JPS63243394A - ロングギャップ・ロールプレス - Google Patents

ロングギャップ・ロールプレス

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JPS63243394A
JPS63243394A JP63058560A JP5856088A JPS63243394A JP S63243394 A JPS63243394 A JP S63243394A JP 63058560 A JP63058560 A JP 63058560A JP 5856088 A JP5856088 A JP 5856088A JP S63243394 A JPS63243394 A JP S63243394A
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press
roll
gap
jacket
support
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シュタイナー カール
ヨゼフ ミュルナー
クリスチャン シール
ハンス フレーミッヒ
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JM Voith GmbH
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/0209Wet presses with extended press nip
    • D21F3/0218Shoe presses

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  • Paper (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、固定の支持体を有するロングギャップ・プレ
スロールと、対向ロールとを備えるロングギャップ・ロ
ールプレスであって、支持体と対向ロールとの各中心軸
線が、垂直なプレス面内に位置しており、ロングギャッ
プ・プレスロールが、フレキシブルでチューブ状を呈す
る膨張可能なプレスジャケットを有しており、このプレ
スジャケットが、支持体上に回動可能に支承された2枚
の支持ディスクにより、ほぼ円形の回転軌道に沿って案
内されており、かつ、支持体が、プレスジャケットの内
部を貫いて延びており、プレスジャケットの両端部が、
センタリング装置により、支持ディスクと同軸的に結合
されており、支持体のプレス面に対してほぼ対称的に配
置された液力式の圧力室内には、プレス平面と平行に半
径方向に摺動可能なプレスシューが配置されており、こ
のプレスシューが、プレスジャケットの内面に係合する
ようにして、プレスジャケットを対向ロールに圧着する
ことが可能であり、しかもプレスジャケットと対向ロー
ルとの間に、面上のプレスギャップが生じ、処理しよう
とする材料ウェブ、特に脱水しようとする紙料ウェブが
、1本のフェルトベルト、もしくは2本のフェルトベル
トと共に、このプレスギャップを通って案内可能となっ
ている形式のロングギャップ・ロールプレスに関する。
〔従来の技術〕
このような形式のロングギャップ・ロールプレスは公知
であり、次に、関連の公知文献を挙げる。
A0本発明によるロールプレスに関連する文献=(1)
ドイツ連邦共和国特許公開公報第3501635号(対
応アメリカ合衆国特許第4625376号明細書)フオ
イト(Voith) P4164゜(2)ドイツ連邦共
和国特許公開公報第3503240号(対応アメリカ合
衆国特許第4643802号明細書) ’7 オイト(
Voith) P 4174゜B0本発明によるロール
プレスに該当しない文献:(3)ドイツ民主共和国特許
第79919号明細書。
(4)ドイツ連邦共和国特許公報第3030233号。
C0本発明の優先権主張日以後に開示された文献=(5
)ヨーロッパ特許公開公報第0224428号(対応ア
メリカ合衆国特許第4673461号明MIF)。
本発明の形式によるロングギャップ・ロールプレスは、
抄紙機のプレス部に効果的に利用される。
この種のプレスが、通常のロールプレスに比して有利で
ある点は、そのプレスギャップが、走行方向に延長させ
られていることにより、かなり高い脱水効率が得られる
