JPH03205200A - 賦型シート及び該賦型シートを用いて製造された化粧板 - Google Patents

賦型シート及び該賦型シートを用いて製造された化粧板

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JPH03205200A
JPH03205200A JP7384090A JP7384090A JPH03205200A JP H03205200 A JPH03205200 A JP H03205200A JP 7384090 A JP7384090 A JP 7384090A JP 7384090 A JP7384090 A JP 7384090A JP H03205200 A JPH03205200 A JP H03205200A
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Eiji Hinishi
日西 英二
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 木脊明は窒息、デスク、テーブル、建築内装等に幅広く
使用される表面に凹凸模様を有する熱硬化性樹脂化粧板
及びその製造に用いる賦型シートに関するものである。
[従来の技術1 従来、熱硬化性樹脂化粧板の表面に凹凸模様を形或する
方法としてはエンボス金型板や樹脂板により凹凸を形成
する方法と、賦型シートにより凹凸を形成する方法があ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、エンボス金型板や樹脂板を用いた場合は
熱硬化性樹脂化粧板製造時に同時製造する枚数分の高価
な型板が必要であり、しかも、柄交換の場合はそれらの
型板を取り替える必要があり、製造コストも高価なもの
となる。また、樹脂板の場合は熱硬化性樹脂化粧板との
離型のために間にアルミニウム箔やボリプロピレンフイ
ルム等はさむ必要があるため、微細な凹凸模様を形成す
ることは非常に困難である。
本発明は上記従来の問題に鑑みなされたもので、化粧板
製造時の熱圧に耐え得る特性をもつ賦型シートを使用し
て表面に光の反朗方向をコントロールする微細な凹凸模
様を形成した熱硬化性樹脂化粧板とその製造に用いる賦
型シートを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の賦型シートは、耐
熱性樹脂層の表面に深さ1〜20μの微細な凹凸模様を
設けて成るものであり、本発明の化粧板は、上配賦型シ
ートを凹凸模様が樹脂含浸紙に接するように重ね、加熱
加圧成形し、樹脂含浸紙の樹脂が硬化した後、賦型シー
トを剥離して成るものである。
ここで、前記凹凸模様の好ましい一態様としては、1つ
の柄単位が50〜300μの微細な間隔の平行した渦状
凹凸形状をもつ模様からなり、複数の柄単位を少なくと
も隣り合った柄単位との溝状凹凸形状の角度を変えて組
み合わせた深さ1〜20μの凹凸模様である。
[作用] 本発明は以上の構成になっており、微細な凹凸模様によ
り光の反射方向がコントO−ルされ、視覚効果の優れた
光沢を有する化粧板が得られる。
また、化粧板の表面に、1つの柄単位が微細な間隔の平
行した溝状凹凸形状をもつ模様から成り、複数の柄単位
が渦状凹凸形状の角度を変えて組み合わせた凹凸エンボ
ス模様をもつことにより、見る角度や光源の位置によっ
て光の反射方向が特に大きくコントロールされ、中間層
の印刷柄模様が立体的に見えたり、あるいは凹凸エンボ
ス模様が強調されて見えて中間層の印刷柄模様が明瞭に
見えずにほとんど単色に見えたりする、複雑な視覚的変
化をもった化粧板が得られる。
以下、図面に基づき、本発明を詳細に説明する。
賦型シート 第1図は賦型シートを作製するのに用いるエンボスフィ
ルム1の断面図である。エンボスフィルム1は、第2図
に示す積層シート2表面に凹凸模様を精度良く施すもの
で、表面に凹凸模様1bを形威させた熱可塑性樹脂フィ
ルム1aである。熱可塑性樹脂フィルム1aは、賦型シ
ートの表面の凹凸を決定するもので、表面が平滑で凹凸
形成の可能なものであることが必要である。
例えば、ポリ塩化ビニルフィルム、アクリル樹脂フィル
ム等が使用できる。
凹凸模様は常法により形成できる。すなわち、エンボス
ロール等を熱可塑性フィルムに重ね、熱圧することによ
り凹凸模様を形或することができる。
凹凸模様は、光の反射方法をコントロールし、視覚的な
