JPS63250402A - タングステン粉の製造方法 - Google Patents

タングステン粉の製造方法

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JPS63250402A
JPS63250402A JP62083661A JP8366187A JPS63250402A JP S63250402 A JPS63250402 A JP S63250402A JP 62083661 A JP62083661 A JP 62083661A JP 8366187 A JP8366187 A JP 8366187A JP S63250402 A JPS63250402 A JP S63250402A
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JP
Japan
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powder
tungsten
alloy
metal
coarse
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JP62083661A
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Kakuji Hirose
広瀬 恪二
Yoshinari Amano
良成 天野
Mitsuo Osada
光生 長田
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OSAKA NAMARISUZU SEIRENSHO KK
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
OSAKA NAMARISUZU SEIRENSHO KK
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、タングステン粉の製造方法に関づるもので
あり、特に粗粒化したタングステン粉を製造するのに適
した方法に関するものである。
[従来の技術および発明が解決しようとする問題点] 従来、粗いタングステンを製造する方法どしては、酸化
タングステンあるいはパラタングステン酸アンモニウム
を高温′C″還元することによりう!逍する方法が知ら
れている。
しかしながら、この方法で製造されるタングステン粉の
最大粒径は、JIS規格−1−12116“タングステ
ン粉およびタンゲスデンカ−バイト粉′°に規定されて
いるように、16.0μm程度である。したがって、1
6.0μm以上のタングステン粉を工業的に製造するこ
とは従来困難であった。
それゆえに、この発明の目的は、粗粒化したタングステ
ン粉を安価に製造する方法を提供することにある。
E問題点を解決するための手段] この発明のタングステン粉の製造方法では、原料として
のタングステン粉(以下タングステン原料粉という)に
、ニッケル、鉄、銅およびコバル1〜のうち少なくとも
11!lの結合金属粉を混合した混合粉を液相焼結して
、タングステン原料粉が粒成長して粗粒化した状態のタ
ングステン合金とし、このタングステン合金に、亜鉛、
カドミウムおよびテルルのうち少なくとも1種の低融点
金属を加えて加熱し、結合相を全率固溶して融体化した
後、減圧下に低融点金属を蒸発除去して、粗粒化したタ
ングステン粉を分離し取出している。
[作用] タングステン原料粉に、ニッケル、鉄、銅およびコバル
トのうち少なくとも1種の結合金属粉を混合した混合粉
を、融点以上で焼結すると、超1fi合金として知られ
ているW−Ni −Fe 、W−Ni −Cu 、 W
−Nl −Fe−CuまたはW−Ni−Fe −Cu−
Co合金などが得られる。これらの合金では、焼結中に
出発原料のタングステン粉の粒径が粒成長し粗大化する
。このタングステン粉の半径「は、次式で示すように焼
結の際の温度および時間で定まることが知られている。
Q。
γ3QCいP(−万)t ここで、Qは活性化エネルギ、Rはガス定数、■は焼結
温度、tは焼結時間を示す。
通常タングステン粉の粒径が10〜100μmの範囲で
実用されている。このタングステン粉は、単結晶であり
、結合相中に分散した状態で存在している。この発明は
、このように結合相中に分散したタングステン粒を、結
合相から分離することによって所望の粒径のタングステ
ン粉を製造するものである。すなわち、超重合金中のタ
ングステン粒の粒径は、焼結温度および時間を調節する
ことによって制御できるので、超重合金中でタングステ
ン粉を所望の粒径まで粒成長させた襖、結合相から分離
して取出すもつである。たとえば、W−Ni−f−e系
合金においては、1460℃で5時間焼結すると50μ
mとなり、100時間焼結すると140μmとなる。
結合相のNi −Fe % Ni −Cu 、Ni −
Fe−CuまたはNl −Fe −Cu−co等をタン
グステン粉から分IIIIlするには、これらの結合相
の合金と全率固溶する低融点金属を加えて加熱する・こ
のような金属としては、亜鉛、カドミウムおよびテルル
等が好ましい。毒性およびコストの面からは、特に亜鉛
が好ましい。
亜鉛の場合、添加量としては、900℃以下で結合相を
全部融体化させるだけの聞が必要となるが、通常この量
は、結合相金属に対して重量で10〜30倍の量である
超重合金中のタングステン粉を結合相から分離するプロ
セスについて、さらに具体的に例示して説明する。超重
合金と低融点金属とを、カーボン等からなる反応しない
容器内に入れて、この容器を真空チャンバ内に設置し、
不活性ガスで加圧しながら昇温し、低融点金属を結合相
と反応させて融体化させる。亜鉛の場合には、沸点が9
30℃であるので、900℃で窒素ガス圧1kO/cm
’以上に加圧することにより融体化させることができる
。反応時間は、超1n合金の形状により適宜選択する必
