JPS63244990A

JPS63244990A - カラ−映像信号処理装置

Info

Publication number: JPS63244990A
Application number: JP7667287A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Mizusawa; 水沢　勉
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-03-30
Filing date: 1987-03-30
Publication date: 1988-10-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的１（産業上の利用分野）この発明はビデオテープレコーダ、テレビジョン受像機
等に用いられるカラー映像信号処理装置に関する。

（従来の技術）最近の映像信号処理回路では、ビデオ信号に対する種々
の制御や、表示タイミングの制御を行なうために、アナ
ログビデオ信号を一旦デジタル化してメモリに記憶する
技術が開発されている。

第３図はこの種の映像信号処理回路である。入力端子１
のコンポジットビデオ信号は、低域フィルタ２、帯域フ
ィルタ３に入力され、輝度信号Ｙと色信号Ｃとに分離さ
れる。

分離された輝度信号Ｙは、クランプ回路４においてクラ
ンプ処理を受けて、アナログデジタル変換器６に供給さ
れる。一方色信号Ｃは、色復調器５　ニオ＆”ＣｖＩｉ
ｌｉ　％　Ｍ　ヲ受ケ、色ｍＦｓ号（Ｒ−Ｙ　）　。

（Ｂ−Ｙ）としてそれぞれアナログデジタル変換器７，
８に供給される。デジタル化されたデジタル輝度信号Ｄ
Ｙ、デジタル色差信号Ｄ　（Ｒ−Ｙ）。

Ｄ　（Ｂ−Ｙ）は、それぞれ一旦メモリ９，１０゜１１
に格納されて、読み出され、それぞれデジタルアナログ
変換器１２，１３．１４に入力される。

そしてデジタルアナログ変換器１２，１３．１４から得
られた輝度信号及び色差信号は、エンコーダ１５に入力
され、コンポジットビデオ信号に復元される。

上記の回路において、クランプ回路４は、輝度信号の直
流値設定のためのものである。このクランプ回路４にお
いては、限られたアナログデジタル変換器６のダイナミ
ックレンジＶｄを有効に使用するために、輝度信号のペ
デスタルレベル以下は切り捨て、ペデスタルから１００
％ホワイトレベルまでがＶｄになるように処理している
。第４図（ａ）〜（Ｃ）は、コンポジットビデオ信号、
分離された輝度信号Ｙ１クランプ処理を受けた輝度信号
を示している。

ところで、アナログ信号をデジタルに変換した場合、デ
ジタルの分解能の有効性から、デジタル信号には多かれ
少なかれ量子化ノイズが存在する。

そして量子化ノイズは、電圧勾配の小さいもの、即ちな
めらかな信号はど目立つという性質がある。

従って、吊子化ノイズは、Ｓ／Ｎの悪い信号よりも良い
信号の方が目立ち、また、カラー信号を含むビデオ信号
よりも白黒信号の方が目立つということになる。

この結果、上記した信号処理回路では、画面の縮小や拡
大、複数画面の合成には都合が良いが、色信号と輝度信
号とを別々に分離処理するために、量子化ノイズを低減
するという意味では不利である。

（発明が解決しようとづる問題点）上記のように、従来の信号処理回路においては、モザイ
ク等の特殊効果や、画面の縮小、画面の合成等を行なう
のには都合が良いが、吊子化ノイズが視覚上大きくなる
。この対策として輝度信号Ｙに、わざとノイズを加輝す
る方法が考えられるが、ノイズ源や加粋回路が必要とな
るばかりか、ノイズによる画質劣化を招きかねない。

また、他の対策として、色信号を含んだコンポジット信
号をそのまま記憶することが考えられるが、色信号はペ
デスタルレベルよりも下にくる場合があり、カラーレベ
ルの大きいものを考慮すると、シンクチップレベルから
１００％ホワイトレベルまでの全てをカバーできるアナ
ログデジタル変換器が必要となり、ダイナミックレンジ
Ｖｄをそれだけ有効に使えなくなるという問題を生じる
。

そこで本発明は、簡単な手段により、画質劣化させるこ
となく量子化ノイズを軽減し、かつアナログデジタル変
換器のダイナミックレンジも有効に使用できるカラー映
像信号処理装置を提供することを目的とする。

［発明の梢成１（問題点を解決するための手段）本発明は、コンポジットビデオ信号を輝度信号と色信号
とに分離し、各々をデジタル変換するにあたって、輝度
信号の分離フィルタの周波数特性を若干の色信号成分を
含んで分離抽出する特性とする。そして、輝度信号処理
系においては、デジクルアナログ変換の後に、残存して
いた色信号成分を除去する手段を設けるものである。

（作　用）上記の手段により、輝度信号、色信号を分離してデジタ
ル変換し、メモリに格納できるので、画像の各種操作の
便利性は何ら損われない。また、輝度信号には、若干の
色信号成分が残ったまま量子化されるので、量子化ノイ
ズが視覚上目立つのを低減できる。また、アナログデジ
タル変換を行なう場合も、変換器のダイナミックレンジ
Ｖｄは、残した色信号成分を若干含めば良いので、ペデ
スタルレベルから少し下がったレベルから１００％ホワ
イトレベルまでがＶｄとなるようにすれば良いので、ア
ナログデジタル変換器の有効ダイナミックレンジをほど
んど変更することなく用いることができる。

