JPS6325099Y2 - - Google Patents

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JPS6325099Y2
JPS6325099Y2 JP1983098297U JP9829783U JPS6325099Y2 JP S6325099 Y2 JPS6325099 Y2 JP S6325099Y2 JP 1983098297 U JP1983098297 U JP 1983098297U JP 9829783 U JP9829783 U JP 9829783U JP S6325099 Y2 JPS6325099 Y2 JP S6325099Y2
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hole
clamp
bolt
ejector pin
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/002Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose for special purposes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/001Combined nut setting and crimping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • B25B23/1415Break members; Arrangements specially adapted for break-bolts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は剪断用チツプを具えたボルトを強力に
締付け該チツプを剪断して所定トルクの締付けを
完了するボルト締付具に於て、剪断され締付具に
残るボルトチツプを排出する装置に関する。
第8図に示す様に先端に剪断用チツプTを具え
たボルトBを締付ける従来の締付具はボルトチツ
プに係合するインナーソケツト200、ナツトN
に係合するアウターソケツト180を有してお
り、両ソケツトを遊星歯車装置に連繋して互いの
ソケツトに回転反力を作用せしめることにより強
力に締付け、ボルトBの周溝CにてチツプTを剪
断し、インナーソケツト200中に配備したエゼ
クターピン240にて該ソケツト中に残存するチ
ツプを叩き出す。
エゼクターピンは遊星歯車装置の太陽歯車を貫
通して後方に延び、後端が排出用レバーに係合し
ており、レバーの操作によつてエゼクターピンは
後退位置にて保持され、又保持が解除されて突出
しが許容される。
ところが上記の様にエゼクターピンの長さが締
付具の機長の略全長に及ぶと次の問題点のあるこ
とが判つた。
エゼクターピン24は突出し慣性力を高めるた
め先端は太軸に形成されており、この太軸部24
0aと細軸部240bの交点は突出し時の衝撃に
よつてクラツクが発生し易く、エゼクターピンを
交換する必要が生じる。ところが、エゼクターピ
ン240は遊星歯車装置を貫通しており容易に取
外せる様には組み込まれておらず、交換には手間
が掛かつた。
本考案の概要 本考案はエゼクターピンの交換を容易にするこ
とを目的とする。
本考案はインナー、アウターの両ソケツト18
0,200を遊星歯車装置166に着脱可能に係
合し、エゼクターピン240は後端が遊星歯車支
持枠172の近傍に達し、遊星歯車装置166に
はエゼクターピン240の延長上に段付きの貫通
軸孔226が開設され、該軸孔226中に段部に
係合し軸心に開設したピン侵入孔220にエゼク
ターピン240を嵌めてクランプするクランプ部
218を具えたクランプシヤフト118が軸方向
に摺動可能に配備され、該シヤフトに対しシヤフ
トを引戻してクランプ部218とエゼクターピン
240の係合を解除するレバー120が連繋され
ている。
インナーソケツト200にボルトチツプTを挿
入するとエゼクターピン240がチツプに押され
て後退し、該ピン240の後端がクランプシヤフ
ト118のピン侵入孔220に嵌まつてクランプ
され、即ちエゼクターピンは後退位置にて保持さ
れる。
レバー120を引くとクランプシヤフト118
が後退し、この時エゼクターピン240はクラン
