JPS6323725Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6323725Y2 JPS6323725Y2 JP18722282U JP18722282U JPS6323725Y2 JP S6323725 Y2 JPS6323725 Y2 JP S6323725Y2 JP 18722282 U JP18722282 U JP 18722282U JP 18722282 U JP18722282 U JP 18722282U JP S6323725 Y2 JPS6323725 Y2 JP S6323725Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating layer
- label
- sheet
- base material
- sensitive adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
従来、耐候性、耐水性、耐摩耗性等を有するプ
ラスチツクフイルムから成るラベル又はシート基
材の裏面に感圧粘着剤の塗層を設けた感圧粘着ラ
ベル又はシートは、これをプラスチツク製の自動
車部品，電気機器，建材，食品，化粧品用の容器
等の成形品に貼着して使用されているが、その貼
着後、第１図示の如くふくらみを生ずるその理由
は、その成形品Ａ中に含まれている成形時生成の
ガスが、その環境温度下で、例えば室温下でも、
経時的に徐々に成形品の表面に放出されるが、そ
の感圧粘着ラベル又はシートＢの基材Ｂ１はその
ガスをほとんど或は全く透過する性質がないので
その粘着剤塗層Ｂ２内又はその下面にたまつたガ
スＣによりこれを押し上げる結果と解され、かく
してその部分での粘着剤塗層Ｂ２は剥がれて貼着
初期の良好な貼着状態が失なわれる。
ラスチツクフイルムから成るラベル又はシート基
材の裏面に感圧粘着剤の塗層を設けた感圧粘着ラ
ベル又はシートは、これをプラスチツク製の自動
車部品，電気機器，建材，食品，化粧品用の容器
等の成形品に貼着して使用されているが、その貼
着後、第１図示の如くふくらみを生ずるその理由
は、その成形品Ａ中に含まれている成形時生成の
ガスが、その環境温度下で、例えば室温下でも、
経時的に徐々に成形品の表面に放出されるが、そ
の感圧粘着ラベル又はシートＢの基材Ｂ１はその
ガスをほとんど或は全く透過する性質がないので
その粘着剤塗層Ｂ２内又はその下面にたまつたガ
スＣによりこれを押し上げる結果と解され、かく
してその部分での粘着剤塗層Ｂ２は剥がれて貼着
初期の良好な貼着状態が失なわれる。
このふくれ現象を防止するため、例えば、その
粘着剤塗層自体を、これに何等かの手段で多孔性
となし通気性を与えることが考えられるが、粘着
剤塗層自体の接着力を低下し好ましくない。又ラ
ベル又はシート基材層に多数の貫通孔を設けるこ
とは、ラベルの表面平滑性及び印刷性の適性を欠
く等の不都合がある。
粘着剤塗層自体を、これに何等かの手段で多孔性
となし通気性を与えることが考えられるが、粘着
剤塗層自体の接着力を低下し好ましくない。又ラ
ベル又はシート基材層に多数の貫通孔を設けるこ
とは、ラベルの表面平滑性及び印刷性の適性を欠
く等の不都合がある。
これを改善するため、先に実願昭56−88019号
で、基材裏面に通気性層を通気性基材を接着剤層
を介し重合貼着して形成したものを提案したが、
該通気性基材とその重合貼着作業を要し、２重の
積層基材のため比較的肉厚となり、特に曲面を有
するプラスチツク成形品に貼着すると、ラベル又
はシートの端部が剥がれるおそれがある。
で、基材裏面に通気性層を通気性基材を接着剤層
を介し重合貼着して形成したものを提案したが、
該通気性基材とその重合貼着作業を要し、２重の
積層基材のため比較的肉厚となり、特に曲面を有
するプラスチツク成形品に貼着すると、ラベル又
はシートの端部が剥がれるおそれがある。
本考案はラベル又はシート基材と粘着剤層を維
持し乍ら表面平滑性並に印刷性及び貼着性を低下
させることなく上記のふくれ現象を未然に防止し
得ると共に貼着状態が安定に得られる柔軟且つ肉
薄の而も製造容易な通気性感圧粘着ラベル又はシ
ートを提供するもので、プラスチツクフイルムか
ら成るラベル又はシート基材１の裏面に、連続多
孔性塗層２を介して感圧粘着剤塗層３を設けて成
る。
持し乍ら表面平滑性並に印刷性及び貼着性を低下
させることなく上記のふくれ現象を未然に防止し
得ると共に貼着状態が安定に得られる柔軟且つ肉
薄の而も製造容易な通気性感圧粘着ラベル又はシ
ートを提供するもので、プラスチツクフイルムか
ら成るラベル又はシート基材１の裏面に、連続多
孔性塗層２を介して感圧粘着剤塗層３を設けて成
