JPS63242538A - 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 - Google Patents
熱硬化性樹脂化粧板の製造方法Info
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- JPS63242538A JPS63242538A JP62077335A JP7733587A JPS63242538A JP S63242538 A JPS63242538 A JP S63242538A JP 62077335 A JP62077335 A JP 62077335A JP 7733587 A JP7733587 A JP 7733587A JP S63242538 A JPS63242538 A JP S63242538A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、熱硬化性樹脂化粧板の製造方法に関し、特に
表面に絵柄と同調した凹部を有する意匠性に優れた熱硬
化性樹脂化粧板の製造方法に関するものである。
表面に絵柄と同調した凹部を有する意匠性に優れた熱硬
化性樹脂化粧板の製造方法に関するものである。
〈従来の技術〉
従来、絵柄と同調した凹部を有する化粧板の製造方法は
、種々提案されており、例えば特公昭47−7153号
公報に示された方法の様に樹脂の硬化を抑制する物質を
含むインキで、絵柄の一部を形成した化粧紙の表面に不
飽和ポリエステル樹脂等の触媒硬化型の熱硬化性樹脂を
塗布して、当該インキによる樹脂の硬化速度の差から凹
部を形成するいわゆるケミカルエンボス法や、絵柄と同
調させて作成したエンボス板を用いて熱圧成形する方法
等、種々の方法が提案されている。しかし、前例におけ
る第1の方法によれば、メラミン樹脂化粧板の如く高温
、高圧によって熱圧成形する化粧板には適用できなかっ
た。これは、高圧力により未硬化の部分にも樹脂が流れ
込んでしまい、凹部が形成されない為である。また、第
2の方法によれば、エンボス版と化粧紙の絵柄との位置
合わせや、化粧紙の伸縮を調整することが難しく、実際
上商品価値を有する製品を製造することはできなかった
。
、種々提案されており、例えば特公昭47−7153号
公報に示された方法の様に樹脂の硬化を抑制する物質を
含むインキで、絵柄の一部を形成した化粧紙の表面に不
飽和ポリエステル樹脂等の触媒硬化型の熱硬化性樹脂を
塗布して、当該インキによる樹脂の硬化速度の差から凹
部を形成するいわゆるケミカルエンボス法や、絵柄と同
調させて作成したエンボス板を用いて熱圧成形する方法
等、種々の方法が提案されている。しかし、前例におけ
る第1の方法によれば、メラミン樹脂化粧板の如く高温
、高圧によって熱圧成形する化粧板には適用できなかっ
た。これは、高圧力により未硬化の部分にも樹脂が流れ
込んでしまい、凹部が形成されない為である。また、第
2の方法によれば、エンボス版と化粧紙の絵柄との位置
合わせや、化粧紙の伸縮を調整することが難しく、実際
上商品価値を有する製品を製造することはできなかった
。
〈発明の解決しようとする問題点〉
本発明は、上記の問題点を解消し、メラミン樹脂化粧板
の様に高温度、高圧力をもうて成形する熱硬化性樹脂化
粧板であって、絵柄と完全に同調したエンボス表面を有
する製品を容易に製造することができる方法を提供する
ものである。
の様に高温度、高圧力をもうて成形する熱硬化性樹脂化
粧板であって、絵柄と完全に同調したエンボス表面を有
する製品を容易に製造することができる方法を提供する
ものである。
く問題点を解決するための手段〉
図面に基づいて本発明の方法を詳細に説明する。
第1図に示す様に、チタン紙等の樹脂含浸性を有する化
粧板原紙(1)の表面に木目柄等任意の絵柄(2)を印
刷する0次に、この表面に目的とする熱硬化性樹脂の溶
液を塗布し、一部を化粧板原紙(1)の内部に含浸せし
め、前記溶液の溶媒を乾燥除去して樹脂層(3)を形成
する。前記樹脂層(3)の表面に透明ないしは半透明の
離型シート(4)を貼合わせる。離型シートとしては、
後工程の熱圧に耐え、鏡面板と化粧板原紙(1)に対し
て離型性を有するものであれば良く、シリコン樹脂含浸
紙、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム等
が用いられる、また離型シートを貼合わせる手段として