プが解除されて前方へ突出してインナーソケツト
中のチツプが叩き出されるのである。
エゼクターピンの交換はアウター、インナーの
両ソケツトを遊星歯車装置から離し、ソケツト部
分のみを分離するだけ行ない得る。
以下図面に示す実施例に基づき本考案を具体的
に説明する。
締付具はグリツプ部4を含むハウジング2、グ
リツプ部4に内蔵されたエアーモーター等の駆動
装置6、ハウジング2中に配備され一部をハウジ
ングの先端開口から外部に臨出させた変速装置3
2、該変速装置32に着脱可能に接続され、ボル
トチツプT及びナツトNに夫々係合するインナー
ソケツト200とアウターソケツト118とを含
むソケツトユニツト176とで構成される。駆動
装置6は伝達軸28を介して変速装置に連繋され
ている。
変速装置 変速装置32はハウジング2の先端開口に回転
自由に嵌められた筒状内歯車34中に、主遊星歯
車装置36、該主遊星歯車装置の太陽歯車40の
延長上に配置した出力軸56、太陽歯車40と出
力軸56との係脱を画るクラツチ74及び遊星歯
車支持枠44と出力軸56との間に太陽歯車40
の回転を優先させる一方向クラツチ60を配備し
ており、実施例の如く必要に応じて出力軸56に
は1又は複数段の補助遊星歯車装置158,16
6を直列に連繋する。
上記各遊星歯車装置36,158,166の各
遊星歯車42,162,170は内歯車34の内
面に形成された内歯50,52,54に噛合して
いる。
第2図の如く内歯車34の基端側には主軸38
が軸承され、該軸38の先端に前記主遊星歯車装
置36の太陽歯車40が形成されている。
主軸38の基端にはフランジ46が突設され、
該フランジ46の外周縁に形成した傘歯48が前
記伝達軸28の傘歯30に噛合している。
一方向クラツチ60 遊星歯車支持枠44と出力軸56とを係脱可能
に連繋する一方向クラツチ60は、第2図、第5
図の如く該支持枠44の端面から軸方向に突設し
た環状壁62内へ回転体64を配備し、該回転体
64は出力軸56に対し摺動可能且つ一体回転す
べくスプライン結合66する。
回転体64は外周の接線方向に等間隔の切込み
68が施され、該切込み68にボール70及び該
ボール70を環状壁62側に付勢するバネ72が
配備されており、環状壁62は前記主遊星歯車装
置36によつて矢印R1方向に減速回転し、又出
力軸56は後述する多角形軸部を有するクラツチ
シヤフト78と嵌合し矢印R2方向に駆動される。
変速装置に負荷が加わらない間はR2>R1であり、
クラツチシヤフト78は環状壁62に対し相対的
に回転が進み、環状壁62は出力軸56から遮断
されて空転し、出力軸56はシヤフト78と一体
にR2の速度で回転する。
変速装置に負荷が作用し、シヤフト78が回転
自由即ちR2=0となつたときは、環状壁62は
回転体64に係合して一体回転させ、従つて出力
軸56を減速された速度R1で駆動するものであ
る。
クラツチ 第2図、第3A図、第3B図の如く、主軸38
の軸心に該軸の回転とは無関係に回転自由にクラ
ツチシヤフト78が配備され、該シヤフト78は
両端の多角形軸部を主軸38から臨出させてお
り、シヤフト78の先端は前記出力軸56の後部
軸心に開設された六角孔58に噛合している。
クラツチシヤフト78の後端側は軸太の六角軸
部80であり、後端面に有底穴82を形成してい
る。
クラツチシヤフト78の六角軸部80の外周に
はスライド筒84が摺動可能に嵌まり、又、スラ
イド筒84と主軸38のフランジ46との間には
クラツチ板86がクラツチシヤフト78上に該シ
ヤフト78の回転とは無関係に回転自由に配備さ
れている。主軸38のフランジ46の面内及びク
ラツチ板86の対向面に夫々複数の円錐穴88,
90が同一仮想円上に等間隔に対向して凹設され
両円錐穴88,90間に跨がつてボール92が嵌
まり、該ボール92はクラツチ板86の筒部に嵌
まつたボールケージ94によつて転動自由に支持
されている。
上記クラツチ板86はスラストベアリング98
及び押え板100を介してバネ102によつて主
軸38側へ付勢されている。
クラツチ板86と前記スライド筒84との対向
面は第3B図に示す如く歯面106,108が形
成され、スライド筒84がバネ96によつてクラ
ツチ板86側に付勢され第2図の如く両歯面10
6,108が噛合している。
クラツチシヤフト78の六角軸部80の軸壁に