る。
本考案実施例を添付図面につき説明する。
第２図に於て、１はプラスチツクフイルムのラ
ベル又はシート基材を示し、その材料はポリエス
テル，ポリプロピレン，ポリエチレン，塩化ビニ
ール，アセテート等から成り、その厚さは10〜
500μ程度が通常である。本考案によれば、その
裏面に、面方向に連続微多孔を有する厚さ５〜
50μの多孔性塗層２を塗布形成し、この塗層２を
介して貼着用の感圧粘着剤塗層３を設けて通気性
感圧粘着ラベル又はシートＰとしたものである。
更に詳述するに、該プラスチツクフイルム基材１
の裏面に、多孔性塗層２を形成するに適するべく
予め調製した塗液を塗布，乾燥して所定の多孔性
塗層２を形成する。例えば、その塗液はポリエス
テル，ウレタン，アクリル等の合成樹脂溶液に有
機系又は無機系発泡剤を添加した形式のもの又は
反応性樹脂自体を加熱することによりガスを発生
する形式のものを使用し、これを基材１に塗布し
た後加熱発泡せしめることにより連続多孔性塗層
２を形成する。その多孔性塗層２は、少くとも面
方向に連続する連続多孔性塗層とする。その孔２
ａの大きさは、その通気性と基材１面との密着性
とを考慮し、一般に1μ程度以下の微多孔性とす
ることが好ましい。
ベル又はシート基材を示し、その材料はポリエス
テル，ポリプロピレン，ポリエチレン，塩化ビニ
ール，アセテート等から成り、その厚さは10〜
500μ程度が通常である。本考案によれば、その
裏面に、面方向に連続微多孔を有する厚さ５〜
50μの多孔性塗層２を塗布形成し、この塗層２を
介して貼着用の感圧粘着剤塗層３を設けて通気性
感圧粘着ラベル又はシートＰとしたものである。
更に詳述するに、該プラスチツクフイルム基材１
の裏面に、多孔性塗層２を形成するに適するべく
予め調製した塗液を塗布，乾燥して所定の多孔性
塗層２を形成する。例えば、その塗液はポリエス
テル，ウレタン，アクリル等の合成樹脂溶液に有
機系又は無機系発泡剤を添加した形式のもの又は
反応性樹脂自体を加熱することによりガスを発生
する形式のものを使用し、これを基材１に塗布し
た後加熱発泡せしめることにより連続多孔性塗層
２を形成する。その多孔性塗層２は、少くとも面
方向に連続する連続多孔性塗層とする。その孔２
ａの大きさは、その通気性と基材１面との密着性
とを考慮し、一般に1μ程度以下の微多孔性とす
ることが好ましい。
この多孔性塗層２の上面に塗布する感圧粘着剤
は、アクリル系，ゴム系等の一般に使用されてい
る材料から成るが、その塗層３の厚さは、該多孔
性塗層２の通気性を阻害しないように考慮し、10
〜100μが好ましく一般的であるが、最大約200μ
までとする。４は該感圧粘着剤塗層３の外面に仮
貼着した保護用シリコーン剥離紙を示す。該基材
１の表面には、通常、印刷面５を施す。更に必要
に応じ、印刷面５上にこれを保護するラミネート
フイルム（図示しない）を施す。
は、アクリル系，ゴム系等の一般に使用されてい
る材料から成るが、その塗層３の厚さは、該多孔
性塗層２の通気性を阻害しないように考慮し、10
〜100μが好ましく一般的であるが、最大約200μ
までとする。４は該感圧粘着剤塗層３の外面に仮
貼着した保護用シリコーン剥離紙を示す。該基材
１の表面には、通常、印刷面５を施す。更に必要
に応じ、印刷面５上にこれを保護するラミネート
フイルム（図示しない）を施す。
第３図は、その使用状態を示し、第２図示の本
考案ラベル又はシートＰは、その剥離層４を剥離
後、その感圧粘着剤塗層３で被着体であるプラス
チツク成形品Ａに貼着して使用する。かくして、
成形品Ａ内部より放出するガスは、その上面の粘
着剤層３を徐々に通過して上昇するがその上層は
面方向に連続微多孔性塗層２が存するため、その
連続多孔を介し矢示のようにその該多孔性塗層２
層内を面方向に逃げてその端縁より外部に容易に
放出され、その上層１下面にガスの蓄積を生じな
い。その結果、該基材１の下面に従来のように、
ガスがたまり、基材１をもち上げてふくらみを生
ずることが未然に防止される。従てラベル又はシ
ートＰはその表面の印刷面５もふくれによりゆが
むことなく、常に平坦な良好な表示面が維持され
る。又その成形品Ｐに対し、その感圧粘着剤塗層
３面全面でその良好な貼着力を持ち、安定したラ
ベル又はシートの使用状態が長期に亘り維持され
る。
考案ラベル又はシートＰは、その剥離層４を剥離
後、その感圧粘着剤塗層３で被着体であるプラス
チツク成形品Ａに貼着して使用する。かくして、
成形品Ａ内部より放出するガスは、その上面の粘
着剤層３を徐々に通過して上昇するがその上層は
面方向に連続微多孔性塗層２が存するため、その
連続多孔を介し矢示のようにその該多孔性塗層２
層内を面方向に逃げてその端縁より外部に容易に
