JPS6323705A - 上向流式連続濾過装置 - Google Patents
上向流式連続濾過装置Info
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- JPS6323705A JPS6323705A JP15982087A JP15982087A JPS6323705A JP S6323705 A JPS6323705 A JP S6323705A JP 15982087 A JP15982087 A JP 15982087A JP 15982087 A JP15982087 A JP 15982087A JP S6323705 A JPS6323705 A JP S6323705A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、槽内のが床下部の濾材をエアリフト管によっ
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還
流させるようにした上向流式連続ｔｐ過装置において、
特に濾材の洗浄を効率よく行い、さらに前記濾材の環流
時に汚染物の同伴を最少たらしめるようにした装置に関
するものである。
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還
流させるようにした上向流式連続ｔｐ過装置において、
特に濾材の洗浄を効率よく行い、さらに前記濾材の環流
時に汚染物の同伴を最少たらしめるようにした装置に関
するものである。
槽内のが床下部の濾材をエアリフト管によって上昇させ
て洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還流させるよ
うにした上向流式連続濾過装置では、濾材の洗浄効率が
装置の機能を左右するもので、濾材洗浄のための簡単か
つ効率のよい構造のものが要求されている。このような
要求にもとづき、濾材と洗浄液との間の向流による洗浄
のｆｔＩ益を利用し、比較的簡単な構造をもつものとし
て、特公昭５６−５１８０８号公報に示されるものが提
案されている。
て洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還流させるよ
うにした上向流式連続濾過装置では、濾材の洗浄効率が
装置の機能を左右するもので、濾材洗浄のための簡単か
つ効率のよい構造のものが要求されている。このような
要求にもとづき、濾材と洗浄液との間の向流による洗浄
のｆｔＩ益を利用し、比較的簡単な構造をもつものとし
て、特公昭５６−５１８０８号公報に示されるものが提
案されている。
前記特公昭５６−５１８０８号公報に示される装置では
、エアリフト管上端から吐出された汚れた濾材が、洗浄
路を下降して還流される間に、洗浄路内を上向流にて流
れるが液と向流洗浄させられるものであるが、洗浄によ
って濾材から剥離された汚染物をも上昇させるために、
大量の洗浄用が液を必要とし、濾材の環流時に剥離され
た汚染物が下向する濾材に同伴されることが多く、また
洗浄路内が閉塞する恐れも多かった。
、エアリフト管上端から吐出された汚れた濾材が、洗浄
路を下降して還流される間に、洗浄路内を上向流にて流
れるが液と向流洗浄させられるものであるが、洗浄によ
って濾材から剥離された汚染物をも上昇させるために、
大量の洗浄用が液を必要とし、濾材の環流時に剥離され
た汚染物が下向する濾材に同伴されることが多く、また
洗浄路内が閉塞する恐れも多かった。
本発明は、このような従来の問題点を解決し、より少な
い水量で濾材の洗浄を効率よく行い、流路閉塞の恐れも
なく、濾材の環流時の汚染物同伴を防止し、濾材の的確
な洗浄、回収を行う上向流式連続濾過装置を提供しよう
とするものである。
い水量で濾材の洗浄を効率よく行い、流路閉塞の恐れも
なく、濾材の環流時の汚染物同伴を防止し、濾材の的確
な洗浄、回収を行う上向流式連続濾過装置を提供しよう
とするものである。
本発明は、槽内の濾床下部の濾材をエアリフト管によっ
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再びが床上部に還
流させるようにした上向流式連続濾過装置において、前
記エアリフト管内にスタティックミキサを配備して該エ
アリフト管の吐出口を槽内上部に形成した洗浄ボックス
内に連通させ、該洗浄ボックス内底部に横流にて濾液を
導く炉液導入口と該濾液導入口より下方に濾材排出部を
設け、該濾材排出部の底部の出口下部にフロート式閉塞
体を配備し、該フロート式閉塞体の浮力を前記出口にお
ける濾材の一定量までの堆積圧力に打ち勝つように調整
したことを特徴とする上向流式連続濾過装置を提供する
ものである。
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再びが床上部に還
流させるようにした上向流式連続濾過装置において、前
記エアリフト管内にスタティックミキサを配備して該エ
アリフト管の吐出口を槽内上部に形成した洗浄ボックス
内に連通させ、該洗浄ボックス内底部に横流にて濾液を
導く炉液導入口と該濾液導入口より下方に濾材排出部を
設け、該濾材排出部の底部の出口下部にフロート式閉塞
体を配備し、該フロート式閉塞体の浮力を前記出口にお
