JPS63238874A - 自動逃気型バルーンカテーテル及びその製造方法 - Google Patents

自動逃気型バルーンカテーテル及びその製造方法

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JPS63238874A
JPS63238874A JP63001126A JP112688A JPS63238874A JP S63238874 A JPS63238874 A JP S63238874A JP 63001126 A JP63001126 A JP 63001126A JP 112688 A JP112688 A JP 112688A JP S63238874 A JPS63238874 A JP S63238874A
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catheter
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動逃気型バルーンカテーテル及びその製造方
法に関する。　　′ 〔従来技術及びその課題〕 自動逃気型バルーンカテーテルは公知であり、このよう
な自動逃気型バルーンカテーテルを製造する場合、特に
あるサイズの自動逃気型バルーンカテーテルを製造する
場合に困難が生じている。
その問題は、例えば、マンドレルを着脱して自動逃気用
の孔を作ることである。さらに、バルーンを膨脹させる
ときに、空気がアダプタに堪るという問題もある。そこ
で、改良された新規な自動逃気を行い得るバルーンカテ
ーテル、及び、これを製造する方法が必要である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、全体としては、空気を通すがバルーン
膨脹用媒体を通さない孔を複数設けることによって自動
逃気を行い得るバルーンカテーテル、及び、その製造方
法を提供することにある。
本発明の他の目的は、機械的方法により形成された複数
の微小孔を用いて上記特性を具現したバルーンカテーテ
ルを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、機械的方法により形成され
た複数の微小孔を種々の位置に、種々のパターンで設け
ることにより、上記特性を具現したバルーンカテーテル
を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、自動逃気用の孔を内側の管
状部材に設けて、上記特性を具現したバルーンカテーテ
ルを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、自動逃気用の孔をバルーン
に設けて、上記特性を具現したバルーンカテーテルを提
供することにある。
本発明のさらに他の目的は、自動逃気用の孔をカテーテ
ルの基部側の端部のアダプタバルーンに設けて、上記特
性を具現したバルーンカテーテルを提供することにある
。
本発明のさらに他の目的は、単一の内腔を使用すること
も、二重の内腔を使用することも、可能にすることによ
り、上記特性を具現したバルーンカテーテルを提供する
ことにある。
本発明のさらに他の目的は、カテーテルの自動逃気を行
う部分を多孔質の材料で作ることにより、上記特性を具
現したバルーンカテーテルを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、反復できる特性を以て容易
に製造し得るバルーンカテーテルを提供することにある
。
〔発明の概要〕
本発明に基く自動逃気型バルーンカテーテルは内腔を内
蔵している可撓性を有する細長い形の管状部材を有する
。膨脹可能のバルーンが上記管状部材によって支持され
ている。この管状部材とバルーンがバルーンカテーテル
の第１の部分及び第２の部分として作用する。この第１
の部分、第２の部分、又は、その両者によって支持され
た装置が複数の小さい通路を有し、この通路がバルーン
の内部から空気を逃がし得るがバルーンからバルーン膨
脹用媒体を逃がさない。
自動逃気用の孔又は通路がアダプタにも設けられる。各
種の構造及び方法が複数の小さい孔を設けるために使用
される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図によって詳細に説明する。