ことである。
上記の文献(1)により公知となっているプレスジャケ
ット、つまり、支持ディスクに固定されたチューブ状の
プレスジャケットを用いた場合には、ジャケット内室が
外部に対して密閉されているので、浸出する潤滑媒体に
よる汚損の危険がない。
このプレスジャケットは、支持ディスクと圧密に結合さ
れており、支持ディスクは、固定の支持体に支承されて
いる。従って、プレスジャケットの内室には、圧搾空気
の供給により、所定の過圧状態を生ずることが可能であ
り、このことは、プレスジャケットの安定した静かな運
転特性を向上させる。
このような運転特性は、プレスジャケットの両端部を、
それぞれ、センタリング装置により支持ディスクに正確
に同心的に結合することによって、更に改善される。こ
のことは、圧搾空気により生じさせられる内圧と相俟っ
て1回転時に、プレスジャケットをプレスシュー上での
み滑動させるか、あるいは、支持体の周りを無接触状態
で回転させる。換言すると、プレスジャケットが回転す
る際に、その上を滑動するような案内部材1例えば条片
を、プレスジャケットの内部に配置する必要がない。
この種のロングギャップ・ロールプレスのプレスギャッ
プ内で生ずるエネルギーは、在来の2本ロールプレスで
生ずるエネルギーよりはるかに大きく、その線力(ライ
ンフォース)の規模は、1000KN/mになる。従っ
て、支持体と対向ロールとからなる機械フレーム内に導
入されるプレス力も、それに応じて高くな名。
この場合に重要なのは(文献(2)から公知となってい
るように)、支持体と、プレスシュー圧力室と、対向ロ
ールとを、対称的に配置することである。このように対
称的に配置すると、プレス力を、少なくともほぼ同一の
面内、つまり、プレス面内で機械フレーム内に導くこと
が保証される。
なお、この場合、プレス面は、常に垂直に位置させられ
ている。例えば、文献(3)及び(4)の対象において
生ずるような傾斜した力の作用方向、または互いにずら
された力の作用方向は、有害な横荷重、もしくは曲げモ
ーメントを生じさせるので、望ましくない。
鉛直なプレス面における前述した力の案内は、プレスシ
ューにおけるスライド面の中心が、プレス面外に位置し
ている場合(例えば、文献(2)による公知例)にも保
証されている。
このようなスライド面のずれは、プレス圧を紙料の走行
方向で非対称的に配合するために役立つ。
つまり、プレスギャップのインレット範囲では、プレス
圧を次第に高めて最大値にまでもたらし。
プレスギャップのアウトレットに達する直前に、プレス
圧を急激に低下させることが所望されるからである。こ
のような措置がとられていれば、プレスギャップのアウ
トレットで紙料ウェブが再加湿されることは回避される
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した公知のロングギャップ・ロールプレスによって
も、その脱水効率の面では、申分のない成果が得られる
が、その他の点で、改良が望まれていることは明らかで
ある。
即ち1本発明の課題とするところは、抄紙機のプレス部
終端位置における紙料の乾燥度を一層高めることによっ
て、後続の加熱による紙料乾燥工程に要するエネルギー
消費量を、より低いものに抑えることである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するべく、本発明においては、冒頭に
述べた形式のロングギャップ・ロールプレスにおいて、
両支持ディスクの回転軸線が、プレス面から材料ウェブ
の走行方向とは反対の方向にずらして配置されている。
〔発明の作用と効果〕
例えば公知文献(2)によれば、従来のプレスジャケッ
トの走行面は(プレスギャップの範囲を別にすれば)、
支持体の軸線を中心にして、ほぼ同心的に配置されてい
る。このような配置形式は。
プレスジャケットが同軸的に固定される両支持ディスク
を、従来は支持体に対して同心的にこの支持体に支承し
ていたことに基いている。従って。
その場合には、互いに同軸的なセンタリング面、および
支承面を有する単純な支承部材を利用することが出来た
しかし、最近行った観察によれば、プレスジャケットの
同心的な走行面を用いた場合、紙料ウェブは、プレスギ
ャップのアウトレットの後方でフェルトベルトから解離
される前に、まだ若干の区間に亘り、プレスジャケット
