JPS63245665A - 培地を重層もしくは混釈する方法 - Google Patents

培地を重層もしくは混釈する方法

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JPS63245665A
JPS63245665A JP62079470A JP7947087A JPS63245665A JP S63245665 A JPS63245665 A JP S63245665A JP 62079470 A JP62079470 A JP 62079470A JP 7947087 A JP7947087 A JP 7947087A JP S63245665 A JPS63245665 A JP S63245665A
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JP
Japan
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approximately
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JP62079470A
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English (en)
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Kazuo Shiraiwa
和雄 白岩
Kazuhiro Inaba
稲葉 一弘
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ERUMETSUKUSU KK
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ERUMETSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 微生物、高等生物の細胞1組織等(以下、微生物等と言
う)の培養のための固形培地を調製するにあたり、一つ
の培養容器内で異なった組成を有する培地を重層させる
場合、及び培地材料を他の培地材料(例えば化学物質溶
液、栄養物溶液、検定菌懸濁液)で混釈する場合がある
本発明は、培地を重層もしくは混釈する方法に関する。
従来技術 従来、培地を重層するには、下層の培地材料を培養容器
内に注入して、ゲル化させた後、ゲル化していない表層
の培地材料をその上に注入し、表層の培地材料がゲル化
する前に培養容器を人手によって放射方向の様々な角度
に傾け、揺動させて、表層の培地材料を流動、展開させ
、然る後、表層の培地材料をゲル化させていた。又、培
地を混釈する場合にも、培養容器内に複数の培地材料を
注入した後、それらがゲル化する前に培養容器を人手に
よって放射方向の様々な角度に傾け、あるいは放射方向
の様々な方向に揺動させていた。
従来技術の問題点 微生物等のスクリーニングにおいては、同−又は異なっ
た重層培地、混釈培地を多数必要とするが、重層、混釈
を手作業で行う場合には、能率が悪い上に、重層、混釈
が均一に行い得す、また多数の培地で均等に行い得なか
った。
殊に、表層の培地材料、混釈すべき培地材料中に温度に
敏感な材料(例えば、化学反応を起こし易い物質、微生
物等)が含まれている場合には、用いられるゲル化材料
のゲル化温度を越えた比較的狭い温度範囲で注入を行い
、しかもそれらがゲル化する前に、それらを流動、展開
させ、あるいは均一に混釈させなければならない。
例えば、典型的なプレート重層培地では、標準的なシャ
ーレ中に15ccの下層の培地材料を注入し、ゲル化さ
せ後、4aeの表層の培地材料を注入する。この場合に
は、表層は約0.51の厚さとなる。そのように薄い表
層は、重層作業を室温下で行う場合には、表層の培地材
料は急速にゲル化してしまう、また、ゲル化温度前後の
温度下で重層作業を行えば、ゲル化を遅延もしくは阻止
させることが可能であるが、寒天のゲル化温度は30〜
50℃(43℃前後)程度であり、そのような温度下で
、重層を手作業で行うことは作業者に不快感を与え、ま
た場合によっては低温火傷の危険がある。
これを回避するには、培養容器を把持する器具を用、い
なければならない、これは作業の確実性を損ない、能率
を低下さ7せる。
今日、バイオテクノロジーの進歩は目覚ましいものがあ
り、これに伴って微生物等のスクリーニング等のために
、大量の培地を調製する必要がある。それにも拘わらず
、重層培地の調製、培地の混釈は、もっばら手作業に頼
っている。
かかる技術の現状に鑑みて、本発明者は培地の重層、混
釈を機械化する方法を研究し、様々な方法を試みた。
最も単純な方法として、表層の培地材料もしくは混釈す
べき培地材料を容器に注入した後、培養容器の底壁に概
ね直交する回転軸の回りで、培養容器を高速回転させる
方法を試みたが、これは培地材料を飛散させ、又遠心分
離させる傾向があり、望ましくないことが判った。
また、表層の培地材料もしくは混釈すべき培地材料を培