各図に示すように、本発明に基く自動逃気型バルーンカ
テーテル１１は管状部材１２を有し、この管状部材１２
は流路すなわち内腔１３を有し、この流路１３は管状部
材１２を縦に貫通している。
また、第２図に示すように、流路１３は管状部材１２の
基部から遠方の端部をも貫通している。管状部材１２は
米国特許第４，３２３，０７１号に記載されているよう
な適当なプラスチック材料を用いて作ることができる。
また、カテーテル１１は外側の管状部材、すなわち第２
の管状部材１６を有し、この外側の管状部材１６は内側
の管状部材１２と同軸になるように取り付けられている
。この管状部材１６も、米国特許第４．３２３．．０７
１号に記載されているような適当なプラスチック材料を
用いて作ることができる。環状の流路１２、すなわち内
腔１７は内側の管状部材１２と外側の管状部材１７との
間に設けられ、これを縦に貫通している。環状の流路１
７は一体構造のバルー′ン１８の内部に対して開口し、
このバルーン１８は米国特許第４，３２３．０７１号に
記載されているような方法で作られている。外側の管状
部材１６の基部から遠方の端部は内側の管状部材１２の
外面に結合されて、この外面との間に水蜜シールを形成
する、その方法は米国特許第４，３２３，０７１号に記
載されている方法と同様である。第１図及び第２図に示
すように、カテーテル１１の基部から遠方の端部の基部
とは反対側の端部は僅かに丸みを持たせである。これは
、人体の血管に挿入し易くするためである。内側の管状
部材１２と外側の管状部材１６は、一体構造のバルーン
と共働して、それぞれ、第１部分と第２部分と形成する
。
内側の管状部材１２の基部側の端部と、外側の管状部材
１６の基部側の端部とは、２木のアームを有する従来型
のアダプタ２１に結合され、このアダプタは中央部にア
ーム２２を有し、このアーム２２を案内ワイヤ２３が貫
通している。中央のアーム２２は、内側の管状部材１２
の流路１３に接続されているので、案内ワイヤがカテー
テルを貫いて、米国特許第４，３２３，０７１号に記載
されているようにこのカテーテルを所要の位置に保持す
ることができる。環状の流路１７は側部アーム２４に接
続されて、バルーン膨脹用媒体を受は入れ得るように取
り付けられている。この媒体は従来の方法で側部アーム
２４に入り、環状の流路１７を通過し、バルーン１８を
膨脹収縮させることができる。
自動逃気装置は上記第１の部分、又は第２の部分、又は
、第１の部分及び第２の部分に支持されて、空気を通す
ための複数の小さい通路を形成する。この空気の通路は
、バルーン膨脹用媒体をバルーンに残したまま、このバ
ルーンの内部の空気を、上記第１の部分か第２の部分、
又は、第１の部分と第２の部分を経由して、大気中に逃
気させることができる。このような装置は機械的方法に
より形成された複数の微小孔２６を有し、この微小孔２
６はバルーン１８の内部と内側の管状部材１２の内部の
流路１３を接続させる。この機械的方法によって形成さ
れた複数の微小孔２６は予め定めた形状にすることがで
きる。例として第２図に示したように、微小孔２６は適
当な形状、例えば、カテーテルの基部から遠方の端部の
近傍の部分から、バルーンの内部まで延びる直線的な形
状にすることができる。この微小孔は、バルーンの基部
側の端部を含めた、バルーンの有孔長さに沿って何処に
でも設けることができる。この微小孔２６は適当な大き
さにして、適当な距離離間させることができる。すなわ
ち、例えば、直径をｏ、ｏｏｏ、４ないし０．０２５ミ
リメートル（０，００００４５ないし０．００１０イン
チ）とし、離間距離を０．０２５ないし２，５ミリメー
トル（０，００１ないし０．１００インチ）にすること
ができる。図には、この微小孔２６を直線的な形状で示
しであるが、この形状に限らず、他の形状、例えば、螺
旋形、ジグザグ形等の経路をたどる形状にすることがで
きる。この微小孔は種々の厚さの壁体、例えば、厚さが
０．００５ないし２．５ミリメートル（０，０００２な
いし０．１００インチ）プラスチックの壁体に設けるこ
とができる。また、この大きさの孔は各種のプラスチッ
ク材料、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリウ
