JPS63249546A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波を利用して被検体の診断部位について
断層像を得る超音波診断装置に関し、特に電源投入時の
初期設定画面条件における被検体体位図形及び探触子位
置方向図形の表示内容を操作者が任意に選択して初期設
定ができるようにした超音波診断装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の超音波診断装置は、第６図に示すように、超音波
パルスを送受信する探触子１と、この探触子１からの超
音波パルスの送受信を制御する超音波送受信部２と、こ
の超音波送受信部２により得られたエコー信号をディジ
タル化して内部の画像メモリ４に断層像のデータを書き
込み読み出すと共に複数種類の被検体体位図形及び探触
子位置方向図形のデータが格納された内部メモリ５を有
するディジタルスキャンコンバータ３と、このディジタ
ルスキャンコンバータ３からのビデオ信号を表示する表
示装置６と、上記内部メモリ５に格納されたデータから
任意の被検体体位図形及び探触子位置方向図形を選択指
定する操作器７とを有して成っていた。なお、第６図に
おいて、符号８は上記各構成要素を制御するｃｐｕ　＜
中央処理装置）である。

そして、装置の電源投入時には、上記内部メモリ５から
初期設定画面条件として設定された被検体体位図形（以
下、単に「体位図形」という）及び探触子位置方向図形
（以下、単に「探触子図形」という）のデータが読み出
され、表示装ｈ￥６へ転送してその画面に初期設定され
た体位図形及び探触子図形が表示されるようになってい
た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような従来の超音波診断装置においては、
電源投入時の初期設定画面条件は、工場出荷時に予め標
準的な一種類の体位図形及び探触子図形に設定されてお
り、装置の使用に当っての電源投入時にはいつも同じ初
期設定された図形が表示されるものであった。すなわち
、電源投入時に表示される体位図形及び探触子図形は、
内部メモリ５に複数種類の図形データを格納しているに
もかかわらず、工場設定の一種類のものしか表示されな
いものであった。この場合は、操作者がこれから行おう
とする検査に合った体位図形や探触子図形、あるいは頻
繁に行う検査に合った体位図形や探触子図形が装置の電
源投入時に直ちに表示されるとは限らないものであった
。従って、操作者は、その後で表示装置６の画面に表示
される各図形の中から操作器７を用いて、これから検査
を行う所望の体位図形や探触子図形をいちいち選択して
セットし直さなければならないものであった。

このことから、操作者によっては検査に当っての体位図
形や探触子図形のセットを毎回行わなければならず、煩
雑であると共に操作性が低下するものであった。また、
被検体についてすぐに検査にかかれず、診断に要する時
間が長くなることから検査効率が低下するものであった
。

そこで、本発明は、このような問題点を解決することが
できる超音波診断装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決する本発明の手段は、超音波パルス
を送受信する探触子と、この探触子からの超音波パルス
の送受信を制御する超音波送受信部と、この超音波送受
信部により得られたエコー信号をディジタル化して内部
の画像メモリに断層像のデータを書き込み読み出すと共
に複数種類の被検体体位図形及び探触子位置方向図形の
データが格納された内部メモリを有するディジタルスキ
ャンコンバータと、このディジタルスキャンコンバータ
からのビデオ信号を表示する表示装置と、上記内部メモ
リに格納されたデータから任意の被検体体位図形及び探
触子位置方向図形を選択指定する操作器とを有する超音
波診断装置において、上記ディジタルスキャンコンバー
タの内部に、上記操作器の操作により内部メモリに格納
されたデータから選択指定した任意の被検体体位図形及
び探触子位置方向図形のデータを初期設定データとして
書き込み読み出す初期設定用メモリを設けた超音波診断
装置によってなされる。

〔作　用〕

このように構成された超音波診断装置は、ディジタルス
キャンコンバータ内の内部メモリに格納された複数種類
の体位図形や探触子図形を表示装置の画面上にメニュー
表示し、これらの中から操作者が初期設定の図形として
セットしたい体位図形や探触子図形を操作器の操作によ
り任意に選択指定し、その選択指定した図形のデータを
初期設定データとして初期設定用メモリに書き込む。こ
れにより、その後の電源投入時には、上記初期設定用メ
モリから新たに書き込まれた初期設定データが読み出さ
れ、上記選択指定した体位図形や探触子図形が初期設定
画面条件として表示される。

