JPS63250446A - しない用部材の製造方法 - Google Patents

しない用部材の製造方法

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Publication number
JPS63250446A
JPS63250446A JP8295087A JP8295087A JPS63250446A JP S63250446 A JPS63250446 A JP S63250446A JP 8295087 A JP8295087 A JP 8295087A JP 8295087 A JP8295087 A JP 8295087A JP S63250446 A JPS63250446 A JP S63250446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
bamboo sword
plate material
titanium alloy
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8295087A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayuki Watanabe
貞幸 渡辺
Masaaki Hayakawa
早川 昌秋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP8295087A priority Critical patent/JPS63250446A/ja
Publication of JPS63250446A publication Critical patent/JPS63250446A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、β型チタン合金よりなるしない用品↑才の製
造方法に関する。
従来の技術 従来、剣道で用いるしない(竹刀)は割竹を主要部材と
して構成されている。竹は強度が弱く、使用中に折れた
り割れたりして、目を突等の事故を発生することがあり
、安全性の点で問題があった。又、使用している間に表
面がささくれだつので、時々ナイフで削り落とさねばな
らず、メンテナンスの点でも問題があった。
これらの問題点を解決するものとして、チタン又はチタ
ン合金を用いたしないが提案されている。
(特開昭59−103682号公報) 発明が解決しようとする問題点 チタン2種がチタンとして代表的なもので、これは鉄並
の強度を有する。しかしながら、チタンで製造したしな
いは竹のしないで凹んだり、傷がついたりし、又、変形
して、しないの伯の刃渡り部材に挟み込まれたりして元
に戻らなくなる等の欠点を有している。一方、チタン合
金として最も代表的なものであるT r −6A I 
−4V合金は、引張り強度は高いが、塑性加工性に劣る
ため、しないの製造に要求される形状のしない用部材を
製造することが困難であった。
本発明は、従来の技術にあける上記のような問題点に鑑
みてなされたものである。
したがって、本発明の目的は、しないによって打たれて
も傷が付かず、凹まず、曲がらず、しかもしなやかに反
るしないを製造するためのしない用部材の製造方法を提
供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者等は、種々検討の結果、チタン合金としてβ型
チタン合金を用いると、上記要求を満足するしないが得
られることを見出だし、本発明を完成覆るに至った。
即ち、本発明のしない用部材の製造方法は、β型チタン
合金よりなる板材を成形して、所定の形状、例えば、弧
状の曲面よりなる折曲面を有する溝形の形状、又はパイ
プの形状を有する細長成形体を作成し、その細長成形体
の表面にショツトブラスト加工を施し、その後400〜
550’Cにおいて2時間以上保持し、徐冷することを
特徴とする。
以下、本発明の詳細な説明する。
β型チタン合金は、固溶化処理した状態のもののα/β
変態点が至温以下であって、常温においてβ単−相より
なるものであり、塑性加工性がよいという特徴を持って
いる。本発明において用いるこのようなβ型チタン合金
としては、冷間加工性が良いもの、例えば、重量%でV
:8〜25%、Al :0.5〜5%、Cr:1.0%
以下、Fe二1.0%以下、Mn:1.O以下、残部実
質的にTiよりなるチタン合金があげられる。
上記チタン合金において、■は固溶化処理後の硬さを低
くし、冷間加工性を向上させる作用を示すが、8%より
少なくなると、合金中にα相が残り、冷間加工性が悪く
なり、又、25%を超えると時効硬化が十分に行われな
くなるので、上記の範囲が好ましい。又、A1は時効処
理後の延性を高めるので上記の範囲が好ましい。更に、
Cr、Fe、Mnはβ相安定化元素であるが、固溶化処
理後の硬さを低くするためには、できるかぎり少ない方
がよく、1%までは許容できる。
このチタン合金には更に被削性を向上する元素として、
0.01〜1.0%の希土類元素及び0.01〜1.0
%のCa、S、Se、Te。
Pb、Biのうちの1種以上を合計で5%以下含有して
いても良い。本発明においては、これらの中でも特に、
V:21〜23%、Al:3.8〜4.3%、残部実質
的にliよりなるチタン合金が好適に使用される。
本発明においては、上記組成のβ型チタン合金よりなる
板材を用いるが、この板材は冷間加工を施したものが好
ましい。
まず、β型チタン合金よりなる板材を、所定の形状に成
形して、細長成形体を製造する。例えば、固溶化状態で
曲げ加工を施して、弧状の曲面よりなる折曲面を有する
溝形の形状を有する細長成形体を製造したり、冷間加工
によってシームレスのパイプ状成形体を製造したり、或
いは、溶接によってパイプ状成形体を製造する。次いで
、この成形体の表面にショツトブラスト加工を施すが、
このショツトブラスト加工によって成形体の表面の硬度
が高められる。その後、時効処理を行う。即ち、400
〜550℃の温度で2時間以上保持した後、徐冷する。
徐冷は炉に入れたままの状態で5〜b ましい。それにより、目的とするしない用部材を)する
ことができる。
第2図は、本発明によって製造されるしない用部材を用
いたしないの一例の正面図であり、第3図(A)〜(D
>はそれぞれ第2図のA−A、B−B、C−C,D−D
線の拡大断面図である。
しないは、刃渡り部2と柄部3とからなるしない本体1
に、柄部4、先度5、中締め6を被着し、これらをしな
い弦7により相互に連結し、更に柄部4上には鍔8が被