レタン、又は、ポリプロピレンで作られている壁体に開
けることができる。また、この微小孔は適当な方法、例
えば、レーザにより形成することができる。
このような微小孔２６をカテーテルの縦軸線に沿って延
びるように設けるのは好ましいことである。また、この
微小孔を、バルーンの基部から遠方の端部の軸線に沿っ
て延びるように設けるのは好ましいことである。これは
、バルーンの中の空気を短時間のうちに大気中に逃がす
ことができるようにするためである。また、図に示すよ
うに、バルーンに膨脹収縮用媒体を注入する時に、バル
ーン膨脹用内腔とバルーンの中の空気がバルーンの方に
押しやられ、このバルーンの中に押し込まれ、微小孔２
６を通して逃がされるので、バルーンを迅速に膨脹させ
ることかでき、そのバルーンの中の空気を容易に排出す
ることができる。このように微小孔を縦軸線方向に沿っ
て設ければ、微小孔２６を多数あけることができるので
、より適切に空気を逃がすことができる。また、このよ
うに多数あけられた微小孔２６は、外側の管状部材１６
の基部から遠方の端部を、内側の管状部材１２に保持さ
せる作用をする。すなわち、１個以上の微小孔が塞がれ
ても、そのために、空気を大気中に逃がす作用が過度に
阻害されないからである微小孔２６の寸法は、膨脹用媒
体、例えば、代表的には、放射線不透過性の液体、又は
、食塩水を通さないような大きさである。上記バルーン
に使用される膨脹用媒体は、微小孔２６のような極めて
小さい孔を通過することができない。その理由は、膨脹
用媒体が孔を濡らした時に表面張力が発生するからであ
る。これを別の言葉で表現すれば、各微小孔を横断する
ように三日月形の膜が形成され、この膜で膨脹用媒体の
移動速度がゼロになり、従って、膨脹用媒体が微小孔か
ら逃げ出せないからである。従って、バルーンの中の空
気は微小孔を通って外に逃げることができるが、バルー
ン用膨脹用媒体はこの微小孔を通って外に逃げることが
できない。
このことから判るように、上記のような機械的方法によ
り形成された複数の微小孔を用いれば、バルーンに膨脹
用媒体を注入する時に、バルーンの中から空気を容易に
追い出すことができ、それと同時に、バルーンから膨脹
用媒体が逃げ出すのを防止することができる。従って、
バルーンを適当な圧力に維持することができる。
内側の管状部材１２の内部に１対の放射線不透過性のマ
ーカ２７が設けられ、このマーカ２７は適当な材料、例
えば、金或いはタングステン等を用いて作られている。
このマーカ２７は離間するように取り付けられる。その
取付位置はバルーンの基部側の端部と基部から遠方の端
部である。このようにするのは、このマーカがバルーン
の有孔長さを示すことができる用にするためである。こ
Ｊ−ｂ− のマーカは、既に説明したと同様に、リングの形である
。
自動逃気型装置はアダプタに取り付けることもできる。
この場合は、アダプタ２１に捕捉された空気、特にバル
ーン１８を最初に膨脹させた時に中央のアーム２２に捕
捉された空気を逃がすためである。この自動逃気装置は
、バルーンに設ける場合と同様に、離間配設された複数
の小孔又は小通気孔２つの形にすることができる。この
小通気孔２つはアダプタの基部側の端部に隣接した中央
のアーム２２に設けられる。この小孔又は通気孔は、任
意の予め定めた所要の形状にすることができる。既に説
明したことから判るように、中央のアーム２２の基部側
の端部に捕捉された空気がバルーン１８を満たしても、
この空気はバルーンから上記と同様に大気中に逃げる。
従って、カテーテル全体を空気がない状態にすることが
できる。
本発明に基くカテーテルの他の形態を第３図に示す。こ
のカテーテル３１は第１図及び第２図に示したカテーテ
ルとほぼ同様であり、相違している点は、機械的方法に
より形成された複数の微小孔３２が、内側の管状部材１
２でなく、バルーン１８それ自体に設けられていること
である。第３図に示すように、この微小孔３２は列をな
すように設けられている。この列はバルーンの基部から
遠方の端部から、このバルーンの中央部に向かって延び
ている。この孔３２は、図から判ちょうに、配列形状は
極めて多様であり、しかも、機能的である。膨脹用媒体
がバルーン１８を膨脹させる時に、この膨脹用媒体がバ
ルーンの中の空気を前に押すので、この空気は上記機械
的方法により形成された複数の微小孔を通って外に逃げ
