JPS63243634A - 暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は部屋等を暖房する暖房装置、詳しくは２以上の
部屋を個別に暖房することができるマルチタイプの暖房
装置に関する。

〈従来の技術〉 主暖房器に燃焼バーナを存するこの種マルチタイプの暖
房装置として、例えば第２図に示す暖房装置がある。こ
の装置は主暖房器１と、他の部屋を暖房するための副暖
房器２とを有する。主暖房器１には燃焼バーナ３が設け
られ、バーナ３の燃焼によって上昇してくる高温空気（
ガス）を温風ファン４で室内に送り出すことにより、該
主暖房器１が置かれるＡ部屋を暖房する。Ａ部屋の暖房
温度調整は温度センサ５にょるＡ部屋の温度情報により
、室温制御回路６を介して燃焼バーナ３の燃焼量を変更
することにより行う。一方副暖房器２は、熱媒体（温水
）の循環路７の一部を瞬間加熱式熱交換器８として前記
主暖房器１の燃焼室９の一部に配置し、瞬間加熱式熱交
換器８で加熱された熱媒体を副暖房器２に循環させるこ
とにより、該副暖房器２の置かれるＢ部屋の暖房を行う
。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが上記従来の暖房装置では、主暖房器１の置かれ
るＡ部屋の温度調整のために、燃焼バーナ３の燃焼量を
変化させると、その燃焼量変化に追従して前記瞬間加熱
式熱交換器８で加熱される副暖房器２用の熱媒体の加熱
量も変更せられてしまい、その結果側暖房器２が置かれ
るＢ部屋の温度調整がＡ部屋の温度調整に従属すること
となり、部屋毎の個別的暖房をうまく行うことができな
い欠点があった。

く目的〉 そこで本発明は上記従来技術の欠点を解消し、マルチタ
イプの暖房装置において、各部屋の暖房調整をそれぞれ
個別に行うことができる暖房装置の提供を目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、熱源を内蔵した主暖房器と、該主暖房器に発
生した熱媒を導いて他の部屋を暖房する１ないし複数個
の副暖房器とを有する暖房装置であって、前記主暖房器
内には前記熱源としての燃焼バーナと、該燃焼バーナに
よってそれ自体も加熱される貯湯型の熱交換缶体とを有
し、主暖房器による暖房は前記燃焼バーナによって加熱
された熱交換缶体から発生する２次的な熱を温風にして
送り出す構成により行い、前記副暖房器による暖房は前
記熱交換缶体内に貯湯されている湯を副暖房器内の放熱
部まで循環させる構成により行うことを基本的特徴とし
ている。

く作用〉 燃焼バーナによる燃料の燃焼により直接的には熱交換缶
体が加熱される。この加熱により、熱交換缶体内に貯え
られている水が加熱されると共に熱交換缶体自体も高温
となる。高温となった熱交換缶体からの２次放熱が温風
にされて主暖房器から室内に送り出される。また熱交換
缶体内に貯湯されている温水が副暖房器まで循環、放熱
されてその部屋の暖房に供される。すなわち本発明では
副暖房器は勿論のこと、主暖房器においてもバーナによ
る燃焼熱が直接暖房に利用されているわけではない。バ
ーナの燃焼熱を一旦熱交換缶体の保有熱に変え、この熱
交換缶体の保有熱を利用して主暖房器及び副暖房器の暖
房熱源としているのである。よって主暖房器と副暖房器
のそれぞれは、熱交換缶体の保有する熱の利用率をそれ
ぞれが調整することにより、相互に独立して暖房調整を
行うことができる。この場合バーナによる燃焼は適当な
一定の燃焼量でもって行えばよく、主暖房器や副暖房器
による暖房調整毎に燃焼量を変更する必要はない。

〈実施例〉 第１図は本発明に係る暖房装置の全体構成図である。主
暖房器１０と副暖房器２０とからなる。副暖房器２０は
主暖房器１０で暖房される部屋以外の他の部屋を暖房す
るのに用いられ、複数の副暖房器２０を主暖房器１０に
組合わせて用いることもできる。

