JPS63250379A - ミルベマイシン誘導体、その製法及び昆虫または寄生体を防除するための該化合物の使用方法 - Google Patents

ミルベマイシン誘導体、その製法及び昆虫または寄生体を防除するための該化合物の使用方法

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JPS63250379A
JPS63250379A JP63074260A JP7426088A JPS63250379A JP S63250379 A JPS63250379 A JP S63250379A JP 63074260 A JP63074260 A JP 63074260A JP 7426088 A JP7426088 A JP 7426088A JP S63250379 A JPS63250379 A JP S63250379A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は次式I: (式中、 塞 で表わされる基を表わし、 R,は水素原子またはOH−保護基を表わし、R11は
水素原子、OH−保護基、アルキル基、シクロアルキル
基またはアシル基を表わし、R2はメチル基、エチル基
、イソプロピル基、第二ブチル基または−C(CHs)
=CHE基を表わし、 Eはメチル基、エチル基またはイソプロピル基を表わし
、 R3及びR4は一緒になってそれらが結合している二つ
の炭素原子の間の結合を表わすか、または−緒になって
一〇(X’)(Z’)−基を表わし、 X゛及びZ”は各々独立に水素原子またはハロゲン原子
を表わし、そして X及びZは各々独立に水素原子またはハロゲン原子を表
わす)で表わされるミルベマイシン誘導体に関する。
本発明は、さらに上記式Iの化合物の製造方法、生産性
家畜に感染する有害な昆虫または寄生体を防除するため
の該化合物の使用法、及び有効成分として少なくとも1
種類の該化合物を含有する組成物にも関する。
本明細書を通して、R2が第二ブチル基を表わす化合物
も、慣用の分類に従ってミルベマイシン誘導体とみなさ
れ、これらはアベルメチクチン誘導体から誘導される。
しかしながらアベルメクチンアグリコン(13α−位に
OH基を伴うもの)は米国特許第4.173571号に
従ってミルベマイシン同族体に転化することができる。
天然に生じるミルベマイシン(RI=H;R1−OH5
、CzHsもしくはイソC3H? )は下記の弐M(C
+4−C+s−二重結合)で表わされる。
H Rz =CHs      ミルベマイシンA。
(US−PS 3,950,360) Rz=CzHs     ミルベマイシンA4(US−
PS 3.950.360) Rz”イソc 、 H,ミルベマイシンD(US−PS
 4,346.171) RtM第二CaHq  13−デオキシ−22,23−
ジヒドロ−〇 −076−Bla −アグリコン (US−PS 4.173,571) (GB 1,573,955)  及び(DE−OS 
2,717,040) しかしながら、アベルメクチンにおいてはα−配位の酸
素原子を介してマクロライド分子に結合したα−L−オ
レアンドロシルーα−L−オレアンドロース基が13位
にある。更に、アベルメクチンは、23−OH基又はΔ
2!・z3二重結合の存在により、また通常は置換基R
z=第二ーCa Hqの存在により、ミルベマイシンと
構造的に相違する。アベルメクチンの糖残基を加水分解
することにより、C=C二重結合に隣接する13α−水
酸基を含む対応するアベルメクチンアグリコンが容易に
得られる。上述のように、アベルメクチンアグリコンは
ミルベマイシン同族体に転化できる。本発明のミルベマ
イシン誘導体において、22位の炭素原子と23位の炭
素原子は一緒になって、弐M中にも存在するような=C
H,−CH,−構成部分を形成する。
抗生物質5541はドイツ特許公開公報第353279
4号により公知であり、次式: %式% ファクターDE“=C2H,Rげ=H ファクターE  E”−C,H6Rビニ CH3ファク
ターF−1E” −1so C3H?  R+”=CH
xで表わされる。
以後、命名を単純化するために、抗生物質の誘導体を、
ファクターの記号に従って、5541A、5541B 
、 5541C、5541D 、、5541E 5S5
41Fと類別する。
本発明において出発物質として使用すること基を表し、
Eが上記式■で定義した意味を表す化合物は、それ自体
公知の方法により天然の抗生物質5541から製造する
ことができる。
抗生物質5541中の23位の水酸基は、合衆国特許第
4.328.335に記載された方法と類似の方法によ
り除去することができ、これにより抗生物質5541を
対応する23−デオキシ誘導体に転化することができる
。遊離の5−OH基を有するこれらの化合物(R,”=
=H)は、下記に示すシリル化剤(Y  S i  (
R& )  (R? )  (Rs ) )の1種また
は第三ブチル−ジメチルシリルオキシアセチルクロライ
ドとの反応により、最初に選択的に保護されなければな
らない。これらのR+がS i (R6) (R?) 
(R1)  またはC(=C)CHtO3i  (CH
i)2ter−CnH*により置き換えられ、23位の
炭素原子がOHで置換された、保護された化合物と、p
−メチルフェニル−クロロチオノホルメートの反応によ
り、23位がp  CH3CbHa  OC(=S) 
 O−で置換された抗生物1s541の誘導体が得られ
る。
これらの抗生物質5541の23−〇−(4−メチルフ
ェノキシ)−チオカルボニル誘導体は、その後、トルエ
ン中、アゾビスイソブチロニトリルの存在下で、80な
いし120°Cで、トリブチルスズハイドライドで還元
され、対応する23−デオキシ誘導体(23位が未置換
)を生成する。及び−CH(=N−OR,υ−基を表し
、R1及びR1+が各々水素原子を表す化合物が好まし
い。
本明細書を通して、置換基R0及び/又はR11のため
のOH−保護基は、有機化学で慣用的に用いられる保護
官能基であると理解されるべきである。これらは、特に
アシル基及びシリル基である。適するアシル基は、例え
ば次式:R5−C(o) −(式中、R3は炭素原子数
1ないし10のアルキル基、炭素原子数1ないし10の
ハロアルキル基、または未置換もしくはハロゲン原子、
炭素原子数1ないし3のアルキル基、炭素原子数1ない
し3のハロアルキル基、炭素原子数1ないし3のアルコ
キシ基、炭素原子数1ないし3のハロアルコキシ基、シ
アノ基及びニトロ基からなる群より選ばれる少なくとも
1個の置換基により置換されたフェニル基及びベンジル
基からなる群の代表例、好ましくは炭素原子数1ないし
6のアルキル基、炭素原子数1ないし6のハロアルキル
基、または未置換もしくはハロゲン原子、炭素原子数1
ないし3のアルキル基、トリフルオロメチル基またはニ
トロ基により置換されたフェニル基を表わす)で表わさ
れる基である。R,基として適するシリル基は、次式:
 S i (R1) (R1) (Rs) (式中、R
3、R4、R,は好ましくは各々独立に炭素原子数1な
いし4のアルキル基、ベンジル基またはフェニル基を表
し、例えばケイ素原子と一緒になってトリメチルシリル
基、ジフェニル−第三ブチルシリル基、ビス(イソプロ
ピル)メチルシリル基、トリフェニルシリル基、及び特
に、第三ブチルジメチルシリル基からなる群のいずれか
一つを形成する。5−OH基は、ベンジルエーテルもし
くはメトキシエトキシメチルエーテルの形態で、または
ヨーロッパ特許第185,623号に記載された方法に
従って、エーテル化してもよく炭化水素基に結合しても
よく、以後、記載を単純化するために、これらを糖残基
として示す。
式Iの化合物中、R,がシリル基、特に第三ブチルジメ
チルシリル基、またはアシル基、例えばR,−C(、O
)−基(基中、R3は上記で定義した意味を表し、特に
メチル基である)で表される基を表す化合物において、
Rz、Rz、R4、X及びZは好ましくは第5表及び第
6表に定義した意味を表す。
式■中、R1及び/又はR11が保護基を表す化合物は
、保護基の単純な除去、例えば加水分解により、高度に
活性な遊離の5−ヒドロキシ誘導体(R1−H)または
5−ヒドロキシイミノ誘導体(R,、−H)に転化する
ことができ、従って、中間体の性質も有する。しかしな
がら、これらの化合物の生物学的価値は、保護基または
糖残基により減少する。
示した炭素原子数に依存して、置換基または置換基の一