ける濾材の一定量までの堆積圧力に打ち勝つように調整
したことを特徴とする上向流式連続濾過装置を提供する
ものである。
本発明の一実施例を図面を参照しながら説明すれば、ｌ
はエアリフト管であって、その下部に送給される空気の
上昇力によって、槽２内の下方に形成されているが床（
図示せず）の下部の濾材を上昇させるもので、エアリフ
ト管１内の上方部には液流を撹乱させるためのスタティ
ックミキサ３が配備され、エアリフト管１内を上昇する
流れはスタティックミキサ３を通過してその上部の吐出
口４から吐出されるようになっている。
はエアリフト管であって、その下部に送給される空気の
上昇力によって、槽２内の下方に形成されているが床（
図示せず）の下部の濾材を上昇させるもので、エアリフ
ト管１内の上方部には液流を撹乱させるためのスタティ
ックミキサ３が配備され、エアリフト管１内を上昇する
流れはスタティックミキサ３を通過してその上部の吐出
口４から吐出されるようになっている。
また、吐出口４を包囲して洗浄ボックス５が槽２向上部
に区画形成されるが、洗浄ボックス５内の吐出口４付近
には吐出される流れと衝突するパンフル板６を付設する
とよく、洗浄ボックス５の下部を傾斜壁７で形成し、バ
フフル板６の下端を傾斜壁７と離晒させておく。
に区画形成されるが、洗浄ボックス５内の吐出口４付近
には吐出される流れと衝突するパンフル板６を付設する
とよく、洗浄ボックス５の下部を傾斜壁７で形成し、バ
フフル板６の下端を傾斜壁７と離晒させておく。
さらに、洗浄ボックス５内の底部には、横流にて濾液を
導く濾液導入口８と、このが液導入口８より下方に濾材
排出部９が設けられ、濾材排出部９の底部に開口する出
口の下部には、この出口を閉塞するフロート式閉塞体１
０が配備されている。
導く濾液導入口８と、このが液導入口８より下方に濾材
排出部９が設けられ、濾材排出部９の底部に開口する出
口の下部には、この出口を閉塞するフロート式閉塞体１
０が配備されている。
このフロート式閉塞体１０の浮力は、濾材排出部９の出
口に堆積する濾材の一定量までの堆積圧力に打ち勝つよ
うに調整されている。すなわち、濾材排出部９の出口の
濾材の堆積圧力がある大きさになるまでは、フロート式
閉塞体１０は出口を閉塞してか材が流出する勢いをころ
し、濾材かたまって堆積圧力がそれ以上になったときに
はフロート式閉塞体１０は下方に押されて出口が開いて
濾材が流出するようになっている。
口に堆積する濾材の一定量までの堆積圧力に打ち勝つよ
うに調整されている。すなわち、濾材排出部９の出口の
濾材の堆積圧力がある大きさになるまでは、フロート式
閉塞体１０は出口を閉塞してか材が流出する勢いをころ
し、濾材かたまって堆積圧力がそれ以上になったときに
はフロート式閉塞体１０は下方に押されて出口が開いて
濾材が流出するようになっている。
なお、フロート式閉塞体１０の昇降は、出口にガイド材
１）を設けてこのガイド材１）に沿って行われるように
することが好ましく、フロート式閉塞体１０の形状とし
ては、各種のものを選択することができるが、図示例の
ようにボール状（実線）又は傘状（鎖状）にすれば閉塞
が確実になるから好ましい。また、濾材排出部９の下部
を、図示例のように膨出させておけば、濾材による閉塞
の恐れがなくなる。
１）を設けてこのガイド材１）に沿って行われるように
することが好ましく、フロート式閉塞体１０の形状とし
ては、各種のものを選択することができるが、図示例の
ようにボール状（実線）又は傘状（鎖状）にすれば閉塞
が確実になるから好ましい。また、濾材排出部９の下部
を、図示例のように膨出させておけば、濾材による閉塞
の恐れがなくなる。
パンフル板６で隔てられたエアリフト管１の吐出口４と
反対側には、洗浄ボックス５内に下部が連通ずる洗浄排
水流路１２が設けられ、この洗浄排水流路１２の上端に
高さ調整可能な水位調整１反１３を介して越流部１４が
連設されている。また、越流部１４の上端と洗浄ボック
ス５の水面とを高さ調整可能なスカム排出板１５を介し
て連通可能とすることも好ましい。図示例では、スカム
排出板１５が洗浄ボックス５の水面と洗浄排水流路１２
上端との間に設けられ、スカム排出板１５を低くするこ
とによって、洗浄ボックス５の水面付近が洗浄排水流路
１２の上部を経て越流部１４に連通されるようになって
いるが、洗浄排水流路１２以外の箇所で越流部１４の上
端と洗浄ボックス５の水面とをスカム排出板１５を介し
て直接連通させるような構造にすることもできる。
反対側には、洗浄ボックス５内に下部が連通ずる洗浄排
水流路１２が設けられ、この洗浄排水流路１２の上端に
高さ調整可能な水位調整１反１３を介して越流部１４が
連設されている。また、越流部１４の上端と洗浄ボック
ス５の水面とを高さ調整可能なスカム排出板１５を介し
て連通可能とすることも好ましい。図示例では、スカム
排出板１５が洗浄ボックス５の水面と洗浄排水流路１２
上端との間に設けられ、スカム排出板１５を低くするこ
とによって、洗浄ボックス５の水面付近が洗浄排水流路
１２の上部を経て越流部１４に連通されるようになって
いるが、洗浄排水流路１２以外の箇所で越流部１４の上
端と洗浄ボックス５の水面とをスカム排出板１５を介し
て直接連通させるような構造にすることもできる。
