JPS63246561A - 無段変速装置 - Google Patents
無段変速装置Info
- Publication number
- JPS63246561A JPS63246561A JP62078847A JP7884787A JPS63246561A JP S63246561 A JPS63246561 A JP S63246561A JP 62078847 A JP62078847 A JP 62078847A JP 7884787 A JP7884787 A JP 7884787A JP S63246561 A JPS63246561 A JP S63246561A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- speed
- output end
- transmission system
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 104
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 73
- 230000009347 mechanical transmission Effects 0.000 claims abstract description 35
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 33
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 9
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 6
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、産業機械や車両等、各種の産業分野で広く利
用可能な無段変速装置に関するものである。
用可能な無段変速装置に関するものである。
[従来の技術]
流体ポンプ/モータを用いた無段変速装置として、いわ
ゆる流体圧伝動装置(HS T)が知られている。しか
しながら、このものは、無段変速性に優れてはいるが、
効率が必ずしも良くなく、速度範囲も満足のいくもので
はない。そのため、かかるH3Tと差動歯車機構とを併
用し、動力の伝達をH8Tと差動歯車機構とに分担させ
ることにより、前記H8Tの無段変速性と、歯車伝動の
高効率性とを共に発揮させ得るようにした無段変速装置
(HMT)が開発されている(参考文献、油圧工学(石
原智男編 朝倉書房)、ピストンポンプモータの理論と
実際(石原貞男 コロナ社))。
ゆる流体圧伝動装置(HS T)が知られている。しか
しながら、このものは、無段変速性に優れてはいるが、
効率が必ずしも良くなく、速度範囲も満足のいくもので
はない。そのため、かかるH3Tと差動歯車機構とを併
用し、動力の伝達をH8Tと差動歯車機構とに分担させ
ることにより、前記H8Tの無段変速性と、歯車伝動の
高効率性とを共に発揮させ得るようにした無段変速装置
(HMT)が開発されている(参考文献、油圧工学(石
原智男編 朝倉書房)、ピストンポンプモータの理論と
実際(石原貞男 コロナ社))。
すなわち、この無段変速装置は、第1、第2、第3の入
出力端を有しその第1の入出力端と第2の入出力端との
間を通過する低速側の機械式伝動系ならびに第1の入出
力端と第3の入出力端との間を通過する高速側の機械式
伝動系を形成する差動歯車機構と、この差動歯車機構の
第2の入出力端に一方の流体ポンプ/モータの入出力軸
を接続するとともに前記第3の入出力端に他方の流体ポ
ンプ/モータの入出力軸を接続しこれら両ポンプ/モー
タによって可変速の流体式伝動系を形成する無段変速機
構゛と、前記低速側の機械式伝動系の伝動端を入力側ま
たは出力側に設けた共通回転要素に接離させる低速側の
クラッチと、前記高速側の機械式伝動系の伝動端を前記
共通回転要素に接離させる高速側のクラッチとを具備し
てなり、前記両クラッチを背反的に切換えることによっ
て、低速モードまたは高速モードのいずれかを選択し得
るように構成されている。そして、従来、前記クラッチ
として、油圧等により切替えられる乾式あるいは湿式の
多板クラッチが使用されている。
出力端を有しその第1の入出力端と第2の入出力端との
間を通過する低速側の機械式伝動系ならびに第1の入出
力端と第3の入出力端との間を通過する高速側の機械式
伝動系を形成する差動歯車機構と、この差動歯車機構の
第2の入出力端に一方の流体ポンプ/モータの入出力軸
を接続するとともに前記第3の入出力端に他方の流体ポ
ンプ/モータの入出力軸を接続しこれら両ポンプ/モー
タによって可変速の流体式伝動系を形成する無段変速機
構゛と、前記低速側の機械式伝動系の伝動端を入力側ま
たは出力側に設けた共通回転要素に接離させる低速側の
クラッチと、前記高速側の機械式伝動系の伝動端を前記
共通回転要素に接離させる高速側のクラッチとを具備し
てなり、前記両クラッチを背反的に切換えることによっ
て、低速モードまたは高速モードのいずれかを選択し得
るように構成されている。そして、従来、前記クラッチ
として、油圧等により切替えられる乾式あるいは湿式の
多板クラッチが使用されている。
[発明が解決しようとする問題点コ
ところが、多板クラッチは、部品点数が多く嵩高いもの
になりがちである。そのため、かかるクラッチをモード
切替部分に組込むと、装置全体の小形、軽量化が難しく
なるという問題がある。また、この種のクラッチは、面
積の大きなりラッチ板同士の滑りを利用して動力の伝達
状態を円滑に切換えるようにしたものであるため、切換
時のエネルギ損失が大きい。そして、このようなもので
はクラッチ板の摩耗が生じ易いため、メンテナンスに手
間がかかるという不具合もある。
になりがちである。そのため、かかるクラッチをモード
切替部分に組込むと、装置全体の小形、軽量化が難しく
なるという問題がある。また、この種のクラッチは、面
積の大きなりラッチ板同士の滑りを利用して動力の伝達
状態を円滑に切換えるようにしたものであるため、切換
時のエネルギ損失が大きい。そして、このようなもので
はクラッチ板の摩耗が生じ易いため、メンテナンスに手
間がかかるという不具合もある。
さらに、このようなもので、モード切替時のショックを
なくすためには、高速クラッチおよび低速クラッチ双方
の伝達トルク(コントロール油圧)を相互に時間的に微
妙にコントロールする必要があり、このための試行錯誤
的調整を要する。そして、切替時のハーフクラッチによ
る発熱、摩耗や油泥(粘度)変化による調整ずれなどの
問題が発生する。また、このようなものでは、トルクや
スピードが大巾に変化する走行条件のすべてに対して最
適な条件をみこすことが困難であるという問題もある。
なくすためには、高速クラッチおよび低速クラッチ双方
の伝達トルク(コントロール油圧)を相互に時間的に微
妙にコントロールする必要があり、このための試行錯誤
的調整を要する。そして、切替時のハーフクラッチによ
る発熱、摩耗や油泥(粘度)変化による調整ずれなどの
問題が発生する。また、このようなものでは、トルクや
スピードが大巾に変化する走行条件のすべてに対して最
適な条件をみこすことが困難であるという問題もある。
本発明は、以上のような問題点をことごとく解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成を採用したものである。
な構成を採用したものである。
すなわち、本発明に係る無段変速装置は、第1、第2、
第3の入出力端を有しその第1の入出力端と第2の入出
力端との間を通過する低速側の機械式伝動系ならびに第
1の入出力端と第3の入出力端との間を通過する高速側
