JPS63237514A - 薄膜コンデンサ - Google Patents
薄膜コンデンサInfo
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- JPS63237514A JPS63237514A JP7243087A JP7243087A JPS63237514A JP S63237514 A JPS63237514 A JP S63237514A JP 7243087 A JP7243087 A JP 7243087A JP 7243087 A JP7243087 A JP 7243087A JP S63237514 A JPS63237514 A JP S63237514A
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Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、小型で静電、容量の大きい薄膜コンデンサに
関するものである。
関するものである。
従来の技術
LSI技術の進展、実装技術の進展とともに各種電子部
品の小型化に対する要請がますます強くなっている。集
積回路用コンデンサとしては、これまで5i02、Si
3N+ 、Ta20aなどを誘電体層に用いた薄膜コン
デンサが研究され、一部で実用に供されている。
品の小型化に対する要請がますます強くなっている。集
積回路用コンデンサとしては、これまで5i02、Si
3N+ 、Ta20aなどを誘電体層に用いた薄膜コン
デンサが研究され、一部で実用に供されている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、これらの材料の誘電率はそれぞれ5.8
.25と小さく、大容量化のためにペロブスカイト構造
をもつ酸化物など誘電率の大きい材料を用いた試みがい
くつか報告されているが、実用的に満足できるコンデン
サ特性は得られておらず、格子欠陥や結晶不整などの少
ない良質な結晶薄膜を作成する技術の確立が望まれてい
た。
.25と小さく、大容量化のためにペロブスカイト構造
をもつ酸化物など誘電率の大きい材料を用いた試みがい
くつか報告されているが、実用的に満足できるコンデン
サ特性は得られておらず、格子欠陥や結晶不整などの少
ない良質な結晶薄膜を作成する技術の確立が望まれてい
た。
−−と艶与叫賂姦
本発明の目的は、これらの欠点を解決して、誘電率が1
70以上であるペロブスカイト型5rTiOsの良質な
薄膜を簡便に作成し、これを用いた小型大容量の薄膜コ
ンデンサを提供する事にある。
70以上であるペロブスカイト型5rTiOsの良質な
薄膜を簡便に作成し、これを用いた小型大容量の薄膜コ
ンデンサを提供する事にある。
問題点を解決するだめの手段
本発明による薄膜コンデンサは上記目的を達成するもの
で、結晶軸が一定方向に配向し、かつ、導電性を示す組
成式La、−x□SrxBa1MeO3−δで表わされ
るペロブスカイト型酸化物の薄膜と、前記酸化物薄膜上
にエピタキシャル成長せしめた5rTi03め薄膜と、
前記5rTiO,上に設けられた金属薄膜を構成単位と
して含む事を特徴とするものである。
で、結晶軸が一定方向に配向し、かつ、導電性を示す組
成式La、−x□SrxBa1MeO3−δで表わされ
るペロブスカイト型酸化物の薄膜と、前記酸化物薄膜上
にエピタキシャル成長せしめた5rTi03め薄膜と、
前記5rTiO,上に設けられた金属薄膜を構成単位と
して含む事を特徴とするものである。
作用
本発明で使用される導電性酸化物La、−x−,5rX
Ba、MeO2−δはペロブスカイト構造を有し、x、
yの値によって理想的な立方格子もしくは立方格子か
られずかに歪んだ菱面体格子で形成される。たとえばL
a。、 、 Sro、、CoO,2FeqgO+はa
= 3.861 Aを有する立方晶であシ、同じく立方
晶である5rTi03のa=3.904Aに近く、ミス
フィツトは1.1%と小さい。格子定数はXz’lによ
って大巾には変化せずO≦x≦0.8、O<y≦0.5
.0.1≦x + y≦0.8の範囲にある時のSrT
iO3とのミスフィツトは数%以内である。アルカリノ
・ライド単結晶上へのアルカリハライドの単結晶がミス
