JPS63237692A - 集線分配方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は複数の端末機器を各所に配置された集線分配端
末をそれぞれ介して中央装置に接続してなる通信システ
ムに係り、特に遅延時間計測による信号送出タイミング
を確実に確立し得るようにした集線分配方式に関する。

（従来の技術） 電話機等の複数の端末機器を構内電話交換機（ＰＢＸ）
に接続してネットワークを構成する場合、各端末機器と
上記構内電話交換機（ＰＩ３Ｘ）とをそれぞれ直接的に
配線接続することは多大な労力を要し、またその設備経
費が多大に掛かる。即ち、これらの端末機器は、一般的
に複数の建屋や同じ建屋であっても複数の階床に分散し
て配置されることが殆んどである。これ故、これらの分
散配置された各端末機器と構内電話交換機（ＰＢＸ）と
の間で個々に信号ケーブルを布設するには、大炎りな工
事を伴い、膨大な設備経費を必要とする。

そこで第２図に示すように、例えば複数の建屋毎に、或
いは異なる階床毎に集線分配端末２ａ、　２ｂ。

−２ｎを哀け、これらの集線分配端末２ａ、　２ｂ、〜
２ｎと前記構内電話交換機（ＰＢＸ）を含む中央装置１
とを信号ケーブル（第１の伝送路３と第２の伝送路４）
を介して接続しておく。そして端末機器５をその設置場
所に一番近い集線分配端末２に接続することにより、該
端末機器５を集線分配端末２を介して前記中央装置ｌに
接続することが考えられている。

このようなシステム構成によれば、基幹となる中央装置
１と複数の集線分配端末２との間の信号ケーブルの布設
工事が容易となることのみならず、端末機器５を最寄り
の集線分配分配端末２に接続するたけで良いので、ネッ
トワークを柔軟に構築することが可能となる等の効果が
奏せられる。

ところでこのようなシステムにあっては中央装置ｌは第
２の伝送路４を介して、例えば第３図（ａ）に示す如き
フレーム構成で各集線分配端末２ａ、　２ｂ、〜２ｎに
対する伝送データを時分割に伝送する。尚、ＡＳＧは中
央装置１から各集線分配端末２ａ、　２ｂ、〜２ｎ与え
る集線分配端末指定信号である。また各集線分配端末２
ａ、　２ｂ、〜２ｎは上り用の第１の伝送路３を介し、
例えば第３図（ｂ）に示す如き構成のフレーム構成で中
央装置１に対する伝送データを時分割に伝送する。ここ
でＲ８Ｐは、前記ＡＳＧ信号に呼応してその指定された
東線分配端末が後述する伝送遅延時間計測等の為に送信
される応答信号である。つまり中央装置１と複数の集線
分配端末２ａ、　２ｂ、〜２ｎは伝送路３．４を時分割
に共有し、その割当てられたタイムスロットを用いて信
号伝送するものとなっている。

ところで上記各集線分配端末２は上記伝送路３゜４の異
なる位置にそれぞれ接続される。この為、各集線分配端
末２と中央装置ｌとの間の伝送路長が上記各集線分配端
末２毎に異なることになり、この伝送路長の差異に起因
して信号の伝送遅延時間に差が生じることが否めない。

この結果、前記各集線分配端末２と中央装置１との間で
伝送される信号の信号伝送時間に差が生じる。これ故、
この伝送遅延時間の差異を考慮することなく信号伝送を
行なうと、各集線分配端末２との間で伝送される信号が
伝送路上で衝突すると云う不具合が発生する。

そこで本発明者等は、特願昭５９−２６８８２４号等に
て各集線分配端末２と中央装置１との間での信号伝送に
おける伝送遅延時間を前記ＡＳＧとＲ３Ｐとを用いて計
測し、その計測結果に基いて各集線分配端末２から中央
装置１に対して送信する信号の送信タイミングを制御す
ることで伝送路上での信号衝突を回避することを提唱し
た。