は、前記熱硬化性”樹脂の粘着性を利用するのが最も合
理的である0次に以上の様にして得られた化粧板原紙(
1)と離型シート(4)を貼合わせた物の表面(離型シ
ートの裏面)に、絵柄(2)と同調する盛り上げ印刷(
5)を行い同調エンボス絵柄(5)を形成し、貼合わせ
シート(6)とする、同調エンボス絵柄形成用のインキ
としては、後工程の成形時の熱圧によって溶融、変形し
ないものであることが必要であり、具体的には、充填剤
を含む2液硬化型ウレタン樹脂フエスや、各種の紫外線
硬化型樹脂の様に固形分が高く、かつ比較的低温の乾燥
条件で硬化する熱硬化型樹脂を用いる必要がある0以上
の工程は、多色グラビア輪転印刷機を用いて一工程で行
うことにより、絵柄(2)と同調エンボス絵柄(5)と
を完全に同調させることが容易にできる。すなわち、第
4図に示した様に化粧板原紙(1)の表面にグラビアシ
リンダー0LQI)、021を用いて絵柄(2)を印刷
した後、ベタ版03)、側を用いて熱硬化性樹脂溶液を
塗布し、次いで離型シート(4)を貼合わせ、さらに盛
り上げ印刷用グラビアシリンダー05)を用いて同調エ
ンボス絵柄(5)を形成し巻き取りロールOQに巻き取
る。
粧板原紙(1)の表面に木目柄等任意の絵柄(2)を印
刷する0次に、この表面に目的とする熱硬化性樹脂の溶
液を塗布し、一部を化粧板原紙(1)の内部に含浸せし
め、前記溶液の溶媒を乾燥除去して樹脂層(3)を形成
する。前記樹脂層(3)の表面に透明ないしは半透明の
離型シート(4)を貼合わせる。離型シートとしては、
後工程の熱圧に耐え、鏡面板と化粧板原紙(1)に対し
て離型性を有するものであれば良く、シリコン樹脂含浸
紙、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム等
が用いられる、また離型シートを貼合わせる手段として
は、前記熱硬化性”樹脂の粘着性を利用するのが最も合
理的である0次に以上の様にして得られた化粧板原紙(
1)と離型シート(4)を貼合わせた物の表面(離型シ
ートの裏面)に、絵柄(2)と同調する盛り上げ印刷(
5)を行い同調エンボス絵柄(5)を形成し、貼合わせ
シート(6)とする、同調エンボス絵柄形成用のインキ
としては、後工程の成形時の熱圧によって溶融、変形し
ないものであることが必要であり、具体的には、充填剤
を含む2液硬化型ウレタン樹脂フエスや、各種の紫外線
硬化型樹脂の様に固形分が高く、かつ比較的低温の乾燥
条件で硬化する熱硬化型樹脂を用いる必要がある0以上
の工程は、多色グラビア輪転印刷機を用いて一工程で行
うことにより、絵柄(2)と同調エンボス絵柄(5)と
を完全に同調させることが容易にできる。すなわち、第
4図に示した様に化粧板原紙(1)の表面にグラビアシ
リンダー0LQI)、021を用いて絵柄(2)を印刷
した後、ベタ版03)、側を用いて熱硬化性樹脂溶液を
塗布し、次いで離型シート(4)を貼合わせ、さらに盛
り上げ印刷用グラビアシリンダー05)を用いて同調エ
ンボス絵柄(5)を形成し巻き取りロールOQに巻き取
る。
次に以上の様にして得られた貼合わせシート(6)を用
いて、化粧板を製造する工程について述べる。
いて、化粧板を製造する工程について述べる。
第2図に示した様に貼合わせシート(6)の裏面、化粧
板原紙(1)の面に所定の熱硬化性樹脂を塗布含浸し、
溶媒を加熱除去して、樹脂層(3)を形成する。
板原紙(1)の面に所定の熱硬化性樹脂を塗布含浸し、
溶媒を加熱除去して、樹脂層(3)を形成する。
次にこのシート(6)を通常の化粧板の製造方法に従っ
て化粧板基材(7)の上に載置し、上面に平滑な鏡面板
07)を当てて全体をプレス装置によって加熱圧締する
。この工程により前記同調エンボス絵柄(5)は樹脂層
(3)内にめり込み、成形終了後離型シート(4)を剥
離除去すると、第3図に示した様に盛り上げ印刷部分(
5)が凹部となり、絵柄(2)とエンボス凹部(8)と
が完全に一致した化粧板があられれる。
て化粧板基材(7)の上に載置し、上面に平滑な鏡面板
07)を当てて全体をプレス装置によって加熱圧締する
。この工程により前記同調エンボス絵柄(5)は樹脂層
(3)内にめり込み、成形終了後離型シート(4)を剥
離除去すると、第3図に示した様に盛り上げ印刷部分(
5)が凹部となり、絵柄(2)とエンボス凹部(8)と
が完全に一致した化粧板があられれる。
〈実施例〉
坪量80g/nfのチタン紙に6色グラビア輪転印刷機