これらの水位調整板１３及びスカム排出板１５の高さの
調整は、図示例のように上下にスライド可能とする以外
に、異なる高さの板を数枚用意し、それらを入れ替えあ
るいは組み合わせることによって微調整を可能にするこ
ともできる。
調整は、図示例のように上下にスライド可能とする以外
に、異なる高さの板を数枚用意し、それらを入れ替えあ
るいは組み合わせることによって微調整を可能にするこ
ともできる。
図中、１６は越流部１４の下部に開口された排水口、１
７は排水口１６に連なる排水管を示す。
７は排水口１６に連なる排水管を示す。
しかして、上向流決過によって汚れた濾床下部の濾材を
エアリフト管１によって槽内液と共に上昇させると、そ
の流れはスタティックミキサ３の部分において激しく撹
乱され、濾材に付着している汚染物が剥離されて効果的
な濾材の洗浄が行われる。
エアリフト管１によって槽内液と共に上昇させると、そ
の流れはスタティックミキサ３の部分において激しく撹
乱され、濾材に付着している汚染物が剥離されて効果的
な濾材の洗浄が行われる。
次いで、洗浄された濾材及び剥離された汚染物を含む液
は、吐出口４から洗浄ボックス５内に吐出されてパンフ
ル板６に衝突し、濾材や汚染物は傾斜壁７に沿って濾材
排出部９へ向かって移動するが、その途中において炉液
導入口８から横流にて導入された７ｐ液の流れによって
、濾材と汚染物とは分離され、濾材は濾材排出部９に沈
降し、汚染物は水流と共に洗浄排水流路１２内を上昇す
る。
は、吐出口４から洗浄ボックス５内に吐出されてパンフ
ル板６に衝突し、濾材や汚染物は傾斜壁７に沿って濾材
排出部９へ向かって移動するが、その途中において炉液
導入口８から横流にて導入された７ｐ液の流れによって
、濾材と汚染物とは分離され、濾材は濾材排出部９に沈
降し、汚染物は水流と共に洗浄排水流路１２内を上昇す
る。
洗浄排水流路１２は、汚染物の吹き上げを防止するため
に、水面付近で流路を広げておくことが好ましく、汚染
物を伴う洗浄排水として最終的には水位調整板Ｉ３を越
流して越流部１４に至り排水口１６を経て排水管１７か
ら排出される。この時、水位調整板１３の高さを調整す
ることによって、水位調整板１３を越流する洗浄排水量
（が液導入口８からの濾液導入量）を調整し、：濾材と
汚染物の分離を的確に行わせることができる。
に、水面付近で流路を広げておくことが好ましく、汚染
物を伴う洗浄排水として最終的には水位調整板Ｉ３を越
流して越流部１４に至り排水口１６を経て排水管１７か
ら排出される。この時、水位調整板１３の高さを調整す
ることによって、水位調整板１３を越流する洗浄排水量
（が液導入口８からの濾液導入量）を調整し、：濾材と
汚染物の分離を的確に行わせることができる。
また、時間の経過につれて洗浄ポンクス５の水面にはス
カムが溜ってゆくが、スカムが蓄積された時には水位調
整板１３の上端、又はスカム排出板１５が設けられてい
る時はスカム排出板１５の上端を洗浄ボックス５内の水
面ぎりぎりのところまで低めてスカムのみを越流させれ
ば、スカムは越流部１４に排出される。
カムが溜ってゆくが、スカムが蓄積された時には水位調
整板１３の上端、又はスカム排出板１５が設けられてい
る時はスカム排出板１５の上端を洗浄ボックス５内の水
面ぎりぎりのところまで低めてスカムのみを越流させれ
ば、スカムは越流部１４に排出される。
一方、濾材排出部９に沈降した洗浄済の濾材は、出口が
常時フロート式閉塞体１０にて閉塞されているために、
一定量に至るまでは濾材排出部９内にたまり、濾材の下
方へ流出する勢いをこるし、汚染物がか材と同伴して流
出するのを防止して汚染物の分離をさらに良好にする。
常時フロート式閉塞体１０にて閉塞されているために、
一定量に至るまでは濾材排出部９内にたまり、濾材の下
方へ流出する勢いをこるし、汚染物がか材と同伴して流
出するのを防止して汚染物の分離をさらに良好にする。
また、濾材の堆積量が一定量以上になると、その堆積圧
力に負けてフロート式閉塞体１０は下方に押されて出口
が開き、濾材は出口から流出し濾床上部に環流される。
力に負けてフロート式閉塞体１０は下方に押されて出口
が開き、濾材は出口から流出し濾床上部に環流される。
そして、濾材の流出により出口の堆積圧力が減るとフロ
ート式閉塞体１０は再び浮き上がり出口を閉塞し、前記
の状態が繰り返される。
ート式閉塞体１０は再び浮き上がり出口を閉塞し、前記
の状態が繰り返される。
以上述べたように本発明によれば、エアリフト管内を上
昇する汚れた濾材は、管内でスタティックミキサによっ
て濾材と汚染物の剥離、洗浄が極めて効果的に行われ、
洗浄済の濾材と剥離された汚染物との分離は濾液の横流
によって容易に行われるために、少ない水量で済み、し
かも濾材と汚染物の分離を的確たらしめ、洗浄部などの
閉塞の恐れも皆無であり、さらに濾材の環流時の汚染物
同伴を効果的に防止することができるなどの多くの有益
なる効果を有するものである。
昇する汚れた濾材は、管内でスタティックミキサによっ
て濾材と汚染物の剥離、洗浄が極めて効果的に行われ、
洗浄済の濾材と剥離された汚染物との分離は濾液の横流
によって容易に行われるために、少ない水量で済み、し
かも濾材と汚染物の分離を的確たらしめ、洗浄部などの
閉塞の恐れも皆無であり、さらに濾材の環流時の汚染物
