JPS63237817A - 放電加工機へのワークおよび電極取付方法 - Google Patents

放電加工機へのワークおよび電極取付方法

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JPS63237817A
JPS63237817A JP7098987A JP7098987A JPS63237817A JP S63237817 A JPS63237817 A JP S63237817A JP 7098987 A JP7098987 A JP 7098987A JP 7098987 A JP7098987 A JP 7098987A JP S63237817 A JPS63237817 A JP S63237817A
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discharge machine
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芳賀 勝利
Takeshi Nakagawa
健 中川
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮果よ(2)■凪分国 本発明は放電加工機のワーク位置決め方法に関するもの
であり、特にワーク位置決め作業の能率向上に関するも
のである。
送m既 一般に放電加工法は高精度で加工し得る金属加工法とし
て知られており、特に金型の製作中量も高精度を要する
仕上段階において利用されている。
そして、金型の寸法精度の良否は、電極に対してワーク
を正確に位置決めして放電加工したかどうかに大きく左
右される。
ワークの放電加工機への取り付けは、一般に作業者の手
作業によって次のように行われる。まず、(i)ワーク
を、放電加工機のテーブル上に載置する0次に、(ii
 )ワークを、そのワークの基準座標を電極の基準座標
に高精度で測定しながら合わせることにより位置決めす
る。その後、(iii )ワークを、固定具を用いてテ
ーブルに固定するのである。上述の工程中、特に(ii
 )の工程はワーク位置決めと称されるものであり、複
雑な作業であるため多くの作業時間を必要とする。
が”° しよ゛とするロ 占 しかしながら、ワークが載置されるテーブル近傍には電
極送り装置、電極、加工槽等があり、これらがワーク位
置決め時に邪魔となる場合が多い。
このことが上述のワーク位置決めを一層複雑なものとし
ており、よって、多大な作業時間および熟練度を要して
いた。その上、電極送り装置等の移動部材が作業者の誤
操作または放電加工機の故障に起因して誤作動させられ
た場合、作業者に接触して負傷させる恐れがあることか
ら、作業環境を改善する余地が残されていた。
また、ワーク位置決めはテーブル上で行われる必要があ
るため、他のワーク加工によりテーブルが占有されてい
る場合には新たなワークを位置決めすることはできない
、よって、特にワーク交換を伴う連続した放電加工を行
う場合、ワーク位置決め時に放電加工機の運転を長時間
停止せざる得す、放電加工可能な稼働時間が制限される
口 占を”′するための 本発明は、以上の問題点を解決するために、放電加工機
に備え付けのテーブルにワークを位置決めして固定する
に際し、テーブルとは別体であって、テーブルに設けた
位置決め部により常に一定の位置に位置決めし得るワー
クホルダを準備し、ワークホルダにワークをワークホル
ダとテーブルとの一定の位置関係を考慮して位置決めし
て固定した後、ワークホルダを一定位置においてテープ
′ルに固定することにより、テーブルに対するワークの
位置決めおよび固定を行うようにしたものである。
昨月]■JL迩果 本発明は、テーブルとワークホルダとの取付位置関係を
予め一定に設定しておき、その取付位置関係を考慮して
ワークホルダとワークとの位置決めを行うことにより、
テーブルに対するワーク位置決めをワークホルダを介し
て行うものである。
よって、作業者はワークホルダに対してワークを位置決
めするだけで、ワークホルダをテーブル上の予め定めら
れた位置に固定すれば、ワークのテーブルに対する位置
決めが同時に行われる。
したがって、ワーク位置決めを放電加工機に運び込む前
に行うことができる。そのため、作業者は複雑なワーク
位置決めを充分に広い作業スペースで行い得ることとな
り、作業能率が向上して作業時間が短縮し、ひいては作
業コストが低減する。
また、ワーク位置決め時における放電加工機の誤作動に
よって作業者に害が及ぶことがなくなり、よって作業者
はワーク位置決めを一層安全に行うことができる。
その上、あるワークが放電加工中であってテーブルが占
有されている時でも、別なワークの位置決めをその放電
加工と並行して行うことができる。
よって、放電加工機を長時間停止させることなく迅速に