は貫通孔104が開設され、該孔104に直径が
軸壁の厚みより大なる直径のボール76が回転自
由に嵌められ、前記スライド筒84の内面には該
ボール76の一部が嵌まる逃し凹部110が略中
央部からクラツチ板86に向けて開設されてい
る。
クラツチシヤフト78の六角軸部80の穴82
にはスライドブロツク112が摺動可能に嵌まり
バネ116にて主軸38側に付勢されている。
ブロツク112の先端面はテーパ面114に形
成され、該テーパ面114に前記ボール76が当
つている。
クラツチシヤフト78及びスライドブロツク1
12の夫々軸心を摺動可能に且つ回転可能に貫通
してクランプシヤフト118が配備されている。
該シヤフト118の前端側は大径に形成され後
記するエゼクターピン240に対するクランプ部
218を具え、後端側は小径に形成され、トリガ
ー式レバー120が連繋されバネ128で前方に
付勢されている。
レバー120は金属帯板を屈曲して形成され、
グリツプ部4内にて前記伝達軸28を避けて円弧
状に屈曲し、基端を上向きに屈曲して該屈曲部1
22の上端に開設した孔124にクランプシヤフ
ト118を嵌めている。
クランプシヤフト118にはレバー120を引
いたときにレバー120に係合するスナツプリン
グ126が装着されている。
レバー120を引くことによりクランプシヤフ
ト118の後端側の段部130が前記スライドブ
ロツク112をバネ116に抗して後方に移動さ
せる。
減速用遊星歯車装置 出力軸56の前部は第1補助遊星歯車装置15
8の太陽歯車160となつており、該太陽歯車の
延長上に第2補助遊星歯車装置166の太陽歯車
168が配備されている。第1補助遊星歯車装置
158の遊星歯車162を支持した支持枠164
は第2補助遊星歯車装置166の太陽歯車168
とスプライン結合248しており、第2補助遊星
歯車装置166の遊星歯車支持枠172はその太
陽歯車168の延長上に多角形の係合軸174を
突設している。
出力軸56の回転は上記第1、第2補助遊星歯
車装置158,166によつて減速される。前記
筒状内歯車34の先端開口にはソケツトホルダー
132が装着されている。
ソケツトホルダー ソケツトホルダー132は第2図に示す如く、
筒状ホルダー本体134の後端にフランジ13
6,138を内外面に向けて張り出して、ホルダ
ー本体134の後端を内歯車34へ回転可能に嵌
めると共に、ホルダー本体134の基端面に歯車
144を摺接可能に配備して構成され、スナツプ
リング140によつて内歯車34からの抜止めが
施されている。
ホルダー本体134の内向きフランジ138の
内縁は第6A図の如く六角孔142を形成してい
る。
歯車144は前記第2補助遊星歯車装置166
の遊星歯車170が噛合した内歯54の延長上の
歯面に噛合している。
歯車144の軸心には前記ソケツトホルダー本
体134の六角孔142に一致する六角孔146
が開設されている。
歯車144にはストツパーピン148が突設さ
れ、該ピン148はホルダー本体134に開設さ
れた円弧溝150に摺動可能に嵌つている。
円弧溝150はホルダー132の軸心を半径中
心として1/12円弧の長さに形成されている。ホル
ダー本体134の後端には円弧溝150の両端と
対応する2ケ所に円錐穴152,154が開設さ
れ、歯車144上には該穴に係合可能なクリツク
ボール156がバネ付勢されて配備されている。
上記ソケツトホルダー132にソケツトユニツ
ト176が着脱可能に配備される。
ソケツトユニツト ソケツトユニツト176はアウターソケツト1
80、インナーソケツト200及びエゼクターピ
ン240によつてユニツトを構成し、該ユニツト
はホルダー132に着脱出来る。
第1図に示す如く軸心に貫通孔182を開設し
先端にナツト係合穴184を形成したアウターソ
ケツト180中に回転自由にインナーソケツトホ
ルダー186及び該ホルダー186の基端側に伝
達筒体190が配備されて、スナツプリング17
8で抜け止めが施されている。
アウターソケツト180の基端には前記ソケツ
トホルダー132の本体134及び歯車144の
六角孔146に着脱可能に嵌まる六角形のフラン
ジ188が突設されている。
インナーソケツト186と伝達筒体190の対
向面には歯面192,194が形成され互いに噛
合している。
筒体190の軸心に前記第2補助遊星歯車装置