同伴を効果的に防止することができるなどの多くの有益
なる効果を有するものである。
図面は本発明の一実施例を示す要部の切断面図である。
１・・・エアリフト管、２・・・槽、３・・・スタティ
ックミキサ、４・・・吐出口、５・・・洗浄ボックス、
６・・・バッフル板、７・・・傾斜壁、８・・・Ｊ液４
人口、９・・・濾材排出部、１０・・・フロート式閉塞
体、１）・・・ガイド材、１２・・・洗浄排水流路、１
３・・・水位調整板、１４・・・越流部、１５・・・ス
カム排出板、１６・・・排水口、１７・・・排水管。 手続補正書 昭和６２年８月４日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 １、事件の表示 昭和６２年 特 許 願 第１５９
８２０号２、発明の名称 上向流式連続濾過装置３、
補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 （０４０）荏原インフィルコ株式会社４、代
理人 特願昭６２−１５９８２０ 補 正 明 細 書 １、発明の名称 上向流式連続濾過装置２、特許請求
の範囲 ｆｉｌ 槽内のが床下部の濾材をエアリフト管によっ
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還
流させるようにした上向流式連続濾過装置において、前
記エアリフト管の吐出口を槽内上部に形成した洗浄ボッ
クス内に連通させ、該洗浄ボックス内底部に横流にて濾
液を導くが液導入口と該濾液導入口より下方に濾材排出
部を設け、該Ｊ材排出部の底部の出口下部にフロート式
閉塞体を配備し、該フロート式閉塞体の浮力を前記出口
における濾材の一定量までの堆積圧力に打ち勝つように
調整したことを特徴とする上向流式連続濾過装置。 （２）前記フロート式閉塞体を、前記出口に設けたガイ
ド材に沿って昇降可能たらしめたものである特許請求の
範囲第１項記載の上向流式連続濾過装置。 （３）前記閉塞体を、ボール状又は傘状としたものであ
る特許請求の範囲第１項又は第２項記載の上向流式連続
濾過装置。 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、槽内のが床下部の濾材をエアリフト管によっ
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還
流させるようにした上向流式連続濾過装置において、特
に濾材の洗浄を効率よく行い、さらに前記濾材の還流時
に汚染物の同伴を最少たらしめるようにした装置に関す
るものである。 〔従来の技術〕 槽内の濾床下部の濾材をエアリフト管によって上昇させ
て洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還流させるよ
うにした上向流式連続濾過装置では、濾材の洗浄効率が
装置の機能を左右するもので、濾材洗浄のための簡単か
つ効率のよい構造のものが要求されている。このような
要求にもとづき、濾材と洗浄液との間の向流による洗浄
の利益を利用し、比較的簡単な構造をもつものとして、
特公昭５６−５１８０８号公報に示されるものが提案さ
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 前記特公昭５６−５１８０８号公報に示される装置では
、エアリフト管上端から吐出された汚れた濾材が、洗浄
路を下降して還流される間に、洗浄路内を上向流にて流
れるが液と向流洗浄させられるものであるが、洗浄によ
って濾材から剥離された汚染物をも上昇させるために、
大量の洗浄用濾液を必要とし、濾材の還流時に剥離され
た汚染物が下向する濾材に同伴されることが多く、また
洗浄路内が閉塞する恐れも多かった。 本発明は、このような従来の問題点を解決し、より少な
い水量で濾材の洗浄を効率よく行い、流路閉塞の恐れも
なく、濾材の還流時の汚染物同伴を防止し、濾材の的確
な洗浄、回収を行う上向流式連続濾過装置を提供しよう
とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、槽内の濾床下部の濾材をエアリフト管によっ
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還
流させるようにした上向流式連続濾過装置において、前
記エアリフト管の吐出口を槽内上部に形成した洗浄ボッ
クス内に連通させ、該洗浄ボックス内底部に横流にて１
ア液を導＜ ７Ｐ液導入口と咳濾液導入口より下方に濾
材排出部を設け、ｔＫ ｒｐ材排出部の底部の出口下部
にフロート式閉塞体を配備し、該フロート式閉塞体の浮
力を前記出口における濾材の一定量までの堆積圧力に打
ち勝つように調整したことを特徴とする上向流式連続ｔ
濾過装置を提供するものである。 〔実施例〕 本発明の実施例を図面を参照しながら説明すれば、第１
図において、１はエアリフト管であって、その下部に送
給される空気の上昇力によって、槽２内の下方に形成さ
れている濾床（図示せず）の下部の濾材を上昇させるも
ので、エアリフト管ｌ内を上昇する流れはその上部の吐
出口４から吐出されるようになっている。 また、吐出口４を包囲して洗浄ボックス５を槽２向上部
に区画形成し、洗浄ボックス５の下部を傾斜壁７で形成
する。また洗浄ボックス５内に仕切板６を設けて吐出さ
