JPS6324465B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6324465B2
JPS6324465B2 JP57212485A JP21248582A JPS6324465B2 JP S6324465 B2 JPS6324465 B2 JP S6324465B2 JP 57212485 A JP57212485 A JP 57212485A JP 21248582 A JP21248582 A JP 21248582A JP S6324465 B2 JPS6324465 B2 JP S6324465B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
corrugated
base material
resin
thermosetting resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57212485A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59103742A (ja
Inventor
Norio Kazama
Kunio Cho
Nobunao Naito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP21248582A priority Critical patent/JPS59103742A/ja
Publication of JPS59103742A publication Critical patent/JPS59103742A/ja
Publication of JPS6324465B2 publication Critical patent/JPS6324465B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車等の乗り物を始めとして、各種
建築物に用いられる内装成形材に関する。
例えば、自動車のルーフトリムやドアトリム等
の内装材として、軽量でかつ比較的加工容易な紙
製段ボールを基材とし、この段ボール基材の一側
ライナー面にウレタンフオーム、ポリエチレンフ
オーム等のクツシヨン材と樹脂表皮とをラミネー
トした樹脂表皮材を接着したものが実開昭53−
13718号等で知られている。
ところで、このような内装材では基材として紙
製段ボールを使用しているため、該基材が表皮材
を貼合していない他側ライナー側から次第に吸湿
する問題がある。即ち、段ボール基材が吸湿した
場合、表皮材を貼合した一側ライナーはこの表皮
材により伸びが抑制される一方、他側ライナーは
伸びの抑制が効かないため、内装材が表皮材側に
彎曲変形して品質感を落してしまう。
そこで、従来、第1図の様に紙製段ボール基材
を熱硬化性樹脂で硬化させて吸湿による彎曲変形
を防止するようにしたものがある。これは、波形
中芯2の両側のライナー3,3に、その抄紙過程
で、あるいは抄紙後に熱硬化性樹脂4を含浸させ
て、これらライナー3,3を加熱、硬化させたも
ので、その一側ライナー3にクツシヨン材6と樹
脂表皮7とからなる表皮材5を接着したものであ
る。
前記段ボール基材1は、図外の熱プレス装置で
所定形状に加熱、加圧成形する際に、波形中芯2
が両側ライナー3,3に含浸した熱硬化性樹脂4
によりこれらライナー3,3と接着し、かつ、該
熱硬化性樹脂4の硬化によつて全体として所定形
状に保形される。
このように紙製段ボール基材1の両側ライナー
3,3を熱硬化性樹脂4で硬化させることによ
り、段ボール基材1の剛性が格段と高まる上、溌
水性があるため吸湿による彎曲変形を確実に防止
できる利点がある。
しかし、このような従来の内装材では、段ボー
ル基材1の両側ライナー3,3に熱硬化性樹脂4
を含浸させるため、該段ボール基材1の重量が増
して、紙製段ボール利用の本来の目的である軽量
化が損なわれてしまう。更に重大なことは、段ボ
ール基材1を熱プレス成形するためには、成形型
温度を熱硬化性樹脂4が硬化し得るに十分な程高
温に、即ち、熱硬化性樹脂4の硬化温度が150℃
〜220℃であるため、成形型の温度はそれ以上に
する必要があり、他方、樹脂表皮材5は、例えば
専ら使用されるPVC表皮の場合、その耐熱温度
は140℃前後であり、このため、表皮材5を段ボ
ール基材1の熱プレス成形と同時に該基材1に接
着することが困難で、段ボール基材1の成形後に
接着剤8で表皮材5を接着せざるを得ない実状に
ある。このため、作業工数が多くかかるばかりで
なく、段ボール基材1の成形型の他に、該段ボー
ル基材1と表皮材5とを接着する成形型が必要と
なり、設備費が高謄して製品のコストアツプを余
儀なくされてしまう。
本発明はかかる従来の実状に鑑み、吸湿による
彎曲変形がなく、かつ、軽量で安価な内装成形材
を提供することを目的とするものである。
以下、本発明の実施例を図面と共に詳述する。
第2図は本発明に用いられる内装材の一実施例
を示し、1は波形中芯2と、その両側のライナー
3,3Aとからなる紙製の段ボール基材で、この
段ボール基材1の一側ライナー3A面に、クツシ
ヨン材6と樹脂表皮7とからなる樹脂表皮材5を
接着してある。
前記段ボール基材1の他側のライナー3は、そ
の抄紙過程で、あるいは抄紙後に熱硬化性樹脂4
を含浸してあり、この他側ライナー3と波形中芯
2とは段ボール基材1の図外の熱プレス装置によ
る加熱、加圧成形時に該ライナー3に含浸した熱
硬化性樹脂4によつて接着される。また、波形中
芯2と一側ライナー3Aとは、熱可塑性樹脂とし
てポリエチレンフイルム等のホツトメルトシート
9によつて段ボール基材1の熱プレス成形時に接
着することができる。
また、この一側ライナー3Aと樹脂表皮材5
も、同様にホツトメルトシート9により段ボール
基材1の熱プレス成形と同時に接着することがで
きる。
即ち、このように外気(又は外部)に晒される
他側ライナー3を熱硬化性樹脂4の含浸ライナー
とすることにより、波形中芯2と一側ライナー3
Aはもとより、該一側ライナー3Aと樹脂表皮材
5の接着にホツトメルトシート9の使用が可能と
なり、段ボール基材1の熱プレス成形と同時に樹
脂表皮材5の接着を行えて1工程で内装成形材を
得ることができるのである。
これは、他側ライナー3の熱硬化性樹脂4を硬
化させるためには、熱プレス装置の成形温度を高
温に設定する必要があるが、上下一対の成形型を
