JPS6323B2 - - Google Patents

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JPS6323B2
JPS6323B2 JP60230710A JP23071085A JPS6323B2 JP S6323 B2 JPS6323 B2 JP S6323B2 JP 60230710 A JP60230710 A JP 60230710A JP 23071085 A JP23071085 A JP 23071085A JP S6323 B2 JPS6323 B2 JP S6323B2
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JP
Japan
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roll
recess
recesses
filling
rolls
Prior art date
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JP60230710A
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English (en)
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JPS6287056A (ja
Inventor
Hiroshi Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ezaki Glico Co Ltd
Original Assignee
Ezaki Glico Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ezaki Glico Co Ltd filed Critical Ezaki Glico Co Ltd
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Publication of JPS6323B2 publication Critical patent/JPS6323B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、塊状冷食品の製造装置に関する。
なお、この明細書において、冷食品という用語
は、たとえばアイスキヤンデー、アイスクリーム
などの冷菓やバターなどのように冷却することに
より固まつて塊状にすることが可能な食品を全て
含む意味に用いられる。
従来の技術とその問題点 たとえば球を扁平にした形の塊状チヨコレート
の製造装置として、水平に隙間なく並べて配置さ
れ、外周面に互いに対応する複数の凹所が形成さ
れ、かつその近傍箇所(この明細書において、近
接箇所とは、1対のダイロールが最も近接しまた
は接触している箇所をいう。)において凹所同志
が対向して下方に同じ速度で移動するように回転
させられる1対のダイロールと、1対のダイロー
ルの近接箇所より上方において各ダイロールの凹
所にチヨコレートを充填する充填装置とを備え、
両方のダイロールの内部にダイロール冷却用の流
体(ブライン)が供給されるものが知られてい
る。チヨコレートの場合、冷却されると収縮し、
凹所の壁から剥落し易くなる。このため、各ダイ
ロールの凹所に充填されたチヨコレートは凹所が
近接箇所を通過するときに一体に接合され、凹所
が近接箇所より下方に移動して互いに離れるとき
に重力により凹所から簡単に離れて落下する。と
ころが、アイスキヤンデーの場合には、冷却され
ると凹所の壁に付着し易くなるので、このような
製造装置をそのまま適用することは不可能であ
る。すなわち、アイスキヤンデーの場合は、凹所
が近接箇所を通過するときに一体に成形されたア
イスキヤンデーは両方のダイロールの凹所の壁に
付着したままであるから、凹所が近接箇所より下
方に移動して互いに離れるときに、一旦接合され
たはずのアイスキヤンデーが再び2つに割れて両
方の凹所内に残ることがある。また、2つに割れ
なくても、いずれか一方のダイロールの凹所の壁
に付着したまま1回転して、排出されないことが
ある。したがつて、上記のような製造装置をその
まま利用してアイスキヤンデーを確実に成形して
排出することは困難である。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、アイ
スキヤンデーにも使用できる製造装置を提供する
ことにある。
問題点を解決するための手段 この発明による塊状冷食品の製造装置は、外周
面に互いに対応する1対の凹所の1またはそれ以
上の多数が同じ速度で回転させられる1対のダイ
ロールと、凹所に食品を充填する充填装置とを備
えており、一方のダイロールの内部が加熱可能と
なされ、他方のダイロールに、凹所内にある成形
後の製品を強制的に排出する手段が設けられてい
るものである。
作 用 1対のダイロールの凹所に充填された食品は、
凹所が近接箇所を通過するときに一体に圧着、接
合されて塊状に成形される。このとき、一方のダ
イロールがその内部より加熱されており、これに
より食品の凹所の壁に接する部分が加熱されるの
で、成形された製品はこのダイロールの凹所の壁
に付着することなく、必ず加熱されていない他方
の凹所の壁に付着する。そして、この製品は排出
手段により確実に凹所から排出される。
実施例 図面は球形のアイスキヤンデーの製造装置の1
例を示し、この装置は、水平に隙間なく多数並べ