れた濾材を下方に導くようにし、仕切板６の下端を傾斜
壁７と離隔させておく。なお、吐出口４には飛散防止用
のバフフルを付設するとよい。 さらに、洗浄ボックス５内の底部には、横流にてが液を
導く濾液導入口８と、このが液導入口８より下方に濾材
排出部９が設けられ、濾材排出部９の底部に開口する出
口の下部には、この出口を閉塞するフロート式閉塞体１
０が配備されている。 このフロート式閉塞体１０の浮力は、濾材排出部９の出
口に堆積する濾材の一定量までの堆積圧力に打ち勝つよ
うに調整されている。すなわち、濾材排出部９の出口の
濾材の堆積圧力がある大きさになるまでは、フロート式
閉塞体１０は出口を閉塞して濾材が流出する勢いをころ
し、濾材がたまって堆積圧力がそれ以上になったときに
はフロート式閉塞体１０は下方に押されて出口が開いて
濾材が流出するようになっている。 なお、フロート式閉塞体１０の昇降は、出口にガイド材
１）を設けてこのガイド材１）に沿って行われるように
することが好ましく、フロート式閉塞体１０の形状とし
ては、各種のものを選択することができるが、図示例の
ようにポール状（実線）又は傘状（鎖状）にすれば閉塞
が確実になるから好ましい。また、濾材排出部９の下部
を、図示例のように膨出させておけば、濾材による閉塞
の恐れがなくなる。 仕切板６で隔てられたエアリフト管１の吐出口４と反対
側には、洗浄ボックス５内に下部が連通ずる洗浄排水流
路１２が設けられ、この洗浄排水流路１２の上端に高さ
調整可能な水位調整板１３を介して越流部１４が連設さ
れている。また、越流部１４の上端と洗浄ボックス５の
水面とを高さ調整可能なスカム排出板１５を介して連通
可能とすることも好ましい。図示例では、スカム排出板
１５が洗浄ボックス５の水面と洗浄排水流路１２上端と
の間に設けられ、スカム排出板１５を低くすることによ
って、洗浄ボックス５の水面付近が洗浄排水流路１２の
上部を経て越流部１４に連通されるようになっているが
、洗浄排水流路１２以外の箇所で越流部１４の上端と洗
浄ボックス５の水面とをスカム排出板１５を介して直接
連通させるような構造にすることもできる。 これらの水位調整板１３及びスカム排出板１５の高さの
調整は、図示例のように上下にスライド可能とする以外
に、異なる高さの板を数枚用意し、それらを入れ替えあ
るいは組み合わせることによって微調整を可能にするこ
ともできる。 図中、１６は越流部１４の下部に開口された排水口、１
７は排水口１６に連なる排水管を示す。 さらに第２図示例は本発明の他の実施例を示し、エアリ
フト管１の吐出口４を仕切板６の方向に開口させ、仕切
板６にパンフル機能をも持たせたもので、その他は第１
図示例と変るところはない。 なお、図示例の如くエアリフト管１内にスタティックミ
キサ３を配備すれば（第１図示例でも同し）、上昇流の
撹拌を助長し濾材の洗浄効果を一層高めることができる
。 しかして、上向流Ｊ過によって汚れた濾床下部の濾材を
エアリフト管１によって槽内液と共に上昇させると、そ
の流れはエアリフト管１内で激しく撹乱され、；濾材に
付着している汚染物が剥離されて効果、的な濾材の洗浄
が行われる。 次いで、洗浄された濾材及び剥離された汚染物を含む液
は、吐出口４から洗浄ボックス５内に吐出されて濾材や
汚染物は傾斜壁７に沿って濾材排出部９へ向かって移動
するが、その途中においてが液導入口８から横流にて導
入された濾液の流れによって、濾材と汚染物とは分離さ
れ、濾材は濾材排出部９に沈降し、汚染物は水流と共に
洗浄排水流路１２内を上昇する。洗浄排水流路１２は、
汚染物の吹き上げを防止するために、水面付近で流路を
広げておくことが好ましく、汚染物を伴う洗浄排水とし
て最終的には水位調整板１３を越流して越流部１４に至
り排水口１６を経て排水管１７から排出される。この時
、水位調整板１３の高さを調整することによって、水位
調整板１３を越流する洗浄排水量（？ｐｅ、導入口８か
らのが液導入量）を調整し、ｔ濾材と汚染物の分離を的
確に行わせることができる。 また、時間の経過につれて洗浄ボックス５の水面にはス
カムが溜ってゆくが、スカムが蓄櫃された時には水位調
整板１３の上端、又はスカム排出板１５が設けられてい
る時はスカム排出板１５の上端を洗浄ボックス５内の水
面ぎりぎりのところまで低めてスカムのみを越流させれ
ば、スカムは越流部１４に排出される。 一方、濾材排出部９に沈降した洗浄済の濾材は、出口が
常時フロート式閉塞体１０にて閉塞されているために、
一定量に至るまでは濾材排出部９内にたまり、濾材の下
方へ流出する勢いをころし、 ｌ汚染物が濾材と同伴
して流出するのを防止して汚染物の分離をさらに良好に
する。また、濾材の堆積量が一定量以上になると、その
堆積圧力に負けてフロート式閉塞体１０は下方に押され
て出口が開き、濾材は出口から流出し濾床上部に還流さ
れる。そして、濾材の流出により出口の堆積圧力が減る
とフロート式閉塞体１０は再び浮き上がり出口を閉塞し
、前記の状態が繰り返される。 〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、エアリフト管内を上
昇する汚れた濾材は、管内で濾材と汚染物の剥離、洗浄
が極めて効果的に行われ、洗浄済の濾材と剥離された汚