ワーク交換を行い得るため、放電加工機の稼働率を向上
させることができ、金型の生産性の向上を図り得る。
1施■ 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本実施例における放電加ニジステムを示す説明
図である。
符号10が放電加工機を示し、C字形を成す本体11の
開口部の上向き面および下向き面には、それぞれワーク
支持部12および電極保持部13が設けられている。ワ
ーク支持部12は被加工面が上向きの状態のワーク14
をホルダ15を介して支持するものであり、一方、電極
保持部13は加工面が下向きの状態の電極18を上下調
節可能にホルダ20を介して固定するものである。ワー
ク14は、図示しない加工液の中に沈められ、所定の間
隙をおいて対向させられた電極18との間に断続的に発
生させられるアーク放電による金属除去によって、予め
形成された電極18の加工面に対応した形状に加工され
る。
本体11の正面側には、ワーク14あるいは電極18を
積載可能な搬送車22が配置されており、フロア24に
埋設された2本の平行レール26に係合するローラ車2
8が取り付けられることにより、レール26に沿って作
業者により移動させられるようになっている。
ワーク14.電極18およびホルダ15.20を第2な
いし5図に基づいて説明する。
ワーク14は、第2図に示されるように、一端面を被加
工面とする直方体状の本体部30と、それの他端面に一
体的に形成されたフランジ部32とによって構成されて
いる。本体部30の被加工面と、その被加工面に隣接す
るとともに、互に直交する2個面とは、それぞれワーク
14の3基準方向を決定する第一基準面34と、第二基
準面36および第三基準面38とされている。つまり、
これら3基準面は真平面とされるとともに、3基準面の
交角はすべて真直角とされているのである。
電極18も第3図に示されるように、ワーク18と同様
にフランジ32を備えたものであり、第一。
第二および第三基準面34.36.38を有している。
ホルダ15は、第4図に示されるように、矩形の厚板鋼
板であり、一端面はワーク14を支持する支持面40と
される一方、支持面40とは反対側の面および一側面は
それぞれ第一基準面42および第二基準面44とされて
おり、これら第一および第二基準面42.44は真平面
とされるとともに、両基準面の交角は真直角とされてい
る。
また、支持面40には縦横に走る複数本のT溝46が刻
設されており、さらに第一基準面42には第二基準面4
4と直交する2本のT溝48,50が互いに平行に刻設
されている。ホルダ15を局部的に拡大して第5図に示
すが、T溝50の狭窄部52を形成する2平面は第三基
準面54であり、それぞれ真平面とされると共に、第一
基準面42と第二基準面44とに対する交角がすべて真
直角とされている。よって、狭窄部52の間隔dは当然
一定となる。これら第一基準面42.第二基準面44お
よび第三基準面54は、それぞれワーク14の第一基準
面34.第二基準面36および第三基準面38と方向を
同一とし、ワーク14の位置決め時およびホルダ15位
置決め時に利用される。なお、T溝48.50は第二基
準面44近傍の出口部がテーバ部とされている。
ホルダ15の支持面40上に載置されたワーク14は、
第5図に示されるように、フランジ部′3゛2の上面5
6に一端部が支持された押さえ板58を、T溝46に頭
部60を係止されたT溝ボルト62に螺合された押さえ
ナツト64で締め付けることによりホルダ15に固定さ
れる。このとき、押さえ板58は押さえナツト64の座
面がほぼ全面で接するようにスペーサ68を用いて他端
部の高さが調節される。なお、ワーク14とホルダ15
とは放電加工機10に対する搬入・搬出時および放電加
工時は少なくともこの状態で固定されている。
電極18を保持するホルダ20も上記ホルダ15と同様
のものであり、同様にして使用される。
放電加工機10の構成を第1図および第5ないし10図
に基づいて詳細に説明する。
ワーク支持部12は、第1図に示されるようにワーク1
4が固定されたホルダ15の位置決め・固定を行うワー
ク固定装!70を備えている。一方、電極保持部13は
、電極18が固定されたホルダ20を位置決め・固定す
る電極固定装置72と、電極固定装置72を上下に移動
させる電極送り装置74とを備えている。
ワーク固定装置70は、第6図に示されるテーブル76
を備えており、そのテーブル76にはホルダ15を支持
する支持面78が形成されている。
なお、図において、紙面手前が本体11の正面側となっ
ている。支持面78はテーブル76における第一基準面
であるため、真平面とされている。
このテーブル76には、ガイドピン80が軸心を支持面
7Bに対し垂直とし、T溝48,50と同一間隔を有す