この手法は、基本的には ■　中央装置１から複数の集線分配端末２に対して順次
集線分配端末指定信号ＡＳＧを送出する。

■　そしてこの指定を受けた集線分配端末２では、ウィ
ンドウフレーム期間を利用して上記中央装１１ｔｌに所
定の応答信号Ｒ８Ｐを送信し、前記中央装１近１から折
返し返送されてくる上記応答信号Ｒ８Ｐを受信する。

■　この応答信号Ｒ８Ｐの送信から受信までの時間を該
集線分配端末２と前記中央装置ｌとの間の伝送遅延時間
として計測する。

■　そしてこの伝送遅延時間に基いてその集線分配端末
２から中央装置１に対して送信する信号の送出タイミン
グを調整制御するようにしたものである。

しかしてこのような遅延時間計量ｌｌは、例えば電源投
入等によって集線分配端末２が新規参入する場合は勿論
のこと、遅延時間計測が行われて信号送出タイミングの
制御を行っているときでも、その遅延時間のずれを補償
するべく定期的に遅延時間計測が行われる。

ところが上述した伝送路３，４の保守を行う場合等、そ
の伝送路３，４を一時的に予備の伝送路（予備ルート）
に切替えることがある。この場合、当然のことながらそ
の伝送路長が変化し、これに伴って信号伝送遅延時間が
変化することになる。この結果、各東線分配端末２が先
に計測さた信号伝送遅延時間のデータをそのまま用いて
信号の送出タイミングを制御していると、予備ルートに
切替えられていない集線分配端末から送出タイミング制
御されて伝送されて伝送される信号と衝突することにな
る。

そこで予備ルートへの切替え時には信号伝送遅延時間の
計測をやり直し、新たに計測された遅延時間データを用
いて信号送出タイミングを制御するようにしている。

然し乍ら、このようにして予備ルートに切替えられた伝
送路に接続された集線分配端末の全てについて個々に遅
延時間計測を行うには多大な時間。

を必要とする。また伝送路が正規のルートに復帰した場
合にも同様な手順で遅延時間計測をやり直す必要が生じ
る。そしてこのルートの切替え時には、遅延時間計測が
終了しない集線分配端末の通信機能が停止されると云う
不具合がある。とくに伝送路が高トラヒツクに運用され
ている場合、大きな問題が生じた。

（発明が解決しようとする問題点） このように従来のシステムにあっては伝送路のルート切
替えがあると、そのルート切替えが行われた伝送路に接
続された集線分配端末は、それぞれ再度、遅延時間計測
を行う必要が生じ、その遅延時間計測が完了するまでの
間、信号伝送することができなくなると云う不具合があ
った。

本発明はこのような事情を考慮して・なされたもので、
その目的とするところは、伝送路のルート切替えがあっ
た場合でも、簡易に効率良くルート切替えがなされた伝
送路に接続されている集線分配端末からの信号送出タイ
ミングをそれぞれ高精度に制御することのできる集線分
配方式を提供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、複数の集線分配端末と中央装置との間で第１
および第２の伝送路を介して時分割に信号伝送するに際
し、前記第１および第２の伝送路での信号伝送遅延時間
を計測し、この計測結果に基いて前記各集線分配端末か
らの信号送出タイミングを制御してなる集線分配方式に
おいて、上記第１および第２の伝送路が予備ルートに切
替えられたとき、この予備ルートを介して接続された東
線分配端末中の、例えば中央装置により選択指定される
１つ以上の集線分配端末にて再度信号伝送遅延時間計測
を行う。そして再計測された遅延時間と°先に計測され
ている遅延時間との差を求め、その時間差の情報を上記
予備ルートを介して接続された全ての集線分配端末にそ
れぞれ与えて、これらの各集線分配端末からの信号送出
タイミングをそれぞれシフトしてなることを特徴とする
ものである。