166の遊星歯車支持枠172の係合軸174が
着脱可能に係合する角孔196が開設されてい
る。インナーソケツトホルダー186の内面には
軸方向にスプライン溝198が形成され、該溝1
98に摺動可能に係合してインナーソケツト20
0が配備されている。
インナーソケツト200は先端にボルトチツプ
Tが係合するチツプ係合穴202が形成されバネ
206で先端側へ付勢されている。
上記係合穴202には、破断後のボルトチツプ
Tが自然落下することを防止する板バネ204が
配備されている。これはボルトチツプの重量を保
持出来る程度の保持力であつて後記するチツプの
排出には支障はない。
インナーソケツト200に公知の不完全嵌合防
止装置が配備されている。
不完全嵌合防止装置はインナーソケツト200
の筒壁に貫通孔208を開設し、該孔208に筒
壁から臨出する大きさのボール216を転動可能
に嵌めインナーソケツト200中にチツプ挿入確
認筒210を摺動可能に配備して構成されてい
る。挿入確認筒210は先端側は小径に形成され
軸の段部はテーパ面212に形成され、アウター
ソケツト180の先端側へバネ214にて付勢さ
れており、ボール216は挿入確認筒210の大
径部によつて外方に押し上げられ、前記インナー
ソケツトホルダー186の先端に当つてインナー
ソケツト200の後退を阻止している。
ソケツトユニツト176にはチツプ挿入確認筒
210を摺動可能に貫通してエゼクターピン24
0が摺動可能に配備されている。
エゼクターピン240は軸部240bの先端に
大径頭部240a及び挿入確認筒210からの抜
止めを画る鍔部240cを形成している。エゼク
ターピン240はバネ242にてアウターソケツ
ト180の先端側に付勢され、大径頭部240a
は挿入確認筒210から臨出し、後端は第2補助
遊星歯車装置166の遊星歯車支持枠172の係
合軸174の近傍に延びている。
上記ソケツトユニツト176をホルダー132
に取付けるには第6A図の様にソケツトホルダー
本体134と歯車144の六角孔142,146
の位相を一致させ、アウターソケツト180の六
角フランジ188を嵌め込んだ後、ソケツトホル
ダー本体134を矢印方向に回転すれば第6B図
の様にアウターソケツトの六角フランジ188と
ソケツトホルダー本体134の六角孔142の位
相がずれてアウターソケツト180従つてソケツ
トユニツト176は脱落しない。ソケツトホルダ
ー本体134の円錐穴152にバネ付勢されたク
リツクボール156が嵌まり込み、ソケツトホル
ダー132は軟係止されるから、締付作業中にホ
ルダー本体134の六角孔142とアウターソケ
ツト180の六角フランジ188の位相が自然に
合つて不意に脱落することはない。
前記クランプシヤフト118の先端にエゼクタ
ーピン240を着脱可能に支持するクランプ部2
18が形成されている。
クランプ部218 クランプシヤフト118の先端部はテーパ面2
24に形成され第2補助遊星歯車支持枠172に
開設された段付貫通軸孔226の基端側の大径孔
に嵌まつている。段付貫通軸孔226の段部には
クランプシヤフト118の頭部テーパ面224に
対応するテーパ面228が形成されている。
クランプシヤフト118の軸心には先端側に開
口するピン侵入孔220及び該孔220に連通す
るスリツト溝222が開設されている。クランプ
シヤフト118はアウターソケツト180側へバ
ネ付勢され、第2補助遊星歯車支持枠172の段
付貫通軸孔226のテーパ面228に当つてピン
侵入孔220を縮径している。
レバー120を引いてバネ128に抗してクラ
ンプシヤフト118を後方に移動させることによ
り、シヤフト118は段付貫通軸孔226のテー
パ面228から離れ該シヤフト118のスリツト
溝222従つてピン侵入孔220が拡大してエゼ
クターピン240の侵入を許容する。
上記締付具は下記の様に作動する。
ボルト及びナツトの係合 ボルトに対しナツトを予め手作業によつて螺合
させて緩く組み合せておく。このボルト上に締付
機を当て、チツプ係合穴202にボルトチツプT
を嵌める。
このときインナーソケツト200中のエゼクタ
ーピン240及び挿入確認筒201はバネ21
4,242に抗して後退する。ボルトチツプTが
チツプ係合穴202に完全に嵌合すると、不完全
嵌合防止装置のボール216が挿入確認筒210