フィツト上145以内でエピタキシャル成長する事が知
られておシ、上記の値から5rTiO+がLa、 X
、5rxBa、MeO2,5上にエピタキシャル成長す
る可能性が極めて犬であると推測された。この様に5r
TiOsとのミスフィツトの小さい事がLa 1−X、
S rxB ayMeO3−Jの第1の特徴である。
Ba、MeO2−δはペロブスカイト構造を有し、x、
yの値によって理想的な立方格子もしくは立方格子か
られずかに歪んだ菱面体格子で形成される。たとえばL
a。、 、 Sro、、CoO,2FeqgO+はa
= 3.861 Aを有する立方晶であシ、同じく立方
晶である5rTi03のa=3.904Aに近く、ミス
フィツトは1.1%と小さい。格子定数はXz’lによ
って大巾には変化せずO≦x≦0.8、O<y≦0.5
.0.1≦x + y≦0.8の範囲にある時のSrT
iO3とのミスフィツトは数%以内である。アルカリノ
・ライド単結晶上へのアルカリハライドの単結晶がミス
フィツト上145以内でエピタキシャル成長する事が知
られておシ、上記の値から5rTiO+がLa、 X
、5rxBa、MeO2,5上にエピタキシャル成長す
る可能性が極めて犬であると推測された。この様に5r
TiOsとのミスフィツトの小さい事がLa 1−X、
S rxB ayMeO3−Jの第1の特徴である。
第2の、そして極めて重要な特徴はLa、 X 、5r
xBa、Meo、5の薄膜における配向性の良さである
。
xBa、Meo、5の薄膜における配向性の良さである
。
一般に配向性の良好な薄膜を得るには、基板に製膜した
い材料と格子定数の近い単結晶が使用される。たとえば
、正方晶のペロブスカイト酸化物TbTi05(a=3
.904A、 C二4.15A)の薄膜を立方晶のMg
O(a = 4.203A)基板上にスパッタリング法
で作成した場合、C軸がMgO基板に垂直に並んだ配向
膜がエピタキシャル成長する事が知られている。この場
合のミスフィツトは7,1%でちる。これに対し、La
、 z、5rxBa、MeO2,5では、基板として結
晶軸に全く配向性のない石英ガラスを用いた場合でも極
めて配向性の良いスパッタ膜が得られる事が、本発明者
らの研究で発見され、この様な配向性の良好なLa1−
x、5rxBa、CoO3−δ薄膜上に5rTi03を
成膜する事によシ結晶性のすぐれた良質な5rTiO+
薄膜を簡便、かつ、安価に得る事が可能となり、本発明
が完成されるに至った。
い材料と格子定数の近い単結晶が使用される。たとえば
、正方晶のペロブスカイト酸化物TbTi05(a=3
.904A、 C二4.15A)の薄膜を立方晶のMg
O(a = 4.203A)基板上にスパッタリング法
で作成した場合、C軸がMgO基板に垂直に並んだ配向
膜がエピタキシャル成長する事が知られている。この場
合のミスフィツトは7,1%でちる。これに対し、La
、 z、5rxBa、MeO2,5では、基板として結
晶軸に全く配向性のない石英ガラスを用いた場合でも極
めて配向性の良いスパッタ膜が得られる事が、本発明者
らの研究で発見され、この様な配向性の良好なLa1−
x、5rxBa、CoO3−δ薄膜上に5rTi03を
成膜する事によシ結晶性のすぐれた良質な5rTiO+
薄膜を簡便、かつ、安価に得る事が可能となり、本発明
が完成されるに至った。
本発明で使用されるLa、 X 、5rxBayCo0
3Hの第3の特徴は、その固有抵抗値ρが低く、それ自
白が電極として作用する点にある。たとえば、Lao、
5S ro、5 Co O3ではρ〜5×10 Ω・m
が得られる。
3Hの第3の特徴は、その固有抵抗値ρが低く、それ自
白が電極として作用する点にある。たとえば、Lao、
5S ro、5 Co O3ではρ〜5×10 Ω・m
が得られる。
この様にLa1X−y S rxBa、Me O,5は
SrTiO3とのミスフィツトが小さく、配向性の良好
な膜が得やすく、低い固有抵抗をもつという特徴を有す
るが、これらの特徴はとくに、MeがヌhFes Co
から選ばれ、0〈x<0.8、0≦y〈o、s、0.1
りx+y<O,S、O<δ〈0.5の範囲にある時に発
揮され、実用的に望ましい膜を得る事ができる0δ(酸
素欠損量)の制御は、スパッタリング時の雰囲気、基板
温度で制御する事が可能であり、雰囲気にArと02の