模様を形成した深さ1〜20μの微細な凹凸模様とする
ことにより、意匠効果は非常に優れたものとすることが
できる。
第2図は、積層シート2の断面図である。積層シート2
は賦型シートの材料となるもので、基材シート2aと合
成樹脂層2bとから成る。
基材シート2aは、合或樹脂層2bの支持体となって、
合成樹脂層2bが破れたり、伸縮したりすることを防ぐ
ものである,,基材シート2aとしては、合成樹脂層2
b形成時の熱、あるいはエンボ7フイルム1)−活ねτ
凹八樺椹を彪膚する隔の熱圧、化粧板を製造する際の熱
圧によって破れたり、MWしたり、伸縮したりしないこ
とが要求される。このような基材シートとしては、紙、
ポリエステルフィルム、アルミ箔等の金属箔あるいはそ
れらの積層シート等が使用できる。
合成樹脂層2bは、軟化状態でエンボスフィルム1の表
面の凹凸模様を反転する層であり、エンボスフィルム1
と重ねる際に軟化して凹凸模様が精度良く反転再現でき
ること、化粧板製造時に形状を保持することが必要であ
る。
すなわち、化粧板製造時の熱圧条件を超える耐熱性、耐
圧性があれば形状の保持には問題なく、また耐熱性が化
粧板製造時の最高温度より低くても形状が保持できる場
合もある。例えば高圧メラミン樹脂化粧板製造時のよう
に、常温で加圧して徐々に加熱する方法においては合或
樹脂の耐熱限界く形状保持の為の)前に、メラミン樹脂
が硬化すれば、表面形状が保持されたメラミン樹脂化粧
板が得られる。
例えば、ボリブロビレンs1lff、ポリエチレン樹脂
、ポリメチルベンテン樹脂等が使用できる。
合成樹脂層2bは、任意の方法にて形成できるが、溶融
状態の合或樹脂を押出しダイから押出して、基材シート
2a上に積層する方法(押出しラミネート法)が好まし
い。引き続いてエンボスフィルム1を重ねることにより
、合成樹脂層2bの形成とその表面に凹凸模様を形成す
る工程が、連の工程で可能であるからである。合或樹脂
層2bは、その材質に応じて150〜330℃の温度で
ダイから押出される。厚さは凹凸の深さに応じて5〜5
0μの厚さを選定する。
賦型シート3は、前記の合Ji!2樹脂層2bを加熱軟
化した状態で、エンボスフィルム1を重ね、加圧して、
凹凸模lilbを合或樹脂層2b上に転写して得られる
。第3図は、エンボスフイルム1と積層シート2を重ね
合せて加圧した状態の断面図である。
合成樹脂層2bは、エンボスフィルム1表面の凹凸形状
を忠実に反転再現するために軟化した状態でなければな
らない。前記した様に、溶融した合成樹脂層を基材シー
ト2a上に押出しラミネートする工程に続いて、エンボ
スフイルム1を合或樹脂層2bに重ねて加圧する方法が
好適であり、均一に軟化した合或樹脂層2bを利用する
ことができる。エンボスフイルム1は、溶融した合成樹
脂が冷却されて50〜150℃の温度になった時に重ね
れば良く、加圧は2本のニツプロールもしくはニツブロ
ールと冷却ロールの間で行なわれる。
合成樹脂層2bが十分に冷却して固化した後、熱可塑性
樹脂フイルム1aを剥離除去して賦型シート3が得られ
る(第4図参照)。
以上のように、微細な凹凸模様を形成したエンボスフィ
ルムを積層シートに重ね合わせて加圧し、エンボスフイ
ルムの凹凸模様を積層シートの合成樹脂層に反転させる
ことにより得られた賦型シートを使用する以外に、単層
もしくは積層した熱可塑性樹脂フィルムの表面に深さ1
〜20μの微綱な凹凸模様を形成したものをそのまま賦
型シートとして使用することもできる。この場合には、
前述のようなエンボスフィルムが不要となり、コスト的
に安価な賦型シートが得られる。
第5図及び第6図はそれぞれ上述の後者の方法により得
られた賦型シートの断面図を示しており、第5図は熱可
塑性樹脂フイルム48面に微細な凹凸模様4bを形成し
た賦型シートの断面図、第6図は、熱可塑性樹脂フイル
ム4aと、他の樹脂フィルムや紙等の裏打らシート5と
をラミネートしたもの、もしくは接着させずに重ね合わ
せた状態の熱可塑性樹脂フイルム48面に微細な凹凸模
様4bを形成し、あるいは微細な凹凸模様4bを形成し
た熱可塑性樹脂フイルム4aと、裏打ちシート5とをラ
ミネートしてなる賦型シートの断面図である。
ここで熱可塑性樹脂フイルム4aは、熱硬化性樹脂化粧
板製造時に樹脂が硬化する温度以上の耐熱性及び熱硬化
性樹脂との剥離性が必要であり、例えばボリブロビレン
フイルム、ポリエチレンフィルム、アクリルフイルム、