〔実施例〕

以下１本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明による超音波診断装置の実施例を示すブ
ロック図である。この超音波診断装置は。

超音波を利用して被検体の診断部位について断層像を得
るもので、探触子１と、超音波送受信部２と、ディジタ
ルスキャンコンバータ（以下「ＤＳＣ」と略称する）３
と、表示装置６と、操作器７とを有している。

上記探触子１は、機械的または電子的にリニア走査、セ
クタ走査等を行って超音波パルスを送信及び受信するも
ので、図示省略したがその中には超音波の発生源である
と共に反射波を受信する振動子が内蔵されている。超音
波送受信部２は、上記探触子１に対して駆動パルスを送
出して超音波パルスを発生させると共に受信した反射波
の信号を処理するもので、図示省略したがその内部には
パルス発生器と受信増幅器と制御回路とを有している。

ＤＳＣ３は、上記超音波送受信部２から出力されたエコ
ー信号を入力してディジタル化し、内部の画像メモリ４
に断層像のデータを書き込んだり読み出すと共に、複数
種類の被検体体位図形（体位図形）及び探触子位置方向
図形（探触子図形）のデータが格納されたＲＯＭ（読み
出し専用メモリ）から、成る内部メモリ５を有している
。なお１図示省略したが上記画像メモリ４及び内部メモ
リ５以外に、超音波送受信部２から入力したエコー信号
をディジタル化するＡ／Ｄ変換器と、画像メモリ４から
読み出したデータをアナログのビデオ信号に変換するＤ
／Ａ変換器とを有しており、また、上記各構成要素を制
御するＣＰＵ８を有している。表示装置６は、上記ＤＳ
Ｃ３から出力されるビデオ信号を入力して超音波断層像
を表示するもので、例えばＣＲＴから成る。さらに、操
作器７は、上記ＤＳＣａ内の内部メモリ５に格納された
データから任意の体位図形及び探触子図形を選択指定す
るもので、例えば第２図に示すように、表示装置６の画
面上に表示されたカーソルを移動するトラックボール９
あるいは四方向のカーソル移動キー１ｏや、探触子の方
向を設定する探触子図形回転キー１１ａ、ｌｌｂ等を有
している。

ここで５本発明においては、上記ＤＳＣ３の内部に初期
設定用メモリ１２が設けられている。この初期設定用メ
モリ１２は、上記操作器７の操作により内部メモリ５に
格納された複数種類の体位図形及び探触子図形のデータ
から選択指定した任意の体位図形及び探触子図形のデー
タを新たな初期設定データとして書き込むと共に読み出
すもので、例えばＲＡＭ　（随時読み出し書き込みメモ
リ）から成る。なお、上記操作器７の操作により選択指
定された初期設定データは、第２図に示す操作器７に設
けられた記憶キー１３を押すことにより、上記初期設定
用メモリ１２へ書き込まれるようになっている。

次に、このように構成された超音波診断装置において、
操作器が行う体位図形及び探触子図形の初期設定の手順
について第３図に示すフローチャートを参照して説明す
る。まず、最初に、装置の電源を投入しこのとき第１図
に示すＤＳＣ３の内部メモリ５から読み出して表示装置
６の画面に表示される体位図形及び探触子図形等を見て
、この初期設定画面条件を変えたいときは、図示外のキ
ーボード等の操作により装置を初期設定モードにする（
第３図のステップ■）。すると、」二記表示された初期
設定画面条件における体位図形等が消えて、上記内部メ
モリ５に格納された複数種類の体位図形及び探触子図形
のデータが読み出され、表示装置６の画面に全ての体位
図形等がメニュー表示される。このとき、それぞれの体
位図形の例えば左肩の部分にはｌ＃ｌ’ｌ＋から“ｎＩ
Ｉ（ｎ≧２）までの識別番号が付されている。次に、第
２図に示す操作器７のうちカーソル移動キー１０を用い
て体位図形の設定モードに入る（ステップ■）。