の機械式伝動系を形成する差動歯車機構と、この差動歯
車機構の第2の入出力端に一方の入出力端を接続すると
ともに前記第3の入出力端に他方の入出力端を接続した
無段変速機構と、スリーブの嵌脱により前記低速側の機
械式伝動系の伝動端を入力側または出力側に設けた共通
回転要素に接離させる低速側のシンクロメツシュ式動力
断続機構と、スリーブの嵌脱により前記高速側の機械式
伝動系の伝動端を前記共通回転要素に接離させる高速側
のシンクロメツシュ式動力断続機構と前記スリーブを実
際に作動するまで表方向またはは膜方向に押圧し続けて
前記動力断続機構の嵌脱状態を切替える切替機構とを具
備してなることを特徴とするものである。
第3の入出力端を有しその第1の入出力端と第2の入出
力端との間を通過する低速側の機械式伝動系ならびに第
1の入出力端と第3の入出力端との間を通過する高速側
の機械式伝動系を形成する差動歯車機構と、この差動歯
車機構の第2の入出力端に一方の入出力端を接続すると
ともに前記第3の入出力端に他方の入出力端を接続した
無段変速機構と、スリーブの嵌脱により前記低速側の機
械式伝動系の伝動端を入力側または出力側に設けた共通
回転要素に接離させる低速側のシンクロメツシュ式動力
断続機構と、スリーブの嵌脱により前記高速側の機械式
伝動系の伝動端を前記共通回転要素に接離させる高速側
のシンクロメツシュ式動力断続機構と前記スリーブを実
際に作動するまで表方向またはは膜方向に押圧し続けて
前記動力断続機構の嵌脱状態を切替える切替機構とを具
備してなることを特徴とするものである。
なお、前記シンクロメツシュ式動力断続機構としては、
例えば、車両用のトランスミッションに使用されている
イナーシャロック形のものや、コンスタントロード形の
もつが適用可能である。
例えば、車両用のトランスミッションに使用されている
イナーシャロック形のものや、コンスタントロード形の
もつが適用可能である。
[作用]
このような構成のものであれば、低速モードでは、差動
歯車機構の第1の入出力端と第2の入出力端との間を通
過する低速側の機械式伝動系の伝動端が低速側のシンク
ロメツシュ式動力断続機構を介して出力側または入力側
に設けた共通回転要素に接続され、入力される動力の一
部がこの低速側の機械式伝動系を通して直接に出力され
る。また、残りの動力は、流体伝動機構により形成され
る流体伝動系を通して出力側へ導かれる。
歯車機構の第1の入出力端と第2の入出力端との間を通
過する低速側の機械式伝動系の伝動端が低速側のシンク
ロメツシュ式動力断続機構を介して出力側または入力側
に設けた共通回転要素に接続され、入力される動力の一
部がこの低速側の機械式伝動系を通して直接に出力され
る。また、残りの動力は、流体伝動機構により形成され
る流体伝動系を通して出力側へ導かれる。
また、高速モードでは、差動歯車機構の第1の入出力端
と第3の入出力端との間を通過する高速側の機械式伝動
系の伝動端が高速側のシンクロメツシュ式動力断続機構
を介して前記共通回転要素に接続され、入力される動力
の一部がこの高速側の機械式伝動系を通して直接に出力
される。また、残りの動力は、流体伝動機構により形成
される流体式伝動系を通して出力側へ導かれる。
と第3の入出力端との間を通過する高速側の機械式伝動
系の伝動端が高速側のシンクロメツシュ式動力断続機構
を介して前記共通回転要素に接続され、入力される動力
の一部がこの高速側の機械式伝動系を通して直接に出力
される。また、残りの動力は、流体伝動機構により形成
される流体式伝動系を通して出力側へ導かれる。
そして、前記低速モードから前記高速モードへの切替え
は、次のようにして行われる。すなわち、低速側のシン
クロメツシュ式動力断続機構のみがつながっている状態
で、高速側の機械式伝動系の伝動端の回転速度が低速側
の機械式動力伝動系の伝動端の回転速度に近付いた際に
、高速側のシンクロメツシュ式動力断続機構に接続すべ
き旨の操作を加える。
は、次のようにして行われる。すなわち、低速側のシン
クロメツシュ式動力断続機構のみがつながっている状態
で、高速側の機械式伝動系の伝動端の回転速度が低速側
の機械式動力伝動系の伝動端の回転速度に近付いた際に
、高速側のシンクロメツシュ式動力断続機構に接続すべ
き旨の操作を加える。
すなわち、まず、切替機構により高速側の動力断続機構
のスリーブを嵌方向に適度の力で押圧し続は待機する。
のスリーブを嵌方向に適度の力で押圧し続は待機する。
そうすると、動力断続機構のシンクロナイザ−リングの
作用により前記両伝動端の回転速度が等しくなった瞬間
に前記スリーブが嵌方向に移行し、その高速側のシンク
ロメツシュ式動力断続機構が自動的に接続状態となり、
高速側の機械式動力伝動系の伝動端が共通回転要素に連
結される。しかる後に、いずれかのシンクロメツシュ式
動力断続機構を非接続状態に切替えるには、まず、脱に
すべき動力伝達機構のスリーブを切替機構により親方向
に適度の力で押圧し続けて待機し、ついで、その動力断
続機構の伝達トルクを減少させる方向に前記無段変速機
構の変速比を補正する。そうすると、当該動力断続機構
の伝達トルクが略零になった瞬間にスリーブが親方向に
移行しトルクの伝達が断たれる。
作用により前記両伝動端の回転速度が等しくなった瞬間
に前記スリーブが嵌方向に移行し、その高速側のシンク
ロメツシュ式動力断続機構が自動的に接続状態となり、
高速側の機械式動力伝動系の伝動端が共通回転要素に連
結される。しかる後に、いずれかのシンクロメツシュ式
動力断続機構を非接続状態に切替えるには、まず、脱に
すべき動力伝達機構のスリーブを切替機構により親方向
に適度の力で押圧し続けて待機し、ついで、その動力断
続機構の伝達トルクを減少させる方向に前記無段変速機
構の変速比を補正する。そうすると、当該動力断続機構
の伝達トルクが略零になった瞬間にスリーブが親方向に
移行しトルクの伝達が断たれる。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
本発明に係る無段変速装置は、第1図に概略的に示すよ
うに、第1、第2、第3の入出力端1.2.3を有し、
その第1の入出力端1と第2の入出力端2との間を通過
する低速側の機械式伝動系aならびに第1の入出力端1
と第3の入出力端3との間を通過する高速側の機械式伝
動系すを形成する差動歯車機構4と、この差動歯車機構
4の第2の入出力端2にギヤ5.6を介して一方の流体
ポンプ/モータ7の入出力軸7a(一方の入出力端)を
接続するとともに前記第3の入出力端3に他方の流体ポ
ンプ/モータ8の入出力軸8a(他方の入出力端)をギ
ヤ9.11を介して接続しこれら両ポンプ/モータ7.
8によって可変速の流体式伝動系ASBを形成する無段
変速機構12と、前記低速側の機械式伝動系aの伝動端
を共通回転要素たるセンターボス13に接離させる低速
側のシンクロメツシュ式動力断続機構14と、前記高速
側の機械式伝動系すの伝動端を前記センターボス13に
接離させる高速側のシンクロメツシュ式動力断続機構1
5とを具備している。そして、センターボス13をギヤ
16および17を介して出力軸18に接続している。
うに、第1、第2、第3の入出力端1.2.3を有し、
その第1の入出力端1と第2の入出力端2との間を通過
する低速側の機械式伝動系aならびに第1の入出力端1
と第3の入出力端3との間を通過する高速側の機械式伝
動系すを形成する差動歯車機構4と、この差動歯車機構
4の第2の入出力端2にギヤ5.6を介して一方の流体
ポンプ/モータ7の入出力軸7a(一方の入出力端)を
接続するとともに前記第3の入出力端3に他方の流体ポ
ンプ/モータ8の入出力軸8a(他方の入出力端)をギ
ヤ9.11を介して接続しこれら両ポンプ/モータ7.