ポリエステルフイルム、ポリカーボネートフイルム、ポ
リイミドフイルム等から選択できる。微細な凹凸模様4
bは、ロール状エンボス版にて、後記の熱硬化性樹脂化
粧板製造時に樹脂が硬化する温度以上の加熱条件にて加
圧して形成する。また、ロールエンボスに関して熱可塑
性樹脂フィルムの種類とエンボス条件によっては、エン
ボス版の凹凸形状が型どおりに明確に型押ししきれずに
凹凸形状が甘くなるものがあり、その場合は第6図のよ
うにエンボス版の凹凸形状が型どおりに明確に型押しさ
れる塩化ビニル樹脂フィルム等の裏打ちシートをラミネ
ートした後、ロールエンボスすることにより表面の熱可
塑性樹脂フィルム4aに形成される凹凸形状を、より明
確に型押しすることが可能である。
ラミネートについては、接着剤ラミネート、熱ラミネー
ト等により裏打ちシートを表面の熱可塑性樹脂フィルム
4aと一体化させる方法とエンボス時に裏打ちシートを
挿入し、エンボス後に裏打ちシートを剥離することによ
り、凹凸形状が明確に型押しされた熱可塑性樹脂フィル
ム4aを得る方法が使用できる。
特に本発明における光の反射方向をコントロールし、視
覚的な模様を形成した深さ1〜20μの微細な凹凸模様
を形成するには有効である。すなわら、賦型シートとし
て取扱う場合の取扱い作業性において、厚み、フレキシ
ブル性、強度等が必要な場合、熱可塑性樹脂フイルム4
a及び裏打ちシート5の材質特性、価格等を考慮して有
効に設計できる。また、裏打ちシート5が紙等のエンボ
ス適性のない材料の場合等においては、熱可塑性樹脂フ
ィルム4aに微細な凹凸模様4bを形成した後、裏打ち
シート5をラミネートする方法がある。
ところで、上記賦型シート上に形威された微細な凹凸形
状の具体的な柄模様は種々の模様をとりうるちのである
が、特に第7図に示したような柄模様は視覚的効果の点
で好ましい。すなわち、1つの柄単位6が50〜300
μの微細な間隔の平行した溝状の凹部7及び凸部8形状
をもつ凹凸模様から成り、複数の柄単位6を少なくとも
、となり合った柄単位6との溝状の凹凸形状の角度を変
えて組み合わせた深さ1〜20μの凹凸エンボス模様9
であって、実際には、1種類もしくは多種類の凹凸エン
ボス模様をつなぎ合わせて1枚の凹凸エンボス模様とし
た型を使用することにより形成できる。
このような凹凸エンボス模様をもつことにより、見る角
度や光源の位置によって各柄単位の反射方向が特に太き
(コントロールされく見る角度によって各柄単位の反射
の具合が異なって見える)、また化粧板の中間層の印刷
柄模様が熱硬化性樹脂層の厚み(段差)分だけ凹凸模様
とは隔てて形或される為、印刷柄模様が立体的に見えた
り、あるいは凹凸エンボス模様が強調されて見えて印刷
柄模様が明瞭に見えずにほとんど単色に見えたりする、
複雑な視覚的変化を示す。
賦型シートを使用した熱硬化性樹脂化粧板前記賦型シー
ト3は、熱硬化性樹脂化粧板、例えばメラミン樹脂化粧
板やジアリルフタレート樹脂化粧板等の加熱加圧を必要
とする化粧板を製造するのに際して、その表面に重ねる
ことにより、熱硬化性樹脂化粧板の表面に凹凸形状が転
写される。
第8図は、高圧メラミン樹脂化粧板を製造する工程を説
明するための断面図である。
すなわち、第8図において、上下熱1116、耐熱クッ
ションシート15、鏡面板14の間に下記のものを下か
ら順に積層する。13はバツカー紙で、坪量55〜16
0(1/ fのチタン紙にメラミン樹脂を40〜100
%含浸し、乾燥した含浸紙であり、化粧板の反り防止の
役割を果たす。12はメラミン樹脂化粧板の基材となる
コア一紙であり、坪量140〜1800/i’の紙にフ
ェノール樹脂を30〜100%含浸し、乾燥したもので
ある。コア一紙12は、メラミン樹脂化粧板の厚さを決
定するものであり、概ね4〜8枚程度重ねて使用する。
11はチタン紙に、場合により絵柄を印刷し、メラミン
樹脂を40〜100%含浸し、乾燥した樹脂含浸チタン
紙である。
本発明は、表面に光の反射方向をコントロールし、視覚
的な模様を形成した、深さ1〜20μの微l8な凹凸模
様を設けたメラミン樹脂化粧板に閏するものであり、絵
柄が印刷されない単色でも十分に意匠効果は優れている
が、凹凸模様と調和した絵柄を印刷することにより、更
に意匠効果の優れたものが得られる。10はオーバーレ
イ紙であり、坪量25〜45g/i’のレーヨンパルプ
や不織布にメラミン樹脂を40〜300%含浸し、乾燥