及びフェルトベルトと共に走行することが判明した。
このような共通した走行区間の距離は、比較的短いとは
言え、またプレス圧が、上述したような紙料走行方向で
非対称的に配合されるにも拘らず。
紙料ウェブが再加湿される危険を免れることは出来ない
しかも、このような再加湿の傾向は、プレスジャケット
が、上述のように膨張され、ひいては、共通する走行区
間の距離が延長されることによって、更に高められるこ
とになる。
このような再加湿の恐れは1本発明による上述の解決手
段によって、申分なく回避される。
本発明の構成形式によれば、プレスジャケットの端部に
固定する支持ディスクは、偏心的に配置される。換言す
れば、互いに偏心的な位置を占めるセンタリング面およ
び支承面を備える支承部材を、支持ディスクのために設
けておく必要がある。
しかし、これを別の観点から見ると、プレスジャケット
の円形回転軌道をずらすことによって1紙料ウェブとプ
レスジャケットとの間で、共に回転するフェルトベルト
から、紙料ウェブを従来よりはるかに噴く解離させるこ
とが可能になる。
換言すると、プレスギャップの後方に位置する紙料ウェ
ブと、フェルトベルトと、プレスジャケットとの共通し
た走行区間が、従来より著しく短縮される。この共通の
走行区間の距離は、しばしばゼロにすることすら可能で
ある。つまり1紙料ウェブを、プレスギャップのアウト
レットで、直ちにフェルトベルトから解離するこができ
る。従って、紙料ウェブの再加湿が、完全に又は少なく
とも殆ど完全に回避される。
そのため1紙料ウェブの乾燥率を、例えば従来の46%
から、48%にまで高めることが可能になる。
プレスジャケットの回転軌道が偏心的に配置されている
にも拘らず、機械フレーム内に伝達しようとするプレス
力は、従来と同じようにほぼプレス′  面内で作用す
る。
紙料ウェブの再加湿を避けるために、ロングギャップ・
ロールプレスにおける紙料ウェブとフェルトベルトとを
、直接プレスギャップのアウトレットのところで分離さ
せることは、既に前掲の文献(3)から公知となってい
る。
しかし、この公知例の場合には、例えば支持ディスクに
固定されるチューブ状のプレスジャケットではなく、ガ
イドロール上に巻掛けられる弾性的なエンドレスベルト
が用いられているので、その走行面は、支持ディスクの
円形周面によって予め与えられているものではない。
このように、エンドレスベルトがガイドロールを介して
案内される場合には、ベルトによって囲まれる内部スペ
ースの両側端が閉鎖されないので、潤滑媒体が外部に浸
出し、ロールプレスが、また場合によっては、通過する
紙料ウェブすらも汚損されかねないという問題がある。
また、公知のロールプレスにおける別の問題として、対
向ロールの回転軸線が、プレスシュー圧力室の中心平面
の傍に配置されているため、不都合な横荷重が生ずるこ
とが挙げられる。
本出願の優先権主張日以後に開示された文献(5)によ
れば、ほぼ円形の軌道に沿って回転するチューブ状のプ
レスジャケットを備えるロングギャップ・ロールプレス
も、公知技術の簡略にある。
この回転軌道の中心点は(本発明による構成と同じよう
に)、断面で見て、プレス平面から紙料走行方向とは逆
の方向にずらされた状態で配置されている。この文献(
5)における一実施例では、プレスジャケットの各端部
で、それぞれ1枚のエンドディスク(33)が支持体上
に回動可能に支承されている。。
しかし、このエンドディスクは、プレスジャケットの支
持ディスクとして用いられるのではなく、むしろ、各エ
ンドディスクは、それぞれ半径方向で撓む継手リング(
35)を介して、プレスジャケット端部に結合されてお
り、それによって、プレスジャケット内室を外部に対し
てtA頌することが達成されているに過ぎない。
この公知例の場合には、圧搾空気を供給することにより
、プレスジャケット内室に過圧状態を生じさせるように
はなってない、いずれにせよ、ある程度の過圧により、
プレスジャケット内室を負荷することは、半径カーで撓
む継手リングによっては許容されない筈である。
また、本発明による構成様式とは異なって、エンドディ
スク(33)は、固定の支持体(32) (38)上に
同軸的に支承されている(アメリカ合衆国特許第467
3461号明細書の第511第7行参照)。
本発明の構成様式によれば、次に列記するような利点を