8によって可変速の流体式伝動系ASBを形成する無段
変速機構12と、前記低速側の機械式伝動系aの伝動端
を共通回転要素たるセンターボス13に接離させる低速
側のシンクロメツシュ式動力断続機構14と、前記高速
側の機械式伝動系すの伝動端を前記センターボス13に
接離させる高速側のシンクロメツシュ式動力断続機構1
5とを具備している。そして、センターボス13をギヤ
16および17を介して出力軸18に接続している。
差動歯車機構4は、円周方向に等配に設けた複数のプラ
ネタリギヤ21の内側にサンギヤ22を配設するととも
に、外側にリングギヤ23を噛合させてなる遊星歯車式
のものである。そして、前記各プラネタリギヤ21を軸
承するギヤリテーナ24の中心を前記第1の入出力端1
とし、この入出力端1に動力源19に接続される入力軸
25を設けている。また、前記サンギヤ22の支持シャ
フト22aの先端を前記第2の入出力端2とし、この入
出力端2に前記ギヤ5を固着している。さらに、前記リ
ングギヤ23のボス部23aの先端を前記第3の入出力
端3とし、この入出力端3に前記ギヤ9を設けている。
ネタリギヤ21の内側にサンギヤ22を配設するととも
に、外側にリングギヤ23を噛合させてなる遊星歯車式
のものである。そして、前記各プラネタリギヤ21を軸
承するギヤリテーナ24の中心を前記第1の入出力端1
とし、この入出力端1に動力源19に接続される入力軸
25を設けている。また、前記サンギヤ22の支持シャ
フト22aの先端を前記第2の入出力端2とし、この入
出力端2に前記ギヤ5を固着している。さらに、前記リ
ングギヤ23のボス部23aの先端を前記第3の入出力
端3とし、この入出力端3に前記ギヤ9を設けている。
しかして、前記低速側の機械式伝動系aは、前記プラネ
タリギヤ21、サンギヤ22、ギヤ5、ギヤ6、ギヤ2
8およびギヤ29により構成されており、最後のギヤ2
9のボス部29aが、該機械式伝動系aの伝動端として
の役割を担っている。一方、前記高速側の機械式伝動系
すは、前記プラネタリギヤ21とリングギヤ23とから
構成されており、前記リングギヤ23のボス部23aが
該機械式伝動系すの伝動端としての役割をなしている。
タリギヤ21、サンギヤ22、ギヤ5、ギヤ6、ギヤ2
8およびギヤ29により構成されており、最後のギヤ2
9のボス部29aが、該機械式伝動系aの伝動端として
の役割を担っている。一方、前記高速側の機械式伝動系
すは、前記プラネタリギヤ21とリングギヤ23とから
構成されており、前記リングギヤ23のボス部23aが
該機械式伝動系すの伝動端としての役割をなしている。
また、前記無段変速機構12は、可変容量形の流体ポン
プ/モータ7と、可変容量形の流体ポンプ/モータ8と
を通常のH8Tと同様な液圧回路31を介して直列に接
続したものであり、前記流体ポンプ/モータ7の入出力
軸7aを前記サンギヤ22の支持シャフト22aにギヤ
6.5を介して接続するとともに、前記流体ポンプ/モ
ータ8の入出力軸8aをギヤ11.9を介して前記リン
グギヤ23に連結している。なお、32は前記液圧回路
31に接続されたブーストポンプである。
プ/モータ7と、可変容量形の流体ポンプ/モータ8と
を通常のH8Tと同様な液圧回路31を介して直列に接
続したものであり、前記流体ポンプ/モータ7の入出力
軸7aを前記サンギヤ22の支持シャフト22aにギヤ
6.5を介して接続するとともに、前記流体ポンプ/モ
ータ8の入出力軸8aをギヤ11.9を介して前記リン
グギヤ23に連結している。なお、32は前記液圧回路
31に接続されたブーストポンプである。
さらに、低速側のシンクロメツシュ式動力断続機構14
は、−いわゆるイナーシャロック形のもので、前記セン
ターボス13の一端と、前記低速側の機械式伝動系aの
伝動端をなすギヤ29のボス部29aとの間に、ドッグ
ギヤ41と、シンクロナイザリング42とを配設してい
る。ドッグギヤ41は、前記ギヤ29のボス部29aに
固着されており、その外周に尖端部41bを前記センタ
ーボス13方向に向けた歯41aを有している。このド
ッグギヤ41のボス部外周には、センターボス13に向
かって漸次小径となるコーンクラッチ面41cが形成さ
れており、このコーンクラッチ面41cに前記シンクロ
ナイザリング42を摺動可能に嵌合させている。シンク
ロナイザリング42は、その外周に尖端部42・bをセ
ンターボス13に向けた歯42aを有しており、その端
面複数箇所に凹陥部42Cが形成されている。一方、セ
ンターボス13の外周には、前記ドッグクラッチ41の
歯41aおよびシンクロナイザリング42の歯42aと
同一の有効径およびピッチを有したスプライン43が形
成されており、このスプライン43にスリーブ44の内
周に刻設したスプライン45を軸心方向に摺動可能に噛
合させている。
は、−いわゆるイナーシャロック形のもので、前記セン
ターボス13の一端と、前記低速側の機械式伝動系aの
伝動端をなすギヤ29のボス部29aとの間に、ドッグ
ギヤ41と、シンクロナイザリング42とを配設してい
る。ドッグギヤ41は、前記ギヤ29のボス部29aに
固着されており、その外周に尖端部41bを前記センタ
ーボス13方向に向けた歯41aを有している。このド
ッグギヤ41のボス部外周には、センターボス13に向
かって漸次小径となるコーンクラッチ面41cが形成さ
れており、このコーンクラッチ面41cに前記シンクロ
ナイザリング42を摺動可能に嵌合させている。シンク
ロナイザリング42は、その外周に尖端部42・bをセ
ンターボス13に向けた歯42aを有しており、その端
面複数箇所に凹陥部42Cが形成されている。一方、セ
ンターボス13の外周には、前記ドッグクラッチ41の
歯41aおよびシンクロナイザリング42の歯42aと
同一の有効径およびピッチを有したスプライン43が形
成されており、このスプライン43にスリーブ44の内
周に刻設したスプライン45を軸心方向に摺動可能に噛
合させている。
また、このセンターボス13の前記凹陥部42cに対応
する部位には、その端面に開口する切欠溝46が設けら
れており、これら各切欠溝46にシンクロナイザキー4
7がそれぞれ係合させである。
する部位には、その端面に開口する切欠溝46が設けら
れており、これら各切欠溝46にシンクロナイザキー4
7がそれぞれ係合させである。
なお、シンクロナイザキー47の幅寸法は、前記切欠溝
46の周方向の開口幅寸法と略等しい値に設定されてい
る。したがって、これら各シンクロナイザキー47は、
センターボス13の軸心方向および径方向にのみ摺動可
能となっている。各シンクロナイザキー47は、スプリ
ング48により外方に付勢されており、その先端は前記
シンクロナイザリング42の凹陥部42cに挿入されて
いる。各シンクロナイザキー47の外面には凸部47a
が設けてあり、その凸部47aが前記スリーブ44のス
プライン45の内周に設けた浅い四部45aに弾性的に
係合させである。なお、前記スリーブ44の外周には環
状溝44aが形成されており、この環状溝44aに後述
する切替機構61のシフタ62が係合させである。
46の周方向の開口幅寸法と略等しい値に設定されてい
る。したがって、これら各シンクロナイザキー47は、
センターボス13の軸心方向および径方向にのみ摺動可
能となっている。各シンクロナイザキー47は、スプリ
ング48により外方に付勢されており、その先端は前記
シンクロナイザリング42の凹陥部42cに挿入されて
いる。各シンクロナイザキー47の外面には凸部47a
が設けてあり、その凸部47aが前記スリーブ44のス
プライン45の内周に設けた浅い四部45aに弾性的に
係合させである。なお、前記スリーブ44の外周には環
状溝44aが形成されており、この環状溝44aに後述
する切替機構61のシフタ62が係合させである。
このシンクロメツシュ式動力断続機構14の作動を説明
すれば次のようである。第2図および第3図に示す解放
位置では、スリーブ44に設けられたスプライン45の
凹部45aとシンクロナイザキー47の凸部47aとが
係合しており、該シンクロナイザキー47の先端はシン
クロナイザリング42の凹陥部42cに遊嵌している。
すれば次のようである。第2図および第3図に示す解放
位置では、スリーブ44に設けられたスプライン45の