高温にする必要はなく、熱硬化性樹脂4を含浸し
た他側ライナー3に対応する成形型を所定の高温
度に設定すればよい。他方、樹脂表皮材5側では
紙製段ボール基材1が、波形中芯2とその両側ラ
イナー3,3A間の空隙の存在により断熱効果が
あるため、他側ライナー3側の熱が表皮材5にじ
かに伝わることがなく、従つて、該表皮材5側で
はその耐熱温度(140℃前後)以下で、かつ、ホ
ツトメルトシート9の軟化温度(80℃〜120℃)
に保持することは非常に容易である。
この結果、段ボール基材1の一側ライナー3A
にホツトメルトシート9を介して樹脂表皮材5を
重ね合わせて所定の熱プレス装置により加熱、加
圧することにより、他側ライナー3の含浸熱硬化
性樹脂4により該ライナー3と波形中芯2とが接
着すると共に、熱硬化性樹脂4が硬化し、かつ、
波形中芯2と一側ライナー3Aおよび、該ライナ
ー3Aと表皮材5との間に介在したホツトメルト
シート9が伝導熱で軟化乃至溶融し、以つて、全
体として一体に接着することができるのである。
以上の実施例構成によれば、紙製段ボール基材
1の外気に晒される側のライナー3のみを熱硬化
性樹脂4を含浸させて、これを熱硬化した樹脂硬
化ライナーとしてあるので、段ボール基材1の大
幅な重量増大を伴うことがなく、段ボール製内装
材本来の軽量化を損なうことはない。そして、こ
のように、他側のライナー3を樹脂硬化ライナー
としてあるため、自己溌水性と剛性向上によつて
吸湿による彎曲変形を確実に防止できるのであ
る。
尚、中芯2に熱硬化性樹脂を含浸させるとライ
ナー3との接着がより強固となる。
以上のように本発明は、波形中芯とその両側ラ
イナーとからなる紙製の段ボール基材の一側ライ
ナーに樹脂表皮材を接着した構成であつて、前記
段ボール基材の一側のライナーは、波形中芯と熱
可塑性樹脂で接着し、他側ライナーを、熱硬化性
樹脂を含浸させて加熱硬化した樹脂硬化ライナー
とし、該熱硬化性樹脂により波形中芯と接着し、
かつ前記樹脂表皮材の前記段ボール基材への接着
と、該ボール基材の所定形状への成形とを、前記
樹脂表皮材に接する金型の温度と、前記段ボール
基材に接する金型の温度とを、異なつた温度に設
定した熱プレス装置により、同時に行つたことを
特徴とする内装成形材である。
従つて段ボール基材の表皮材非接着側のライナ
ーに溌水性を付与できると共に剛性を高められる
ため、吸湿による全体的な彎曲変形を防止できて
品質感を一段と向上でき、しかも、紙製段ボール
基材利用の本来の目的とする軽量化を損ねるのを
回避できるのである。また、段ボール基材と樹脂
表皮材の接着にホツトメルトシートを利用して、
段ボール基材の熱プレス成形と同時接着が可能と
なるので、作業工数、設備等を軽減できてコスト
ダウンを実現できるという実用上多大な効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内装材を示す断面図、第2図は
本発明に用いられる内装材の一実施例を示す断面
図である。 1…段ボール基材、2…波形中芯、3…他側ラ
イナー(樹脂硬化ライナー)、3A…一側ライナ
ー、4…熱硬化性樹脂、5…樹脂表皮材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 波形中芯とその両側のライナーとからなる紙
    製の段ボール基材の一側ライナーに樹脂表皮材を
    接着した構成であつて、前記段ボール基材の一側
    のライナーは、波形中芯と熱可塑性樹脂で接着
    し、他側ライナーを、熱硬化性樹脂を含浸させて
    加熱硬化した樹脂硬化ライナーとし、該熱硬化性
    樹脂により波形中芯と接着し、かつ前記樹脂表皮
    材の前記段ボール基材への接着と、該段ボール基
    材の所定形状への成形とを、前記樹脂表皮材に接
    する金型の温度と、前記段ボール基材に接する金
    型の温度とを、異なつた温度に設定した熱プレス
    装置により、同時に行つたことを特徴とする内装
    成形材。
JP21248582A 1982-12-03 1982-12-03 内装成形材 Granted JPS59103742A (ja)

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JP21248582A JPS59103742A (ja) 1982-12-03 1982-12-03 内装成形材

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Publication Number Publication Date
JPS59103742A JPS59103742A (ja) 1984-06-15
JPS6324465B2 true JPS6324465B2 (ja) 1988-05-20

Family

ID=16623424

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6417728U (ja) * 1987-07-24 1989-01-30
US5570921A (en) * 1994-06-20 1996-11-05 Brooker; Gregory A. Foldaway plastic corrugated motor vehicle carrying tote

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS548321A (en) * 1977-06-20 1979-01-22 Ikeda Bussan Co Base material for printing interior finish for automobile and its printing method
JPS5748699U (ja) * 1980-09-05 1982-03-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS548321A (en) * 1977-06-20 1979-01-22 Ikeda Bussan Co Base material for printing interior finish for automobile and its printing method
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