要がある。たとえば、厚み10u程度の形状の超1u合
金の場合には4時間程度である。結合相を融体化させて
タングステン粉を分離した後、真空チャンバ内を減圧し
て、低融点金属が蒸発する温度にまで加熱する。これに
より低融点金属は蒸発し蒸溜されるとともに、粗粒化し
たタングステン粉と結合相の合金粉とに分離される。タ
ングステン粉内に残留する亜鉛量は、真空チャンバ内の
到達真空度により影響を受け、たとえば到達する真空度
が0.5X10− ’ torrの場合、残留亜鉛量は
0.01%以下になる。
結合相の合金粉は微粉であるため、ふるい分けあるいは
空気分級等により、粗粒化したタングステン粉と分離す
ることができる。
タングステン粉の純度をさらに高める必要がある場合に
は、たとえば特公昭61−38257に開示されている
ようなタングステンを溶解しない塩酸水溶液で、結合相
の合金粉を溶解し、純度の高い粗粒化したタングステン
粉を1aることができる。
[実施例] 以下、この発明を実施例により説明する。
平均粒径2μmのタングステン原料粉971nff1%
、カーボニル法によるニッケル粉2 m−r’fk%お
よびカーボニル法による鉄粉1重量%からなる混合粉を
、10100X100X20の形状に成形した。
この成形体を1460℃、水素雰囲気中で100時間焼
結しタングステン合金を(qた。このタングステン合金
の断面組織写真を第2図に示す。第2図の写真から明ら
かなように、タングステン合金中のタングステン粉の粒
径は140μmであることが確認された。
第1図は、この発明の製造方法を実施するために用いる
装置の一例を示す概略構成図である。第1図において、
ベッセル1内には黒鉛るつぼ2が数段重ねられて載置さ
れており、ベッセル1の下方には回収タンク7が設けら
れている。ベッセル1にはベッセル内の温度を測定する
ため熱電対3゜4.5.6が取付けられている。回収タ
ンク7には、真空ポンプに接続されたバイブ8が取付り
られている。上述のタングステン合金100kgと亜鉛
120koとを、第1図に示す黒鉛るっぽ2内に入れ、
ベッセル1内を窒素ガスで1kg/cm2で加圧しなが
らベッセル内の温度を900”Cに上げ4時間保持した
。次に、ベッセル内を真空にしつつ1000℃に77温
し、結合相の融体中の亜鉛を蒸発させて、第1図に示す
回収タンク7内に回収した。
ベッセル内の真空面が0.5x 10− ’ torr
に回復した後、真空ポンプの電源を切り、ベッセル内を
常温まで冷却させた。次に、ベッセルを開さ、黒鉛るつ
ぼ内から粗粒化したタングステン粉および結合相の合金
粉を取出した。この混合された粉を320メツシユのふ
るいを用いてふるい分けし、ふるい上に粗粒化されたタ
ングステン粉を得た。
この粗粒化されたタングステン粉の走査型電子顕微鏡写
真を第3図に示す。第3図の写真に示されるように、得
られたタングステン粉は、第2図のタングステン合金中
のタングステン粉の粒径とほぼ同じ約140μmであっ
た。この1びられたタングステン粉の特性を第1表に示
す。なおタングステン粉の歩留りは80%であった。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の製造方法によれば、従
来の方法では得られない粒径の粗粒化されたタングステ
ン粉を安価に得ることができる。
この発明の製造方法により得られるタングステン粉は従
来工業的に得られるタングステン粉よりも粗粒化されて
いるので、流動性に優れている。
したがって、異形形状体中に充填するタングステン粉と
して好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の製造方法を実施するため用いられ
る装置の一例を示す概略構成図である。 第2図は、この発明の実施例において製造されたタング
ステン合金の全屈粗織を示す写、真である。 第3図は、この発明の実施例により得られたタングステ
ン粉の粒子構造の走査電子顕微鏡写真である。 図において、1はベッセル、2は黒鉛るつぼ、3.4.
5.6は熱雷対、7は回収タンク、8は真空ポンプ叫接
続されたパイプを示す。 特許出願人 株式会社大阪鉛錫精諌所 第1図 γ 回イZ夕ンフ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タングステン原料粉に、ニッケル、鉄、銅および
    コバルトのうち少なくとも1種の結合金属粉を混合した
    混合粉を液相焼結して、タングステン原料粉が粒成長し
    て粗粒化した状態のタングステン合金とし、 このタングステン合金に、亜鉛、カドミウムおよびテル
    ルのうち少なくとも1種の低融点金属を加えて加熱し、
    結合相を全率固溶して融体化した後、 減圧下にて前記低融点金属を蒸発除去して、粗粒化した
    タングステン粉を分離して取出すことを特徴とする、タ
    ングステン粉の製造方法。
  2. (2)前記低融点金属を、前記タングステン合金の結合
    相に対して重量で10〜30倍の量加えることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項記載のタングステン粉の製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004508461A (ja) * 2000-09-06 2004-03-18 ハー ツェー シュタルク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 超粗粒の単結晶の炭化タングステン及びその製造方法及びそれから製造される硬質合金
KR101019503B1 (ko) 2008-06-26 2011-03-07 충남대학교산학협력단 아연환원제를 이용한 저온에서의 텅스텐 나노분말의제조방법

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