凹部45aとシンクロナイザキー47の凸部47aとが
係合しており、該シンクロナイザキー47の先端はシン
クロナイザリング42の凹陥部42cに遊嵌している。
この状態から、スリーブ44を後述する低速側の切替機
構61により図中右方(嵌方向)に付勢し続けることに
より切替動作を行わせることができる。すなわち、前記
切替機構61の付勢力によりスリーブ44をシンクロナ
イザリング42方向に移動させると、まず、シンクロナ
イザキー47の先端がシンクロナイザリング42の凹陥
部42cの端面42dに当接しく第4図参照)、このシ
ンクロナイザリング42をドッグギヤ41のコーンクラ
ッチ面41’cに押付けることになる。その結果、前記
シンクロナイザリング42が摩擦によりドッグギヤ41
に追従しようとする。その状態からさらに前記スリーブ
44が図中右方に移動させられると、前記シンクロナイ
ザキー42の凸部47aがこのスリーブ44の内周に設
けた凹部45aから外れ、このシンクロナイザキー47
がスリーブ44の内周により内方に押圧される。そのた
め、前記シンクロナイザキー47がさらにドッグギヤ4
1のコーンクラッチ面41cに押付けられることになり
、このシンクロナイザリング42とドッグギヤ41との
間に強力な相対摩擦力が働くことになる。したがって、
前記シンクロナイザリング42がセンターボス13に対
して最も相対偏位した位置、すなわち、凹陥部42cの
内側面がシンクロナイザキー47の側面に当接する位置
にまで付勢される(第5図参照)。そして、この位置で
は、スリーブ44のスプライン45の尖端部45bを形
成する斜面と、前記シンクロナイザリング42の142
aの尖端部42bを形成する斜面とが当接し、スリーブ
44がそれ以上図中右方へ前進するのを阻止している。
構61により図中右方(嵌方向)に付勢し続けることに
より切替動作を行わせることができる。すなわち、前記
切替機構61の付勢力によりスリーブ44をシンクロナ
イザリング42方向に移動させると、まず、シンクロナ
イザキー47の先端がシンクロナイザリング42の凹陥
部42cの端面42dに当接しく第4図参照)、このシ
ンクロナイザリング42をドッグギヤ41のコーンクラ
ッチ面41’cに押付けることになる。その結果、前記
シンクロナイザリング42が摩擦によりドッグギヤ41
に追従しようとする。その状態からさらに前記スリーブ
44が図中右方に移動させられると、前記シンクロナイ
ザキー42の凸部47aがこのスリーブ44の内周に設
けた凹部45aから外れ、このシンクロナイザキー47
がスリーブ44の内周により内方に押圧される。そのた
め、前記シンクロナイザキー47がさらにドッグギヤ4
1のコーンクラッチ面41cに押付けられることになり
、このシンクロナイザリング42とドッグギヤ41との
間に強力な相対摩擦力が働くことになる。したがって、
前記シンクロナイザリング42がセンターボス13に対
して最も相対偏位した位置、すなわち、凹陥部42cの
内側面がシンクロナイザキー47の側面に当接する位置
にまで付勢される(第5図参照)。そして、この位置で
は、スリーブ44のスプライン45の尖端部45bを形
成する斜面と、前記シンクロナイザリング42の142
aの尖端部42bを形成する斜面とが当接し、スリーブ
44がそれ以上図中右方へ前進するのを阻止している。
この状態で、前記ドッグギヤ41と前記センタボス13
との相対的な回転速度差が減少してくると、このドッグ
ギヤ41のコーンクラッチ面41cから前記シンクロナ
イザリング42に作用していた摩擦力が減少することに
なる。そのため、前記ドッグギヤ41と前記センタボス
13との回転が略同期してその摩擦力が略消滅した段階
で、前記スリーブ44が尖端部42b、45bの斜面の
案内作用によってシンクロナイザリング42を摩擦力に
より偏位していた方向と逆の方向に押退けることが可能
となり、スリーブ44が前進してそのスプライン45が
前記ドッグギヤ41のi41 aに噛合することになる
(第6図参照)。
との相対的な回転速度差が減少してくると、このドッグ
ギヤ41のコーンクラッチ面41cから前記シンクロナ
イザリング42に作用していた摩擦力が減少することに
なる。そのため、前記ドッグギヤ41と前記センタボス
13との回転が略同期してその摩擦力が略消滅した段階
で、前記スリーブ44が尖端部42b、45bの斜面の
案内作用によってシンクロナイザリング42を摩擦力に
より偏位していた方向と逆の方向に押退けることが可能
となり、スリーブ44が前進してそのスプライン45が
前記ドッグギヤ41のi41 aに噛合することになる
(第6図参照)。
一方、高速側のシンクロメツシュ式動力断続機構15は
、前記センターボス13の他端と、前記高速側の機械式
伝動系すの伝動端をなすリングギヤ23のボス部23a
との間に、ドッグギヤ51と、シンクロナイザリング5
2とを配設している。
、前記センターボス13の他端と、前記高速側の機械式
伝動系すの伝動端をなすリングギヤ23のボス部23a
との間に、ドッグギヤ51と、シンクロナイザリング5
2とを配設している。
ドッグギヤ51は、前記リングギヤ23のボス部23a
に固着されており、その外周に尖端部51bを前記セン
ターボス13方向に向けた歯51aを有している。この
ドッグギヤ51のボス部外周には、センターボス13に
向かって漸次小径となるコーンクラッチ面51cが形成
されており、このコーンクラッチ面51cに前記シンク
ロナイザリング52を摺動可能に嵌合させている。シン
クロナイザリング52は、その外周に尖端部52bをセ
ンターボス13に向けたff152aを有しており、そ
の端面複数箇所に凹陥部52cが形成されている。一方
、センターボス13の外周には、前記ドッグクラッチ5
1の歯51aおよびシンクロナイザリング52の歯52
aと同一の有効径およびピッチを有したスプライン53
が形成されており、このスプライン53にスリーブ54
の内周に刻設したスプライン55を軸心方向に摺動可能
に噛合させている。また、このセンターボス13の前記
凹陥部52cに対応する部位には、その端面に開口する
切欠溝56が設けられており、これら各切欠溝56にシ
ンクロナイザキー57がそれぞれ係合させである。なお
、シンクロナイザキー57の幅寸法は、前記切欠溝56
の周方向の開口幅寸法と略等しい値に設定されている。
に固着されており、その外周に尖端部51bを前記セン
ターボス13方向に向けた歯51aを有している。この
ドッグギヤ51のボス部外周には、センターボス13に
向かって漸次小径となるコーンクラッチ面51cが形成
されており、このコーンクラッチ面51cに前記シンク
ロナイザリング52を摺動可能に嵌合させている。シン
クロナイザリング52は、その外周に尖端部52bをセ
ンターボス13に向けたff152aを有しており、そ
の端面複数箇所に凹陥部52cが形成されている。一方
、センターボス13の外周には、前記ドッグクラッチ5
1の歯51aおよびシンクロナイザリング52の歯52
aと同一の有効径およびピッチを有したスプライン53
が形成されており、このスプライン53にスリーブ54
の内周に刻設したスプライン55を軸心方向に摺動可能
に噛合させている。また、このセンターボス13の前記
凹陥部52cに対応する部位には、その端面に開口する
切欠溝56が設けられており、これら各切欠溝56にシ
ンクロナイザキー57がそれぞれ係合させである。なお
、シンクロナイザキー57の幅寸法は、前記切欠溝56
の周方向の開口幅寸法と略等しい値に設定されている。
したがって、これら各シンクロナイザキー57は、セン
ターボス13の軸心方向および径方向にのみ摺動可能と
なっている。各シンクロナイザキー57は、スプリング
58により外方に付勢されており、その先端は前記シン
クロナイザリング52の凹陥部52Cに挿入されている
。各シンクロナイザキー57の外面には凸部57aが設
けてあり、その凸部57aが前記スリーブ54のスプラ
イン55の内周に設けた浅い凹部55aに弾性的に係合
させである。なお、前記スリーブ54の外周には環状溝
54aが形成されており、この環状溝54aに後述する
切替機構71のシフタ72が係合させである。
ターボス13の軸心方向および径方向にのみ摺動可能と
なっている。各シンクロナイザキー57は、スプリング