併せもつことが出来る。
(1)プレスゾーンの外部では、プレスジャケットの回
転行程が、断面で見て、単純な円形の軌導である。
(2)プレスジャケットの内部スペースが、単に外部に
対してシールされており、かつ圧搾空気を供給すること
により、ある程度の過圧で負荷可能であり、この過圧は
、(必要とあらば)かなり高いものにすることも出来る
(3)支持体に対して相対的に偏心支承された両支持デ
ィスク上におけるプレスジャケットのセンタリングと、
プレスジャケットの内室に生じる過圧状態とによって、
回転するプレスジャケットを、スライド条片、またはそ
れに類する部材により、案内する必要がない。
(4)紙料ウェブがプレスギャップから出る際に再加湿
される可能性は、単に、プレスギャップのアウトレット
範囲で、プレス圧が急激に低下せしめられることによっ
てのみ低く抑えられるのではなく、紙料ウェブとプレス
ジャケットとの間のプレスギャップを通過するフェルト
ベルトから、紙料ウェブが極めて迅速に解離されること
によっても、著しく軽減される。
(5)プレスジャケットの走行軌道が、プレスゾーンで
円形形状から偏倚しているにも拘らず、プレスジヤケラ
ットは、プレスシューによって、比較的僅かな機械的負
荷しか受けない。
なおこのとこは、図示の実施例に即して後述する。
本発明によるロールプレスにおいては、通常(従来のよ
うに)、フェルトベルトも紙料ウェブと対向ロールとの
間のプレスギャップを通過する。
この場合、本発明の設定課題を解決する側面的な手段と
して、両フェルトベルトのガイドを、再加湿が回避され
るように、出来るだけ効果的に配置することは言うまで
もない。
この点に関連した詳細な説明、並びに各請求項の特徴に
ついては、以下の実施例の項で述べる。
〔実施例〕
図示のロールプレスにおいて、鉛直なプレス面は、符号
(E)であられされている。このロールプレスは、全体
を符号(15)で示したロングギャップ・プレスロール
と、対向ロール(5)とを備えている。
1字状の横断面形状を呈する支持体(1)は、プレス面
(E)に対してほぼ対称的に配置されている。
換言すれば、少なくとも、支持体(1)の鉛直なウェブ
(1′)が、プレス面(E)を中心として配置されてい
る。
これと同じことは、切欠(2)についても当てはまる6
切欠(2)は、その中に収容されるプレスシュー(3)
のための液力式圧力室を形成している。
フレキシブルで、チューブ状の膨張可能なプレスジャケ
ット(4)は、支持体(1)とプレスシュー(3)との
周りを回転する。液力式の圧力室(2)内に圧力媒体を
供給することにより、プレスシュー(3)をプレスジャ
ケット(4)の内面に押しっけ、これによって、プレス
ジヤケラット(4)を対向ロール(5)に圧着するこが
出来る。
対向ロール(5)の回転軸線(5a)は、対称的な配置
形式を期して、やはり、プレス面(E)内に位置してい
る。プレスシュー(3)は、対向ロール(5)の周面に
整合された凹面状のスライド面(3′)を有しており、
その幅(図示は横断面で見た)は、符号(b)で示され
ている。
支持体(1)を支えるための支承台(6)も、やはり、
プレス面(E)に対して対称的に配置されている。
支承台(6)の中心部には、ジャーナル(7)が配置さ
れており、その中心軸線は、符号(7a)で示されてい
る。なおこの場合、この種のジャーナル及び支承台が、
支持体の両端部にそれぞれ、配置されていることは言う
までもない。
公知文献(1)(アメリカ合衆国特許第4625376
号明細書)の第1図に示された縦断面図は、本発明にお
いてもほぼ適用され、それから明らかなように、支持デ
ィスクの外径寸法は、プレスジャケットの内径寸法より
僅かに小さく、プレスジヤケラットの両端部は、それぞ
れ、支持ディスクのところで、センタリングされている
対向ロール(5)の回転軸線(5a)と、ジャーナル(
7)の中心軸線(7a)とが、プレス面(E)内に位置
しており、ひいては、支持体(1)と、圧力室(2)と
、対向ロール(5)とが、プレス面(E)に対して対称
的に配置されているため、プレス力を伝達する際に、横
荷重が生ずることは避けられる。
また、鉛直な配置形式がとられていることにより、重力
から横荷重が生ぜしぬられることもない。
対向ロール(5)が、図示されたように、ロングギャッ
プ・プレスロール(15)の上方に位置しても 。