ることができる。最後に残った空気は、バルーンに設け
られている最後の孔から逃げ得ることができる。バルー
ンの壁体は適当な厚さにすることができる。この適当な
厚さは、０．００１３ないし０．０２５ミリメートル（
０，００００５ないし０．００１インチ）の孔をあける
ことができる厚さであり、例えば、０．００５ないし２
．５ミリメートル（０，０００２ないし０．１００イン
チ）である。
内側の管状部材］２の壁体の厚さは０．０２５ないし２
．５ミリメートル（０，００１ないし０．１００インチ
）にすることができる。
本発明に基くカテーテルのさらに他の形態を第４図に示
す。このカテーテル３６は第１図及び第２図に示したカ
テーテルと極めて類似している。
この形態の場合、内側の管状部材１２は多孔質のプラス
チック材料で作られ、この多孔質のプラスチック材料に
は曲がりくねった細い通路からなる微細構造が形成され
ている。このプラスチック材料として適当な材料、例え
ば、多孔質のポリプロピレン又はポリエチレンを使用す
ることができる。
このような材料も通気性を有するが、濡れた後は、その
液体、例えば、膨脹用媒体を通さないという性質を有す
る。
本発明に基くカテーテルのさらに他の形態を第５図に示
す。この場合には、内側の管状部材１２に開口部又は大
きい孔４２が設けられている。この開口部４２は内側の
管状部材１２の流路１３とバルーン１８の内部を接続さ
せている。この入口−１９＝ 又は大きい孔４２を既に説明したタイプの多孔質のプラ
スチック材料の層４３で覆うことができる。
このプラスチック材料にも複数の曲がりくねった小さい
通路が形成されている。このプラスチック材料の層４３
を適当な方法で、例えば加熱収縮により、開口部４２に
被せることができる。このような構造の代りに、接着剤
を用いて、上記プラスチック材料の層を、開口部４２を
直接覆うように、内側の管状部材１２の外壁に接着する
こともできる。
この構造から判るように、この形態の作用は既に説明し
た形態に極めて類似している。すなわち、膨脹用媒体が
バルーン１８に送り込まれた時に、このバルーンの中の
空気がバルーンの基部から遠方の端部に強制的に押され
る。若しカテーテルが逆の場合にはバルーンの基部側の
端部に押圧される。この押圧された空気は、バルーンが
膨脹している時に、多孔質の材料を通り、開口部４２を
通り、流路１３を通って外に出る。この逃気はバルーン
が膨脹している時にほぼ終了する。開口部４２は適当な
大きさであり、例えば、０．０２５ないし２．５ミリメ
ートル（０，００１ないし０．１００インチ）にするこ
とができる。バルーンの姿勢は、必要に応じて、逆にす
ることができる。その場合には、開口部４２の位置はバ
ルーン１８の基部側の端部になる。
本発明に基くカテーテルのさらに他の形態を第６図に示
す。この場合には、金属の帯状部材４７に多孔質の材料
を取り付け、内側の管状部材１２の孔又は開口部４８を
覆う。この帯状部材４７も多孔質の金属で作られており
、この多孔質の金属にも曲がりくねった複数の小さい通
路が形成されており、空気がこの通路を通ってバルーン
の内部から内側の管状部材１２の流路１３に出る。それ
と同時に、多孔質の金属部材、すなわち、帯状部材４７
が補助的な逃気作用を行う。この帯状部材は放射線不透
過性材料、例えば、タングステン、或いは白金等で作ら
れているので、膨脹カテーテルのバルーンの位置を示す
ための放射線不透過性マーカとして作用することもでき
る。このような金属の帯状部材は金を用いて作ることも
てきる。
この構造から判るように、膨脹用媒体がバルーンを膨脹
させる時に、このバルーンの中の空気がバルーンの基部
から遠方の端部に強制的に押される。
この押圧された空気は、バルーンが膨脹している時に、
多孔質材料の部材４７を通り、開口部４８を通り、流路
１３を通って大気中に出る。開口部４８は適当な大きさ
であり、例えば、０．　０２５ないし２．５ミリメート
ル（０，００１ないし０．１００インチ）にすることが
できる。
以上、第１図ないし第６図を用いて説明した形態では、
内腔と一体構造のバルーンが同軸である構造の膨脹カテ
ーテルについて検討した。本発明は同軸の内腔を使用し
ない構造の膨脹カテーテルにも用いることができる。こ
の同軸の内腔を使用しない構造の膨脹カテーテルは、例