部としての「アルキル」の語は、例えば下記の群の意味
を表すものと理解されうる:メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基またはデシル基、及びそれら
の異性体、例えばイソプロピル基、イソブチル基、第三
ブチル基またはイソペンチル基。R目がシクロアルキル
基を表す場合、好ましくは1ない8個、特に工ないし4
個の炭素原子を含有する。
適するシクロアルキル基は、単員環ないし4員環の基、
例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基、デカヒドロナフタレン基、
ヒドリンダン基、ビシクロへブタン基、ビシクロオクタ
ン基、ノルボルナン基、ボルナン基またはアダマンチル
基である。これらの脂環式基は好ましくは未置換または
メチル基によりモノもくはポリ置換されている。R11
基がシクロアルキル基を表す場合、好ましくは3ないし
6個の炭素原子を有する。
上記のアシル基及びシリル基は置換基への水酸基だけで
なく、本発明の化合物または該化合物の前駆体に存在す
る他の全ての水酸基の保護基として供される。
x、x’、z及びZ′におけるハロゲン原子はフッ素原
子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子、好ましくは
フッ素原子、塩素原子または臭素原子である。同一の炭
素原子に結合したハロゲン原子は、好ましくは互いに同
一である。
好ましいジハロメチレン基−C(X)(Z)−基及び−
C(X ’)(Z ”)−基は、ジクロロメチレン基及
びジブロモメチレン基である。
下記の式■の化合物の副群は、有害生物に対する本発明
の著しく優れた活性を得るために好ましい。
−Ll罫−−上記式■中、Aが次式: −CH(OR1
)−1−C(0)−4たは−C(−N−OH)−4’表
わされる基からなる群より選ばれる基を表わし、旧が水
素原子、シリル基、または単糖類の基を表わし、 R2がメチル基またはエチル基を表わし、R3及びR4
が一緒になってそれらが結合している二つの炭素原子の
間の結合を表すが、または−緒になって−c(x’)(
z“)−基を表わし、 X゛及びZ′が各々独立に水素原子またはハロゲン原子
を表わし、そして X及びZが各々独立に水素原子またはハロゲン原子を表
わす化合物。
±1=上記式I中、Aが次式:−CH(OR+)−1−
C(0)−4たは−C(=N−OH)−で表わされる基
を表わし、 R1が水素原子、アセチル基、第三ブチルジメチルシリ
ル基または2.3,4.6−テトラアセチルグルコピラ
ノシル基を表わし、Rzがメチル基またはエチル基を表
わし、R3及びR4が一緒になってそれらが結合してい
る二つの炭素原子の間の結合を表すか、または−緒にな
って−C(CI、)−基を表わし、Xが水素原子、塩素
原子、臭素原子またはフッ素原子を表わし、そして Zが水素原子、塩素原子または臭素原子を表わし、Zが
好ましくは、式中、Xが塩素原子、臭素原子またはフッ
素原子である化合物中のXと同一である化合物。
±1上記式■中、Aが次式:−CH(OR+)−1−〇
 (0)−または−C(=N−0)()−で表わされる
基を表わし、 Roが水素原子、第三ブチルジメチルシリル基または2
,3,4.6−テトラアセチルグルコピラノシル基を表
わし、 R2がメチル基またはエチル基を表わし、R3及びR4
が一緒になってそれらが結合している二つの炭素原子の
間の結合を表すか、または−緒になって−C(CI、)
−基を表わし、Xが水素原子、塩素原子または臭素原子
を表わし、そして Zが水素原子、塩素原子または臭素原子を表わし、Zが
好ましくは、式中、Xが塩素原子、臭素原子またはフッ
素原子である化合物中のXと同一である化合物。
±土星上上記式I中、Aが次式:−CH(OH)−また
は−〇 (−N−OH)−で表わされる基を表わし、 R2がメチル基またはエチル基を表わし、R1及びR4
が一緒になってそれらが結合している二つの炭素原子の
間の結合を表し、Xが水素原子、塩素原子、臭素原子ま
たはフッ素原子を表し、そして Zが水素原子、塩素原子、臭素原子またはフッ素原子を
表す化合物。
土互星上上記式■中、Aが次式:−CH(OH)−また
は−C(=N−OH)−で表わされる基を表わし、 R2がメチル基またはエチル基を表わし、R8及びR4
が一緒になってそれらが結合している二つの炭素原子の
間の結合を表し、X及びZが各々同一であり、水素原子
、塩素原子または臭素原子を表わすか、またはXが水素
原子を表わし、そしてZが塩素原子または臭素原子を表
わす化合物。
土土星上上記式I中、Aが次式:−CT((OH)−で
表わされる基を表わし、 R2がメチル基またはエチル基を表わし、R1及びR4
が一緒になってそれらが結合している二つの炭素原子の
間の結合を表すか、または−緒になって一〇 〇 1 
z−基を表わし、Xが水素原子、塩素原子または臭素原
子を表わし、そしてZが水素原子、塩素原子または臭素
原子を表わす化合物。
本発明の範囲内において、“14.15−ジハロメチレ
ン−14,15−ジヒドロ”の語は、次式:で表わされ
る構造単位で定義される。
“14.15−メチレン−14,15−ジヒドロ”の語
で表わされる構造単位で定義される。
“14.15−モノへロメチレン−14,15−ジヒド
ロ”の語は、次式: で表わされる構造単位で定義される。
“5−オキソ″の語は、次式: で表わされる構造単位で定義される。
“5−ヒドロキシイミノ゛′の語は次式:で表わされる
構造単位で定義される。
所望によりハロゲン化された炭素原子数3ないし4のメ
チレン基は、炭素原子数14ないし15のものについて
定義したのと同様の意味を表わす。
好ましい個々の化合物を下記に示す: 5−0−(第三ブチルジメチルシリル)−3゜4−ジク
ロロメチレン−14,15−ジクロロメチレン−3,4
,14,15−テトラヒドロミルベマイシンA4. 3.4−ジクロロメチレン−14,15−ジクロロメチ
レン−3,4,14,15−テトラヒドロミルベマイシ
ンA4. 5−0− (第三ブチルジメチルシリル) −14゜1
5−ジブロモメチレン−14,15−ジヒドロミルベマ
イシンA4. 5−0〜(2,3,4,6−テトラアセチルグルコピラ
ノシル)−14,15−ジクロロメチレン−14゜15
−ジヒドロミルベマイシンA4. 5−オキソ−14,15−ジクロロメチレン−14゜1
5−ジヒドロミルベマイシンA4. 5−ヒドロキシイミノ−14,15−ジクロロメチレン
−14,15−ジヒドロミルベマイシンA4.14、1
5−ジクロロメチレン−14,15−ジヒドロミルベマ
イシンA1. 5−0−(第三ブチルジメチルシリル) −14゜15
−モノブロモメチレン−14,15−ジヒドロミルベマ
イシンA4. 14.15−モノブロモメチレン−14,15−ジヒド
ロミルベマイシンA4. 14.15−モノクロロメチレン−14,15−ジヒド
ロミルベマイシンA4. 5−0−(第三ブチルジメチルシリル’) −14゜1
5−メチレン−14,15−ジヒドロミルベマイシンA
4、 14、15−メチレン−14,15−ジヒドロミルベマ
イシンA4. 14.15−ジブロモメチレン−14,15−ジヒドロ
ミルベマイシンA4及び 14.15−ジクロロメチレン−14,15−ジヒドロ
ミルベマイシンA4からなる群より選ばれる。
式Iの化合物の製造は、Liebigs Ann、Ch
em。
744.42−50 (1971)及びOrganic
 Chemistry、Vol。
1、”Carbene Chemistry’ 、W、
Kirmse+AcademicPress、New 
York、 London、 197L PartII
:“5tructure and Reactivit
y of Carbenes andCarbenoi
ds”、特に第8章に記載された方法、並びに上記文献
に挙げられた他の文献に記載された方法と同様の方法に
より行うことができる。
式■の化合物を製造するためには、次式■:(式中、A
及びR2は後記式■で定義する意味を表わす)で表わさ
れる化合物を、その場で生成され、不活性溶媒に溶解し
た、次式■a:C(X)(Z)     (I[[a)
(式中、X及びZは後記式■で定義する意味を表わす)
で表わされるカルベンと反応させ、そして得られた式I
中、Ro及びR4が一緒になってそれらが結合している
炭素間の結合を形成する化合物を、その場で生成され、
不活性溶媒に溶解した、次式I[Ib:  C(X’)