養容器に注入した後、培養容器を概して水平な平面上で
往復運動させてみたところ、第4図aに示したように、
表層はシャーレ1の直径方向に、ある幅を持った領域2
に流動、展開したが、その両側の半月形の領域3には流
動、展開しなかった。
この問題を解決するために、培養容器を、概して水平な
平面上で概して直交する2方向で往復運動させてみたと
ころ1、第4図すに示したように、シャーレ1の放射方
向に十文字状の領域2に流動、展開したが、それらに隣
接した4分円状の領域3には流動、展開しなかった。
問題点を解決する手段 本発明においては、培地の重層もしくは混釈にあたり、
表層培地材料もしくは培地材料がゲル化する前に培養容
器を概して垂直な軸の回りで回転させつつ、上記回転軸
と交わる一つの平面上で往復運動を与えるか、上記平面
上の円形軌道に沿って公転運動を与えて、培地を重層も
しくは混釈する。毎秒1回転前後の回転、約10輸餉の
振幅で毎秒1〜20往復の往復運動又は毎秒1〜20回
の公転周期であって良い、培地材料の流動性によって運
動条件は変化するが、重層の場合には約2秒、混釈の場
合には約10秒で満足な結果が得られる。
回転軸を、垂直方向から傾斜させること、あるいは傾斜
方向、角度を変化させることにより流動、混釈速度を調
整することも可能である。
実  施  例 第1図は、本発明の方法を実施する装置を示す模式的な
斜視図である。装y110は、頂部に吸盤11を持った
回転軸12を、該軸の中心の回りで矢印Aの方向に回転
可能に支持体13上に支持し、該支持体13を一つの平
面上で矢印Bの方向に往復させる揺動アーム14を備え
ている。シャーレlの底壁は、吸盤11によって吸着さ
れて、回転軸を回転させつつ、揺動アーム14を往復運
動させることにより、シャーレ1内の培地材料を重層さ
せ、混釈することができる。
上記回転軸12は、垂直方向に配置しても良く、あるい
は垂直方向から傾斜させても良い、あるいは更に、回転
軸12が回転している間に、回転軸の傾斜方向、角度を
変化させて、流動速度スは混釈速度を調整することが可
能である。流動速度の調整は回転軸の回転速度を高める
ことによっても可能ではあるが、上述の遠心分離作用が
生じるような速度以下に留とめなければならない、従っ
て、回転運動は、どちらかと言えば往復運動、及び傾斜
による培地材料の流動の効果を、放射方向に分散させる
ために利用するのが良い。
第2図は、本発明の方法を実施する他の装置20を示す
模式的斜視図である。矢印Bの方向に往復運動するアー
ム21は、シャーレ1を受は入れるU字状の凹部を有し
、そのU字状の凹部には一対のアイドルローラ22が設
けられている。アーム21に対して矢印Cの方向に移動
可能な回転駆動手段23が設けられて、矢印Aの方向に
回転するR振部動輪24がシャーレの側壁に押し付けら
れたとき、摩擦駆動輪24及び一対のアイドルローラ2
2との間にはさみつけられたシャーレ1は、摩擦駆動輪
24によって回転駆動される。この装置においても、シ
ャーレの支持平面を傾斜させることにより、培地材料の
流動速度を調整することができる。
第312は、本発明の方法を実施する更に他の装置30
を示す平面図である。この装置は、第1の回転板31.
第2の回転板32.及び回転駆動手段33とを有する。
第1の回転板31は、その中心部に駆動ギア34を有し
、またその周辺部から立ち上がる側壁の内面にギア歯が
設けられている。
第2の回転板32は、その中央にシャーレ1を受は入れ
る凹部と、その周辺部から立ち上がる側壁の外面に上記
第1の回転板の駆動ギア及び側壁の内面のギア歯とかみ
合うギア歯が設けられている。
必要ならば、第2の回転板32の凹部内でシャーレをは
さんで支持する手段35を設けることができる0回転駆
動手段33が矢印りの方向に回転するとき、第1の回転
板31は矢印Eの方向に回転されて、シャーレを円形軌
道に沿って公転させる。
駆動ギア34が矢印Fの方向に回転するとき、第2の回
転板32は矢印Gの方向に自転する。この公転と自転の
周期を調整することにより、見掛は上シャーレを回転さ
せることなく円形軌道上で運動させることも可能である
。この場合、培地材料は放射方向の揺動運動だけで流動
されるが、その揺動運動のみでは培地材料の十分な流動
が得られない場合には、シャーレが見掛は上回転するよ
う、公転と自転の周期を変化させれば良い、尚、これら
の装置部分を支持する基1:A(図示せず)を水平面か
ら傾斜させることにより、流動速度を調整することもで
きる。
実施例1 標準的なシャーレに、標準的な濃度の無着色の寒天培地
を約16cc注入して、ゲル化させた。
このシャーレの底壁を第1図の装置の吸盤に吸着させ、
ゲル化した培地のほぼ中央に着色した約4eeの同一濃
度の培地材料を注入し、下記の条件で流動、展開させた
注入時の着色培地の温度: 約45℃ 注入環境温度:18℃ 垂 直 軸 の 回 転: 約1回転/秒アームの振幅
:  約10−一 アームの往復:   約2往復/秒 所 要 時 間:    約2秒 無着色の培地上に、約0.2mmの均一な着色培地の層