混合ガスを用い、基板温度を700C以下にする事が望
ましい。
SrTiO3とのミスフィツトが小さく、配向性の良好
な膜が得やすく、低い固有抵抗をもつという特徴を有す
るが、これらの特徴はとくに、MeがヌhFes Co
から選ばれ、0〈x<0.8、0≦y〈o、s、0.1
りx+y<O,S、O<δ〈0.5の範囲にある時に発
揮され、実用的に望ましい膜を得る事ができる0δ(酸
素欠損量)の制御は、スパッタリング時の雰囲気、基板
温度で制御する事が可能であり、雰囲気にArと02の
混合ガスを用い、基板温度を700C以下にする事が望
ましい。
実施例
以下に図面にしたがって本発明の詳細な説明する。
第1図に本発明の一実施例における薄膜コンデンサの断
面図を示す。基板1上に、La、 X 、5rXBa、
MeO3Jの配向性導電膜2.5rTi03膜3、金属
膜4をこの順でスパッタリング法などで作成する。配向
性導電膜2と5rTi03膜3と金属膜3で構成単位が
形成され、それぞれ、下部電極、誘電体層、上部電極と
して作用する。S r T i O3膜3の厚みは要求
される静電容量に応じ、数10OAの範囲で変化させる
ことができる。配向性導電膜2の厚みはLa、 z、S
rxBayMe03.5の固有抵抗値が金属のそれに比
べ1〜2桁高いために、一般に1μm程度以上にする事
が望ましい。
面図を示す。基板1上に、La、 X 、5rXBa、
MeO3Jの配向性導電膜2.5rTi03膜3、金属
膜4をこの順でスパッタリング法などで作成する。配向
性導電膜2と5rTi03膜3と金属膜3で構成単位が
形成され、それぞれ、下部電極、誘電体層、上部電極と
して作用する。S r T i O3膜3の厚みは要求
される静電容量に応じ、数10OAの範囲で変化させる
ことができる。配向性導電膜2の厚みはLa、 z、S
rxBayMe03.5の固有抵抗値が金属のそれに比
べ1〜2桁高いために、一般に1μm程度以上にする事
が望ましい。
第2図に本発明の他の実施例における薄膜コンデンサの
断面図を示す。第1の実施例と異なる点は、基板1と配
向性導電膜2の間に金属膜5を設けたことにあシ、これ
によって配向性導電膜2の厚みを数100A程度にする
事が可能となる。3は5rTiOa膜、4は金属膜であ
り、金属膜4.5の厚みは数100OAが望ましい。
断面図を示す。第1の実施例と異なる点は、基板1と配
向性導電膜2の間に金属膜5を設けたことにあシ、これ
によって配向性導電膜2の厚みを数100A程度にする
事が可能となる。3は5rTiOa膜、4は金属膜であ
り、金属膜4.5の厚みは数100OAが望ましい。
基板1は必らずしも配向性を有する必要はなく、ガラス
、M2O,セラミックス、zrO2セラミックスなどを
使用する事が可能であり、金属箔を使用することも可能
である。
、M2O,セラミックス、zrO2セラミックスなどを
使用する事が可能であり、金属箔を使用することも可能
である。
金属膜4.5にはAuXP t % Tt XンLCr
z Ni%CuXMoやTiNなどを使用する事が可能
であり、スパッタリング以外に蒸着法などを用いて製膜
する事も可能である。配向性導電膜2はDCスパッタリ
ング法、RFスパッタリング法のいずれを用いても製膜
が可能であるが、5rTiC)+膜3の製膜には5rT
i03が絶縁物のためDCスパッタリング法を用いる事
はできない。
z Ni%CuXMoやTiNなどを使用する事が可能
であり、スパッタリング以外に蒸着法などを用いて製膜
する事も可能である。配向性導電膜2はDCスパッタリ
ング法、RFスパッタリング法のいずれを用いても製膜
が可能であるが、5rTiC)+膜3の製膜には5rT
i03が絶縁物のためDCスパッタリング法を用いる事
はできない。
配向性導電膜2とSrTiO3膜3をスパッタリングす
る際のスパッタガスとしてはArと0□の混合ガスが望
ましく、ガス圧は10〜10 Torrである事が望ま
しい。基板温度が高い程良質な膜が得られるが、La、
−X、5rxBa、MeO2,5の製膜時に基板温度を
高くしすぎると、δ〉0.5となシペロブスカイト以外
の相が生成される場合があるので、700C以下にする
事が望ましい。製膜終了後に02ガスを含む雰囲気で加
熱処理を行ない結晶性を向上させる事も可能である。第