染物との分離は濾液の横流によって容易に行われるため
に、少ない水量で済み、しかも濾材と汚染物の分離を的
確たらしめ、洗浄部などの閉塞の恐れも皆無であり、さ
らに濾材の還流時の汚染物同伴を効果的に防止すること
ができるなどの多くの有益なる効果を有するものである
。 １、図面の簡単な説明 第１図及び第２図は、それぞれ本発明の実施例を示す要
部の切断面図である。 １・・・エアリフト管、２・・・槽、３・・・スタティ
ックミキサ、４・・・吐出口、５・・・洗浄ボックス、
６・・・仕切板、７・−・傾斜壁、８・・が液導入口、
９・・・ｌ濾材排出部、１０・・・フロート式閉塞体、
１）・・・ガイド材、１２・・・洗浄排水流路、１３・
・・水位８周整板、１４・・・越流部、１５・・・スカ
ム排出板、１６・・・排水口、１７・・・排水管。 特許出願人 荏原インフィルコ株式会社代理人
弁理士 薬 師 稔代理人弁理士
依 １） 孝 次 部代理人弁理士
高 木 正 行第１図
ックミキサ、４・・・吐出口、５・・・洗浄ボックス、
６・・・バッフル板、７・・・傾斜壁、８・・・Ｊ液４
人口、９・・・濾材排出部、１０・・・フロート式閉塞
体、１）・・・ガイド材、１２・・・洗浄排水流路、１
３・・・水位調整板、１４・・・越流部、１５・・・ス
カム排出板、１６・・・排水口、１７・・・排水管。 手続補正書 昭和６２年８月４日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 １、事件の表示 昭和６２年 特 許 願 第１５９
８２０号２、発明の名称 上向流式連続濾過装置３、
補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 （０４０）荏原インフィルコ株式会社４、代
理人 特願昭６２−１５９８２０ 補 正 明 細 書 １、発明の名称 上向流式連続濾過装置２、特許請求
の範囲 ｆｉｌ 槽内のが床下部の濾材をエアリフト管によっ
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還
流させるようにした上向流式連続濾過装置において、前
記エアリフト管の吐出口を槽内上部に形成した洗浄ボッ
クス内に連通させ、該洗浄ボックス内底部に横流にて濾
液を導くが液導入口と該濾液導入口より下方に濾材排出
部を設け、該Ｊ材排出部の底部の出口下部にフロート式
閉塞体を配備し、該フロート式閉塞体の浮力を前記出口
における濾材の一定量までの堆積圧力に打ち勝つように
調整したことを特徴とする上向流式連続濾過装置。 （２）前記フロート式閉塞体を、前記出口に設けたガイ
ド材に沿って昇降可能たらしめたものである特許請求の
範囲第１項記載の上向流式連続濾過装置。 （３）前記閉塞体を、ボール状又は傘状としたものであ
る特許請求の範囲第１項又は第２項記載の上向流式連続
濾過装置。 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、槽内のが床下部の濾材をエアリフト管によっ
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還
流させるようにした上向流式連続濾過装置において、特
に濾材の洗浄を効率よく行い、さらに前記濾材の還流時
に汚染物の同伴を最少たらしめるようにした装置に関す
るものである。 〔従来の技術〕 槽内の濾床下部の濾材をエアリフト管によって上昇させ
て洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還流させるよ
うにした上向流式連続濾過装置では、濾材の洗浄効率が
装置の機能を左右するもので、濾材洗浄のための簡単か
つ効率のよい構造のものが要求されている。このような
要求にもとづき、濾材と洗浄液との間の向流による洗浄
の利益を利用し、比較的簡単な構造をもつものとして、
特公昭５６−５１８０８号公報に示されるものが提案さ
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 前記特公昭５６−５１８０８号公報に示される装置では
、エアリフト管上端から吐出された汚れた濾材が、洗浄
路を下降して還流される間に、洗浄路内を上向流にて流
れるが液と向流洗浄させられるものであるが、洗浄によ
って濾材から剥離された汚染物をも上昇させるために、
大量の洗浄用濾液を必要とし、濾材の還流時に剥離され
た汚染物が下向する濾材に同伴されることが多く、また
洗浄路内が閉塞する恐れも多かった。 本発明は、このような従来の問題点を解決し、より少な
い水量で濾材の洗浄を効率よく行い、流路閉塞の恐れも
なく、濾材の還流時の汚染物同伴を防止し、濾材の的確
な洗浄、回収を行う上向流式連続濾過装置を提供しよう
とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、槽内の濾床下部の濾材をエアリフト管によっ
て上昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還
流させるようにした上向流式連続濾過装置において、前
記エアリフト管の吐出口を槽内上部に形成した洗浄ボッ
クス内に連通させ、該洗浄ボックス内底部に横流にて１
ア液を導＜ ７Ｐ液導入口と咳濾液導入口より下方に濾
