JPS6324843Y2 - - Google Patents

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JPS6324843Y2
JPS6324843Y2 JP1983054953U JP5495383U JPS6324843Y2 JP S6324843 Y2 JPS6324843 Y2 JP S6324843Y2 JP 1983054953 U JP1983054953 U JP 1983054953U JP 5495383 U JP5495383 U JP 5495383U JP S6324843 Y2 JPS6324843 Y2 JP S6324843Y2
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JP
Japan
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axle
frame
wheel
inclined surface
vacuum cleaner
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JP1983054953U
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English (en)
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JPS59160045U (ja
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Priority to JP5495383U priority Critical patent/JPS59160045U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はタイヤ部と車軸部を一体に形成した電
気掃除機の車輪に関するものである。
従来例の構成とその問題点 第1図は従来の電気掃除機におけるタイヤ部と
車軸部を一体に合成樹脂で成形した車輪を掃除機
本体に回転自在に挿入した状態を示す断面図であ
る。すなわち、車軸1はフレーム2の中心部に一
体に成形されて、フレーム表面3とは反対方向へ
突出し、掃除機本体4の軸受5に回転自在に挿入
されるとともに、車軸1の先端部には係止爪6を
突出させて掃除機本体4に引掛けて抜け止めをし
ている。フレーム2の外周部にはタイヤ部7を一
体に形成して床面に接触させ、またフレーム表面
3の中心部分で、しかも車軸1と対応する所には
複数の凹凸部8を設けて、成形時に発生するヒケ
が目立ちにくくなるようにしている。上記従来例
の車輪においては、フレーム表面3に細かな複数
の凹凸部8を設けているので電気掃除機を引回し
ている際に車輪が家具等とと触して凹凸部8が変
形してしまい、外観が悪くなるという欠点があつ
た。また車軸1の根元部の補強のために、車軸1
の肉厚を大きくすると凹凸部8にもヒケの影響が
出てきて凸部が波打ち現象になるために、充分な
肉厚の補強ができなくて強度ができなくて強度が
弱いという欠点があつた。
考案の目的 本考案はこのような従来の欠点を解消したもの
で、成形性がよく、外観性のよい電気掃除機の車
輪を提供することを目的とする。
考案の構成 本考案は車輪のフレーム部の略中央部分に傾斜
面を有する凹部を設け、車軸の肉厚部分をこの傾
斜面部に位置させることによりヒケにより外観が
悪くなるのを防止するとともに、車軸根元の肉厚
の補強も充分なものにして強度向上を行うもので
ある。
実施例の説明 以下その実施例を添付図面とともに説明する。
第2図〜第5図において、10は合成樹脂で成形
した車輪で、略中央部に円筒形状の車軸11を一
体に設けて、掃除機本体12から外方に突出させ
た円筒状の軸受13に回転自在に嵌合させてい
る。14は車輪10のフレームで、外周部にはタ
イヤ部15を一体に設け、床面と接触させるよう
にしている。16はフレーム14の中心部に形成
した凹部で、フレーム表面17よりも凹状となる
ように傾斜面18を介して設けてある。そして、
前記車軸11の根元部19は傾斜面18の裏側に
位置するように設定して、上記車軸11の外周部
20と内周部21はフレーム裏面22に一体に連
続するが、同車軸11の先端部23からの深さは
内周部21側の方が、外周部20側よりも残くな
るようにしている。24は車軸11の先端部23
の一部に一体に設けた係止部で、軸受13の奥端
縁に係止して車輪10が外れないようにしてい
る。
上記構成において、車軸11の係止部24はア
ンダーカツト部となつており、金型を単に2分割
する方式では車輪10を成形することは不可能で
ある。したがつて、係止部24を成形するにはス
ライドコアーを使つてアンダーカツトになる部分
だけ移動して離形する構造となつている。車軸1
1の内周部21も金型に入り込んでおり、金型か
ら離形して車輪10を取り出すが、本実施例では
フレーム14に凹部16を設け、この凹部16の
裏面に内周部21を位置させたので、内周部21
の車軸11の先端部23からの深さは凹部16を
形成した分だけ浅くなり、金型からの離形抵抗が
減少される。通常の合成樹脂の成形の場合、金型
から部品を離形する時点においては、樹脂が完全
に固まつていないため実施例のような車軸11を
離形する場合にはフレーム表面17の樹脂が車軸