放出され、その上層１下面にガスの蓄積を生じな
い。その結果、該基材１の下面に従来のように、
ガスがたまり、基材１をもち上げてふくらみを生
ずることが未然に防止される。従てラベル又はシ
ートＰはその表面の印刷面５もふくれによりゆが
むことなく、常に平坦な良好な表示面が維持され
る。又その成形品Ｐに対し、その感圧粘着剤塗層
３面全面でその良好な貼着力を持ち、安定したラ
ベル又はシートの使用状態が長期に亘り維持され
る。
本考案は、各種のラベル又はシートに適用で
き、例えばそのプラスチツクフイルム基材１の下
面に予め金属蒸着層を有するものにも適用できる
ことは云うまでもない。
き、例えばそのプラスチツクフイルム基材１の下
面に予め金属蒸着層を有するものにも適用できる
ことは云うまでもない。
このように本考案によれば、基材１面に単に連
続多孔性塗層２を設けその上に感圧粘着剤塗層３
を設けるだけで、簡単に且つ安価に肉薄柔軟性を
もつふくれ防止ラベル又はシートが得られ、印刷
性等に適した表面を有し有利であり、その使用に
於て、長期に亘り良好な貼着状態が維持できる等
の効果を有する。
続多孔性塗層２を設けその上に感圧粘着剤塗層３
を設けるだけで、簡単に且つ安価に肉薄柔軟性を
もつふくれ防止ラベル又はシートが得られ、印刷
性等に適した表面を有し有利であり、その使用に
於て、長期に亘り良好な貼着状態が維持できる等
の効果を有する。
第１図は従来品の使用状態の截断側面図、第２
図は本考案実施の１例の側面図、第３図はその使
用状態の截断側面図を示す。 １……プラスチツクフイルムのラベル又はシー
ト基材、２……連続多孔性塗層、３……感圧粘着
剤塗層。
図は本考案実施の１例の側面図、第３図はその使
用状態の截断側面図を示す。 １……プラスチツクフイルムのラベル又はシー
ト基材、２……連続多孔性塗層、３……感圧粘着
剤塗層。
Claims (1)
- プラスチツクフイルムから成るラベル又はシー
ト基材１の裏面に、連続多孔性塗層２を介して感
圧粘着剤塗層３を設けて成る通気性感圧粘着ラベ
ル又はシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18722282U JPS5990980U (ja) | 1982-12-13 | 1982-12-13 | 通気性感圧粘着ラベル又はシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18722282U JPS5990980U (ja) | 1982-12-13 | 1982-12-13 | 通気性感圧粘着ラベル又はシ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5990980U JPS5990980U (ja) | 1984-06-20 |
| JPS6323725Y2 true JPS6323725Y2 (ja) | 1988-06-29 |
Family
ID=30404186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18722282U Granted JPS5990980U (ja) | 1982-12-13 | 1982-12-13 | 通気性感圧粘着ラベル又はシ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5990980U (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9133368B2 (en) * | 2011-08-31 | 2015-09-15 | Lintec Corporation | Adhesive sheet |
| CN104704074B (zh) * | 2012-09-28 | 2017-03-08 | 琳得科株式会社 | 粘合片及粘合片的制造方法 |
| JP6291323B2 (ja) * | 2014-04-02 | 2018-03-14 | リンテック株式会社 | 粘着シート及び粘着シートの製造方法 |
| JP6291322B2 (ja) * | 2014-04-02 | 2018-03-14 | リンテック株式会社 | 粘着シート及び粘着シートの製造方法 |
-
1982
- 1982-12-13 JP JP18722282U patent/JPS5990980U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5990980U (ja) | 1984-06-20 |
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