のテーパ面212から小径部に落ち込み、インナ
ーソケツト200の後退を許容する。これによつ
てアウターソケツト180のナツト係合穴184
が解放されナツトNとの嵌合が可能となり、該穴
184にナツトNが嵌まる。
この時エゼクターピン240はクランプシヤフ
ト118のクランプ部218を後方に押し、クラ
ンプ部218のシヤフト224を支持枠172の
テーパ面228から離間させる。これによりクラ
ンプ部218のピン侵入孔220が拡大し、エゼ
クターピン240の後端が拡大したピン侵入孔2
20へ進入する。これによりクランプシヤフト1
18は再びバネ128に付勢されてテーパ面22
4が支持枠172のテーパ面228に当り、ピン
侵入孔220が縮径してエゼクターピン240を
クランプする。
締付け 駆動装置6を作動させる伝達軸28を介して主
軸38が高速回転する。
主軸38とクラツチ板86は夫々円錐穴88,
90に嵌まつたボール92によつて連繋され、又
クラツチ板86とスライド筒84は互いの歯面1
08,106が噛合して一体回転する。更にスラ
イド筒84にはクラツチシヤフト78の六角軸部
80が嵌まつており、主軸38の回転はクラツチ
シヤフト78に伝達される。
このとき主軸38に連繋した主遊星歯車装置3
6の支持枠44及び環状壁62も同時に減速速度
R1で回転しているがR1<R2であるからワンウエ
イクラツチ60によつて環状壁62の回転は出力
軸7から遮断され、クラツチシヤフト78とスプ
ライン結合66した出力軸56には、クラツチシ
ヤフト78を通して主軸38の回転R2が直接に
伝えられる。
一方、主軸38先端の太陽歯車40は支持枠4
4に減速した回転R1を発生させる。支持枠44
と出力軸56とは出力軸56の回転を優先させる
一方向クラツチ60で連繋されており、出力軸5
6に伝えられた主軸38の回転がその侭第1補助
遊星歯車装置158に入力され、該装置158の
遊星歯車支持枠164に減速増力した回転力が発
生する。
上記支持枠164の回転力は該枠164がスプ
ライン結合248している第2補助遊星歯車装置
166に入力され該装置の遊星歯車支持枠172
に更に減速増加された回転力が発生する。
支持枠172の回転はソケツトユニツト176
の伝達筒体190、インナーソケツトホルダー1
86を介してインナーソケツト200に伝達され
る。
又、各遊星歯車装置36,158,166の遊
星歯車42,162,170が噛合している内歯
50,52,54にはインナーソケツト200の
回転とは逆方向の回転力が発生する。これにより
インナーソケツト200にてボルトチツプTを保
持することによりアウターソケツト180が比較
的速い速度でナツトNを回転させボルトナツトを
急速に締付け状態へ移行させる。
強力締付・剪断 ボルトナツトが締付け状態に達すると回転駆動
系に急激に抵抗が作用し、クラツチシヤフト78
の抵抗力がバネ102の弾発力よりも大きくなつ
て第3A図の如くボール92が主軸38及びクラ
ツチ板86の円錐穴88,90からせり上り、バ
ネ102及び96を圧縮してクラツチ板86とス
ライド筒84を後方に押す。この時スライド筒8
4の逃し凹部110がクラツチシヤフト78上の
ボール76の位置に対応し、該ボール76はスラ
イドブロツク112によつて押し出されて逃し凹
部110に嵌まり、スライドブロツク112の前
進を許容してボール76はスライドブロツク11
2上へ乗り上げる。
スライドブロツク112はバネ116付勢によ
り前進しボール76の元位置への復帰を阻止す
る。
主軸38は常時回転しており、主軸38とクラ
ツチ板86との間のボール92は第3B図の如く
各々隣の円錐穴88a,90aに嵌まり込み、ク
ラツチ板86は主軸38と一体に回転する。
しかしスライド筒84はボール76によつて前
進が規制され後退位置の侭であるため、クラツチ
板86とスライド筒84は係合が外れ、クラツチ
板86は空転して主軸38の回転はスライド筒8
4には伝達されない。一方主遊星歯車装置36の
支持枠44の減速された回転R1は、第5図に於
てボール70を介して回転体64を駆動し、回転
力を出力軸56に伝える。
出力軸56の回転は、前述した締め始め初期の
無抵抗回転に較べ主遊星歯車装置36によつて減
速された分だけ回転数は少ないが、トルクは大で
ある。
この大なる締付けトルクがインナーソケツト2