て配置された1対のダイロール10,11と、こ
れらの近接箇所の上方に配置された充填装置12
とを備えている。
2個のロール10,11は中空状をなし、その
外周面に互いに対応する複数の半球状の凹所1
7,18が円周方向に同じ間隔をおいて形成され
ている。なお、各ロール10,11の凹所17,
18の直径は互いに等しい。第1のロール10
は、図示しない適宜な駆動装置に連結された回転
軸19に固定されている。第2のロール11は、
回転軸19と平行な固定軸20に回転自在に支持
され、たとえば歯車などの適宜な手段により回転
軸19に連結されている。そして、2個のロール
10,11は、近接箇所において凹所17,18
同志の位置が一致したうえ、下方に同じ速度で移
動するように、図面の矢印方向に一定速度で回転
させられる。
第1のロール10の両端は適宜な手段により密
閉されており、ロール10の内部にはアイスキヤ
ンデーがややとけ出す程度の温水よりなるロール
加熱用流体21が連続的に供給される。なお、ロ
ール加熱用流体21としては、温水以外にもたと
えば加熱された油などの液体や加熱された空気な
どの気体も使用できる。
第2のロール11の内部の固定軸20に、複数
の円環22が固定され、これらの円環22の外周
部に、固定軸20と平行な1本の円筒23が固定
されている。この円筒23は固定軸20より少し
第1のロール10寄りの下方に位置しており、円
筒23の一部は円環22の外周面より少し突出し
ている。そして、これらの円環22と円筒23に
より、一種のカムが構成されている。もつとも、
この円環22と円筒23を一体としたすなわち円
筒23の位置において円筒状突起を有する円環2
2とし、円筒23を省略してもよい。第2のロー
ル11の各凹所18の底部には、ロール11の周
壁を放射方向に貫通する複数のガイド穴24があ
けられ、各穴24にはロツド25が軸方向摺動自
在にはめられている。各ロツド25の内端には他
の部分より直径の大きい頭部25aが一体に形成
され、頭部25aの端面は球面に形成されてい
る。また、各ロツド25の外端部は、凹所18の
底部形状と一致するような凹状の球面に形成され
ている。第2のロール11の両端は適宜な手段に
より密閉されており、ロール11の内部の密閉空
間が図示しない真空ポンプに接続されている。そ
して、ロール11の内部を減圧することにより、
各ロツド25が常に内側に吸引されており、これ
らの頭部25aが円環22または円筒23の外周
面に接している。そして、ロツド25は、円環2
2に接しているときには、凹所18よりロール1
1の内側に退入してその外端部が凹所18の底部
と一致し、円筒23に接しているときには、凹所
18の底部から凹所18内に突出すようになつて
いる。
充填装置12は、複数の充填用プレート26と
吸引用プレート27よりなる。充填用プレート2
6はロール10,11の上方に、吸引用プレート
27はロール10,11の両側にくるようにロー
ル10,11の軸方向に交互に重ねられ、適宜な
手段により1体状に固定されている。充填用プレ
ート26の下部両側部には2個のロール10,1
1に常時接触可能な形状をもつ摺合凸面26a
と、その内側の凹みであるみぞ26bとが設けら
れている。吸引用プレート27の下部両側面はロ
ール10,11と摺合凸面26aとの接触面をお
おつてしまうよう充填用プレート26より幅広に
してある。充填用プレート26の下端は2個のロ
ール10,11の近接箇所の少し上方まで達して
いる。このみぞ26bの幅は、凹所17,18の
直径とほぼ等しいかやや大きくしてある。充填用
プレート26には、その上面中央から下方にのび
たのち二股に分岐してみぞ26bの中間部に開口
した充填穴29が形成されている。また、充填用
プレート26の両側寄りの部分には、その上面か
らみぞ26bの上寄りの部分に達する吸引穴30
が形成されている。吸引用プレート27の下端は
充填用プレート26の下端より下方に長くして、
ロール10,11の近接箇所と同じ位置またはそ
れより少し下方にまで達している。吸引用プレー
ト27には、その上面中央から下方にのびたのち
充填用プレート26の下端より少し下方で近接箇
所より上方にロール10,11の軸方向にのびて
両面に開口した吸引穴31が形成されている。な
お、図示は省略したが、ロール10,11と吸引
用プレート27の多数を交互に重ね合わせた全体
において、その両端の吸引用プレート27におい
ては、吸引穴31の下端は充填用プレート26側
の片面にのみ開口している。また、充填穴29の
上端はアイスキヤンデー供給装置に接続され、吸
引穴30,31の上端はアイスキヤンデー吸引ポ
ンプに接続されている。
上記の製造装置において、アイスキヤンデー供
給装置から充填装置12の各充填穴29にたとえ
ば−7〜−6℃のアイスキヤンデーAが連続的に
供給される。このアイスキヤンデーAは充填穴2
9の下端開口からこの部分に移動してきた各ロー
ル10,11の凹所17,18内に充填される。
このとき、凹所17,18内にあつた空気は充填
用プレート26のみぞ26bの部分を通つて上方
に排出され、凹所17,18内に空気が残ること
がない。また、第2のロール11のロツド25は
凹所18の底部よりロール11の内側に退入して
円環22に接しているので、アイスキヤンデーA
は凹所18全体に半球状に充填される。また、ア
イスキヤンデーAは、凹所17,18にのみ充填
されるのではなく、みぞ26bの部分にも充填さ
れることとなる。このようにして対応する凹所1
7,18に充填されたアイスキヤンデーAは、凹
所17,18が近接箇所を通過する間に一体に成