そして、操作器７のうち四方向のカーソル移動キ−１０
またはトラックボール９を操作して表示装置６の画面中
に表示されたカーソルを適宜移動し。

１からｎ　（ｎ≧２）までの体位図形中より操作者が初
期設定したいと思う任意の体位図形に付された識別番号
に上記カーソルを合わせ、これにより所望の体位図形を
選択する（ステップ■）。次に、所望の体位図形を選択
したかどうか判断する（ステップ■）。未だ所望の体位
図形の選択が終っていない場合は、ＬＬ　Ｎ　ＯＩＩ側
へ抜けてステップ■の前へ戻り、このステップ■で引き
続き選択操作をする。既に所望の体位図形の選択が終っ
た場合は。

′“ＹＥＳ”側へ抜けてステップ■に移る。

この状態で、第２図に示す操作器７のうちカーソル移動
キー１０を用いて探触子の位置及び方向をセットする探
触子図形の設定モードに入る（ステップ■）。まず、操
作器７のうちトラックボール９を操作して、上記選択さ
れた体位図形中において操作者が初期設定したいと思う
任意の位置に探触子図形をセットする（ステップ■）。

次に、操作器７のうち探触子図形回転キー１１ａ、１１
ｂを操作して、上記のように位置がセットされた探触子
図形において操作者が初期設定したいと思う任意の方向
に探触子図形をセットする（ステップ■）。次に、所望
の探触子図形をセットしたかどうか判断する（ステップ
■）。未だ所望の探触子図形のセットが終っていない場
合は、９ＮＯ″′側へ抜けてステップ■の前へ戻り、ス
テップ■、■を繰り返して引き続きセットの操作を行う
。既に所望の探触子図形のセットが終った場合は、”Ｙ
ＥＳ　ＩＩ側へ抜ける。この状態で、操作者が所望する
体位図形が選択されると共に探触子図形がセットされた
ことになり、これらを新たな初期設定データとして第１
図に示すＤＳＣａ内の初期設定用メモリ１２に書き込む
（ステップ■）９すなわち、第２図に示す操作器７のう
ち記憶キー１３を押すか、あるいは図示外のキーボード
を操作することにより、上記選択及びセットされた体位
図形及び探触子図形のデータが内部メモリ５から読み出
されて初期設定用メモリ１２へ転送され、初期設定デー
タとして書き込まれると共に、初期設定モードから抜け
る。

この結果、次回からの装置の使用における電源投入時に
は、上記のように書き込んだ初期設定データが初期設定
用メモリ１２から読み出され、上記新たに設定した体位
図形及び探触子図形から成る初期設定画面が表示装置６
に表示される。

第４図は本発明の第二の実施例を示すブロック図である
。この実施例は、ＤＳＣａ内の初期設定用メモリ１２に
初期設定データの書き込み領域を複数、たとえば四領域
設けると共に、上記初期設定用メモリ１２にはそれぞれ
の領域に書き込まれた初期設定データを切り換え指定す
る選択ボタン等から成る切換手段１４を接続したもので
ある。

そして、上記切換手段１４の例えば選択ボタンｒｌＪ　
を押すことにより、初期設定用メモリ１２の第一の領域
から第一の初期設定データが読み出され、選択ボタン「
２」を押すことにより、第二の領域から第二の初期設定
データが読み出され、以下同様にして第四の初期設定デ
ータまで切り換え指定するようになっている。この場合
は、一台の超音波診断装置を複数の操作者が使用する際
に、各操作者ごとに自分が頻繁に使用する検査における
体位図形や探触子図形をそれぞれ初期設定して。

装置の使用に当っての電源投入時には直ちに自分の使用
に合った初期設定画面を選択して表示することができる
。

第５図は本発明の第三の実施例を示すブロック図である
。この実施例は、上記ＤＳＣ３の内部に初期設定用メモ
リ１２を複数個、例えば四個（１２ａ〜１２ｄ）設ける
と共に、それぞれの初期設定用メモリ１２ａ〜１２ｄを
切り換える選択ボタン等から成る切換手段１４を接続し
たものである。

そして、上記切換手段１４の例えば選択ボタン「１」を
押すことにより、第一の初期設定用メモリ１２ａに切り
換えられてその初期設定データが読み出され１選択ボタ
ン「２」を押すことにより、第二の初期設定用メモリ１
２ｂに切り換えられてその初期設定データが読み出され
、以下同様にして第四の初期設定用メモリ１２ｄまで切
り換えるようになっている。この場合の効果は、第４図
に示す第二の実施例と同様である。

