JPS63239210A - 口臭除去剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 巖呈上度机几九夏 本発明はメチルメルカプタン等に対して良好な消臭作用
を有し、このため口臭除去の目的に用いられる口臭除去
剤に関する。

来の　　　び　■が　°　しようとする０　々口臭は口
腔から呼気と共に出る悪臭であり、この悪臭は主にメチ
ルメルカプタンに由来するが。

かかる悪臭を伴った口臭は他人に不快感を与えるため、
これを除去することが望まれる。

従来、このような口臭を除去する方法としては。

歯磨やマウスウォッシュなどを使用する方法が知られて
いるが、これらの口腔用組成物を使用して口臭を除去す
る方法は、主として組成物中の香料の単なるマスキング
効果によるものであるため。

効果の持続性が十分でない。

このため、メチルメルカプタン等に作用してこれを消臭
する有効成分が望まれ、従来はかかる有効成分として銅
クロロフイリンナトリウムを用いることが行なわれてい
る。また、従来から種々の植物やその溶媒抽出物を消臭
有効成分として使用することも提案されているが、更に
メチルメルカプタン等に対する消臭効果が高く、かつ口
腔内に適用しても安全性の高い消臭有効成分が望まれる
。

本発明は上記要望に応えるためになされたもので、メチ
ルメルカプタン等の硫黄化合物などに対する消臭効果が
高く、しかも使用上安全性の高い口臭除去剤を提供する
ことを目的とする。

−るための手　　び 本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討を行なっ
た結果、ルミンがメチルメルカプタンに対して優れた消
臭効果を有し、口臭除去のための消臭有効成分として非
常に有効であることを知見した、また、ルミンを口臭除
去の有効成分として口腔用組成物に配合した場合、ルミ
ンが口腔内へのストレプトコッカス・ミュータンスの定
着を抑制する優れた効果を有することも知見した。

即ち、・ルミンはシアニン系感光色素として知られ、細
胞賦活剤として医薬品で使用されているもので、歯科の
領域では歯牙の発育速度の促進作用を示す報告もあるが
、従来ルミンがメチルメルカプタンの消臭効果を示すこ
とは全く報告されていない。また、ルミンが口腔内のう
蝕原因菌として知られたスト・レプトコッカス・ミュー
タンスに作用し、ストレプトコッカス・ミュータンスの
付着を抑制する効果があることも全く報告例がなく、こ
れらを歯磨等の口腔用組成物に配合してう蝕を予防する
ことは知られていないものであったが、本発明者らはこ
のルミンが、後述する実験例に示したように、メチルメ
ルカプタンに対して優れた消臭効果を有し、このため消
臭有効成分として有効に作用すると同時に、ストレプト
コッカス・ミュータンスの口腔内への定着を抑制するよ
うに作用し、歯垢の形成を阻止するので、ルミンを含む
口臭除去剤が口臭除去に有効であると共に、口腔用組成
物としてう蝕予防にも効果的であることを初めて知見し
、本発明をなすに至ったものである。

以下、本発明につき更に詳細に説明する。

本発明に係る口臭除去剤は、消臭有効成分としてルミン
を配合してなるもので、練歯磨、粉歯磨、液状歯磨、マ
ウスウォッシュ、うがい用錠剤、歯肉マツサージクリー
ム、口腔用パスタ、トローチ、キャンディ、チューイン
ガム等として好適に使用される。

ここで、ルミンの配合量は口臭除去剤の種類等によって
相違するが、口臭除去剤全体の０．０００１〜５０％（
重量％、以下同じ）、特に０．００１〜２％とすること
が好ましい。配合量が０．０００１％より少ないと消臭
効果が十分発揮されない場合がある。

本発明はこのようにルミンをメチルメルカプタン等に対
する消臭有効成分として配合するものであるが、本発明
の口臭除去剤には、ルミンに加え、他の消臭有効成分、
例えばメチルメルカプタン等に対して消臭効果を有する
プラトニン（感光素１０１号）などを配合しても差支え
なく、このように本発明消臭有効成分はそれ単独で用い
てもよく、他の消臭有効成分と組合せて用いてもよい。