58により外方に付勢されており、その先端は前記シン
クロナイザリング52の凹陥部52Cに挿入されている
。各シンクロナイザキー57の外面には凸部57aが設
けてあり、その凸部57aが前記スリーブ54のスプラ
イン55の内周に設けた浅い凹部55aに弾性的に係合
させである。なお、前記スリーブ54の外周には環状溝
54aが形成されており、この環状溝54aに後述する
切替機構71のシフタ72が係合させである。
すなわち、この高速用のシンクロメツシュ式動力断続機
構15も、後述する高速側の切替機構により付勢され、
前記低速用のものと同様な作用を営んで、動力の断続を
行う。
構15も、後述する高速側の切替機構により付勢され、
前記低速用のものと同様な作用を営んで、動力の断続を
行う。
次いで、前述した両切替機構61.71の構成を説明す
る。
る。
まず、低速側の切替機構61は、先端部を低速側のシン
クロメツシュ式動力断続機構14のスリーブ44に係合
させたシフタ72と、このシフタ72の基端部を保持し
て前記スリーブ44の軸心と平行な方向に進退可能なス
ライドシャフト63と、このスライドシャフト63を図
中左方(親方向)に付勢するスプリング64と、前記ス
ライドシャフト63を図中右方(嵌方向)に付勢するた
めの油圧アクチュエータ65とを具備してなる。
クロメツシュ式動力断続機構14のスリーブ44に係合
させたシフタ72と、このシフタ72の基端部を保持し
て前記スリーブ44の軸心と平行な方向に進退可能なス
ライドシャフト63と、このスライドシャフト63を図
中左方(親方向)に付勢するスプリング64と、前記ス
ライドシャフト63を図中右方(嵌方向)に付勢するた
めの油圧アクチュエータ65とを具備してなる。
油圧アクチュエータ65は、前記スライドシャフト63
を保持するケーシング壁49に該スライドシャフト63
よりも大径なシリンダボア66を形成し、このシリンダ
ボア66の内周に前記スライドシャフト63に一体に形
成したピストン67をスライド可能に嵌合させたもので
、そのシリンダボア66内に形成される圧力室68をソ
レノイドバルブ69を介してタンク91又は定圧油圧源
92に選択的に接続し得るようになっている。
を保持するケーシング壁49に該スライドシャフト63
よりも大径なシリンダボア66を形成し、このシリンダ
ボア66の内周に前記スライドシャフト63に一体に形
成したピストン67をスライド可能に嵌合させたもので
、そのシリンダボア66内に形成される圧力室68をソ
レノイドバルブ69を介してタンク91又は定圧油圧源
92に選択的に接続し得るようになっている。
また、高速側の切替機構71は、先端部を高速側のシン
クロメツシュ式動力断続機構15のスリーブ54に係合
させたシフタ62と、このシフタ62の基端部を保持し
て前記スリーブ54の軸心と平行な方向に進退可能なス
ライドシャフト73と、このスライドシャフト73を図
中右方(膜方向)に付勢するスプリング74と、前記ス
ライドシャフト73を図中左方(表方向)に付勢するた
めの油圧アクチュエータ75とを具備してなる。
クロメツシュ式動力断続機構15のスリーブ54に係合
させたシフタ62と、このシフタ62の基端部を保持し
て前記スリーブ54の軸心と平行な方向に進退可能なス
ライドシャフト73と、このスライドシャフト73を図
中右方(膜方向)に付勢するスプリング74と、前記ス
ライドシャフト73を図中左方(表方向)に付勢するた
めの油圧アクチュエータ75とを具備してなる。
油圧アクチュエータ75は、前記スライドシャフト73
を保持するケーシング壁49に該スライドシャフト73
よりも大径なシリンダボア76を形成し、このシリンダ
ボア76の内周に前記スライドシャフト73に一体に形
成したピストン77をスライド可能に嵌合させたもので
、そのシリンダボア76内に形成される圧力室78をソ
レノイドバルブ79を介してタンク91又は定圧油圧源
92に選択的に接続し得るようになっている。
を保持するケーシング壁49に該スライドシャフト73
よりも大径なシリンダボア76を形成し、このシリンダ
ボア76の内周に前記スライドシャフト73に一体に形
成したピストン77をスライド可能に嵌合させたもので
、そのシリンダボア76内に形成される圧力室78をソ
レノイドバルブ79を介してタンク91又は定圧油圧源
92に選択的に接続し得るようになっている。
なお、81.82は前記スライドシャフト63.73の
端部に設けたマグネット、83.85はマグネット81
.82の接近を感知して切替わる脱位置検出用のリード
スイッチ、84.86は、同じくマグネット81.82
の接近を感知して切替わる表位置検出用のリードスイッ
チである。
端部に設けたマグネット、83.85はマグネット81
.82の接近を感知して切替わる脱位置検出用のリード
スイッチ、84.86は、同じくマグネット81.82
の接近を感知して切替わる表位置検出用のリードスイッ
チである。
また、図中87は、低速側の機械式伝動系aの伝動端の
回転速度を検出するための回転速度検出器、88は高速
側の機械式伝動系すの伝動端の回転速度を検出するため
の回転速度検出器である。
回転速度を検出するための回転速度検出器、88は高速
側の機械式伝動系すの伝動端の回転速度を検出するため
の回転速度検出器である。
次いで、この無段変速装置全体の作動を説明する。
スリーブ44を底位置に保持して低速用のシンクロメツ
シュ式動力断続機構14を接続状態にし、スリーブ54
を脱位置に保持して高速用のシンクロメツシュ式動力伝
達機措15を解放状態にした低速モードでは、前記差動
歯車機構4の第1の入出力端1と第2の入出力端2との
間を通過する低速側の機械式伝動系aを介して入力端と
出力側とが直結され、人力された動力の一部がこの機械
式伝動系aを通して出力軸18に直接に伝達される。
シュ式動力断続機構14を接続状態にし、スリーブ54
を脱位置に保持して高速用のシンクロメツシュ式動力伝
達機措15を解放状態にした低速モードでは、前記差動
歯車機構4の第1の入出力端1と第2の入出力端2との
間を通過する低速側の機械式伝動系aを介して入力端と
出力側とが直結され、人力された動力の一部がこの機械
式伝動系aを通して出力軸18に直接に伝達される。
このとき、第7図に示すように、前記一方の流体ポンプ
/モータ7はモータとして機能し、前記他方の流体ポン
プ/モータ8はポンプとして働く。
/モータ7はモータとして機能し、前記他方の流体ポン
プ/モータ8はポンプとして働く。
すなわち、前記差動歯車機構4の第3の入出力端3の回
転力が前記両ポンプ/モータ7.8間に形成される流体
式伝動系Aを通して前記出力軸18に伝えられる。そし
て、この低速モードにおいては、前記他方の流体ポンプ
/モータ8のポンプ容量を増加させていき、その容量が
最大になった後は、前記一方の流体ポンプ/モータ7の
モータ容量を漸次減少させてい(ことによって、前記入
力軸25の回転に対する前記出力軸18の回転速度が増
大していくことになる。換言すれば、′前記他方の流体
ポンプ/モータ8の容量が零の場合には、差動歯車機構
4の第3の入出力端3が略空転状態になるため、該差動
歯車機構4の第2の入出力端2に接続した出力軸18は
略停止している。そして、前記流体ポンプ/モータ8の
容量を増大させていくのにともなって、前記第3の入出
力端3の回転速度が相対的に減少し、第2の入出力端2
の回転速度が相対的に増大していくことになる。
転力が前記両ポンプ/モータ7.8間に形成される流体
式伝動系Aを通して前記出力軸18に伝えられる。そし
て、この低速モードにおいては、前記他方の流体ポンプ
/モータ8のポンプ容量を増加させていき、その容量が
最大になった後は、前記一方の流体ポンプ/モータ7の
モータ容量を漸次減少させてい(ことによって、前記入
力軸25の回転に対する前記出力軸18の回転速度が増
大していくことになる。換言すれば、′前記他方の流体
ポンプ/モータ8の容量が零の場合には、差動歯車機構
4の第3の入出力端3が略空転状態になるため、該差動
歯車機構4の第2の入出力端2に接続した出力軸18は
略停止している。そして、前記流体ポンプ/モータ8の
容量を増大させていくのにともなって、前記第3の入出
力端3の回転速度が相対的に減少し、第2の入出力端2
の回転速度が相対的に増大していくことになる。