した透明樹脂含浸紙である。
この状態に積層した後、加圧加熱し、最高温度140〜
150℃、圧力60〜100kg/Cv2、時間15〜
30分間加熱加圧成形した後、加圧したままで冷水にて
15〜60分間冷却することにより、上記10〜13の
樹脂を硬化させて一体化したメラミン樹脂化粧板を得る
ことができる。
ここでメラミン樹脂化粧板製造時の熱盤の最高温度は1
40〜150℃であるが、メラミン樹脂の硬化自体は1
20℃前後で硬化する為、その硬化温度にて賦型シート
のエンボスが消失しなければ、賦型シートのエンボス形
状に沿ってメラミン樹脂が硬化して化粧板の表面を形成
するので、以後の温度条件には影響を受けない。
得られたメラミン樹脂化粧板は、非常に意匠効果の優れ
たものである。
「実施例1 以下、実施例を示して、本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例−1 エンボスフィルム 厚さ70μのポリ塩化ビニルフィルム表面に、光の反躬
方向をコントロールし、視覚的な模様を形成したエンボ
ス板を用いて、熱圧により、最大深度12μの平行な条
模様を1柄単位として、各柄単位の条方向が異なるよう
に組合わされた微細な凹凸の縞模様を形或した。
賦型シート 坪量52.3(1/.2の上質紙に押出し温度290℃
で、ボリプ[コピレン樹脂を厚さ20μに押出しラミネ
ートすると同時に上記エンボスフィルムを圧着し、ニツ
ブロールと冷却ロール間で加圧すると共に冷却した。
十分に冷却した後、ポリ塩化ビニルフィルムのみを剥離
除去して、賦型シートを得た。
メラミン樹脂化粧板 下部熱盤上に順に、耐熱クッションシー1〜、鏡面板、
バツカ一紙、4枚のコア一紙、坪量8 0(1/12の
チタン紙にストライブ柄を印刷し、メラミン樹脂を含浸
した含浸紙、オーバーレイ紙を重ね、更に上記の賦型シ
ート、鏡面板、耐熱クッションシートを積層し、上部熱
盤により、加熱加圧した。
加熱は最高温度145℃、圧力80 k g/ ( i
2で30分間行ない、次いで加圧したままで冷水にて4
0分間冷却し、メラミン樹脂化粧板を取り出した。
次いで賦型シートを剥離したところ、表面に光の反射方
向をコントロールし、視覚的な模様を形成した、上記エ
ンボスフィルム凹凸模様を反転した微細な凹凸の縞模様
をもち、更に、下層に印刷したストライプ柄をもつ極め
て意匠効果の高いメラミン樹脂化粧板が得られた(第9
図参照)。
実施例−2 厚さ25μのボリブロビレンフィルムの下側に厚さ50
μの塩化ビニル樹脂フィルムを予熱しながら挿入すると
同時に、光の反割方向をコントロールし、視覚的な模様
を形成した、結晶状の幾何学模様のロール状エンボス版
を用いて、ポリプロピレンフィルムの表面温度が140
℃前後になる様に加熱加圧し、最大深度20μの微細な
凹凸模様を形成した。更に冷M後、前記塩化ビニルフイ
ルムを剥離づることにより、賦型シートを得た。
次に、下部熱盤上に、耐熱クッションシート、鏡面板、
ハッカ一紙、4枚のコア一紙、坪量80Qy’荀’のチ
タン紙に砂目模様の絵柄を印刷し、メラミン樹脂を含浸
した含浸紙、オーバーレイ紙を重ね、更に上記の賦型シ
ート、鏡面板、耐熱クッションシートを積層し、上下熱
盤により加熱加圧し lこ 。
加熱は最高温度145℃、圧力80k9/cf、30分
間行ない、次いで加圧したままで冷水にて40分間冷却
し、メラミン樹脂化粧板を取り出した。
次いで賦型シートを剥離したところ、表面に光の反躬方
向をコントロールし、視覚的な模様を形成した結晶状の
幾何学模様をもち、更に下層に砂目模様をもつ極めて意
匠効果の高いメラミン樹脂化粧板を得た。
実施例−3 結晶状抽象柄金属ロール版を用いて無延伸ボリブロピレ
ンフィルムにエンボスして第7図に示したような凹凸エ
ンボス模様を有する賦型シートを得た。
次に、メラミン樹脂含浸バツカ一紙21、8枚重ねたフ
ェノール樹脂含浸コアー紙(坪量240g/V,樹脂量
50%)20、坪量100g/t’のチタン紙に石目状
柄模様を3色刷印刷して印刷柄模様18を形成した後メ
ラミン樹脂を含浸した含浸紙(樹脂170%)19、メ
ラミン樹脂含浸オーバーレイ紙(坪量100a/ 1’
 .樹脂量300%)17及び上記の賦型シートを下か
ら順に重ね、前記実施例−1と同様にして加熱加圧し、
樹脂が硬化した後、賦型シートを剥離してメラミン樹脂
化粧板を得た(第10図参照)。