を用いてまず3色より成る木目絵柄を印刷し、次いで8
0&j! 130μのベタ版2版を用いてメチロール化
メラミン樹脂溶液を塗布し、一部をチタン紙の紙間にし
み込ませ一部を表面に樹脂層として形成させた0次に離
型シートとして40μのポリプロピレンフィルムをメラ
ミン樹脂の粘着性を利用して貼合わせて貼合わせシート
とし、さらに最終印刷ユニットを用いて前記木目絵柄に
同調する導管版により、貼合わせシートのフィルム面に
同調エンボス絵柄を印刷形成した。導管版は通常の導管
版よりも版深度の大きい120線80μの版を用いた。
を用いてまず3色より成る木目絵柄を印刷し、次いで8
0&j! 130μのベタ版2版を用いてメチロール化
メラミン樹脂溶液を塗布し、一部をチタン紙の紙間にし
み込ませ一部を表面に樹脂層として形成させた0次に離
型シートとして40μのポリプロピレンフィルムをメラ
ミン樹脂の粘着性を利用して貼合わせて貼合わせシート
とし、さらに最終印刷ユニットを用いて前記木目絵柄に
同調する導管版により、貼合わせシートのフィルム面に
同調エンボス絵柄を印刷形成した。導管版は通常の導管
版よりも版深度の大きい120線80μの版を用いた。
またインキとしては、イソシアネート硬化型アクリルウ
レタン樹脂に充填剤として硫酸バリウムを添加したもの
を用いた0以上により得られた印刷用貼合わせシートの
チタン紙側からメチロール化メラミン樹脂溶液を含浸し
、乾燥してプリプレグシートを得た0次にこのシートを
フェノール樹脂含浸コアー祇5枚の上に載せ、上から表
面が平滑な鏡面板を当ててクッションとともに熱盤の間
に挿入し、通常のメラミン化粧板の成形条件で成形を行
った。成形条件としては圧力100Kg/cj、最高温
度145℃のホットコールド法を用いた。
レタン樹脂に充填剤として硫酸バリウムを添加したもの
を用いた0以上により得られた印刷用貼合わせシートの
チタン紙側からメチロール化メラミン樹脂溶液を含浸し
、乾燥してプリプレグシートを得た0次にこのシートを
フェノール樹脂含浸コアー祇5枚の上に載せ、上から表
面が平滑な鏡面板を当ててクッションとともに熱盤の間
に挿入し、通常のメラミン化粧板の成形条件で成形を行
った。成形条件としては圧力100Kg/cj、最高温
度145℃のホットコールド法を用いた。
圧締解除後化粧板の表面の離型フィルムを、盛り上げイ
ンキとともに除去すると、木目柄と同調した導管エンボ
スを有する高圧メラミン化粧板が得られた。
ンキとともに除去すると、木目柄と同調した導管エンボ
スを有する高圧メラミン化粧板が得られた。
〈発明の効果〉
本発明の方法によれば、熱硬化性インキによる盛り上げ
印刷法を応用したため、高圧メラミン化粧板の様に高温
度、高圧力のかかる化粧板の製造方法においても、確実
なエンボス効果を得ることができ、また、メラミン樹脂
化粧板に限らず、ベンゾグアナミン樹脂化粧板、ジアリ
ルフタレート樹脂化粧板等、プレス成形によって製造す
る様々な熱硬化性樹脂化粧板に応用できる。さらに、従
来離型シートは含浸紙とセットアツプする時点で挿入し
ていた為、作業性の関係で必要以上に厚いシートを使用
せざるをえなかったが、本方法によれば離型シートを予
め化粧板原紙と一体化するため、必要最低限の厚さのも
のが使用でき全体としてコストの低減につながる。平滑
な鏡面板と化粧板との間に離型シートが介在するから、
化粧板を直接プレスする通常の場合に比較して寿命が伸
び、かつ高価なエンボス版を使用しなくても済み、印刷
手法を応用したことにより、絵柄とエンボスの完全な同
調が可能となる。また他の効果として、すべての印刷を
ウェブの一方面だけに行うこと二τより、貼合わせシー
トが得られるから特に複雑な反転装置等を必要とせず、
通常の多色グラビア印刷機に簡単な離型シート巻出し装
置を取り付けるだけで対処できる。また、透明ないしは
半透明の離型シートを用いるため、絵柄と盛り上げ印刷
との見当合わせが容易に行い得るという特長を有するの
である。
印刷法を応用したため、高圧メラミン化粧板の様に高温
度、高圧力のかかる化粧板の製造方法においても、確実
なエンボス効果を得ることができ、また、メラミン樹脂
化粧板に限らず、ベンゾグアナミン樹脂化粧板、ジアリ
ルフタレート樹脂化粧板等、プレス成形によって製造す
る様々な熱硬化性樹脂化粧板に応用できる。さらに、従
来離型シートは含浸紙とセットアツプする時点で挿入し
ていた為、作業性の関係で必要以上に厚いシートを使用