そして、前記低速側の機械式伝動系aの伝動端に接続さ
れたドッグギヤ41と、高速側の機械式伝動系すの伝動
端に接続されたドッグギヤ51との速度が略等しくなっ
た時点で、後述するような切替動作が実行され高速モー
ドに切替わる。
れたドッグギヤ41と、高速側の機械式伝動系すの伝動
端に接続されたドッグギヤ51との速度が略等しくなっ
た時点で、後述するような切替動作が実行され高速モー
ドに切替わる。
この高速モードでは、前記差動歯車機構4の第1の入出
力端1と第3の入出力端3との間を通過する機械式伝動
系すが形成され、入力された動力の一部がこの機械式伝
動系すを通して出力軸18に直接に伝達される。このと
き第7図に示すように、前記一方の流体ポンプ/モータ
7はポンプとして機能し、前記他方の流体ポンプ/モー
タ8はモータとして働く。すなわち、前記差動歯車機構
4の第2の入出力端2の回転力が前記一方の流体ポンプ
/モータ7と前記他方の流体ポンプ/モータ8との間に
形成される流体伝動系Bを通して前記出力軸18に伝え
られる。そして、この高速モードにおいては、前記一方
の流体ポンプ/モータ7のポンプ容量を漸増させ、その
容量が最大になった後は他方の流体ポンプ/モータ8の
モータ容量を漸減させていくことによって、前記入力軸
25の回転速度に対する前記出力軸18の回転速度が増
大していくことになる。
力端1と第3の入出力端3との間を通過する機械式伝動
系すが形成され、入力された動力の一部がこの機械式伝
動系すを通して出力軸18に直接に伝達される。このと
き第7図に示すように、前記一方の流体ポンプ/モータ
7はポンプとして機能し、前記他方の流体ポンプ/モー
タ8はモータとして働く。すなわち、前記差動歯車機構
4の第2の入出力端2の回転力が前記一方の流体ポンプ
/モータ7と前記他方の流体ポンプ/モータ8との間に
形成される流体伝動系Bを通して前記出力軸18に伝え
られる。そして、この高速モードにおいては、前記一方
の流体ポンプ/モータ7のポンプ容量を漸増させ、その
容量が最大になった後は他方の流体ポンプ/モータ8の
モータ容量を漸減させていくことによって、前記入力軸
25の回転速度に対する前記出力軸18の回転速度が増
大していくことになる。
ここで、低速モードから高速モードへ切替わる際の作動
を説明する。ソレノイドバルブ69を励磁位置Iにして
スライドシャフト63を嵌位置に保持するとともに、ソ
レノイドバルブ79を非励磁位置■にしてスライドシャ
フト73を脱位置に保持している場合には、低速側のシ
ンクロメツシュ式動力断続機構14が接続状態にあり、
高速側のシンクロメツシュ式動力断続機構15が解放状
態にある。このような低速モードにおいて、低速側のド
ッグギヤ41の回転速度R7が高速側のドッグギヤ51
の回転速度R2に近くなってその差が設定値Roよりも
小さくなったのを回転速度検出器87.88により検出
した場合に、ソレノイドバルブ79を励磁位置Iに切替
えて油圧アクチュエータ5の圧力室78内に圧液を導入
し、スリーブ54を嵌方向(図中左方)に押圧したまま
で待機する。それによって、前述した同期作用が営まれ
、低速側のドッグギヤ41と一体に回転するセンターボ
ス13に、前記高速側のドッグギヤ51が同期した時点
で、高速側のスリーブ54のスプライン55が高速側の
ドッグギヤ51の歯51aに噛合する。すなわち、高速
側のシンクロメツシュ式動力断続機構15が接続状態と
なる。この状態をリードスイッチ86が閉じることによ
り検知する。そして、前記両動力断続機構15が双方共
に嵌であるのをリードスイッチ84.86により確認し
、しかる後に、ソレノイドバルブ69を非励磁位置■に
切替えて油圧力を消勢させ、スプリング64の付勢力に
よりスリーブ44を親方向(図中左方)に押圧して待機
する。この状態で流体ポンプ/モータ7の押し除は容積
を増方向に補正する。その結果、スリーブ44とドッグ
ギヤ41との間の伝達トルクが減少し、その値が略零に
なった瞬間にスプリングの付勢力がスリーブ44とドッ
グギヤ41との契合力に打勝つことになる。
を説明する。ソレノイドバルブ69を励磁位置Iにして
スライドシャフト63を嵌位置に保持するとともに、ソ
レノイドバルブ79を非励磁位置■にしてスライドシャ
フト73を脱位置に保持している場合には、低速側のシ
ンクロメツシュ式動力断続機構14が接続状態にあり、
高速側のシンクロメツシュ式動力断続機構15が解放状
態にある。このような低速モードにおいて、低速側のド
ッグギヤ41の回転速度R7が高速側のドッグギヤ51
の回転速度R2に近くなってその差が設定値Roよりも
小さくなったのを回転速度検出器87.88により検出
した場合に、ソレノイドバルブ79を励磁位置Iに切替
えて油圧アクチュエータ5の圧力室78内に圧液を導入
し、スリーブ54を嵌方向(図中左方)に押圧したまま
で待機する。それによって、前述した同期作用が営まれ
、低速側のドッグギヤ41と一体に回転するセンターボ
ス13に、前記高速側のドッグギヤ51が同期した時点
で、高速側のスリーブ54のスプライン55が高速側の
ドッグギヤ51の歯51aに噛合する。すなわち、高速
側のシンクロメツシュ式動力断続機構15が接続状態と
なる。この状態をリードスイッチ86が閉じることによ
り検知する。そして、前記両動力断続機構15が双方共
に嵌であるのをリードスイッチ84.86により確認し
、しかる後に、ソレノイドバルブ69を非励磁位置■に
切替えて油圧力を消勢させ、スプリング64の付勢力に
よりスリーブ44を親方向(図中左方)に押圧して待機
する。この状態で流体ポンプ/モータ7の押し除は容積
を増方向に補正する。その結果、スリーブ44とドッグ
ギヤ41との間の伝達トルクが減少し、その値が略零に
なった瞬間にスプリングの付勢力がスリーブ44とドッ
グギヤ41との契合力に打勝つことになる。
そのため、スリーブ44が親方向(図中左方)に移動し
、低速側のシンクロメツシュ式動力断続機構14が解放
状態となる。これにより第3図に示すように、高速側の
シンクロメツシュ式動力断続機構15のみが接続状態と
なり、高速モードとなる。そして、これをリードスイッ
チ83の閉動作により感知することができる。
、低速側のシンクロメツシュ式動力断続機構14が解放
状態となる。これにより第3図に示すように、高速側の
シンクロメツシュ式動力断続機構15のみが接続状態と
なり、高速モードとなる。そして、これをリードスイッ
チ83の閉動作により感知することができる。
高速モードから低速モードに移行する際には、以上の経
過を逆にたどればよい。すなわち、まず、ソレノイドバ
ルブ69を励磁位置Iに切替えてスリーブ44を嵌方向
(図中右方)に押圧し待機する。そうすると、スリーブ
44とドッグギヤ41との速度が一致した瞬間にスリー
ブ44が嵌位置まで移行し低速側のシンクロメツシュ式
動力断続機構14が接続状態となる。それに伴って、リ
ードスイッチ84が閉となる。動力断続機構14.15
が双方共に接続状態であるのをリードスイッチ84.8
6により確認した後に、ソレノイドバルブ79を非励磁
位置に切替えて待機する。そして、流体ポンプ/モータ
7の容積を減方向に補正する。その結果、スリーブ51
とドッグクラッチ51との間のトルクが減少し、その値
が略零になった瞬間にスプリング74の付勢力によりス
リーブ54が親方向(図中右方)に移行し、高速側のシ
ンクロメツシュ式動力断続機構15が解放状態となる。
過を逆にたどればよい。すなわち、まず、ソレノイドバ
ルブ69を励磁位置Iに切替えてスリーブ44を嵌方向
(図中右方)に押圧し待機する。そうすると、スリーブ
44とドッグギヤ41との速度が一致した瞬間にスリー
ブ44が嵌位置まで移行し低速側のシンクロメツシュ式
動力断続機構14が接続状態となる。それに伴って、リ
ードスイッチ84が閉となる。動力断続機構14.15
が双方共に接続状態であるのをリードスイッチ84.8
6により確認した後に、ソレノイドバルブ79を非励磁
位置に切替えて待機する。そして、流体ポンプ/モータ
7の容積を減方向に補正する。その結果、スリーブ51
とドッグクラッチ51との間のトルクが減少し、その値
が略零になった瞬間にスプリング74の付勢力によりス
リーブ54が親方向(図中右方)に移行し、高速側のシ
ンクロメツシュ式動力断続機構15が解放状態となる。