（実施例）以下この発明の実施例を図面を参照して説明する。第１
図はこの発明の一実施例であり、入力端子２０のコンポ
ジットビデオ信号は、低域フィルタ２１、帯域フィルタ
２２に入力され、輝度信号Ｙと０信＠Ｃとに分離される
。

分離された′ｕＩ度信号Ｙは、若干の色＠号成分を残留
するように上記低域フィルタ２１の周波数特性が設定さ
れている。第２図（ａ）はコンポジットビデオ信号、同
図（ｂ）は分Ｗ１された輝度信号を示しているが若干の
色信号成分を含んでいる。分離された′Ｒ度信号Ｙは、
クランプ回路２３に入力されて直流値設定される。ここ
で、クランプレベルは、ペデスタルレベルよりも少し下
がったレベルから１００％ホワイテレベルまでがＶ（ｆ
（有効レベル）になるように、＠号しベルが設定される
。

このペデスタルレベルから下げられる吊は、残留色信号
が低域フィルタ２１によってかなり抑圧されており、か
つ信号全体のレベルから比べればわずかであるので、ダ
イナミックレンジＶｄの有効使用をほとんど損うことは
ない。

上記のようにクランプされた輝度信号は、アナログデジ
タル変換器２５にてデジタル信号に変換される。また色
信号は、色復調器２４において復調処理を受け、色差信
号（Ｒ−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）となり、それぞれはアナログ
デジタル変換器２６゜２７に入力される。そして、デジ
タル化されたデジタル輝度信号ＤＹ、デジタル色差信号
Ｄ　（Ｒ−Ｙ）、Ｄ　（Ｂ−Ｙ）はそれぞれ一旦メモリ
２８゜２９．３０に格納され、所定の処理を受けて読み
出される。読み出された各信号は、それぞれデジタルア
ナログ変換器３１，３２．３３でアナログ信号に変換さ
れる。ここで、アナログ変換された輝度１８号は、低域
フィルタ３４において、残留の色信号成分を除去され、
エンコーダ３５に入力される。このエンコーダ３５では
、輝度信号及び色差信号（Ｒ−Ｙ）、（８−Ｙ）を用い
てコンポジットビデオ信号の復元処理がなされる。

ところで、電圧勾配の小さい信号、即ちなめらかな信号
をデジタル信号に量子化したとき、最下位ピットの変化
点が吊子化ノイズとなるが、垂直方向あるいは水平方向
に相関の強い信号の場合、量子化ノイズは視覚上擬似輪
郭となり、見る者に不快感を与える。Ｓ／Ｎの悪い信号
では、垂直相関がくずれるために、量子化ノイズは視覚
上まぎれて目立たなくなる。

従ってカラー映像信号の場合、色信号が上記と同じ理由
で、ある程度の量子化ノイズを低減する役割を果すので
、本発明ではこのことを利用し、輝度信号Ｙにある程度
の色信号成分を残留させるものである。そして、輝度信
号に残されている色信号成分は、メモリ２８から読み出
しアナログ信号に変換した後に、低域フィルタ３４で完
全に除去するようにするものである。

なお上記の実施例では、低域フィルタ２１と帯域フィル
タ２２を完全に独立させて図に示しているが、これに限
らず、クシ形フィルタを用いた分離方式であっても良い
。

［発明の効果］以上説明したように、本発明は簡単な手段によって、信
号の取扱いを不便にすることなく、画質劣化をさせず、
アナログデジタル変換器のダイナミックレンジの有効使
用をほとんど損うことなく量子化ノイズを低減し得るカ
ラー映像信号処理装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す回路図、第２図は第
１図の回路の各部信号波形図、第３図は従来の映像信号
処理回路を示す図、第４図は第３図の回路の各部信号波
形図である。２１・・・低域フィルタ、２２・・・帯域フィルタ、２
３・・・クランプ回路、２４・・・色復調器、２５゜２
６．２７・・・アナログデジタル変換器、２８゜２９．
３０・・・メモリ、３１，３２．３３・・・アナログベ
クトル器、３４・・・低域フィルタ、３５・・・エンコ
ーダ。

Claims

【特許請求の範囲】コンポジットビデオ信号を輝度信号と色信号に分離し、
分離した輝度信号をデジタル変換して一旦メモリに格納
し、また前記色信号を色復調器にて色差信号（Ｒ−Ｙ）
、（Ｂ−Ｙ）に復調して一旦メモリに格納し、各メモリ
から読み出された信号をそれぞれアナログ変換してエン
コーダにて出力コンポジット信号を得るカラー映像信号
処理装置において、前記輝度信号を分離抽出するフィルタとしては色信号成
分を残留させる周波数特性のフィルタ手段とし、前記メ
モリから読み出されたデジタル輝度信号をアナログ変換
して前記エンコーダに供給する系路には、前記残留させ
た色信号成分を除去する低域フィルタを設けたことを特
徴とするカラー映像信号処理装置。