(Z’)(式中、X“及びZoは後記式Iで定義する意
味を表わす)で表わされるカルベンと反応させるつ 適する不活性溶媒は、例えば1.2−ジメトキシエタン
、ビス(2−メトキシエチル)エーテル、アセトニトリ
ル、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン及
びアルカン、例えばペンタンまたはヘキサンである。反
応温度及び反応時間は、広い範囲で、選ばれたカルベン
製法の条件により決定される。反応温度は、・通常−7
0°Cないし+180℃、好ましくは0℃ないし40°
Cの範囲内であり、反応時間は約10分間ないし2日間
の範囲内で変化させうる。このうち、低温では、上記式
I中、R3及びR4が一緒になってそれらが結合してい
る二つの炭素原子の間の結合を表す化合物が好ましく形
成され、高温では、上記式I中、R1及びR4が一緒に
なって−C(X’)(Z’)−基(ジ付加物)を表わす
化合物が優勢である。
式ma及び弐mbのカルベンの製造は、慣用の方法、例
えば 一水銀塩、例えばフェニル(トリフルオロメチル)−水
銀から約80℃の温度にて、−ジフルオロクロロ酢酸ナ
トリウムから、100℃ないし140 ’Cの温度にて
、−トリクロロ酢酸エチルエステル及びナトイウムメト
キサイドのような塩基から、約O″Cないし20°Cの
温度にて、 一クロロホルムまたはブロモホルム及び塩基(例えば水
酸化ナトリウムの30〜50%水溶液、カリウム第三ブ
トキシドまたはブチルリチウム)から、層間移動触媒(
例えば、テトラアルキルアンモニウムクロライドまたは
ブロマイド)を用いて、または用いずに、約−40°C
ないし+60℃の温度で(クロロホルムまたはブロモホ
ルムは同時に溶媒として供給されている(ジハロカルベ
ンを生成する)、 −メチレンクロライドまたはメチレンブロマイド及び塩
基(例えば水酸化ナトリウムの30〜50%水溶液、カ
リウム第三ブトキシドまたはブチルリチウム)から、眉
間移動触媒(例えば、テトラアルキルアンモニウムクロ
ライドまたはブロマイド)を用いて、または用いずに、
約−40℃ないし+60°Cの温度で(メチレンクロラ
イドまたはメチレンブロマイドは同時に溶媒としても供
給されている(モノハロカルベンを生成する)、 一クロロホルム、ブロモホルム、メチレンクロライドま
たはメチレンブロマイドから、固体の水酸化ナトリウム
または固体の水酸化カリウムを用いて、紫外線に暴露し
ながら 式Iの化合物においては、還元により、モノ−及びジ−
ハロメチレン基を未置換のメチレン基に転化することも
、ジハロメチレン基をモノハロメチレン基に転化するこ
ともできる。汗顔は、公知方法と同様の方法により、例
えばトリブチルスズ水素化物または亜鉛と酸を使用する
ことにより行うことができる。
式Iの化合物は、例えば、弐Mのミルベマイシンまたは
5541A 、 5541Cまたは5541Dを式■中
、Aが−CH(OH)−以外の意味を表わす化合物に転
化し、その後カルベンと反応させることにより、または
最初に弐Mの化合物または5541A 、 5541C
または5541Dをカルベンと反応させ、その後、得ら
れた化合物を式I中、Aが−CH(OH)−以外の意味
を表わす化合物に転化することにより製造することがで
きる。
式I及び■の化合物中、5−C原子の置換基は除去して
、所望により、本発明による定義に対応する他の置換基
に置き換えることができる。
本発明による定義に対応する置換基の除去及び導入は、
それ自体公知の方法により行うことができる。アシル基
、シリル基及び糖残基を導入するために、式■及び■中
、Aが−CH(OH)基または−C(=N−0)()−
基を表わす化合物または、弐Mの化合物もしくは554
1A、5541Gもしくは5541Dの23−デオキシ
誘導体を出発物質として使用するのが有利である。式I
* f、:、 ハIf中、Aが−C(=N−OR,1)
を表わす化合物を、例えば式■または■中、Aが−C(
0)−を表わす化合物をヒドロキシルアミンもしくはそ
れらの塩と反応させ、続いて所望により式Iで定義した
意味を有する置換基R11を水素を排除しながら導入す
るか、または式中、R11が式■で定義した意味を表わ
すNH,−0R1+またはその塩との反応を、水素を排
除しながら行うことにより製造することができる。
適する塩は、例えば、上記アミノ化合物と硫酸、硝酸及
び特に塩酸との塩である。反応は、適当な溶媒、例えば
低級アルカノール、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパツール;エーテル化合物、例えばテトラヒドロフラ
ンまたはジオキサン;脂肪族カルボン酸、例えば酢酸、
またはプロピオン酸;水;またはそれらの溶媒同志の、
またはそれらの溶媒と他の慣用の溶媒との混合物である
。反応温度は広い範囲内で変化する。反応は、約+10
°Cないし+100℃の範囲で有利に実施される。ヒド
ロキシルアミンをその塩の一つの形態、例えば塩酸塩の
形態で、酸を結合するために使用する場合、この目的に
慣用的に使用される塩基の一つを添加するのが有利であ
り、また所望によっては水結合剤、例えばモレキュラー
シーブの存在下で反応を行う。適する塩基は、有機及び
無機の塩基、例えばトリアルキルアミン(トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン等)、ピ
リジン及びピリジン塩基(4−ジメチルアミノピリジン
、4−ピロリジルアミノピリジン等)のような第三アミ
ン、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の酸化物、水素
化物、水酸化物、炭酸塩及び炭酸水素塩(Ca O,B
 a O,N a 0H1K OH,N a H,Ca
 (OH)z、KHCO。
NaHCO* 、Ca(HCOz)z 、KZCO3N
 a zCOx ) 、並びにアルカリ金属アセテート
、例えばCH! COON aまたはCH,C00Kで
ある。さらに、CzHsONa、n−C1H5ONa等
のアルカリ金属アルコラードが適する。トリエチルアミ
ンが好ましい。
式I及び■中、Aが−C(0)−を表わす化合物は、例
えばAが−CH(OH)−を表わす化合物を酸化に適す
る試薬と反応させることにより得ることができる。適す
る酸化剤は、例えば活性化二酸化マンガン、オキザリル
クロライド/ジメチルスルホキサイ・ド/トリエチルア
ミンまたはクロミウムトリオキサイド/ピリジンである
。他の適する方法は、式l及び■中、Aが−CH(OH
)−を表わす化合物をケトン、好ましくはシクロヘキサ
ノンまたはアセトンと、アルミニウムアルコラード、好
ましくはアルミニウムイソプロポキサイドまたはアルミ
ニウム第三ブトキサイドの存在下で反応させるオ・ンペ
ンハウアー酸化である。
酸化は、有利には不活性溶媒中で行われる。
適する溶媒は、アルカン、例えばヘキサン、ヘプタンま
たはオクタン、芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トル
エンまたはキシレン、または好ましくは塩素化炭化水素
、特にメチレンクロライドである。酸化は有利には一8
0°Cないし+60°C1好ましくは一60°Cないし
+30℃の温度で実施される。
式I及び■中、Aが−C(0)−基を表わす化合物から
、それ自体公知の還元方法により、再度Aが−CH0H
−基を表わす化合物を得ることができる。還元は、例え
ば白金またはナネーニッケル触媒による触媒的水素化に
より、またはイソプロパツール中でアルミニウムイソプ
ロポキシドを用いるミールヴアインーボンドルフーヴア
ーレ−(Meerwe in−Ponndorf −V
er 1 ey)還元に従って行われる。
弐Mの化合物、5541A、 5541Cまたは554
1Dの23−デオキシ誘導体、または式■及び■中、A
が−CH(OH)−を表わす化合物へのサツカライドの
導入は、これらの化合物を対応するサツカライドと、糖
化学において反応の結合に通常知られている方法、例え
ばケーニッヒークノール(Koenigs−Knorr
)方法、Ag−1リフレート(Ag−Triflate
)方法、いわゆるオルトエステル方法、フェニルチオ合
成または2−ピリジルチオ方法(公告になったヨーロッ
パ特許明細書筒185,623号に従う)と同様の方法
を用いて、反応させることにより、有利に行うことがで
きる。
上記式■中、R3がアシル基を表わす化合物の製造のた
