JPS63245341A - 吸着面積を可変し得る加工物吸引固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面加工をする色々な板材等を作業台上面に
真空ポンプにより吸引固定する吸着面積を可変し得る加
工物吸引固定装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、樹脂プレートや金属プレート等にネームをはった
り、細工したりする場合、そのプレートを作業台面に固
定しなければならない。

その場合万力や挟着具等を使用すると板面を傷つけ易い
ので、作業台に吸着部を縦或いは横に並列状態に設け、
真空ポンプを採用してプレートを吸着部に吸引固定する
真空チャックと呼ばれる吸引固定装置が採用されている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来の真空チャックは単に吸気溝や吸気孔が穿
設されているに過ぎない為、吸着面より小さいプレート
を吸引固定する場合にはプレートが当接されていない部
分の吸着部も吸引作用が働く為吸引力が低下し、プレー
トの吸引固定が不良となる欠点があった。

このことはプレートの形状が変わっている場合例えば一
部が欠けている状態のプレートや内部に窓が開いている
ようなプレートの場合も同様に吸引固定が不良となる。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は、このような欠点を解決したもので、添付図面
を参照に詳述すると次の通りである。

基台１全面に亘って吸気部２を形成し、この吸気部２よ
り吸気することにより基台１上面に加工物３を吸着固定
せしめる加工物吸引固定装置において、吸気孔４を有す
る吸気部２を夫々独立した小面積に細分して基台１全面
に亘って分散状態に設け、この独立した吸気部２・に各
別に吸気孔４を開閉できる制御装置ａを設けたことを特
徴とするものである。

また、吸気部２の形状を円状にしても良い。

また、吸気部２を縦横に平均に散在せしめても良い。

また、ねじ込みにより吸気孔４を閉じるように形成して
も良い。

また、吸気部２の囲りにクッション材を少し突出状態に
繞設しても良い。

また、基台１全面に亘って吸気部２を形成し、この吸気
部２より吸気することにより基台１上面に加工物３を吸
着固定せしめる加工物吸引固定装置において、吸気孔４
を有する吸気部２を夫々独立した小面積に細分して基台
１全面に亘って分散状態に設け、この独立した吸気部に
各別に吸気孔を開閉できる制御装置を設け、全面に亘っ
て吸気孔７を散在状態に設けた吸着板６を基台１上面に
着脱自在に載置したことを特徴とするものである。

また、吸着板６を透明板としても良い。

〔作用〕

実施例を参照に作用を説明する。

基台１上面に固定しようとする加工物３が当接する部分
の吸気孔４を開き、当接しない部分の吸気孔４を閉じて
（制御装置ａとして特許請求の範囲第２項のねじ込み方
式を採用した場合には、螺子弁体８の回動により開閉を
行う）、基台１上に加工物３を載置し、真空ポンプ５を
作動させて、加工物３を基台１上面に吸引固定する。

加工物３が、シート状の柔和性のあるものの場合には、
基台１上面に吸着板６　（透明板の方が基台１上面を透
視できて便利である。）を載置し、吸着板６の上にシー
ト状の加工物３を載置して、吸引作用を行えば良い。

〔実施例〕

図面は吸気部２を夫々独立した小円状に形成し、この吸
気部２を方眼状に配設し、この吸気部２に吸気孔４を内
装した螺子弁体８を螺入することで吸気孔４を各別に開
閉せしめるように構成した場合を図示している。

第２図は、螺子弁体８を利用した制御装置ａの断面図で
あり、基台１の内部に吸引管９を吸気部２の散在位置に
合わ仕て基盤目状に配し、この交叉部に縦吸引管１０を
穿設し、この縦吸引管１０の上部に径大螺子孔１１を連
設し、この径大螺子孔１１の底部と縦吸引管１０の上開
口部とに角弁座玖を形成し、径大螺子孔１１に螺子弁体
８を螺着し、この螺子弁体８の下部に径小部８゛を設け
、この径小部８′の下端にテーパー状弁部８”を前記角
弁座氏に臨ましめ、螺子弁体８を螺入することにより吸
引作用を遮閉する構造を採用した場合を図示して、吸気
孔４は螺子弁体８の中央縦に穿設され、底部から真横に
開口され、吸引はこの吸気孔４から径小部８°の外周空
隙を通って縦吸引管１０．真空ポンプ５を介して吸引さ
れ、この角弁座丘とテーパー状弁部８″との離反・接触
により吸引通路を開閉して吸引を開停止するもので、確
実に適用できるからゴミが真空ポンプ５側に吸引される
ことがない。