なお、本発明口臭除去剤は、ルミンに加え、デキストラ
ナーゼ等の酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフ
ッ化物、第１錫塩、クロルヘキシジン類などの有効成分
を配合することもでき、その他種々の有効成分を適宜選
択して配合し得る。

本発明に係る口臭除去剤は、種々の剤型に調製し得る０
例えば、本発明消臭有効成分を適宜な溶媒に溶解した溶
液状のもの、或いはペースト状。

粉粒状、ブロック状等の所望の形態に調製し得る。

この場合、本発明消臭有効成分は、固体状態、水溶液状
態、有機溶媒に溶解した状態等の種々の形態においてそ
の消臭効果が非常に安定に持続し。

このため剤型の選択に制限がないものである６なお、本
発明の口臭除去剤のその他の成分としては、その口臭除
去剤の種類、剤型等に応じた適宜な成分が配合され得る
０例えば、口臭予防２ロ臭除去のために本発明消臭有効
成分を歯磨に配合する場合、歯磨成分としては、研磨剤
、粘結剤、粘稠剤、界面活性剤、甘味剤、香料、防腐剤
などが使用される。

２」しυ先釆。

本発明の口臭除去剤は、消臭有効成分としてルミンを配
合していることにより、メチルメルカプタン等に対する
消臭効果が優れていると共に、ストレプトコッカス・ミ
ュータンスの口腔内への定着を効果的に抑制し、歯垢の
形成を阻止するので、う蝕子防用として非常に有効であ
る。

次に、実験例により本発明の効果を具体的に示す。

〔実験例１〕 内容量２ｏＩ１１１Ｉの試験管に２■の薬剤を含むエタ
ノール溶液１ｕｌｌと０．１Ｍリン酸緩衝溶液１．５−
を加えてｐＨを７．５に調整した。これにメチルメルカ
プタン１屑／艷を含む１０容量％エタノール水溶液０．
５ｄ（メチルメルカプタン０　、５　ｇ）を添加し、直
ちにゴム栓をして１分間激しく攪拌した。

その後、３７℃で６分間静置した後、ガスクロマトグラ
フ用のガス用シリンジにて５１１ＩＱの空気をゴム栓を
突き刺して試験管内に注入した。３０秒間激しく攪拌し
た後、同じくガス用シリンジでヘッドスペースから気体
を５艷採取して直ちにガスクロマトグラフに注入し、メ
チルメルカプタンの積分カウントを測定して、下記式か
ら消臭率を求めた。なおガスクロマトグラフとしては日
立製作新製１６３を使用した。

結果を第１表に示す。

第　　　１　　　表 第１表の結果から、ルミンが優れたメチルメルカプタン
の消臭力を示すことが認められる。

〔実験例２〕反応付着法 １％のシヨ糖、０．０１％の防腐剤（ＮａＮ３）及び熱
殺菌したストレプトコッカス・ミュータンス６７１５株
の菌体を含む０．０５Ｍリン酸緩衝液（ｐＨ６，８）に
所定量の薬剤を添加し、これに予め調製しておいたスト
レプトコッカス・ミュータンス６７１５株のグルコシル
トランスフェラーゼを含む菌体外酵素を加えて３７℃で
１６時間反応させた。反応後、水で２回洗浄し、次いで
反応系と同量の水を加え、約２０秒間の超音波処理を行
なって歯垢を均一に懸濁させた後、フォトメーターを用
いて波長５５０ｎｍで吸光度（濁度）を測定し、付着歯
垢量を求め、歯垢形成抑制率を算出した。

なお、歯垢形成抑制率の算出は下記式によった。

Ｂ：薬剤添加の場合の歯垢量 第　　２　　表 〔実験例３〕培養付着法 １％のショ糖を含むＢＨＩ培地に所定量の薬剤を添加し
、これに前培養しておいたストレプトコッカス・ミュー
タンス６７１５株を接種し、Ｎ、：ＣＯ，：Ｈ２＝８０
：１０：ｌ０ＩＣガス置換されたアナエロボックスで３
７℃、１６時間培養した。

培養後、水で２回洗浄し、次いで培養液と同量の水を加
え、約２０秒間の超音波処理を行なって歯垢を均一に懸
濁させた後、フォトメーターを用いて波長５５０ｎｍで
吸光度（濁度）を測定し、付着歯垢量を求めた。結果を
第３表に示す。