形されて球状のアイスキヤンデー製品Bになる。
このとき、アイスキヤンデーAは凹所17,18
の外側に盛上つているので、互いに強い力で接触
して完全に一体に接合される。なお、アイスキヤ
ンデーAが一体化されるときに、余つたアイスキ
ヤンデーAは吸引用プレート27の吸引穴31か
ら吸引されて排出される。このため、製品Bの接
合部に過剰のアイスキヤンデーAによるひれ状の
突起などができるおそれがない。また、余つたア
イスキヤンデーAが充填用プレート26のみぞ2
6bの上部に移動してきても、充填用プレート2
6の吸引穴30から吸引されて排出されるため、
みぞ26bが詰つて空気抜きができなくなるよう
なことがない。第1のロール10はアイスキヤン
デーAにより冷却されるが、加熱用流体21によ
り加熱されており、これによりアイスキヤンデー
Aの凹所17の壁に接する部分が加熱されるの
で、アイスキヤンデーAは凹所17の壁に付着し
にくくなつている。したがつて、製品Bは必ず第
2のロール11の凹所18の壁に付着する。な
お、ロール加熱用流体21の種類、流量および温
度などは、製品Bが凹所17の壁から容易に離
れ、しかもロール10があまり高温にならないよ
うに適当に決められる。球形に成形された製品B
は第2のロール11の凹所18の壁に付着して、
ロール11の回転につれて下方に移動する。そし
て、ロツド25が円筒23に当つて凹所18内に
突出すことにより、これに押されて製品Bが凹所
18から排出され、重力により落下する。なお、
第2のロール11もアイスキヤンデーAによつて
冷却されるが、あまり低温になると製品Bが離れ
にくくなるため、図示は省略したが、適当な部分
にヒータを設けてこれを適温に保つている。
ダイロール10,11および充填装置12の各
部の構成、製品の排出手段などは、上記実施例の
ものに限らず、適宜変更可能である。たとえば、
充填装置12は、全体が一体に構成されてもよ
い。ロツド25は、たとえば空気シリンダなどの
ように流体圧を利用して進退させられてもよい。
また、空気などの圧力により直接製品を凹所18
から排出することも可能である。
この発明による製品装置は、アイスキヤンデー
以外の塊状冷食品にももちろん適用できる。ま
た、製品の形状も球形に限られない。
発明の効果 この発明の塊状冷食品の製造装置は、上述の構
成を有するので、アイスキヤンデーやそれ以外の
ものにも適用でき、1対のダイロールの凹所に充
填されたアイスキヤンデーなどを確実に塊状に成
形してこれを確実に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示し、第1図は1対
のダイロールを充填装置の充填用プレートの部分
で切断した横断面図、第2図は1対のダイロール
を充填装置の吸引用プレートの部分で切断した横
断面図、第3図は第2のダイロールを取除いて残
りを第1図の右から見た側面図である。 10,11……ダイロール、12……充填装
置、17,18……凹所、21……ロール加熱用
流体、A……アイスキヤンデー、B……アイスキ
ヤンデー製品。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外周面に互いに対応する1対の凹所17,1
    8の1またはそれ以上の多数が同じ速度で回転さ
    せられる1対のダイロール10,11と、凹所1
    7,18に食品を充填する充填装置12とを備え
    ており、一方のダイロール10の内部が加熱可能
    となされ、他方のダイロール11に、凹所18内
    にある成形後の製品を強制的に排出する手段が設
    けられている塊状冷食品の製造装置。
JP60230710A 1985-10-15 1985-10-15 塊状冷食品の製造装置 Granted JPS6287056A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60230710A JPS6287056A (ja) 1985-10-15 1985-10-15 塊状冷食品の製造装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60230710A JPS6287056A (ja) 1985-10-15 1985-10-15 塊状冷食品の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6287056A JPS6287056A (ja) 1987-04-21
JPS6323B2 true JPS6323B2 (ja) 1988-01-05

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ID=16912092

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JP60230710A Granted JPS6287056A (ja) 1985-10-15 1985-10-15 塊状冷食品の製造装置

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Families Citing this family (8)

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JPS6287056A (ja) 1987-04-21

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