図中符号１３は、嵌着凹部に嵌め込みした吸引作用を高
めるクッションリングであり、１４は加工物３を正確な
位置におくための上下スライド可能な位置決めをする定
規板、肋は止めねじ、１６は給気排気スイッチ、１７は
吸引口、侶は真空ポンプ５に接続した可撓吸引ホース、
Ｗはドライバー溝（プラスでもマイナスでも良い）を図
示している。

〔発明の効果〕

本発明は上述のように構成したから、加工物がどんな大
きさでも、どんな形状でも、加工物が当接される部分の
吸気部のみに吸引力を働かせることができ、それだけ良
好な吸引を行い得ることになり、従って、常に確実に加
工物を吸引固定し得ることになる。

即ち、本発明は吸引作用の働く範囲を１個の吸気部面積
から、基台上面全範囲まで自由にかつ簡単に設定でき、
更に吸引作用の働く面形状をどんな形状にも設定できる
秀れた吸着面積を可変し得る加工物吸引固定装置となる
。

第２の発明は、吸着板を基台上面と加工物の間に介在せ
しめたから、例えばシート状の薄い加工物を吸引固定す
る場合、基台上面に直接載置すると、基台上面の微細な
凹凸によりシート状の薄い加工物に吸気部による凹凸が
形成され、加工物が正確に固定されないというようなこ
ともなく、吸着板の平面性により、加工物は平らに吸引
固定でき、従って、シート状の加工物に正確な作業が行
い得ることになる等秀れた効果を発揮する吸着面積を可
変し得る加工物吸引固定装置となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本装置
の一部を省略した平面図、第２図は本装置の要部の断面
図、第３図は本装置の一部の側面図である。 ａ・・制御装置、１・・基台、２・・吸気部、３・・加
工物、４，７・・吸気孔、６・・吸着板。 昭和６２年３月３０日 ７り凋 ７ｉカ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　基台全面に亘って吸気部を形成し、この吸気部より
   吸気することにより基台上面に 加工物を吸着固定せしめる加工物吸引固定 装置において、吸気孔を有する吸気部を夫 々独立した小面積に細分して基台全面に亘 って分散状態に設け、この独立した吸気部 に各別に吸気孔を開閉できる制御装置を設 けたことを特徴とする吸着面積を可変し得 る加工物吸引固定装置。 ２　吸気部の形状を円状にした特許請求の範囲第１項記
   載の吸着面積を可変し得る加工物吸引固定装置。 ３　吸気部を縦横に平均に散在せしめた特許請求の範囲
   第１項記載の吸着面積を可変し 得る加工物吸引固定装置。 ４　ねじ込みにより吸気孔を閉じるように形成した制御
   装置を採用した特許請求の範囲 第１項記載の吸着面積を可変し得る加工物 吸引固定装置。 ５　吸気部の囲りにクッション材を少し突出状態に繞設
   した特許請求の範囲第１項記載 の吸着面積を可変し得る加工物吸引固定装 置。 ６　基台全面に亘って吸気部を形成し、この吸気部より
   吸気することにより基台上面に 加工物を吸着固定せしめる加工物吸引固定 装置において、吸気孔を有する吸気部を夫 々独立した小面積に細分して基台全面に亘 って分散状態に設け、この独立した吸気部 に各別に吸気孔を開閉できる制御装置を設 け、全面に亘って吸気孔を散在状態に設け た吸着板を基台上面に着脱自在に載置した ことを特徴とする吸着面積を可変し得る加 工物吸引固定装置。 ７　吸着板を透明板とした特許請求の範囲第６項記載の
   吸着面積を可変し得る加工物吸 引固定装置。