3図に石英ガラス基板として、RFスパッタリングでL
ao、5Sr、5Co 03膜を作成し、600Cで熱
処理を行なった場合のX線回折パターンを示す。スパッ
タリングのターゲットに用いたLa。、5 S rQ、
5 Co O3原料粉末の回折パターンでは、2θが
加変と60度の範囲で(100)、(110)、(11
1)、(200)、 (012)、(121)面からの
合計6本の回折線が観測され、 (110)回折線が最
も強<(200)回折線の約3倍の強度を示す。それに
対し本実施例の場合、第3図に示すように(100)、
(200)回折線のみが観測され、完全に(100)配
向した膜である事がわかる。O〈x < 0.8、O<
y’−0,5,0,1りx + y ’−0,8,0く
δ<0.5 の範囲にあシ、MeがM私FezCoの
うちから選ばれた場合にははソ同様の結果が得られ、ま
た、M蒸着した石英ガラス基板やM箔、あるいは届20
3、ZrO2のセラミック基板を用いても配向性薄膜が
得られた。
る際のスパッタガスとしてはArと0□の混合ガスが望
ましく、ガス圧は10〜10 Torrである事が望ま
しい。基板温度が高い程良質な膜が得られるが、La、
−X、5rxBa、MeO2,5の製膜時に基板温度を
高くしすぎると、δ〉0.5となシペロブスカイト以外
の相が生成される場合があるので、700C以下にする
事が望ましい。製膜終了後に02ガスを含む雰囲気で加
熱処理を行ない結晶性を向上させる事も可能である。第
3図に石英ガラス基板として、RFスパッタリングでL
ao、5Sr、5Co 03膜を作成し、600Cで熱
処理を行なった場合のX線回折パターンを示す。スパッ
タリングのターゲットに用いたLa。、5 S rQ、
5 Co O3原料粉末の回折パターンでは、2θが
加変と60度の範囲で(100)、(110)、(11
1)、(200)、 (012)、(121)面からの
合計6本の回折線が観測され、 (110)回折線が最
も強<(200)回折線の約3倍の強度を示す。それに
対し本実施例の場合、第3図に示すように(100)、
(200)回折線のみが観測され、完全に(100)配
向した膜である事がわかる。O〈x < 0.8、O<
y’−0,5,0,1りx + y ’−0,8,0く
δ<0.5 の範囲にあシ、MeがM私FezCoの
うちから選ばれた場合にははソ同様の結果が得られ、ま
た、M蒸着した石英ガラス基板やM箔、あるいは届20
3、ZrO2のセラミック基板を用いても配向性薄膜が
得られた。
この様に配向した配向性導電膜2の上に5rTiOs膜
3を成長させ、これを誘電体層として用いた薄膜コンデ
ンサの実施例を以下に述べる。
3を成長させ、これを誘電体層として用いた薄膜コンデ
ンサの実施例を以下に述べる。
〈実施例1〉
石英ガラス基板1上に、厚さ2μmのLa。、5 S
rq5Coo、5 (δ≦0.5)の配向性導電膜2、
厚さ100OAのSrTiO3膜3、厚さ2000 A
のS rT iOs膜3、厚さ200OAのM金属膜4
を製膜し、第1図に示す構造の薄膜コンデンサを作成し
た。得られたコンデンサの静電容量は1d当り17.5
μF1耐圧は約12 V 、 tanδはIRHzで
4%、漏れ電流は印加電圧5vで0.1μ八以下であっ
た。
rq5Coo、5 (δ≦0.5)の配向性導電膜2、
厚さ100OAのSrTiO3膜3、厚さ2000 A
のS rT iOs膜3、厚さ200OAのM金属膜4
を製膜し、第1図に示す構造の薄膜コンデンサを作成し
た。得られたコンデンサの静電容量は1d当り17.5
μF1耐圧は約12 V 、 tanδはIRHzで
4%、漏れ電流は印加電圧5vで0.1μ八以下であっ
た。
〈実施例2〉
石英ガラス基板1と厚さ800AのLiao、5sr0
,5cOO3−δ(δ<0.5)の配向性導電膜20間
に厚さ1000 AのAu金属膜を設けた他は実施例1
と同様にして、第2図に示す構造の薄膜コンデンサを作
成した。得られたコンデンサの静電容量は1d当り18
2μF、耐圧は約13V、tanδはIRHzで1%、
漏れ電流は印加電圧5Vで0.1μA以下であった。
,5cOO3−δ(δ<0.5)の配向性導電膜20間
に厚さ1000 AのAu金属膜を設けた他は実施例1
と同様にして、第2図に示す構造の薄膜コンデンサを作