よいし、あるいは、ロールの下方に配置することも可能
である。
両ジャーナル(7)には、それぞれ偏心的に構成された
支承部材(8)が設けられている。プレスジャケット(
4)の支持ディスク(9)が、この支承部材(8)に回
動可能に支承されている。
公知文献(1)におけるように、プレスジャケット(4
)は、センタリング装置によって、両支持ディスク(9
)に同軸的に固定されている。なお、このような配置形
式は、プレスジヤケラット(4)と両支持ディスク(9
)との共通した回転軸線(9a)を、矢印(10)で示
すプレスジャケット(4)の走行方向とは逆の方向で、
距離(a)だけプレス面(E)からずらすことによって
達成される(プレスシュー(3)のスライド面(3′)
上におけるプレスジャケット(4)の走行方向が想定さ
れている)。
プレスジャケット(4)が、その上を滑動する組立補助
条片(11)は、これが1組立に際して、支持体(1)
上に軸平行な方向で被せ嵌められる場合、これと全く同
じようにずらして配置される。支持体軸線としてのジャ
ーナル中心軸線(7a)に対して平行に延びるこれらの
組立補助条片(11)は、若干数のステー(lla)(
llb)に固定されている。
冷却兼潤滑液用の吸込通路(12)も、やはり偏心的に
配置されている。この液体を供給するための装置は、符
号(13)で示されている。
本発明において特に重要な点は、プレスジャケット(4
)の走行軌道が1円形の形状から、全く、あるいは極く
僅かしか偏倚していないことである。
これによって、プレスジャケットにより囲繞される内部
スペースを1両端部でシールすることが出来る。
また、本発明において重要なのは、プレスジャケットの
各端部を、直接支持ディスクに固定しておくことである
。これによって、ジャケットの内部スペースを、圧搾空
気で負荷することが可能になる。
図から明らかなように、プレスシュー(3)は、2つの
部分から構成されている。つまり、プレスシュー(3)
は、下部構造体(14)と上部構造体(16)とに分割
されている。
下部構造体(14)は、ピストンとしての機能を有して
おり、その断面で見て、プレス面(E)に対しほぼ対称
的に構成され、圧力室(2)内に配置されている。
これに対し、上部構造体(16)は、スライド面(3′
)を有しており、プレス面(E)に対して非対称的に配
置されている。そのため、断面で見て、インレット側に
延長部(17)を有している。従って。
スライド面(3′)の中心は、プレスジャケット(4)
の走行方向とは逆の方向で、距離(X)だけ、プレス面
(E)からずらされている。
これら2つの距離(a)及び(X)は、互いに調整され
て、上記の延長部(17)を、ほぼプレスジャケット(
4)の回転軌道内に位置させるようになっている。
このような相互関係から得られる本発明の別の利点は明
らかである。従来のプレスシューにおけるこの種の延長
部は、外側に突出させられ、従って、比較的高い負荷を
受けるようになっていたのに対し、本発明では、もはや
そのようなことがない。何故ならば、本発明による延長
部(17)は、プレスジャケット(4)の円形回転軌道
の接線方向に延長させられるからである。これによって
、プレスジャケット(4)のより長い耐用寿命を期待す
ることが出来る。
プレスシュー(3)を案内するとともに、圧力室(2)
をシールするために用いられるシール条片は、符号(1
8)及び(19)で示されており、それぞれ、シール条
片担体を有している。
プレスシュー(3)の上部構造体(16)は、やはり断
面で見て、そのインレット側(延長部(17)のところ
)と、アウトレット側とで、それぞれ丸面取りされてい
る。
脱水しようとするためにプレスギャップを通される紙料
ウェブ(20)は、1点鎖線で示されている。
この紙料ウェブ(20)の両サイドには、それぞれ、1
本の連行されるエンドレスなフェルトベルト、この場合
には、上記フェルト(21)と下位フェルト(22)と
が設けられており1両フェルトは、破線で示されている
なお、簡明を期して、図では紙料ウェブ(20)が、プ
レスギャップを後にしてから、ほぼ水平方向に走行する
ものとされている。プレスジャケット(4)と、これに
所属する支持ディスク(9)とが、偏心的に配置されて
いることに基いて、プレスジャケット(4)は、プレス