00及びアウターソケツト180に伝わり、ボル
ト・ナツトの締付けの極限にてボルトチツプTの
剪断用溝Cに応力集中しボルトチツプTが剪断さ
れ、ボルト・ナツトが一定値のトルクで締付けら
れたことが保障される。
チツプ排出・復帰 締付けの後、インナーソケツト200中には剪
断されたボルトチツスTが板バネ204に保持さ
れた侭で残つている。締付具全体をナツトNから
引外すとインナーソケツトバネ206によりイン
ナーソケツト200の先端部はアウターソケツト
180のナツト嵌合部へ突出前進し元位置に復帰
する。このときエゼクターピン240はクランプ
シヤフト118のクランプ部218にクランプさ
れた侭、後退位置に留まつている。
レバー120を引いてクランプシヤフト118
を後退させ、支持枠182と該シヤフト118の
夫々のテーパ面224,228を引き離せば、シ
ヤフト118のピン侵入孔220が拡大してエゼ
クターピン240のクランプが解放される。これ
によりエゼクターピン240はバネ242により
前方へ飛び出し、ボルトチツプTを叩き出す。
又、レバー120を引いた時、クランプシヤフ
ト118の後部側の段部130がクラツチ74の
スライドブロツク112を後退させ、スライドブ
ロツク112に止められていたボール76がクラ
ンプシヤフト118の有底穴へ没入してスライド
筒84の前進が許容される。バネ96によつてス
ライド筒84が前進すると、スライド筒84とク
ラツチ板86が噛合して元位置に復帰し、次の締
付けへの待機状態となる。
エゼクターピン240の段部にクラツクが生じ
て破損した場合、エゼクターピン240を交換す
るが、これには先ずソケツトユニツト176を外
す。第6B図に示す矢印方向にソケツトホルダー
本体134を回し、ホルダー本体134と歯車の
夫々貫通孔142,146の位相を第6A図の如
く一致させれば、ソケツトユニツトの抜止めが解
除され、ユニツト176を簡単に外すことが出来
る。次にソケツトユニツト176のスナツプリン
グ178を外し伝達筒体190を取り出せば、エ
ゼクターピン240も取外し出来るのである。
エゼクターピンのクランプの他実施例 エゼクターピン240の後退位置をクランプす
る他の構成を第7図に示す。これは遊星歯車支持
枠172の内面に小径穴230と大径穴232を
連通させた段付貫通孔226を形成し、クランプ
シヤフト118の先端部の壁面には貫通孔234
を1又は複数開設し、該孔234にボール236
を嵌める。孔234は底部にボール236の脱落
防止用フランジ238を張り出している。
エゼクターピン240の後端246はクランプ
シヤフト118のピン侵入孔220に略一杯に嵌
まる大径であるが、軸部244はボール236の
落ち込みを許す小径である。ボルトチツプTの挿
入によつてエゼクターピン240がクランプシヤ
フト118のピン侵入孔220に侵入すると、支
持枠172の小径穴230によつてボール236
の外向き方向の飛び出しが規制され、軸孔220
内に臨出しているボール236にエゼクターピン
240の大径後端246が当り、クランプシヤフ
ト118を後退させる。
ボール236が支持枠172の大径穴232に
達すると第7B図の如くボール236はエゼクタ
ーピン240の押圧によつて外方に臨出し、これ
によりインナーソケツト200の後退に伴つてエ
ゼクターピン240が更に後退する。エゼクター
ピンの小径の軸部244がボール236を越える
とバネ128の弾発力により第7C図の如くクラ
ンプシヤフト118が前進し、ボール236は再
びシヤフト118の軸孔220内に臨出する。
前述の如くボルト・ナツトの締付けを完了し、
回転工具をナツトNから引き離すとインナーソケ
ツト200は前進するがエゼクターピン240は
ボール236によつて前進を阻止される。
その後、レバー120を操作することによりク
ランプシヤフト118が後退し、再びボール23
6の外側への臨出が許容される。これによつてエ
ゼクターピン240はバネ242によつて突き出
されチツプを排出して元位置に復帰する。
本考案の実施に際して補助遊星歯車装置15
8,166を省略して出力軸56にソケツトユニ
ツト176の伝達筒体190を連繋することも出
来、或は補助遊星歯車装置の数を更に増して大幅
なトルクアツプを画ることも可能であり、更に、
実用新案登録請求の範囲に記載の範囲内で種々の