成した。得られたコンデンサの静電容量は1d当り18
2μF、耐圧は約13V、tanδはIRHzで1%、
漏れ電流は印加電圧5Vで0.1μA以下であった。
〈実施例3〉
実施例2において、La、5Sr、5Coq −,5(
δ≦0.5)をLao、7Bao、3cOO3−J (
δ<0.5)にかえたい以外は全く同じ構造の薄膜コン
デンサを作成し、同様のコンデンサ特性を得た。
δ≦0.5)をLao、7Bao、3cOO3−J (
δ<0.5)にかえたい以外は全く同じ構造の薄膜コン
デンサを作成し、同様のコンデンサ特性を得た。
〈実施例4〉
実施例2において、La。、5Sr、5Co03 ;3
(δ≦0.5)にかえ、Au電極膜5をMにかえた以
外は全く同じ構造の薄膜コンデンサを作成した。コンデ
ンサ特性はtanδが3%となった以外ははソ同様の結
果を示した。
(δ≦0.5)にかえ、Au電極膜5をMにかえた以
外は全く同じ構造の薄膜コンデンサを作成した。コンデ
ンサ特性はtanδが3%となった以外ははソ同様の結
果を示した。
〈実施例5〉
実施例2において、Lao、5Sr(,5Coq 、5
(J≦0・5)をLao、6Sro、2Bao、2F
eO3−δ(δ〈0.5)にかえ、その膜厚を200O
Aにした以外は全く同じ構造の薄膜コンデンサを作成し
、はソ同様のコンデンサ特性を得た。
(J≦0・5)をLao、6Sro、2Bao、2F
eO3−δ(δ〈0.5)にかえ、その膜厚を200O
Aにした以外は全く同じ構造の薄膜コンデンサを作成し
、はソ同様のコンデンサ特性を得た。
〈比較例〉
実施例2において、Lao、5Sr、、、CoO3J
(δ<0.5)の配向性導電膜2をのぞいて同じ構造の
薄膜コンデンサを作成した。得られたコンデンサの静電
容量は17.9μFであったが、耐圧は約3V、 ta
nδは12%、漏れ電流は印加電圧2vで1.5μAで
あった。
(δ<0.5)の配向性導電膜2をのぞいて同じ構造の
薄膜コンデンサを作成した。得られたコンデンサの静電
容量は17.9μFであったが、耐圧は約3V、 ta
nδは12%、漏れ電流は印加電圧2vで1.5μAで
あった。
以上、実施例および比較例で示した様に、配向性導電膜
2を設ける事によって良質なS r T i O3膜3
がエピタキシャル成長し、コンデンサ特性を向上させる
事が可能となった。
2を設ける事によって良質なS r T i O3膜3
がエピタキシャル成長し、コンデンサ特性を向上させる
事が可能となった。
本実施例では、配向性導電膜2と5rTiO,膜3と金
属膜5から成る基本構成単位のみで作成された薄膜コン
デンサについて説明したが、この構成単位を複数層積層
してさらに大容量化を達成する事も勿論可能である。
属膜5から成る基本構成単位のみで作成された薄膜コン
デンサについて説明したが、この構成単位を複数層積層
してさらに大容量化を達成する事も勿論可能である。
なお本実施例では、(100)配向したLa、 X□S
rxB ayMe 03−δの例を用いて説明したが
、スパッタリングの条件、たとえば、RFスパッタリン
グをDCスパッタリングにかえる事によって(110)
配向した膜が得られ、これを用いて5rTi03をエピ
タキシャル成長させる事も勿論可能であり、La、 X
、 5rXBa、Me %、5の配向方向は本発明の範
囲を限定するものではない。
rxB ayMe 03−δの例を用いて説明したが
、スパッタリングの条件、たとえば、RFスパッタリン
グをDCスパッタリングにかえる事によって(110)
配向した膜が得られ、これを用いて5rTi03をエピ
タキシャル成長させる事も勿論可能であり、La、 X
、 5rXBa、Me %、5の配向方向は本発明の範
囲を限定するものではない。
発明の効果
本発明による薄膜コンデンサは、La、 X 、5rx
Ba、MeO2,5の配向性導電膜とSrTi03Mと
金属膜から成る構成単位を基板上に設けて作成され、L
a、 X 、5rXBa、Me03Bの配向のし易さか
ら基板に配向性のある高価な単結晶などを使用する事な
く、簡便、かつ、安価に性能の良い薄膜コンデンサを実
現する事が可能である。
Ba、MeO2,5の配向性導電膜とSrTi03Mと
金属膜から成る構成単位を基板上に設けて作成され、L
a、 X 、5rXBa、Me03Bの配向のし易さか