材排出部を設け、ｔＫ ｒｐ材排出部の底部の出口下部
にフロート式閉塞体を配備し、該フロート式閉塞体の浮
力を前記出口における濾材の一定量までの堆積圧力に打
ち勝つように調整したことを特徴とする上向流式連続ｔ
濾過装置を提供するものである。 〔実施例〕 本発明の実施例を図面を参照しながら説明すれば、第１
図において、１はエアリフト管であって、その下部に送
給される空気の上昇力によって、槽２内の下方に形成さ
れている濾床（図示せず）の下部の濾材を上昇させるも
ので、エアリフト管ｌ内を上昇する流れはその上部の吐
出口４から吐出されるようになっている。 また、吐出口４を包囲して洗浄ボックス５を槽２向上部
に区画形成し、洗浄ボックス５の下部を傾斜壁７で形成
する。また洗浄ボックス５内に仕切板６を設けて吐出さ
れた濾材を下方に導くようにし、仕切板６の下端を傾斜
壁７と離隔させておく。なお、吐出口４には飛散防止用
のバフフルを付設するとよい。 さらに、洗浄ボックス５内の底部には、横流にてが液を
導く濾液導入口８と、このが液導入口８より下方に濾材
排出部９が設けられ、濾材排出部９の底部に開口する出
口の下部には、この出口を閉塞するフロート式閉塞体１
０が配備されている。 このフロート式閉塞体１０の浮力は、濾材排出部９の出
口に堆積する濾材の一定量までの堆積圧力に打ち勝つよ
うに調整されている。すなわち、濾材排出部９の出口の
濾材の堆積圧力がある大きさになるまでは、フロート式
閉塞体１０は出口を閉塞して濾材が流出する勢いをころ
し、濾材がたまって堆積圧力がそれ以上になったときに
はフロート式閉塞体１０は下方に押されて出口が開いて
濾材が流出するようになっている。 なお、フロート式閉塞体１０の昇降は、出口にガイド材
１）を設けてこのガイド材１）に沿って行われるように
することが好ましく、フロート式閉塞体１０の形状とし
ては、各種のものを選択することができるが、図示例の
ようにポール状（実線）又は傘状（鎖状）にすれば閉塞
が確実になるから好ましい。また、濾材排出部９の下部
を、図示例のように膨出させておけば、濾材による閉塞
の恐れがなくなる。 仕切板６で隔てられたエアリフト管１の吐出口４と反対
側には、洗浄ボックス５内に下部が連通ずる洗浄排水流
路１２が設けられ、この洗浄排水流路１２の上端に高さ
調整可能な水位調整板１３を介して越流部１４が連設さ
れている。また、越流部１４の上端と洗浄ボックス５の
水面とを高さ調整可能なスカム排出板１５を介して連通
可能とすることも好ましい。図示例では、スカム排出板
１５が洗浄ボックス５の水面と洗浄排水流路１２上端と
の間に設けられ、スカム排出板１５を低くすることによ
って、洗浄ボックス５の水面付近が洗浄排水流路１２の
上部を経て越流部１４に連通されるようになっているが
、洗浄排水流路１２以外の箇所で越流部１４の上端と洗
浄ボックス５の水面とをスカム排出板１５を介して直接
連通させるような構造にすることもできる。 これらの水位調整板１３及びスカム排出板１５の高さの
調整は、図示例のように上下にスライド可能とする以外
に、異なる高さの板を数枚用意し、それらを入れ替えあ
るいは組み合わせることによって微調整を可能にするこ
ともできる。 図中、１６は越流部１４の下部に開口された排水口、１
７は排水口１６に連なる排水管を示す。 さらに第２図示例は本発明の他の実施例を示し、エアリ
フト管１の吐出口４を仕切板６の方向に開口させ、仕切
板６にパンフル機能をも持たせたもので、その他は第１
図示例と変るところはない。 なお、図示例の如くエアリフト管１内にスタティックミ
キサ３を配備すれば（第１図示例でも同し）、上昇流の
撹拌を助長し濾材の洗浄効果を一層高めることができる
。 しかして、上向流Ｊ過によって汚れた濾床下部の濾材を
エアリフト管１によって槽内液と共に上昇させると、そ
の流れはエアリフト管１内で激しく撹乱され、；濾材に
付着している汚染物が剥離されて効果、的な濾材の洗浄
が行われる。 次いで、洗浄された濾材及び剥離された汚染物を含む液
は、吐出口４から洗浄ボックス５内に吐出されて濾材や
汚染物は傾斜壁７に沿って濾材排出部９へ向かって移動
するが、その途中においてが液導入口８から横流にて導
入された濾液の流れによって、濾材と汚染物とは分離さ
れ、濾材は濾材排出部９に沈降し、汚染物は水流と共に
洗浄排水流路１２内を上昇する。洗浄排水流路１２は、
汚染物の吹き上げを防止するために、水面付近で流路を
広げておくことが好ましく、汚染物を伴う洗浄排水とし
て最終的には水位調整板１３を越流して越流部１４に至
り排水口１６を経て排水管１７から排出される。この時
、水位調整板１３の高さを調整することによって、水位
調整板１３を越流する洗浄排水量（？ｐｅ、導入口８か
らのが液導入量）を調整し、ｔ濾材と汚染物の分離を的
確に行わせることができる。 また、時間の経過につれて洗浄ボックス５の水面にはス
カムが溜ってゆくが、スカムが蓄櫃された時には水位調
整板１３の上端、又はスカム排出板１５が設けられてい
る時はスカム排出板１５の上端を洗浄ボックス５内の水
面ぎりぎりのところまで低めてスカムのみを越流させれ
ば、スカムは越流部１４に排出される。 一方、濾材排出部９に沈降した洗浄済の濾材は、出口が
常時フロート式閉塞体１０にて閉塞されているために、
一定量に至るまでは濾材排出部９内にたまり、濾材の下