変形が可能である。
本考案は上記の如く、エゼクターピン240を
直接レバー120に連繋せず、クランプシヤフト
118を介してレバー120に連繋したため、ク
ランプシヤフト分だけ短く出来、このエゼクター
ピン240はソケツト部に納まるため交換に際し
てはソケツト部を外して分解するだけで行なわれ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は締付具全体の断面図、第2図は要部断
面図、第3A図、第3B図はクラツチの作動順序
の説明図、第4図は第1図−線に沿う断面
図、第5図は第1図−線に沿う断面図、第6
A図、第6B図はソケツトユニツトの取付順序の
説明図、第7A図、第7B図、第7C図はクラン
プ部の他の実施例の作動順序の説明図、第8図は
ボルト・ナツトへの係合状態の断面図である。 118……クランプシヤフト、120……レバ
ー、180……インナーソケツト、200……ア
ウターソケツト、218……クランプ部、240
……エゼクターピン、222……スリツト溝、2
24……テーパ面、226……段付貫通軸孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 遊星歯車装置の内歯車にアウターソケツト、
    遊星歯車支持枠にインナーソケツトを夫々連繋
    し両ソケツトにナツト及びボルト先端のチツプ
    を嵌め、両ソケツトに作用する回転反力により
    ボルトチツプを剪断し、インナーソケツトに配
    備したエゼクターピンによつてインナーソケツ
    ト中に残つたボルトチツプを突き出すボルト締
    付具に於て、両ソケツト180,200は遊星
    歯車装置166に着脱可能に係合し、エゼクタ
    ーピン240は後退位置においてその後端はイ
    ンナーソケツトの後端部から突出し遊星歯車支
    持枠まで延び、遊星歯車装置にはエゼクターピ
    ン240の延長上に段付貫通軸孔226が開設
    され、該貫通孔226にはその段部に係合し、
    軸心に開設したピン侵入孔220にエゼクター
    ピン240を嵌めてクランプするクランプ部2
    18を具えたクランプシヤフト118が軸方向
    に摺動可能に配備され、該シヤフト118に対
    し、シヤフトを引戻してクランプ部218とエ
    ゼクターピン240の係合を解除するレバー1
    20が連繋されているボルト締付具のボルトチ
    ツプ排出装置。 クランプ部218は、クランプシヤフト11
    8のピン侵入穴220に連通して前端に開口す
    るスリツト溝222を開設し、クランプシヤフ
    ト118の先端に先細テーパ面224を形成し
    て構成され、遊星歯車装置166の段付貫通軸
    孔226の段部はクランプシヤフト118のテ
    ーパー面224に対応するテーパ面228に形
    成されている実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載のボルト締付具のボルトチツプ排出装置。 クランプ部218は、クランプシヤフト11
    8のピン侵入穴220に連通してシヤフトの周
    壁に貫通孔234を開設して該孔に周壁厚みよ
    り大なる直径のボール236を回転自由に嵌め
    て構成され、段付貫通軸孔226はボール23
    6が逃げる余裕のある大径部とボール232を
    内方に押える小径部230が形成されており、
    エゼクターピン240は後端がボール236に
    係合可能に大径に形成されている実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載のボルト締付具のボル
    トチツプ排出装置。
JP1983098297U 1983-06-25 1983-06-25 ボルト締付具のボルトチツプ排出装置 Granted JPS607970U (ja)

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US4565112A (en) 1986-01-21
JPS607970U (ja) 1985-01-19

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