11方向へ引張られてヒケ現象が大きくなるが、
本実施例では上述したように離形抵抗が少なくな
るため、ヒケ現象を防止できる効果がある。
また車輪10は床面上を回転移動するものであ
るが、時には掃除機本体毎床面の上に激しく落下
させられることもあり、車輪10の強度も充分強
いものでなければならない。本実施例の場合、車
輪10に掃除機本体12の衝撃力が加わると、車
軸11には矢印a方向に力が加えられて車軸11
の外周部20根元にはb方向にせん断力が作用す
るが、外周部20の根元よりも内周部21の根元
側を先端部23より浅くしているので、車軸11
の肉厚はc寸法であるが実際せん断力に対する破
断面の肉厚はdとなり、引張力とせん断力に対し
強い強度が得られる。また本実施例では傾斜面1
8の変曲点eは内周部21の直径よりも外側に位
置させるようにしたので、車軸11の肉厚部分の
一部は必ず傾斜面18の裏側に位置することにな
り、たとえ若干のヒケが発生しても傾斜面18が
変曲点e部に表れるため、非常に目立ちにくく外
観性にあまり影響を与えない。
考案の効果 上記実施例から明らかなように、本考案は車輪
フレーム表面に傾斜面を持つ凹部を設け、この傾
斜面の裏面に車軸の一部が位置するようにしたの
で、金型からの車輪の離形が良くなつて車軸部分
を引張る力が弱まりヒケの発生を防止して外観性
を良くする効果がある。また成形条件のばらつき
によりヒケが多少発生したとしても、傾斜面か凹
部の変曲点に位置するために、外観上はほとんど
影響を与えることがなく見栄えが良い効果を有し
ている。さらに車軸の根元の肉厚が実質的に厚く
なつて車軸のせん断、引張りに対する強度を増加
させることができるとともに、反対に従来と同様
の強度で良いならば、車軸の肉厚を減少して部品
の使用材料を減らせるとともに、ヒケに対してよ
り有利となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車輪構造を示す断面図、第2図
は本考案の一実施例における車輪を使用した電気
掃除機の斜視図、第3図は本考案の実施例の車輪
の断面図、第4図、第5図は第3図の部分拡大断
面図である。 11……車軸、13……軸受、14……フレー
ム、16……凹部、17……フレーム表面、18
……傾斜面、20……外周部、21……内周部、
24……係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームを合成樹脂で成形するとともに、同フ
    レームの略中央部に位置し、フレーム表面より傾
    斜面を介して略円形状に凹設した凹部と、フレー
    ムの裏面側に一体に突出させ、外周部と内周部を
    有した略円筒状の車軸と、車軸を回転自在に支持
    する軸受に係止し、その車軸の先端部に設けた係
    止部とを有し、車軸の肉厚部の少なくとも一部は
    前記傾斜面の裏面に連設し、かつこの車軸の先端
    部から根元までの深さは外周部よりも内周部が浅
    くなるようにした電気掃除機の車輪装置。
JP5495383U 1983-04-13 1983-04-13 電気掃除機の車輪装置 Granted JPS59160045U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5495383U JPS59160045U (ja) 1983-04-13 1983-04-13 電気掃除機の車輪装置

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JP5495383U JPS59160045U (ja) 1983-04-13 1983-04-13 電気掃除機の車輪装置

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JPS59160045U JPS59160045U (ja) 1984-10-26
JPS6324843Y2 true JPS6324843Y2 (ja) 1988-07-07

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ID=30185281

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JP5495383U Granted JPS59160045U (ja) 1983-04-13 1983-04-13 電気掃除機の車輪装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0824638B2 (ja) * 1990-05-31 1996-03-13 松下電器産業株式会社 電気掃除機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4323159Y1 (ja) * 1966-06-29 1968-10-01

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JPS4323159Y1 (ja) * 1966-06-29 1968-10-01

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JPS59160045U (ja) 1984-10-26

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