したもの
である。このゼオライトの交換可能な陽イオンとはカリ
ウム又はナトリウムでありその有効細孔径は約3Xであ
る。本発明にいう2価の陽イオンは、周期律表第(■〕
族の元素イオン、例えばマグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、亜鉛、カドミウム;周期律表第(′14
)族−の元素イオン、例えば鉄、コバルト、ニッケル;
およびその他の族の元素イオン、例えばマンガン、鉛、
スズ等である。これらのうち、特にマンガン、カルシウ
ム、マグネシウム、亜鉛、鉛の各イオンが好ましい。
本発明における陽イオンの交換方法には特に制限はなく
、例えば上記した2価の陽イオンとなる金属の塩酸塩、
硝酸塩等の水溶性の塩の水溶液に、3A型ゼオライトを
単に浸漬する等の一般的な方法によって行ない得る。交
換率は20乃至100%、好ましくは40乃至90%で
ある。また使用前に行なう賦活は通常200乃至500
℃の範囲にて、減圧下及び不活性ガス中で行なわれる。
本発明におけるSi2H6の吸着剤による精製処理は、
減圧下でも加圧下でも行なうことができ、かつSi2H
6は気相でも液相でも良いが、好ましくは気相で行なう
のが望ましい。また吸着処理の温度には特に制限はない
が、好ましくは−50乃至50℃である。この範囲より
低温だと5i2H6(bp−145℃)の凝縮により、
PH,の吸着速度が減少し好ましくなく、この範囲より
高温だとPH3の吸着容量が小さくなるため好ましくな
い。もちろん他の吸着剤と併用することも可能である。
またSi2H6中にPH3以外のガス(例えば、水素、
窒素、稀ガス、メタン、シラン等)を含んでも構わない
以下、本発明を実施例によって説明する。
〈実施例1〉 モレキーラージ−ブー3A(西尾工業社製、30乃至6
0メノシ、)50pを、Mn(NO+)z131を溶解
させた水溶液ll中に2日間浸漬させた。その後濾過、
洗浄を行ない、得られたゼオライトを空気中400℃に
て一時間焼成した。化学分析結果によれば、マンガンイ
オンでの交換率ハ45%であった。
内径3m、長さ42mの吸着管に、上記ゼオライ) 0
.259−を充填した。400℃にてヘリウム中1時間
、更に減圧下(0,2mmHz )にて2時間処理した
後、吸着管の温度を一5℃とし、PH,を120ppm
含む5j2H6の精製を行なった。
結果を第1図に示す。第1図より、該吸着剤の吸着容量
(吸着管出口のPH,濃度が10 ppbとなる点、以
下同じ)は約s mypHs/y−吸着剤であることが
わかった。なお、出口ガス中のPH3濃度はFPDを検
出器とするガスクロマトグラフィーにより分析した。
〈実施例2乃至5〉 実施例1で用いたモレキーラーシヘプ−3Asoyを、
それぞれZnCTo 10 t、  PbCl220 
?。
CaCl28 t、  CoC1t 10 ′?を溶解
させた稀薄塩酸水溶液21中に2日間浸漬させた。その
後、濾過、洗浄を行ない、得られた各ゼオライトを空気
中400℃にて一時間焼成した。化学分析結果によれば
、各イオンでの交換率はそれぞれ44%、38%、48
%、39%であった。
これらのゼオライトを用い、実施例1と同様に実験を行
なった。
これらの場合における吸着容量は、それぞれ第1表に示
すとおりであった。
〈実施例6.7〉 実施例2において、ZnCl2の使用量を5y−あるい
は251とし、それぞれ陽イオン交換率が32%、72
%のゼオライトを得た。
このゼオライトを吸着剤に用いて、実施例2と同様に実
験を行なった。
結果を第1表に示す。
〈実施例8.9〉 実施例1において、吸着温度を一10℃、20°Cとし
た以外は実施例1と同様に実験を行なった。
結果を第1表に示す。
〈実施例10> 内径6ff、長さ1001m+の吸着管に実施例1で用
いたのと同一のマンガン交換したゼオライト1.81を
充填した。吸着管の温度を0℃、吸着管内の圧力を5.
3 kglcrl absとし、PH3を120ppm
含むSi2H6の精製を液相にて行なった。Si2H6
の供給速度は0.2デ/ fn l nであった。
この場合における吸着容量は第1表に示すとおりであっ
た。
〈実施例11〉 ケイ化マグネシウム(Mg25i )を濃度20wt%
の塩酸水溶液と反応させることにより、PH190pp
m、 5iH477%、5I2H623%の混合ガスを
得た。この混合ガスを−20乃至50℃、7気圧の条件
で50段の蒸留塔を用いて蒸留し、PF(311pI)
mを含むSi2H6を得た。
内径8間、長さ1000s+i+の吸着管に実施例1で
用いたのと同一の亜鉛交換したモレキーラーシーブス−
3A32s4を充填させた。吸着管の温度を−5℃に設
定した後、上記の合成した5i2H,ガスを流量3 Q
 m17’ min X速度(線速1.0cIrL/ 
see、接触時間1.67m1n)で流通させ、精製後
のSi2H6をドライアイス温度で冷却したシリンダー
中に捕集した。流通開始495時間後、流通を停止し、
捕集ガス中のPH3量をFPDを検出器とするガスクロ
マトグラフィーにより分析したところPH,は検出され
なかった(検出限界的10 ppb、この時点でのPH
1吸着量は3.81n9PHv/7吸着剤)。更にこの
精製SiH,を用(・てエピタキシャル膜を作成し、そ
の比抵抗を測定したところ1oosQ儒であった。
〈比較例1〉 吸着剤にイオン交換しないモレキュラーシーブス−3A
を用いた以外は、実施例1と同様に実験を行なった。
この場合における吸着容量は第1表に示したように極め
て小さく、PH,の吸着は殆ど認められなかった。
第1表 発明の効果 本発明の方法における吸着剤によれば、5i2H。
により吸着阻害されることなく、PH8を選択的に吸着
除去できる。本発が対象とするごときSi2H6中のP
H3の吸着除去方法は本発明によって初めて提案された
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は吸着管出口ガス中のPH,濃度とPH,吸着量
の関係を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ホスフィンを含有するジシランを、3A型合成ゼ
    オライトの交換可能な陽イオンの一部又は全部を2価の
    陽イオンで交換したもの吸着剤で処理することを特徴と
    するジシランの精製方法。
  2. (2)2価の陽イオンがマンガンイオン、カルシウムイ
    オン、マグネシウムイオンあるいは亜鉛イオンである特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
JP5132886A 1986-03-11 1986-03-11 ジシランの精製方法 Expired - Lifetime JPH0692246B2 (ja)

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US5089244A (en) * 1989-09-22 1992-02-18 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Process for preparing disilane by using molecular sieves

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