めには、弐Mのミルベマイシンまたは5541A 、 
3541G及び5541Dの23−デオキシ誘導体の5
−OH基をアシル化する。アシル基の導入は、通常、対
応するアシルハライドまたはアシル無水物を用いて行わ
れる。“アシルハライド”の語は、アシルクロライドま
たはアシルブロマイドを意味し、これは、好ましくは最
初に定義したR、C(0)−基の導入に使用される。
上記式■中、R1がシリル基を表わす化合物の製造のた
めには、弐Mのミルベマイシンまたは5541A 、 
5541C及び5541Dの23−デオキシ誘導体の5
−OH基をシリル化する。シリル化のためには、次式: %式%)() (式中、Rh、R6及びRIlは上記で定義した意味を
表わし、Yはシリル脱離基を表わす、)で表わされるシ
ランを使用するのが有利である。
シリル脱離基Yとしては、例えば臭素原子、塩素原子、
シアノ基、アジド、アセトアミド、トリフルオロアセト
キシ基及びトリフルオロメタンスルホニルオキシ基が含
まれる。ここに挙げたものは、本発明に対して何の制限
も持たない。
反応は、有利には0°Cないし+80℃、好ましくは+
10℃ないし+40°Cで行われる。有機塩基を添加す
るのが好ましい、適する有機塩基は、第三アミン、例え
ばトリエチルアミン、トリエテイレンジアミン、トリア
ゾール及び好ましくはピリジン、イミダゾールまたは1
.8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセ−7−エ
ン(DBU)である。
これらの5位のシリル基及びアシル基R8及びRoの除
去は、穏やかな加水分解(→R+またはRII=H)、
例えば希塩酸、フッ化水素、芳香族スルホン酸のアルコ
ールまたは水溶液のような希酸による加水分解によるか
、または当該技術分野の技術者に周知の別の方法により
行われる。アシル基は好ましくは塩基性条件下(例えば
アルコールアンモニア溶液中)で行われる。
式の除去は、通常、対応するアシルハライドまたはアシ
ル無水物を用いて行われる。
上記式I中、A、、R2、R4、R4、X及びZが式I
で定義した意味を表わす化合物を製造するための本発明
の方法は、次式■: (式中、A及びR1は後記式Iで定義する意味を表わす
)で表わされる化合物を、その場で生成され、不活性溶
媒に溶解した、次式■a:C(X)(Z)     (
n[a) (式中、X及びZは後記式Iで定義する意味を表わす)
で表わされるカルベンと反応させ、そして得られた化合
物において、所望によりi)−〇 (X)(Z)−で表
わされる一〇(ハロゲン)(ハロゲン)−Mを、−CH
(ハロゲン)−または−〇 Hを−基に還元するか、ま
たはii ) −C(X)(Z)−で表わされる一CH
(ハロゲン)−基を−CH,−基に還元するか、または
1ii)Aで表わされる基をAの定義にある別の基に転
化するか、 または得られた後記式■中、R1及びR4が一緒になっ
てそれらが結合している二つの炭素原子の間の結合を形
成する化合物を、その場で生成され、不活性溶媒に溶解
した、次式■b:C(X’)(Z”)(式中、X′及び
Z“は後記式■で定義する意味を表わす)で表わされる
カルベンと反応させ、そして得られた化合物において、
所望によりiv)  −C(X)(Z) −または−〇
(X’)(Z’)−で表わされる一C(ハロゲン)(ハ
ロゲン)−基を、 −CH(ハロゲン)−または−〇H
,−基に還元するか、またはv) −C(X)(Z)−
または−〇(X’)(Zo)−で表わされる一CH(ハ
ロゲン)−基を−CH,−基に還元するか、またはvi
)Aで表わされる基をAの定義にある別の基に転化する
ことからなる。
式Iで表わされる化合物は、動物の外部寄生虫を含む動
物及び植物のすべての発育段階にある有害生物を防除す
るのに非常に適している。
これらの後述した有害生物とは、ダニ目の生物、特にマ
ダニ科(rxodidae)、ワクモ科(Dern+a
nyssidae) 、ヒゼンダニ科(Sarcopt
idae)、ブソロブチド科(Psoropttdae
)に属する有害生物:マロファガ(Mallophag
a)、シフォナプテラ(Siphonaptera)、
アップルえばヘマトビニド科(Haematopini
dae)のもの及び双翅目(Diptera) 、特に
イエバエ科(Muscidae)、クロバエ科(Cal
liphortdae) 、ヒツジバエ科(Oeste
rrtdae) 、アブ科(Tabanidae) 、
シラミバエ科(Hippoboscidae)及びウマ
バエ科(Gas troph il idae)に属す
る有害生物を包含する。
式■で表わされる化合物は衛生害虫、特に双翅目にクベ
科)、イノフイリダエ科及びクリシダ工科に属するもの
)の害虫、直翅目、網翅目(例えばゴキブリ科のもの)
及び膜翅目(例えばアリ科のもの)の害虫に対しても使
用することができる。
式Iの化合物はまた植物に寄生するダニ目のハダニ類を
防除する為に使用すると、ハダニ科〔テトラエクス類及
びパノニクス類の卵、さなぎ及び成虫に対して有効であ
る。これら化合物は同翅目の吸液昆虫、特にアブラムシ
科、ウンカ科、ヒメヨコバイ科、キジラミ科、ロシダエ
、マルカイガラムシ科及びエレオフィダエ(例えばレモ
ン果実上のサビマイト)の有害生物に対し、また半翅目
、異翅亜目、及びアザミウマ目の有害生物に対しても良
好な効果を示し鱗翅目、鞘翅目、双翅目及び直翅目の植
物食害昆虫に対しても良好な効果を有する。
式Iで表わされる化合物はまた土中の有害生物に対して
使用する為にも適している。
従って、弐丁の化合物は、穀物、綿、稲、とうもろこし
、大豆、じゃがいも、野菜、果物、タバコ、ホップ、ミ
カン類、アボガド及びその他のような作物中の吸液害虫
及び食害昆虫のすべての発達段階に対して有効である。
式■の化合物はまた植物線虫類、メロイドギネ科、ヘテ
ロデラ科、ブラチレンクス科、ジチレンクス科、ラドル
ファス科、リゾグリファス科及びその他の科に属する種
の線虫に対しても有効である。
更にまた式■の化合物は、寄生虫、特に哺乳動物及び鳥
、例えばヒツジ、豚、山羊、ウシ、ウマ、ロバ、犬、猫
、モルモット、飼育小鳥などの病気を起こす原因となり
うる内部寄生線虫に対して作用を有する。このような線
虫の代表的なものを挙げると、ヘモンクス、トリコスト
ロンギルス、オステルタギア、ネマトデイルス、コーペ
リア、アスカリス、プノストマム、エスファゴストマム
、チャペルティア、トリクリス、ストロンギリス、トコ
ネア、ジクチオカウルス、カビラリア、ヘテラキス、ト
クソカラ、アスカリゾイア、オキシウリウス、アンシロ
ストマ、ランシナリア、トキサスカリス、及びバラスカ
リスである。式Iの化合物の特に有利な点は、ベンズイ
ミダゾール系殺寄生虫剤に対して耐性である寄生虫に対
しても有効であることである。
ネマトジラス、コオベリア及びオニソファゴストム属の
ある種は宿主動物の腸管を攻撃し、一方ハエモンクスお
よびオステルタギア主のある種は胃にそしてジクチオカ
ウルス種のある種は肺組織に寄生する。フイラリイダエ
およびセタリイダエ属の寄生体は内部細胞組織および器
官、例えば例えば心臓、血管、リンパ管内および皮下組
織内、に見られる。これに関連して、犬の心臓寄生虫、
ジロフィラリア アイミチスを特に述べる0式Iの化合
物はこれらの寄生体に対して非常に有効である。
式Iの化合物はまた人間の病因性寄生体の防除にも適し
ており、それらの寄生体の中で消化管に発生する典型的
例として、アンシロストマ、ネカトール、アスカリス、
ストロンギイコイデス、トリチネラ、カビラリア、トリ
クリスおよびエンテロビウス種の寄生体を述べることが
できる。本発明の化合物は血液、組織および種々の器官
に存在するフイラリイダエ属のウチェレリア、プルギア
、オンコセルカおよびロア種の寄生体に対しても有効で
あり、そして更に、ドラクンクルスおよび特に胃腸管に
はびこるストロンギロイデスおよびトイチネラ種の寄生
体に対して有効である。
式Iの化合物はそのままの形態で、或いは好ましくは製
剤技術で慣用の補助剤と共に組成物として使用され、公
知の方法により乳剤原液、直接噴霧可能なまたは希釈可
能な溶液、希釈乳剤、水和剤、水溶剤、粉剤、粒剤、お
よび例えばポリマー物質によるカプセル化剤に製剤化さ
れる。組成物の性質と同様、噴霧、散布、撒水または注
水のような適用法は、目的とする対象および使用環境に
依存して選ばれる。
式■の化合物は温血動物に対して体重1kg当たり0.