えば、内腔に可撓性を有する細長い形の部材が設けられ
、この部材に２本の通路か設けられ、それと同時に、内
腔又は通路かバルーン膨脹用内腔と横並びになるように
設けられ、バルーン膨脹用内腔が案内ワイヤを通す内腔
よりサイズが小さい膨脹カテーテルである。このような
構造を用いれば、一体構造の／＜／ｌ／−ンでなく、分
離形のバルーンを使用することができる。この分離形Φ
７バルーンは、公知の方法で、可撓性を有する細長い形
の管状部材の基部から遠方の端部に向かわせることがで
き、現在市販の膨脹カテーテルにも使用することができ
る。
カテーテルのタイプによっては、案内ワイヤ用内腔より
も大きい膨脹用内腔を使用することができる。
さらに、本発明に基くバルーンカテーテル用の自動逃気
装置は、案内ワイヤが一つの内腔に固定されているバル
ーンカテーテルにも用いることができる。このようなバ
ルーンカテーテルは、特に、小型のバルーンカテーテル
にとって必要であり、米国特許第４，５８２，１８１号
に詳細に記載されている。このような構造を第７図に示
す。
第７図では、本発明に基く自動逃気型バルーンカテーテ
ル５］は可撓性を有する細長い形の管状部材５２を有し
、この管状部材５２は内側の内腔５３を有し、この内側
の内腔５３はこの管状部材の基部側の端部から基部から
遠方の端部まで延びている。膨脹型バルーンは管状部材
５２の基部から遠方の端部に形成され、これと一体構造
である。
しかしなから、既に説明したように、必要に応じて、分
離されたバルーンの基部側の端部を、適当な方法、例え
ば、接着剤を用いて、管状部材５２に取り付けることが
できる。
固定の案内ワイヤ５７は内腔５３を貫き、バルーン５６
を貫き、管状部材５２の基部から遠方の端部５８を貫い
て延びている。バルーン９基部から遠方の端部と、管状
部材５２の基部から遠方の部分５８を、接着剤５９等の
適当な方法で、案内ワイヤに保持することができる。案
内ワイヤの基部から遠方の端部には、可撓性を増すため
に、テーパ部分が設けられている。コイル状のばね６１
は案内ワイヤ５７の基部から遠方の端部に取り付けられ
、この位置に、蝋付は等の適当な方法で保持されている
。コイル状のばね６１は案内ワイヤ５７の基部から遠方
の端部を越える長さである。
成形用リボン６３はタングステン等の適当な材料で作ら
れており、案内ワイヤ５７に沿って、バルーン５６の基
部から遠方の端部中まで延びて、その位置に、接着剤５
９及び蝋付は部分６２等によって保持されている。成形
用リボン６３は案内ワイヤ５７の基部から遠方の端部を
越えて延びており、この成形用リボンの基部から遠方の
端部が、適当な装置、例えば金で作られた丸みのある形
状の先端部６５によって、コイル状のばね６１の基部か
ら遠方の端部に支持されている。また、適当な形状の放
射線不透過性のマーカが設けられている。このマーカは
金で作られた帯状部材６６、その他の形状であり、案内
ワイヤ５７によって支持されている。このマーカの取付
位置はバルーン５６の基部側の端部の付近、及び、この
バルーンの基部から遠方の端部の付近である。このよう
にするのは、バルーン５６の有孔長さを示すためである
。
第１図ないし第６図を用いて説明したように、自動逃気
装置をカテーテル５１及びそのバルーン５６に使用する
ためには、各種の方法がある。例えば、図に示したよう
に、機械的方法により形成された複数の微小孔を設け、
この微小孔をバルーンから、このバルーンの縦軸線に沿
う部分に設け、さらに、既に第７図を用いて説明したよ
うに、バルーンの冠状の部分、又は、その付近の部分に
も設ける。この孔６７は各種の形に配設することができ
、また、同じ大きさにすることができる。このようにす
る代りに、複数の孔６７の代りに、１個の孔（図示せず
）を、第６図の孔４８のようにバルーンの中に設け、こ
れを多孔質の材料で覆うようにすることもできる。また
、このようにする代りに、第４図に示したように、バル
ーンそれ自体を多孔質の利料で作ることもできる。
以上の説明によって明らかなように、 本発明に基く自動逃気装置を用れば、各種の方法により
、膨脹用媒体でバルーンを膨脹させる時にそのバルーン
の中に捕捉された空気を、バルーン膨脹用媒体を漏洩さ
せることなく、大気中に逃がすことができる。
【図面の簡単な説明】
第１図はバルーン及びアダプタの中に空気を自動逃気さ