る平行な2直線上に3個ずつ等間隔に、かつ軸方向に摺
動可能に植設されている。ガイドピン80には第7図に
示されるように、頭部82、大径部83および小径部8
4が形成されているが、テーブル76上には頭部82お
よび大径部83の一部が突出している。しかも、頭部8
2および大径部83は、T溝4B、50に嵌合し得る形
状とされており、ホルダ15の第三基準面54を有する
T溝50に嵌入するガイドピン80のうち、特に両端の
ガイドピン80の大径部83の直径りを大きめにし、T
溝50の間隔dに対する間隙ができる限り少なくなるよ
うにされている。
つまり、2本のガイドピン80の大径部83の外周面の
直径方向に隔たった2部分が第三基準面85とされてい
るのであり、それらT溝5oの狭窄部52および2本の
ガイドピン8oの大径部83がホルダ15とテーブル7
6との位置決め部とされているのである。
したがって、ホルダ15は、頭部82および大径部83
がT溝48,50に嵌入する状態で移動させられてテー
ブル76上に載置される。しかしながら、第6図におい
て、テーブル76には、ホルダ15の第一基準面42に
接して第一基準面42と支持面78とを離間させる回転
可能なローラ車88が取り付けられ、第一基準面42と
支持面78とを傷つけることなく、しかも比較的小さな
力でホルダ15を移動させ得るようになっている。
なお、ローラ車88はワーク14の固定時にはテーブル
76側に格納されるため、ワーク固定になんら支障を及
ぼさない。また、T溝48.50に対するガイドピン8
0の嵌入は、T溝4B、50の前記テーバ部によって案
内されるから、細かい位置合わせを行うことなくホルダ
15をテーブル76に取り付けることができる。
テーブル76は、第6図に示されるように、ホルダ15
の第二基準面44に当接するストッパ90を備えており
、それらストッパ90および第二基準面44もテーブル
76とホルダ15との位置決め部として機能するように
されている。
位置決めされたホルダ14はホルダ押さえ板94によっ
て後退を防止される。ホルダ押さえ板94は両端に張出
部を備えた細長い鋼板であり、テーブル76に螺合され
る締付けねじ96により、任意角度での固定が可能であ
る。したがって、張出部をホルダ15とテーブル76と
の後端面に当接する状態に回動させた後に締付けねじ9
6を締め付ければ、ホルダ15がストッパ90に押し付
けられて、前後方向の移動が阻止されるのである。
また、ガイドピン80は軸方向に前進・後退可能である
。ガイドピン80は、第7図に示されるように小径部8
4に挿通され、その先端部に固定されたりテーナ104
と、テーブル76との間に着座させられた圧縮コイルス
プリング106により予荷重が加えられて常に後退方向
に付勢されている。また、小径部84の先端に近接する
位置には、T溝48,50に沿って2組の偏心カム11
0が配設されている。この偏心カム110は、ガイドピ
ン80の軸方向の移動を制御するものであり、3個のガ
イドピン80の先端に近接する位置にカム面112が形
成された回転軸114と、回転軸114の一端部に立設
されたレバー115(第6図に示される)とによって構
成されている。
また、カム面112には断面が円である作用面116と
、作用面116の一部が回転軸114の軸方向に平行に
削り取られて平面部とされた非作用面118とが形成さ
れている。
第7図には、ガイドピン80の先端が非作用面118と
近接し、付勢力により最後退位置に位置させられている
状態が示されており、この状態でスプリング106の予
荷重がガイドピン80によりホルダ15に伝達されるこ
とによって、ホルダ15がテーブル76に固定される。
それと同時に、テーブル76の第一基準面78によるホ
ルダ15の第一基準面42の位置決めも行われる。この
ガイドピン80はホルダ15の移動時に最前進位置とさ
れている。すなわち、レバー115を回動操作して回転
軸114を回転させれば、作用面116がガイドピン8
0の先端面に当接しガイドピン80を最前進位置に位置
へ移動させるのである。
その結果、ホルダ15にはスプリング106の予荷重が
伝達されなくなり、T溝48,50とガイドピン80と
が摺動可能となって、ホルダ15とテーブル76との固
定が解除される。
前記電極固定装置72は、第8および9図に示されるよ
うに、ワーク固定装置70 (第6図に示される)とほ
ぼ同様の構成であり、よって、両者に共通の部分には同
一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についての
み説明する。
電極固定装置72において、ホルダ20は下面 。
がローラ車88に支持された状態で移動させられる。そ
のため、ホルダ20は固定時にローラ車88の接触面か
ら遠ざかることとなり、ローラ車88は格納機構を有し
ていない。また、電極固定装置72におけるガイドピン