（作用） 本発明によれば、伝送路のルートが切替えられたどき、
そのルート切替えが行われた伝送路に接続された集線分
配端末中の１つにて再度、伝送遅延時間の計測が行われ
る。そしてその集線分配端末にて先に計測されている伝
送遅延時間と改めて計測された伝送遅延時間との差が求
められ、この時間差の情報が上記伝送路のルート切替え
に伴う伝送路長の変化、つまり伝送遅延時間の変化分と
して求められる。

そしてこの時間差の情報が上記ルート切替えがなされた
伝送路に接続された集線分配端末にそれぞれ与えられて
、その伝送遅延時間のずれが補正され、それぞれの信号
送出タイミングが補正されることになる。この結果、ル
ート切替えがなされた伝送路に接続された各集線分配端
末からの信号送出タイミングを上述した時間差に相当す
る分だけ一斉にシフトさせることが可能となり、伝送路
長（信号伝送遅延時間）の変化に起因する信号の衝突を
効果的に回避することが可能となり、また伝送ルートの
切替えに対して速やかに対処することが可能となる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明方式の一実施例につき説明
する。

第１図は伝送路に対する予備ルートを備えた集線分配シ
ステムの概略構成図であり、１１は中央装置、１２は前
述した上りリンクと下りリンクとを備えた伝送路、１３
はこの伝送路１２に接続された東線分配端末、そして１
４は集線分配端末１３に接続された加入者機器である。

また１５は上記伝送路１２に挿入された信号中継用の増
幅器であり、１６は上記増幅器１色の保守時等に伝送路
１２を予備ルートに切替えるスイッチである。

このようなスイッチ１Ｂとその予備ルートは、例えば上
記中継用の増幅器１５が設けられた箇所や、高信頼性が
要求される特定の伝送路部分等にそれぞれ設けられる。

しかして前記各集線分配端末１３は、それぞれ前述した
ように中央装置１１との間で伝送される制御信号ＡＳＧ
と応答信号Ｒ８Ｐとを用いて個々に信号伝送遅延時間を
計測し、その計測された遅延時間に従って信号送出タイ
ミングを制御して割当てられたタイムスロットを介して
信号伝送するものとなっている。

ここで、前記増幅器１５の保守時等にスイッチ１６を切
替え、その伝送路１２が予備ルートに設定されると、上
記スイッチ１６の下流側の伝送路１２に接続された東線
分配端末１３と中央装置１１との間の伝送路長が変化す
る。そしてこの伝送路長の変化に伴いその信号伝送遅延
時間も変化する。

ところがこの伝送路長の変化分はスイッチ１Ｂの切替え
による正規ルートの伝送路長と予備ルーＩ・の伝送路長
との差であり、その伝送路長の差はルート切替えがなさ
れた伝送路に接続された集線分配端末１３（図中−転鎖
線で囲んで示す）にとって共通である。してみれば、こ
れらの各集線分配端末１３と中央装置１１との間の信号
伝送遅延時間の変化分も上記各集線分配端末１３にとっ
てそれぞれ等しいと云える。

そこで本方式では伝送路１２を管理している中央装置１
１にて、そのルート切替えがなされた伝送路１２の下流
側に接続されている集線分配端末１３の１つを選択指定
するものとなっている。このルート切替えがなされた伝
送路１２の下流側に接続されている集線分配端末１３の
情報は、例えば前記中央装置１１におけるシステム管理
データ等として与えられる。

しかしてこの選択指定された集線分配端末１３では、先
ず中央装置１１との間で前述した制御信号ＡＳＧと応答
信号Ｒ８Ｐとを用いて再度信号伝送遅延時間の計測を行
うものとなっている。そして再計測した伝送遅延時間Ｄ
２とルート切替えがなされる前に計測されている伝送遅
延時間Ｄ１との差（時間差ｄ）を求め、この時間差ｄの
情報を前述したルート切替えがなされた伝送路１２の下
流側に接続されている集線分配端末１３のそれぞれに与
えるものとなっている。

しかしてこれらの各集線分配端末１３では、先に計測さ
れている遅延時間Ｄ１に上記時間差ｄを加えて、前述し
たルート切替えに伴う伝送遅延時間のずれをそれぞれ一
斉に補正している。そしてこの補正された伝送遅延時間
に従ってその信号送出タイミングをそれぞれ修正してい
る。