主暖房器１０内にはオイル若しくはガスの燃焼バーナ１
１が設けられ、該バーナ１１の上方に形成される燃焼室
１２を囲繞する形で貯湯型の熱交換缶体１３が設けられ
ている。この熱交換缶体１３による囲繞によって前記燃
焼バーナ１１の燃焼熱が直接熱交換缶体１３以外の所へ
及ぶことはない。熱交換缶体１３は二重容器状のものを
逆さにして配置した形にされ、内外壁間に貯えられた水
が前記バーナ１１により加熱され、貯湯される。熱交換
缶体１３の天井部１３ａの上方には温風吹出し用のファ
ン機構１４が設けられる。熱交換缶体１３の天井部１３
ａ等から二次放熱された熱は前記ファン機構１４のファ
ン１５によって温風とされ、室内に送り出される。１６
は温度センサで、主暖房器１０の置かれる部屋の室温を
検知し、室温制御回路１７を介して前記ファン１５の回
転を停止し、或いは回転数を変更して、室内が設定温度
となるよう調整する。

前記熱交換缶体１３からは副暖房器２０への温水循環路
２１が配設され、該温水循環路２１には温水循環のため
の循環ポンプ２２が設けられている。温水循環路２１の
末端は副暖房器２０内に入り、放熱部２３となっている
。副暖房器２０が置かれる部屋の温度制御は、温度セン
サ２４により室内温度を検知し、室温制御回路２５を介
して前記循環ポンプ２２の作動を停止し、或いはポンプ
２２の吐水量を変更することにより行う。なお循環ポン
プ２２は副暖房器２０内に設けてもよい。

前記熱交換缶体１３内に貯湯される温水の温度は、例え
ば主暖房器及び副暖房器において使用される総熱量に対
応すべく、数段階に切換制御することができるようにさ
れている。缶体３内の温水温度は温度センサ１４で検知
され、それが温水温度制御回路１５内で予め設定された
温度レベルと比較され、その結果バーナ１１の燃焼がオ
ンオフ制御され、或いは燃焼調整される。熱交換缶体３
内の温水温度を一定に調整する場合、前記ファン８が回
転しない場合や、循環ポンプ２２が駆動されていない場
合には、当然熱交換缶体３の熱消費も少ないことから、
バーナ１１による必要加熱量も少なくなる。すなわち温
水温度を一定に保つ場合でも、ファン８やポンプ２２の
使用状態によってバーナ１１の必要燃焼量は変わる。

今、主暖房器１０若しくは副暖房器２０において暖房が
行われる場合、図示しない暖房スイッチのオンによりバ
ーナ１１の燃焼が開始され、熱交換缶体１３が加熱され
、缶体１３内の水が所定温度まで加熱される。そして主
暖房器１０による暖房が行われる場合には、ファン１５
が回転し、熱交換缶体１３から放熱された熱を温風にし
て室内に送り込む。室内の温度調整はファン１５の回転
数を変更することにより行うことができる。一方、副暖
房器２０による暖房が行われる場合には、循環ポンプ２
２が駆動し、熱交換缶体１３内の温水を副暖房器２０の
放熱部２３に循環する。放熱部２３で放熱された熱は図
示しないファン等により室内へ送り込まれる。室内の温
度調整は温水循環の循環量を変更することにより、或い
は図示しないファンの回転数を変更することにより行う
ことができる。

く効果〉 本発明は以上の構成よりなり、燃焼バーナによってそれ
自体も加熱される貯湯型の熱交換缶体を用い、主暖房器
による暖房は燃焼バーナによって加熱された熱交換缶体
から発生する２次的な熱を温風にして送り出す構成によ
り行い、副暖房器による暖房は熱交換缶体内に貯湯され
ている湯を副暖房器内の放熱部まで循環させる構成によ
り行うようにしているので、主暖房器と副暖房器は相互
に影響されることなく、それぞれ独自の暖房調整が可能
となる。すなわち、主暖房器の配置される部屋と副暖房
器の配置される部屋を個別に暖房調整できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施装置の全体構成図、第２図は従来
装置の全体構成図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、熱源を内蔵した主暖房器と、該主暖房器に発生
   した熱媒を導いて他の部屋を暖房する１ないし複数個の
   副暖房器とを有する暖房装置であって、前記主暖房器内
   には前記熱源としての燃焼バーナと、該燃焼バーナによ
   ってそれ自体も加熱される貯湯型の熱交換缶体とを有し
   、主暖房器による暖房は前記燃焼バーナによって加熱さ
   れた熱交換缶体から発生する２次的な熱を温風にして送
   り出す構成により行い、前記副暖房器による暖房は前記
   熱交換缶体内に貯湯されている湯を副暖房器内の放熱部
   まで循環させる構成により行うことを特徴とする暖房器
   。
2. （２）、主暖房器による暖房調節は温風を送り出すファ
   ンの回転数を変更することにより行い、副暖房器による
   暖房調整は熱交換缶体からの温水の循環量を変更するこ
   とにより行う特許請求の範囲第１項記載の暖房装置。