なお、第２図においては、操作器７の入力手段の一つと
してトラックボール９を用いたものとして示したが、本
発明はこれに限らず、ジョイスティックを用いたもので
あってもよい。また、探触子図形回転キー１１ａ、ｌｌ
ｂは、時計回り及び反時計回りの押しボタンとして示し
たが、０度から３６０度まで目盛りの付された角度指示
スイッチとして直接角度をセラ１〜してもよい。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように構成されたので、装置の電源投入
時の初期設定画面条件における体位図形及び探触子図形
の表示内容を操作者が任意に選択して初期設定すること
ができる。従って、次回からの装置の使用における電源
投入時には、上記新たに設定した体位図形及び探触子図
形から成る初期設定画面が表示装置６に表示されること
となる。

このことから、操作者がこれから行おうとする検査に合
った体位図形や探触子図形、あるいは頻繁に行う検査に
合った体位図形や探触子図形が装置の電源投入時に直ち
に表示されるようにすることができる。従って、従来の
ようにこれから検査を行う所望の体位図形や探触子図形
をその都度いちいち選択してセットすることなく、装置
の扱いが簡単であると共に操作性を向上することができ
る。

また、被検体についてすぐに検査にかかることができ、
診断に要する時間を短縮できることから検査効率を向上
することができる。

さらに、初期設定用メモリ１２内に初期設定データの書
き込み領域を複数設けたり、あるいは初期設定用メモリ
１２を複数個設けると共に、それらの切換手段１４を接
続した場合は、一台の装置を複数の操作者が使用すると
きに、各操作者ごとに自・分が行う検査に合った体位図
形や探触子図形をそれぞれ初期設定することができる。

また、これとは別に、被検体の各診断領域ごとにそれに
応じた体位図形や探触子図形をそれぞれ初期設定するこ
ともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による超音波診断装置の実施例を示すブ
ロック図、第２図は操作器を示す斜視図、第３図は操作
者が行う体位図形及び探触子図形の初期設定の手順を示
すフローチャート、第４図は本発明の第二の実施例を示
すブロック図、第５図は第三の実施例を示すブロック図
、第６図は従来の超音波診断装置を示すブロック図であ
る。 １・・・探触子、　２・・・超音波送受信部、　３・・
・ディジタルスキャンコンバータ　（Ｄ　Ｓ　Ｃ）、　
　４・・・画像メモリ、　５・・・内部メモリ、　６・
・・表示装置。 ７・・・操作器、　８・・・ＣＰＵ、　９・・・トラッ
クボール、　　１０　・・・カーソル移動キー、　　ｌ
ｌａ、１１ｂ・・探触子図形回転キー、　　１２．１２
ａ〜１２ｄ・・初期設定用メモリ、　　１３・・・記憶
キー、　　１４・・・切換手段。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）超音波パルスを送受信する探触子と、この探触子
   からの超音波パルスの送受信を制御する超音波送受信部
   と、この超音波送受信部により得られたエコー信号をデ
   ィジタル化して内部の画像メモリに断層像のデータを書
   き込み読み出すと共に複数種類の被検体体位図形及び探
   触子位置方向図形のデータが格納された内部メモリを有
   するディジタルスキャンコンバータと、このディジタル
   スキャンコンバータからのビデオ信号を表示する表示装
   置と、上記内部メモリに格納されたデータから任意の被
   検体体位図形及び探触子位置方向図形を選択指定する操
   作器とを有する超音波診断装置において、上記ディジタ
   ルスキャンコンバータの内部に、上記操作器の操作によ
   り内部メモリに格納されたデータから選択指定した任意
   の被検体体位図形及び探触子位置方向図形のデータを初
   期設定データとして書き込み読み出す初期設定用メモリ
   を設けたことを特徴とする超音波診断装置。
2. （２）上記初期設定用メモリには初期設定データの書き
   込み領域を複数設けると共に、それぞれの初期設定デー
   タを切り換え指定する切換手段を接続したことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の超音波診断装置。
3. （３）上記初期設定用メモリを複数個設けると共に、そ
   れぞれの初期設定用メモリを切り換える切換手段を接続
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の超音
   波診断装置。