ギャップを後にした直後に、比較的急勾配で下方に移行
する。
つまり、本発明による構成に基いて、水平線(図示の例
では、紙料ウェブ(20)によってあられされる、l)
と、プレスギャップのアウトレットのところでプレスジ
ャケット(4)に当接する接線(23)との間の角度(
C)は、比較的大である。従って1紙料ウェブ(20)
と、下位フェルト(22)と、プレスジャケット(4)
とを、プレスギャップのアウトレットから殆ど離れてい
ない個所で、互いに解離することができる。
なお、紙料ウェブ(20)と上位フェルト(21)とに
ついても、これと同じことが当てまける。そのため、プ
レスギャップ内で、紙料ウェブ(20)からフェルト内
に加圧侵入しせめられた水が、プレスギャップを出た後
の紙料ウェブ(20)内に再び逆流するこは、全く(或
いは殆ど)ない。
この状態を最適なものにするためには、資料ウェブ(2
0)とフェルトベルト(21)との間の角度(d)と1
紙料ウェブ(20)とフェルトベルト(22)との間の
角度(e)とを、所定の値、例えばそれぞれ約3度の値
に設定する必要がある。
周知のように、エンドレスのフェルトベルト(21)(
22)は(図から見てとることは出来ない)、ガイドロ
ールに巻掛けられおり、その位置は、前記の各角度(d
)及び(e)が最適な値をとるように規定されている。
これら2つの角度(d)(e)を、互いに等しくしてお
く必要は全くない、フェルトを案内するガイドロールの
少なくとも一つを、必要に応じて、調節可能な軸受に支
承することが可能であり、これによって、運転中に角度
調整を行なうことが出来る。
従って、例えば少なくとも一方の角度(d)又は(e)
を1作業速度の変動に際して、適宜変更することが可能
であり、例えば抄紙機の運転開始に際しては、継続運転
中とは異なる角度(d)又は(e)で作業を行なわせる
ことが出来る。
例えば、紙料ウェブ(20)と下位フェルト(22)と
の間の角度(e)を、比較的小さな値にしておくならば
、下位フェルト(22)と前述した接線(23)との間
の角度が、比較的大きくなるという利点が得られ、これ
によって、空気をプレスギャップのアウトレッドの直後
で下位フェルト(22)の下面に当接させることが保証
される(「後方通気」)。
しかも、このような状況は、紙料ウェブ(20)を、早
期に下位フェルト(22)から解離させるのに役立つ。
上位フェルト(21)の場合にも、事情は同じであって
、上位フェルト(21)は、アウトレットのところで、
対向ロール(5)に引かれた接線(24)と(f)なる
角度を成し、この角度は、やはり上位フェルト(21)
の「後方通気」のために出来るだけ大きな値に設定され
る。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明による口゛ングギャップ・ロールプレスの
横断面図である。 (1)支持体       (1′)ウェブ(2)切欠
        (3)プレスシュー(3′)スライド
面     (4)プレスジャケット(5)対向ロール
     (5a)回転軸線(6)支承台      
 (7)ジャーナル(7a)中心軸線      (8
)支承部材(9)支持ディスク (10)プレスジャケットの走行方向を示す矢印(11
)組立補助条片    (lla) (llb)ステー
(12)吸込通路      (13)冷却兼潤滑媒体
の供給装置(14)プレスシューの下部構造体 (15)ロングギャップ・プレスロール(16)プレス
シューの上部構造体 (17)上部構造体の延長部 (18) (19)シー
ル条片(20)紙料ウェブ     (21)上位フェ
ルト(22)下位フェルト    (23) (24)
接線(a)距@        (b)幅 (c)(d)(e)(f)角度  (E)プレス面(X
)距離

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)定置の支持体(1)を有するロングギャップ・プ
    レスロール(15)と、その対向するロール(5)とを
    備えるロングギャップ・ロールプレスであって、(a)
    支持体(1)と対向ロール(5)との各中心軸線(7a
    )(5a)が、垂直のプレス面(E)内に位置しており
    、 (b)ロングギャップ・プレスロール(15)が、フレ