01ないし10■の割合で投与し、閉鎖された作付地域
、囲い、家畜小屋または他の建物に対し1ヘクタール当
たりLogないし1000 gの割合で施用する。
製剤、即ち式■の化合物および適当な場合には固体また
は液体の補助剤を含む組成物は、公知の方法により、例
えば有効成分を溶媒、固体担体および適当な場合には表
面活性化合物)界面活性剤)のような増量剤と均一に混
合および/または磨砕することにより製造される。
適当な溶媒は次のものである:芳香族炭化水素、好まし
くは炭素原子数8ないし12の部分、例えばキシレン混
合物または置換ナフタレン;ジプチルフタレートまたは
ジオクチルフタレートのようなフタレート;シクロヘキ
サンまたはパラフィンのような脂肪族炭化水素;エタノ
ール、エチレングリコール、エチレングリコールモノメ
チルまたはモノエチルエーテルのようなアルコールおよ
びグリコール並びにそれらのエーテルおよびエステル;
シクロヘキサノンのようなケトン;N−メチル−2−ピ
ロリドン、ジメチルスルホキシドまたはジメチルホルム
アミドのような強極性溶媒;並びにエポキシ化ココナツ
ツ油または大豆油のようなエポキシ植物油;または水。
例えば粉剤および分散性粉末に使用できる固体担体は通
常、方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイトまた
はアタパルジャイトのような天然鉱物充填剤である。物
性を改良するために、高分散ケイ酸または高分散吸収性
ポリマーを加えることも可能である。適当な粒状化吸収
性担体は多孔性型のもので、例えば軽石、破砕レンガ、
セピオライトまたはベントナイトであり;そして適当な
非吸収性担体は方解石または砂のような物質である。更
に非常に多くの予備粒状化した無機質および有機質の物
質、特にドロマイトまたは粉状化植物残骸、が使用し得
る。
製剤化すべき式Iの化合物の性質によるが、適当な表面
活性化合物は良好な乳化性、分散性および湿潤性を有す
る非イオン性、カチオン性および/またはアニオン性界
面活性剤である。“界面活性剤”の用語は界面活性剤の
混合物をも含むものと理解されたい。
適当なアニオン性界面活性剤は、水溶性石鹸および水溶
性合成表面活性化合物の両者であり得る。
適当な石鹸は高級脂肪酸(C1゜〜Czz)のアルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩、または非置換または置換
のアンモニウム塩、例えばオレイン酸またはステアリン
酸、或いは例えばココナツツ油または獣脂から得られる
天然脂肪酸混合物のナトリウムまたはカリウム塩である
。脂肪酸メチルタウリン塩もまた用い得る。
しかしながら、いわゆる合成界面活性剤、特に脂肪族ス
ルホネート、脂肪族サルフェート、スルホン化ベンズイ
ミダゾール誘導体またはアルキルアリールスルホネート
、が更に頻繁に使用される。
脂肪スルホネートまたはサルフェートは通常アルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩或いは非置換または置換のア
ンモニウム塩の形態にあり、そしてアシル基のアルキル
部分をも含む炭素原子数8ないし22のアルキル基を含
み、例えばりグツスルホン酸、ドデシルサルフェートま
たは天然脂肪酸から得られる脂肪族アルコールサルフェ
ートの混合物のナトリウムまたはカルシウム塩である。
これらの化合物には硫酸エステルの塩及び脂肪族アルコ
ールサルフェートの混合物のナトリウムまたはルシウム
塩である。これらの化合物には硫酸エステルの塩および
脂肪族アルコール/エチレンオキシド付加物のスルホン
酸の塩も含まれる。スルホン化ベンズイミダゾール誘導
体は、好ましくは二つのスルホン酸基と8ないし22個
の炭素原子を含む一つの脂肪族基とを含む。アルキルア
リールスルホネートの例は、ドデシルベンゼンスルホン
酸、ジブチルナフタレンスルホン酸、またはナフタレン
スルホン酸/ホルムアルデヒド縮合生成物のナトリウム
、カルシウムまたはトリエタノールアミン塩である。対
応するホスフェート、例えば4ないし14モルのエチレ
ンオキシドを含むp−ノニルフェノール付加物のリン酸
エステルの塩もまた適当である。
非イオン性界面活性剤は、好ましくは脂肪族または脂環
式アルコール、または飽和または不飽和脂肪酸およびア
ルキルフェノールのポリグリコールエーテル誘導体であ
り、該誘導体は3ないし30個のグリコールエーテル基
、(脂肪族)炭化水素部分に8ないし20個の炭素原子
、そしてアルキルフェノールのアルキル部分に6ないし
18個の炭素原子を含む。
他の適当な非イオン性界面活性剤は、ポリエチレンオキ
シドとポリプロピレングリコール、エチレンジアミンポ
リプロピレングリコールおよびアルキル鎖中に1ないし
10個の炭素原子を含むアルキルポリプロピレングリコ
ールとの水溶性付加物であり、その付加物は20ないし
250個のエチレングリコールエーテル基および10な
いし100個のプロピレングリコールエーテル基を含む
。これらの化合物は通常プロピレングリコール単位当た
り工ないし5個のエチレングリコール単位を含む。
非イオン性界面活性剤の代表例は、ノニルフェノール−
ポリエトキシエタノール、ヒマシ油ポリグリコールエー
テル、ポリプロピレン/ポリエチレンオキシド付加物、
トリブチルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリエ
チレングリコールおよびオクチルフェノキシエトキシエ
タノールである。ポリオキシエチレンソルビタンおよび
ポリオキシエチレンソルビタントリオレートの脂肪酸エ
ステルもまた適当な非イオン性界面活性剤である。
カチオン性界面活性剤は、好ましくはN−置換基として
少なくとも一つの炭素原子数8ないし22のアルキル基
と、他の置換基として低級非置換またはハロゲン化アル
キル基、ベンジル基または低級ヒドロキシアルキル基と
を含む第四アンモニウム塩である。該塩は好ましくはハ
ロゲン化物、メチル硫酸塩またはエチル硫酸塩の形態に
あり、例えばステアリルトリメチルアンモニウムクロリ
ドまたはベンジルジー(2−クロロエチル)エチルアン
モニウムプロミドである。
製剤業界で慣用の界面活性剤は例えば下記の刊行物に記
載されている: “1986 Inter −nati
onal Mc Cutcheon’s Bmulsi
fiers andDatergents” 、The
 Manufacturing Confecti。
ner Publishing Co、+Glen R
ock、 New Jersey。
USA。
有害生物防除用組成物は通常、式■の化合物0.01な
いし95%、好ましくは0.1ないし80%、固体また
は液体補助剤5ないし99.99%、および界面活性剤
Oないし25%、特に0.1ないし25%を含む。
商業製品は濃厚物として製剤化されるのが好ましいが、
最終使用者は通常1ないし10,000ppmの濃度の
希釈剤として使用する。
従って、本発明は、有効成分として式Iの化合物の少な
くとも1種類を通常の担体及び/または分散剤と共に含
む有害生物防除用組成物にも関する。
該組成物は、安定剤、消泡剤、粘度調整剤、結合剤、粘
着付与剤並びに肥料又は特別の効果を得るための他の活
性成分のような別の成分をも含みうる。
m虻N 実施例P−1: 5−0−(第三ブチルジメチルシリル
)−14,15−ジクロロメチレン−14,15−ジヒ
ドロミルベマイシンA4及び5−〇=(第三ブチルジメ
チルシリル)−3,4−ジクロロメチレン−14,15
−ジクロロメチレン−3゜4.14.15−テトラヒド
ロミルベマイシンA4の+1 50%の水酸化ナトリウム水溶液を、クロロホルム60
戚中の5−0−(第三ブチルジメチルシリル)−ミルベ
マイシンA、 1300■及びテトラブチルアンモニウ
ムクロライド15■の溶液中に、0ないし5°Cで、連
続して攪拌しながら添加する。30分後、反応混合物を
酢酸エチル200戚で希釈し、水/塩化ナナトリウム溶
液中性になるまで洗浄する。該溶液を硫酸ナトリウムで
乾燥し、蒸発により濃縮した後、得られた残渣をシリカ
ゲル(ヘキサン:エーテル=5 : 1)で精製する。
生成物を凍結乾燥することにより、融点102〜105
°Cの5−0−(第三ブチルジメチルシリル)−14,
15−ジクロロメチレン−14,15−ジヒドロミルベ
マイシンA41090■及び融点が約200℃の5−0
−(第三ブチルジメチルシリル)−3,4−ジクロロメ
チレン−14,15−ジクロロメチレン−3,4,14
,15−テトラヒドロミルベマイシンA480■が得ら
れる。
5−0−(第三ブチルジメチルシリル)−3゜4−ジク
ロロメチレン−14,15−ジクロロメチレン−3,4
,14,15−テトラヒドロミルベマイシンA4からシ
リル基を除去すると、融点153〜157°Cの3.4