この結果、ルート切替えがなされた伝送路１２の下流側
に接続されている各集線分配端末１３の信号送出タイミ
ングが上記時間差ｄに従ってそれぞれシフトされ、伝送
路長変化に伴う信号伝送遅延時間の変化に起因する信号
送出タイミングのずれが補償されるものとなっている。

尚、予備ルートから正規のルートへの切替え時にも同様
にしてその信号送出タイミングのシフトによる修正が行
われる。

かくしてこのよう、に構成されたシステムによれば、伝
送路のルート切替えが行われても、１つの東線分配端末
１３が代表して遅延時間計測のやり直しを行えば良いの
で、簡易にして短時間に効率良く罠数の集線分配端末１
３に対する信号送出タイミングのずれ補正を行うことが
できる。従ってルート切替えがなされた伝送路１２に接
続された集線分配端末１３であっても、速やかに信号伝
送に参加することができる。故に伝送路１２を高トラヒ
ツクな状態のままで、その伝送路１２のルート切替えを
効果的に行うことができる。換言すれば、ルート切替え
時に低チラヒック・モードに設定する必要がない等の効
果が奏せられる。

尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではない
。例えば伝送路１２に設けられる予備ルートの数は３ル
一ト以上であっても良い。また予備ルートが設けられる
箇所の数も特に制限されるものではない。また遅延時間
を再計測する集線分配端末１３としては、例えば中央装
置１１に最も近い（伝送路長が最も短い）集線分配端末
１３等として選択するようにすれば十分である。その他
、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、伝送路のルート切
替えに効果的に対処してルート切替えがなされた伝送路
の下流側に接続された集線分配端末の各信号送出タイミ
ングをそれぞれ一斉に補正することができ、伝送路長の
変化に伴う信号の衝突を効果的に回避することができる
。しかも、その信号送出タイミングの修正を短時間に効
率良く行い得るので、高トラヒツク・モードに十分対処
することができる等の実用上多大なる効果が奏せられる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例方式を適用した集線分配シス
テムの概略構成と伝送路のルート切替えに伴う信号送出
タイミングの修正手続きを説明する為の図、第２図は集
線分配方式を適用したシステムの概略構成図、第３図は
中央装置と集線分配端末との間で伝送される信号のフレ
ーム構成を示す図である。 １１・・・中央装置（交換機；　Ｐ　Ｂ、Ｘ）　、１２
・・・伝送路、１３・・・集線分配端末（ＭＡＵ）　、
１４・・・端末機器（ｍ詰機等）、１５・・・増幅器、
１６・・・スイッチ（ルート切替え）。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１の伝送路を介して複数の集線分配端末から中
   央装置に対して時分割に信号伝送すると共に、第２の伝
   送路を介して上記中央装置から前記複数の集線分配端末
   に時分割で信号伝送するに際し、前記第１および第２の
   伝送路での信号伝送遅延時間を計測し、この計測結果に
   基いて前記各集線分配端末からの信号送出タイミングを
   制御してなる集線分配方式において、 上記第１および第２の伝送路が予備ルートに切替えられ
   たとき、この予備ルートを介して接続された集線分配端
   末の１つ以上にて再度信号伝送遅延時間計測を行い、そ
   の計測結果に従って上記予備ルートを介して接続された
   集線分配端末の全ての信号送出タイミングをそれぞれシ
   フトしてなることを特徴とする集線分配方式。
2. （２）再度信号伝送遅延時間計測を行う集線分配端末は
   、再計測された遅延時間と先に計測されている遅延時間
   との差を求め、その時間差を予備ルートを介して接続さ
   れた集線分配端末の全てに対して与えるものである特許
   請求の範囲第１項記載の集線分配方式。
3. （３）再度信号伝送遅延時間計測を行う集線分配端末は
   、中央装置により選択指定されるものである特許請求の
   範囲第１項記載の集線分配方式。