    キシブルでチューブ状を呈する膨張可能なプレスジャケ
    ット(4)を有しており、このプレスジャケット(4)
    が、支持体(1)上に回動可能に支承された2枚の支持
    ディスク(9)により、ほぼ円形の回転軌道に沿って案
    内されており、かつ、支持体(1)が、プレスジャケッ
    ト(4)の内部を貫いて延びており、 (c)プレスジャケット(4)の両端部が、センタリン
    グ装置により、支持ディスク(9)と同軸的に結合され
    ており、 (d)支持体(1)のプレス面(E)に対してほぼ対称
    的に配置された液力式の圧力室(2)内には、プレス面
    (E)と平行に半径方向摺動可能なプレスシュー(3)
    が配置されており、このプレスシュー(3)は、プレス
    ジャケット(4)の内面に係合するようにしてプレスジ
    ャケット(4)を対向ロール(5)に圧着することが可
    能であり、かつ、プレスジャケット(4)と対向ロール
    (5)との間には、面状のプレスギャップ(b)が生じ
    、処理しようとする材料ウェブ、特に脱水しようとする
    紙料ウェブ(20)が、1本のフェルトベルト(22)
    、もしくは2本のフェルトベルト(21)(22)と共
    に、このプレスギャップ(b)を通って案内しうるよう
    になっているものにおいて、 (e)両支持ディスク(9)の回転軸線(9a)が、プ
    レス面(E)から材料ウェブ(20)の走行方向とは反
    対の方向にずらされた位置を占めていることを特徴とす
    るロングギャップ・ロールプレス。
  2. (2)プレスジャケット(4)のための軸線と平行な組
    立補助条片(11)が、支持体(1)に設けられており
    、この組立補助条片(11)が、プレスジャケット(4
    )の内面から所定の間隔をおいて、支持体全長に亘って
    延びており、かつ組立補助条片(11)の全体が、その
    横断面で見て、プレスジャケット(4)の回転軸線(9
    a)に対して対称的に、つまりプレス面(E)に対して
    偏心的に配置されていることを特徴とする請求項(1)
    記載のロングギャップ・ロールプレス。
  3. (3)プレスシュー(3)が、プレスジャケット(4)
    の内面に接するスライド面(3′)を有しており、かつ
    断面で見て、スライド面(3′)がプレス面(E)から
    ずらされており、しかも、プレスギャップを通過するプ
    レスジャケット(4)の走行方向とは反対の方向にずら
    して配置されていることを特徴とする請求項(1)また
    は(2)記載のロングギャップ・ロールプレス。
  4. (4)プレスシュー(3)が、その断面で見て、インレ
    ット側に延長部(17)を有しており、プレスシュー(
    3)のスライド面(3′)の中心が、プレス面(E)か
    ら、次のように、即ち、延長部(17)が概ねプレスジ
    ャケット(4)の回転軌道の内部に位置するようにずら
    されていることを特徴とする請求項(3)記載のロング
    ギャップ・ロールプレス。
  5. (5)紙料ウェブ(20)とプレスジャケット(4)と
    の間に、プレスギャップを通過するフェルトベルト(2
    2)を備え、かつプレスギャップからのアウトレットの
    後方で、紙料ウェブ(20)とフェルトベルト(22)
    との間に、約3度程度の角度(e)が形成されているこ
    とを特徴とする請求項(1)乃至(4)のいずれかに記
    載のロングギャップ・ロールプレス。
  6. (6)紙料ウェブ(20)と対向ロール(5)との間に
    、プレスギャップを通過するフェルトベルト(21)を
    備え、かつプレスギャップからのアウトレットの後方で
    、紙料ウェブ(20)とフェルトベルト(21)との間
    に、約3度程度の角度(d)が形成されていることを特
    徴とする請求項(5)記載のロングギャップ・ロールプ
    レス。
JP63058560A 1987-03-13 1988-03-14 ロングギャップ・ロールプレス Granted JPS63243394A (ja)

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