−ジクロロメチレン−14,15−ジクロロメチレン−
3,4,14,15−テトラヒドロミルベマイシンA4
が得られる。
実施例P −2: 14.15−ジクロロメチレン−1
4゜5−ジヒドロミルベマイシンA の ゛p−トルエ
ンスルホン酸の1%メタノール溶液S rrdl中の5
−0− (第三ブチルジメチルシリル)−14,15−
ジクロロメチレン−14,15−ジヒドロミルベマイシ
ンA4120■を、室温で1時間撹拌し、その後、5%
の炭酸水素ナトリウム水溶液で処理する。ジエチルエー
テル各回20dで3回震盪することにより抽出した後、
有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、得られた粗
生成物を20gのシリカゲルのクロマトグラフィ (溶
離液ニジエチルエーテル)にかけると、融点127〜1
31°Cの14.15−ジクロロメチレン−14,15
−ジヒドロミルベマイシンA492■が得られる。
14.15−ジクロロメチレン−14,15−ジヒドロ
ミルベマイシンA4を2.3.4.6−チトラアセチル
グルコピラノースと反応させることにより、融点133
〜138°Cの5−0− (2,3゜4.6−テトラア
セチルグルコピラノシル)−14、15−ジクロロメチ
レン−14,15−ジヒドロミルベマイシンA4  (
化合物阻’7.1)が得られる。
実施例P −3: 14,15−ジクロロメチレン−1
4゜−ジヒドロミルベマイシンA の11゛150%の
水酸化ナトリウム水溶液を、クロロホルム50vll中
のミルベマイシンAs  400■(0,75wmol
)及びテトラブチルアンモニウムクロライド5■の溶液
中に、0ないし3°Cで、連続して攪拌しながら添加す
る。15分後、反応混合物をジエチルエーテル1001
dで希釈し、水/塩化ナナトリウム溶液中性反応が得ら
れるまで洗浄する。該溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し、
蒸発により濃縮する。得られた残渣をシリカゲルのカラ
ム(ヘキサン:エーテル−4:1)で精製スる。得られ
た生成物を凍結乾燥することにより、融点130〜13
5℃の14.15−ジクロロメチレン−14,15−ジ
ヒドロミルベマイシンAs  212■が得られる。
5−0−(第三ブチルジメチルシリル)−3゜4−ジク
ロロメチレン−14,15−ジクロロメチレン−3,4
,14,15−テトラヒドロミルベマイシンA4からシ
リル基を除去すると、融点153〜157°Cの3.4
−ジクロロメチレン−14,15−ジクロロメチレン−
3,4,14,15−テトラヒドロミルベマイシンA4
が得られる。
実施例P −4: 14.15−ジブロモメチレン−1
4゜15−ジヒドロミルベマイシン八 の1゛6プロモ
ホルム0.5 dを、ジエチルエーテル5ミリリツトル
中のミルベマイシンA、 100■及びマグネシウムチ
ッピングlOO■に、室温で添加する0発熱反応が数分
後に起こる。これを反応が完結するまで約1時間、反応
混合物を水浴で冷却することにより30〜35°Cに維
持する。反応混合物を濾過し、濃縮する。粗生成物をカ
ラムクロマトグラフィ (シリカゲル:ジエチルエーテ
ル/ヘキサン−10:1)により精製すると、141〜
144°Cで分解する14.15−ジブロモメチレン−
14,15−ジヒドロミルベマイシンA4及び融点が1
37〜141 ’Cである5−0−(第三ブチルジメチ
ルシリル)−14,15−ジブロモメチレン−14,1
5−ジヒドロミルベマイシンA4が得られる。
実施例P−5: 5−0− (第三ブチルジメチルシリ
ル)−14,15−ジクロロメチレン−14,15−ジ
ヒドロミルベマイシン八 の1′ n−ブチルリチウムlldを、乾燥クロロホルム4蔵中
、5−0−(第三ブチルジメチルシリル)−ミルヘマイ
シy A a 100 mgに、−60°cで、アルゴ
ン下で滴下する。反応混合物を20°Cまでゆっくり加
熱し、4時間充分に攪拌し、その後濾過して濃縮する。
得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィ (シリカ
ゲル;ジエチルエーテル/石油エーテル=1:5)によ
り精製する。
融点が103〜105°Cである5−0−(第三ブチル
ジメチルシリル)−14,15−ジクロロメチレン−1
4,15−ジヒドロミルベマイシンA、が得られる。
実施例P−675−0−(第三ブチルジメチルシリル)
−14,15−モノブロモメチレン−14,15−ジヒ
ドロミルベマイシンA4及び5−0−(第三ブチルジメ
チルシリル)−14,15−メチレン−14,15−ジ
ヒドロミルベマイシンA4のj 亜鉛粉末2.0gを、氷酢酸1〇−中の5−〇−(第三
ブチルジメチルシリル)−14,15−ジブロモメチレ
ン−14,15−ジヒドロミルベマイシンA4200 
mg (0,24mmol)の溶液に、ゆうくり添加す
る。4時間後、溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を濾過し
、シリカゲルのカラム(シクロヘキサン:酢酸エチル−
12:1)により精製する。
凍結乾燥により、無晶形の粉末の形態であり、融点が1
80〜185°Cである5−0−(第三ブチルジメチル
シリル)−14,15−モノブロモメチレン−14,1
5−ジヒドロミルベマイシンA4、及び無晶形であり、
約75°Cで融ける5−〇−(第三ブチルジメチルシリ
ル”) −14,15−メチレン−14,15−ジヒド
ロミルベマイシンA4が得られる。
実m例P −7: 14,15−モノブロモメチレンー
ージヒ゛口毫ルベマイシンA の1゛ p−)ルエンスルホン酸の1%メタノール溶液2dを、
室温で、5−0−(第三ブチルジメチルシリル)−14
,15−モノブロモメチレン−14,15−ジヒドロミ
ルベマイシンA470■に添加する。前記の実施例に従
って処理することにより、85〜88°Cで溶融する無
晶形粉末の形態の14、15−モノブロモメチレン−1
4,15−ジヒドロミルベマイシンA4が得られる。
実施例P −8: 14.15−メチレン−14,15
−ジヒドロミルベマイシンA の1′ p−トルエンスルホン酸の1%メタノール溶液2戚を、
室温で、5−0−(第三ブチルジメチルシリル”)−1
4,15−メチレン−14,15−ジヒドロミルベマイ
シンAa100■に添加する。前記の実施例に従って処
理することにより、80〜83°Cで溶融する無晶形粉
末の形態の14.15−メチレン−14,15ジヒドロ
ミルベマイシンA4が得られる。
14.15−ジクロロメチレン−14,15−ジヒドロ
ミルベマイシンを、5−オキソ−14,15−ジクロロ
メチレン−14,15−ジヒドロミルベマイシンA4に
酸化することができ、この5−オキソ化合物をヒドロキ
シルアミンと反応させることにより、5−ヒドロキシイ
ミノ−14,15−ジクロロ−14,15−ジヒドロミ
ルベマイシンA4;融点171〜173℃を製造するこ
とができる。
下記の式Iの化合物も、製造実施例の化−合物と共に列
挙され、上記方法と同様の方法により製造することがで
きる。しかしながら、これらの列挙は、本発明を限定す
るものではない。
LL友 第1表 (続き) 第1表(続き) 並びに、第1表の化合物のうち、5位の水酸基の水素原
子がシリル基ニ ーS t (CHi)、 −tert、−C4H9で置
換された化合物(化合物Nα S−1,1ないしS−1
゜60)、並びに第1表の化合物のうち、5位の水酸基
の水素原子がアシル基:−C0CHsで置換された化合
物(化合物No、  A−1,1ないしA−1,60)
第2表 (続き) 並びに、第2表の化合物のうち、5位の水酸基の水素原
子がシリル基: S i  (CH3)Z  tert、   CaHq
で置換された化合物(化合物k  S−2,1ないしS
−2゜37)、並びに第2表の化合物のうち、5位の水
酸基の水素原子がアシル基:−C0CHzで置換された
化合物(化合物Nil  A−2,1ないしA−2,3
7)。
薯」L表 第3表 (続き) 第5表 (続き) 並びに、第5表の化合物のうち、5位のオキシム基の水
素原子がシリル基: S f  (CHi)z  tert、   C4Hq
で置換された化合物(化合物NCL  S−5,1ない
しS−5゜24)、並びに第5表の化合物のうち、5位
のオキシム基の水素原子がアシル基: −COCH。
で置換された化合物(化合物N(L  A−5,1ない
しA−5,24)。
並びに、第6表の化合物のうち、5位のオキシム基の水
素原子がシリル基ニ ーS i (CHs)t −tert、 −C4H9で
置換された化合物(化合物No、  S−6,1ないし
S−6゜14)、並びに第6表の化合物のうち、5位の
オキシム基の水素原子がアシル基: −COCH3で置
換された化合物(化合物Nα A−6,1ないしA−6