80は、偏心カム110の代わりに第9図に示される単
動シリンダ124によって前進させられる。単動シリン
ダ124には液通路126を介して制御パルプを含むク
ランプ回路128が連結され、さらに、そのクランプ回
路128には制御回路130が接続されている。
単動シリンダ124はガイドピン80の先端にそれぞれ
対向して配設されており、ガイドピン80の摺動方向に
伸縮可能なピストン131を有する。ピストン131は
、作用面132がガイドピン80の先端面と常に接して
おり、通常はスプリング106の付勢力によって最後退
位置に位置させられているが、クランプ回路128から
供給される液圧の上昇に基づいて前進させられ、ガイド
ピン80をスプリング106の付勢力に抗して前進させ
て最前進位置に位置させるのである。
クランプ回路128は、第10図に示されるように単動
シリンダ124に連結された単動増圧器134と、この
単動増圧器134に空気通路により順次連結された電磁
弁138.空気圧調整器140、手動弁142および空
気圧源144とによって構成されている。
単動増圧器134は、−次ボート150に供給される空
気圧を増圧しだ液圧を二次ボート152から出力するも
のであり、この二次ボート152が単動シリンダ124
の液圧供給口と連結されている。
電磁弁138は2位置・3ボートの電磁方向切換弁であ
り、前記制御回路130によって駆動されるソレノイド
154に応じて方向が切り換えられる。この電磁弁13
8は第一位置146で空気圧調整器140を遮断する一
方、第二位置148で空気圧調整器140と単動増圧器
134の一次ボート150とを連通させるものである。
なお、第一位置146にある状態で、単動増圧器134
の一次ボート150は大気に開放されている。
空気圧調整器140は、フィルタ160.圧力計162
が付着されたリリーフ付減圧弁164およびルブリケー
タ166が順次直列接続されて構成されたものであり、
それぞれ空気の水分および塵埃の除去、空気圧の一定維
持ならびに霧化した潤滑油の空気への給油を行う。
制御回路130は第11図に示されるように両端にフユ
ーズ172が接続された電源173と、ソレノイド15
4を駆動する回路(ソレノイド駆動回路)と、パイロッ
トランプ174を点燈・清澄させる回路とがそれぞれ並
列接続されたものである。
ソレノイド駆動回路は押しボタンスイッチであるSWI
、SW2と、リレーコイル180と、常開接点182と
が接続された所謂自己保持回路、ならびにリレーコイル
180に並列接続されたソレノイド154によって構成
されている。したがって、swiがON状態とされると
、常開接点182がON状態となってソレノイド154
に所定の電流が流れる。このとき、電磁弁13Bが第一
位置156から第二位置158へ切り換えられる。
逆に、SW2が一次的にOFF状態とされると常開接点
182がOFF状態となってソレノイド154に電流が
流れなくなる。このとき、電磁弁138は第一位置15
6に戻る。すなわち、SWlは電極固定装置72のガイ
ドピン80を前進させてホルダ20とテーブル76との
固定の解除を行うためのスイッチであり、一方、SW2
はガイドピン80を後退させて両者の固定を行うための
スイッチである。
前記パイロットランプ174は常開接点182の開閉に
応じて開開する常閉接点184に直列接続されており、
SW2がOFF状態とされたときにON状態となって点
燈する。
前記搬送車22を、2状態をそれぞれ示す第12および
13図に基づいて説明する。
搬送車22にはワーク14および電極18をそれぞれ支
持するワーク支持装置190および電極支持装置191
が配設されている。
ワーク支持装置190は、第12図に示されるようにフ
レーム192から水平に突設された一対のアーム193
.そのアーム193により前進・後退可能に支持される
とともに、ワーク14を移動可能に支持するローラキャ
リア194およびリフタ196を備えており、ローラキ
ャリア194およびリフタ196がワーク14を移動さ
せる役割を担っている。
ローラキャリア194は一対のガイドバー198とガイ
ドバー198の内側に相対して回転可能に支持された・
ローラ車200とによって構成されている。これらロー
ラ車200の上面によってローラ面P、が形成されてい
るが、このローラ面P1はガイドバー198上面よりや
や低い位置とされている。したがって、ワーク14のロ
ーラ面P、上における前進・後退方向(ワーク14が搬
送車22から搬出される方向を前進方向とし、搬入され
る方向を後退方向と称する)以外の方向への移動がガイ
ドバー198の上端部によって規制される。
一対のガイドバー198の少なくとも一方の下面の所定
位置には2個の切欠202が設けられており、さらに、
この切欠202を利用してローラキャリア194の前進