着されている。しない本体1は、本発明によって製造さ
れた4本の溝形の形状を有する溝形材9が組合わされて
構成される。
第4図は、本発明によって製造されるしない用部材を用
いたしないの一例の正面図であり、第5図(A)〜(C
)はそれぞれ第4図のA−A、B−B、C−C線の拡大
断面図である。この例においては、しない本体1が、本
発明によって製造された横断面が楕円形の4本のパイプ
10によって構成されている。
作用 β型チタン合金は、塑性加工性が良好なものであるが、
冷間加工によって硬度が著しく上昇し、又、時効処理を
行うことによって引張り強度が50〜60%も上昇する
。第1図は、1−i−22V−4AI合金線月の諸性質
について、冷間加工を行った場合と行わなかった場合、
及び、500’Cで4時間加熱し、次いで100’C,
/hrの冷却速度で炉冷した場合と、このにうむ時効処
理を行わなかった場合とを比較したものである。
なお、横軸は、線引加工度を示し、縦軸は、引張り強さ
、伸び及び絞りを示す。
なお、引張り強ざ150KFi/履は硬度HCR50に
、又75Kg/mはHCR25に相当する。
この図から明らかなように、β型チタン合金よりなる板
材は、冷間加工により硬度が著しく上昇し、したがって
、ショツトブラストによって表面の硬度が著しく上昇す
ることが分る。更に又、時効処理することにより引張り
強度が著しく上昇する、したがって、しない用部材の製
造に際して、ショツトブラストを施し、かつ、上記条件
で時効処理を施ずことにより優れた性質のしない用部材
が得られる。
実施例 以下、実施例によって本発明を説明する。
Al1.92%−V 21.93%−〇 0.01%−
No、11%−Q 0.092%−FeO,13%−残
部Ti(%は型組%)よりなる組成のチタン合金インゴ
ットから、鋳造、圧延によって得た板材を、710〜7
90°Cに加熱し、1時間保持した後、水冷することに
よりβ相化して、その後、第3図の9で示すような形状
の溝形材を成形し、1時間保持した後、水冷することに
よってβ相チタン合金よりなる溝形材を得た。この溝形
材の表面にショツトブラスト加工を施して、表面の硬度
を高めた後、500℃に加熱して4時間保持し、次いで
炉中に保持した状態で徐冷し、しない用部材を作製した
。このしない用部材は、HRC45以上の表面硬度、及
び12ON34s2以上の引張り強さを有していた。
このしない用部材4個を、第3図に示すように組合わせ
、しないを製造したところ、しないの表面は口が付きに
くく、又、しないで打たれても凹みや曲がりを生じるこ
とがなく、しなやかに反るものが得られた。
チタン合金として、Al1.92%−V 21.93%
−c o、oi%−N O,11%−Q 0.092%
−FeO,13%−残部Ti(%は重ω%)よりなる組
成のものを用いた以外は、上記と同様に処理して、同様
に優れた特性のしない用部材を製造することができた。
発明の効果 本発明によれば、β型子9ン合金板材を使用し、ショツ
トブラスト処理を施し、更に上記条件において時効処理
を施したから、それによって製造されたしない用部材は
、硬さ、強度の点で優れた特性を有するものになる。し
たがって、このしない用部材を用いて組み立てられたし
ないは、表面に傷が付きにくく、しなやかに反り、又、
しないで打たれても凹みや曲がりを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、冷間加工を行ったものと行わなかったもの、
及び時効処理を行ったものと行わなかったものについて
の、引張り強さ、伸び及び絞りの関係を示すグラフであ
る。第2図は、本発明によって製造されたしない用部材
を用いて作製されたしないの一例の正面図、第3図(A
)〜(D)はそれぞれ第2図のA−A、B−81C−C
,D−D線の拡大断面図、第4図は、本発明によって製
造されたしない用部材を用いて作製されたしないの他の
一例の正面図、第5図(A)〜(C)はそれぞれ第4図
のA−A、B−B、C−C線の拡大断面図である。 2・・・刀渡り部、3・・・柄部、9・・・溝形材、1
0・・・パイプ 特許出願人  大同特殊鋼株式会社 代理人    弁理士  渡部 剛 線引加工Iα(%) 第1図 第2図 (A)     (B)     (C)     (
D)第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)β型チタン合金よりなる板材を成形して、所定の
    形状を有する細長成形体を作成し、該細長成形体の表面
    にショットブラスト加工を施し、その後400〜550
    ℃において2時間以上保持し、徐冷することを特徴とす
    るβ型チタン合金よりなるしない用部材の製造方法。
JP8295087A 1987-04-06 1987-04-06 しない用部材の製造方法 Pending JPS63250446A (ja)

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JP8295087A JPS63250446A (ja) 1987-04-06 1987-04-06 しない用部材の製造方法

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JPS63250446A true JPS63250446A (ja) 1988-10-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2685656A1 (fr) * 1991-12-27 1993-07-02 France Lames Sarl Procede de fabrication de lames d'escrime et les lames obtenues.
US6319340B1 (en) * 1998-03-23 2001-11-20 Mikio Takeuchi Ti-V-A1 based superelasticity alloy and process for preparation thereof

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2685656A1 (fr) * 1991-12-27 1993-07-02 France Lames Sarl Procede de fabrication de lames d'escrime et les lames obtenues.
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