が形成されていることが確認された。
実施例2 標準的な濃度の無着色の寒天培地材料、染料の水溶液を
用意した。空のシャーレの底壁を第1図の装置の吸盤に
吸着させ、約4ccの染料水溶液と約16ccの寒天培
地材料とをシャーレに注入し、下記の条件で混釈した。
注入時の寒天培地材料の温度; 約45℃注入時の染料
水溶液の温度:  約40°C注入環境温度: 約18
℃ 垂 直 軸 の 回 転:  約1回転/秒アームの振
幅: 約10Illl@ ア − ム の 往 復:  約5往復/秒所要時間;
   約7秒 ゲル化後、得られた培地を観察したところ、均一な色調
と硬度とを持っており、均一な混釈が行なわれたことが
確認された。
実施例3 無着色と染料で着色された2種類の寒天培地材料を用意
した。
実施例2と同様の態様で、これらの培地材料を下記の条
件で混釈した。
注入時の培地材料の温度: 約45℃ 注入環境温度:約18℃ 垂 直 軸 の 回 転: 約1回転/秒ア − ム 
の 振 幅: 約10−輪ア − ム の 往 復: 
約10往復/秒所 要 時 間:    約10秒 ゲル化後、得られた培地を観察しなところ、均一な色調
及び硬度とをもっており、均一な混釈が行なわれたこと
が確認された。
実施例4 染料水溶液の代わりに、有色顔料の懸濁液を用いたこと
以外は実施例2と全く同様にして、混釈を行った。
得られた培地は有色顔料が均一に分散しており、良好な
混釈が行なわれたことを確認できた。
実施例5 無着色と有色顔料を混入した2種類の寒天培地材料を用
いたこと以外は、実施例3と全く同様にして、混釈を行
った。
得られた培地は、有色顔料が均一に分散しており、良好
な、混釈が行なわれたことが確認できた。
実施例6 無着色の液体培地材料及び染料で着色した液体培地材料
を用いたこと以外は実施例2と全く同様にして混釈を行
った。
得られた培地は均一な色調を示し、良好な混釈が行なわ
れたことが確認出来た。
実施例7 標準的なシャーレに、標準的な濃度の無着色の寒天培地
を約16cc注入して、ゲル化させた。このシャーレを
第3図の装置にセットし、ゲル化した培地のほぼ中央に
、約4ccの着色した同一濃度の培地材料を注入し、下
記の条件で流動展開させた。
注入時の着色培地の温度: 約45℃ 注入環境温度=18℃ 公転軌道の半径: 約15e論 公 転 周 期:    約3回転/秒見掛は上の自転
周期:   約2回転/秒所 要 時 間:    約
2秒 発明の効果 以上より、本発明によって、従来は手作業によって行な
われていた培地の重層、混釈が、効率良く機械化できる
ことが明らかである。
しかも、本発明の方法は、第1図〜第3図に示したよう
な簡単な機構を用いて実施可能である。
かかる機構を自動分注装置と組み合わせることにより、
様々な培地を効率良く大量に供給できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を実施する装置の斜視図、 第2図は、本発明の方法を実施する他の装置の斜視図示
、 第3図は、本発明の方法を実施する他の装置の平面図、 第4図a及びbは、本発明の完成に至る経過を説明する
ための、シャーレ上での培地材料の挙動を示す平面図で
ある。 符号の説明 1:シャーレ、2:培地材料の流動、展開した領域、3
;培地材料が流動、展開しなりかった領域、10:装置
、11:吸盤、12:垂直軸、13:支持体、14:揺
動アーム、20:装置、21:アーム、22:アイドル
ローラ、23:回転駆動手段、24:摩擦駆動輪、30
:装置、31:第1の回転板、32:第2の回転板、3
3:回転駆動手段、34:駆動ギア、35:支持手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]培地の重層もしくは混釈にあたり、表層の培地材
    料もしくは混釈すべき培地材料がゲル化する前に、培養
    容器をその底壁に対して概して直交する軸の回りで回転
    させつつ、上記回転軸と交わる平面上での往復運動また
    は上記平面上の円形軌道に沿った公転運動を与え、回転
    の周期と往復運動もしくは公転運動の周期とを調整する
    ことによって、培地材料を流動、展開させることを特徴
    とする培地を重層もしくは混釈する方法。 [2]特許請求の範囲第1項記載の方法において、上記
    回転軸を垂直方向から所望の角度だけ傾斜させることを
    特徴とする培地を重層もしくは混釈する方法。 [3]特許請求の範囲第2項記載の方法において、上記
    回転軸が、培養容器の回転の開始から終了までの間に、
    垂直方向から傾斜し始め、所望の角度まで傾斜した後再
    び垂直に配向されることを特徴とする培地を重層もしく
    は混釈する方法。
JP62079470A 1987-03-31 1987-03-31 培地を重層もしくは混釈する方法 Pending JPS63245665A (ja)

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