を規制する第一係止装置204がアーム193に取り付
けられている。この第一係止装置204は、所定角度範
囲内で回動可能な爪206の係止部が切欠202の後面
に当接することによりその後面の前進を規制する一方向
ロツクである。解錠は、爪206に連結されたレバー2
10を回動操作するか、あるいは、ローラキャリア19
4を後退させて切欠202の前側の角部を爪206に当
接させることにより、爪206を後退方向に回動させる
ことによって行う。
また、最前進位置にあるガイドバー198の後端面21
2近傍には、その後端面212を利用してローラキャリ
ア194の後退を規制する第二係止装置214がフレー
ム192に取り付けられている。この第二係止装置21
4は、第一係止装置204と同様な構成であるが、爪2
15の作用方向が逆とされている。また、゛第二係止装
置214には、レバー210の代わりに図示しないリン
クを介してペダル216が連結されている。すなわち、
ローラキャリア194は、第一係止装置204および第
二係止装置214よって最前進位置に固定されるのであ
る。
前記リフタ196は、ワーク14を移動可能に支持する
多数のローラ車220.ローラ車220を回転可能に支
持するフレーム222.フレーム222を平行な状態で
昇降させる図示しない昇降装置、昇降装置を作動させる
2本の連動レバー224によって構成されている。これ
らローラ車220によって形成されるローラ面Ptは、
最下位置とされた状態では前記ローラ面P、と同一高さ
とされ、ワーク14はローラ面PIからローラ面P2へ
連続的に移動させられ得る。
また、フレーム222の後退方向の端近傍には、第13
図に示されるローラ面Pt上のホルダ15を後端面(第
二基準面44と対向する面)と当接することにより停止
させる当接板226が固設されている。さらに、停止さ
せられたホルダ15の第二基準面44に近接する位置に
は、第三係止装置230が取り付けられている。第三係
止装置230は第二基準面44を利用してホルダ15の
前進を規制する一方向ロツクである。この第三係止装置
230は、所定角度範囲内で回動可能な爪232の当接
面が、最後退位置においてリフタ196により最上位置
へ上昇させられたホルダ15の第二基準面44と当接す
ることによりホルダ15の前進を規制する。解錠は爪2
32に連結されたレバー234を回動操作して爪232
の当接面を第二基準面44から逃がすことによって行う
また、ローラキャリア194の後端面212には操作棒
236がジヨイント238を介して取り付けられている
。この操作棒236は第12図に示される水平な姿勢で
作業者により押し込み・引き出し操作によってローラキ
ャリア194を前進・後退させるものである。この操作
棒236は、最も外側(後退側)へ引き出された状態で
はジヨイント238において直角に折り曲られて、フレ
ーム192の後面上に突設された操作棒把持部材240
によって弾性的に把持されことにより垂直な姿勢で収納
される。
次に、電極支持装置191を第12および13図に基づ
いて説明する。ただし、ワーク支持装置190と共通す
る部分には同一の符号を付して、外から見えない部分の
図示は省略する。
電極18は、第12図に示されるように、ホルダ20の
下面がローラ車200によって支持された状態で、ロー
ラキャリア194上を移動させられる。また、第四係止
装置242がワーク支持装置190の第一係止装置20
4に代えてローラキャリア194の前端部に設けられて
いる。この第四係止装置242は、図示しない放電加工
機10に固設されたビンを、ガイドバー198に固定さ
れた支持部材244に穿設された、前進方向を開口端と
するU字状の切欠246の底部に当接させてローラキャ
リア194の前進を規制するとともに、係止板248の
スナップアクションによりその開口端を閉塞することに
より、ローラキャリア194の後退を規制するものであ
−る。したがって、ローラキャリア194は第四係止装
置242により最前進位置に固定される。また、電極支
持装置191には操作棒236に相当するものはなく、
係止板248に固定された操作ハンドル250がその代
わりに使用される。
以下、放電加工機10および搬送車22の作動を説明す
る。なお、ワーク14および電極18は、すでに位置決
めされてホルダ15および20に固定されているものと
する。
(i)ワーク14および電極18を第12図に示される
状態の搬送車22のローラキャリア194上に載置し、
ワーク14および電極18を当接板226と当接するま
で後退させて最後退位置とする。次に、連動レバー22
4を回動操作してリフタ196を最上位置とし、セルフ
ロックする第三係止装置230によりワーク14および
電極18を固定する。続いて、第二係止装置214を解
錠してローラキャリア194を最後退位置まで後退させ