,14)。
式■で表わされる有効成分に対する製剤例(パーセント
は重量基準である。) リグノスルホン酸ナトリウム 5% 5% −ラウリル
硫酸ナトリウム   3% −5%高分散ケイ酸   
     5% 10% 10%カオリン      
    62% 27% −有効成分を助剤とともに充
分に混合した後、該混合物を適当なミルで良く摩砕する
と、水で希釈して所望の濃度の懸濁液を得ることのでき
る水和剤が得られる。
1皿皿丘 オクチルフェノールポリエチ    3%シクロへキサ
ノン         30%キシレン混合物    
      50%この乳剤原液を水で希釈することに
より、所望の濃度のエマルジョンを得ることができる。
タルク           95% −カオリン  
        −  92%有効成分を単体とともに
混合し、適当なミル中でこの混合物を摩砕することによ
り、そのまま使用することのできる粉末を得る。
押出し粒剤 リグノスルホン酸ナトリウム    2%カルボキシメ
チルセルロース    1%カオリン        
     87%有効成分を助剤とともに混合・摩砕し
、続いてこの混合物を水で湿らす。混合物を押出し、空
気流中で乾燥させる。
錠剤または丸薬 メチルセルロース        0.80%高分散ケ
イ酸          0.80%トウモロコシ澱粉
        8.40%メチルセルロースを水中で
撹拌しそして膨張させる。その後ケイ酸を入れて均質懸
濁液を与えるように撹拌する。式■で表わされる化合物
およびトウモロコシ澱粉を混合しそして水性懸濁液を混
合物に添加し、ペースト状になるように混練する。この
ペーストを12Mシーブに通して造粒し、そして該粒状
物を乾燥させる。
■ 結晶質ラクトース    22.50%トウモロコ
シ澱粉      17.00%微結晶質セルロース 
    16.50%ステアリン酸マグネシウム  1
.00%4補助薬全てを完全に混合する。相■及び■を
混合して、そして圧縮して錠剤または丸薬とする。
注射用組成物 A、油状(除数) 第1表ないし第6表の 0.1〜1.0g有有効分 大豆油        添加して100 mlとする。
第1表ないし第6表の o、i〜1.0g有有効分 ゴマ油        添加して100 mとする。
製法:有効成分を油の一部に撹拌し、必要に応じて穏や
かに加熱しながら溶解する。冷却後、溶液を上記の容量
とし、直径0.22μmの適するメンブランフィルタ−
を通して滅菌濾過する。
A、油状(除数) 第1表ないし第6表の 0.1〜1.0g有有効分 大豆油        添加して100 dとする。
第1表ないし第6表の 0.1〜1.0g有有効分 ゴマ油        添加して100戚とする。
製法:有効成分を油の一部に撹拌し、必要に応じて穏や
かに加熱しながら溶解する。冷却後、溶液を上記の容量
とし、直径0.22μmの適するメンブランフィルタ−
を通して滅菌濾過する。
B、水混和性溶媒(中程度の速度の放出)表の有効成分
        0.1〜1.0gとする。
4−ヒドロキシメチル−L3 40.Og−ジソキソラ
ン(グリセロ− ル フォルマル) 1.2−プロパンジオール   添加して100 ml
とする。
表の有効成分        0.1〜1.0gグリセ
リンジメチルケクール 40.0 gl、2−プロパン
ジオール   添加して100 dとする。
製法:有効成分を溶媒の一部に、撹拌しながら溶解する
。溶液を上記の容量とし、孔の直径が0.22μmの適
するメンブランフィルタ−を通して滅菌濾過する。
C0水性溶解性塩(急速放出) 表の有効成分        0.1〜1.0 gとす
る。
ポリエトキモル化ヒマシ油10g (40工チレンオキシド単位) 1.2−プロパンジオール   20gベンジルアルコ
ール     1g 注射用精製水        添加して100 mとす
る。
CREMOPIIOR” EL (BASF AG)の
名前で市販されているものを入手しうる。
表の有効成分         0.1〜1.0gベン
ジルアルコール      1g 注射用精製水         添加して100 td
とする。
THEEN ” 80 (rcI)の名前で市販されて
いるものを入手しうる。
製造;有効成分を溶媒及び界面活性剤中に溶解し、溶液
を水で上記の容量とする。直径0.22μmの適するメ
ンブランフィルタ−を通して滅菌濾過する。
水性系は、経口及び/または非経口投与でも好ましく使
用されうる。
式■の化合物または対応する組成物を、飼育動物及び生
産性家畜、例えば畜生、ヒツジ、山羊、猫及び犬などの
内部寄生線虫、条虫類及び吸虫類を防除する為に使用す
るならば、これらは動物に対して一回またはくりかえし
投与することができる。動物の種類によって各回の投与
量は体重1kgに対し0.1ないし10■の範囲内の量
が好ましい、長時間ん投与によってより良好な効果が得
られることが多いが、より少ない総投与量でも充分であ
る。この化合物またはそれを含有する組成物は飼料また
は飲物に添加することもできる。調整された飼料に0.
005ないし0.1重量%の濃度で有効成分を含有する
のが好ましい。組成物は溶液、乳剤、懸濁液、粉剤、錠
剤、丸薬、またはカプセル剤の形で動物に経口投与する
ことができる。
もし溶液または乳剤の物理的及び薬理学的性質が注射を
許容するならば、式Iの化合物またはそれを含有する組
成物を動物に、例えば皮下注射することもできるし、反
祁胃内に投薬することもできるしまたは動物の体内に注
入方法によって施用することもできる。なめる塩または
糖蜜ブロックの方法で投与することも可能である。
生物学的実施例 実施例B1 ルシリア セリカータ(Lucflias
erica ta)のり1段階幼虫に対する作用試験化
合物の水性懸濁液1rdを特別の幼虫培養液3dと約5
0″Cで混合して有効成分250ppmまたは125p
pm含有する均一な組成物を得る。約30匹のルシリア
 セリカータ幼虫(L++)を各有効成分含有試験管に
入れる。4日後に死生率を調べる。式Iで表わされる化
合物は250ppmの施用濃度で100%の効果を示し
た。
実施例B2  ボーフィルス ミクロブルスに対する殺
ダニ作用 PVC板に接着剤テープを垂直に張り付は充分に飽食し
たメスのボーフィルス ミクロプルスダニ(Biarr
a種)10匹をその背位で板上に一列に次々と固定する
。試験化合物をダニ1匹当たり1.0.5,0.1また
は0.01μgの量で溶解したポリエチレングリコール
とアセトンの1:1混合物を含有する液体1μ2を注射
針から各々のダニに注射する。対照ダニには試験化合物
を含有しない液体を注射する。この処置の後、ダニを支
持台から放し、正常な条件下約28℃で相対湿度80%
の昆虫飼育箱の中で産卵するまで、そして対照ダニの卵
から幼虫が卿化するまで保持する。試験化合物の活性は
IR9゜、即ち10匹のメスダニの中9匹(90%)が
30日後でも幼虫が卿化し得ない卵を産むのに有効な投
与量について測定する。
式Iで表わされる化合物は0.5μgでIR,。
達成する。化合物1.10 (表1)は蛸期のボーフィ
ルス及び他のダニに対しても効果的であった。
実施例83 線虫に感染した羊についての試験〔ヘモン
クス コンコルトラス(Haemonchusconc
ortus) 及ヒトコストロンギルス コルプリホル
ミス Trichostron  lus colub
riformis人工的にヘモンクス コンコルトラス
及びトリコストロンギルスに感染させた羊に懸濁液の形
で胃ゾンデまたは第1胃内注射によって試験化合物を投
与する。各投与について工ないし3匹の羊を使用する。
各年は体重1kg当たり0.5■の単独投与量で1回だ
け処置する。排泄物中に排泄された線虫の卵の数を処置
前と処置後について比較することによって評価する。
対照として、同時に、同じ方法で感染させた未処置の羊
を使用する。未処置で感染させた羊の群と比較して、式
1で表わされる化合物のうちの1種によって処置した羊
には線虫の蔓延は起こらない(即ち排泄物中の線虫卵は
完全に現象した)。
実施例B4 エジプトヤブ蚊(Aedes aegyp
ti)に対する殺幼虫作用 試験化合物の0.1重量%アセトン溶液をピペットでビ
ーカー中の水150111fの表面に、10ppm、3
.3ppa+及び1 、6ppmの濃度を与えるのに充
分な量添加する。アセトンが蒸発した後、3日齢のエジ
プトヤプ蚊30ないし40匹を各ビーカー中に入れる。
1.2及び5日後の死虫数を数える。
この試験において各表中の式Iで表わされる化合物は1
.6ppm+の濃度で1日後に全ての幼虫を、完全な死
亡に至らしめた。
実施例B5 デルマニッシュスガリネー(Derman
yssusu gallinae)に対する殺ダニ作用
試験溶液2ないし3!Ii(試験化合物100.10.