せざるをえなかったが、本方法によれば離型シートを予
め化粧板原紙と一体化するため、必要最低限の厚さのも
のが使用でき全体としてコストの低減につながる。平滑
な鏡面板と化粧板との間に離型シートが介在するから、
化粧板を直接プレスする通常の場合に比較して寿命が伸
び、かつ高価なエンボス版を使用しなくても済み、印刷
手法を応用したことにより、絵柄とエンボスの完全な同
調が可能となる。また他の効果として、すべての印刷を
ウェブの一方面だけに行うこと二τより、貼合わせシー
トが得られるから特に複雑な反転装置等を必要とせず、
通常の多色グラビア印刷機に簡単な離型シート巻出し装
置を取り付けるだけで対処できる。また、透明ないしは
半透明の離型シートを用いるため、絵柄と盛り上げ印刷
との見当合わせが容易に行い得るという特長を有するの
である。
第1図は本発明の方法に用いる断面模式図、第2図は化
粧紙を使用して熱硬化性樹脂化粧板を製造する方法を示
した断面模式図、第3図は本発明の方法によって得られ
た化粧板の構造を示す断面模式図、第4図は貼合わせシ
ートの製造工程の一例を示した模式図である。 l・・・・化粧板原紙 2・・・・絵柄 3・・・・熱硬化性樹脂層 4・・・・離型シート 5・・・・同調エンボス絵柄 6・・・・貼合わせシート 7・・・・化粧板基材 8・・・・エンボス凹部 10.11.12・・グラビアシリンダー13.14・
・ベタ版 15・・・盛り上げ印刷用シリンダー 16・・・印刷済貼合わせシート巻き取りシリンダー 17・・・鏡面板 第1図 第3回
粧紙を使用して熱硬化性樹脂化粧板を製造する方法を示
した断面模式図、第3図は本発明の方法によって得られ
た化粧板の構造を示す断面模式図、第4図は貼合わせシ
ートの製造工程の一例を示した模式図である。 l・・・・化粧板原紙 2・・・・絵柄 3・・・・熱硬化性樹脂層 4・・・・離型シート 5・・・・同調エンボス絵柄 6・・・・貼合わせシート 7・・・・化粧板基材 8・・・・エンボス凹部 10.11.12・・グラビアシリンダー13.14・
・ベタ版 15・・・盛り上げ印刷用シリンダー 16・・・印刷済貼合わせシート巻き取りシリンダー 17・・・鏡面板 第1図 第3回
Claims (1)
- 1)チタン紙等の樹脂含浸可能な化粧板原紙の表面に任
意の絵柄を印刷形成した後、表面に熱硬化性樹脂溶液を
塗布含浸し、その後溶媒を加熱除去し、さらにその後前
記絵柄表面に透明または半透明の離型シートを貼合わせ
、次いで該離型シートの表面に前記絵柄に同調する固型
分の高い熱硬化性樹脂インキからなる同調エンボス絵柄
を印刷して貼合わせシートを形成し、該貼合わせシート
に化粧板原紙の裏面から前記熱硬化性樹脂溶液と同種の
熱硬化性樹脂を含浸して溶媒を加熱除去し、次に前記貼
合わせシートを化粧板基材の上に化粧板原紙側が接する
ように載置し、加圧面が平滑な鏡面板を用いて離型フィ
ルム側から熱成形した後、前記離型フィルム及びエンボ
ス絵柄インキを剥離除去する事によりエンボス絵柄イン
キ部分が凹部となった熱硬化性樹脂化粧板を得ることを
特徴とする熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62077335A JPS63242538A (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62077335A JPS63242538A (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63242538A true JPS63242538A (ja) | 1988-10-07 |
Family
ID=13631051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62077335A Pending JPS63242538A (ja) | 1987-03-30 | 1987-03-30 | 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63242538A (ja) |
-
1987
- 1987-03-30 JP JP62077335A patent/JPS63242538A/ja active Pending
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