第　　　３　　　表 第２，３表の結果から明らかなように、ルミンが反応付
着法、培養付着法のいずれの評価方法によってもストレ
プトコッカス・ミュータンスに対する優れた付着抑制効
果を示すことが認められる。

以下、実施例を示す。

〔実施例１〕　　練　歯　磨 水酸化アルミニウム　　　　　　　　　　　　４５．０
％ゲル化性シリカ　　　　　　　　　　　　　　　２・
Ｏソルビット　　　　　　　　　　　　　　　　　２５
．０カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　１
．０シヨ糖モノバルミチン酸エステル　　　　　　　１
．０ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　　１
．５サツカリンナトリウム　　　　　　　　　　　　　
０．２エタノール　　　　　　　　　　　　　　　　　
　０．１安息香酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　
　０．１プラトニン　　　　　　　　　　　　　　　　
　０．００１ルミン　　　　　　　　　　　　　　　　
０．０５香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　
　１．０計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　１００．０％〔実施例２〕　　口腔用パスタ 流動パラフィン　　　　　　　　　　　　　　１５．０
％セタノール　　　　　　　　　　　　　　　　　１０
．０グリセリン　　　　　　　　　　　　　　２０．０
ソルビタンモノパルミテート　　　　　　　　　０．６
クロルヘキシジングルコン酸塩　　　　　　　　０．１
香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．
５プラトニン　　　　　　　　　　　　　　　　　０．
１ルミン　　　　　　　　　　　　　　　　０．２水　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残計　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００．０
％〔実施例３〕　　マウスウォッシュ ソルビット　　　　　　　　　　　　　　　　１０．０
％エタノール　　　　　　　　　　　　　　　　　　５
．０ポリオキシエチレン（６ｏ）硬化ヒマシ油　　　　
０．１シヨ糖モノパルミテート　　　　　　　　　　　
０．２サツカリンナトリウム　　　　　　　　　　　　
　０．２香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　
　　０．６ルミン　　　　　　　　　　　　　　　　０
．０３水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　残計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１００．０％〔実施例４〕　　口腔用トローチ 乳　　　糖　　　　　　　　　　　　　　　　　９９．
０％クロルヘキシジングルコン酸塩　　　　　　　　０
．０５ポリオキシエチレン（６０）モノステアレート０
．２プラトニン　　　　　　　　　　　　　　　　　０
・２ルミン　　　　　　　　　　　　　　　　０．２ス
テビア抽出物　　　　　　　　　　　　　　　　０．２
香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．
０１ヒドロキシエチルセルロース　　　　　　　　　　
残計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０
０．０％〔実施例５〕　　うがい用錠剤 炭酸水素ナトリウム　　　　　　　　　　　　５４．０
％第２リン酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　１０
．０ポリエチレングリコール　　　　　　　　　　　３
．０クエン酸　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
７．０無水硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　１
３．２５香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　
　　３．０ルミン　　　　　　　　　　　　　　　　０
．０５オレイン酸　　　　　　　　　　　　　　　　　
　０・１モノフルオロリン酸ナトリウム　　　　　　　
　０．１クロルヘキシジン　　　　　　　　　　　　　
　０．５計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　１００．０％〔実施例６〕　　バッカル剤（錠剤） 結晶セルロース　　　　　　　　　　　　　　７７．０
％デンプン　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０
．４ステアリン酸マグネシウム　　　　　　　　　　０
．５香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　
２．０ルミン　　　　　　　　　　　　　　　　０・１
計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉｏｏ
、ｏ％〔実施例７〕　カプセル剤 結晶セルロース　　　　　　　　　　　　　　７８．０
％デンプン　　　　　　　　　　　　　　　　　　１９
．５ステアリン酸マグネシウム　　　　　　　　　　　
０．５香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　
　１．９ルミン　　　　　　　　　　　　　　　　０．
１計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００
．０％〔実施例８〕　　キャンディ 砂　　　糖　　　　　　　　　　　　　　　　　５゛０
％水　　　飴　　　　　　　　　　　　　　　　　３３
有機酸　　　　　　　　２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ルミンを消臭有効成分として配合してなることを特
   徴とする口臭除去剤。