JPS6325189A - サイクリストの靴が乗せられていない場合でも自転車のペダルが安定した位置を取ることを可能ならしめる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、サイクリストの靴が乗せられていない場合で
も自転車のペダルが安定した位置を取ることを可能なら
しめるための装置に関するものである。

〔従来の技術〕

運動用及び競技用の自転車においては、サイクリストの
靴はペダルに対して、特に安定的及び正確に係留されな
ければならないことが知られている。そしてこの目的の
ために、ペダルには長い間、サイクリストの靴の前の方
の部分を収容するための爪先クリップが備えられてきた
。

より最近になってからは、靴の底それ自体に固定された
堅いプレートによって、サイクリストの靴の底をペダル
に対して係留するための器具が紹介されている。

〔発明の解決しようとする問題点〕

しかしながら、これらの何れの場合にも、ペダルが自由
な場合、即ちペダルに対してサイクリストの靴が乗せら
れていない場合には、ペダルは爪先クリップ又は係留手
段の重さのために大きく傾斜した位置を取り、そのため
ペダルは一方の側へと・完全にバランスを失してしまう
。

このことはサイクリストに対して非常に多くの不便さを
もたらす、つまりサイクリストは、自転車に乗る場合又
は出発しようとする場合、靴をペダルへと係留させるた
めの手段へと自分の足を適正に導入するためには、ペダ
ルが適正な位置を取るまで、つまり通常は殆ど水平とな
るまで、先ずペダルを回転させねばならないからである
。その人がある程度の経験を持ち、また沢山の時間があ
って所要の冷静さを有する場合には、この操作は比較的
単純なものである。しかしこの操作は競技の開始時及び
／又は競技の、周回中に行われるところから、この操作
を急いで及び／又は特別な心理的又は興奮した状況下で
実行しなければならない場合には、非常に面倒なものと
なりうる。そしてまた、この操作はかなりの時間のロス
をも住するものであって、競技中においてサイクリスト
の動作の妨げとなると共に、落車のようなより重大なダ
メージをも決定付ける要因となりうる。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明による装置は、上記の不具合の総てを回避するも
のと考えられる。なぜなら本発明の装置は、サイクリス
トの靴が乗せられていない場合にも自転車のペダルが安
定した位置を取ることを可能ならしめ、サイクリストが
どんな時でも、また時間を浪費することな（且つ誤った
姿勢を取る危険を冒さずに、ペダルとの正確な係合を即
座に確立することができるようにするからである。この
ような本発明の装置は、ペダルの軸上に形成された刻み
付きリングと、前記ペダルの軸と平行なピン上で揺動す
るよう設けられ且つペダル本体の下側に配置されたレバ
ーとを含み、前記レバーはその一端に対応する刻みを有
し、サイクリストの靴がペダルに乗せられていない場合
にはバネ手段の作用によって前記レバーの刻みが前記刻
み付きリングと係合し、靴が−Ｈペダルに乗せられた場
合には該係合が除去されることを特徴とする。

以下に本発明のさらなる詳細について、添付図面に例示
として示された本発明の好ましい実施例を参照して説明
する。

図面に示されているように、本発明による装置は、ペダ
ル２の軸１が刻み付きリング３を含むようにしている。

ペダル２の軸１と平行なピン５上で揺動するよう設けら
れ且つペダル本体の下側に配置されたレバー４は、その
一端に対応する刻み６を有し、レバー４に作用している
バネ手段７により、この刻み６と軸１上の刻み付きリン
グ３との係合がもたらされる。

ペダルが自由な状態にある場合、第１図に示されている
ように上記の係合が行われる。そしてこれは、サイクリ
ストの足が外される前に当該サイクリストの足に履かれ
た靴によってペダルが置かれていた位置と同じ位置にお
いて、ペダルを安定に保持するために極めて充分なもの
である。そしてこのことは、人の足を再びペダルへとセ
ントしようとする場合に、ペダルが最も適正な位置に準
備されているという、明らかな効果を提供する。

〔発明の作用及び効果〕

底部に堅いプレート８を備えたサイクリストの靴Ｓがペ
ダル２の係留手段２Ａと共働しようとする場合、即ちプ
レート８がその先端でペダル２自体と係合するような場
合に、靴Ｓは適当に輪郭付けられたレバー４の延長部９
を下方に押す。レバー４は揺動し、それによって刻み６
と刻み付きリング３との間の係合を除去する。

この状態は、第２図に示されているように靴がペダル２
との安定な係合位置に到達した場合にも、継続されるこ
とは明らかである。なぜならレバー４の延長部９はバネ
７の作用に抗して、靴によって押し下げられたままに保
持されるからである。

以上で見てきたように、図面中において本発明の装置は
、サイクリストの靴を係留するための手段２Ａを装備し
たペダル２について適用されるものとして示されている
。しかしながら図示したと同じ装置を、伝統的な爪先ク
リップ付きのペダルに対して、実質的な修正をなんら伴
うことなしに応用することができる。また、延長部の形
状は、サイクリストの靴との関係において最適な作用を
もたらすように、延長部９或いは延長部１０の如（に適
宜選択されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はサイクリストの靴が乗せられていない状態のペ
ダルについて、本発明による装置が作動位置にある状態
を示す概略図、及び第２図はサイクリストの靴がペダル
に乗せられた状態において、同様の装置が非作動位置に
あることを示す概略図である。 １・・・軸　　２・・・ペダル ３・・・刻み付きリング　　４・・・レバー５・・・ピ
ン　　６・・・刻み　　７・・・バネ手段８・・・プレ
ート９．１０・・・延長部出願人代理人　　　古　谷　
　　態 量　　　溝部孝彦 同　　　古谷　聡

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　ペダルの軸上に形成された刻み付きリングと、前記
   ペダルの軸と平行なピン上で揺動するよう設けられ且つ
   ペダル本体の下側に配置されたレバーとを含み、前記レ
   バーはその一端に対応する刻みを有し、サイクリストの
   靴がペダルに乗せられていない場合にはバネ手段の作用
   によって前記レバーの刻みが前記刻み付きリングと係合
   し、靴が一旦ペダルに乗せられた場合には該係合が除去
   されることを特徴とする、サイクリストの靴が乗せられ
   ていない場合でも自転車のペダルが安定した位置を取る
   ことを可能ならしめる装置。