そして、これをリードスイッチ85の閉動作により検知
することができる。
することができる。
このようにして、低速モードと高速モードとの切替えを
行うことができるわけであるが、この装置は、その切替
部分に多板クラッチよりも遥かに部品点数が少なく構造
の簡単なシンクロメツシュ式の動力断続機構14.15
を用いている。そのため、装置全体の小形軽量化を図る
ことができる。
行うことができるわけであるが、この装置は、その切替
部分に多板クラッチよりも遥かに部品点数が少なく構造
の簡単なシンクロメツシュ式の動力断続機構14.15
を用いている。そのため、装置全体の小形軽量化を図る
ことができる。
また、シンクロメツシュ式動力断続機構14.15は多
板クラッチよりも部品の摩耗が少なく、メンテナンスが
容易である。そして、多板クラッチのように多くのクラ
ッチ板同士を滑らせながら接続するというような微妙な
操作が不要である。そのため、スリーブを所要方向に押
圧し続けるようにした簡単な切替機構61.71により
確実に切替えることができるとともに、切替時のエネル
ギ損失を効果的に抑制することができる。
板クラッチよりも部品の摩耗が少なく、メンテナンスが
容易である。そして、多板クラッチのように多くのクラ
ッチ板同士を滑らせながら接続するというような微妙な
操作が不要である。そのため、スリーブを所要方向に押
圧し続けるようにした簡単な切替機構61.71により
確実に切替えることができるとともに、切替時のエネル
ギ損失を効果的に抑制することができる。
しかも、シンクロメツシュ式動力断続機構14.15と
前述した切替機構61.71とを組み合わせたものであ
れば、センターボス13と各伝動系の伝動端23a、2
9aとの回転速度が接近したのを検出して前記切替機構
61.71を作動させ、そのスリーブ44.54を所要
方向に付勢し続けているだけで確実にモードの切替えを
行うことができる。そのため、単なるドッグクラッチを
用いた場合のように、流体ポンプ/モータの容量を高精
度に制御してセンターボスと各伝動系の伝動端との回転
速度が正確に一致した瞬間に切替操作をしなければなら
ないというような制約もない。そのため、比較的精度の
低い安価な回転速度検出器を用いて所望の切替制御を不
具合なく行うことができるものである。
前述した切替機構61.71とを組み合わせたものであ
れば、センターボス13と各伝動系の伝動端23a、2
9aとの回転速度が接近したのを検出して前記切替機構
61.71を作動させ、そのスリーブ44.54を所要
方向に付勢し続けているだけで確実にモードの切替えを
行うことができる。そのため、単なるドッグクラッチを
用いた場合のように、流体ポンプ/モータの容量を高精
度に制御してセンターボスと各伝動系の伝動端との回転
速度が正確に一致した瞬間に切替操作をしなければなら
ないというような制約もない。そのため、比較的精度の
低い安価な回転速度検出器を用いて所望の切替制御を不
具合なく行うことができるものである。
なお、シンクロメツシュ式動力断続機構の構成は、前記
のものに限定されるものではなく、コンスタントロード
形のものを用いる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能である。
のものに限定されるものではなく、コンスタントロード
形のものを用いる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能である。
また、差動歯車機構も、前記のような遊星歯車式のもの
に限られない。
に限られない。
さらに、無段変速機構も、前記実施例のような11ST
方式のものに限定されるものではなく、例えば、トラク
ションドライブ方式のものやベルト方式のもの等であっ
てもよい。
方式のものに限定されるものではなく、例えば、トラク
ションドライブ方式のものやベルト方式のもの等であっ
てもよい。
また、前記実施例では、入力側に差動歯車機構を配した
入力分配方式のものについて説明したが、本発明は、出
力分配方式のものにも同様に適用が可能である。
入力分配方式のものについて説明したが、本発明は、出
力分配方式のものにも同様に適用が可能である。
[発明の効果コ
本発明は、以上のような構成であるから、次のような効
果が得られる。
果が得られる。
まず、嵩の高い多板ディスク等が不要であるため、小形
軽量化が可能である上にメンテナンスが容易である。
軽量化が可能である上にメンテナンスが容易である。
また、ハーフクラッチ的な制御が不要になり、精度の高
い制御機器類を用いることなしに、円滑で無理のないモ
ード切替えを行うことができる。
い制御機器類を用いることなしに、円滑で無理のないモ
ード切替えを行うことができる。
そのため、試行錯誤的な調整を要求されることがない上
に、油温等の変化に起因する調整ずれなどを招くことが
ない。
に、油温等の変化に起因する調整ずれなどを招くことが
ない。
さらに、シンクロメツシュ式動力断続機構と、この機構
の特性にマツチした切替機構とを組み合わせて使用して
いるので、高精度の回転速度検出器等を用いることなし
に、モードの切替えを確実に行うことが可能であり、ま
た、トルクやスピードが大幅に変化する走行条件の下で
も常にショックのない理想的な切替動作を営ませること
ができる。
の特性にマツチした切替機構とを組み合わせて使用して
いるので、高精度の回転速度検出器等を用いることなし
に、モードの切替えを確実に行うことが可能であり、ま
た、トルクやスピードが大幅に変化する走行条件の下で
も常にショックのない理想的な切替動作を営ませること
ができる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は糸路説明図、
第2図はシンクロメツシュ式動力断続機構および切替機
構部分を示す断面図、第3図はシンクロメツシュ式動力
断続機構のシンクロナイザキー配設部分を拡大して示す
部分断面図、第4図〜第6図は作用説明図、第7図は制
御パターンを示す説明図である。 1・・・第1の入出力端 2・・・第2の入出力端3
・・・第3の入出力端 4・・・差動歯車機構12・
・・無段変速機構 13・・・共通回転要素(センターボス)14・・・シ
ンクロメツシュ式動力断続機構15・・・シンクロメツ
シュ式動力断続機構23a・・・伝動端(ボス部) 29a・・・伝動端(ボス部) 61・・・低速側の切替機構 71・・・高速側の切替機構
第2図はシンクロメツシュ式動力断続機構および切替機
構部分を示す断面図、第3図はシンクロメツシュ式動力
断続機構のシンクロナイザキー配設部分を拡大して示す
部分断面図、第4図〜第6図は作用説明図、第7図は制
御パターンを示す説明図である。 1・・・第1の入出力端 2・・・第2の入出力端3
・・・第3の入出力端 4・・・差動歯車機構12・
・・無段変速機構 13・・・共通回転要素(センターボス)14・・・シ
ンクロメツシュ式動力断続機構15・・・シンクロメツ
シュ式動力断続機構23a・・・伝動端(ボス部) 29a・・・伝動端(ボス部) 61・・・低速側の切替機構 71・・・高速側の切替機構
Claims (1)
- 第1、第2、第3の入出力端を有しその第1の入出力端
と第2の入出力端との間を通過する低速側の機械式伝動
系ならびに第1の入出力端と第3の入出力端との間を通
過する高速側の機械式伝動系を形成する差動歯車機構と
、この差動歯車機構の第2の入出力端に一方の入出力端
を接続するとともに前記第3の入出力端に他方の入出力
端を接続した無段変速機構と、スリーブの嵌脱により前
記低速側の機械式伝動系の伝動端を入力側または出力側
に設けた共通回転要素に接離させる低速側のシンクロメ
ッシュ式動力断続機構と、スリーブの嵌脱により前記高
速側の機械式伝動系の伝動端を前記共通回転要素に接離
させる高速側のシンクロメッシュ式動力断続機構と、前
記スリーブを実際に作動するまで嵌方向またはは脱方向
に押圧し続けて前記動力断続機構の嵌脱状態を切替える
切替機構とを具備してなることを特徴とする無段変速装
置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62078847A JP2586034B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 無段変速装置 |