得られた化粧板はその表面17aに、第7図に示すよう
な複数の柄単位が互に溝状凹凸形状の角度を変えて組み
合わせた凹凸エンボス模様をもつことにより、見る角度
や光源の位置によって中間層の印刷柄模様が立体的に見
えたり、あるいは凹凸エンボス模様が強調されて見えて
中間層の柄模様が明瞭に見えずにほとんど単色に見えた
りする、複雑な変化を示した。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明の構成によれば、表
面に深さ1〜20μの微細な凹凸模様を有し、化粧板製
造時の熱圧に耐え得る特性をもつ賦型シートが得られ、
その賦型シートを用いることにより、光の反躬方向をコ
ントロールし、視覚的効果の優れた凹凸模様を有する化
粧板を得ることができる。
また、化粧板の表面に、1つの柄単位が微細な間隔の平
行した溝状凹凸形状をもつ模様から或り、複数の柄単位
が溝状凹凸形状の角度を変えて組み合わせた凹凸エンボ
ス模様を形成することにより、見る角度や光源の位置に
よって光の反躬方向が特に大きくコントロールされ、中
間層の印刷柄模様が立体的に見えたり、あるいは凹凸エ
ンボス模様が強調されて見えて中間層の印刷柄模様が明
瞭に見えずにほとんど単色に見えたりする、複雑な視覚
的変化をもった化粧板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はエンボスフィル
ムの断面図、第2図は積層シートの断面図、第3図はエ
ンボスフィルムと積層シートを重ね合わせて加圧した状
態の断面図、第4図は賦型シートの断面図、第5図及び
第6図はそれぞれ賦型シートの別の実施例を示す断面図
、第7図は好ましい凹凸模様の構成を示す平面図、第8
図は高圧メラミン樹脂化粧板製造工程を説明するための
断面図、第9図は化粧板の平面図、第10図は化粧板の
断面図である。 1・・・エンボスフィルム 1a・・・熱可塑性樹脂フィルム 1b・・・凹凸模様 2・・・積層シート 2a・・・基材シート 2b・・・合成樹脂層 3・・・賦型シート 4a・・・熱可塑性樹脂フィルム 4b・・・凹凸模様 5・・・裏打ちシート 6・・・柄単位 7・・・凹部 8・・・凸部 9・・・凹凸エンボス模様 O・・・オーバーレイ紙 1・・・樹脂含浸チタン紙 2・・・コア一紙 3・・・バッカー紙 4・・・鏡面板 5・・・耐熱クッションシート 6・・・熱盤 7・・・オーバーレイ紙 8・・・印刷柄模様 9・・・樹脂含浸チタン紙 20・・・コアー紙 2 1 ・・・バッカ一紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性樹脂層の表面に深さ1〜20μの微細な凹
    凸模様を設けて成る賦型シート。
  2. (2)前記凹凸模様は、1つの柄単位が50〜300μ
    の微細な間隔の平行した溝状凹凸形状をもつ模様からな
    り、複数の柄単位を少なくとも隣り合った柄単位との溝
    状凹凸形状の角度を変えて組み合わせた深さ1〜20μ
    の凹凸模様である請求項(1)記載の賦型シート。
  3. (3)請求項(1)又は(2)の賦型シートを凹凸模様
    が樹脂含浸紙に接するように重ね、加熱加圧成形し、樹
    脂含浸紙の樹脂が硬化した後、賦型シートを剥離して成
    る化粧板。
JP7384090A 1989-10-26 1990-03-23 賦型シート及び該賦型シートを用いて製造された化粧板 Pending JPH03205200A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0766320A2 (en) * 1995-09-28 1997-04-02 Canon Kabushiki Kaisha Solar cell module having a surface side covering material provided with means for indicatively forming a display pattern
JP2018168482A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 株式会社ティ・ツウ・オー 皮革若しくは人工皮革の模様付け方法及びそれを用いて模様付けした皮革若しくは人工皮革

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