せる孔を可動の案内ワイヤに設けた本発明に基く自動逃
気型バルーンカテーテルの側面図、第２図は第１図のバ
ルーンカテーテルの基部から遠方の端部の内側の管状部
材、外側の管状部材、及び、内側の管状部材の逃気管の
使用状態を示す部分拡大断面図、第３図はバルーンの孔
を示す第２図と同様の部分拡大断面図、第４図は逃気孔
を形成するために多孔質の材料で作った内側の管状部材
を示す第２図と同様の部分拡大断面図、第４Ａ図は第４
図の内側の管状部材１２の部分拡大断面図、第５図は逃
気孔を形成するために内側の管状部材の開口部を覆った
多孔質の材料を示す第２図と同様の部分拡大断面図、第
６図は本発明に基く他の形態の自動逃気型バルーンカテ
ーテルの内側の管状部材の孔を覆うと共に放射線不透過
性のマーカとして作用する多孔質の材料を示す断面図、
第７図は単一の内腔と固定の案内ワイヤを使用する本発
明に基くさらに他の形態の自動逃気型パル一ンカテーテ
ルの断面図である。 １１・・・自動逃気型バルーンカテーテル、１２・・・
内側の管状部材、１６・・・外側の管状部材、１７・・
・内腔、１８・・・バルーン、２１・・・アダプタ、２
３・・・案内ワイヤ、２７・・・マーカ、２９・・・小
通気孔、４２・・・大きい通気孔、４３・・・プラスチ
ック材料の層、４７・・・金属の帯状部材、５２・・・
管状部材、５３・・・内腔、５６・・・バルーン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １、縦軸線に沿って延びた内腔を１個以上内蔵している
    可撓性を有する細長い形の管状部材と、細長い可撓性管
    状部材によって支持されて上記内腔に接続しているバル
    ーンと、バルーン膨脹用媒体を用いてバルーンを膨脹す
    るために管状部材によって支持された装置と、バルーン
    の内部から空気を逃がし得るがバルーンからバルーン膨
    脹用媒体を逃がさない複数の小さい孔を形成するための
    装置とを有することを特徴とする自動逃気室バルーンカ
    テーテル。 ２、上記小さい通路が機械的方法により形成された複数
    の微小孔によって形成されることを特徴とする請求項１
    に記載された自動逃気室バルーンカテーテル。 ３、孔の大きさが０．０００４ないし ０．０２５ミリメートルの範囲内であることを特徴とす
    る請求項２に記載された自動逃気室バルーンカテーテル
    。 ４、上記機械的方法により形成された複数の微小孔が管
    状部材によって形成されることを特徴とする請求項２に
    記載された自動逃気室バルーンカテーテル。 ５、孔がバルーンに形成されることを特徴とする請求項
    ２に記載された自動逃気室バルーンカテーテル。 ６、上記複数の小さい通路を形成する装置が多孔質の材
    料に形成されていることを特徴とする請求項１および５
    のいずれかの項に記載された自動逃気室バルーンカテー
    テル。 ７、上記複数の小さい通路を形成する装置がバルーンの
    内部に通じている開口部と、上記開口部を覆っている多
    孔質の材料を含んでいることを特徴とする請求項１およ
    び６に記載された自動逃気するバルーンカテーテル。 ８、上記開口部を覆っている上記多孔質の装置が多孔質
    のプラスチック材料で形成されていることを特徴とする
    請求項７に記載された自動逃気型バルーンカテーテル。 ９、上記開口部を覆っている上記多孔質の装置が多孔質
    の金属材料で形成されていることを特徴とする請求項７
    に記載された自動逃気型バルーンカテーテル。 １０、上記多孔質の金属材料が放射線不透過性の材料で
    あることを特徴とする請求項９に記載された自動逃気型
    バルーンカテーテル。 １１、上記可撓性を有する細長い形の部材が付加的な内
    腔を有し、上記付加的な内腔がカテーテルを貫いて延び
    ていると共に、可動の案内ワイヤを上記カテーテルに挿
    入させ得ることを特徴とする請求項１ないし１０のいず
    れかの項に記載された自動逃気型バルーンカテーテル。 １２、上記付加的な内腔がバルーンを貫いて延び、小さ
    い通路を形成する装置が細長い形管状部材によって支持
    されていることを特徴とする請求項７に記載された自動