ら基板に配向性のある高価な単結晶などを使用する事な
く、簡便、かつ、安価に性能の良い薄膜コンデンサを実
現する事が可能である。
第1図及び第2図は、本発明の一実施例における薄膜コ
ンデンサを示す断面図、第3図は本実施例の配向性導電
膜のX線回折パターンの1例を示す特性図である。 1・・・基板、2・・・配向性導電膜、3・・・5rT
iO+膜、4.5・・・金属膜。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 はが1名第1
図 第3図 2t9 <n)
ンデンサを示す断面図、第3図は本実施例の配向性導電
膜のX線回折パターンの1例を示す特性図である。 1・・・基板、2・・・配向性導電膜、3・・・5rT
iO+膜、4.5・・・金属膜。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 はが1名第1
図 第3図 2t9 <n)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)結晶軸が一定方向に配向し、かつ、導電性を示すペ
ロブスカイト型酸化物La_1_−_x_−_ySr_
xBa_yMeO_3_−_δの薄膜と、前記酸化物薄
膜上にエピタキシャル成長せしめたペロブスカイト構造
を有するSrTiO_3の薄膜と、前記SrTiO_3
上に設けられた金属薄膜を構成単位として含む事を特徴
とする薄膜コンデンサ。 2)0≦x≦0.8、0≦y≦0.5、0.1≦x+y
≦0.8、0≦δ≦0.5であり、MeがMn、Fe、
Coのうちから選ばれた少なくとも1種である事を特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の薄膜コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7243087A JPS63237514A (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 薄膜コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7243087A JPS63237514A (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 薄膜コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63237514A true JPS63237514A (ja) | 1988-10-04 |
Family
ID=13489069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7243087A Pending JPS63237514A (ja) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 薄膜コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63237514A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5406445A (en) * | 1993-03-25 | 1995-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin film capacitor and method of manufacturing the same |
-
1987
- 1987-03-26 JP JP7243087A patent/JPS63237514A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5406445A (en) * | 1993-03-25 | 1995-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin film capacitor and method of manufacturing the same |
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