、第一係止装置204をセルフロックさせる。そして、
操作棒236を折り曲げて収納すれば、第13図に示さ
れる状態となる。
(ii )次に、ワーク14および電極18が積載され
た搬送車22をレール26に沿って移動させ、放電加工
機10に相対する位置で図示しない係止装置によりフロ
ア24に対して相対移動不能とする。
(iii )搬送車22の第一係止装置204を解錠し
、2つのローラキャリア194をそれぞれ第二係止装置
214および第四係止装置242がセルフロックするま
で前進させて最前進位置で固定する。次に、連動レバー
224を回動操作してリフタ196を降下させ、ワーク
14および電極18を最下位置とする。そこで、第三係
止装置230を解錠し、ワーク14および電極18を前
進させて放電加工機10の2つのテーブル76にそれぞ
れ対応する位置へ移動させる。このとき、放電加工機1
0のワーク固定装置70および電極固定装置72のガイ
ドピン80は最前進位置とされている。したがって、ガ
イドピン80がT溝48.50に嵌入してワーク14お
よび電極1Bの左右方向の位置決めを行い、ストッパ9
0がワーク14および電極18と当接して前後方向の位
置決めを行う。その後、ホルダ押さえ板94を所定の姿
勢とし、ワーク14および電極18の後退を防止する。
(iv )そして、ワーク固定装置70のレバー115
を回動操作してガイドピン80を後退させて、ホルダ1
5をテーブル76に固定する。それと共に制御回路13
0のSW2をOFF状態とすることにより、ガイドピン
80を後退させて、ホルダ20をテーブル76に固定す
る。これで、ワーク14および電極18の位置決めおよ
び固定が完了する。
(v)最後に、第二係止装置214を解錠して、第一係
止装置204がセルフロックするまでローラキャリア1
94を後退させ、搬送車22内へ収納する。
なお、ワーク14および電極18を放電加工機10から
取り出すには上記操作のほぼ反対を行えばよい。
以上、本発明を一実施例を説明したが、これは文字通り
例示であって当業者の知識に基づいて種々の変形・改良
を施した態様で本発明を実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本実施例における放電加ニジステムを示す説
明図である。第2図、第3図および第4図は、本実施例
におけるワーク、電極およびホルダの外形をそれぞれ示
す斜視図であり、第5図は、それらワークあるいは電極
とホルダとの固定部を示す正面断面図である。第6図お
よび第7図は、本実施例で用いられた放電加工機のワー
ク保持装置を示す正面図である。第8図および第9図は
、本実施例で用いられた放電加工機の電極保持装置を示
す正面図である。第10図は、上記電極保持装置のクラ
ンプ回路を示す系統図であり、第11図は、その電極保
持装置の制御回路を示す回路図である。第12図および
第13図は、本実施例における搬送車の搬出状態および
収納状態をそれぞれ示す側面図である。 10:放電加工機  14:ワーク 15:ホルダ    18:電極 20:ホルダ    22:搬送車 70:ワーク固定装置72:電極固定装置第1図 第2図 第3図 第4図 第6図 第8図 第13図 江I国

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 放電加工機に備え付けのテーブルにワークを位置決めし
    て固定する方法であって、 前記テーブルとは別体であって、テーブルに設けた位置
    決め部により常に一定の位置に位置決めし得るワークホ
    ルダを準備し、そのワークホルダに前記ワークをワーク
    ホルダとテーブルとの前記一定の位置関係を考慮して位
    置決めして固定した後、そのワークホルダを前記一定位
    置においてテーブルに固定することにより、テーブルに
    対するワークの位置決めおよび固定を行うことを特徴と
    するワーク位置決め方法。
JP62070989A 1987-03-25 1987-03-25 放電加工機へのワークおよび電極取付方法 Expired - Lifetime JP2579632B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59209723A (ja) * 1983-05-10 1984-11-28 Inoue Japax Res Inc 着脱装置を具備した放電加工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59209723A (ja) * 1983-05-10 1984-11-28 Inoue Japax Res Inc 着脱装置を具備した放電加工装置

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