    逃気型バルーンカテーテル。 １３、上記小さい通路を形成する装置がバルーンによっ
    て支持されていることを特徴とする請求項１１に記載さ
    れた自動逃気型バルーンカテーテル。 １４、アダプタと自動逃気装置とを有し、アダプタが管
    状部材によって支持され、バルーン充填時に空気を捕捉
    する１個以上のアームを有し、自動逃気装置が上記１個
    のアームによって支持されていることを特徴とする請求
    項１ないし１３のいずれかの項に記載された自動逃気型
    バルーンカテーテル。 １５、上記自動逃気装置が離間した複数の小さい孔によ
    って形成されていることを特徴とする請求項１４に記載
    された自動逃気型バルーンカテーテル。 １６、可撓性を有する細長い形の第１の管状部材が縦軸
    線に沿って延びた内腔を１個以上内蔵し、第２の管状部
    材が上記第１の管状部材と同軸に配設されてこの第１の
    管状部材を縦に貫く環状の流路を形成し、バルーンが第
    ２の管状部材で支持されて環状の流路に接続し、上記通
    路を形成する装置が少なくとも上記第１の管状部材又は
    第１の管状部材に支持されて、空気をバルーンの内部か
    ら上記１個以上の部材を経て逃がすことができるが上記
    バルーンからバルーン膨脹用媒体を逃がさないことを特
    徴とする自動逃気型バルーンカテーテル。 １７、小さい通路を形成する装置が機械的方法により形
    成された複数の微小孔の形であることを特徴とする請求
    項１４に記載された自動逃気型バルーンカテーテル。 １８、上記小さい通路が第１の管状部材に支持されてバ
    ルーンに接続されていることを特徴とする請求項１４に
    記載された自動逃気型バルーンカテーテル。 １９、小さい通路がバルーンによって支持されているこ
    とを特徴とする請求項１４に記載された自動逃気型バル
    ーンカテーテル。 ２０、開口部が第１の管状部材に形成されてバルーンの
    内部に接続し、小さい通路を形成する上記装置が上記開
    口部を覆っている多孔質の装置を含むことを特徴とする
    請求項１４に記載された自動逃気型バルーンカテーテル
    。 ２１、内腔が縦に延びている細長い形の第１の管状部材
    と、可撓性を有する管状部材に支持されたバルーンと、
    バルーン膨脹用媒体を用いてバルーンを膨脹させる装置
    とを有する自動逃気型バルーンカテーテルの製造方法に
    おいて、上記方法はカテーテルの縦に離間した複数の小
    さい通路を設けてバルーンの内部を大気に接続させる段
    階と、バルーンを膨脹させるための膨脹用媒体を入れて
    、膨脹用媒体がバルーンに満たされる時に、バルーンの
    空気を連続した通路を通過させることを特徴とする自動
    逃気型バルーンカテーテルの製造方法。 ２２、小さい通路が機械的方法により形成された複数の
    微小孔によって形成されることを特徴とする請求項２１
    に記載された自動逃気型バルーンカテーテルの製造方法
    。 ２３、開口部がカテーテルの縦方向に離間していること
    を特徴とする請求項２１に記載された自動逃気型バルー
    ンカテーテルの製造方法。 ２４、上記開口部の大きさが０．０００４ないし０．０
    ２５ミリメートルであることを特徴とする請求項２１に
    記載された自動逃気型バルーンカテーテルの製造方法。 ２５、開口部をレーザで形成することを特徴とする請求
    項２１に記載された自動逃気型バルーンカテーテルの製
    造方法。 ２６、小さい通路を多孔質の材料を用いて形成すること
    を特徴とする請求項２１に記載されたバルーンカテーテ
    ルを自動逃気する方法。 ２７、カテーテルの基部側の端部にアダプタを設け、ア
    ダプタにアームを設け、アダプタの自動逃気開口部を設
    ける段階を有することを特徴とする請求項２１に記載さ
    れた自動逃気型バルーンカテーテルの製造方法。
JP63001126A 1987-01-06 1988-01-06 自動逃気型バルーンカテーテル及びその製造方法 Pending JPS63238874A (ja)

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