DE87117178T DE3786996T2 (de) | 1986-11-21 | 1987-11-20 | Stufenloses Getriebe. |
CN87107940A CN1015196B (zh) | 1986-11-21 | 1987-11-20 | 无级变速装置 |
US07/123,478 US5071391A (en) | 1986-11-21 | 1987-11-20 | Stepless speed changing hydrostatic transmission |
EP87117178A EP0272461B1 (en) | 1986-11-21 | 1987-11-20 | Nonstep speed change gear |
KR1019870013142A KR920009581B1 (ko) | 1986-11-21 | 1987-11-21 | 무단변속장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62078847A JP2586034B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 無段変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63246561A true JPS63246561A (ja) | 1988-10-13 |
JP2586034B2 JP2586034B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=13673217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62078847A Expired - Lifetime JP2586034B2 (ja) | 1986-11-21 | 1987-03-31 | 無段変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586034B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02300551A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-12-12 | Friedrich Jarchow | ギアシフトクラッチを有する油圧―機械式の負荷切換え用無段変速歯車装置 |
US5329828A (en) * | 1990-07-25 | 1994-07-19 | Clark-Hurth Components S.P.A. | Three-shaft gearbox with dual input motors |
US5388450A (en) * | 1991-03-15 | 1995-02-14 | Clark-Hurth Components S.P.A. | Gearbox with hydrostatic motors particularly for earth-movers |
JP2006266493A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-10-05 | Toyota Motor Corp | 変速機 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP62078847A patent/JP2586034B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02300551A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-12-12 | Friedrich Jarchow | ギアシフトクラッチを有する油圧―機械式の負荷切換え用無段変速歯車装置 |
US5329828A (en) * | 1990-07-25 | 1994-07-19 | Clark-Hurth Components S.P.A. | Three-shaft gearbox with dual input motors |
US5388450A (en) * | 1991-03-15 | 1995-02-14 | Clark-Hurth Components S.P.A. | Gearbox with hydrostatic motors particularly for earth-movers |
JP2006266493A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-10-05 | Toyota Motor Corp | 変速機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2586034B2 (ja) | 1997-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR920009581B1 (ko) | 무단변속장치 | |
US4603596A (en) | Actuation system for transmission synchronizer providing regulated engagement pressure | |
EP0688974B1 (en) | Arrangement of friction couplings and gear trains in a vehicle transmission | |
JPH0210302B2 (ja) | ||
EP1643149B1 (en) | Wet clutch | |
US20040163917A1 (en) | Synchronizer for speed reducer | |
US4261216A (en) | Synchronized transmission | |
JP6585399B2 (ja) | 車両用変速装置 | |
JP2003039960A (ja) | 手動変速機及びその変速制御装置 | |
US20190293129A1 (en) | Frictional coupling device of vehicular power transmitting system | |
JPS63246561A (ja) | 無段変速装置 | |
JP3674253B2 (ja) | 同期装置付き変速機 | |
CN112013108A (zh) | 车辆用动力传递装置 | |
US4329885A (en) | Powershift synchronized transmission | |
EP1258388B1 (en) | Power transmission | |
JPH10331869A (ja) | クラッチの潤滑装置 | |
JP2004211834A (ja) | 多段変速機及びその変速制御装置 | |
GB2122710A (en) | Actuation system for transmission clutch providing engagement pressure controllable according to clutch slip speed | |
US4271724A (en) | Synchronized transmission with torque converter by-pass | |
JP2020063774A (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JP2586018B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP6774539B2 (ja) | 車両用変速装置 | |
US4252222A (en) | Blocker-clutch for synchronized transmission | |
US4252223A (en) | Transmission with blocker-clutch actuator | |
JPS58170925A (ja) | 油圧式自動変速機のクラツチ機構 |