1及び0.1pp11+)を上部のあいたガラス容器中
に入れ、異なった発育段階にある約200匹のダニをこ
の容器中に入れる。その後、該容器を綿ウールで蓋をし
て、ダニが完全に湿るまで10分間一様に震盪する。次
いで過剰の試験溶液が綿ウールによって吸収されるまで
容器を逆にする。再度容器を逆にして、処理したダニを
試験化合物の効果を評価するため実験質条件下で3日間
観察しつづける。死出率は効果に対する基準である。
各、実施例の化合物は1100ppの濃度で100%の
殺虫効果を示した。
特許出願人 チバーガイギー アクチェンゲゼルシャフ
ト代 理 人(弁理士)萼 優美

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、 Aは次式:▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式
    、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表
    等があります▼ で表わされる基を表わし、 R_1は水素原子またはOH−保護基を表わし、R_1
    _1は水素原子、OH−保護基、アルキル基、シクロア
    ルキル基またはアシル基を表わし、R_2はメチル基、
    エチル基、イソプロピル基、第二ブチル基または−C(
    CH_3)=CH−E基を表わし、 Eはメチル基、エチル基またはイソプロピル基を表わし
    、 R_3及びR_4は一緒になってそれらが結合している
    二つの炭素原子の間の結合を表わすか、または一緒にな
    って−C(X′)(Z′)−基を表わし、 X′及びZ′は各々独立に水素原子またはハロゲン原子
    を表わし、そして X及びZは各々独立に水素原子またはハロゲン原子を表
    わす)で表わされる化合物。
  2. (2)上記式 I 中、A、R_3、R_4、X及びZが
    請求項1記載の意味を表わし、そしてR_2がメチル基
    、エチル基、イソプロピル基または第二ブチル基を表わ
    す請求項1記載の化合物。
  3. (3)上記式 I 中、Aが次式:−CH(OR_1)−
    、−C(O)−または−C(=N−OH)−で表わされ
    る基のいずれか1つを表わし、 R_1が水素原子、シリル基、または単糖類の基を表わ
    し、 R_2がメチル基またはエチル基を表わし、R_3及び
    R_4が一緒になってそれらが結合している二つの炭素
    原子の間の結合を表すか、または一緒になって−C(X
    ′)(Z′)−基を表わし、 X′及びZ′が各々独立に水素原子またはハロゲン原子
    を表わし、そして X及びZが各々独立に水素原子またはハロゲン原子を表
    わすことを特徴とする請求項2記載の化合物。
  4. (4)上記式 I 中、Aが次式:−CH(OR_1)−
    、−C(O)−または−C(=N−OH)−で表わされ
    る基のいずれか1つを表わし、 R_1が水素原子、アセチル基、第三ブチルジメチルシ
    リル基または2,3,4,6−テトラアセチルグルコピ
    ラノシル基を表わし、 R_2がメチル基またはエチル基を表わし、R_3及び
    R_4が一緒になってそれらが結合している二つの炭素
    原子の間の結合を表すか、または一緒になって−C(C
    l_2)−基を表わし、Xが水素原子、塩素原子、臭素
    原子またはフッ素原子を表わし、そして Zが水素原子、塩素原子、臭素原子またはフッ素原子を
    表わす請求項2記載の化合物。
  5. (5)上記式 I 中、Aが次式:−CH(OR_1)−
    、−C(O)−または−C(=N−OH)−で表わされ
    る基のいずれか1つを表わし、 R_1が水素原子、第三ブチルジメチルシリル基または
    2,3,4,6−テトラアセチルグルコピラノシル基を
    表わし、 R_2がメチル基またはエチル基を表わし、R_3及び
    R_4が一緒になってそれらが結合している二つの炭素
    原子の間の結合を表すか、または一緒になって−C(C
    l_2)−基を表わし、Xが水素原子、塩素原子または
    臭素原子を表わし、そして Zが水素原子、塩素原子または臭素原子を表わす請求項
    2記載の化合物。
  6. (6)上記式 I 中、Aが次式:−CH(OH)−また
    は−C(=N−OH)−で表わされる基を表わし、 R_2がメチル基またはエチル基を表わし、R_3及び
    R_4が一緒になってそれらが結合している二つの炭素
    原子の間の結合を表し、 Xが水素原子、塩素原子、臭素原子またはフッ素原子を
    表し、そして Zが水素原子、塩素原子、臭素原子またはフッ素原子を
    表す請求項2記載の化合物。
  7. (7)上記式 I 中、Aが次式:−CH(OH)−また
    は−C(=N−OH)−で表わされる基を表わし、 R_2がメチル基またはエチル基を表わし、R_3及び
    R_4が一緒になってそれらが結合している二つの炭素
    原子の間の結合を表わし、XとZが同一であり、水素原
    子、塩素原子または臭素原子を表わすか、またはXが水
    素原子を表わし、且つZが塩素原子または臭素原子を表
    わす請求項2記載の化合物。
  8. (8)上記式 I 中、Aが次式:−CH(OH)で表わ
    される基を表わし、 R_2がメチル基またはエチル基を表わし、R_3及び
    R_4が一緒になってそれらが結合している二つの炭素
    原子の間の結合を表すか、または一緒になって−C(C
    l_2)−基を表わし、Xが水素原子、塩素原子または
    臭素原子を表わし、そしてZが水素原子、塩素原子また
    は臭素原子を表わす請求項2記載の化合物。
  9. (9)5−O−(第三ブチルジメチルシリル)−14,
    15−ジクロロメチレン−14,15−ジヒドロミルベ
    マイシンA_4、 5−O−(第三ブチルジメチルシリル)−3,4−ジク
    ロロメチレン−14,15−ジクロロメチレン−3,4
    ,14,15−テトラヒドロミルベマイシンA_4、 3,4−ジクロロメチレン−14,15−ジクロロメチ
    レン−3,4,14,15−テトラヒドロミルベマイシ
    ンA_4、 5−O−(第三ブチルジメチルシリル)−14,15−
    ジブロモメチレン−14,15−ジヒドロミルベマイシ
    ンA_4、 5−O−(2,3,4,6−テトラアセチルグルコピラ
    ノシル)−14,15−ジクロロメチレン−14,15
    −ジヒドロミルベマイシンA_4、 5−オキソ−14,15−ジクロロメチレン−14,1
    5−ジヒドロミルベマイシンA_4、 5−ヒドロキシイミノ−14,15−ジクロロメチレン
    −14,15−ジヒドロミルベマイシンA_414,1
    5−ジクロロメチレン−14,15−ジヒドロミルベマ
    イシンA_3、 5−O−(第三ブチルジメチルシリル)−14,15−
    モノブロモメチレン−14,15−ジヒドロミルベマイ
    シンA_4、 14,15−モノブロモメチレン−14,15−ジヒド
    ロミルベマイシンA_4、 14,15−モノクロロメチレン−14,15−ジヒド
    ロミルベマイシンA_4、 5−O−(第三ブチルジメチルシリル)−14,15−
    メチレン−14,15−ジヒドロミルベマイシンA_4
    、 14,15−メチレン−14,15−ジヒドロミルベマ
    イシンA_4、 14,15−ジブロモメチレン−14,15−ジヒドロ
    ミルベマイシンA_4及び 14,15−ジクロロメチレン−14,15−ジヒドロ
    ミルベマイシンA_4からなる群より選ばれる請求項2
    記載の式 I の化合物。
  10. (10)次式II ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、A及びR_2は後記式 I で定義する意味を表
    わす)で表わされる化合物を、その場で生成され、不活
    性溶媒に溶解した、次式IIIa: C(X)(Z)(IIIa) (式中、X及びZは後記式 I で定義する意味を表わす
    )で表わされるカルベンと反応させ、そして得られた化
    合物において、所望によりi)−C(X)(Z)−で表
    わされる−C(ハロゲン)(ハロゲン)−基を、−CH
    (ハロゲン)−または−CH_2−基に還元するか、ま
    たはii)−C(X)(Z)−で表わされる−CH(ハ
    ロゲン)−基を−CH_2−基に還元するか、またはi
    ii)Aで表わされる基をAの定義にある別の基に転化
    するか、 または上記で得られた後記式 I 中、R_3及びR_4
    が一緒になってそれらが結合している二つの炭素原子の
    間の結合を形成する化合物を、その場で生成され、不活
    性溶媒に溶解した、次式IIIb:C(X′)(Z′)(
    式中、X′及びZ′は後記式 I で定義する意味を表わ
    す)で表わされるカルベンと反応させ、そして得られた
    化合物において、所望によりiv)−C(X)(Z)−
    または−C(X′)(Z′)−で表わされる−C(ハロ
    ゲン)(ハロゲン)−基を、−CH(ハロゲン)−また
    は−CH_2−基に還元するか、またはv)−C(X)
    (Z)−または−C(X′)(Z′)−で表わされる−
    CH(ハロゲン)−基を−CH_2−基に還元するか、
    またはvi)Aで表わされる基をAの定義にある別の基
    に添加することを特徴とする次式 I :▲数式、化学式
    、表等があります▼( I ) (式中、 Aは次式:▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式
    、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表
    等があります▼ で表わされる基を表わし、 R_1は水素原子またはOH−保護基を表わし、R_1
    _1は水素原子、OH−保護基、アルキル基、シクロア
    ルキル基またはアシル基を表わし、R_2はメチル基、
    エチル基、イソプロピル基、第二ブチル基または−C(
    CH_3)=CH−E基を表わし、 Eはメチル基、エチル基またはイソプロピル基を表わし
    、 R_3及びR_4は一緒になってそれらが結合している
    二つの炭素原子の間の結合を表わすか、または一緒にな
    って−C(X′)(Z′)−基を表わし、 X′及びZ′は各々独立に水素原子またはハロゲン原子
    を表わし、そして X及びZは各々独立に水素原子またはハロゲン原子を表
    わす)で表わされる化合物の製法。
  11. (11)有効成分として少なくとも1種類の請求項1記
    載の式 I の化合物を、担体、分散剤または担体と分散
    剤との混合物とともに含有することを特徴とする生産性
    家畜の内部寄生体および外部寄生体または害虫を防除す
    るための組成物。
  12. (12)有効成分として請求項2記載の式 I の化合物
    を含有することを特徴とする請求項11項記載の組成物
  13. (13)寄生体防除有効量または殺虫有効量の少なくと
    も1種類の請求項1記載の式 I の化合物を、寄生体、
    害虫またはそれらの成育環境に施用することを特徴とす
    る生産性家畜に感染する寄生体または害虫の防除方法。
  14. (14)請求項2記載の式 I の化合物を施用すること
    を特徴とする請求項13記載の方法。
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