方へ流出する勢いをころし、 ｌ汚染物が濾材と同伴
して流出するのを防止して汚染物の分離をさらに良好に
する。また、濾材の堆積量が一定量以上になると、その
堆積圧力に負けてフロート式閉塞体１０は下方に押され
て出口が開き、濾材は出口から流出し濾床上部に還流さ
れる。そして、濾材の流出により出口の堆積圧力が減る
とフロート式閉塞体１０は再び浮き上がり出口を閉塞し
、前記の状態が繰り返される。 〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、エアリフト管内を上
昇する汚れた濾材は、管内で濾材と汚染物の剥離、洗浄
が極めて効果的に行われ、洗浄済の濾材と剥離された汚
染物との分離は濾液の横流によって容易に行われるため
に、少ない水量で済み、しかも濾材と汚染物の分離を的
確たらしめ、洗浄部などの閉塞の恐れも皆無であり、さ
らに濾材の還流時の汚染物同伴を効果的に防止すること
ができるなどの多くの有益なる効果を有するものである
。 １、図面の簡単な説明 第１図及び第２図は、それぞれ本発明の実施例を示す要
部の切断面図である。 １・・・エアリフト管、２・・・槽、３・・・スタティ
ックミキサ、４・・・吐出口、５・・・洗浄ボックス、
６・・・仕切板、７・−・傾斜壁、８・・が液導入口、
９・・・ｌ濾材排出部、１０・・・フロート式閉塞体、
１）・・・ガイド材、１２・・・洗浄排水流路、１３・
・・水位８周整板、１４・・・越流部、１５・・・スカ
ム排出板、１６・・・排水口、１７・・・排水管。 特許出願人 荏原インフィルコ株式会社代理人
弁理士 薬 師 稔代理人弁理士
依 １） 孝 次 部代理人弁理士
高 木 正 行第１図
Claims (3)
- （１）槽内の濾床下部の濾材をエアリフト管によって上
昇させて洗浄し、洗浄済の濾材を再び濾床上部に還流さ
せるようにした上向流式連続濾過装置において、前記エ
アリフト管内にスタティックミキサを配備して該エアリ
フト管の吐出口を槽内上部に形成した洗浄ボックス内に
連通させ、該洗浄ボックス内底部に横流にて濾液を導く
濾液導入口と該濾液導入口より下方に濾材排出部を設け
、該濾材排出部の底部の出口下部にフロート式閉塞体を
配備し、該フロート式閉塞体の浮力を前記出口における
濾材の一定量までの堆積圧力に打ち勝つように調整した
ことを特徴とする上向流式連続濾過装置。 - （２）前記フロート式閉塞体を、前記出口に設けたガイ
ド材に沿って昇降可能たらしめたものである特許請求の
範囲第１項記載の上向流式連続濾過装置。 - （３）前記閉塞体を、ボール状又は傘状としたものであ
る特許請求の範囲第１項又は第２項記載の上向流式連続
濾過装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15982087A JPS6323705A (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 上向流式連続濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15982087A JPS6323705A (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 上向流式連続濾過装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6323705A true JPS6323705A (ja) | 1988-02-01 |
| JPH0262283B2 JPH0262283B2 (ja) | 1990-12-25 |
Family
ID=15701964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15982087A Granted JPS6323705A (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 上向流式連続濾過装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6323705A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0557110A (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-09 | Pacific Japan Kk | 上向流濾過装置 |
-
1987
- 1987-06-29 JP JP15982087A patent/JPS6323705A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0557110A (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-09 | Pacific Japan Kk | 上向流濾過装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0262283B2 (ja) | 1990-12-25 |
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